JP2000081119A - 回転センサ付き自動変速機 - Google Patents

回転センサ付き自動変速機

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JP2000081119A
JP2000081119A JP10250243A JP25024398A JP2000081119A JP 2000081119 A JP2000081119 A JP 2000081119A JP 10250243 A JP10250243 A JP 10250243A JP 25024398 A JP25024398 A JP 25024398A JP 2000081119 A JP2000081119 A JP 2000081119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速機軸方向寸法の短縮化を確保しながら、
良好な組み付け性による回転センサのケース内配置が達
成される回転センサ付き自動変速機を提供すること。 【解決手段】 ピストン5のリターンスプリング及びス
プリングリテーナを、円環状であるピストン先端側の第
1スプリングリテーナ6と、一部に切欠部7cを有する
ピストンフランジ側の第2スプリングリテーナ7と、両
リテーナ6,7のボス部6a,7aに両バネ端が嵌合固
定された複数のリターンスプリング8により構成される
リターンスプリングユニットSUとし、タービン回転セ
ンサ5を、リターンスプリングユニットSUの切欠部7
cに符合する周方向位置で、第1スプリングリテーナ6
とピストンフランジ部3aとの間の軸方向位置に配置
し、且つ、トランスミッションケース1の内部に固定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タービン回転セン
サ等が設けられた回転センサ付き自動変速機の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転センサ付き自動変速機として
は、例えば、特開平5−172222号公報に記載のも
のが知られている。
【0003】この公報には、軸方向寸法の短縮化を図っ
た回転センサ付き自動変速機を目的とし、まず、サイド
カバーにピストンを配置し、ピストンボス部にリターン
スプリングをかしめたスプリングリテーナアッシーを配
置し、トランスミッションケースに対してサイドカバー
を組み付ける。その後、タービン回転センサをトランス
ミッションケースの外部からケースの穴部に挿入してタ
ービン回転センサを設ける技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回転センサ付き自動変速機にあっては、タービン回
転センサをケースの外部から組み付けているため、自動
変速機内の他の電気部品からの配線を加えれば、複数の
配線が自動変速機の複数の箇所からそれぞれ出てくるこ
とになり、自動変速機の車両搭載性が悪いという問題が
ある。
【0005】そこで、トランスミッションケース内にタ
ービン回転センサを配置しておき、ケース内で配線を取
りまとめておき、ケース外に出すことが考えられる。
【0006】この場合、ピストンボス部にスプリングリ
テーナアッシーを組み付けたサイドカバーを、タービン
回転センサが固定されたケースに組み付けようとする
と、スプリングリテーナが円環状であるために、リテー
ナとタービン回転センサが干渉し、サイドカバーを組み
付けることができない。
【0007】また、ケース側にスプリングリテーナアッ
シーを先に組み付けておけば、サイドカバーの組み付け
は可能であるが、ピストンボス部に多数のリターンスプ
リングを嵌合しなければならず、リターンスプリングの
倒れが生じるおそれがあり、組み付け性が良くない。
【0008】尚、特開平7−224911号公報に記載
されているように、ピストン先端側のリテーナに切り欠
きを設ければサイドカバーにスプリングリテーナを組み
付けた状態でケースにサイドカバーを組み付けることが
できる。しかし、ピストン先端側のスプリングリテーナ
を一部切り欠いているため、ピストンの支持剛性が低下
すると共に、ピストン周上における荷重分布のアンバラ
ンスによりスムーズな軸方向へのピストンストロークが
確保されず、多板ブレーキへの片当たりが生じるおそれ
がある。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、変速機
軸方向寸法の短縮化を確保しながら、良好な組み付け性
による回転センサのケース内配置が達成される回転セン
サ付き自動変速機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(解決手段1)上記課題
の解決手段1(請求項1)は、リターンスプリング及び
スプリングリテーナを有する油圧作動のピストンと、交
互に配列された静止プレートと回転プレートにより構成
され、前記ピストンの油圧ストロークにより締結される
多板ブレーキと、変速機入力軸と一体で回転する回転メ
ンバの回転数を電気信号により検出する回転センサとを
備え、前記ピストン及びピストン油室をサイドカバーに
配置し、前記多板ブレーキをトランスミッションケース
に配置し、前記回転センサをピストンと多板ブレーキと
の間に配置した回転センサ付き自動変速機において、前
記リターンスプリング及びスプリングリテーナを、円環
状であるピストン先端側の第1スプリングリテーナと、
一部に切欠部を有するピストンフランジ側の第2スプリ
ングリテーナと、両リテーナのボス部に両バネ端が嵌合
固定された複数のリターンスプリングにより構成される
リターンスプリングユニットとし、前記回転センサを、
前記リターンスプリングユニットの切欠部に符合する周
方向位置で、第1スプリングリテーナとピストンフラン
ジ部との間の軸方向位置に配置し、且つ、トランスミッ
ションケースの内部に固定したことを特徴とする。 (解決手段2)上記課題の解決手段2(請求項2)は、
請求項1記載の回転センサ付き自動変速機において、前
記回転センサを、予めトランスミッションケースの内部
に固定されているセンサブラケットへの差し込み係合に
より取り付けたことを特徴とする。 (解決手段3)上記課題の解決手段3(請求項3)は、
請求項1または請求項2記載の回転センサ付き自動変速
機において、前記回転センサからの配線と自動変速機内
の他の電気部品からの配線とをトランスミッションケー
ス内で取りまとめ、トランスミッションケースの1か所
から外部へ配線束を出したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)実施の形態1は
請求項1〜3に記載の発明に対応する回転センサ付き自
動変速機である。
【0012】まず、構成を説明する。 [全体構成について]図1は実施の形態1の回転センサ
付き自動変速機を示す断面図で、1はトランスミッショ
ンケース、2はサイドカバー、3はピストン、4は多板
ブレーキ、4aは静止プレート、4bは回転プレート、
5はタービン回転センサ(回転センサ)、6は第1スプ
リングリテーナ、7は第2スプリングリテーナ、8はリ
ターンスプリング、9は変速機入力軸、10は回転ドラ
ム(回転メンバ)、11はピストン油室、12はセンサ
配線、13は他の配線、14は配線束、15は配線束取
り出し穴、16は締結ボルト、17は第1多板クラッ
チ、18は第2多板クラッチ、19は連結メンバ、22
はスナップリングである。
【0013】前記ピストン3は、リターンスプリング8
及び第1,第2スプリングリテーナ6,7を有し、ピス
トン油室11への圧油供給により締結方向へストローク
し、ピストン油室11の圧油をドレーンすることにより
リターンスプリング8の付勢力が作用して解放方向へス
トロークする。
【0014】前記多板ブレーキ4は、交互に配列された
静止プレート4aと回転プレート4bにより構成され、
前記ピストン3の油圧ストロークにより締結され、連結
メンバ19をトランスミッションケース1に固定する。
【0015】タービン回転センサ5は、変速機入力軸9
と一体で回転する回転ドラム10の回転数(=タービン
回転数)を電気信号により検出するセンサである。
【0016】前記ピストン3及びピストン油室11は、
サイドカバー2に配置され、前記多板ブレーキ4は、ト
ランスミッションケース1に配置される。そして、ター
ビン回転センサ5は、ピストン3と多板ブレーキ4との
間に配置されている。
【0017】前記タービン回転センサ5は、トランスミ
ッションケース1の内部に固定され、タービン回転セン
サ5からの配線12と自動変速機内の他の電気部品(シ
フトソレノイドやライン圧ソレノイドや油温センサ等)
からの配線13とをトランスミッションケース1内で取
りまとめ、トランスミッションケース1に形成した配線
束取り出し穴15の1か所から外部へ配線束14を出し
てる。 [要部構成について]図2は実施の形態1の回転センサ
付き自動変速機のセンサ取り付け部を示す図3のA方向
矢視図、図3は実施の形態1の回転センサ付き自動変速
機のピストンと第2スプリングリテーナとの組み付け状
態を示す図、図4は実施の形態1の回転センサ付き自動
変速機の第1スプリングリテーナを示す図、図5は実施
の形態1の回転センサ付き自動変速機の第2スプリング
リテーナを示す図、図6は実施の形態1の回転センサ付
き自動変速機のリターンスプリングユニットを示す図、
図7は実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のセン
サ取り付け構成を示す図である。
【0018】図2〜図7において、1はトランスミッシ
ョンケース、3はピストン、3aはピストンフランジ
部、3bはピストン腕部、3cはセンサ切欠部、5はタ
ービン回転センサ、6は第1スプリングリテーナ、6a
はボス部、6bはピストン腕挿通穴、6cは回り止め突
起、7は第2スプリングリテーナ、7aはボス部、7b
はピストン腕挿通穴、7cは切欠部、8はリターンスプ
リング、SUはリターンスプリングユニット、20はセ
ンサブラケット、21はブラケット固定用ボルトであ
る。
【0019】前記ピストン3に締結解放方向の付勢力を
付与する部材を、円環状であるピストン先端側の第1ス
プリングリテーナ6と、一部に切欠部7cを有するピス
トンフランジ側の第2スプリングリテーナ7と、両リテ
ーナ6,7のボス部6a,7aに両バネ端が嵌合固定さ
れた複数のリターンスプリング8により構成されるリタ
ーンスプリングユニットSUとしている。第1スプリン
グリテーナ6は、図4に示すように、円環状であって、
ボス部6aと、ピストン腕挿通穴6bと、ケース1に形
成された溝との嵌合により回転を止める回り止め突起6
cとを有し、第2スプリングリテーナ7は、図5に示す
ように、タービン回転センサ5の取り付け位置に切欠部
7cを持つC字状であって、ボス部7aと、ピストン腕
挿通穴7bとを有する。2つのスプリングリテーナ6,
7のボス部6a,7aとピストン腕挿通穴6b,7bと
は、互いに対応する位置に形成されていて、ボス部6
a,7aの各対にはそれぞれリターンスプリング8が嵌
合固定され(図6)、ピストン腕挿通穴6b,7bの各
対にはそれぞれピストン3のピストン腕部3bが挿通さ
れている(図2)。
【0020】前記タービン回転センサ5は、図3に示す
ように、リターンスプリングユニットSUの切欠部7c
に符合する周方向位置で、図2に示すように、第1スプ
リングリテーナ6とピストンフランジ部3aとの間の軸
方向位置に配置され、且つ、トランスミッションケース
1の内部に固定されている。このタービン回転センサ5
のケース内固定は、図7に示すように、予めトランスミ
ッションケース1の内部にボルト21により固定されて
いるセンサブラケット20への差し込み係合により取り
付けられる。
【0021】次に、作用効果を説明する。 [タービン回転検出作用について]電子制御型自動変速
機を搭載した車両では、走行中にショックのない変速制
御やロックアップ制御等を行なうため、コントロールユ
ニットの入力情報の一つとしてトルクコンバータのター
ビン回転数情報を用いている。
【0022】このタービン回転数情報を得るためのセン
サがタービン回転センサ5であり、変速機入力軸9と一
体で回転する回転ドラム10の外周に近接する位置に配
置されたこのセンサ5では、回転ドラム10の外周に形
成されたスプライン凹凸による磁力線の変化でドラム回
転数に応じた周波数の正弦波信号が取り出される。よっ
て、コントロールユニットではこの正弦波信号をパルス
信号に変換し、パルス信号のパルス数をカウントするこ
とでタービン回転数が検出される。 [変速機軸方向短縮化について]タービン回転センサ5
は、ピストン3と多板ブレーキ4との間、より具体的に
は、第1スプリングリテーナ6とピストンフランジ部3
aとの間の軸方向位置に配置されているため、ピストン
3及び多板ブレーキ4によるブレーキ機構とはオフセッ
トした軸方向位置にセンサを設ける場合に比べ、ブレー
キ機構と軸方向に重なる位置にタービン回転センサ5が
設けられる分、変速機軸方向短縮化が達成される。 [組み付け性について]ピストン3と多板ブレーキ4と
タービン回転センサ5との組み付け工程について説明す
る。
【0023】まず、トランスミッションケース1側に多
板ブレーキ4のプレート4a,4bを組み付け、スナッ
プリング22にて組み付け状態を確保しておく。また、
トランスミッションケース1側にセンサブラケット20
を固定しておく。
【0024】そして、第1スプリングリテーナ6と第2
スプリングリテーナ7とリターンスプリング8により構
成されるリターンスプリングユニットSUを予め組み立
てておいて、このリターンスプリングユニットSUをス
ナップリング22に接するように組み付け、切欠部7c
をタービン回転センサ5の取り付け位置に合わせる。そ
して、センサブラケット20への差し込み係合によりタ
ービン回転センサ5を取り付けておく。
【0025】一方、サイドカバー2側には、ピストン3
をカバー2のピストン溝に組み付けておく。
【0026】そして、トランスミッションケース1に対
してサイドカバー2を組み付けるが、この時、ピストン
3のセンサ切欠部3cをタービン回転センサ5の位置に
合わせ、各ピストン腕部3bを両スプリングリテーナ
6,7のピストン腕挿通穴6b,7bに挿通し、ボルト
16を締め付けることで行なわれる。
【0027】このように、トランスミッションケース1
側にリターンスプリングユニットSUを先に組み付けて
おけば、タービン回転センサ5をケース内配置としてい
るにもかかわらず、容易にサイドカバー2の組み付けが
でき、例えば、ピストンボス部に多数のリターンスプリ
ングを嵌合するというような面倒な作業を行なう必要が
ないし、さらに、リターンスプリング8の倒れが生じる
おそれもなく、短時間にて良好な組み付け性により組み
付けることができる。 [多板ブレーキの締結・解放動作について]スプリング
リテーナをピストン先端側に一つだけ用い、そのスプリ
ングリテーナを一部切り欠いた場合、あるいは、リター
ンスプリングの倒れが生じたままにして組み付けてしま
った場合、ピストンの支持剛性が低下すると共に、ピス
トン周上における荷重分布のアンバラスによりスムーズ
な軸方向へのピストンストロークが確保されず、多板ブ
レーキへの片当たりが生じるおそれがある。
【0028】これに対し、本実施の形態1では、第1ス
プリングリテーナ6と第2スプリングリテーナ7とリタ
ーンスプリング8により構成されるリターンスプリング
ユニットSUを採用してるため、安定してピストン3の
支持剛性が確保されると共に、ピストン周上における荷
重分布もバランスしたものとなり、スムーズな軸方向へ
のピストンストロークが確保され、多板ブレーキ4への
片当たりが生じることなく締結・解放動作が行なわれ
る。 [車両搭載性について]従来はタービン回転センサをケ
ースの外部から組み付けているため、自動変速機内の他
の電気部品からの配線を加えれば、複数の配線が自動変
速機の複数の箇所からそれぞれ出てくることになり、自
動変速機の車両搭載性が悪いという問題があった。
【0029】これに対し、本実施の形態1では、トラン
スミッションケース1内にタービン回転センサ5を配置
し、タービン回転センサ5からの配線12と自動変速機
内の他の電気部品からの配線13とをトランスミッショ
ンケース1内で取りまとめ、トランスミッションケース
1に形成した配線束取り出し穴15の1か所から外部へ
配線束14を出したため、自動変速機の車両搭載性が良
好となる。 (その他の実施の形態)実施の形態1では、タービン回
転センサ5を、予めトランスミッションケース1の内部
に固定されているセンサブラケット20への差し込み係
合により取り付け例を示したが、タービン回転センサ5
を螺合等によりトランスミッションケース1に直接固定
する例としても良い。
【0030】実施の形態1では、タービン回転センサ5
からの配線12と自動変速機内の他の電気部品からの配
線13とをトランスミッションケース1内で取りまと
め、トランスミッションケース1の1か所から外部へ配
線束14を出す例を示したが、適宜取りまとめた配線を
トランスミッションケースの2か所や3か所から外部へ
出すような例としても良い。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、リター
ンスプリング及びスプリングリテーナを有する油圧作動
のピストンと、交互に配列された静止プレートと回転プ
レートにより構成され、ピストンの油圧ストロークによ
り締結される多板ブレーキと、変速機入力軸と一体で回
転する回転メンバの回転数を電気信号により検出する回
転センサとを備え、ピストン及びピストン油室をサイド
カバーに配置し、多板ブレーキをトランスミッションケ
ースに配置し、回転センサをピストンと多板ブレーキと
の間に配置した回転センサ付き自動変速機において、リ
ターンスプリング及びスプリングリテーナを、円環状で
あるピストン先端側の第1スプリングリテーナと、一部
に切欠部を有するピストンフランジ側の第2スプリング
リテーナと、両リテーナのボス部に両バネ端が嵌合固定
された複数のリターンスプリングにより構成されるリタ
ーンスプリングユニットとし、回転センサを、トランス
ミッションケースの内部であって、リターンスプリング
ユニットの切欠部に符合する周方向位置で、第1スプリ
ングリテーナとピストンフランジ部との間の軸方向位置
に配置し、且つ、トランスミッションケースの内部に固
定したため、変速機軸方向寸法の短縮化を確保しなが
ら、良好な組み付け性による回転センサのケース内配置
を達成することができるという効果が得られる。
【0032】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の回転センサ付き自動変速機において、回転センサ
を、予めトランスミッションケースの内部に固定されて
いるセンサブラケットへの差し込み係合により取り付け
たため、請求項1記載の発明の効果に加え、容易に回転
センサをトランスミッションケースの内部に固定するこ
とができる。
【0033】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の回転センサ付き自動変速機におい
て、回転センサからの配線と自動変速機内の他の電気部
品からの配線とをトランスミッションケース内で取りま
とめ、トランスミッションケースの1か所から外部へ配
線束を出したため、請求項1または請求項2記載の発明
の効果に加え、自動変速機の車両搭載性を良好にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機を示
す図である。
【図2】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のセ
ンサ取り付け部を示す図3のA方向矢視図である。
【図3】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のピ
ストンと第2スプリングリテーナとの組み付け状態を示
す図である。
【図4】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機の第
1スプリングリテーナを示す図である。
【図5】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機の第
2スプリングリテーナを示す図である。
【図6】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のリ
ターンスプリングユニットを示す図である。
【図7】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のセ
ンサ取り付け構成を示す図である。
【符号の説明】
1 トランスミッションケース 2 サイドカバー 3 ピストン 3a ピストンフランジ部 3b ピストン腕部 3c センサ切欠部 4 多板ブレーキ 4a 静止プレート 4b 回転プレート 5 タービン回転センサ(回転センサ) 6 第1スプリングリテーナ 6a ボス部 6b ピストン腕挿通穴 6c 回り止め突起 7 第2スプリングリテーナ 7a ボス部 7b ピストン腕挿通穴 7c 切欠部 8 リターンスプリング 9 変速機入力軸 10 回転ドラム(回転メンバ) 11 ピストン油室 12 センサ配線 13 他の配線 14 配線束 15 配線束取り出し穴 16 締結ボルト 17 第1多板クラッチ 18 第2多板クラッチ 19 連結メンバ SU リターンスプリングユニット 20 センサブラケット 21 ブラケット固定用ボルト 22 スナップリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リターンスプリング及びスプリングリテ
    ーナを有する油圧作動のピストンと、 交互に配列された静止プレートと回転プレートにより構
    成され、前記ピストンの油圧ストロークにより締結され
    る多板ブレーキと、 変速機入力軸と一体で回転する回転メンバの回転数を電
    気信号により検出する回転センサとを備え、 前記ピストン及びピストン油室をサイドカバーに配置
    し、前記多板ブレーキをトランスミッションケースに配
    置し、前記回転センサをピストンと多板ブレーキとの間
    に配置した回転センサ付き自動変速機において、 前記リターンスプリング及びスプリングリテーナを、円
    環状であるピストン先端側の第1スプリングリテーナ
    と、一部に切欠部を有するピストンフランジ側の第2ス
    プリングリテーナと、両リテーナのボス部に両バネ端が
    嵌合固定された複数のリターンスプリングにより構成さ
    れるリターンスプリングユニットとし、 前記回転センサを、前記リターンスプリングユニットの
    切欠部に符合する周方向位置で、第1スプリングリテー
    ナとピストンフランジ部との間の軸方向位置に配置し、
    且つ、トランスミッションケースの内部に固定したこと
    を特徴とする回転センサ付き自動変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転センサ付き自動変速
    機において、 前記回転センサを、予めトランスミッションケースの内
    部に固定されているセンサブラケットへの差し込み係合
    により取り付けたことを特徴とする回転センサ付き自動
    変速機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の回転セン
    サ付き自動変速機において、 前記回転センサからの配線と自動変速機内の他の電気部
    品からの配線とをトランスミッションケース内で取りま
    とめ、トランスミッションケースの1か所から外部へ配
    線束を出したことを特徴とする回転センサ付き自動変速
    機。
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Cited By (9)

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