JP2000080578A - ゴム製品補強用スチールコード - Google Patents

ゴム製品補強用スチールコード

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JP2000080578A
JP2000080578A JP10253592A JP25359298A JP2000080578A JP 2000080578 A JP2000080578 A JP 2000080578A JP 10253592 A JP10253592 A JP 10253592A JP 25359298 A JP25359298 A JP 25359298A JP 2000080578 A JP2000080578 A JP 2000080578A
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Koichi Hashimura
興一 橋村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム材の浸入性を維持しながら、中心素線群
あるいは中間素線群がずれ動かず、撚り構造が安定した
コードを提供することを課題とする。 【解決手段】 L+M+N(L:1〜3本、M:6〜9
本、N:7〜15本)の3層撚り構造、又は1×P
(P:7〜27本)の束撚り構造のスチールコードで、
中心層を構成する素線2、8および中間層を構成する素
線4、9に略スパイラル状の小さなくせを施し、この略
スパイラル状の小さなくせによって形成される空間A内
に、その素線より外側層に位置する任意の素線5、6、
10、11の一部分が、コード長手方向における異なる
位置で部分的に落ち込むように撚り合わされたスチール
コードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用タイヤ、
コンベアベルト等のゴム製品補強材として使用されるゴ
ム製品補強用スチールコード(以下、単に「コード」と
いう。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコードとしては、1+6+12構
造、3+9+15構造あるいは1×19構造、1×27
構造等、複数本の素線を堅く撚り合わせて密着させた、
いわゆるクローズド撚りコードが一般的である。しか
し、このコードは、隣接する素線間に空洞部が存在して
おり、コードを2枚のゴムシートの間に挟んでこれを圧
縮して複合シートを形成した場合、ゴム材が空洞部に浸
入せず、単にコードをゴムシートによって包み込んだだ
けの複合体となり、ゴム材がコード空洞部に完全に入り
込んでゴムシートとコードが一体化された、いわゆる完
全な複合体にはならない。このため、従来コードの複合
体を自動車のタイヤに組み込んだものにおいては、ゴム
材とコードとの接着が不十分であり、自動車の走行時
に、ゴム材がコードから剥離する、いわゆるセパレーシ
ョン現象を起こす可能性が大きく、またゴム材中に浸入
した水分がコードの空洞部に達すると、この水分は空洞
部を伝ってたちまちコードの長手方向に伝播してコード
を腐食させ、その結果その機械的強度を著しく低下させ
ることになる。
【0003】この問題を解決するために、図3(a)に
示すような、中間層に位置する素線15によって構成さ
れる素線群(以下「中間素線群」という)と最外層に位
置する素線16によって構成される素線群(以下「最外
素線群」という)あるいは最外層群のみの素線本数を減
じて素線間に隙間を設けて、ゴム浸入を容易にしたコー
ド14がある。また、図3(b)に示すような、コード
を構成する各素線18に過大なくせ付けを施して素線間
に隙間を設けた、いわゆるオープン撚り構造のコード1
7も提案されている。しかし、前者のコード14は、中
間素線群と最外素線群あるいは最外素線群の素線本数が
少ないため、中心に位置する素線群(以下、中心が1本
の場合も含めて「中心素線群」という)と中間素線群と
の密着力、中間素線群と最外素線群との密着力が低下
し、コード内において中心素線群あるいは中間素線群が
ずれ動き、撚りの安定度が低下するという問題があっ
た。後者のコード17においては、中心素線群、中間素
線群と最外素線群とは非接触であり、中心素線群、中間
素線群は前者よりずれ動きやすく、撚りの安定度がいっ
そう低いものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題に
鑑みてなされたものであり、ゴム材の浸入性を維持しな
がら、中心素線群あるいは中間素線群がずれ動かず、撚
り構造が安定したコードを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明は、L+M+N(L:1〜3本、M:6〜
9本、N:=7〜15本)の3層撚り構造、または1×
P(P:7〜27本)の束撚り構造のスチールコードに
おいて、中心層および中間層を構成する各層素線の少な
くとも1本に、略スパイラル状の小さなくせを施し、こ
の略スパイラル状の小さなくせによって形成される空間
内に、その素線より外側層に位置する少なくとも1本の
任意の素線の一部分が、コード長手方向における異なる
位置で部分的に落ち込んで成る。
【0006】本発明のコードは、略スパイラル状の小さ
なくせを有する素線(以下、「スパイラル素線」とい
う)によって形成される空間内に、そのスパイラル素線
の外側層に位置する1本乃至複数本の略スパイラル状の
小さなくせを有さない素線(以下、「非スパイラル素
線」という)またはスパイラル素線の一部分が入り込ん
だコードである。そして、その入り込む箇所は、コード
長手方向にの異なる位置で部分的に存在したコードであ
る。
【0007】本発明のコードによれば、スパイラル素線
と非スパイラル素線とによって形成される隙間からゴム
材が浸入するとともに、中心素線群のスパイラル素線と
中間素線群の任意の素線および中間素線群のスパイラル
素線と最外素線群の任意の素線とが係合されて、中心素
線群および中間素線群のコード長手方向に対する自由度
がなくなるため、これらがコード中央においてずれ動く
ことはない。
【0008】なお、本発明でいう略スパイラル状の小さ
なくせとは、撚り合わせのためのくせとは異なる小さな
くせで、正確にスパイラル状になっていることを必要と
せず、単に波状となっていても、スパイラル状と同等の
効果を示すため、このような形状も含むものとする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1(a)、(b)は本発明のコードの断
面図である。図1(a)に示すコード1は、3+8+1
3構造で、1本のスパイラル素線2と2本の非スパイラ
ル素線3からなる中心素線群の外側に、3本のスパイラ
ル素線4と5本の非スパイラル素線5からなる中間素線
群を撚り合わせ、その外側(最外)に13本の非スパイ
ラル素線6を撚り合わせたものである。また、図1
(b)に示すコード7は、18本の素線を1度に撚り合
わせた1×18の束撚り構造で、1本のスパイラル素線
8をコードの中心に、3本のスパイラル素線9と3本の
非スパイラル素線10を中間層に、そして11本の非ス
パイラル素線を最外層に配置したものである。これら図
1(a)、(b)に示したコード1、2は、スパイラル
素線のスパイラル状くせによって形成される空間内に、
その外側層に位置する非スパイラル素線が落ち込むよう
に撚り合わせた構造である。ところで、上記スパイラル
素線によって形成される空間内に、非スパイラル素線が
落ち込むとは、図3に示すように、略スパイラル状の小
さなくせを有する素線12によって形成される空間内
(斜線部A)に、その外側層に位置する素線13の一部
分が入り込むことをいう。図3では、入り込む素線が非
スパイラル素線の場合を示したが、これがスパイラル素
線であってもかまわない。
【0011】ところで、上記素線の径dは、0.15m
m未満であるとスチールコードの強度が不足し、0.4
0mmを超えると柔軟性に劣るため、0.15〜0.4
0mmの範囲であることが好ましい。
【0012】本発明のコードは、中心素線群及び中間素
線群にスパイラル素線を有するので素線間に隙間を設け
ることができ、ゴム浸入を維持することができると共
に、略スパイラル状くせによって形成される空間に、そ
のスパイラル素線の外側層に位置する少なくとも1本の
任意の素線が部分的に入り込むため、中心素線群及び中
間素線群のコード長手方向の自由度がなくなって、これ
らがコード長手方向にずれ動くことが防止される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を、従来例と比較して
具体的に説明する。
【0014】5.5φの線材をパテンティング、伸線加
工を繰り返して、表面にブラスメッキを施した直径0.
25mmの素線を製造し、その素線を用いて1+6+1
1構造、3+8+13構造、1×19構造、1×27構
造の4種で、本発明に基づくスチールコードと従来例の
ものとをそれぞれ製造し、両者を比較した。なお、本発
明に基づくスチールコードは、上記構成に撚り上げた
後、コード径よりやや小さめの孔径を有するダイスに通
すことで得た。
【0015】この評価に際して、ゴム材の浸入性は、各
コードに5kgの引張荷重をかけた状態でゴム材中に埋
め込み、加圧加硫した後コードを取り出し、そのコード
を分解して一定長さを観察し、観察した長さに対してゴ
ム材と接触した形跡のある長さの比をパーセント表示し
て比較した。
【0016】また、中心素線群および中間素線群のずれ
は、その引抜力をゴム加硫後で測定し、本発明品と従来
例とを比べた。
【0017】上記評価より、本発明のコードはゴム材の
浸入性は従来コードと差はなく、中心素線群および中間
素線群のずれも大きく改善され、ゴム製品の補強材とし
て最適であることが判明した。
【0018】
【発明の効果】本発明は、スパイラル素線と非スパイラ
ル素線とで形成された隙間からゴム材が浸入するととも
に、中心素線群のスパイラル素線によって形成される空
間に中間層の任意の素線が、また中間層のスパイラル素
線によって形成される空間に最外層の任意の素線が部分
的に入り込み、お互いに係合されるので、たとえばこの
コードを自動車用タイヤに使用した場合、走行時に中心
素群あるいは中間素線群がコード内でずれ動くことがな
く、タイヤの寿命を大幅に延長することができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチールコードの実施例を示し、
(a)はL+M+Nの3層撚り構造、(b)は1×Pの
束撚り構造の各コードの一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明のスチールコードの要部を示す説明図で
ある。
【図3】従来のスチールコードを示し、(a)はL+M
+Nの3層撚り構造、(b)は1×Pの束撚り構造の各
コードを示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、7、14、17・・・スチールコード 2、4、8、9、12・・・スパイラル素線 3、5、6、10、11、13・・・非スパイラル素線 15、16、18・・・素線 A・・・略スパイラル状くせによって形成される空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L+M+N(L:1〜3本、M:6〜9
    本、N:=7〜15本)の3層撚り構造、または1×P
    (P:7〜27本)の束撚り構造のスチールコードにお
    いて、中心層および中間層を構成する各層素線の少なく
    とも1本に、略スパイラル状の小さなくせを施し、この
    略スパイラル状の小さなくせによって形成される空間内
    に、その素線より外側層に位置する少なくとも1本の任
    意の素線の一部分が、コード長手方向における異なる位
    置で部分的に落ち込むことを特徴とするゴム製品補強用
    スチールコード。
JP10253592A 1998-09-08 1998-09-08 ゴム製品補強用スチールコード Pending JP2000080578A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010079034A1 (en) * 2009-01-09 2010-07-15 Nv Bekaert Sa Steel cord for reinforcing tire

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010079034A1 (en) * 2009-01-09 2010-07-15 Nv Bekaert Sa Steel cord for reinforcing tire
US8359823B2 (en) 2009-01-09 2013-01-29 Nv Bekaert Sa Steel cord for reinforcing tire

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