JP2000080946A - 内燃機関の始動時燃料供給制御装置 - Google Patents

内燃機関の始動時燃料供給制御装置

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JP2000080946A
JP2000080946A JP25246098A JP25246098A JP2000080946A JP 2000080946 A JP2000080946 A JP 2000080946A JP 25246098 A JP25246098 A JP 25246098A JP 25246098 A JP25246098 A JP 25246098A JP 2000080946 A JP2000080946 A JP 2000080946A
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JP
Japan
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fuel supply
internal combustion
combustion engine
cranking
fuel
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JP25246098A
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English (en)
Inventor
Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の始動の状態をクランキング回転数
と該クランキング回転数から算出されるクランキング回
転数上昇速度の状態に応じて、燃料供給の時期と燃料供
給量を調整することによって速やかに始動させることを
目的とする。 【構成】 内燃機関のクランキング回転数NEとクラン
キング回転数上昇速度ΔNEを、回転速度センサ23と
燃料供給制御装置20とで算出し、燃料供給中断手段が
燃料噴射弁7からの燃料の供給を中断し、また前記クラ
ンキング回転数NEと前記クランキング上昇速度ΔNE
に応じて燃料供給復帰手段が燃料の供給を復帰させるタ
イミングを決め、その後前記内燃機関の状態を前記クラ
ンキング回転数NEと前記クランキング回転数上昇速度
ΔNEによって感知し、これに応じて燃料供給量を補正
して供給することによって燃焼室1内の混合気の空燃比
を可燃範囲に入れることにより、速やかに始動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の始動時に
おいて、該内燃機関の回転速度の状態に応じて燃料供給
停止時間や燃料供給量を制御する内燃機関の始動時燃料
供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の始動操作時において、吸気弁
あるいは排気弁に異物が噛み込まれていたり、バルブタ
イミングがずれていたりして、燃焼室内の圧縮圧力(コ
ンプレッションとも呼ぶ。)が正規の値まで出なくて、
始動性が良好でない場合がある。このような場合でも、
内燃機関の始動時の燃料供給量を制御することによっ
て、始動性を向上させようとした制御装置は既に幾つか
提示されている。その中の一つに、クランキングが開始
された後に、一定の時間以内では通常の燃料供給量を噴
射するが、それを越えた時は一時燃料供給を停止し、そ
の後燃料の供給を再開するが燃料供給量は当初より減量
させた量とし、燃料供給と燃料供給停止を交互に繰り返
すことによって始動性を向上させるというものがある。
それが以下に説明するトヨタ技術公開集6596(19
97年3月31日)に述べられている。
【0003】これは図8に示すように、始動時のクラン
キングに入ってから第1の所定時間T1 の間は燃料供給
量を決めるための補正係数FTZSを1.0とする。次
に第1の所定時間を過ぎて第2の所定時間T2 に至るま
では燃料供給を停止して掃気を行う。第2の所定時間T
2 に達した後は第3の所定時間T3 に至るまでの再噴射
に当たっては、補正係数FTZSを0.5として燃料供
給量を半減する。第3の所定時間T3 に至ると再び噴射
を停止する。その後未だ始動が完了せずクランキングが
続く場合は、図8に示すように同じ間隔の時間で燃料供
給停止して掃気と再噴射を繰り返す。
【0004】このような始動時におけるクランキング時
の燃料供給量の制御について説明する。前記第1の所定
時間T1 を過ぎても前記内燃機関が完爆(燃焼室内の混
合気の燃焼によって内燃機関が駆動する状態で、スター
タによって駆動されなくなった状態をいう。)に至ら
ず、クランキング状態が続くと、燃焼室内の壁面等に未
燃焼燃料が付着し引き続く吸気行程で混合気が吸入され
ると前記燃焼室内の空燃比はリッチ(過濃)になってし
まう。そこで前記第1の所定時間T1 を過ぎて前記第2
の所定の時間T2 に至るまでは燃料の供給を停止するこ
とで、リッチになった空燃比が更にリッチになってゆく
ことなく、リーン(過薄)の方向へ変化してゆく。
【0005】その次には前記第2の所定時間T2 を越え
ると、前述の如く前記第3の所定時間T3 までは燃料供
給量を半減するのであるが、これは初期に比べてリッチ
にならないようにする。この後前記第1の所定時間T1
を過ぎて前記第3の所定時間T3 に至るまでと同様に、
燃料供給停止と半減された量の燃料供給量の供給を繰り
返すことで、前記燃焼室の空燃比が可燃範囲に入れば、
完爆させることができ始動が完了する。このような制御
を行うことにより始動性が向上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の技術の内
燃機関の始動時燃料供給制御装置においては、前述の如
く始動操作開始当初の補正係数FTZS(=1.0)に
よる燃料供給量によって前記内燃機関が完爆に至らない
時に、前記燃焼室内の混合気の空燃比がリッチになって
しまうが、その後燃料供給を停止し、次の燃料供給に当
たっては補正係数FTZS(=0.5)によって燃料供
給量を半減する制御を施すので、前記燃焼室内の混合気
の空燃比がリーンの方向へゆき可燃範囲へ入って完爆し
始動が完了する可能性は高まる。しかしながら前記燃焼
室内の空燃比が確実に可燃範囲に入ったか否かは分から
ず、その可能性を高めただけに過ぎない。従って必ず始
動できるという保証がないという問題点があった。
【0007】かかる問題点に対して、始動の状態をクラ
ンキング回転数と該クランキング回転数から算出される
クランキング回転数上昇速度の状況に応じて、燃料供給
の時期と燃料供給量を調整することによって、前記燃焼
室内の混合気の空燃比を可燃範囲にして始動性を向上す
る内燃機関の始動時燃料供給制御装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】内燃機関の始動操作時に
該内燃機関への燃料供給を制御する始動時燃料供給制御
装置であって、内燃機関のクランキング回転数を検出す
るクランキング回転数検出手段と、該クランキング回転
数からクランキング回転数上昇速度を算出するクランキ
ング回転数上昇速度算出手段と、クランキング時間を検
出するクランキング時間検出手段と、該クランキング時
間検出手段により検出されたクランキング時間が始動不
良判定時間を越えると燃料の供給を中断する燃料供給中
断手段と、前記クランキング回転数検出手段により検出
されたクランキング回転数と該クランキング回転数から
算出されるクランキング回転数上昇速度に応じて前記燃
料供給中断手段によって中断された燃料の供給を復帰さ
せるタイミングを決める燃料供給復帰手段と、燃料供給
時に燃料供給量を設定して供給する燃料供給手段と、を
備えることを特徴とする内燃機関の始動時燃料供給制御
装置である。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関の始動時燃料供給制御装置において、前記燃
料供給復帰手段は、前記クランキング回転数上昇速度算
出手段で算出された始動時のクランキング回転数上昇速
度が第1所定値を越えた後に、該第1所定値より小さい
第2所定値より小さくなった時に燃料供給を復帰させる
ものであることを特徴とする内燃機関の始動時燃料供給
制御装置である。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関の始動時燃料供給制御装置において、前記燃
料供給手段は、前記燃料供給復帰手段によって燃料供給
の復帰が決められた後の燃料供給量を前記内燃機関の状
態に応じて補正するものであることを特徴とする内燃機
関の始動時燃料供給制御装置である。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の内燃機関の始動時燃料供給制御装置において、前記燃
料供給手段は、前記燃料供給復帰手段によって燃料供給
の復帰が決められた後に、復帰以前の燃料供給量より少
ない燃料供給量を供給し始め、その後徐々に該燃料供給
量を増加させてゆくものであることを特徴とする内燃機
関の始動時燃料供給制御装置である。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関の始動時燃料供給制御装置において、前記燃
料供給手段は、前記燃料供給復帰手段によって燃料供給
の復帰が決められた後の燃料供給量を前記内燃機関の温
度に応じて補正するものであることを特徴とする内燃機
関の始動時燃料供給制御装置である。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関の始動時燃料供給制御装置において、前記燃
料供給中断手段は、燃料の供給を中断する判断に用いる
始動不良判定時間を前記内燃機関の温度に応じて補正す
るものであることを特徴とする内燃機関の始動時燃料供
給制御装置である。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関の始動時燃料供給制御装置において、前記燃
料供給復帰手段は、前記燃料供給中断手段によって燃料
供給が中断された後に、燃料供給を復帰するまでの燃料
供給中断時間の最大時間を前記内燃機関の温度に応じて
補正するものであることを特徴とする内燃機関の始動時
燃料供給制御装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の始動時燃料
供給制御装置が取り付けられた内燃機関の一部を図1に
概略図で示す。ここでは1つの気筒だけを示している
が、4気筒や6気筒等の複数気筒の内燃機関においての
他の気筒も基本的には同様と考えて良い。吸入された空
気は吸気通路3を通って燃焼室1へ導き入れられる。こ
の時吸気通路3と燃焼室1との境に吸気弁4が設けられ
ていて、ピストン2の上下方向の往復運動に連動して開
閉を繰り返す。吸気弁4の近傍の上流側に燃料噴射弁7
が配置されていて、吸入空気と燃料噴射弁7から噴射さ
れた燃料との重量比である空燃比(A/Fとも記す。)
が調整された混合気となって、吸気弁4の開放時に燃焼
室1に導き入れられる。燃焼室1の上方には点火栓8が
配置されていて、燃焼室1内の燃料を点火し燃焼(これ
を爆発とも呼ぶ。)させる。この燃焼時の圧力でピスト
ン2は下方に押し下げられる。排気時はピストン2が押
し上げられると、排気弁6が開かれて排気ガスは排気通
路5へ押し出される。その後この排出された排気ガスは
排気通路5に連結された排気管10に導かれるが、排気
管10の途中には触媒コンバータ9が具備されていて、
排気ガス中のHC、CO、NOX 等を酸化あるいは還元
し清浄化する。
【0016】前記燃料噴射弁7による燃料噴射量を制御
する装置が、マイクロコンピュータで構成される制御装
置20である。この制御装置20には吸気通路3の前に
配置され吸入空気量を検出するための空気流量計21
と、前記内燃機関の冷却水温を検出する水温センサ22
と、前記内燃機関の回転数を検出するための回転速度セ
ンサ23と、スロットル開度を検出するためのスロット
ル開度センサ24と、バッテリの電圧を検出するバッテ
リ電圧計25と、クランク回転角を検出するクランク角
センサ26等からの制御情報が送られて来るように接続
されている。ここで前記内燃機関の温度を検出するため
に、水温センサ22以外に油温センサ27からの情報を
用いても良い。
【0017】本発明の実施の形態について、まず内燃機
関の始動時における内燃機関回転数(以下クランキング
回転数と呼ぶ。)と燃焼室1内の混合気の空燃比との関
係を示す図2から説明してゆく。図示しないスタータに
よって前記内燃機関を強制的に回転させると当初の段階
では、図2(A)に示すようにクランキング回転数NE
は比較的低い回転数で変動してゆく。この時燃焼室1内
の混合気の空燃比が可燃範囲に入りうまく完全に燃焼す
る(この状態を以下では完爆と呼ぶ。)に至れば始動が
成功したことになるが、吸気弁4や排気弁6に異物が噛
み込まれていたり、またバルブタイミングがずれていた
りして、燃焼室1内のコンプレッションが正規の値まで
出なくて、直ぐに完爆できなかったような場合とか、た
またま外気温が極めて低くて直ぐに完爆しなかったりす
ると、始動性が良好ではなくなる。図2(C)に、始動
操作を開始してリーン状態から一度可燃範囲に入り、短
い時間後にリッチになって行った場合のA/F(空燃
比)の時間経過のグラフを示す。始動操作の当初は図2
(D)に示す如く、時間経過に対する1回転当たりの燃
料供給量TAU(始動時のみに限った燃料供給量はTA
USTと呼ぶ。)をQ0 として一定の始動時燃料供給量
TAUSTを供給する。
【0018】この始動時の燃料供給量であるTAUST
は前記内燃機関の燃料噴射弁7から供給されるのである
が、個々の気筒ごとに燃料噴射弁を有している場合はそ
の個々の燃料噴射弁から設定された量が供給される。個
々の気筒ごとに燃料噴射弁を有していない場合は、例え
ば複数の気筒をまとめてグループ化してグループごとの
燃料噴射弁から供給したり、場合によっては一つの燃料
噴射弁で全気筒の分をまとめて供給したりする。
【0019】このまま始動時燃料供給量TAUSTを供
給し続けてゆくと、前記内燃機関は未だクランキング状
態にあって完爆に至っていないから、燃焼室1内の未燃
焼の混合気を排出してゆくだけで、空燃比はどんどんリ
ッチの度合いを強めてゆくことになる。そこで、始動不
良判定時間C0 に達すると、燃料の供給を中断する。こ
こでこの始動不良判定時間C0 を、前記内燃機関の温度
に応じて補正することによって精度を向上する。前記内
燃機関の温度を表すものとして水温センサ22で検出さ
れる水温を取り、この水温に応じて始動時不良判定時間
C0 を表したグラフが図3に示されている。このよう
に、前記内燃機関の状態の一つである温度(この場合は
水温を取っているが、油温センサ27の油温を取っても
良い。)によって始動時不良判定時間C0 を補正して、
判定に用いるので、始動不良の判定の精度が向上すると
いう優れた効果がある。
【0020】この燃料供給中断をF/Cと表すこととす
る。このF/Cによってクランキング状態の時の燃焼室
1内のA/Fは、燃料の供給が途絶えるわけだから図2
(C)の曲線で示すように徐々にリーン側に変化してゆ
く。燃料供給を中断してからの時間である燃料供給中断
時間Eの最大時間を最大F/C時間E0 とする。この最
大F/C時間E0 を越えない範囲においては、再び燃料
の供給を復帰させ徐々に供給量を増やしてゆく制御を行
う。この最大F/C時間E0 を越えた場合には即座に元
の始動時燃料供給量TAUSTを供給する。この最大F
/C時間E0 についても図4に示すように、前記水温に
応じて補正することによって精度を向上させる。このよ
うに、前記内燃機関の温度によって最大F/C時間E0
を補正して、後述の判定に用いるので、燃料供給中断時
間の精度が向上し、適切な燃料供給中断が実施されると
いう優れた効果が得られる。
【0021】そして燃焼室1内のA/Fが可燃範囲に入
る状態になると、燃焼室1内で燃焼し出すので、前記ス
タータの当初の回転数を上回るようになって、図2
(A)に示すようにクランキング回転数NEがそれまで
と異なり一気に上昇してゆく。クランキング回転数上昇
速度をΔNEとすれば、このΔNEが第1所定値Fを越
える。同時に燃焼室1内の燃料は燃焼させられて減って
ゆくので、図2(C)に示すA/Fが急にリーンの方向
へゆく。このF/Cの間にうまく完爆してしまえば始動
できたということになる。しかし未だクランキング回転
数が始動判定回転数Dにまで至らないのに、A/Fが可
燃範囲を越えてリーンになってしまうと折角上昇したク
ランキング回転数が再び低下してしまうことになる。
【0022】そこで、このA/Fが可燃範囲を越えて行
ってしまわないように、今度は再び燃料の供給を再開し
たいわけである。A/Fが可燃範囲を越えてリーンにな
る時には、前記クランキング回転数NEの上昇は緩む。
そこでこのクランキング回転数上昇速度ΔNEが第2所
定値Gより小さくなる時を捉えて、燃料を供給再開す
る。するとA/Fは再びリッチ側へ向かってゆくので、
可燃範囲に入った状態が続く。従って燃焼室1内の爆発
が順調にゆき、クランキング回転数NEが再び上昇して
ゆき、前記の始動判定回転数Dを越えるに至る。そうな
れば始動が完了する。始動操作が終了したら燃料供給は
通常運転時の燃料供給制御とする。
【0023】ここで燃料供給復帰後の燃料供給量につい
てであるが、その一つのやり方について図2(D)に示
す。これは始動時燃料供給量TAUSTを一気にQ0 に
持って行かないで、まずQ0 より少し少ない量のQ1 と
する。この始動時燃料供給量Q1 は後述の燃料補正係数
kTAUSTである燃料補正係数初期値Mによって与え
られる。その後徐々に増量してゆき、前記クランキング
回転数NEがクランキング回転数Kに達するまで一定の
率で増加させてゆく。この徐々に増量させる供給量を決
めるのは、やはり後述する燃料補正係数kTAUSTを
増加させる燃料補正係数増分値Hによって与えられる。
図2(D)に示す例では前記クランキング回転数Kに達
した時に、始動時燃料供給量TAUSTはQ2 になって
いる。そして前記クランキング回転数NEが前記クラン
キング回転数Kに達すると、当初の始動時燃料供給量Q
0 に戻す。その後クランキング回転数NEが始動判定回
転数Dになれば、始動は完了したことになるから、通常
の燃料供給制御(通常噴射)に移行する。
【0024】燃料供給の復帰が決められた後の燃料供給
量,即ち前記始動時燃料供給量TAUSTとその後の増
加を決める値となる前述の燃料補正係数初期値Mと燃料
補正係数増分値Hについて、前記内燃機関の温度、ここ
では水温を取ることにするが、これによって補正する。
これらの値の水温との関係は図5と図6のグラフに示さ
れる。このような燃料供給の復帰後の燃料供給量とその
増加率を前記内燃機関の温度によって補正することによ
って、適正な燃料供給量が供給され、空燃比を可燃範囲
にいれることができるので、優れた始動性が得られると
いう効果がある。
【0025】ここで、前述のようなクランキング回転数
Kを設定せずに、前記クランキング回転数NEが始動判
定回転数Dになるまでは、Q0 を最大値として一定の率
で増量させてゆくような制御の方法を取っても良いこと
は言うまでもない。
【0026】ではこの本発明の実施の形態の制御につい
て、図7に示すフローチャートを用いて具体的に説明す
る。
【0027】図7の各処理に記してある番号はステップ
の番号を示すものであり、以下では番号の前にSを付け
ることとする。イニシャル値としては図7の右上の四角
に囲まれた如くに設定しておく。まずS101でこの内
燃機関が始動操作中であるかを判定する。もしNO即ち
始動操作中でないなら、S130へ進んで通常の運転時
の燃料供給制御を実施する。その後はリターンへ進み、
再び最初からの制御を繰り返す。S101においてYE
S即ち始動操作中であるなら、S102へ進む。
【0028】S102においてはこの内燃機関の温度と
して水温THWを水温センサ22から取り込み、制御装
置20へ記憶する。また回転速度センサ23と制御装置
20の一部で構成されるクランキング回転数検出手段
が、クランキング回転数NEを取り込んで記憶する。そ
の後S103へ進み、S102で取り込んだ水温THW
とクランキング回転数NEとから始動時燃料供給量TA
USTを、予め作成されてあるマップをもとにして演算
する。これは前述の図2(D)の始動操作当初の始動燃
料供給量Q0 を求めることに相当する。その後S104
へ進む。
【0029】S104においてはスタートの時点である
か否かを示すスタートフラッグXSTAが0であるかを
判定する。YES(XSTA=0)であればスタートの
時点にあることを示すが、この時はS106へ進む。N
O(XSTA=1)であればS105へ進んで、クラン
キング時間Cに一定の微小単位時間Jを加える。その後
S106へ進む。
【0030】S106においては、フラッグXFCSが
0であるかを判定する。このフラッグXFCSは図2
(B)に示すように始動当初の燃料噴射をしている時と
始動後通常噴射に入っている時が0でそれ以外は1であ
る。S106においてYES(XFCS=0)であれ
ば、S107へ進む。S107においては、クランキン
グ時間Cが前記始動不良判定時間C0 より短いかを判定
する。S107においてクランキング時間Cが始動不良
判定時間C0 より短いならS108へ進んでスタートフ
ラッグXSTAを1とする。これによってスタート時点
を過ぎたことが示される。次いでS109へ進む。ここ
では、燃料補正係数kTAUSTを1.0とする。そし
てS110へ進んで始動時燃料供給量TAUSTにこの
燃料補正係数kTAUSTを乗ずる。即ち前述のマップ
から求めた始動時燃料供給量TAUSTのままの値とな
る。これは前述の図2(D)においてクランキング時間
Cが始動不良判定時間C0 より短い間は始動時燃料供給
量TAUSTをQ0 にしておくことを意味する。
【0031】S107にてNO即ちクランキング時間C
が始動不良判定時間C0 に達したなら、S111へ進ん
で、ここで燃料供給中断を実行し、燃料供給中断フラッ
グXFCSを1とする。この切り替わりで燃料供給中断
フラッグXFCSが0から1に変化することは、前述の
図2(B)に示されている。このようにクランキング時
間Cが始動不良判定時間C0 に達すると、燃料の供給を
中断するのが燃料供給中断手段であり、制御装置20の
一部と燃料噴射弁7とで構成されている。その後はリタ
ーンへゆき、再び元に戻って制御処理を繰り返す。
【0032】S106においてNO即ちフラッグXFC
Sが1であれば、S112へ進み、燃料の供給が中断し
てからの経過時間である燃料供給中断時間(以下F/C
時間と記す。)Eに対して、一定の微小単位時間Jを加
える。その後S113へ進む。ここでは前記クランキン
グ回転数NEが、始動判定回転数Dより小さいかを判定
する。もし小さいなら未だ始動が完了していないことに
なり、S114へ進む。ここでは更に始動判定回転数D
より小さい所定の値であるクランキング回転数Kより小
さいかを判定する。そしてYES即ち小さいならS11
5へ進む。
【0033】S115にてはF/C時間Eが予め設定し
てある最大F/C時間E0 より小さいか判定する。YE
S即ちF/C時間Eが最大F/C時間E0 より短い場合
は、未だ燃料供給を中断したままでも良いという条件は
満たしているので、その後のステップでそのまま燃料供
給を中断したままとするか、燃料供給を復帰するか判断
してゆくことになる。そこでS116へ進む。
【0034】S116においてはクランキング回転数N
Eの上昇速度であるクランキング回転数上昇速度ΔNE
が予め設定されている第1所定値Fより大きいか判定す
る。このクランキング回転数上昇速度ΔNEを算出する
のは前述のクランキング回転数上昇速度算出手段であ
る。YES即ち大きいならS117へ進み、第1所定値
Fを越えたということになるから、フラッグXNE1に
1を立てる。その後前述してあるS111へ進む。これ
は図2に示すように、燃焼室1内の混合気の空燃比は可
燃範囲に入っていてクランキング回転数NEも上昇中で
あるが、燃料供給は中断したままでゆくということを意
味している。
【0035】S116においてNO即ちクランキング回
転数上昇速度ΔNEが第1所定値F以下になれば、S1
18へ進む。ここでは前記フラッグXNE1に1が立っ
ているかを判定する。XNE1が1であれば、S119
へ進む。ここではクランキング回転数上昇速度ΔNEが
第2所定値Gより小さいかを判定する。そして小さいな
らS120へ進んで燃料補正係数kTAUSTを燃料補
正係数初期値Mとする。その後S121へ進んで、フラ
ッグを降ろすべくXNE1を0とする。更に徐変復帰フ
ラッグXTAUを1にする。そしてS110へ合流して
始動時燃料供給量TAUSTにこの燃料補正係数KTA
UST(=M)を乗じる。従ってこの場合は図2(D)
に示すように当初の始動時燃料供給量Q0 より減量され
たQ1 が供給されることになる。
【0036】このS119によって判別して、前記クラ
ンキング回転数検出手段で検出されたクランキング回転
数NEと前記クランキング回転数上昇速度算出手段で算
出されるクランキング回転数上昇速度ΔNEに応じて燃
料の供給を復帰させる時間を決めるのが燃料供給復帰手
段であり、制御装置20によってこの処理を実施する。
S119においてクランキング回転数上昇速度ΔNEが
第2所定値Gより小さくなっていないならS111へゆ
き、そのまま燃料供給中断を継続する。
【0037】S118においてNO即ちフラッグXNE
1に1が立っていないなら、S123へ進む。S123
においては徐変復帰フラッグXTAUが1であるか否か
が判定される。YES即ち徐変復帰に入ったなら、S1
24へ進む。ここでは燃料補正係数kTAUSTに所定
の燃料補正係数増分値Hを加える。これは図2でクラン
キング回転数上昇速度ΔNEが第1所定値Fより大きく
はないが、前記フラッグXNE1に1が立っていないの
で、ちょうど燃料供給が復帰された後に相当し、始動時
燃料供給量Q1 から徐々にQ2 まで増量させてゆく徐変
復帰状態に相当する。この時の増量の程度を決めている
のが前記燃料補正係数増分値Hである。
【0038】次いでS125へ進む。S125では燃料
補正係数kTAUSTが1.0を越えているかを判定す
る。越えることになったらそこでS126へ進み、F/
C時間Eを0とし、S127へ進んで、燃料補正係数k
TAUSTを1.0とする。この場合はその後S110
へ進んで始動時燃料供給量TAUSTに1.0を乗ずる
ことになるから、図2(D)に示すような始動時燃料供
給量がQ2 から一気にQ0 へ段階的に飛ぶことに相当す
る。
【0039】勿論燃料供給の復帰後の始動時燃料供給量
Q1 から徐々に増量されてゆく途中でQ0 になってしま
う場合は段階的にQ0 に達するのではないから、Q2 の
点が出て来ないことになる。S125にて燃料補正係数
kTAUSTが1.0を越えないならそのままS110
へ進んで、始動時燃料供給量TAUSTは燃料補正係数
kTAUSTを乗じた量が設定されるので、継続して増
量をしてゆくことになる。このように始動操作が始まっ
て直ぐに始動時燃料供給量を制御装置20の一部で演算
し、燃料噴射弁7から供給すると共に、燃料供給中断後
に始動時燃料供給量を制御装置20の一部で算出し、再
び燃料噴射弁7から供給する制御をするのが前記燃料供
給手段である。
【0040】S115においてF/C時間Eが最大F/
C時間E0 より小さくない時、即ち燃料供給中断時間が
その限度とする最大燃料供給中断時間E0 に達してしま
ったら、S129へ進んで、イニシャル値を与えた時と
同じくS129に示す全ての値をクリアして0とする。
その後S109へ進んで、燃料補正係数kTAUSTを
1.0とし、始動時燃料供給量TAUSTをQ0 として
供給して行く。
【0041】S113において、クランキング回転数N
Eが始動判定回転数Dに達した時は始動に成功したとい
うことであるから、S128へ進んでS129と同じく
クランキング時間C、F/C時間E、フラッグXNE
1、燃料供給中断フラッグXFCS、スタートフラッグ
XSTA、徐変復帰フラッグXTAUを全て一旦0にク
リアする。その後はリターンへゆき、このルーチンを終
了する。
【0042】以上のような本発明の内燃機関の始動時燃
料供給制御装置によれば、従来の技術のように適宜燃料
供給を中断して、再び燃料供給を復帰するという一方的
な制御ではなく、クランキング回転数NEを検出しつ
つ、またクランキング回転数上昇速度ΔNEを算出しつ
つ、これらの値を見ながら、燃料供給を中断したり復帰
したりする。前記内燃機関の状態は燃焼室1内の燃焼状
態ということになるが、これは前記クランキング回転数
NEや前記クランキング回転数上昇速度ΔNEに表れ
る。従って内燃機関の状態とはクランキング回転数NE
やクランキング回転数上昇速度ΔNEということにな
る。そしてこうした内燃機関の状態に応じて燃料供給量
TAUSTが補正される。また更に前記内燃機関の温度
などの状態にも応じて燃料供給量TAUSTが補正され
るので、燃焼室1内の混合気の空燃比が適切に可燃範囲
に入れられ、速やかに始動を完了させることができると
いう優れた効果を得られる。
【0043】
【発明の効果】本発明の内燃機関の空燃比制御装置は請
求項1によれば、内燃機関の始動操作時に、クランキン
グ回転数検出手段によって内燃機関のクランキング回転
数を検出し、またクランキング回転数上昇速度算出手段
によってクランキング回転数上昇速度を算出し、またク
ランキング時間検出手段によってクランキング時間を検
出して、このクランキング時間が始動不良判定時間を越
えると燃料供給中断手段が燃料の供給を中断し、燃料供
給復帰手段が前記クランキング回転数と前記クランキン
グ回転数上昇速度に応じて燃料の供給を復帰させるタイ
ミングを決め、燃料供給手段が燃料供給時に燃料供給量
を設定して供給するので、前記内燃機関のクランキング
回転数の状況を見ながら、燃料を供給するので、前記内
燃機関を速やかに始動させることができるという優れた
効果がある。
【0044】請求項2によれば、請求項1における前記
燃料供給復帰手段が、前記クランキング回転数検出手段
で算出された始動時のクランキング回転数上昇速度が第
1所定値を越えた後に、該第1所定値より小さい第2所
定値より小さくなった時に燃料供給を復帰させるので、
前記内燃機関の燃焼室内の空燃比を可燃範囲に収めるこ
とができる。つまり可燃範囲を越えてリーンになってし
まわないうちに燃料供給を復帰して可燃範囲を外れてし
まわないようにできるわけで、前記内燃機関を速やかに
始動させることができるという優れた効果を有する。
【0045】請求項3によれば、請求項1に記載の前記
燃料供給手段が、前記燃料供給復帰手段によって燃料供
給の復帰が決められた後の燃料供給量を前記内燃機関の
状態に応じて補正するものであるから、復帰後の燃料供
給量を前記内燃機関の状態に応じた適切な量を供給でき
るので、前記内燃機関の燃焼室内の混合気の空燃比を可
燃範囲に入れることができ、速やかに始動させることが
できるという優れた効果を有する。
【0046】また請求項4によれば、請求項3に記載の
前記燃料供給手段が、前記燃料供給復帰手段によって燃
料供給の復帰が決められた後に、復帰以前の燃料供給量
より少ない燃料供給量を供給し始め、その後徐々に該燃
料供給量を増加させてゆくものであるから、前記内燃機
関の燃焼室内の混合気の空燃比がリーンになってしまわ
ないようにまず復帰以前の燃料供給量より少なく供給
し、その後徐々に増加させるということで、一気にリッ
チ側に持ってゆくことなく、適切に可燃範囲に収める制
御をするので、確実に可燃範囲に入れておき、速やかに
始動させることができるという優れた効果を有する。
【0047】また請求項5によれば、請求項1に記載の
前記燃料供給手段が、前記燃料供給復帰手段によって燃
料供給の復帰が決められた後の燃料供給量を前記内燃機
関の温度に応じて補正するものであるから、前記内燃機
関の温度に合わせた燃料供給量が供給されるので、前記
内燃機関の燃焼室の混合気の空燃比を可燃範囲に入れる
ことができ、速やかな始動を完了させることができると
いう優れた効果がある。
【0048】請求項6によれば、請求項1に記載の前記
燃料供給中断手段が、燃料の供給を中断する判断に用い
る始動不良判定時間を前記内燃機関の温度に応じて補正
するものであるから、前記始動不良判定時間によって燃
料の供給を中断させる時間が適切となり、前記内燃機関
の燃焼室内の混合気の空燃比を可燃範囲に入れることが
でき、速やかに始動させることができるという優れた効
果を有する。
【0049】請求項7によれば、請求項1に記載の前記
燃料供給復帰手段が、前記燃料供給中断手段によって燃
料供給が中断された後に、燃料供給を復帰するまでの燃
料供給中断時間の最大時間を前記内燃機関の温度に応じ
て補正するものであるから、前記燃焼室中断時間の設定
を前記内燃機関の温度に応じて決めることにより、前記
内燃機関の燃焼室内の混合気の空燃比を可燃範囲に入れ
ることができ、速やかな始動性を得ることができるとい
う効果がある。
【0050】以上の如く本発明によれば速やかな始動性
を確保できるので、本発明の目的を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空燃比制御装置を備えた内燃機関の
一部とシステムを示す概略図である。
【図2】 本発明の燃料供給制御を時間の推移で示した
ものであり、図2(A)はクランキング回転数NEの推
移を示したグラフである。また図2(B)はフラッグX
NE1及び燃料供給中断フラッグXFCS及び徐変復帰
フラッグXTAUが1であるか0であるかを時間の推移
で示したものである。また図2(C)は燃焼室1内の混
合気の空燃比(A/F)の推移を示したものである。ま
た図2(D)は燃料噴射弁7からの燃料供給量TAU
(ここでは始動時燃料供給量TAUSTとなる。)の状
況を示したものである。
【図3】 燃料補正係数初期値Mと水温との関係を示し
た図である。
【図4】 燃料補正係数増分値Hと水温との関係を示し
た図である。
【図5】 始動不良判定時間C0 と水温との関係を示し
た図である。
【図6】 最大F/C時間E0 と水温との関係を示した
図である。
【図7】 本発明の実施の形態のフローチャートを示す
図である。
【図8】 従来の技術のクランキング時間と燃料供給量
の補正係数FTZSとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1・・・燃焼室 2・・・ピストン 3・・・吸気通路 4・・・吸気弁 5・・・排気通路 6・・・排気弁 7・・・燃焼噴射弁 8・・・点火栓 9・・・触媒コンバータ 10・・・排気管 20・・・制御装置 21・・・空気流量計 22・・・水温センサ 23・・・回転速度センサ 24・・・スロットル開度センサ 25・・・バッテリ電圧計 26・・・クランク角センサ 27・・・油温センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の始動操作時に該内燃機関への燃
    料供給を制御する始動時燃料供給制御装置であって、内
    燃機関のクランキング回転数を検出するクランキング回
    転数検出手段と、該クランキング回転数からクランキン
    グ回転数上昇速度を算出するクランキング回転数上昇速
    度算出手段と、クランキング時間を検出するクランキン
    グ時間検出手段と、該クランキング時間検出手段により
    検出されたクランキング時間が始動不良判定時間を越え
    ると燃料の供給を中断する燃料供給中断手段と、前記ク
    ランキング回転数検出手段により検出されたクランキン
    グ回転数と該クランキング回転数から算出されるクラン
    キング回転数上昇速度に応じて前記燃料供給中断手段に
    よって中断された燃料の供給を復帰させるタイミングを
    決める燃料供給復帰手段と、燃料供給時に燃料供給量を
    設定して供給する燃料供給手段と、を備えることを特徴
    とする内燃機関の始動時燃料供給制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の内燃機関の始動時燃料供
    給制御装置において、前記燃料供給復帰手段は、前記ク
    ランキング回転数上昇速度算出手段で算出された始動時
    のクランキング回転数上昇速度が第1所定値を越えた後
    に、該第1所定値より小さい第2所定値より小さくなっ
    た時に燃料供給を復帰させるものであることを特徴とす
    る内燃機関の始動時燃料供給制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の内燃機関の始動時燃料供
    給制御装置において、前記燃料供給手段は、前記燃料供
    給復帰手段によって燃料供給の復帰が決められた後の燃
    料供給量を前記内燃機関の状態に応じて補正するもので
    あることを特徴とする内燃機関の始動時燃料供給制御装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の内燃機関の始動時燃料供
    給制御装置において、前記燃料供給手段は、前記燃料供
    給復帰手段によって燃料供給の復帰が決められた後に、
    復帰以前の燃料供給量より少ない燃料供給量を供給し始
    め、その後徐々に該燃料供給量を増加させてゆくもので
    あることを特徴とする内燃機関の始動時燃料供給制御装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の内燃機関の始動時燃料供
    給制御装置において、前記燃料供給手段は、前記燃料供
    給復帰手段によって燃料供給の復帰が決められた後の燃
    料供給量を前記内燃機関の温度に応じて補正するもので
    あることを特徴とする内燃機関の始動時燃料供給制御装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の内燃機関の始動時燃料供
    給制御装置において、前記燃料供給中断手段は、燃料の
    供給を中断する判断に用いる始動不良判定時間を前記内
    燃機関の温度に応じて補正するものであることを特徴と
    する内燃機関の始動時燃料供給制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の内燃機関の始動時燃料供
    給制御装置において、前記燃料供給復帰手段は、前記燃
    料供給中断手段によって燃料供給が中断された後に、燃
    料供給を復帰するまでの燃料供給中断時間の最大時間を
    前記内燃機関の温度に応じて補正するものであることを
    特徴とする内燃機関の始動時燃料供給制御装置。
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