JP2002236530A - 自動車マルチメディアシステムのための電力管理故障対策方法 - Google Patents

自動車マルチメディアシステムのための電力管理故障対策方法

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JP2002236530A
JP2002236530A JP2001377404A JP2001377404A JP2002236530A JP 2002236530 A JP2002236530 A JP 2002236530A JP 2001377404 A JP2001377404 A JP 2001377404A JP 2001377404 A JP2001377404 A JP 2001377404A JP 2002236530 A JP2002236530 A JP 2002236530A
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アレクサンダー ダグラス
David Paul Wright
ポール ライト デイヴィッド
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、効率が良く強力であり、その上ユ
ーザーによる介入なしに故障の状態を検知して適切な作
動状態へ復旧させる、自動車用マルチメディアシステム
/パソコンベースのシステムの電源管理を提供すること
を目的としている。 【解決手段】 自動車内で情報、通信、及び娯楽装置を
作動させるためのマルチメディア/パソコンベースのシ
ステムは、複雑命令セット計算(CISC)プロセッサ
システムの使用を容易にする方式で、電力消費を低減
し、起動時間を短縮する電力管理対策を使用する。電力
管理故障対策は、故障状態を検知して、ユーザーの介入
なしに適切な作動状態に復旧させる。主マザーボードに
内蔵されていない低電力マイクロプロセッサは、主マザ
ーボードと他の装置に対して複数の調整電圧を切り換え
る。主マザーボード上の主アプリケーションマイクロプ
ロセッサは、周期的な状態メッセージを低電力マイクロ
プロセッサに送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の説明】本出願は1999年7月14日に出
願された同時係続中の米国特許出願第09/353,6
84号の部分継続出願である。また、本出願は1999
年7月14日に出願された同時係続中の米国特許出願第
09/353,685号「自動車マルチメディアシステ
ムのための電力管理」にも関連する。これら全開示は、
引用により本明細書に組み込まれている。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体的には、自動
車マルチメディアシステム/パソコンシステムに電力を
供給するための方法及び装置に関し、更に詳細には、ユ
ーザーの介入なしに故障状態を検知して、適切な作動状
態に復旧させるための電力管理故障対策に関する。
【0003】
【従来の技術】電力管理は携帯型コンピュータ装置にお
いて重要な問題である。この点は特に限られたバッテリ
容量と厳しい電流制限下にある移動車両にあてはまる。
大型のマイクロプロセッサを使用し、多数の周辺装置を
使用してマイクロプロセッサ・ベースのシステムが益々
強力になるにつれて、電力に対する要求は高まってい
る。内燃機関と同期発電機とを備える車両では十分な電
力を発電できるので大きな困難もなく作動可能である。
他の動力装置を用いる車両、あるいはエンジン停止中に
おける内燃機関搭載車両にあっては、マルチメディアシ
ステム/PCシステムの電流消費(通常作動電流と休止
状態電流の両方)には大きな制限が加えられる場合があ
る。
【0004】一つには使用できる電力に限りがあるとい
う理由で、通常、移動車両においては低電力型のマイク
ロプロセッサが使用される。携帯型コンピュータ機能が
車両に導入される際に小形で電力消費が少ない縮小命令
セット計算(RISC)マイクロプロセッサが選ばれる
ようになった。つまり、インテルペンティアム(x8
6)マイクロプロセッサやモトローラ680x0系マイ
クロプロセッサ等の複雑命令セット計算(CISC)マ
イクロプロセッサは排除されている。しかし、RISC
マイクロプロセッサは、CISCマイクロプロセッサ用
に作成されたソフトウエアを実行できない。デスクトッ
プパソコンやラップトップパソコンの普及により、使用
可能なオペレーティングシステムやアプリケーションソ
フトウエアは、CISCマイクロプロセッサの方がずっ
と多い。従って、自動車内でCISCマイクロプロセッ
サを使用することは非常に有益である。
【0005】自動車用マルチメディア又はパソコン利用
のシステムに関わる重要な性能上の問題の1つは起動時
間である。マルチメディアシステムは、ユーザーが車の
点火スイッチをオンにすると直ちに利用できることを期
待する、情報、通信、娯楽あるいは他の機能を提供でき
る。例えば、マルチメディアシステムは、ナビゲーショ
ン機能を含むことができ、ドライバーは車を始動すると
できるだけ早く希望の目的地の入力を始めたいと望むこ
ともある。マルチメディアシステムへの全電力又は一部
電力を維持することによって、起動時間を短縮したり省
いたりすることができるが、これは電力消費を最小限に
する要求と対立するものである。例えば、ペンティアム
等のCISCマイクロプロセッサは、典型的に低電力状
態を有しており、この状態において処理作動は一時停止
されるが、メモリの状態及び内部マイクロプロセッサの
状態は記憶されている。マイクロプロセッサによって監
視される様々な状態に応じてそのような低電力状態にな
る。しかし、マイクロプロセッサは完全にスリープ状態
に入ることはできす、状態を監視するために目覚めてい
る必要がある。更に、マイクロプロセッサのみがそれ自
体の電力管理を行う責任をもつ場合、エラーから復帰す
る能力には限界がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】同時係続中の米国特許
出願番号(199−0056)は、主アプリケーション
マイクロプロセッサの電力管理用低電力マイクロプロセ
ッサを用いた車両用入出力プロセッサ(VIOP)につ
いて説明している。主アプリケーションマイクロプロセ
ッサ及び低電力マイクロプロセッサの様々な作動状態
は、車両の点火装置がオフの場合は電流消費を低く抑え
ることができ、点火装置がオンの場合は迅速な起動を可
能にし、点火装置が継続的にオフ状態である場合は(た
だし、例えば24時間等といった長期間ではない)、中
程度の立ち上がり時間で起動できる。しかし、主アプリ
ケーションマイクロプロセッサが万一故障した場合は、
適切な作動状態が得られず、電流消費は許容できないも
のになることもある。
【0007】本発明は、効率が良く強力であり、その上
ユーザーによる介入なしに故障の状態を検知して適切な
作動状態へ復旧させる、自動車用マルチメディアシステ
ム/パソコンベースのシステムの電源管理を提供すると
いう利点を有する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様にお
いては、車両に搭載される移動式の情報、通信又は娯楽
システムに対して電力を供給する方法が提供される。車
両には、車両電力供給状態と、車両非電力供給状態とが
ある。本方法は、管理プロセッサによって、主アプリケ
ーションマイクロプロセッサの状態を監視することを含
む。RAM一時停止状態から実行状態への変化は、管理
プロセッサからの要求なしに検知される。変化の検知後
で第1の期間が終了した後に、主アプリケーションマイ
クロプロセッサがディスク一時停止状態以外であれば、
ディスク一時停止状態への移行を要求する。
【0009】第2の態様においては、本方法は、主アプ
リケーションマイクロプロセッサを一時停止状態から実
行状態へ変更する試行を含む。状態メッセージは管理プ
ロセッサによって監視される。主アプリケーションマイ
クロプロセッサの一時停止状態を関数とする期間の後
に、状態メッセージが存在しなければ故障を直す。第3
の態様においては、本方法は、主アプリケーションマイ
クロプロセッサを一時停止状態から実行状態へ変更する
試行を含む。状態メッセージは管理プロセッサによって
監視される。第1の期間に状態メッセージが存在しなけ
ればリセット信号が発生される。主アプリケーションマ
イクロプロセッサが、このリセット信号に応答して状態
を変更しない場合は、試行された変更は中止される。
【0010】第4の態様においては、本方法は、ウェイ
クアップ信号に応答して主アプリケーションマイクロプ
ロセッサの状態を決定することを含む。状態が一時停止
状態であれば実行状態への変更が試行される。状態が実
行状態であれば一時停止状態へ変更するために、ある期
間状態を監視する。第5の態様においては、本方法は、
一時停止状態から実行状態への変更を試行することを含
む。管理プロセッサは、主アプリケーションマイクロプ
ロセッサの状態を監視する。第1の期間の後に状態が変
化しない場合は、試行が反復される。反復された試行が
失敗すると試行は中止される。
【0011】第6の態様においては、本方法は、主アプ
リケーションマイクロプロセッサを一時停止状態にする
ことを試行することを含む。試行に失敗すると、リセッ
トを試行することなく主アプリケーションマイクロプロ
セッサへの電圧は取り除かれる。本発明は、請求項によ
って定義されるものであって、請求項は発明の詳細な説
明により限定されないことを理解されたい。上記以外の
本発明の態様及び利点は、好ましい実施形態と併せて以
下に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、マザーボード
10は、ビデオプロセッサカード11と車両入出力プロ
セッサ(VIOP)ボード12とに接続されている。マ
ザーボード10は、複雑命令セット計算(CISC)マ
イクロプロセッサ13を含み、このプロセッサ13は、
例えば、インテルセレロンプロセッサを含むことができ
る。支援チップセット14は、プロセッサ13に接続さ
れ、特にプロセッサ13と共に機能するようになってい
る。支援チップセット14は、1つ又はそれ以上の集積
回路であって、インテル・バニスター・ブリッジのノー
スブリッジとサウスブリッジとで構成することが好まし
い。
【0013】チップセット14は、プロセッサ13と他
の様々な装置との間のインターフェースとして機能し、
プロセッサ13のための局所電力調整及び管理を行な
う。支援チップセット14は、DRAMメモリ15を制
御するためのDRAM制御装置を含み、例えば。ディス
クドライブ16やCD−ROMドライブ17等の大容量
記憶装置用のインターフェース制御装置も含む。プロセ
ッサ13は、主アプリケーションマイクロプロセッサで
あって、オペレーティングシステムやディスクドライブ
16及び/又はCD−ROMドライブ17に記憶された
アプリケーションプログラムを実行する。
【0014】時刻ユニット(TOD)18は、チップセ
ット14に接続され、従来方式にて時刻を追跡する。マ
ザーボード10への電力がオフになってもTODユニッ
ト18の作動を維持するために、小形内蔵バッテリ(図
示せず)を設けることが好ましい。チップセット14は
以下に説明する通り、VIOP12から複数の異なる調
整電圧を受け取る。チップセット14は、従来方式のそ
れ自体の電力管理方法によって、プロセッサ13とDR
AM15とに電力を供給する。マザーボード10は、チ
ップセット14によって駆動されるコア電源19を含む
こともでき、VIOP12によって供給されない値の調
整電圧を供給する。チップセット14にはスーパー入出
力インターフェース20が接続され、VIOP12に接
続されたシリアル通信ポートCOM1として機能する。
シリアル通信リンクは、電力管理、入出力データ及び制
御信号に関するメッセージを、プロセッサ13とVIO
P12との間で伝送する。
【0015】マザーボード10は、他の従来式の構成装
置、例えばISA、PCI及びUSBインターフェース
等の標準バスインターフェース(図示せず)を含む。ビ
デオカード11は、例えば、PCI拡張スロットに接続
できる。ビデオカード11は、表示装置21に接続され
るビデオ出力を含む。表示装置21は、VIOP12の
制御の下で非内蔵式調整装置22によって電力が供給さ
れる。表示装置21としては、例えば、液晶表示装置
(LCD)又はモニタ等の任意の1つ又はそれ以上の種
々の表示装置が含まれる。
【0016】VIOP12は、低電力マイクロプロセッ
サ25を含み、例えば、読出し専用メモリ(ROM)2
6に記憶されたプログラム命令を実行する。低電力マイ
クロプロセッサ25は、例えば、モトローラ68HC9
12プロセッサ、又は他の車両用アプリケーションでし
ばしば使用される形式の低電力プロセッサであってもよ
い。プロセッサ25の主要なジョブは、複数の切換及び
非切換調整電圧出力を有する電力制御及び調整装置27
を制御することである。例えば、3.3V、5V、及び
10Vの切換電圧が、3.3Vの非切替え(つまり、連
続的な)電圧と共に出力される。これら調整電圧の各々
は、主マザーボード10に供給され、次いでこれらの電
圧を利用するチップセット14を含む種々の構成装置に
分配される。これらの電圧は、マイクロプロセッサ13
を作動させるために、DRAMメモリ15に電力供給し
てメモリ内容を更新及びアクセスするために、又はチッ
プセット14自体に電力供給するために使用される。更
に、電力はディスクドライブ16、CD−ROMドライ
ブ17及びTOD装置18に対して直接供給できる。
【0017】電力制御及び調整装置27は、表示装置2
1用の電力調整装置22等の、マザーボード10やVI
OP12から離れて配置される装置に対しても調整電圧
を供給できる。他の実施形態として、離れて配置された
別個のモデュールは、GPS受信装置と、電力制御及び
調整装置27からの送受信装置電力(XCVR PW
R)、及びGPS電力(GPS PWR)を受け取る無
線式データ送受信装置を含むことができる。
【0018】VIOP12は、マザーボード10のCO
M1ポートと通信するための、マイクロプロセッサ25
用シリアルポート接続をもたらす物理インターフェース
28を含む。更に、マザーボード10とマイクロプロセ
ッサ25とを接続する複数の直接的な通信線がある。マ
イクロプロセッサ25は、マルチメディアシステムがい
つ使用状態になったかを示すために、ユーザーによって
制御されるオン/オフスイッチ30に応答して電源ボタ
ン信号と、主アプリケーションマイクロプロセッサ13
を再起動させるためのリセット信号とを発生する。チッ
プセット14は、3つの別個の信号SUS A、SUS
B、SUS Cを発生し、これらの信号は、チップセ
ット14の電力管理対策が機能している一時停止電力状
態を示す。
【0019】また、マイクロプロセッサ25は、車両が
電力供給状態にあるか、又は非電力供給状態にあるかを
識別するために、点火スイッチ31からの信号も受信す
る。点火スイッチ31とオン/オフスイッチ30の状態
に基づいて、マイクロプロセッサ25及びマイクロプロ
セッサ13は、それぞれ主アプリケーションマイクロプ
ロセッサ13及びチップセット14に関する適切な電力
状態を決定する。マイクロプロセッサ13及びチップセ
ット14の現在の状態と次の所望の状態とに基づいて、
マイクロプロセッサ25は、単に正しい状態がチップセ
ット14によって実行されたことを確認すればよく、マ
イクロプロセッサ25は、シリアル通信リンクを介して
異なる状態を命令するか、又は主マザーボード10に異
なる調整電圧を供給するために電力制御及び調整装置2
7の状態を切り換えることができる。更に、様々なスイ
ッチの状態又は他の入力に基づいて、マイクロプロセッ
サ25は、表示装置21に対して適切に電力を供給する
ために、非内蔵式調整装置22の状態を切り換えること
ができる。ネットワークインターフェース32はVIO
P12に含まれており、マイクロプロセッサ25に接続
されている。ネットワークインターフェース32は、マ
ザーボード13と車両通信ネットワーク又は多重通信ネ
ットワーク(同様にマザーボード10とVIOP12と
の間のシリアル通信リンクを使用する)との間で、デー
タ及び制御信号を交換するための車両ネットワークに接
続してもよい。
【0020】マルチメディアシステムに関する電力管理
対策の機能を、図2に示す状態図に関連して説明する。
電力供給前には、マルチメディアシステムは無電力状態
40である。無電力状態40において、主バッテリ電力
は接続されておらず、全ての装置はオフの状態である。
一旦電力が供給されると、マルチメディアシステムはス
リープ状態41へと移行する。スリープ状態41は以下
の状態により特徴付けられる。つまり、スリープ状態4
1においては、エンジンがオフ、VIOP装置がスリー
プ状態、主アプリケーションマイクロプロセッサ及びチ
ップセットがオフ、表示装置がオフ、表示装置バックラ
イトがオフである(バックライトとは、液晶表示装置の
背面照明を呼び、ユニット自体がオフであっても微光状
態では車両ダッシュボードの通常のパネル照明をもたら
すことが望ましい)。スリープ状態41において、ヘッ
ドライト等の車両外部ライトが点灯すると、表示装置に
対してバックライト用の電力を供給することが望まし
い。従って、点灯状態が省電力状態42への移行の引き
金となる。省電力状態42において、VIOP装置は目
覚め、表示装置へのバックライト用電力を制御できる。
その後、消灯されると元のスリープ状態41へ戻る。
【0021】エラーによって、又は主マイクロプロセッ
サのロックアップ状態によって、主マイクロプロセッサ
がVIOPメッセージに応答できなくなったことによっ
て引き起こされるシャットダウンの間、他のいずれの状
態からもスリープ状態41へ移行できる。その場合、V
IOPプロセッサは、主マザーボード10への全ての切
換電力をシャットダウンして、スリープ状態41を開始
する。
【0022】省電力状態42は、以下の状態によって特
徴付けられる。すなわち、エンジンがオフ、VIOP装
置がウェイクアップ状態、主アプリケーションマイクロ
プロセッサ及びチップセットがディスク一時停止状態で
眠っている状態(これはインテルセレロンプロセッサの
場合にはD3状態と呼ばれる)、表示装置がオフ、無線
装置及びGPS送受信装置がオフ、CD−ROM装置が
オフ、表示装置バックライトが他の車両設定(例えばヘ
ッドライト)に応じてオン又はオンでない状態である。
車両の点火スイッチをオンにすると、マルチメディア装
置自体の電源ボタンがオン状態であるかオフ状態である
かに応じて、省電力状態42以外の状態へ移行できる。
電源ボタンがオフであれば、スタンバイ+状態43へ移
行する。電源ボタンがオンであれば、完全電力状態44
へ移行する。
【0023】スタンバイ+状態43は、以下の状態によ
って特徴付けられる。すなわち、エンジンがオン、VI
OP装置がウェイクアップ状態、主プロセッサ及びチッ
プセットがオン、表示装置がオフ、無線データ送受信装
置がオフ、GPS装置がオン、CD−ROM装置がオ
フ、そして表示装置のバックライトが他の灯火の状態に
応じた状態にある。スタンバイ+状態43にある間、電
源ボタンがオンにされるか、マルチメディアシステムの
異なるいずれかのボタン制御装置が適切に操作される
か、あるいはCDオーディオディスク等のメディアが挿
入されるのに応答して、完全電力状態44へ移行でき
る。スタンバイ+状態43にある間、点火スイッチがオ
フになるとスタンバイ状態45へ移行する。
【0024】1つの実施形態において、主マイクロプロ
セッサの状態は、完全電力状態44への移行前にチェッ
クされる。図7は完全電力状態44に入るためのチェッ
ク状態102を含む状態図を示す。例えば、図2に示す
電源ボタンがオンの状態で点火スイッチをオンにすると
いった、主マイクロプロセッサを目覚めさせるための如
何なる操作についても、主マイクロプロセッサの状態が
チェックされる。その状態が実行状態又は完全電力状態
44であれば、VIOP装置は状態104の処理を行う
ために一時停止を待つ。例えば、5秒又はそれ以外のタ
イムアウト期間が経過する。主マイクロプロセッサが一
時停止状態に入ったことがVIOP装置により監視され
たと仮定すると、状態106においてVIOP装置によ
ってウェイクアップ命令がもたらされる。主プロセッサ
が一時停止状態に入ることなく時間切れとなると、VI
OP装置は以下に説明するように、初期ハートビートを
待つ(例えば、どんな故障も直すために、初期ハートビ
ートに関係する故障対策が実行される)。
【0025】主マイクロプロセッサがチェック102の
間に実行状態になければ、状態106において主マイク
ロプロセッサに対してウェイクアップ命令がもたらされ
る。次に、VIOP装置は初期ハートビート108及び
完全電力状態44への移行を待つ。完全電力状態44へ
の移行に先立って主マイクロプロセッサの状態をチェッ
クすることにより、一時停止状態への移行実行中に主マ
イクロプロセッサがリセットされるのが回避される。主
マイクロプロセッサが別の理由で作動中であれば、ウェ
イクアップ試行は行なわれない。
【0026】図2を参照すると、スタンバイ状態45は
以下の状態により特徴付けられる。すなわち、エンジン
がオン、VIOP装置がウェイクアップ状態、主プロセ
ッサ及びチップセットがRAM一時停止状態で眠った状
態(インテルセレロン電力管理対策においては状態S3
と呼ばれる)であり、表示装置がオフ、無線送受信装置
及びGPS受信装置がオフ、CD−ROM装置がオフ、
そして表示装置バックライトが車両灯火の状態に応じた
状態である。スタンバイ状態45にある場合、約100
mAのかなり低い静止電流消費を得ることができる。こ
の電流はかなり低いが、搭載した主バッテリに依存して
内燃機関を始動する車両が長期間に亘って維持可能な電
流よりも高い。従って、スタンバイ状態45は、所定期
間を検知するためのタイマーを作動させることを含んで
おり、この所定期間の経過後に省電力状態42への移行
が行なわれる。省電力状態42において、主マイクロプ
ロセッサ及びチップセットは、ディスク一時停止状態へ
切り替わり、DRAMは連続的に更新する必要がないの
で、電力消費は約35mAまで低下できる。
【0027】好ましい実施形態において、前記所定期間
は約4時間である。車両が24時間以内に再始動される
場合、メモリの現在の状態は依然としてDRAM内に記
憶されており、遥かに速いシステム起動を達成できる
(ディスク一時停止状態からの60〜90秒の起動期間
と比較すれば約6秒の起動時間)。スタンバイ状態45
にある間に、エンジン点火スイッチがオンになると、電
源ボタンの位置に応じてスタンバイ+状態43又は完全
電力状態44へ移行する。完全電力状態44において、
全ての装置はオンであり、完全に目覚めた状態である。
完全電力状態44にある間に、電源ボタンがオフになる
と、スタンバイ+状態43へ移行する。完全電力状態4
4にある間に、点火スイッチがオフになると、スタンバ
イ状態45へ移行する。
【0028】主マイクロプロセッサ及びチップセット
は、多様な一時停止又は低電力状態をもつことができ
る。本発明の好ましい実施形態において、RAM一時停
止状態とディスク一時停止状態を使用するのが好まし
い。RAM一時停止(S3)電力状態において、即時オ
ン及び6秒の起動時間が達成される。この電力状態の
間、DRAMは自己更新モードにある。インテルセレロ
ンプロセッサ及び430Txバニスタブリッジチップセ
ットを使用する、好ましい実施形態において、チップセ
ットはその約80%がオフになるように構成する。特
に、ノースブリッジPCI/ACPIウエルは電力が供
給され、DRAM線は自己更新モードに設定され、ペン
ティアムプロセッサがオフである間、サウスブリッジ一
時停止制御装置及び電力制御装置は電力を供給される。
RAM一時停止状態は、70mAから100mAの電流
を消費し、この状態は、点火スイッチがオンである間に
電源ボタンを押すことによって、又はVIOPからのリ
セット信号によって引き起こすことができる。
【0029】ディスク一時停止(D3)電力状態におい
て、DRAMメモリ内の画像又はスナップ写真は、ディ
スク(好ましくは小型フラッシュドライブ)に記憶され
る。チップセットのノースブリッジは電力低減され、電
力制御装置を有するサウスブリッジ部分を除いた殆どの
サウスブリッジも電力低減される。この電力状態におけ
る電流は1mAと2mAの間である。この電流は、部分
的には、主制御装置とチップセットに電力状態を与える
ための、SUS A、B、C線を駆動する必要性から生
じる。
【0030】マイクロプロセッサ13と25と間のシリ
アル通信リンクは、種々の周辺装置に関する入出力デー
タや制御信号等の、種々の形式のメッセージを伝送す
る。更に、故障管理及び状態メッセージが伝送され、低
電力マイクロプロセッサ25がマルチメディアシステム
の適切な作動を保証することを可能にする。つまり、主
アプリケーションマイクロプロセッサが「ロックアッ
プ」又は「フリーズ」状態になると、このことは主アプ
リケーションマイクロプロセッサによって検知され、ユ
ーザーの介入を必要とすることなく、適切な作動状態に
復旧させるためのアクションをとることができる。更
に、主アプリケーションマイクロプロセッサが、電力管
理対策によって要求された状態とは異なる電力状態をと
る場合、このことは検知され、直すことができない場
合、低電力マイクロプロセッサは、主アプリケーション
マイクロプロセッサへのほとんど全ての電力をシャット
ダウンすることによって、起こり得る過度な電流消費を
回避する。
【0031】本発明の故障管理対策は、状態メッセージ
(又は「ハートビート」メッセージ)を使用する。この
状態メッセージは、主アプリケーションマイクロプロセ
ッサが作動中は常時(つまり、完全電力状態又はスタン
バイ+状態)、主アプリケーションマイクロプロセッサ
によって低電力マイクロプロセッサへ周期的に送られる
ようにプログラムされている。プロセッサが最初に起動
される時、その最初のハートビートメッセージを送るこ
とができるようになるまでには、所定の遅延時間があっ
てもよい。それ以降、主アプリケーションマイクロプロ
セッサは、定期的なハートビートメッセージ(例えば、
5秒毎の)を発生するようプログラムされている。低電
力マイクロプロセッサがこの所定期間内に期待されるハ
ートビートメッセージを受信できない場合、主アプリケ
ーションマイクロプロセッサは故障があると推測され、
故障を直すためのアクションがとられる。
【0032】この点での故障対策は、図3に詳細に示さ
れている。主アプリケーションマイクロプロセッサの起
動開始後に、故障対策は状態50に入る。この状態にお
いて、低電力マイクロプロセッサ内では60秒の待ち時
間が確立される。この60秒の時間中に、通常実行状態
の起動が達成されると、主アプリケーションマイクロプ
ロセッサからハートビートメッセージを待つ。期待した
通り、60秒の時間中にハートビートメッセージを受信
すると、状態51において5秒という更に短い待ち時間
が確立される。この短い待ち時間中にハートビートメッ
セージを受信すると故障対策は状態51にとどまり、5
秒の待ち時間が再び始まる。5秒の待ち時間中に低電力
マイクロプロセッサによってハートビートメッセージが
検知されない場合、低電力マイクロプロセッサは状態5
2に入って、主アプリケーションマイクロプロセッサへ
リセット信号を送り、これを再起動させる。次に、低電
力マイクロプロセッサは、60秒の待ち時間を確立する
ために状態50に戻る。
【0033】1つの実施形態において、初期待ち時間
(上記においては60秒)は、主マイクロプロセッサの
状態の関数として変化する。例えば、RAM一時停止状
態又はディスク一時停止状態から実行状態への変更が試
行される。主マイクロプロセッサがオフから、ディスク
一時停止状態から、又はRAM一時停止状態以外の状態
から移行しつつある場合、待ち時間は60秒、120
秒、又は他の長さの時間に設定される。主マイクロプロ
セッサがRAM一時停止状態から移行しつつある場合、
初期待ち時間は5秒又は他の状態よりも短い別の時間に
設定される。この更に短い時間は、より迅速なエラー検
知を可能にする。この変更時間は、主マイクロプロセッ
サの状態の関数として、起動又はウェイクアップ時間が
異なることを説明するものである。
【0034】状態50において、60秒又は他の時間中
に、ハートビートメッセージが受信されない場合、状態
53から状態58までの間に、一連のリセットが確立さ
れ、その後に追加の60秒又は他の待ち時間が確立され
る。状態54、56又は58の間にハートビートメッセ
ージを受信すると、状態51において通常作動が行なわ
れる。状態58における最後の試行でハートビートメッ
セージが受信できない場合、VIOP電力制御装置及び
調整装置によって主マザーボードに供給される調整電圧
は周期的にオフにされ、主アプリケーションマイクロプ
ロセッサの通常作動状態に復旧させる試行へ戻る。次
に、主アプリケーションマイクロプロセッサは再スター
ト又は再起動を試行し、故障対策は状態50に戻る。
【0035】主アプリケーションマイクロプロセッサを
一時停止状態から実行状態へ変更する図8に示す別の実
施形態において、故障対策はある限られた回数だけ、例
えば一度だけ、状態50へと戻る。状態53、55及び
57において最初の2つ又は3つのリセットに失敗し、
かつ状態59における周期的な電力供給に失敗した場
合、故障対策は状態50に戻る。その後、リセットを再
度試行する。これらのリセットに失敗すると、故障対策
は主プロセッサを目覚めさせる試行を中止する。点火ス
イッチがオフにされ、次にオンにされた場合、故障対策
を繰り返すことができる。
【0036】目覚めさせる試行の中止に応答して、例え
ば、表示装置をオフにする、液晶表示装置バックライト
をオフにする、又は他の構成装置への電力を除去すると
いった別の操作を行なうこともできる。別の実施形態に
おいて、状態50へ戻った後に、唯一度だけリセットを
試行する。更には、周期的電力供給及び/又は主プロセ
ッサを目覚めさせる試行を中止する前に、少ない回数
の、あるいは追加的なリセット又は周期的電力供給を試
行してもよい。
【0037】主アプリケーションマイクロプロセッサを
ディスク一時停止(オフ又はD3)状態からRAM一時
停止(一時停止又はS3)状態へ目覚めさせる試行の間
は能動的である、本発明の故障対策の一部分を図4に示
す。主アプリケーションマイクロプロセッサは、最初は
状態60において一時停止又はオフ状態である。ウェイ
クアップ命令に応答して状態61へ移行する。このウェ
イクアップ命令は、システム内の、ユーザー制御プッシ
ュボタン(例えば電源ボタン)、車両点火スイッチ、又
はメディアの挿入(例えばCD−ROM、CDオーディ
オ、又はカセットテープ)等の任意の装置によって発生
する信号であってもよい。主マザーボードは、これらの
信号に直接応答して、ウェイクアップ命令自体を発生で
きる。更に、低電力マイクロプロセッサはこの状態を監
視して、いつ主アプリケーションマイクロプロセッサを
完全電力作動状態へ目覚めさせる必要があるかを決定す
る。次に状態61において、低電力マイクロプロセッサ
は状態線SUS A、B、Cをチェックして、主アプリ
ケーションマイクロプロセッサの電力状態を決定する。
これらの線が実行状態を示すと、それ以上のアクション
をとらない。しかし、これらの線がオフ又は一時停止状
態を示すと、低電力マイクロプロセッサは、状態62に
おいてシリアル通信リンクを介して、それ自身のウェイ
クアップ命令を送信する。ウェイクアップ命令が成功し
ない場合、更に2回の(十分な待ち時間の後に)ウェイ
クアップ命令を試行する。最後の試行後に、車両点火装
置の状態を判別する。点火がオフであれば、それ以上の
電流消費はなく、調整電圧は状態63においてオフにさ
れる。他方、点火がオンであれば、状態64においてシ
ステムの適切な作動状態へ復旧させる試行のために調整
電圧は周期的にオフにされる。次に、別のウェイクアッ
プ命令が送信されて状態61に戻る。
【0038】もしくは、ウェイクアップ命令の限られた
回数の再試行及び/又は周期的電力供給に応答して、主
マイクロプロセッサが一時停止状態以外への移行に失敗
した場合、点火がオフになった後に再度オンになるま
で、主マイクロプロセッサを目覚めさせる試行は中止さ
れる。図9は、図4の実施形態を、点火がオンになった
場合に再試行の回数を限定するよう変更した状態図を示
す。図9に示す実施形態において、状態64で周期的電
力供給の後に、故障対策は一度だけ状態61へ戻る。主
マイクロプロセッサが目覚めない場合、ウェイクアップ
命令は状態62において反復される。主マイクロプロセ
ッサが目覚めることができない場合、電力の更なる消耗
と液晶表示装置等の構成装置のダメージを回避するため
に、主マイクロプロセッサを目覚めさせる試行を中止す
る。別の実施形態において、状態61に戻った後にウェ
イクアップ命令は反復されず、別の回数の再試行が行な
われ(例えば3回の代わりに2回)、及び/又は、周期
的電力供給を含む1回より多い回数の試行を行う。
【0039】完全オン状態からRAM一時停止(一時停
止又はS3)状態へ、主アプリケーションマイクロプロ
セッサをシャットダウンする試行の間は能動的である、
本発明の故障対策の一部分を図5に示す。不使用時には
電流消費を確実に制限し、かつ次回車両点火スイッチが
オンになる際に(つまり、24時間以内に)起動時間を
制限するためには、一時停止状態への適切なシャットダ
ウンが重要である。
【0040】状態70において、主アプリケーションマ
イクロプロセッサは、完全オン状態又は実行状態であ
る。状態71への移行は、シャットダウン命令に応答し
て行なわれる。このシャットダウン命令は、車両点火ス
イッチをオフ位置へ回すことによって発生する信号であ
ってよい。主マザーボードは、この信号に直接応答し
て、シャットダウン命令自体を発生することが好まし
い。更に、低電力マイクロプロセッサは、点火スイッチ
を監視して、主アプリケーションマイクロプロセッサが
いつ一時停止作動状態へ移行する必要があるかを決定す
る。次に、状態71において、低電力マイクロプロセッ
サは、状態線SUS A、B、Cをチェックして、主ア
プリケーションマイクロプロセッサの状態を決定する。
これらの線が一時停止状態を示す場合、それ以上の操作
は行なわない。しかし、これら線が実行状態を示す場
合、低電力マイクロプロセッサは、状態72においてシ
リアル通信リンクを介して、それ自身のシャットダウン
命令を送信する。最初の命令が成功しない場合は、更に
2回まで(十分な待ち時間の後に)シャットダウン命令
を再試行する。最後の試行後に、依然として一時停止状
態が達成されない場合は、状態73においてリセット信
号が主アプリケーションマイクロプロセッサへ送信され
る。リセットの後、別のシャットダウン命令が送信さ
れ、SUS A、B、C線が状態74において再度チェ
ックされる。一時停止状態が依然として達成されない場
合、調整電圧は状態75においてオフになる。
【0041】RAM一時停止状態からディスク一時停止
(オフ又はD3)状態へ主アプリケーションマイクロプ
ロセッサをシャットダウンする試行の間に能動的な、本
発明の故障対策の一部分を図6に示す。長時間不使用の
後に、車両点火スイッチをオンにする場合、起動時間が
長くなるという犠牲を払って長期間の不使用中に電流消
費を確実に最小限にするために、オフ状態への適切なシ
ャットダウンが重要である。
【0042】状態80において、主アプリケーションマ
イクロプロセッサはRAM一時停止状態である。主アプ
リケーションマイクロプロセッサ及び主マイクロプロセ
ッサの両者は、長い期間(例えば24時間)の経過を検
知する。低電力マイクロプロセッサによって計測される
期間は、僅かに長いことが好ましく、それ故に、主アプ
リケーションマイクロプロセッサは適切に機能している
場合、それ自体のディスク一時停止作動(例えば、RA
M内容をコンパクトフラッシュ(登録商標)ドライブへ
転送すること)を実行できる。低電力マイクロプロセッ
サによって計測される僅かに長い期間が終了した際に、
状態81において移行が行なわれ、低電力マイクロプロ
セッサは、状態線SUS A、B、Cをチェックして、
主アプリケーションマイクロプロセッサの電力状態を決
定する。これらの線がオフ状態を示す場合は、ディスク
一時停止状態がすでに実行されているので、それ以上の
アクションはとらない。しかし、これらの線が一時停止
状態を示す場合は、主アプリケーションマイクロプロセ
ッサによってディスク・シャットダウン命令を実行でき
るように、低電力マイクロプロセッサは、状態82にお
いてシリアル通信リンクを介してウェイクアップ命令を
送信する。完全オン状態又は実行状態にすでに入ったこ
とを確認するために、状態線SUS A、B、Cは状態
83でチェックされる。実行状態が達成されると、状態
84でディスク一時停止(STD)命令が送信される。
そうでなければ、状態85で(十分な待ち時間の後に)
ウェイクアップ命令が更に3回再試行される。最後の試
行後で、実行状態が依然として達成されていない場合
は、状態86で主アプリケーションマイクロプロセッサ
への調整電圧はオフになる。
【0043】一旦実行状態が達成されて、状態84にお
いてSTD命令が送信されると、すでにオフ状態に入っ
たことを確認するために、状態87において状態線SU
SA、B、Cがチェックされる。実行状態が達成されて
おらず、STD命令が状態84において送信されていな
い場合、STD命令は状態88において何度も再試行さ
れる。依然としてオフ状態が達成されていない場合は、
状態89においてリセット信号が送信され、状態90に
おいて別のSTD命令が送信され、状態91において状
態線SUS A、B、Cに対する最後の状態チェックが
行なわれる。依然としてオフ状態が達成されない場合
は、状態92において主アプリケーションマイクロプロ
セッサへの電力はオフとなる。
【0044】別の実施形態において、如何なるエラーも
検知するために、低電力マイクロプロセッサはRAM一
時停止状態において主マイクロプロセッサを監視する。
図10は、本実施形態についての主マイクロプロセッサ
及び低電力マイクロプロセッサの状態図を示す。主マイ
クロプロセッサはRAM一時停止状態にある。状態12
2において、低電力マイクロプロセッサはスリープ状態
から周期的に目覚め、主マイクロプロセッサの状態を監
視する。例えば、低電力マイクロプロセッサは、7秒又
は8秒毎に目覚め、状態線SUS A、B、Cをチェッ
クして主アプリケーションマイクロプロセッサの電力状
態を判別する。例えば、期間を最小限に(つまり、如何
なるエラーも見逃さぬようチェック頻度を増す)しなが
ら、許容可能な電流消費量に基づく期間といった、別の
期間を用いることもできる。本実施形態において、低電
力マイクロプロセッサは、状態変化を要求することな
く、状態を監視する。
【0045】状態線がオフ状態を示す場合、ディスク一
時停止状態はすでに実行されており、それ以上のアクシ
ョンはとらない。例えば、主アプリケーションマイクロ
プロセッサのソフトウエア及びハードウエアは、ディス
ク一時停止状態への移行をスケジュールに入れて実行す
る。これらの線がRAM一時停止状態を示す場合、低電
力マイクロプロセッサは、主マイクロプロセッサを監視
し続ける。この監視は、24時間もの長い時間、又はR
AM一時停止の主アプリケーションマイクロプロセッサ
のソフトウエア又はハードウエアが指定するディスク一
時停止に関する別の全期間が経過するまで続く。この全
期間の後で、図6に関する前述の故障対策が実行され
る。
【0046】状態線が実行状態を示す場合、低電力マイ
クロプロセッサは所定期間待機してこれらの線を状態1
24において再度チェックする。1つの実施形態におい
て、この期間は約90秒であるが、実行状態からディス
ク一時停止状態に移行するために主マイクロプロセッサ
と他のハードウエアが必要とする時間、実行状態からデ
ィスク一時停止状態に移行する平均時間又は使用できる
時間に基づく、別の期間を用いることもできる。その期
間の後に、主マイクロプロセッサがオフであるか、又は
ディスク一時停止状態である場合、低電力マイクロプロ
セッサはスリープ状態、シャットダウン、又は一層低い
電力状態への移行に戻る。その期間の後に、主マイクロ
プロセッサが実行状態であるか、又はRAM一時停止状
態である場合、低電力マイクロプロセッサは、状態12
6において主マイクロプロセッサがディスク一時停止状
態になるよう要求信号を送信する。主マイクロプロセッ
サがディスク一時停止状態へ移行する場合、低電力マイ
クロプロセッサはスリープ状態、シャットダウン、又は
一層低い電力状態への移行に戻る。そうでなければ、主
マイクロプロセッサへの電力供給はオフになる。
【0047】更に別の実施形態において、RAM一時停
止状態又はディスク一時停止状態への試行に失敗しても
リセットは実行されない。幾つかのアプリケーションプ
ロセッサにおいて、RAMの内容はリセットによって保
持されないので、主アプリケーションマイクロプロセッ
サへの電力は、それぞれ図5又は図6の状態75又は状
態92においてオフになる。状態73及び状態89のリ
セットは省略される。
【0048】本発明は、前述の種々の実施形態を参照し
て説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、多
くの変形や変更が可能であることを理解されたい。例え
ば、種々の実施形態又は態様は、同一のハードウエア又
は異なるハードウエアを単独又は組み合わせて使用でき
る。従って、前述の詳細な説明は、本発明の現時点での
好適な実施形態を例示するものであり、本発明を限定す
るものではないことを理解されたい。本発明の範囲を定
義するのは、全ての均等物を含む請求項のみである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力管理対策を用いたマルチメディア
システムを示すブロック図である。
【図2】図1に示すシステムの状態移行を示す状態図で
ある。
【図3】完全電力作動時におけるハートビートメッセー
ジの監視を示す状態図である。
【図4】主アプリケーションマイクロプロセッサのウェ
イアップ時における故障管理を示す状態図である。
【図5】主アプリケーションマイクロプロセッサのシャ
ットダウンからRAM一時停止状態への間の故障管理を
示す状態図である。
【図6】主アプリケーションマイクロプロセッサのシャ
ットダウンからディスク一時停止状態への間の故障管理
を示す状態図である。
【図7】完全電力状態へ移行するための1つの実施形態
を示す状態図である。
【図8】完全電力作動時におけるハートビートメッセー
ジを限定的に監視するための1つの実施形態を示す状態
図である。
【図9】主アプリケーションマイクロプロセッサのウェ
イクアップ時における限定された故障管理の1つの実施
形態を示す状態図である。
【図10】RAM一時停止状態からディスク一時停止状
態へ移行するための故障対策の1つの実施形態を示す状
態図である。
【符号の説明】
10 マザーボード 11 ビデオカード 12 車両入出力プロセッサボード 13 複雑命令セット計算マイクロプロセッサ 14 支援チップセット 15 DRAMメモリ 16 ディスクドライブ 17 CD−ROMドライブ 18 TOD装置 19 コア電力 20 スーパー入出力インターフェース 21 表示装置 22 調整装置 25 低電力マイクロプロセッサ 26 読出し専用メモリ 27 電力制御装置及び調整装置 28 物理インターフェース 30 オン/オフスイッチ 31 点火スイッチ 32 ネットワークインターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイヴィッド ポール ライト アメリカ合衆国 ミシガン州 48239 レ ッドフォード キンロック 9550 Fターム(参考) 5B011 DC06 EA08 LL02

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力供給状態と非電力供給状態とを有す
    る、車両用情報、通信、又は娯楽システムに電力を供給
    する方法であって、 (a)管理プロセッサで主アプリケーションマイクロプ
    ロセッサの状態を監視するステップと、 (b)前記管理プロセッサからの要求なしに、RAM一
    時停止状態から実行状態への変化を検知するステップ
    と、 (c)ステップ(b)後の第1の期間後に、主アプリケ
    ーションマイクロプロセッサがディスク一時停止状態以
    外の状態にある場合、ディスク一時停止状態への移行を
    要求するステップと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 (d)前記主アプリケーションマイクロ
    プロセッサが、ステップ(b)の後で且つステップ
    (c)の前に、RAM一時停止状態へ戻るステップを更
    に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 (d)前記主アプリケーションマイクロ
    プロセッサが、ステップ(c)まで実行状態を継続する
    ステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 (d)前記管理プロセッサがスリープモ
    ードで作動するステップと、 (e)前記管理プロセッサをスリープ状態から周期的に
    能動にするステップと、を更に含み、ステップ(a)、
    (b)、(c)がステップ(e)に応答することを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 (d)前記主アプリケーションマイクロ
    プロセッサが、ステップ(c)に応答してディスク一時
    停止状態になるのを失敗した場合、前記主アプリケーシ
    ョンマイクロプロセッサへの電圧をオフにするステップ
    を、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 (d)前記主アプリケーションマイクロ
    プロセッサのソフトウエアに従って、前記主アプリケー
    ションマイクロプロセッサのディスク一時停止状態をス
    ケジュールに入れるステップと、 (e)ステップ(d)に応答して、前記主アプリケーシ
    ョンマイクロプロセッサをRAM一時停止状態から実行
    状態へ変更するステップと、を含むことを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 電力供給状態と非電力供給状態とを有す
    る、車両用情報、通信、又は娯楽システムに電力を供給
    する方法であって、 (a)主アプリケーションマイクロプロセッサの一時停
    止状態から実行状態への変更を試行するステップと、 (b)管理プロセッサを用いて前記主アプリケーション
    マイクロプロセッサからの状態メッセージを監視するス
    テップと、 (c)前記状態メッセージが、前記一時停止状態を関数
    とする期間内に存在しない場合に故障を直すステップ
    と、を含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 ステップ(a)が、RAM一時停止状態
    からの変更を試行するステップを含むことを特徴とする
    請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 ステップ(c)が、ディスク一時停止状
    態からの変更を試行するステップを含むことを特徴とす
    る請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ステップ(a)が、ディスク一時停止
    状態からの変更を試行するステップを含むことを特徴と
    する請求項7に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ステップ(c)が、状態メッセージが
    約60秒間存在しない場合、故障を直すステップを含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ステップ(c)が、リセット信号を発
    生するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 ステップ(c)が、ディスク一時停止
    状態からの変更期間よりも短い、RAM一時停止状態か
    らの変更期間中に状態メッセージが存在しない場合、故
    障を直すステップを含むことを特徴とする請求項7に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 (d)前記状態メッセージが別の所定
    期間中に受信されない場合、周期的に前記主アプリケー
    ションマイクロプロセッサへの調整電圧をオフにしてそ
    の後オンにするステップと、 (e)ステップ(d)に応答して、前記主アプリケーシ
    ョンマイクロプロセッサが状態を変更できない場合、ス
    テップ(a)を中止するステップと、を更に含むことを
    特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 電力供給状態と非電力供給状態とを有
    する、車両用情報、通信、又は娯楽システムに電力を供
    給する方法であって、 (a)主アプリケーションマイクロプロセッサの一時停
    止状態から実行状態への変更を試行するステップと、 (b)管理プロセッサを用いて前記主アプリケーション
    マイクロプロセッサからの状態メッセージを監視するス
    テップと、 (c)第1の期間中に前記状態メッセージが存在する場
    合にリセット信号を発生するステップと、 (d)前記主アプリケーションマイクロプロセッサが状
    態を変更できない場合はステップ(a)を中止するステ
    ップと、を含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 (e)ステップ(c)を少なくとも2
    回反復するステップを更に含み、 ステップ(d)が、ステップ(e)に応答して前記主ア
    プリケーションマイクロプロセッサが状態を変更できな
    い場合、ステップ(a)を中止させるステップを含むこ
    とを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 (e)前記状態メッセージが、別の所
    定期間中に受信されなかった場合は、周期的に前記主ア
    プリケーションマイクロプロセッサへの調整電圧をオフ
    にし、その後オンにするステップを更に含み、 ステップ(d)が、ステップ(e)に応答して前記主ア
    プリケーションマイクロプロセッサが状態を変更できな
    い場合、ステップ(a)を中止させるステップを含むこ
    とを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 (f)ステップ(e)を反復させるス
    テップを更に含み、 ステップ(d)が、ステップ(f)に応答して前記主ア
    プリケーションマイクロプロセッサが状態を変更できな
    い場合、ステップ(a)を中止させるステップを含むこ
    とを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 (e)ステップ(d)に応答して液晶
    表示装置バックライトをオフにするステップを更に含む
    ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  20. 【請求項20】 (e)車両非電力供給状態から車両電
    力供給状態への変更に応答して、ステップ(a)、
    (b)、(c)、及び(d)を反復させるステップを更
    に含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  21. 【請求項21】 ステップ(c)がリセット信号を発生
    するステップを含み、前記第1の期間が一時停止状態の
    関数として選択されることを特徴とする請求項15に記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 電力供給状態と非電力供給状態とを有
    する、車両用情報、通信、又は娯楽システムに電力を供
    給する方法であって、 (a)ウェイクアップ信号に応答して主アプリケーショ
    ンマイクロプロセッサの状態を決定するステップと、 (b)前記状態が一時停止状態を含む場合、一時停止状
    態から実行状態への変更を試行するステップと、 (c)前記状態が実行状態を含む場合、第1の期間中に
    一時停止状態への変化を監視するステップと、を含むこ
    とを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 (d)前記主アプリケーションマイク
    ロプロセッサが、前記第1の期間中に一時停止状態へ変
    化した場合、前記主アプリケーションマイクロプロセッ
    サを一時停止状態から実行状態へと変更するステップ
    と、を更に含むことを特徴とする請求項22に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 (d)管理プロセッサを用いて前記主
    アプリケーションマイクロプロセッサからの状態メッセ
    ージを監視するステップと、 (e)前記状態メッセージが第2の期間中に存在しない
    場合、故障を直すステップと、を更に含むことを特徴と
    する請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 電力供給状態と非電力供給状態とを有
    する、車両用情報、通信、又は娯楽システムに電力を供
    給する方法であって、 (a)主アプリケーションマイクロプロセッサの一時停
    止状態から実行状態へと変更を試行するステップと、 (b)管理プロセッサを用いて前記主アプリケーション
    マイクロプロセッサの状態を監視するステップと、 (c)前記状態が第1の期間後も変化しない場合、ステ
    ップ(a)を反復させるステップと、 (d)ステップ(c)に応答して前記主アプリケーショ
    ンマイクロプロセッサが状態を変更できない場合、ステ
    ップ(a)を中止させるステップと、を含むことを特徴
    とする方法。
  26. 【請求項26】 ステップ(a)がリセット信号を発生
    するステップを含むことを特徴とする請求項25に記載
    の方法。
  27. 【請求項27】 ステップ(a)が、周期的に前記主ア
    プリケーションマイクロプロセッサへの調整電圧をオフ
    にしてその後オンにするステップを含むことを特徴とす
    る請求項25に記載の方法。
  28. 【請求項28】 ステップ(c)が、ステップ(a)を
    少なくとも2回反復させるステップを含むことを特徴と
    する請求項25に記載の方法。
  29. 【請求項29】 (e)ステップ(a)及び(c)の後
    に、少なくとも2回周期的に前記主アプリケーションマ
    イクロプロセッサへの調整電圧をオフにしその後オンに
    するステップを含み、 ステップ(d)がステップ(a)及び(e)に応答して
    中止されることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  30. 【請求項30】 電力供給状態と非電力供給状態とを有
    する、車両用情報、通信、又は娯楽システムに電力を供
    給する方法であって、 (a)主アプリケーションマイクロプロセッサを一時停
    止状態に置くことを試行するステップと、 (b)ステップ(a)を失敗した場合、リセットを試行
    せずに前記主アプリケーションマイクロプロセッサへの
    電圧を取り除くステップと、を含むことを特徴とする方
    法。
  31. 【請求項31】 ステップ(c)が、管理プロセッサを
    用いてRAM一時停止状態になるように前記主アプリケ
    ーションマイクロプロセッサに命令するステップを含む
    ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
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