JP2000080820A - 塀面設置型墓碑 - Google Patents

塀面設置型墓碑

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JP2000080820A JP10264005A JP26400598A JP2000080820A JP 2000080820 A JP2000080820 A JP 2000080820A JP 10264005 A JP10264005 A JP 10264005A JP 26400598 A JP26400598 A JP 26400598A JP 2000080820 A JP2000080820 A JP 2000080820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 墓地面積の有効利用を図るべく納骨塀の安全
性を確保すること。 【解決手段】 塀の一方の面に沿って配設される後板石
と、前記後板石の前面下方に、前方に突出して形成され
る納骨部と、前記納骨部の上部後方に、前記後板石の前
面に沿って配設される台座部と、前記台座部の上部に、
前記後板石の前面に沿って配設される竿石とからなる塀
面設置型墓碑であって、前記後板石の下方は、前記納骨
部又は前記納骨部と前記塀によって固定されるととも
に、前記後板石の上方は、前記塀の上端部と固定する塀
面設置型墓碑。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、墓地不足に対処す
る為に、寺院墓地の塀を利用して墓碑及び納骨庫を設け
るようにした塀面設置型墓碑に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の墓碑は、墓の構造上又墓
と塀との関係から、塀から墓前方通路までの距離が大き
く、その分だけ一定の敷地内に設ける墓の数が少なくす
るのを、墓並びに塀の構造に改良を加えることで、墓地
面積の有効利用を可能とした納骨塀が提案されている
(例えば実公平2−9014号公報、実開昭61−11
5456公報、実開昭61−115457号公報、実開
昭61−115457号公報、実開昭62−12646
2公報、特開平9−125745号公報、実開平4−9
8967号公報及び実公平2−9014公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来における納
骨塀は、単に墓地の面積の有効利用ということのみにと
どまっていた。しかし、墓地周辺の既存の壁面の高さに
応じた納骨塀設置の簡便性を考慮しつつ安全性を確保す
る場合に問題があった。
【0004】本発明は、墓地面積の有効利用を図るべく
納骨塀の安全性を確保することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、塀の一方の面に沿って配設される後板石と、前記後
板石の前面下方に、前方に突出して形成される納骨部
と、前記納骨部の上部後方に、前記後板石の前面に沿っ
て配設される台座部と、前記台座部の上部に、前記後板
石の前面に沿って配設される竿石とからなる塀面設置型
墓碑であって、前記後板石の下方は、前記納骨部又は前
記納骨部と前記塀によって固定されるとともに、前記後
板石の上方は、前記塀の上端部と固定することを特徴と
する。請求項2記載の本発明は、請求項1記載の塀面設
置型墓碑において、前記後板石の上方での固定は、前記
塀の上端面にボルト締めすることによって行うことを特
徴とする。請求項3記載の本発明は、請求項1記載の塀
面設置型墓碑において、前記後板石と前記塀との間に、
ダンパーを配置することを特徴とする。請求項4記載の
本発明は、塀の一方の面に沿って配設される後板石と、
前記塀の前面下方に、前方に突出して形成される納骨部
と、前記後板石の前面に沿って配設される竿石とからな
る塀面設置型墓碑であって、前記納骨部は、上面を覆う
蓋体を備え、前記蓋体を前面側が低くなるように傾斜し
て配設することを特徴とする。請求項5記載の本発明
は、請求項4記載の塀面設置型墓碑において、前記蓋体
を、葬られている故人の戒名や俗名等を彫刻する墓誌板
とすることを特徴とする。請求項6記載の本発明は、塀
の一方の面に沿って配設される後板石と、前記塀の前面
下方に、前方に突出して形成される納骨部と、前記後板
石の前面に沿って配設される竿石とから一つの塀面設置
型墓碑を構成し、前記納骨部は、側面を覆う横腰石を備
え、二つの塀面設置型墓碑の隣接する前記横腰石を一体
の石材で形成したことを特徴とする。請求項7記載の本
発明は、塀の一方の面に沿って配設される後板石と、前
記後板石の前面下方に、前方に突出して形成される納骨
部と、前記納骨部の上部後方に、前記後板石の前面に沿
って配設される台座部と、前記台座部の上部に、前記後
板石の前面に沿って配設される竿石とからなる塀面設置
型墓碑であって、前記竿石の前面は、上方よりも下方が
前方に突出する傾斜面又は段差面を有していることを特
徴とする。請求項8記載の本発明は、塀の一方の面に沿
って配設される後板石と、前記塀の前面下方に、前方に
突出して形成される納骨部と、前記後板石の前面に沿っ
て配設される竿石とからなる塀面設置型墓碑であって、
前記竿石の背面上部に、前記塀又は前記後板石の上端部
において固定するための凸部を設けることを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における第1の実施の形態
は、後板石の下方は、納骨部又は納骨部と塀によって固
定されるとともに、後板石の上方は、塀の上端部と固定
するものである。塀面設置型墓碑は、塀面を利用したス
ペースを有効利用できるが、省スペース化を図るために
は、奥行き寸法を小さくする必要があり、そのためには
安定性を確保しなければならない。本実施の形態は、最
も安定性を確保する必要のある後板石を、下方において
は、納骨部又は納骨部と塀によって固定する。このよう
に、本実施の形態は、後板石の前面下方に、前方に突出
して形成される納骨部を利用することによって安定性を
確保することができる。また、本実施の形態は、上方に
おいては、塀の上端部と固定することによって確実な固
定を行うことができる。すなわち、塀には、塀の強度を
確保するために通常梁が埋め込まれており、またブロッ
ク塀では、ブロック単位で積み上げているために、場所
によって強度が異なったり、貫通孔を空けるに不適切な
場所もある。すなわち石材同士を結合するには、一方の
石材である後板石にあらかじめ貫通孔を空け、この後板
石を設置後にこの貫通孔に対応する位置に孔を設けるこ
とによって、ボルト等により固定することが容易である
が、塀に空ける孔が必ずしも固定に適しているとは限ら
ない。従って、本実施の形態のように塀の上端部を利用
して固定することにより、強度が十分でなかったり、貫
通孔を空けるのに不適切な位置を避けることができるの
で、確実に強度を確保することができる。このように本
実施の形態は、後板石を下方と上方で塀に固定し、この
後板石に花立て等の台座部と竿石を沿わせて配設するこ
とで、墓碑全体の安定性を確保することができる。尚、
後板石は、第一に塀を隠すものであり、第二に納骨時に
塀を見えなくする化粧番としての意義を有する。従っ
て、塀に併設できるものであれば必ずしも一体である必
要はない。
【0007】本発明における第2の実施の形態は、第1
の実施の形態において、後板石の上方での固定は、塀の
上端面にボルト締めすることによって行うものである。
このように塀の上端面を利用することで、例えばブロッ
ク塀のように壁面においては強度的に制約の多い塀にお
いても確実に固定を行うことができる。
【0008】本発明における第3の実施の形態は、第1
の実施の形態において、後板石と塀との間に、ダンパー
を配置するものである。このように後板石と塀との間に
ダンパーを配置することで、塀の傾きや曲がりの影響を
受けずに後板石を垂直に安定的に配設することができ
る。特に複数の墓碑を配設する場合に、それぞれの墓碑
間のずれや段違い等を防止でき、安定性を高めるととも
に、美観を高めることができる。
【0009】本発明における第4の実施の形態は、納骨
部は、上面を覆う蓋体を備え、この蓋体を前面側が低く
なるように傾斜して配設するものである。このように納
骨部を構成する蓋体を、前面側が低くなるように傾斜し
て配設することで、後面側となる塀側が高くなる構成と
なるため、墓碑の安定性を高めることができるととも
に、蓋体上面に雨水が溜まることがないため、納骨部に
雨水が浸入することを少なくすることができる。
【0010】本発明における第5の実施の形態は、第4
の実施の形態において、蓋体を、葬られている故人の戒
名や俗名等を彫刻する墓誌板とするものである。このよ
うに蓋体を墓誌板として利用することで、限られたスペ
ースで墓誌板を備えることができる。また、このように
蓋体を墓誌板として利用すると、彫刻等によって掘られ
た窪みに雨水が溜まりやすくなるが、蓋体を傾斜して設
けているので、この窪みに雨水が溜まることも防止する
ことができる。
【0011】本発明における第6の実施の形態は、納骨
部は、側面を覆う横腰石を備え、二つの塀面設置型墓碑
の隣接するそれぞれの横腰石を一体の石材で形成したも
のである。このように隣接する横腰石を一体の石材とす
ることで、幅を2倍とすることができ、一つの墓碑を構
成する横腰石の幅を狭くすることができる。従って、墓
碑の幅方向の寸法を少なくしても、横腰石の強度を確保
することができる。
【0012】本発明における第7の実施の形態は、竿石
の前面は、上方よりも下方が前方に突出する傾斜面又は
段差面を有しているものである。これにより、竿石上方
の軽量化を図る。
【0013】本発明における第8の実施の形態は、竿石
の背面上部に、塀又は後板石の上端部に固定するための
凸部を設けることにより、竿石の重量を、塀又は後板石
で支えることとしたものである。このように、竿石を塀
又は後板石の上端部との組み合わせで固定できる形状と
することで、固定をより安全なものとすることができ
る。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面に基づい
て説明する。図1は、同実施例における塀面設置型墓碑
の斜視図、図2は同塀面設置型墓碑の後方面からの要部
斜視図、図3は同塀面設置型墓碑を設置する際に使用す
る金具の斜視図、図4は同塀面設置型墓碑の側面図、図
5は同塀面設置型墓碑の蓋体の傾斜を示す要部側面図、
図6は同塀面設置型墓碑の横板石の斜視図、図7は同横
板石の側面図、図8は同横板石の正面図、図9及び図1
0は他の横腰石の斜視図、図11は同平面型墓碑の蓋体
の斜視図、及び図12は同塀面設置型墓碑の角地用横腰
石の斜視図である。
【0015】(実施例1)図1に示すように、塀面設置
型墓碑は、後板石2、納骨部3、台座部4、及び竿石6
を有している。台座部4は、両端部に花立て8、中央部
に香炉9を有している。納骨部3は、蓋体5、横腰石7
及び前腰石10を有している。塀1は、基礎材の上に、
例えばプレキャストコンクリート材により形成されてい
る、従ってコンクリートブロックであってもよい。ま
た、墓碑に用いられる材料としては、天然石材、人工石
材又は樹脂材からなるものであってもよい。尚、樹脂材
を蓋体5に用いるものであってもよい。蓋体5は、納骨
時に持ち上げる必要があり、軽量化することにより、納
骨時に蓋体5を持ち上げるのが容易になるからである。
本実施例において、墓碑は石材から構成されており、一
定長を有する塀1に対して複数配設されている。図1に
示すように、横腰石7は下部において、基礎材に金具1
1で固定されている。また、蓋体5は、横腰石7上部に
おいて、横腰石7の側面に設けられた蓋体固定部12に
より固定される。蓋体固定部12は、本実施例では、横
腰石7と一体成型されているが、各々を別に成型し、ボ
ルトや接着剤によって固着してもよい。ボルトや接着剤
とするのは、成型が容易であること及び成型したもの
が、積み上げやすい形になるために運搬がしやすい等の
利点があるからである。そして、蓋体固定部12の上面
に、蓋体5が裁置されている。後板石2及び蓋体5の間
に形成された間隙には、入り込む形で、台座部4が設け
られている。尚、台座部4は、後板石2、横腰石7又は
蓋体5にボルト又は接着剤により固定されていてもよ
い。このようにすることで、間隙を作るための寸法精度
を、あまり高くする必要がなくなり、コストが安くな
る。また、本実施例の場合には、台座部4が、両端の花
立て8の下方で、横腰石6の上面に固定されている。よ
り安定した固定ができるからである。後板石2と台座部
4中央付近の間に形成された間隙により、竿石6が固定
される。竿石6は、直方体の形状をしている。そして、
竿石の前面は、上方よりも下方が前方に突出する傾斜面
又は段差面を有する構成となっている。本実施例の場合
には、これに加えて、下方の前面の幅よりも上方の前面
の幅が狭くなるような構成になっている。このように、
竿石6の上方部を軽量化し、背面を水平面とすること
で、前面側への倒れる危険性を少なくし、後板石2に安
定して固定させることができる。これ以外に竿石6の上
方部を軽量化するには、多角形錘台の形状にすること、
上方部周辺の各辺を面取り又は、面の一部を切削した形
状としてもよい。これにより、上方部の使用石材を削減
するものだからである。尚、台座部4を後板石2の全高
の3分の1程度の位置に設け、後板石2及び台座部4の
間に設けられた溝の垂直方向の角度を、竿石6全体の重
心が台座部4より、前方にならないような角度にするこ
とがより好ましい。竿石6の固定が安定し、ひいては墓
碑全体の安定性が向上し、振動により倒れにくくなるか
らである。尚、竿石6は、後板石2及び台座部4に、ボ
ルト又は接着剤により固定されていてもよい。より一層
安定性が増すからである。
【0016】次に、図2を用いて、塀1と後板石2と
を、金具14及びボルト15により、塀1の上端面に固
定することについて説明する。本実施例では、上端面で
固定することにより、墓碑前面から見た場合に、塀1が
見えなくなる。このため、美観を損ねることない。塀1
は、コンクリートに打放したもの、コンクリートブロッ
クを用いたもの等ボルトにより上端面に固定できるもの
であればよい。コンクリートブロックを用いた場合に
は、ブロック内の穴にコンクリートを詰めることが、好
ましい。ボルト15の位置自由度がより高まるととも
に、塀1の強度が高まり、安定して後板石2を固定でき
るからである。また、図3を用いて、本実施例に使用す
る金具14を説明する。この金具には、金具14外周に
沿った又は長円のボルト用貫通孔14aが設けられてい
る。これにより、後石板2を固定する時に、自由度が高
まり、例えば塀1の表面に多少の凹凸があったり、塀1
の垂直水平方向の建築精度に多少のひずみ等があって
も、後板石2の位置調整が容易になる。
【0017】次に、図4を用いて、塀1と後板石2の間
に設けられた、ダンパー15を説明する。ダンパー15
は、後板石2の背面の各角部周辺に設けられている。こ
のようにすることで、塀1と後板石2との間隔を、効率
よく調整することができる。結果として塀1の前に平行
に並べられた複数の後板石2平面を、面一にする効果が
ある。このダンパー15は、弾性素材のゴム、バネ等で
あればよく、好ましくはウレタン性の樹脂性弾性素材が
よい。そして、この厚さは2mmから5mm程度がより
好ましい。塀1と後板石2の表面に生ずる凸凹を平均化
し、隙間を調整できるからである。また、前記金具14
及びボルト15の調整も加えて有効に、墓碑列全体の位
置調整がより、簡単になる。
【0018】次に、図5から図10を用いて、蓋体5に
ついて説明する。図5は蓋体5の表面を、手前方向に傾
斜させた墓碑の要部側面図である。図6は、図5の横腰
石7の斜視図、図7は同側面図及び図8は同正面図であ
る。図6は、横腰石7及び蓋体固定部12の上面に傾斜
をつけたものである。そして、蓋体5を蓋体固定部12
に載置すると、蓋体5の上面は手前方向に傾斜すること
になる。また、この傾斜角16は、雨水が手前方向に流
れうる角度、かつ前面から蓋体5の表面に書かれた文字
が見やすい必要がある。このように適度な傾斜をつける
ことで、刻まれた文字も見やすくなる。尚、傾斜角16
を設けることで、納骨時に蓋体5を、蓋体5の手前側を
支点として、石用の吸盤付き運搬具で上部を引っ張りや
すくし、作業が容易になる。また、図9及び図10で、
横腰石の他の実施例について、共に斜視図を用いて説明
する。図9は、横腰石7Bのみを上面を手前方向に、傾
斜させたものである。この場合、蓋体固定部12Bの上
面は水平面を形成する。このため、蓋体5Bの上表面を
手前方向に傾斜させるように削る等の処理をする必要が
ある。このようにすることで、横腰石7Bと蓋体固定部
12Bを一体に成型する場合に、蓋体固定部12の上面
を傾斜させて削る作業をなくすことができる。図10
は、蓋体固定部12Cの上面のみを手前方向に、傾斜さ
せたものである。この場合、横腰石7Cの表面は、水平
面を形成する。このため、蓋体5C表面に、水が流れた
場合には、手前方向には水は流れにくく、両側の蓋体5
Cに水がこぼれ、左右の蓋体5Cの表面を水が流れるた
め、蓋体5C表面の洗浄効果がより高くなる。次に、図
9及び図10を用いて、横腰石の表面中心線上に、設け
た切り欠き溝について説明する。この切り欠き溝17B
及び17Cを設けることにより、狭い設置条件でも、視
覚的には2つに見え、土地の有効活用を可能にする。
【0019】次に、図11を用いて、墓誌板について説
明する。蓋体5には、葬られている個人の戒名や俗名等
を彫刻してある。従来、墓誌は墓碑に刻まれていたが、
このような壁面設置型のものでは、墓碑の裏面に刻むこ
とができず、墓碑の下部に刻んでいた。しかし、蓋体5
を墓誌板と兼用することで、墓誌がより見やすくなる。
また、蓋体5は手前にあり、且つ取り外せるように設け
てある。これにより、墓誌刻印作業がしやすくなる。
【0020】次に、図12を用いて、角地用の横腰石に
ついて説明する。(a)は左の角地用の横腰石7Dの斜
視図、(b)は右角地用の横腰石7Eの斜視図を示す。
横腰石は、二以上の塀面設置型墓碑の配設させた場合
は、墓地列の両端部である角地以外には、蓋体固定部1
2を横腰石7の両側に設け、1つの横腰石7で2つの蓋
体5を支えている。しかし、角地では横腰石7の片側側
面のみに蓋体固定部12D及び12Eを有する横腰石7
D及び7Eを使用する。これにより、両端部の墓碑にお
いて、後板石2と横腰石7D及び7Eの端部がそろい、
墓碑列全体が整って見える。両端の横腰石は、切り欠き
溝17B又は17Cの位置で切断することにより作って
もよい。また、外部から見えない位置である底部や側面
において、地面に固定する。外部から見えるところに金
具を用いて、地面に固定する場合には、金具を隠すよう
に、例えば化粧板となる石材を設けることがよい。
【0021】(実施例2)次に、図13及び図14を用
いて第2の実施例について説明する。図13は、同実施
例における斜視図、図14は同実施例における側面図で
ある。
【0022】塀面設置型墓碑は、後板石2F、納骨部3
F、台座部4F、及び竿石6Fを有している。台座部4
Fは、両端部に花立て8F及び香炉9Fを有している。
納骨部3Fは、蓋体5F、横腰石7F、及び支持板石1
8Fを有している。本実施例において蓋体5Fは、台座
部4Fの上方に位置している。このようにすることで、
蓋体5Fを上方にスライドさせ、手前方向に倒すことが
でき、納骨の作業が容易となる。また、本実施例では、
後板石2Fが、支持板石18Fの上面部分に対応する部
分で、上下に分かれている。また、竿石6F及び後板石
2Fは下面において、支持板石18Fの上面によって支
持されている。上部の後板石2Fは、塀1Fに固定する
役割があり、また塀1Fを正面から見えないようにする
効果がある。下部の後板石2Fは、納骨時に蓋石5Fを
開いたときに塀1Fを隠す役割がある。また、竿石6F
は、上方に凸部が設けられており、後板石2Fに係合す
る構造となっているため、手前側への倒れる危険性を少
なくし、後板石2Fに安定して固定させることができ
る。このような竿石の形状とすることで、後板石2Fが
なくても塀1Fに塀面設置型墓碑を形成することがで
き、土地の有効利用が図られる。また、後板石2F及び
塀1Fの両方によって、竿石6Fの加重を支えることと
すれば、後板石2Fへの加重負荷が軽減され、前後方向
に後板石を薄くすることができ、結果として、墓碑設置
面積の前後長をより短くすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、寺院墓地の壁や
塀等を利用して墓碑及び納骨庫を設ける様にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による塀面設置型墓碑の斜視
【図2】本発明の一実施例による塀面設置型墓碑の背面
からの斜視図
【図3】本発明の一実施例による設置用の金具の斜視図
【図4】本発明の一実施例による塀面設置型墓碑の設置
時の側面図
【図5】本発明の一実施例による塀面設置型墓碑の斜視
【図6】本発明の一実施例による横腰石の斜視図
【図7】本発明の一実施例による横腰石の側面図
【図8】本発明の一実施例による横腰石の正面図
【図9】本発明の一実施例による横腰石の斜視図
【図10】本発明の一実施例による横腰石の斜視図
【図11】本発明の一実施例による蓋体の斜視図
【図12】本発明の一実施例による横腰石の斜視図
【図13】本発明の一実施例による塀面設置型墓碑の斜
視図
【図14】本発明の一実施例による塀面設置型墓碑の側
面図
【符号の説明】
1 塀 2 後板石 3 納骨部 4 台座部 5 蓋体 6 竿石 7 横腰石 8 花立て 9 香炉 10 前腰石 11 金具 12 蓋体固定部 13 金具 14 ボルト 15 ダンパー 16 傾斜角 17 切り欠き溝 18 支持板石

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塀の一方の面に沿って配設される後板石
    と、前記後板石の前面下方に、前方に突出して形成され
    る納骨部と、前記納骨部の上部後方に、前記後板石の前
    面に沿って配設される台座部と、前記台座部の上部に、
    前記後板石の前面に沿って配設される竿石とからなる塀
    面設置型墓碑であって、前記後板石の下方は、前記納骨
    部又は前記納骨部と前記塀によって固定されるととも
    に、前記後板石の上方は、前記塀の上端部と固定するこ
    とを特徴とする塀面設置型墓碑。
  2. 【請求項2】 前記後板石の上方での固定は、前記塀の
    上端面にボルト締めすることによって行うことを特徴と
    する請求項1記載の塀面設置型墓碑。
  3. 【請求項3】 前記後板石と前記塀との間に、ダンパー
    を配置することを特徴とする請求項1記載の塀面設置型
    墓碑。
  4. 【請求項4】 塀の一方の面に沿って配設される後板石
    と、前記塀の前面下方に、前方に突出して形成される納
    骨部と、前記後板石の前面に沿って配設される竿石とか
    らなる塀面設置型墓碑であって、前記納骨部は、上面方
    に配置される蓋体を備え、前記蓋体を前面側が低くなる
    ように傾斜して配設することを特徴とする塀面設置型墓
    碑。
  5. 【請求項5】 前記蓋体を、葬られている故人の戒名や
    俗名等を彫刻する墓誌板とすることを特徴とする請求項
    4記載の塀面設置型墓碑。
  6. 【請求項6】 塀の一方の面に沿って配設される後板石
    と、前記塀の前面下方に、前方に突出して形成される納
    骨部と、前記後板石の前面に沿って配設される竿石とか
    ら一つの塀面設置型墓碑を構成し、前記納骨部は、側面
    を覆う横腰石を備え、二つの塀面設置型墓碑の隣接する
    前記横腰石を一体の石材で形成したことを特徴とする塀
    面設置型墓碑。
  7. 【請求項7】 塀の一方の面に沿って配設される後板石
    と、前記後板石の前面下方に、前方に突出して形成され
    る納骨部と、前記納骨部の上部後方に、前記後板石の前
    面に沿って配設される台座部と、前記台座部の上部に、
    前記後板石の前面に沿って配設される竿石とからなる塀
    面設置型墓碑であって、前記竿石の前面は、上方よりも
    下方が前方に突出する傾斜面又は段差面を有しているこ
    とを特徴とする塀面設置型墓碑。
  8. 【請求項8】 塀の一方の面に沿って配設される後板石
    と、前記塀の前面下方に、前方に突出して形成される納
    骨部と、前記後板石の前面に沿って配設される竿石とか
    らなる塀面設置型墓碑であって、前記竿石の背面上部
    に、前記塀又は前記後板石の上端部において固定するた
    めの凸部を設けることを特徴とする塀面設置型墓碑。
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