JPH0442314A - クイックスタート可能なコンピュータシステム - Google Patents

クイックスタート可能なコンピュータシステム

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JPH0442314A
JPH0442314A JP2149320A JP14932090A JPH0442314A JP H0442314 A JPH0442314 A JP H0442314A JP 2149320 A JP2149320 A JP 2149320A JP 14932090 A JP14932090 A JP 14932090A JP H0442314 A JPH0442314 A JP H0442314A
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JP2149320A
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Kunihiro Katayama
国弘 片山
Takashi Tsunehiro
隆司 常広
Koichi Nakatani
公一 中谷
Kenichi Kaki
健一 柿
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主電源装置と電池の2個の電源を有し、主電
源装置からの電力(例えば、AC電力)の供給を受けて
動作するコンピュータ、例えばデスクトップ型のコンピ
ュータに好適な、クイックスタートを実現する手段に関
する。
[従来の技術] AC電力で駆動される、例えば、デスク1〜ツブ型のコ
ンピュータにおいては、電源をオンにした後、作業を開
始するには、システムプログラムの立上げ、続いてアプ
リケーションプログラムの立上げ、そして作業を開始す
るための初期設定操作を行なう。
こうして、初めて作業を開始できる状態となるのか−、
船釣である。
特に、昨今のアプリケーションプログラムJま、大容量
のものが多く、操作も複雑であるため、作業開始までに
、非常に時間と手間がかかる。
主電源で駆動されるコンピュータシステムにおいて、ク
イックスタートを可能にするためには、主電源がオフさ
れる直前の状態を、主電源が再びオンになった時に、再
現する必要がある。
状態を再現するために必要なデータは、メモリ内のデー
タとCPU内部のデータと周辺制御用LSI内部のレジ
スタ内のデータである。メモリ以外の装置上にある必要
なデータは、メモリに転送して、メモリのみを電源オフ
時に、保存するという方法もある。しかし、周辺制御用
LSI内部のレジスタには、例えば、CRTの画面表示
用のレジスタのように、ライトオンリのものがあり、こ
のレジスタのデータをメモリに保存するためには、別に
、リード/ライトが可能なレジスタを用意して、そのレ
ジスタのデータを読んで、保存する等の方法が必要であ
り、追加のハードウェアが必要となる。
このため、クイックスター1へ可能なコンビュータシス
テムを構築する目的で、メモリおよび周辺制御用LSI
等については、電源スィッチをオフにした後でも、通電
しておく提案が、特開昭62−169218号公報でな
されている。
しかし、特開昭62−169218号公報記載のシステ
ムでは、単一の電源で使用することを考えている。
すなわち、電源断後の再開を実現するために、電源スィ
ッチのオン、オフにより、一部の装置のみをオン、オフ
する、すなわち状態保存に必要なメモリ等の装置には、
常時、通電し、その他の装置には電源スィッチのオン時
にのみ通電をする構成となっており、電源の切り換えは
、行なっていない。
上記公報記載の実施例において、この発明の好ましい実
施例は、電力をバッテリからシステムに供給する、とな
っており、通常動作状態においてもバッテリにより、電
力を供給し、電源スイッチオフ時には、状態保存に必要
な保持手段にのみ、バッテリから電力を供給するように
切り換え、バッテリの持続時間を長くするものであった
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術は、単一の電源しか考えておらず、大型の
デスクトップコンピュータのように大電力を消費する、
AC電源により駆動されるコンピュタを、AC電源断時
に、少い電力で保持することについての配慮がな・され
ておらず、電源回路の構成についてはふれられていない
つまり、−船釣なデスクトップコンピュータは、高機能
、高性能を目指すものであるため、AC電源から充分な
電力の供給を受け、これを整流して、DC電力として利
用できることを前提として、設計されている。このため
、この種のコンピュータでは、従来、バッテリ駆動は考
えられない。
しかし、単一のAC電源だけを考えていると、AC電源
の供給がなくなると、必然的に動作は完全に停止する。
すなわち状態保存も不可能になるわけである。
本発明の目的は、主電源で駆動されているコンピュータ
において、内部状態を保存、復元する手段をもち、かつ
、主電源の供給がなくなっても、第2の電源、例えば、
電池により内部状態の保存を可能にし、クイックスター
トが可能なシステムを提供することに有る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、第2の電源として例えば、
電池を設け、主電源装置、例えば、A、C電源からの供
給がなくなると、電池からの電力供給に切換える。ただ
し、電池が電力を供給するのは、主電源装置からの供給
がなくなった時点の状態の保存をするために必要な装置
に限定する。
さらに、状態保存中の電力消費を減らし、電池の持続時
間を長くするために、保存すべきデータを選択してもよ
い。
つまり、全ての揮発データ(RAM、および周辺処理装
置内部のレジスタの様に、揮発性媒体に記憶されている
データ)を保存するのではなく、処理サイクルを終了す
れば、不必要となる周辺処理装置のレジスタ上のデータ
(状態保存のために不必要なデータ)は、保持しないこ
ととしても良u1゜ さらに、動作開始時にデータを設定すると、以後変化す
ることがない周辺処理装置のレジスタ上のデータ類は、
保持しないこととしても良い。
[作 用] 主電源装置は、通常動作時には、コンピュータシステム
を構成する全ての装置に電力を供給する。
電池は、メインスイッチがオフされた後は、その時点の
状態を再現するのに必要な装置に電力を供給する。これ
によってコンピュータシステムは、主電源の供給がなく
なっても、再び主電源が供給されれば、クイックスター
トができる。
また、状態の保存において、状態の再現に不必要な揮発
データは保持をしなくても、再現できる。
また、状態の保存において、動作中変化することのない
揮発データは、動作開始時に再設定すれば良い。
(以下余白) [実施例] 本発明の第1実施例を、第1図、第2図および第6図に
より説明する。
第1図は、本発明に係るコンピュータシステムの第1実
施例の構成図である。
1は、プログラムやデータを格納する主記憶装置である
主メモリ、2は、表示のための文字データや図形データ
を格納する表示メモリ、3は、中央処理装置(以下CP
Uと称す)、4は、CPU3を援助する各種のLSI、
5は、レジスタのデータを退避するための退避メモリ、
6は、フォントデータを記憶するフォントメモリ、5工
は、主電源であるAC電源のオン/オフを指示するメイ
ンスイッチである電源スィッチである。
主メモリ1と、退避メモリ5と、表示メモリ2と、フォ
ントメモリ6とにより、保持手段が構成されている。
7は、本システムの電源回路、8は、主メモリ1と表示
メモリ2と退避メモリ5とフォントメモリ6専用の電源
バス、9は、電源バス8が接続されていない素子用の電
源バスであり、少なくともCPU3は必らず接続されて
いる。
10は、システムのデータバス、11は、電源バス9を
オフにする信号をCPU3から受けとり、電源バス9を
オンにする信号を電源スイッチ監視回路22より受けと
り、これらの信号を電源回路7に送って、電源切換タイ
ミングを図るための電源バス切換レジスタである。
12は、システムプログラムが書き込まれたシステムR
OM、22は、電源スィッチ51のオンを監視して、C
PU3に伝え、オフを監視して電源バス切換レジスタJ
1に伝える電源スイッチ監視回路である。
電源スイッチ監視回路22と、電源バス切換レジスタ]
1と、CPU3と、システムROM12と、電源回路7
とは、動作停止手段を構成するとともに、復帰手段を構
成する。
第2図は、本システムの電源スィッチ51を切った時、
および入れた時に、必らず実行されるプログラムのフロ
ーチャートで、このプログラムは、システムROM12
に書き込まれている。
第2図(a)は、電源スィッチ51を切った時の実行プ
ログラムで、パワーオフルーチンと呼ぶこととする。
第2図(b)は、電源スィッチ51を入れた時の実行プ
ログラムで、パワーオンルーチンと呼ぶこととする。
第6図は、第1実施例に好適な電源回路7の1実施例を
示す構成図である。
15は、A、C電圧をシステムのDC電圧に変換する主
電源装置であるAC−DC変換回路、16は、電池であ
る蓄電池(バッテリ)、17は、第1図中の電源バス切
換レジスタ11の出力信号によりオンオフするスイッチ
、18は、AC電源の供給がなくなった時にだけ、バッ
テリの電力を電源バス8に供給するダイオード、19は
、AC電力の供給がある間は電源バス8に電力を供給す
るためのダイオード、20は、バッテリ16を過充電せ
ずに充電するための電圧監視回路、21は、バッテリの
残容量による出力電圧の変化を吸収して、安定した出力
電圧を得るための電圧安定回路である。
次に、このコンピュータシステムの動作について説明す
る。
第1図において、このコンピュータシステムの初期状態
は、電源スィッチ51が入れられていて、AC電源の供
給があり、動作状態にあったものとする。
CPU3は、主メモリ1に書かれているプログラムを実
行し、主メモリ1や表示メモリ2、各種LSI4のI1
0レジスタのデータを書き換えたり、書き加えたりして
いく。そして、ある時点で、本システムの電源スィッチ
51が切られ、電源スイッチ監視回路22よりそのこと
がCPU3に伝わると、CPU3はそれまでのプログラ
ムの実行をやめ、システムROM12内のパワーオフル
ーチンを実行する。
これを第2図により説明する。
パワーオフルーチンは、まず、ステップS51で、CP
U3の動作状態を退避するため、揮発デ−タであるプロ
グラムを中断した番地、その時のフラグや各種レジスタ
のデータ等を、退避メモリ5に書き込む。
次に、ステップS52で、LSI4の■/○レジスタか
ら、揮発データであるI10空間内のデータを全て読み
出して、同じく、退避メモリ5にデータを書き込む。そ
れが終了すると、退避は全て終了し、電源バス9への電
力供給の停止を指示するため、ステップ353で、電源
バス切換レジスタ10を書き換える。
以上がパワーオフルーチンの内容である。
第1図に話を戻し、電源バス切換レジスタ11が書き換
えられると、電源回路7は、電源バス8及び電源バス9
へのAC電力の供給を停止し、電源バス8をバッテリに
よる電力供給に切換える。
この切換え時は、電流が途切れて保持している揮発デー
タが破壊される、ということがないようにする必要があ
る。これについては、後述の電源回路7の説明で述べる
なお、第2図中のバッテリ16によるバックアップを行
うメモリは、本実施例ではSRAMを想定しているが、
DRAMを使用する場合は、リフレッシュ制御を行う回
路も動作させる必要がある。
次に、電源スィッチ51を入れた時の動作を説明する。
電源スィッチを入れる時は、AC電源の供給があること
が前提となる。
電源スイッチ監視回路22の電源スィッチ51をオンに
すると、これに連動して、電源バス切換レジスタ11の
出力がオン側に変化し、これによりシステム全体がAC
電源の供給を受け、動作を開始する。
CPU3は、まず、システムROM1.2に書かれてい
るパワーオンルーチンを実行する。
第2図に話を移し、CPU3は、まず、ステップS61
で、退避メモリ5内の全I10空間のデータを元のI1
0レジスタに戻す。
次に、ステップS62で、CPU3の状態を元に戻し、
電源スィッチ51を切る直前の状態を再現し、動作を再
開する。
]9 以上で、本発明に係るコンピュータシステムにおいて、
クイックスタートが可能にな葛。
次に、電源回路7について、第6図により、説明する。
ACプラグ91よりAC電源の供給があり、かつ、電源
スィッチ17がオンになっていると、AC−DC変換回
路15によりシステムのDC電圧が発生し、電源バス8
及び電源バス9に電力が供給される。
また、バッテリ16は、充電容量が100%でなければ
、電圧監視回路20により、充電容量が100%である
ことを示す出力電圧に達するまで電力が供給され、充電
が行なわれる。
そして、電源スィッチ17がオフになると、AC−DC
変換回路15は電力の供給を停止する。
このため、電源バス9への電力の供給はなくなる。一方
、電源バス8には、電圧安定回路21で電圧を安定化し
たバッテリ16の電力が供給される。電源バス9へは、
ダイオード19により電流が遮断されており、電力が供
給されない。
以上により、電源バス9への電力供給は、AC電源によ
ってのみ行われ、電源バス8への電力供給は、電源スィ
ッチ17のオンオフにより、AC電源とバッテリ16に
切換えて行い、また、その切換えは、電流が途切れるこ
とがなく、極めてスムーズに行うことが可能となってい
る。
以上、本実施例によれば、全I10空間のレジスタのデ
ータを退避メモリ5に転送して、このメモリをバックア
ップするため、I10レジスタをもつLSI自体に電力
を供給する必要がなくなる。
−船釣には、この方法がバックアップ時の省電力化を図
れ、バックアップバッテリの持続時間が延びるという効
果がある。
また、全I10空間のデータをバックアップすることに
より、本体上には存在しないI10レジスタ、例えばユ
ーザが作った拡張基板上の■/○レジスタのデータもバ
ックアップできるため、応用が広がる。デスクトップ型
のパーソナルコンピュータでは、拡張基板の使用は一般
的であるため、非常に有用である。
次に、第2の実施例を第3図、第4図を用いて説明する
本実施例は、処理が終了しているため保存する必要のな
いLSI内のI10レジスタのデータ(使い捨てのデー
タ)は保存しないことにより、バックアップする装置を
減らして、小電力化を図るものである。
第3図は、本発明の第2の実施例を示すコンピュータシ
ステムの構成図である。
31は、主メモリ未使用領域判別回路、32は、電源ス
イッチ監視レジスタである。
11は、電源バス9をオフにする信号をCPU3から、
オンにする信号を電源スイッチ監視レジスタ32から、
データバス1oを介して受は取り、これらの信号を電源
回路7に送って、電源切換タイミングを図る電源バス切
換レジスタである。
32は、電源スィッチ51のオンを監視して、CPU3
に伝え、オフを監視して電源バス切換レジスタに伝える
電源スイッチ監視レジスタである。
電源スイッチ監視レジスタ32と、電源バス切換レジス
タ11と、CPU3と、システムROM12と、電源回
路7とは、動作停止手段を構成するとともに復帰手段を
構成する。
その他の構成は、第1図に示す実施例と同様である。
第4図は、本実施例におけるパワーオフルーチン及びパ
ワーオンルーチンのフローチャートである。
欣に、このフローチャートに基づいて各ルーチンについ
て説明する。
なお、ここでは、あらかじめシステムの電源スィッチ5
1は入れられており、AC電源により動作しているもの
とする。
CPU3は、一定時間毎にプログラムの実行を中断し、
電源スイッチ監視レジスタ32の状態をチエツクする。
ある時点で電源スィッチ51が切られ、電源スイッチ監
視レジスタ32の内容が、オフを示すと、CP U 3
.は、実行中プログラムの区切りを見つけて実行を中断
する。例えば、周辺処理用のLSI4を用いた処理の最
中であったら、この処理が終了するまで実行を続け、ま
たソフトウェア割り込みによる一連の命令処理実行中で
あれば、このサブルーチンが終了するまで実行を続ける
そして、区切りがついたところで、パワーオフルーチン
に入り、まず、ステップ871で、CPUの内部レジス
タのデータを退避メモリ5に退避し、次に、ステップS
72で、処理が終了しているため保存する必要のないL
SI4内の■10レジスタのデータ(使い捨てのデータ
)以外の110レジスタのデータを退避メモリ5に退避
し、ステップS73で、電源バス切換レジスタ11を書
き換える。
第3図に戻り、電源バス切換レジスタ11が書き換えら
れると、電源回路7は、AC電源の供給を停止し、電源
バス8にバッテリによる電力供給を開始する。この時主
メモリ未使用領域判別回路31が働き、主メモリ1にお
いて動作中にアクセスのなかったメモリ素子には電力を
供給しないようにする。これは各メモリ素子の制御信号
を監視し、書き込みモードに一度もならなかった素子、
という判別で可能となる。
次に、電源スィッチ51を入れた場合の動作は、電源切
換レジスタ11の内容がオンを示し、この信号がデータ
バス10を介して、電源バス切換レジスタ11に伝えら
れ、さらに、電源回路7に伝えられて、システム全体に
AC電源の供給が開始される。CPU3は、パワーオフ
ルーチンで退避したデータを、パワーオンルーチンによ
り、元の場所に戻して、動作を再開する。
パワーオンルーチンでは、まず、ステップS81で、退
避した■/○データを各レジスタに戻す。次に、ステッ
プS82で、CPU3内部のレジスタのデータを戻す。
このように、本発明によれば、クイックスタートが可能
なコンピュータシステムを提供できる。
本実施例によれば、CPU3は実行中プログラムの区切
りを受けて、中断するため、まず退避すべきI10レジ
スタの数が減る。というのは、周辺LSI4を用いた処
理の途中では、そのLSIのレジスタが書き換えられな
がら実行されるが、一連の処理が終了すれば、レジスタ
の内容は必要なくなるレジスタが多いからである。また
、ソフトウェア割り込みによる一連の命令処理も、処理
中にI10レジスタをアクセスするが、終了すればその
レジスタのデータを必要としなくなることが多い。従っ
て、必要最低限の■/○レジスタのデータの退避領域は
非常に小さくてすむ。すなわち退避メモリ5の記憶容量
が小さくなる。
また、主メモリ未使用領域の判別を行ない、バッテリバ
ックアップを行う対象を少しでも少なくすることにより
、バッテリを小さくすること、または、長持ちさせるこ
とができ、効果が大きい。
特に、デスクトップ型のパソコンは、メモリの実装領域
やI10レジスタの数が多く、バックアップ電力も大変
大きなものになるため、状態の再現に不必要な揮発デー
タは、バックアップしないことの効果は大きい。
次に、本発明の第3の実施例について、第5図を用いて
説明する。
本実施例は、動作中、変化しないデータは保持しないこ
とにより、省電力化を図ったものである。
第5図は、本発明に係る第3の実施例を示す構成図であ
る。
40は、AC電源からの電力供給しか受けない周辺処理
用のLSI、41は、AC電源からの電力供給がなくな
るとバッテリにより電力を供給される周辺処理用のLS
Iである。
主メモリ1と、退避メモリ5と、表示メモリ2と、フォ
ントメモリ6と、LSI4]とにより、保持手段は構成
されている。
他の構成要素は、第2の実施例と同様である。
周辺処理用のLSI40の中には一度あるデータを設定
すれば、動作中にデータを書き換えることがない、すな
わち、動作中、変化しない揮発データを有するレジスタ
をもつものがある。
例えば、表示周期や表示領域等を設定して表示制御を行
うCRTコントローラ(以下CRTCと称す)という周
辺処理用のLSIを用いるとすると、通常、機種ごとに
設定値は異なるものの、同一機種では常に同じ値を設定
する。このようなレジスタは、初期化時に必要なデータ
を書き込めば良く、AC電源オフ時にデータを保持して
おく必要はない。
また、第2の実施例のように、動作状態の再現に不必要
なレジスタのデータは揮発させてもよい、と考えると、
バックアップの必要なレジスタはかなり限られてきて、
そのレジスタを含むLSIをバックアップし、I10レ
ジスタの退避を行わないことも考えられる。それが第5
図の実施例であり、バックアップを要するものがLSI
41、そうでないものがLSI40である。
この場合、CPU3の内部レジスタのデータ退避に用い
るため、退避メモリ5は必要となる。ただし、非常に小
容量ですむ。
本実施例によれば、LSIがライトオンリのレジスタを
持っていた場合やダミーリードによりクリアされるレジ
スタ、アドレスとレジスタが一対一対応していない間接
設定レジスタなど特殊なレジスタが必要なコンピュータ
システムにおいて、有効である。なぜならば、このよう
なレジスタのデータは、退避メモリへ移すことができな
い場合があり、LSI自体に通電しておく必要があるか
らである。
また、I10レジスタ退避用のメモリが不要となり、コ
ス1へダウンを図れる効果もある。またパワーオンルー
チンやパワーオフルーチンが簡略化され、システムRO
Mも小さくてすむ。
また、バッテリでバックアップするLSIの消費電力が
大きい場合は、バッテリが大容量になったり、バックア
ップの持続時間が短くなってしまうため、バックアップ
するLSIは消費電力の小さいCMOSプロセスのLS
Iを選択し、もし、消費電力の大きいLSIをバックア
ップしなければいけない場合は、退避用メモリ5に退避
する、というように融通のきく回路構成にすることもで
きる。
本発明に係るコンピュータシステムに適した電源回路の
別の実施例を、第7図により説明する。
第7図は、この電力制御手段である電源回路の構成図で
ある。
電源スィッチを設ける位置が、AC−DC変換回路では
なく、電源バス9の出力端であることを特徴とし、その
他の構成要素は、第6図と同様である。
次に、動作について説明する。
ACプラグ91−よりAC電源の供給があると、AC−
DC変換回路15により本システムに供給するDC電圧
が発生する。
そして、電源スィッチ17がオンの時は、電源バス8お
よび9には電力が供給される。しかし、バッテリ16に
はダイオード18により電流は流れ込まない。
そして、電源スィッチ17がオフされると、電源バス9
は電力の供給をカッ1−される。一方、電源バス8には
AC電源の供給がある限り電力が供給される。
なお、バッテリ16は、電圧監視回路20を通して、A
C電源の供給がある限り充電可能な状態にあり、バッテ
リ16の電圧が充電容量100%を示す値になると、電
圧監視回路19が電力供給を停止するようになっている
そして、ACプラグ91が抜かれる等により、AC電源
の供給がなくなると、バッテリ16は、ダイオード18
を通して、電源バス8へ電力供給を開始する。
以」二により、電源バス9への電力供給は、電源スィッ
チ17のオンオフに依存し、電源バス8への電力供給は
、AC電源の供給の有無に依存する電源回路を実現でき
る。
本実施例の電源回路を用いると、AC電源の供給があれ
ば、常にバッテリ充電可能状態にあり、バッテリの充電
不足による揮発データの消失の可能性は減少する、とい
う効果がある。
なお、本発明は、AC電源で駆動されるコンピュータシ
ステムに限られるものではなく、AC電源で駆動されて
いるが、メインスイッチをオフにした状態を、メインス
イッチを、再びオンした時に、再現したいシステム、例
えば、ワープロ、プリンター、テレビ、オーディオ機器
、ビデオ機器等にも適用できるものである。
なお、本発明において、電源スィッチ51を、オフにし
たあと、再度立ち上げのために、電源スィッチ51をオ
ンにして、パワーオンルーチン14(または34)が終
了した時点で、CRTの画面に、(1)レジューム機能
(電源スィッチ51をオフにする前の状態に戻して、プ
ログラムを続行する)、または、(2)リセット(コン
ピュータシステムを初期状態に戻す)、または、(3)
保存(別のプログラムを実行させて、このプログラムが
終了後、電源スィッチ51をオフする前の状態に戻して
、そのプログラムを続行する)等を表示して、ユーザに
選択させても良い。
なお、通常はAC電源を必要とする消費電力の多いコン
ピュータを、データを保持しながら。
AC電源から遮断し、移動することも可能である。
また、電源スィッチを気軽に切れるため、省エネルギを
実現できる。
なお、本発明に係るメインスイッチは、機械的なスイッ
チに限らず、ソフトウェアによるスイッチでも良い。
また、実施例では、第2の電源として、電池の場合を示
したが、これに限られるものではなく、例えば、主電源
とは別系統のAC電源でも良い。
[発明の効果] 本発明によれば、AC電源賜区動のコンピュータにおい
て、内部状態を保存、復元でき、かつ、AC電源の供給
がなくなっても、第2の電源により内部状態の保存が可
能になり、クイックスタトが可能なシステムが提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るコンピュータシステムの第1実施
例の構成図、第2図は第1の実施例のシステムROM内
に書かれているプログラムのフローチャー1〜、第3図
は本発明に係るコンピュータシステムの第2実施例の構
成図、第4図は第3図の実施例のシステムROM内に書
かれているプログラムのフローチャー1−1第5図は本
発明に係るコンピュータシステムの第3実施例の構成図
、第6図は本発明に係るコンピュータシステム1こ好適
な電源装置の構成図、第7図は本発明に係るコンピュー
タシステムに好適な電源装置の他の実施例の構成図であ
る。 7・電源回路、8・・・電源バス、9・・・電源バス、
11・・・電源バス切換レジスタ、12・・システムR
OM、31・・・主メモリ未使用領域判別回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、中央処理装置と、主記憶装置と、これらの装置に電
    力を供給する主電源装置と、主電源の出力のオン/オフ
    を指示するメインスイッチと、動作停止のための処理を
    行なう動作停止手段と、上記メインスイッチのオフの指
    示があった時点で使用していた、揮発データの全部また
    は一部を保持するための保持手段と、上記メインスイッ
    チのオフの指示があった時の状態に、システムの状態を
    戻す復帰手段と、保持手段へ電力を供給する電池とを備
    えたコンピュータシステムであって、 上記動作停止手段は、上記メインスイッチが切られたと
    きに、動作停止のための処理を行ない、上記復帰手段は
    、主電力の供給が再開されて、上記メインスイッチがオ
    ンになった時に、システムの状態を戻すことを特徴とす
    るコンピュータシステム。 2、中央処理装置と、主記憶装置と、これらの装置に電
    力を供給する主電源装置と、主電源の出力のオン/オフ
    を指示するメインスイッチと、動作停止のための処理を
    行なう動作停止手段と、上記メインスイッチのオフの指
    示があった時点で使用していた揮発データのうち、状態
    保存のために必要な揮発データを保持するための保持手
    段と、上記メインスイッチのオフの指示があった時の状
    態に、システムの状態を戻す復帰手段と、保持手段へ電
    力を供給する電池とを備えたコンピュータシステムであ
    って、 上記動作停止手段は、上記メインスイッチが切られたと
    きに、動作停止のための処理を行ない、上記復帰手段は
    、主電力の供給が再開されて、上記メインスイッチがオ
    ンになった時に、システムの状態を戻すことを特徴とす
    るコンピュータシステム。 3、中央処理装置と、主記憶装置と、これらの装置に電
    力を供給する主電源装置と、主電源の出力のオン/オフ
    を指示するメインスイッチと、動作停止のための処理を
    行なう動作停止手段と、上記メインスイッチのオフの指
    示があった時点で使用していた揮発データのうち、動作
    中、変化しない揮発データを除いた、揮発データを保持
    するための保持手段と、上記メインスイッチのオフの指
    示があった時の状態に、システムの状態を戻す復帰手段
    と、保持手段へ電力を供給する電池とを備えたコンピュ
    ータシステムであって、 上記動作停止手段は、上記メインスイッチが切られたと
    きに、動作停止のための処理を行ない、上記復帰手段は
    、主電力の供給が再開されて、上記メインスイッチがオ
    ンになった時に、システムの状態を戻すことを特徴とす
    るコンピュータシステム。 4、中央処理装置と、主記憶装置と、これらの装置に電
    力を供給する主電源装置と、メインスイッチと、動作停
    止のための処理を行なう動作停止手段と、上記メインス
    イッチのオフの指示があった時点で使用していた、揮発
    データの全部または一部を保持するための保持手段と、
    主電力の供給がある限り上記主電源装置により電力の供
    給を行ない、主電力の供給が停止した時だけ、上記電池
    により電力を供給する電力制御手段と、上記メインスイ
    ッチのオフの指示があった時の状態に、システムの状態
    を戻す復帰手段と、保持手段へ電力を供給する電池とを
    備えたコンピュータシステムであって、 上記動作停止手段は、上記メインスイッチが切られた時
    に、動作停止のための処理を行ない、上記復帰手段は、
    上記メインスイッチがオンになると、システムの状態を
    戻すことを特徴とするコンピュータシステム。 5、中央処理装置と、主記憶装置と、これらの装置に電
    力を供給する主電源装置と、メインスイッチと、動作停
    止のための処理を行なう動作停止手段と、上記メインス
    イッチのオフの指示があった時点で使用していた揮発デ
    ータのうち、状態保存のために必要な揮発データを保持
    するための保持手段と、主電力の供給がある限り主電源
    により電力の供給を行ない、主電力の供給が停止した時
    だけ、上記電池により電力を供給する電力制御手段と、
    上記メインスイッチのオフの指示があった時の状態に、
    システムの状態を戻す復帰手段と、保持手段へ電力を供
    給する電池とを備えたコンピュータシステムであって、
    上記動作停止手段は、上記メインスイッチが切られた時
    に、動作停止のための処理を行ない、上記復帰手段は、
    上記メインスイッチがオンになると、システムの状態を
    戻すことを特徴とするコンピュータシステム。 6、中央処理装置と、主記憶装置と、これらの装置に電
    力を供給する主電源装置と、メインスイッチと、動作停
    止のための処理を行なう動作停止手段と、上記メインス
    イッチのオフの指示があった時点で使用していた揮発デ
    ータのうち、動作中、変化しない揮発データを除いた、
    揮発データを保持するための保持手段と、主電力の供給
    がある限り、主電源により電力の供給を行ない、主電力
    の供給が停止した時だけ、上記電池により電力を供給す
    る電力制御手段と、上記メインスイッチのオフの指示が
    あった時の状態に、システムの状態を戻す復帰手段と、
    保持手段へ電力を供給する電池とを備えたコンピュータ
    システムであって、 上記動作停止手段は、上記メインスイッチが切られた時
    に、動作停止のための処理を行ない、上記復帰手段は、
    上記メインスイッチがオンになると、システムの状態を
    戻すことを特徴とするコンピュータシステム。 7、中央処理装置と、主記憶装置と、これらの装置に電
    力を供給する主電源装置と、主電源の出力のオン/オフ
    を指示するメインスイッチと、動作停止のための処理を
    行なう動作停止手段と、データを保持するための保持手
    段と、上記メインスイッチのオフの指示があった時の状
    態に、システムの状態を戻す復帰手段と、保持手段へ電
    力を供給する電池とを備えたコンピュータシステムであ
    って、 上記動作停止手段は、上記メインスイッチが切られたと
    きに、動作停止のための処理を行ない、上記復帰手段は
    、主電力の供給が再開されて、上記メインスイッチがオ
    ンになった時に、システムの状態を戻すことを特徴とす
    るコンピュータシステム。 8、中央処理装置と、主記憶装置と、これらの装置に電
    力を供給する主電源装置と、主電源の出力のオン/オフ
    を指示するメインスイッチと、動作停止のための処理を
    行なう動作停止手段と、データを保持するための保持手
    段と、上記メインスイッチのオフの指示があった時の状
    態に、システムの状態を戻す復帰手段と、保持手段へ電
    力を供給する電池とを備えたコンピュータシステムであ
    って、 上記動作停止手段は、上記メインスイッチを監視する電
    源スイッチ監視回路と、上記メインスイッチのオン/オ
    フにより選択する電源バス情報を保持しておく電源バス
    切換レジスタと、上記電源バス切換レジスタにより電源
    バスを切り換える機能を含む電源回路とを有し、 上記動作停止手段は、上記メインスイッチが切られたと
    きに、動作停止のための処理を行ない、上記復帰手段は
    、主電力の供給が再開されて、上記メインスイッチがオ
    ンになった時に、システムの状態を戻すことを特徴とす
    るコンピュータシステム。 9、中央処理装置と、主記憶装置と、これらの装置に電
    力を供給する主電源装置と、主電源の出力のオン/オフ
    を指示するメインスイッチと、蓄動作停止のための処理
    を行なう動作停止手段と、データを保持するための保持
    手段と、上記メインスイッチのオフの指示があった時の
    状態に、システムの状態を戻す復帰手段と、保持手段へ
    電力を供給する電池とを備えたコンピュータシステムで
    あって、 上記主電源装置は、主電力が供給されているときに、上
    記蓄電池とコンピュータシステムに電力を供給し、上記
    動作停止手段は、上記メインスイッチを切ると、動作停
    止のための処理を行ない、上記復帰手段は、上記メイン
    スイッチがオンになると、システムの状態を戻すことを
    特徴とするコンピュータシステム。
JP2149320A 1990-06-07 1990-06-07 クイックスタート可能なコンピュータシステム Pending JPH0442314A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7233183B1 (en) * 2003-02-27 2007-06-19 Cypress Semiconductor Corporation Wide frequency range DLL with dynamically determined VCDL/VCO operational states

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7233183B1 (en) * 2003-02-27 2007-06-19 Cypress Semiconductor Corporation Wide frequency range DLL with dynamically determined VCDL/VCO operational states

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