JP2000080085A - 6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩及びそれらの製造方法 - Google Patents

6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩及びそれらの製造方法

Info

Publication number
JP2000080085A
JP2000080085A JP10291295A JP29129598A JP2000080085A JP 2000080085 A JP2000080085 A JP 2000080085A JP 10291295 A JP10291295 A JP 10291295A JP 29129598 A JP29129598 A JP 29129598A JP 2000080085 A JP2000080085 A JP 2000080085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
ring
alkyl group
heterocyclic ring
substituents
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP10291295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Takano
安雄 高野
Futoshi Shiga
太 志賀
Masanori Takadoi
雅法 高土居
Hideji Uchiki
秀治 内木
Jun Asano
純 浅野
Takeshi Anraku
剛 安楽
Kazunori Fukuchi
一典 福地
Junichiro Amada
淳一郎 雨田
Naoki Andou
尚基 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyorin Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP10291295A priority Critical patent/JP2000080085A/ja
Publication of JP2000080085A publication Critical patent/JP2000080085A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン
酸誘導体とその付加塩を有効成分とする興奮性アミノ酸
受容体、特にAMPA受容体拮抗作用を有する化合物及
びこれらの製造方法を提供する。 【解決手段】 この化合物は、一般式(1) (式中Qはハロゲン原子、ハロケン原子置換されてもよ
い低級アルキル基、又は一般式(2) (式中Arは置換基を1個以上有してもよいフェニル
基、ナフチル基を表し、Pは低級アルキレン、低級アル
ケニレン、低級アルキニレン、酸素、硫黄原子を表
す)、又は一般式(3) を表し、Rはニトロ基、トリフルオロメチル基、置換さ
れてもよいアミノ基、又は一般式(7) を表し、Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル
基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環、(これ
らは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
い)、水素原子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級
アルキル基、環状アルキル基を表し、Rは水酸基、低
級アルコキシ基又は一般式(6) を表す)で表される6,7−非対称ジ置換キノキサリン
カルボン酸誘導体とその付加塩に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、興奮性アミノ酸受
容体拮抗薬、特にnon−NMDA受容体のAMPA受
容体に対する選択的拮抗薬として脳神経細胞障害の治療
に有効な6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸
誘導体とその付加塩及びこれらの製造方法及びこれらの
化合物を含有する医薬組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】興奮性アミノ酸のグルタミン酸は脊椎動
物の中枢神経系における主要な興奮性伝達物質で、脳に
最も多く含まれるアミノ酸として知られている。しか
し、神経軸策終末から生理的な域を越えて放出された場
合、後シナプスのグルタミン酸受容体を過度に興奮させ
神経細胞死を引き起こすことが知られている。これは、
興奮性神経細胞死(exitotoxicity)と呼
ばれている。
【0003】近年、脳卒中、頭部外傷、てんかん重積
症、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、筋萎縮性側
索硬化症やアルツハイマー病等の種々脳神経疾患にはグ
ルタミン酸による神経細胞死が深く関与していることが
明らかにされつつあり、このような興奮性神経細胞死を
効果的に防ぐことができれば、現在治療法が皆無に等し
いこれら難治性疾患に対する治療への可能性が開けてく
ると考えられる。
【0004】
【従来の技術】グルタミン酸受容体は大別するとイオン
チャネル型受容体とGタンパク質結合型受容体に分別さ
れ、このイオンチャネル型受容体は更にNMDA(N−
メチル−D−アスパルギン酸)受容体、non−NMD
A受容体に分けられる。また、後者のnon−NMDA
受容体はAMPA(α−アミノ−3−ヒドロキシ−5−
メチル−4−イソオキサゾールプロピオン酸)受容体と
KA(カイニン酸)受容体とに分類される。
【0005】これら興奮性アミノ酸受容体の研究が進め
られているが、中でもnon−NMDA受容体のAMP
A受容体拮抗作用を有する薬物にはNMDA受容体拮抗
作用を有する薬物(MK−801等)が持つ副作用(学
習・記憶障害及び精神分裂病様症状等)を発現しないこ
と(Neurosci.Biobehav.Rev.,
1992,16,13−24;J.Pharmaco
l.Exp.Ther.,1958,245,969−
974)、また、虚血後の投与によっても脳神経保護効
果が期待できること(Science,1990,24
,571−574)が知られている。また、NBQX
のようなキノキサリンジオン構造のAMPA受容体拮抗
作用を有する化合物は物理化学的性質に基づくと考えら
れる腎障害を生じる等の欠点が報告(J.Cereb.
Blood Flow Metab.,1994,
,251−261)されており十分な化合物とはいえ
ない。
【0006】ところでキノキサリンカルボン酸誘導体の
類似構造化合物としては、リリー社より抗ウイルス作用
を有する化合物として特開昭56−5416号記載の一
般式((式中Xは独立して塩素、臭素原子を表し、Rはメチ
ル、エチル基を表す)で表される化合物、及び同じくリ
リー社より抗ウイルス作用を有する化合物として特開昭
56−81569号記載の一般式((式中R,Rは独立してハロゲン原子を表し、R
素、メチル、エチル基を表し、Rは水素、メチル、エ
チル、ヒドロキシエチル、ベンジル、若しくはエトキシ
カルボニルメチル基を表し、Rはシクロオクチル、ノ
ルボニル基等を表す)で表される化合物等が知られてい
る。しかしながら、これら化合物は6,7位が対称型で
あり、本発明化合物の興奮性アミノ酸受容体のAMPA
受容体拮抗作用を有することは知られておらず、本発明
化合物とは構造を異にするものである。
【0007】更にリリー社より同じく抗ウイルス作用を
有する化合物として特開昭55−69514号記載の一
般式((式中R,Rは独立して水素、ニトロ、メトキシ基を
表し、R,Rは独立して水素、ニトロ、メトキシ
基、ハロゲン原子(R,R,R,Rの内1つは水
素以外の基であり、R,Rがニトロ基、メトキシ基
でない場合はR,Rは独立して共にハロゲン原子
で、R,Rは水素であり、また、R,R,R,R
の内1つがニトロ基である場合はR,Rのいずれ
か一方がメトキシ基である)を表し、Rは水素、ハロ
ゲン置換されてもよい低級アルキル基、低級シクロアル
キル基、低級アルケニル基、2−クロロエチル基を表
し、nは0,2を表す)で表される化合物が知られてい
るが、開示された化合物には本発明化合物とは構造を異
にするものであり、本発明化合物が有する興奮性アミノ
酸受容体のAMPA受容体拮抗作用を有することは記さ
れていない。
【0008】また、WO92−11245号記載にはワ
ーナーランバート社により興奮性アミノ酸拮抗作用を有
する化合物として一般式((式中Yは酸素、硫黄、窒素原子を表し、R,R
11,R12は水素、ハロゲン置換されてもよい低級
アルキル基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、シ
アノ基、ニトロ基、メチルチオ基、低級アルケニル基、
低級アルキニル基、スルホンアミド基等を表すか、
,R,R11,R12の任意のふたつで環を形成
(6員環、ヘテロ原子を含有してもよい複素環)しても
よく、Xは置換基を有してもよいスルホニルアミド基等
を表す)で表される化合物が知れている。
【0009】しかしながら、この化合物には本発明化合
物のようにキノキサリン6,7位に非対称の置換基を有
するものは開示されておらず、また、開示された化合物
にはAMPA拮抗作用が示されていない上、開示された
グリシン拮抗作用も十分なものとは考えられない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記疾患及び
選択的な細胞死による記憶障害や痴呆をもたらす病因と
考えられるグルタミン酸の受容体拮抗作用、特にnon
−NMDA受容体のAMPA受容体に対し高い親和性と
選択性を有し、脳神経細胞保護効果を有する化合物を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、新規な脳
神経細胞障害治療薬の開発を目的として脳神経細胞障害
の治療に有効な興奮性アミノ酸受容体拮抗薬、特にno
n−NMDA受容体のAMPA受容体に対する選択的拮
抗薬を求めて、鋭意研究を重ねた結果、本発明の6,7
−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付
加塩に優れたAMPA受容体拮抗作用のあることを見出
した。
【0012】即ち、本発明によって、一般式(1) [式中Qはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されても
よい低級アルキル基、又は一般式(2) (式中Arは置換基を1個以上有してもよいフェニル
基、ナフチル基を表し、Pは低級アルキレン、低級アル
ケニレン、低級アルキニレン、酸素、硫黄原子を表
す)、又は一般式(3) (式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原子、水酸
基、チオール基、置換されてもよいアミノ基、低級アル
コキシカルボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、
又は一般式(4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
てもよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環
(これらは、複素環、縮合環上に置換基を1個以上有し
てもよい)を表し、mは0又は1を表し、Aは単結合、
低級アルキレン、低級アルケニレン、低級アルキニレ
ン、を表す)、又は一般式(5) (式中R及びRは同一又は相異なって水素原子、ハ
ロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状ア
ルキル基、置換基を1個以上有してもよいフェニル基、
置換基を1個以上有してもよいアラルキル基を表す)を
表し、Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、
5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳
香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水
素原子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
基、環状アルキル基を表し、Rは水酸基、低級アルコ
キシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
コキシ基を表す)を表しRはニトロ基、トリフルオロメ
チル基、置換されてもよいアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
2を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ置換キ
ノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩に優れたAM
PA受容体拮抗作用を有することを見出し、本発明を完
成するにいたった。
【0013】更に、本発明によって、一般式(1) [式中Qはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されても
よい低級アルキル基、又は一般式(2) (式中Arは置換基を1個以上有してもよいフェニル
基、ナフチル基、を表し、Pは低級アルキレン、低級ア
ルケニレン、低級アルキニレン、酸素、硫黄原子を表
す)、又は一般式(5) (式中R及びRは同一又は相異なって水素原子、ハ
ロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状ア
ルキル基、置換基を1個以上有してもよいフェニル基、
置換基を1個以上有してもよいアラルキル基を表す)を
表し、Rはニトロ基、トリフルオロメチル基、置換され
てもよいアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
2を表す)を表し、Rはアラルキル基、フェニル基、
ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環
(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有して
もよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されてもよい
低級アルキル基、環状アルキル基を表し、Rは水酸
基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
コキシ基を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ
置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩に、優
れたAMPA受容体拮抗作用のあることを見出した。
【0014】更に又、本発明によって、一般式(1−
a) (式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
上に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、チオー
ル基、置換されてもよいアミノ基、低級アルコキシカル
ボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、又は一般式
1(4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子、を表し、Wはアラルキ
ル基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複
素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換
基を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換され
てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
及びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
てもよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環
(これらは、複素環、縮合環上に置換基を1個以上有し
てもよい)を表し、mは0又は1を表し、Aは単結合、
低級アルキレン、低級アルケニレンを表し、Rはアラ
ルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員
の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に
置換基を1個以上有してもよい)、水素原子、ハロゲン
原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状アルキル
基を表し、Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般
式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
コキシ基を表す)で表される6,7−非対称ジ置換キノ
キサリンカルボン酸誘導体とその付加塩に優れたAMP
A受容体拮抗作用を有することを見出した。
【0015】更に又、本発明によって、一般式(1−
b) (式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
上に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、チオー
ル基、置換されてもよいアミノ基、低級アルコキシカル
ボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、又は一般式
(4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
てもよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環
(これらは、複素環、縮合環上に置換基を1個以上有し
てもよい)を表し、mは0又は1を表し、) Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレンを表
し、Rはニトロ基、置換されてもよいアミノ基、又は一
般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
2を表す)を表し、Rはアラルキル基、フェニル基、
ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環
(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有して
もよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されてもよい
低級アルキル基、環状アルキル基を表し、Rは水酸
基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
コキシ基を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ
置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩に優れ
たAMPA受容体拮抗作用を有することを見出し、本発
明を完成するにいたった。
【0016】本発明化合物の一般式(1−a)におい
て、好ましくは、Rが水素原子であり、Rが水酸
基、低級アルコキシ基であり、Aが単結合であり、Lは
一般式(4)で示される内、Vが低級アルキレンであ
り、Tが一般式(4−a)及び一般式(4−c)である
化合物が挙げられる。
【0017】これら好ましい化合物として以下に示す化
合物、すなわち、3,4−ジヒドロ−7−(4−(ヒド
ロキシメチル)イミダゾール−1−イル)−3−オキソ
兼−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボ
ン酸エチル 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(4−エトキシ
カルボニルフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イ
ミダゾール−1−イル)−3−オキソ−6−トリフルオ
ロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル 7−(4−((N−(4−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾール−1−イル)−
3,4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチ
ルキノキサリン−2−カルボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(4−エトキシ
カルボニル−2−フルオロフェニル)カルバモイルオキ
シ)メチル)イミダゾール−1−イル)−3−オキソ−
6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
エチル 7−(4−((N−(4−カルボキシ−2−フルオロフ
ェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾール−
1−イル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリ
フルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(4−エトキシ
カルボニルメチルフェニル)カルバモイルオキシ)メチ
ル)イミダゾール−1−イル)−3−オキソ−6−トリ
フルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル 7−(4−((N−(4−カルボキシメチルフェニル)
カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾール−1−イ
ル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオ
ロメチルキノキサリン−2−カルボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−(((4−エトキシカル
ボニルフェニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)イ
ミダゾール−1−イル)−3−オキソ−6−トリフルオ
ロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル 7−(4−(((4−カルボキシフェニル)アミノカル
ボニルアミノ)メチル)イミダゾール−1−イル)−
3,4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチ
ルキノキサリン−2−カルボン酸 7−(3−ホルミルビロール−1−イル)−3−オキソ
−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−トリフルオロメ
チルキノキサリン−2−カルボン酸エチル 7−(3−(アミノメチル)ピロール−1−イル)−3
−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−トリフ
ルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル・塩
酸塩 7−(3−(((4−エトキシカルボニルフェニル)ア
ミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1−イル)
−3−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ト
リフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル 7−(3−(((4−エトキシカルボニルフェニル−2
−フルオロフェニル)アミノカルボニルアミノ)メチ
ル)ピロール−1−イル)−3−オキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチルキノキサリ
ン−2−カルボン酸エチル 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((4−エトキシカル
ボニルフェニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピ
ロール−1−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメ
チルキノキサリン−2−カルボン酸エチル 7−(3−(((4−カルボキシフェニル)アミノカル
ボニルアミノ)メチル)ピロール−1−イル)−3,4
−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノ
キサリン−2−カルボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((4−エトキシカル
ボニル−2−フルオロフェニル)アミノカルボニルアミ
ノ)メチル)ピロール−1−イル)−3−オキソ−6−
トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチ
ル 7−(3−(((4−カルボキシ−2−フルオロフェニ
ル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1−
イル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフル
オロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
【0018】本発明化合物の一般式(1−b)におい
て、好ましくは、Rがニトロ基であり、Rが水素原子
であり、Rが水酸基であり、Aが単結合であり、Lは
一般式(4)で示される内、Vが低級アルキレンであ
り、Tが一般式(4−a)及び一般式(4−c)である
化合物が挙げられる。
【0019】これら好ましい化合物として以下に示す化
合物、すなわち、 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−7−(4−((N−i
so−プロピルカルバモイルオキシ)メチル)イミダゾ
リル)−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸 7−(4−((N−n−ブチルカルバモイルオキシ)メ
チル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ
−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸 7−(4−((N−t−ブチルカルバモイルオキシ)メ
チル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ
−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(4
−((N−フェニルカルバモイルオキシ)メチル)イミ
ダゾリル)キノキサリン−2−カルボン酸 7−(4−((N−(4−イソプロピルフェニル)カル
バモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジ
ヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カ
ルボン酸 7−(4−((N−(2−ブロモフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
酸 7−(4−((N−(3−ブロモフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
酸 7−(4−((N−(4−ブロモフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
酸 7−(4−((N−(2−クロロフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
酸 7−(4−((N−(3−クロロフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
酸 7−(4−((N−(4−クロロフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
酸 7−(4−((N−(2,3−ジクロロフェニル)カル
バモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジ
ヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カ
ルボン酸 7−(4−((N−(2,4−ジクロロフェニル)カル
バモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジ
ヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カ
ルボン酸 7−(4−((N−(2,5−ジクロロフェニル)カル
バモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジ
ヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カ
ルボン酸 7−(4−((N−(2,6−ジクロロフェニル)カル
バモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジ
ヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カ
ルボン酸 7−(4−((N−(3,4−ジクロロフェニル)カル
バモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジ
ヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カ
ルボン酸 7−(4−((N−(3,5−ジクロロフェニル)カル
バモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジ
ヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カ
ルボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(4−メトキシ
フェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(2−フロオロ
フェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(3−フルオロ
フェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(4−フルオロ
フェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(2−メチルフ
ェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(3−メチルフ
ェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(4−メチルフ
ェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
酸 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(4
−((N−(2−トリフルオロメチルフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)キノキサリン−
2−カルボン酸 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(4
−((N−(3−トリフルオロメチルフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)キノキサリン−
2−カルボン酸 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(4
−((N−(4−トリフルオロメチルフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)キノキサリン−
2−カルボン酸 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(4
−((N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)カル
バモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)キノキサリン
−2−カルボン酸 7−(4−((N−(3−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒ
ドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 7−(4−((N−(4−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒ
ドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(4−(((2−フルオロフェ
ニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)イミダゾリ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 7−(4−(((4−カルボキシフェニル)アミノカル
ボニルアミノ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒ
ドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 7−(4−((N−ベンジルカルバモイルオキシ)メチ
ル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−
3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸ナトリウム 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(3
−((N−フェニルカルバモイルオキシ)メチル)−4
−ピリドン−1−イル)キノキサリン−2−カルボン酸 7−(3−((N−(2−ブロモフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)−4−ピリドン−1−イル)−3,
4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−
2−カルボン酸 7−(3−((N−(3−ブロモフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)−4−ピリドン−1−イル)−3,
4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−
2−カルボン酸 7−(3−((N−(4−ブロモフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)−4−ピリドン−1−イル)−3,
4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−
2−カルボン酸 7−(3−((N−(3−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)−4−ピリドン−1−イル)−
3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリ
ン−2−カルボン酸 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(3
−(フェニルアミノカルボニルアミノ)−4−ピリドン
−1−イル)−キノキサリン−2−カルボン酸 7−(3−((2−ブロモフェニル)アミノカルボニル
アミノ)−4−ピリドン−1−イル)−3,4−ジヒド
ロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボ
ン酸 7−(3−((3−ブロモフェニル)アミノカルボニル
アミノ)−4−ピリドン−1−イル)−3,4−ジヒド
ロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボ
ン酸 7−(3−((4−ブロモフェニル)アミノカルボニル
アミノ)−4−ピリドン−1−イル)−3,4−ジヒド
ロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボ
ン酸 3,4−ジヒドロ−7−(3−((4−フルオロフェニ
ル)アミノカルボニルアミノ)−4−ピリドン−1−イ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(3−((4−メチルフェニ
ル)アミノカルボニルアミノ)−4−ピリドン−1−イ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 3,4−ジヒドロ−7−(3−((4−メトキシフェニ
ル)アミノカルボニルアミノ)−4−ピリドン−1−イ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸 7−(3−(ベンジルアミノカルボニルアミノ)−4−
ピリドン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ
−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸 7−(3−((4−ブロモベンジル)カルボニルアミ
ノ)−4−ピリドン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−
6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸 7−(3−((4−ブロモフェニル)カルボニルアミ
ノ)−4−ピリドン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−
6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸 3−エトキシ−7−(4−(ヒドロキシメチル)イミダ
ゾリル)−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エ
チル 7−(4−((N−(4−ブロモフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3−エトキシ−6
−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチル 3−エトキシ−6−ニトロ−7−(4−(トリフルオロ
アセトアミドメチル)イミダゾリル)キノキサリン−2
−カルボン酸エチル 3−エトキシ−7−(3−(ヒドロキシメチル)−4−
ピリドン−1−イル)−6−ニトロキノキサリン−2−
カルボン酸エチル 7−(3−アミノ−4−ピリドン−1−イル)−3−エ
トキシ−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチ
ル 7−(3−((4−ブロモフェニル)アミノカルボニル
アミノ)−4−ピリドン−1−イル)−3−エトキシ−
6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチル 等が
挙げられる。
【0020】
【作用】本発明の一般式(1)の文中において『フェニ
ル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその
縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
有してもよい)』及び『アラルキル基、フェニル基、ナ
フチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環
(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有して
もよい)』及び『環Bは酸素、窒素、硫黄原子を更に1
又は2個含有してもよい飽和若しくは不飽和の複素環及
びその縮合環(これらは、芳香環、複素環上に置換基を
1個以上有してもよい)』及び『アラルキル基、フェニ
ル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(これ
らは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
い)』及び『フェニルオキシ基、アラルキルオキシ基
(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有して
もよい)』及び『置換基を1個以上有してもよいフェニ
ル基、置換基を1個以上有してもよいアラルキル基』及
び『置換基を1個以上有してもよいフェニル基、ナフチ
ル基』における『置換基』とは、ハロゲン原子、水酸
基、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルコキ
シカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、カル
ボキシル基、アルデヒド基、カルボキシ低級アルキル基
等が挙げられ、『低級アルキル基』とは、メチル、エチ
ル、n−プロピル、iso−プロピル等の直鎖若しくは
分岐した炭素数1〜6のものが挙げられ、『環状アルキ
ル基』とは、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル等の炭素数3〜7のものが挙げられ、『ハロゲ
ン原子』とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げら
れ、『低級アルコキシ基』とは、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ等の直鎖若しくは分岐した炭素数1〜4のも
のが挙げられ、『低級アルキルチオ基』とは、メチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオ等の直鎖若しくは分岐し
た炭素数1〜6のものが挙げられ、『低級アルコキシカ
ルボニル基』とは、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル等の直鎖若しくは分岐した炭素数1〜4のものが
挙げられ、『アラルキルオキシ基』とはベンジルオキ
シ、フェニルエチルオキシ、フェニルプロピルオキシ等
が挙げられ、『アラルキルチオ基』とはベンジルチオ、
フェニルエチルチオ、フェニルプロピルチオ等が挙げら
れ、『置換されてもよいアミノ基』とは、アシル基、ア
リールスルホニル基、例えばアセチル、メタンスルホニ
ル、フェニルスルホニル等によって置換されてもよく、
また、1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよい低級
アルキル基、1〜2個の置換基を有してもよいフェニル
基、1〜2個の置換基を有してもよいアラルキル基によ
って置換されていてもよいアミノ基が挙げられる。ここ
で言う置換基とは上記で説明した『置換基』を指す。
【0021】更に文中において『フェニル基、ナフチル
基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(これら
は芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
い)』及び『アラルキル基、フェニル基、ナフチル基、
5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳
香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよい)』及
び『アラルキル基、フェニル基、5員若しくは6員の複
素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換
基を1個以上有してもよい)』における『複素環』と
は、置換基を1個以上有してもよい飽和若しくは不飽和
の単環式又は多環式の窒素、酸素、硫黄原子を1又は2
個含有し得る複素環式基であり、例えばピロリジル、ピ
ペリジル、ピペラジル、モルホリル、チオモルホリル、
フラニル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキ
サゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダ
ジル、ピラチル等が挙げられ、『その縮合環』とは、上
記『複素環』のベンゼン縮合環を表し、例えば、インド
リル、テトラヒドロキノリル、ベンズオキサゾリジニ
ル、ベンゾチアゾリジニル、ベンゾフラニル、ベンゾチ
エニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノリ
ル、キナゾリル、キノキサリル、シンノリル等が挙げら
れる。また、『環Bは酸素、窒素、硫黄原子を更に1又
は2個含有してもよい飽和若しくは不飽和の複素環及び
その縮合環』とは上記『複素環』及び『その縮合環』が
挙げられ、更にカルボニル基で置換されてもよい飽和若
しくは不飽和の複素環及びその縮合環を表し、これは上
記『複素環』及び『その縮合環』にカルボニル基が置換
されていてもよいものであり、例えば、2−ピロリド
ン、3−ピロリドン、2−イミダゾリジノン、2−チア
ゾリジノン、4−チアゾリジノン、2−オキサゾリジノ
ン、4−オキサゾリジノン、2−ピリドン、4−ピリド
ン、2−ピリミジノン、4−ピリミジノン、2,4−ピ
リミジンジオン、2−キノロン、4−キノロン等が挙げ
られる。また、『窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ
原子を1又は2個含んでよい)してもよい』とは、飽和
の単環式又は多環式の窒素、酸素、硫黄原子を更に1又
は2個含有してもよい複素環式基であり、例えばピロリ
ジル、ピペリジル、ピペラジル、モルホリル、チオモル
ホリル、インドリル、テトラヒドロキノリル等が挙げら
れる。
【0022】本発明化合物は、例えば、以下に示す製法
により製造される。一般式(1)で示される化合物の
内、Rが水素原子である化合物は、一般式(10) (式中Q、R、Rは前述の通りを表し、R12はハロ
ゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、置換基を
1個以上有してもよいアラルキル基を表す)で示される
化合物を無溶媒或いは適当な溶媒、例えば、水、酢酸、
メタノール等中、適当な酸、例えば、塩酸、硫酸、臭化
水素酸、トリフルオロ酢酸等を用いて20〜120℃で
0.5〜72時間反応させて合成できる。
【0023】また、一般式(1)で示される化合物の
内、Rが水素原子である化合物は、一般式(10) (式中Q、R、R、R12は前述の通りを表す)で示
される化合物の内、Rが低級アルコキシ基である場合
は、その化合物を適当な溶媒、水、メタノール、エタノ
ール等の溶媒中、適当なアルカリ、例えば、水酸化カリ
ウム、水酸化リチウム等を用いて20〜100℃で0.
5〜10時間反応させてカルボン酸とした後、無溶媒或
いは適当な溶媒、例えば、水、酢酸、メタノール等中、
適当な酸、例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸、トリフル
オロ酢酸等を用いて20〜120℃で0.5〜72時間
反応させても合成できる。
【0024】また、一般式(1)で示される化合物の
内、Rが水素原子である化合物は、一般式(10) (式中Q、R、R、R12は前述の通りを表す)で示
される化合物の内、Rが低級アルコキシ基である場合
は、その化合物を適当な溶媒、無溶媒或いは適当な溶
媒、例えば、水、酢酸、メタノール等中、適当な酸、例
えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸、トリフルオロ酢酸等を
用いて20〜120℃で3〜72時間反応させてアミド
−エステル体とした後、水、メタノール、エタノール等
の溶媒中、適当なアルカリ、例えば、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム等を用いて20〜100℃で0.5〜
10時間反応させても合成できる。
【0025】また、一般式(1)で示される化合物の
内、Rが低級アルコキシ基である化合物をRが水酸
基である化合物に変換する場合は、その化合物を適当な
溶媒、水、メタノール、エタノール等の溶媒中、適当な
アルカリ、例えば、水酸化カリウム、水酸化リチウム等
を用いて20〜100℃で0.5〜10時間反応させて
も合成できる。
【0026】また、一般式(1)で示される化合物の
内、Rが水素原子である化合物は、適当な溶媒、例え
ば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N、N−ジメチ
ルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド等中、
適当な塩基、例えば、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等を用いてハロゲン化アルキル、例え
ば、ヨウ化メチル等やハロゲン化アラルキル、例えば、
ベンジルクロリド、4−メトキシベンジルクロリド等、
或いはハロゲン化環状アルキル、例えばシクロペンチル
ブロマイド、シクロヘキシルブロマイド等を20〜12
0℃で2〜10時間反応させて、Rが低級アルキル
基、アラルキル基(置換基を1個以上有してもよい)、
環状アルキル基で置換した化合物とすることもできる。
【0027】また、一般式(1)で示される化合物は、
一般式(11) (式中Q、R、R、Rは前述の通りを表す)で示さ
れる化合物を適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、
N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ア
セトニトリル、ベンゼン、トルエン等中、酸化剤、例え
ば、DDQ(ジクロロジシアノキノン)を用いて、20
〜120℃で1〜24時間反応させて合成できる。
【0028】また、一般式(1)で示される化合物は、
一般式(11)で示される化合物を適当な溶媒、例え
ば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N、N−ジメチ
ルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリドン、アセトニトリル、エタノール、トル
エン等中、適当な塩基、例えば、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム等を用いて20〜120℃で1〜72時間反応させ
ても合成できる。
【0029】また、一般式(1)のQが一般式(3)で
示される化合物の内、Lが一般式(4)であり、Tにお
いて一般式(4−a)及び一般式(4−c)のWがアラ
ルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員
の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に
置換基を1個以上有してもよい)で示される化合物は、
一般式(12) (式中Laは一般式(13) (Tは水酸基、チオール基、置換されてもよいアミノ
基を表し、A、R、R、R、環B、V、mは前述の
通りを表す)で示される化合物に、一般式(14) (式中Zはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5
員若しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香
環、複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、ハロ
ゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状アル
キル基を表し、Xaは酸素、硫黄原子を表す)で示され
る化合物を適当な溶媒、例えば、塩化メチレン、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルムア
ミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロ
リドン、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン等中、無
塩基或いは適当な有機塩基、例えば、トリエチルアミン
等を用いて、20〜120℃で0.5〜15時間反応さ
せても合成できる。
【0030】また、一般式(14)の代わりに一般式
(15) (式中Zはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5
員若しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香
環、複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、ハロ
ゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状アル
キル基を表し、A1は単結合、低級アルキレン、低級ア
ルケニレン、低級アルキニレンを表し、Dはアミノ基、
カルボキシル基、アミド基、低級アルコキシカルボニル
基を表す)で示される化合物を既知の方法により、イソ
シアン(イソチオシアン)酸エステル、或いはカルバミ
ン酸クロリドに変換し、一般式(14)と同様に一般式
(12)と反応させても合成できる。
【0031】例えば、Dがアミノ基である場合は、適当
な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベ
ンゼン、トルエン等中、無塩基或いは適当な有機塩基、
例えば、トリエチルアミン等を用いて、ホスゲン(チオ
ホスゲン)、ホスゲンダイマー(クロロ蟻酸 2,2,
2−トリクロロメチルエステル)或いはその同族体(ク
ロロ蟻酸 4−ニトロフェニルエステル等)を−10〜
50℃で1〜5時間反応させて、カルバミン酸クロリド
或いはイソシアン(イソチオシアン)酸エステルとする
ことができる。
【0032】更に、Dがカルボキシル基である場合は、
カルボキシル基を酸アジドとした後、Crutius転
移反応やSchmidt転移反応を用いて、また、Dが
アミド基である場合は、Hofmann転移反応を用い
てイソシアン酸エステルとすることができる。また、D
がカルボキシル基である場合は、DPPA(ジフェニル
リン酸アジド)を用いてワンポットによりイソシアン酸
エステルとすることもできる。
【0033】また、一般式(1)のQが一般式(3)で
示される化合物の内、Lが一般式(4)である化合物
は、一般式(16) (式中A、R、R、Rは前述の通りを表す)で示さ
れる化合物に、一般式(17) (式中T、V、mは前述の通りを表し、R13はハロゲ
ン原子で置換されてもよい低級アルキル基、置換基を1
個以上有してもよいアラルキル基を表す)で示される化
合物を無溶媒或いは適当な溶媒、例えば、テトラヒドロ
フラン、ベンゼン、トルエン、酢酸等中、適当な無機或
いは有機酸、例えば、塩酸、硫酸、トシル酸等を用い
て、20〜120℃で0.5〜5時間反応させても合成
できる。
【0034】また、一般式(1)のQが一般式(3)で
示される化合物の内、Lが一般式(4)である化合物
は、一般式(20) (式中R、Rは前述の通りを表し、Xbはハロゲン原
子を表す)で示される化合物、或いは、この一般式(2
0)に適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメ
チルアセトアミド等中、適当な塩基、例えば、水素化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等を用いてハ
ロゲン化アルキル、例えば、ヨウ化メチル等やハロゲン
化アラルキル、例えば、4−メトキシベンジルクロリド
等と20〜120℃で2〜10時間反応させて一般式
(20−a) (式中R、R、Xbは前述の通りを表し、Rは低級
アルキル基、置換基を1個以上有してもよいアラアルキ
ル基を表す)で示される化合物に、一般式(19) (式中T、V、環B、mは前述の通りを表す)で示され
る化合物を無溶媒或いは適当な溶媒、例えば、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアミ
ド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩
基或いは適当な無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチル
アミン等を用いて、20〜160℃で0.5〜24時間
反応させても合成できる。
【0035】また、一般式(1)のQが一般式(2)又
は一般式(5)である化合物は、一般式(20) (式中R、R、Xbは前述の通りを表す)で示される
化合物、或いはこの一般式(20)に適当な溶媒、例え
ば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N、N−ジメチ
ルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド等中、
適当な塩基、例えば、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等を用いてハロゲン化アルキル、例え
ば、ヨウ化メチル等やハロゲン化アラルキル、例えば、
4−メトキシベンジルクロリド等と20〜120℃で2
〜10時間反応させて一般式(20−a) (式中R、R、R、Xbは前述の通りを表す)で示
される化合物に、一般式(13−a) (式中Ar、Pは前述の通りを表す)或いは、一般式
(13−b) (式中R、Rは前述の通りを表す)で示される化合
物を無溶媒或いは適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアミド、
N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩基
或いは適当な無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルア
ミン等を用いて、20〜160℃で0.5〜24時間反
応させても合成できる。
【0036】また、一般式(1)のQが一般式(3)で
示される化合物の内、Lが一般式(4)であり、Aが低
級アルキレンである化合物は、一般式(18) (式中R、R、Rは前述の通りを表し、Eはハロゲ
ン原子を表す)で示される化合物に、一般式(19) (式中T、V、環B、mは前述の通りを表す)で示され
る化合物を適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−
ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、アセト
ニトリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩基或いは適当
な無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナトリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン等を用
いて、20〜160℃で0.5〜48時間反応させて合
成することもできる。
【0037】また、一般式(1)のQが一般式(2)又
は一般式(5)で示される化合物の内、Aが低級アルキ
レンである化合物は、一般式(18) (式中R、R、R、Eは前述の通りを表す)で示さ
れる化合物に、一般式(13−a) (式中Ar、Pは前述の通りを表す)或いは、一般式
(13−b) (式中R、Rは前述の通りを表す)で示される化合
物を適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、N、N
−ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエン等中、適
当な無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナトリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン等を
用いて、25〜120℃で1〜24時間反応させても合
成できる。
【0038】また、一般式(1)或いは一般式(12)
で示される化合物は、一般式(21) (式中Q、Rは前述の通りを表す)で示される化合物
に、一般式(22) (式中R14は低級アルキル基を表す)で示されるケト
マロン酸ジエステルを適当な溶媒、例えば、エタノー
ル、メタノール、テトラヒドロフラン等中、25〜10
0℃で2〜12時間反応させても合成できる。
【0039】また、一般式(10)のQが一般式(3)
で示される化合物の内、Lが一般式(4)であり、Tに
おいて一般式(4−a)及び一般式(4−c)のWがア
ラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6
員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上
に置換基を1個以上有してもよい)で示される化合物
は、一般式(23) (式中La、A、R、R、R12は前述の通りを表
す)で示される化合物に、一般式(14) (式中Z、Xaは前述の通りを表す)で示される化合物
を適当な溶媒、例えば、塩化メチレン、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアミド、
N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩基
或いは適当な有機塩基、例えば、トリエチルアミン、ピ
リジン等を用いて、20〜120℃で1〜15時間反応
させても合成できる。
【0040】また、一般式(14)の代わりに一般式
(15) (式中Z、A、Dは前述の通りを表す)で示される化
合物を既知の方法により、イソシアン(イソチオシア
ン)酸エステル、或いはカルバミン酸クロリドに変換
し、一般式(14)と同様に一般式(23)と反応させ
ても合成できる。
【0041】例えば、Dがアミノ基である場合は、適当
な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベ
ンゼン、トルエン等中、無塩基或いは適当な有機塩基、
例えば、トリエチルアミン等を用いて、ホスゲン(チオ
ホスゲン)、ホスゲンダイマー(クロロ蟻酸 2,2,
2−トリクロロメチルエステル)或いはその同族体(ク
ロロ蟻酸 4−ニトロフェニルエステル等)を−10〜
50℃で1〜5時間反応させて、カルバミン酸クロリド
或いはイソシアン(イソチオシアン)酸エステルとする
ことができる。
【0042】更に、Dがカルボキシル基である場合は、
カルボキシル基を酸アジドとした後、Crutius転
移反応やSchmidt転移反応を用いて、また、Dが
アミド基である場合は、Hofmann転移反応を用い
てイソシアン酸エステルとすることができる。、また、
Dがカルボキシル基である場合は、DPPA(ジフェニ
ルリン酸アジド)を用いてワンポットによりイソシアン
酸エステルとすることもできる。
【0043】また、一般式(10)のQが一般式(3)
で示される化合物の内、Lが一般式(4)である化合物
は、一般式(24) (式中R、R、R12、Xbは前述の通りを表す)で
示される化合物に、一般式(19) (式中T、V、環B、mは前述の通りを表す)で示され
る化合物を無溶媒或いは適当な溶媒、例えば、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアミ
ド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩
基或いは適当な無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチル
アミン等を用いて、20〜160℃で0.5〜24時間
反応させて合成できる。
【0044】また、一般式(10)のQが一般式(2)
又は一般式(5)で示される化合物は、一般式(24) (式中R、R、R12、Xbは前述の通りを表す)で
示される化合物に、一般式(13−a) (式中Ar、Pは前述の通りを表す)或いは、一般式
(13−b) (式中R、Rは前述の通りを表す)で示される化合
物を無溶媒或いは適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアミド、
N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩基
或いは適当な無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルア
ミン等を用いて、20〜160℃で0.5〜24時間反
応させても合成できる。
【0045】また、一般式(10)のQが一般式(3)
で示される化合物の内、Lが一般式(4)であり、Aが
低級アルキレンである化合物は、一般式(25) (式中R、R、R12、Eは前述の通りを表す)で示
される化合物に、一般式(19) (式中T、V、環B、mは前述の通りを表す)で示され
る化合物を適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−
ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、アセト
ニトリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩基或いは適当
な無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナトリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン等を用
いて、20〜160℃で0.5〜48時間反応させても
合成できる。
【0046】また、一般式(10)のQが一般式(2)
又は一般式(5)で示される化合物の内、Aが低級アル
キレンである化合物は、一般式(25) (式中R、R、R12、Eは前述の通りを表す)で示
される化合物に、一般式(13−a) (式中Ar、Pは前述の通りを表す)或いは、一般式
(13−b) (式中R、Rは前述の通りを表す)で示される化合
物を適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、N、N
−ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエン等中、適
当な無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナトリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン等を
用いて、25〜120℃で1〜24時間反応させても合
成できる。
【0047】また、一般式(24)で示される化合物
は、一般式(20) (式中R、R、Xbは前述の通りを表す)で示される
化合物を適当な溶媒、例えば、ベンゼン、トルエン、ク
ロロホルム、塩化メチレン、テトラヒドロフラン等中、
適当な銀触媒、例えば、酸化銀、炭酸銀等を用いてハロ
ゲン化アルキル、例えば、ヨウ化メチル等やハロゲン化
アラルキル、例えば、4−メトキシベンジルクロリド等
と20〜120℃で2〜24時間反応させて合成でき
る。
【0048】また、一般式(20)で示される化合物を
適当な溶媒、例えば、ベンゼン、トルエン、クロロホル
ム、塩化メチレン、テトラヒドロフラン等中、ほう酸
塩、例えば、テトラメチルオキソニウムほう酸塩等を用
いて0〜120℃で2〜6時間反応させても合成でき
る。
【0049】また、一般式(20)で示される化合物の
内、Rがニトロ基である化合物は、一般式(26) (式中Xb、Rは前述の通りを表す)で示される化合
物を選択的ニトロ化、すなわち酢酸溶媒中、適当なニト
ロ化剤、例えば、濃硝酸、発煙硝酸、硝酸カリウム等を
用いて−10〜80℃で0.5〜5時間反応させて合成
できる。
【0050】また、一般式(20)で示される化合物
は、一般式(27) (式中Xb、Rは前述の通りを表す)で示される化合物
に、一般式(22) (式中R14は前述の通りを表す)で示されるケトマロ
ン酸ジエステルを適当な溶媒、例えば、エタノール、メ
タノール、テトラヒドロフラン等中、25〜100℃で
2〜12時間反応させても合成できる。この一般式(2
7)で示される化合物の一部は既知であり、常法に従い
合成することができる。
【0051】また、一般式(20)で示される化合物
は、下記スキームで示すWO92−11245公報又は
特開昭56−81569等に準じて合成することもでき
る。 (式中Xb、Rは前述の通りを表し、R15は低級アル
キル基を表す)
【0052】また、一般式(26)で示される化合物
は、一般式(31) (式中Xbは前述の通りを表す)で示される化合物に、
一般式(22) (式中R14は前述の通りを表す)で示されるケトマロ
ン酸ジエステルを適当な溶媒、例えば、エタノール、メ
タノール、テトラヒドロフラン等中、25〜100℃で
2〜12時間反応させても合成できる。
【0053】また、一般式(26)で示される化合物の
一部は既知であって、下記スキームで示すWO92−1
1245公報又は特開昭56−81569等に準じて合
成することもできる。 (式中Xb、R15は前述の通りを表す)
【0054】また、一般式(11)のQが一般式(3)
で示される化合物の内、Lが一般式(4)である化合物
は、一般式(35) (式中A、R、Rは前述の通りを表す)で示される
化合物に、一般式(17) (式中T、V、R13、mは前述の通りを表す)で示さ
れる化合物を無溶媒或いは適当な溶媒、例えば、テトラ
ヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、酢酸等中(適当な
無機或いは有機酸、例えば、塩酸、硫酸、トシル酸等を
加えてもよい)、20〜120℃で20〜80℃で5〜
48時間反応させても合成できる。
【0055】また、一般式(11)のQが一般式(3)
で示される化合物の内、Lが一般式(4)であり、Tに
おいて一般式(4−a)及び一般式(4−c)のWがア
ラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6
員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上
に置換基を1個以上有してもよい)で示される化合物
は、一般式(36) (式中La、A、R、R、Rは前述の通りを表す)
で示される化合物に、一般式(14) (式中Z、Xaは前述の通りを表す)で示される化合物
を適当な溶媒、例えば、塩化メチレン、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルムアミド、
N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩基
或いは適当な有機塩基、例えば、トリエチルアミン等を
用いて、20〜120℃で1〜15時間反応させても合
成できる。
【0056】また、一般式(14)の代わりに一般式
(15) (式中Z、A、Dは前述の通りを表す)で示される化
合物を既知の方法により、イソシアン(イソチオシア
ン)酸エステル、或いはカルバミン酸クロリドに変換
し、一般式(14)と同様に一般式(36)と反応させ
ても合成できる。
【0057】例えば、Dがアミノ基である場合は、適当
な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベ
ンゼン、トルエン等中、無塩基或いは適当な有機塩基、
例えば、トリエチルアミン等を用いて、ホスゲン(チオ
ホスゲン)、ホスゲンダイマー(クロロ蟻酸 2,2,
2−トリクロロメチルエステル)或いはその同族体(ク
ロロ蟻酸 4−ニトロフェニルエステル等)を−10〜
50℃で1〜5時間反応させて、カルバミン酸クロリド
或いはイソシアン(イソチオシアン)酸エステルとする
ことができる。
【0058】更に、Dがカルボキシル基である場合は、
カルボキシル基を酸アジドとした後、Crutius転
移反応やSchmidt転移反応を用いて、また、Dが
アミド基である場合は、Hofmann転移反応を用い
てイソシアン酸エステルとすることができる。また、D
がカルボキシル基である場合は、DPPA(ジフェニル
リン酸アジド)を用いてワンポットによりイソシアン酸
エステルとすることもできる。
【0059】また、一般式(11)で示される化合物の
内、Rがトリフルオロメチル基である化合物は、一般式
(1)で示される化合物を接触水素添加による還元、即
ち、適当な溶媒、例えばエタノール、メタノール、酢酸
等中、適当な触媒、例えば、パラジウム炭素、酸化白
金、ロジウム−アルミナ等の存在下、20〜80℃で常
圧〜5気圧の水素添加することにより合成することがで
きる。
【0060】また、一般式(16)で示される化合物の
内、Rが水素原子である化合物は、一般式(37) (式中R、R、R12、Aは前述の通りを表し、R
16、R17は同一又は相異なって水素原子、アミノ基
の保護基を表す)で示される化合物を無溶媒或いは適当
な溶媒、例えば、水、酢酸、メタノール等中、適当な
酸、例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸、トリフルオロ酢
酸等を用いて20〜120℃で3〜72時間反応させて
合成できる。
【0061】また、一般式(16)で示される化合物の
内、Rが水酸基である化合物は、一般式(38) (式中R、R、R、A、R16、R17は前述の通
りを表す)で示される化合物を適当な溶媒、水、メタノ
ール、エタノール等の溶媒中、適当なアルカリ、例え
ば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等を用いて20
〜100℃で0.5〜10時間反応させてカルボン酸と
した後、無溶媒或いは適当な溶媒、例えば、水、酢酸、
メタノール等中、適当な酸、例えば、塩酸、硫酸、臭化
水素酸、トリフルオロ酢酸等を用いて20〜120℃で
3〜72時間反応させても合成できる。
【0062】ここで、一般式(37)で示される化合物
の内、Aが単結合、低級アルキレンである化合物は、一
般式(24) (式中R、R、R12、Xbは前述の通りを表す)で
示される化合物、或いは一般式(25) (式中R、R、R12、Eは前述の通りを表す)で示
される化合物に、一般式(39) (式中R16、R17は前述の通りを表す)で示される
化合物を適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジ
メチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、アセトニ
トリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩基或いは適当な
無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン等を用い
て、20〜160℃で0.5〜48時間反応させて合成
することができる。
【0063】また、一般式(25)で示される化合物
は、一般式(40) (式中R、R、R12は前述の通りを表す)で示され
る化合物を適当な溶媒中、例えば、四塩化炭素、クロロ
ホルム、酢酸等中、ハロゲン化剤、例えばN−ブロモこ
はく酸イミド(NBS)、N−クロルこはく酸イミド
(NCS)、臭素等を用いて20〜100℃で1〜12
時間反応させて合成することができる。
【0064】また、一般式(38)で示される化合物の
内、Aが低級アルキレンである化合物は、一般式(1
8) (式中R、R、R、Eは前述の通りを表す)で示さ
れる化合物に、一般式(39) (式中R16、R17は前述の通りを表す)で示される
化合物を適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジ
メチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、アセトニ
トリル、ベンゼン、トルエン等中、無塩基或いは適当な
無機或いは有機塩基、例えば、水素化ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン等を用い
て、20〜160℃で5〜48時間反応させて合成でき
る。
【0065】また、一般式(18)で示される化合物
は、一般式(41) (式中R、R、Rは前述の通りを表す)で示される
化合物を適当な溶媒中、例えば、四塩化炭素、クロロホ
ルム、酢酸等中、ハロゲン化剤、例えばN−ブロモこは
く酸イミド(NBS)、N−クロルこはく酸イミド(N
CS)、臭素等を用いて20〜100℃で1〜12時間
反応させて合成することができる。
【0066】また、一般式(35)で示される化合物の
内、Rがトリフルオロメチル基であり、Rが水素原子
であり、Aが単結合である化合物(42)は下記スキー
ムで示す方法で合成することができる。
【0067】既知の方法で合成できる化合物(43)に
ケトマロン酸ジエステル(22)を適当な溶媒、例え
ば、エタノール、メタノール、テトラヒドロフラン等
中、20〜120℃で1〜6時間反応させて化合物(4
4)とし、この化合物をニトロ化、即ち、無溶媒或いは
適当な溶媒、例えば、濃硫酸、二硫化炭素、酢酸溶媒
中、適当なニトロ化剤、例えば、濃硝酸、発煙硝酸、硝
酸カリウム等を用いて−10〜80℃で0.5〜6時間
反応させて、化合物(45)で表される化合物とし、こ
れを接触水素添加による還元、即ち、適当な溶媒、例え
ばエタノール、メタノール、酢酸、希塩酸等或いはこれ
らの混合溶媒中、適当な触媒、例えば、パラジウム炭
素、酸化白金、ロジウム−アルミナ等の存在下、20〜
80℃で常圧〜5気圧の水素添加することにより合成す
ることができる。 (式中R12は前述の通りを表す)
【0068】また、化合物(42)は、ニトロ化した
後、化合物(45a)及び化合物(45b)を経て合成
することもできる。即ち、化合物(45)を適当な溶
媒、例えば、ベンゼン、トルエン、クロロホルム、塩化
メチレン、テトラヒドロフラン等中、適当な銀触媒、例
えば、酸化銀、炭酸銀等を用いでハロゲン化アルキル、
例えば、ヨウ化メチル等やハロゲン化アラルキル、例え
ば、4−メトキシベンジルクロリド等と20〜120℃
で2〜24時間反応させで化合物(45a)とし、これ
を接触水素添加による還元、即ち、適当な溶媒、例えば
エタノール、メタノール、酢酸、希塩酸等或いはこれら
の混合溶媒中、適当な触媒、例えば、パラジウム炭素、
酸化白金、ロジウム−アルミナ等の存在下、20〜80
℃で常圧〜5気圧の水素添加することにより化合物(4
5b)とし、更にこの(45b)を無溶媒或いは適当な
溶媒、例えば、水、酢酸、メタノール等中、適当な酸、
例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸、トリフルオロ酢酸等
を用いて20〜120℃で0.5〜72時間反応させて
合成することもできる。
【0069】また、化合物(45)で示される化合物は
適当な溶媒、例えば、ベンゼン、トルエン、クロロホル
ム、塩化メチレン、テトラヒドロフラン等中、ほう酸
塩、例えば、テトラメチルオキソニウムほう酸塩等を用
いて0〜120℃で2〜6時間反応させても化合物(4
5a)を合成できる。
【0070】また、一般式(21)で示される化合物
は、例えば、一般式(46) (式中Xb、Rは前述の通りを表し、P、Pは水素
原子、アミノ基の保護基を表す)で示される化合物に、
一般式(19) (式中T、V、環B、mは前述の通りを表す)で示され
る化合物を反応させて、一般式(47)で示される化合
物とし、これらを脱保護(一般式48)した後、ニトロ
基を還元することでフェニレンジアミン(一般式21)
とすることができる。 (式中Q、R、P、Pは前述の通りを表す)
【0071】一般式(46)と一般式(19)との反応
は、適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチ
ルアセトアミド、N−メチルピロリドン、アセトニトリ
ル、ベンゼン、トルエン等中、無塩基或いは適当な無機
或いは有機塩基、例えば、水素化ナトリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン等を用いて、
20〜160℃で5〜48時間反応させで合成すること
ができる。
【0072】一般式(47)の脱保護は、無溶媒或いは
適当な溶媒、例えば、水、メタノール、エタノール、ア
ニソール等の溶媒中、適当な酸、例えば、塩酸、硫酸、
臭化水素酸、トリフルオロ酢酸等を用いて20〜120
℃で3〜72時間反応させるか、適当なアルカリ、例え
ば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等を用いて20
〜100℃で0.5〜10時間反応させて行うことがで
きる。
【0073】一般式(48)のニトロ基の還元は、Rが
ニトロ基である場合は、水−アルコール、例えば、水−
エタノール、水−メタノール等中、硫化ナトリウムと塩
化アンモニウム存在下、20〜60℃で反応させて合成
することができる。更に、Rがニトロ基以外である場合
は、接触水素添加による還元、即ち、適当な溶媒、例え
ばエタノール、メタノール、酢酸等中、適当な触媒、例
えば、パラジウム炭素、酸化白金、ロジウム−アルミナ
等の存在下、25〜80℃で常圧〜5気圧の水素添加す
ることにより合成することもできる。また、適当な溶
媒、例えば、エタノール、希塩酸、酢酸或いはこれらの
混合溶媒中、塩化スズ、亜鉛、鉄、ハイドロスルファイ
トナトリウム等の存在下、25〜100℃で反応させて
も合成することができる。
【0074】また、一般式(46)で示される化合物の
内、Rがトリフルオロメチル基である化合物は、既存の
方法で合成できる一般式(50)をニトロ化、即ち、 (式中Xb、P、Pは前述の通りを表す)
【0075】無溶媒或いは適当な溶媒、例えば、濃硫
酸、二硫化炭素、酢酸溶媒中、適当なニトロ化剤、例え
ば、濃硝酸、発煙硝酸、硝酸カリウム等を用いて−10
〜80℃で0.5〜2時間反応させて合成することがで
きる。
【0076】また、一般式(48)で示される化合物を
WO92−11245公報に準じて一般式(1)とする
こともできる。即ち、一般式(48)で示されるニトロ
アニリンとマロニルクロリドを反応させて、一般式(5
1)とした後、分子内環化させて一般式(52)とし、
脱オキシドして一般式(1)とすることもできる。 (式中Q、R、R15は前述の通りを表す)
【0077】本発明化合物の実施例を記載し、本発明を
さらに詳細に説明する。
【0078】
【実施例】本発明化合物の実施例を記載し、本発明をさ
らに詳細に説明する。
【0079】(実施例1) 7−クロロ−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸メチル
【0080】7−クロロ−3,4−ジヒドロ−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸メチル(106mg,
444μmol)の酢酸(1ml)溶液に発煙硝酸(3
9.5μl,888μmol)の酢酸(0.2ml)溶
液を加え、60℃にて1時間撹拌した。反応液に水(1
0ml)を加え、析出晶を濾取し、水洗後、風乾するこ
とにより、黄色粉末の表題化合物を66.6mg得た。
収率53%。 H−NMR(DMSO−d,δ):3.93(3
H,s),7.91(1H,s),8.29(1H,
s),13.26(1H,brs).
【0081】(実施例2) 3,4−ジヒドロ−7−フルオロ−6−ニトロ−3−オ
キソキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0082】3,4−ジヒドロ−7−フルオロ−3−オ
キソキノキサリン−2−カルボン酸エチル(558m
g,2.36mmol)を用い、実施例1と同様の方法
により、黄色粉末の表題化合物を297mg得た。収率
45%。 H−NMR(CDCl,δ):1.49(3H,
t,J=7.0Hz),4.58(2H,q,J=7.
0Hz),7.89(1H,d,J=10.6Hz),
8.16(1H,d,J=6.2Hz).
【0083】(実施例3) 7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0084】7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸エチル(2.60g,
8.75mmol)の酢酸(35ml)溶液に、60℃
にて発煙硝酸(1.40ml,31.5mmol)を滴
下し、同温にて2時間撹拌した。反応液を水(300m
l)に注ぎ、析出晶を濾取し、水洗後、風乾することに
より、黄色粉末の表題化合物を2.79g得た。収率9
3%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.33(3
H,t,J=7.3Hz),4.40(2H,q,J=
7.3Hz),7.86(1H,s),8.40(1
H,s),13.24(1H,brs).
【0085】(実施例4) 3,4−ジヒドロ−7−メチル−6−ニトロ−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0086】3,4−ジヒドロ−7−メチル−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸エチル(1.65g,
7.10mmol)の酢酸(15ml)溶液に発煙硝酸
(1.36ml,14.2mmol)を滴下し、60℃
にて1時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、25分間撹
拌し析出晶を濾取した。これを風乾した後、酢酸エチル
に溶解した。また濾液を酢酸エチルで抽出し、先の有機
層と合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ[n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1]で精製するこ
とにより、淡黄色粉末の表題化合物を887mg得た。
収率45%。 H−NMR(CDCl,δ):1.48(3H,
t,J=7.3Hz),2.65(3H,s),4.5
5(2H,q,J=7.3Hz),7.91(1H,
s,),8.02(1H,s),12.42(1H,b
rs).
【0087】(実施例5) 7−クロロ−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸
【0088】実施例1の化合物(64.6mg,228
μmol)のメタノール(2ml)溶液に、1N水酸化
カリウム水溶液(683μl,683μmol)を滴下
し、30分間加熱還流した。冷後水(5ml)を加え、
酢酸を用いてpH4とした後、溶媒を留去した。得られ
た残渣に水を加え、結晶を濾取し、水洗後、風乾するこ
とにより、黄色粉末の表題化合物を35.0mg得た。
収率57%。 mp227−229℃(分解) HR−MS:268.9824(−1.5mmu)
【0089】(実施例6) 3,4−ジヒドロ−7−フルオロ−6−ニトロ−3−オ
キソキノキサリン−2−カルボン酸
【0090】実施例2の化合物(100mg,356μ
mol)のエタノール(3.5ml)溶液に、1N水酸
化カリウム水溶液(711μl,711μmol)を滴
下し、2時間加熱還流した。冷後水(10ml)を加
え、酢酸を用いてpH4とした後、溶媒を留去した。得
られた残渣を合成吸着剤HP−20P[水→水:アセト
ニトリル=20:1]にて精製後、凍結乾燥することに
より、黄色粉末の表題化合物を69.0mg得た。収率
77%。 mp213−215℃(分解) HR−MS:253.0162(+2.7mmu)
【0091】(実施例7) 7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸
【0092】実施例3の化合物(181mg,529μ
mol)を用い、実施例6と同様の方法により、黄色粉
末の表題化合物を107mg得た。収率64%。 mp218−220℃(分解) HR−MS:312.9358(+2.4mmu)
【0093】(実施例8) 3,4−ジヒドロ−7−メチル−6−ニトロ−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸
【0094】実施例4の化合物(231mg,833μ
mol)のメタノール(15ml)懸濁液に室温下、水
酸化カリウム(93.5mg,1.67mmol)の水
(5ml)溶液を加え、室温にて4時間、更に80℃に
て30分間撹拌した。冷後反応液を減圧留去した。得ら
れた残渣を水に溶解後、氷冷下濃塩酸を用いてpH1以
下として30分間撹拌した。析出晶を濾取し、水、冷エ
タノールで順次洗浄し、風乾することにより、淡黄色粉
末の表題化合物を126mg得た。収率60%。 mp239−242℃ Anal.Calcd forC10・1
/10HO:C,47.86;H,2.89;N,1
6.74 found:C,47.90;H,2.92;N,1
6.61
【0095】(実施例9) 7−フルオロ−3−メトキシ−6−ニトロキノキサリン
−2−カルボン酸エチル
【0096】実施例2の化合物(1.00g,3.56
mmol)、ヨウ化メチル(440μl,7.07mm
ol)および酸化銀(990mg,4.31mmol)
のトルエン(100ml)懸濁液を100℃にて2時間
撹拌した。冷後反応液をセライトを用いて濾過し、溶媒
を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ[ジクロロメタン:酢酸エチル=4:1]にて
精製することにより、黄色粉末の表題化合物を580m
g得た。収率55%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),4.18(3H,s),4.5
5(2H,q,J=7.3Hz),7.95(1H,
d,J=10.8Hz),8.57(1H,d,J=
7.3Hz).
【0097】(実施例10) 3−メトキシ−7−メチル−6−ニトロキノキサリン−
2−カルボン酸エチル
【0098】実施例4の化合物(1.42g,5.12
mmol)の無水ジクロロメタン(80ml)溶液に室
温撹拌下、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレ
ート(3.41g,23.1mmol)を加え、室温に
て4.5時間、更に1.5時間加熱還流した。反応液を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、有機層を分取
し、水層は更にジクロロメタンにて抽出した。有機層を
合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
[n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1]にて精製する
ことにより、淡黄色粉末の表題化合物を762mg得
た。収率51%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),2.72(3H,s),4.1
7(3H,s),4.54(2H,q,J=7.3H
z),8.03(1H,s),8.43(1H,s).
【0099】(実施例11) 7−(イミダゾール−1−イル)−3−メトキシ−6−
ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0100】実施例9の化合物(1.41g,4.78
mmol)およびイミダゾール(1.63g,23.9
mmol)のアセトニトリル(10ml)溶液を50℃
にて9時間撹拌した。反応液をジクロロメタンで希釈
後、飽和食塩水を用いて洗浄した。水層をジクロロメタ
ンを用いて抽出し、先の有機層と合わせ、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ[n−ヘキサン:酢酸エ
チル=1:1→酢酸エチル]にて精製することにより、
橙色液体の表題化合物を423mg得た。収率26%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),4.23(3H,s),4.5
6(2H,q,J=7.3Hz),7.15(1H,
t,J=1.5Hz),7.27(1H,s),7.7
2(1H,s),8.18(1H,s),8.46(1
H,s).
【0101】(実施例12) 3−メトキシ−6−ニトロ−7−(4−ピリドン−1−
イル)キノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0102】実施例9の化合物(180mg,610μ
mol)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液に4−
ピリドン(290mg,3.05mmol)を加え封管
し、100℃にて4時間、90℃にて18時間撹拌し
た。反応液を冷却後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ[クロロホルム:エタノ
ール=40:1→20:1]にて精製することにより、
淡黄色液体の表題化合物を70.0mg得た。収率31
%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.2Hz),4.24(3H,s),4.5
6(2H,q,J=7.2Hz),6.52(2H,
d,J=7.8Hz),7.38(2H,d,J=7.
8Hz),8.22(1H,s),8.60(1H,
s).
【0103】(実施例13〜21)実施例12と同様の
方法により、下記表1記載の化合物を得た。
【0104】
【0105】(実施例13) H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=7.2Hz),1.58−1.64(2H,
m),1.71−1.77(4H,m),3.05(4
H,brt,J=4.8Hz),4.13(3H,
s),4.53(2H,q,J=7.2Hz),7.6
9(1H,s),8.13(1H,s).
【0106】(実施例14) H−NMR(DMSO−d,δ):1.35(3
H,t,J=7.3Hz),2.86(6H,s),
4.05(3H,s,),4.43(2H,q,J=
7.3Hz),7.66(1H,s),8.29(1
H,s,).
【0107】(実施例15) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),3.27(8H,s),4.1
5(3H,s),4.55(2H,q,J=7.3H
z),6.94(2H,dd,J=8.8,4.4H
z),7.00(2H,t,J=8.8Hz),7.8
0(1H,s),8.18(1H,s).
【0108】(実施例16) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),3.23−4.27(4H,
m),3.28−3.33(4H,m),3.90(3
H,s),4.15(3H,s),4.55(2H,
q,J=7.3Hz),6.90(1H,d,J=7.
8Hz),6.95−7.05(3H,m),7.80
(1H,s),8.17(1H,s).
【0109】(実施例17) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),3.24−3.28(4H,
m),3.34−3.38(4H,m),3.81(3
H,s),4.15(3H,s),4.55(2H,
q,J=7.3Hz),6.47(1H,dd,J=
2.0,7.8Hz),6.52(1H,t,J=2.
0Hz),6.60(1H,dd,J=7.8,2.0
Hz),7.21(1H,t,J=7.8Hz),7.
79(1H,s),8.18(1H,s).
【0110】(実施例18) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),3.26−3.32(4H,
m),3.58−3.62(4H,m),4.16(3
H,s),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
6.90(2H,d,J=7.3Hz),7.81(1
H,s),8.17(2H,d,J=7.3Hz),
8.22(1H,s).
【0111】(実施例19) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),3.24−3.28(4H,
m),3.30−3.32(4H,m),4.15(3
H,s),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
6.90(2H,d,J=8.8Hz),7.24(2
H,d,J=8.8Hz),7.80(1H,s),
8.19(1H,s).
【0112】(実施例20) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),3.25−3.29(4H,
m),3.35−3.39(4H,m),4.15(3
H,s),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
6.91(1H,t,J=7.3Hz),6.99(2
H,d,J=8.8Hz),7.30(2H,dd,J
=8.8,7.3Hz),7.80(1H,s),8.
18(1H,s).
【0113】(実施例21) H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=7.3Hz),2.62−2.65(4H,
m),3.11−3.14(4H,m),3.53(2
H,s),4.13(3H,s),4.53(2H,
q,J=7.3Hz),7.34−7.35(5H,
m),7.71(1H,s),8.13(1H,s).
【0114】(実施例22) 3−メトキシ−7−(4−(4−メトキシフェニル)ピ
ペラジン−1−イル)−6−ニトロキノキサリン−2−
カルボン酸エチル
【0115】実施例9の化合物(300mg,1.02
mmol)のトリエチルアミン(15ml)溶液に4−
(メトキシフェニル)ピペラジン二塩酸塩(1.35
g,5.10mmol)を加え封管し、100℃にて8
時間撹拌した。冷後減圧濃縮し、得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ[n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=5:1→4:1]にて精製することにより、赤色粉
末の表題化合物を145mg得た。収率30%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),3.22−3.29(8H,
m),3.79(3H,s),4.15(3H,s),
4.55(2H,q,J=7.3Hz),6.87(2
H,d,J=9.3Hz),6.96(2H,d,J=
9.3Hz),7.80(1H,s),8.18(1
H,s).
【0116】(実施例23〜28)実施例22と同様の
方法により、下記表2記載の化合物を得た。
【0117】
【0118】(実施例23) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),3.22−3.26(4H,
m),3.28−3.33(4H,m),4.15(3
H,s),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
7.02(1H,dt,J=1.5,7.8Hz),
7.11(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),
7.26(1H,dt,J=1.5,7.8Hz),
7.39(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),
7.81(1H,s),8.18(1H,s).
【0119】(実施例24) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),2.34(3H,s),3.2
4−3.29(4H,m),3.34−3.37(4
H,m),4.15(3H,s),4.54(2H,
q,J=7.3Hz),6.74(1H,d,J=7.
8Hz),6.79(1H,d,J=7.8Hz),
6.81(1H,s),7.19(1H,t,J=7.
8Hz),7.79(1H,s),8.18(1H,
s).
【0120】(実施例25) H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=7.3Hz),3.15−3.20(4H,
m),3.39−4.04(4H,m),4.15(3
H,s),4.54(2H,q,J=7.3Hz),
6.54(1H,t,J=5.4Hz),7.77(1
H,s),8.19(1H,s),8.35(2H,
d,J=5.4Hz).
【0121】(実施例26) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),2.15(3H,s),3.0
6−3.13(4H,m),3.62−3.67(2
H,m),3.77−3.83(2H,m),4.15
(3H,s),4.54(2H,q,J=7.3H
z),7.76(1H,s),8.20(1H,s).
【0122】(実施例27) H−NMR(CDCl,δ):1.29(3H,
t,J=6.8Hz),1.47(3H,t,J=7.
3Hz),3.04−3.09(4H,m),3.63
−3.68(4H,m),4.15(3H,s),4.
18(2H,q,J=6.8Hz),4.54(2H,
q,J=7.3Hz),7.75(1H,s),8.1
8(1H,s).
【0123】(実施例28) H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=7.3Hz),1.72−1.82(2H,
s),2.00−2.09(2H,m),2.91−
2.99(2H,m),3.28−3.38(2H,
m),3.88−3.97(1H,m),4.14(3
H,s),4.54(2H,q,J=7.3Hz),
7.73(1H,s),8.15(1H,s).
【0124】(実施例29) 3−メトキシ−6−ニトロ−7−フェノキシキノキサリ
ン−2−カルボン酸
【0125】実施例9の化合物(590mg,2.00
mmol)、フェノール(941mg,10.0mmo
l)および炭酸カリウム(1.38g,10.0mmo
l)のアセトニトリル(20ml)懸濁液を封管中、8
0℃にて12時間撹拌した。冷後、少量の水を加え無機
塩を溶解後、溶媒を留去した。得られた残渣を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液に溶解後、エーテルを用いて洗浄
した。水層を濃塩酸を用いてpH3とし、クロロホルム
を用いて抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
留去することにより、黄色アモルファスの表題化合物を
407mgを得た。収率60%。 H−NMR(CDCl,δ):4.24(3H,
s),7.18(2H,d,J=7.8Hz),7.3
1(1H,t,J=7.3Hz),748(2H,t,
J=7.8Hz),7.51(1H,s),8.39
(1H,s).
【0126】(実施例30) 3−メトキシ−6−ニトロ−7−(3−ニトロフェノキ
シ)キノキサリン−2−カルボン酸
【0127】実施例29と同様の方法により、黄色固体
の表題化合物を得た。 H−NMR(CDCl,δ):4.26(3H,
s),7.51(1H,dd,J=8.3,2.4H
z),7.64(1H,t,J=8.3Hz),7.7
1(1H,s),7.95(1H,t,J=2.4H
z),8.14(1H,dd,J=8.3,2.0H
z),8.50(1H,s).
【0128】(実施例31) 3−メトキシ−6−ニトロ−7−(3−ニトロベンジル
アミノ)キノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0129】実施例9の化合物(200mg,677μ
mol)および3−ニトロベンジルアミン塩酸塩(38
3mg,2.03mmol)のN,N−ジメチルホルム
アミド(2ml)溶液を100℃にて6時間撹拌した。
冷後水を加え、クロロホルムを用いて抽出し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ[n−ヘキサン:酢
酸エチル=4:1]にて精製することにより、赤色粉末
の表題化合物を38.8mg得た。収率13%。 H−NMR(CDCl,δ):1.43(3H,
t,J=7.3Hz),4.11(3H,s),4.5
0(2H,q,J=7.3Hz),4.73(2H,
d,J=5.4Hz),7,21(1H,s),7.5
7(1H,t,J=7.8Hz),7.73(1H,
d,J=7.8Hz),7.95(1H,t,J=5.
4Hz),8.18(1H,d,J=8.3Hz),
8.25(1H,s),8.79(1H,s).
【0130】(実施例32) 3−メトキシ−6−ニトロ−7−フタロイルキノキサリ
ン−2−カルボン酸エチル
【0131】実施例9の化合物(600mg,2.03
mmol)およびフタルイミドカリウム(1.88g,
10.2mmol)のアセトニトリル(20ml)溶液
を封管中、110℃にて24時間撹拌した。冷後酢酸エ
チルを加え、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ[n−ヘキサン:酢酸エチル=
5:1→3:1]にて精製することにより、淡黄色粉末
の表題化合物を70.0mg得た。収率8%。H−N
MR(DMSO−d,δ):1.37(3H,t,J
=6.8Hz),4.17(3H,s),4.48(2
H,q,J=6.8Hz),8.01(2H,dd,J
=5.4,2.9Hz),8.10(2H,dd,J=
5.9,2.9Hz),8.49(1H,s),8.7
1(1H,s).
【0132】(実施例33) 7−(イミダゾール−1−イル)メチル−3−メトキシ
−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0133】実施例10の化合物(121mg,415
μmol)の四塩化炭素(30ml)溶液に室温下、N
−ブロモスクシイミド(222mg,1.25mmo
l)を加え、80℃に昇温した。反応液に2,2′−ア
ゾビスイソブチロニトリル(20.5mg,125μm
ol)を加えて5.5時間撹拌した。不溶物を濾去し、
濾液を留去することにより、淡褐色粉末を得た。これを
アセトニトリル(50ml)に溶解し、イミダゾール
(113mg,1.66mmol)を加えて室温下5.
5時間撹拌した。反応液を減圧留去し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ[n−ヘキサン:酢
酸エチル=1:50]で精製することにより、淡褐色粉
末の表題化合物を102mg得た。収率69%。 H−NMR(CDCl,δ):1.45(3H,
t,J=7.3Hz),4.19(3H,s),4.5
2(2H,q,J=7.3Hz),5.67(2H,
s),6.98(1H,s),7.19(1H,s),
7.59(1H,s),7.63(1H,s),8.6
5(1H,s).
【0134】(実施例34) 7−ジメチルアミノメチル−3−メトキシ−6−ニトロ
キノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0135】実施例33と同様の方法により、褐色油状
物の表題化合物を得た。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),2.23(6H,s),3.8
2(2H,s),4.17(3H,s),4.54(2
H,q,J=7.3Hz),8.19(1H,s),
8.28(1H,s).
【0136】(実施例35) 3,4−ジヒドロ−7−モルホリノ−6−ニトロ−3−
オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0137】実施例9の化合物(506mg,1.71
mmol)およびモリホリン(749μl,8.56m
mol)のアセトニトリル(2ml)溶液を80℃にて
6時間撹拌した。冷後反応液を減圧留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ[n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1]にて精製することにより、赤
色液体を得た。これをメタノール(2ml)に溶解後、
5%水酸化カリウム水溶液(5ml)を加え、室温にて
24時間撹拌した。反応液を3N塩酸を用いてpH3と
し、ジクロロメタンにて抽出し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を留去した。これに3N塩酸(5ml)
を加え、65時間撹拌した。析出晶を濾取し、水洗後、
風乾することにより、赤色粉末の表題化合物を275m
g得た。収率48%。 mp213.5−214.5℃ Anal.Calcd forC1312
9/10HO:C,46.41;H,4.13;N,
16.65 found:C,46.66;H,4.00;N,1
6.32
【0138】(実施例36) 3,4−ジヒドロ−7−(イミダゾール−1−イル)−
6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0139】実施例11の化合物(423mg,1.2
3mmol)に3N塩酸(20ml)を加え、80℃に
て6時間撹拌した。反応液に濃塩酸(2ml)を加え、
更に10時間撹拌した。析出晶を水およびメタノールを
用いて濾取し、風乾することにより、褐色粉末の表題化
合物を166mg得た。収率44%。 mp>300℃ Anal.Calcd forC12・1
/2HO:C,46.46;H,2.60;N,2
2.58 found:C,46.17;H,2.44;N,2
2.61
【0140】(実施例37) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(4
−ピリドン−1−イル)キノキサリン−2−カルボン酸
【0141】実施例12の化合物(1.34g,3.6
2mmol)のエタノール(40ml)溶液に水(10
ml)と1N水酸化カリウム水溶液(10.9ml)を
加え、4時間加熱還流した。冷後陽イオン交換樹詣 D
owex XFS43279.00を加え中和した。樹
脂を濾去後、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣を3N
塩酸(70ml)に溶解させ、室温で4時間撹拌した。
反応液を減圧濃縮後、水洗し、風乾することにより、黄
色粉末の表題化合物を1.00g得た。収率81%。 mp283−285℃ Anal.Calcd forC14・4
/5HO:C,49.07;H,2.82;N,1
6.35 found:C,48.84;H,2.62;N,1
6.05
【0142】(実施例38) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(ピ
ペリジン−1−イル)キノキサリン−2−カルボン酸
【0143】実施例13の化合物(70.0mg,19
4μmol)を用い、実施例37と同様の方法により、
紫色粉末の表題化合物を31.0mg得た。収率50
%。 mp>300℃ HR−MS:318.0977(+1.3mmu)
【0144】(実施例39) 3,4−ジヒドロ−7−ジメチルアミノ−6−ニトロ−
3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0145】実施例14の化合物(40.0mg,12
5μmol)を用い、実施例37と同様の方法により、
暗褐色粉末の表題化合物を5.00mg得た。収率15
%。 mp194.5−196.5℃ HR−MS:278.0641(−1.0mmu)
【0146】(実施例40) 7−(4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−
イル)−3−メトキシ−6−ニトロキノキサリン−2−
カルボン酸
【0147】実施例15の化合物(357mg,784
μmol)のエタノール(4ml)溶液に水(1ml)
と1N水酸化カリウム水溶液(1.57ml,1.57
mmol)を加え、4時間加熱還流した。冷後1N塩酸
を加えpH4に調整し、飽和食塩水を加え、クロロホル
ムを用いて抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を留去することにより、赤色粉末の表題化合物を3
16mg得た。収率94%。 H−NMR(DMSO−d,δ):3.21(8
H,s),4.04(3H,s),7.02(2H,d
d,J=9.3,4.9Hz),7.08(2H,t,
J=9.3Hz),7.84(1H,s),8.31
(1H,s).
【0148】(実施例41〜53)実施例40と同様の
方法により、下記表3記載の化合物を得た。
【0149】
【0150】(実施例41) H−NMR(DMSO−d,δ):3.08−3.
13(4H,m),3.17−3.23(4H,m),
3.80(3H,s),4.02(3H,s),6.9
0−6.99(4H,m),7.80(1H,s),
8.27(1H,s).
【0151】(実施例42) H−NMR(DMSO−d,δ):3.15−3.
20(4H,m),3.25−3.30(4H,m),
3.73(3H,s),3.98(3H,s),6.4
0(1H,dd,J=8.3,2.0Hz),6.52
(1H,t,J=2.0Hz),6.59(1H,d
d,J=8.3,2.0Hz),7.14(1H,t,
J=8.3Hz),7.72(1H,s),8.21
(1H,s).
【0152】(実施例43) H−NMR(DMSO−d,δ):3.13−3.
18(4H,m),3.19−3.24(4H,m),
3.70(3H,s),4.08(3H,s),6.8
5(2H,d,J=8.8Hz),6.96(2H,
d,J=8.8Hz),7.89(1H,s),8.3
6(1H,s).
【0153】(実施例44) H−NMR(DMSO−d,δ):3.18−3.
23(4H,m),3.58−3.65(4H,m),
3.98(3H,s),7.10(2H,d,J=9.
3Hz),7.71(1H,s),8.09(2H,
d,J=9.3Hz),8.23(1H,s).
【0154】(実施例45) H−NMR(DMSO−d,δ):3.10−3.
16(4H,m),3.20−3.25(4H,m),
4.04(3H,s),7.08(1H,dt,J=
7.8,1.5Hz),7.25(1H,dd,J=
7.8,1.5Hz),7.33(1H,dt,J=
7.8,1.5Hz),7.44(1H,dd,J=
7.8,1.5Hz),7.85(1H,s),8.3
0(1H,s).
【0155】(実施例46) H−NMR(DMSO−d,δ):3.18−3.
23(4H,m),3.25−3.29(4H,m),
4.07(3H,s),7.02(2H,d,J=8.
8Hz),7.27(2H,d,J=8.8Hz),
7.90(1H,s),8.36(1H,s).
【0156】(実施例47) H−NMR(DMSO−d,δ):2.27(3
H,s),3.20−3.21(4H,m),3.24
−3.26(4H,m),4.05(3H,s),6.
04(1H,d,J=7.8Hz),6.79(1H,
d,J=7.8Hz),6.83(1H,s),7.1
2(1H,t,J=7.8Hz),7.85(1H,
s),8.33(1H,s).
【0157】(実施例48) H−NMR(DMSO−d,δ):3.19−3.
20(4H,m),3.27−3.29(4H,m),
3.98(3H,s),6.82(1H,t,J=7.
3Hz),7.00(2H,d,J=7.8Hz),
7.24(2H,dd,J=7.8,7.3Hz),
7.72(1H,s),8.21(1H,s).
【0158】(実施例49) H−NMR(DMSO−d,δ):2.73−2.
83(4H,m),3.12−3.18(4H,m),
3.84(2H,s),4.05(3H,s),7.3
4−7.44(5H,m),7.81(1H,s),
8.31(1H,s).
【0159】(実施例50) H−NMR(DMSO−d,δ):3.07−3.
14(4H,m),3.85−3.92(4H,m),
3.98(3H,s),6.67(1H,t,J=4.
9Hz),7.73(1H,s),8.23(1H,
s),8.40(2H,d,J=4.9Hz).
【0160】(実施例51) H−NMR(DMSO−d,δ):2.04(3
H,s),3.00−3.04(2H,m),3.05
−3.09(2H,m),3.54.3.59(4H,
m),4.08(3H,s),7.87(1H,s),
8.37(1H,s).
【0161】(実施例52) H−NMR(DMSO−d,δ):1.21(3
H,t,J=6.8Hz),3.01−3.07(4
H,m),3.46−3.54(4H,m),4.07
(2H,q,J=6.8Hz),4.08(3H,
s),7.90(1H,s),8.36(1H,s).
【0162】(実施例53) H−NMR(DMSO−d,δ):1.47−1.
58(2H,m),1.79−1.89(2H,m),
2.85−2.94(2H,s),3.15−3.24
(2H,m),3.61−3.70(1H,m),4.
07(3H,s),7.76(1H,s),8.30
(1H,s).
【0163】(実施例54) 3,4−ジヒドロ−7−(4−(4−フルオロフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−6−ニトロ−3−オキソ
キノキサリン−2−カルボン酸
【0164】実施例40の化合物(25.0mg,5
8.5μmol)の酢酸(5ml)溶液に47%臭化水
素酸(1ml)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応
液を減圧濃縮し、得られた残渣を水洗後、風乾すること
により淡黄色粉末の表題化合物を14.0mg得た。収
率56%。 mp235.5−237.5℃ Anal.Calcd forC1916FN
・7/10HO:C,53.57;H,4.12;
N,16.44 found:C,53.74;H,3.77;N,1
6.15 HR−FAB+:414.1188(−2.6mmu)
【0165】(実施例55〜58)実施例54と同様の
方法により、下記表4記載の化合物を得た。
【0166】
【0167】(実施例55) mp222−224℃ HR−FAB+:441.1165(+0.6mmu)
【0168】(実施例56) mp197−199℃ HR−FAB+:398.1215(+0.2mmu)
【0169】(実施例57) mp212−214℃ HR−FAB+:362.1153(+5.2mmu)
【0170】(実施例58) mp213.5−215.5℃ HR−FAB+:391.1126(−0.2mmu)
【0171】(実施例59) 3,4−ジヒドロ−7−(4−(2−メトキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)−6−ニトロ−3−オキソ
キノキサリン−2−カルボン酸
【0172】実施例41の化合物(314mg,715
μmol)に3N塩酸(10ml)を加え、4時間加熱
還流した。反応液を氷冷し、不溶物を濾取し、水、アセ
トンを用いて順次洗浄し、風乾することにより褐色粉末
の表題化合物を247mg得た。収率75%。 mp204−206℃ Anal.Calcd forC2019
2.1HO:C,51.86;H,5.05;N,1
5.12 found:C,51.96;H,4.75;N,1
4.86 HR−FAB+:426.1411(−2.0mmu)
【0173】(実施例60) 7−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3,4−
ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−
カルボン酸
【0174】実施例49の化合物(30.0mg,7
0.8μmol)のメタノール(5ml)溶液に47%
臭化水素酸(1ml)を加え、70℃にて16時間撹拌
した。冷後減圧濃縮し、得られた残渣を水より再結晶す
ることにより、淡黄色粉末の表題化合物を18.0mg
得た。収率60%。 mp278−280℃ Anal.Calcd forC2019
4/5HO:C,56.68;H,4.90;N,1
6.52 found:C,56.79;H,4.65;N,1
6.23 HR−FAB+:410.1451(−1.4mmu)
【0175】(実施例61) 3,4−ジヒドロ−7−(4−ヒドロキシピペリジン−
1−イル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2
−カルボン酸
【0176】実施例53の化合物(30.0mg,8
6.1μmol)に3N塩酸(5ml)を加え、室温で
2時間撹拌した。反応液を濃縮し、水から再結晶するこ
とにより、褐色粉末の表題化合物を13.0mg得た。
収率44%。 mp253−255℃ Anal.Calcd forC1414
3/10HO:C,49.50;H,4.33;N,
16.49 found:C,49.76;H,4.19;N,1
6.32 HR−FAB+:334.0894(−1.9mmu)
【0177】(実施例62) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−フェ
ノキシキノキサリン−2−カルボン酸
【0178】実施例29の化合物(400mg,1.1
7mmol)の酢酸(10ml)溶液に濃塩酸(2m
l)を加え、室温にて一夜放置した。反応液に水を加
え、析出晶を濾取し、水、クロロホルムを用いて順次洗
浄後、風乾することにより褐色粉末の表題化合物を7
9.5mg得た。収率20%。 mp154−156℃(分解) Anal.Calcd forC15・3
/4HO:C,52.87;H,3.11;N,1
2.33 found:C,52.75;H,3.12;N,1
2.20 HR−MS:327.0495(+0.3mmu)
【0179】(実施例63) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−7−(3−ニトロフェ
ノキシ)−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0180】実施例30の化合物(277mg,717
μmol)の酢酸(5ml)溶液に60℃下、濃塩酸
(1ml)を加え、同温にて3時間撹拌した。反応液に
水を加え、析出晶を濾取し、水、クロロホルムを用いて
順次洗浄後、風乾することにより黄褐色粉末の表題化合
物を163mg得た。収率58%。 mp198−200℃(分解) Anal.Calcd forC15・H
O:C,46.16;H,2.58;N,14.36 round:C,46.46;H,2.56;N,1
4.26 HR−FAB+:373.0424(+0.4mmu)
【0181】(実施例64) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−7−(3−ニトロベン
ジルアミノ)−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
【0182】実施例31の化合物(38.8mg,9
0.8μmol)のメタノール(1ml)溶液に1N水
酸化カリウム水溶液(182μl,182μmol)を
加え、1時間加熱還流した。冷後酢酸を加えpH4と
し、溶媒を留去した。水を加え、クロロホルムを用いて
抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。得られた残渣を酢酸(1ml)に溶解後、濃塩酸
(0.2ml)を加え、室温にて一夜放置した。反応液
に水を加え、析出晶を濾取し、水、クロロホルムを用い
て順次洗浄後、風乾することにより暗紫色粉末の表題化
合物を27.2mg得た。収率78%。 mp239−241℃ HR−FAB+:386.0716(−2.0mmu)
【0183】(実施例65) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−フタ
ロイルキノキサリン−2−カルボン酸
【0184】実施例32の化合物(50.0mg,11
8μmol)を用い、実施例63と同様の方法により、
黄色粉末の表題化合物を5.70mg得た。収率13
%。 mp297−299℃ HR−FAB−:379.0289(−2.5mmu)
【0185】(実施例66) 3,4−ジヒドロ−7−(イミダゾール−1−イル)メ
チル−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸塩酸塩
【0186】実施例33の化合物(102mg,285
μmol)に4N塩酸(15ml)を加え、室温にて2
時間撹拌した。反応液に濃塩酸(1ml)を追加し、8
0℃で更に1.5時間反応させ、溶媒を減圧留去した。
得られた残渣を水に溶解し、活性炭処理後、溶媒を留去
した。得られた残渣に少量の水とエタノールを加え、氷
冷下撹拌放置した後、析出晶を濾取し、水−エタノール
混液、酢酸エチルで順次洗浄後、風乾することにより、
淡黄色粉末の表題化合物を39.7mg得た。収率39
%。 mp>300℃ Anal.Calcd forC13・H
Cl・1/2HO:C,43.29;H,3.07;
N,19.41 found:C,43.38;H,3.06;N,1
9.48
【0187】(実施例67) 3,4−ジヒドロ−7−ジメチルアミノメチル−6−ニ
トロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0188】実施例34の化合物(161mg,482
μmol)の4N塩酸(15ml)溶液に室温下、濃塩
酸(1ml)を加え、室温にて1時間、70℃にて1時
間撹拌した。溶媒を留去し、得られた残渣にアセトニト
リルを加え、析出晶を濾取した。これを合成吸着剤SP
−850[水]にて精製することにより、黄色粉末の表
題化合物を82.0mg得た。収率57%。 mp>300℃ Anal.Calcd forC1212
3/10HO:C,48.42;H,4.27;N,
18.82 found:C,48.35;H,4.00;N,1
8.77
【0189】(実施例68) 7−フルオロ−3−メトキシ−6−ニトロキノキサリン
−2−カルボン酸アミド
【0190】実施例9の化合物(542mg,1.84
mmol)のメタノール(20ml)懸濁液に28%ア
ンモニア水(1.5ml)を加え、3時間加熱還流し
た。溶媒を減圧留去して得られた残渣に水を加え、析出
物を濾取し、風乾後、酢酸エチルに溶解し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を留去し、イソプロピルエー
テルでデカントし、風乾することにより、赤褐色粉末の
表題化合物を369mg得た。収率76%。 H−NMR(DMSO−d,δ):4.18(3
H,s),7.97(1H,d,J=10.7Hz),
8.56(1H,d,J=7.3Hz).
【0191】(実施例69) 3,4−ジヒドロ−7−フルオロ−6−ニトロ−3−オ
キソキノキサリン−2−カルボン酸アミド
【0192】実施例68の化合物(108mg,406
mmol)の酢酸(3ml)溶液に0℃下、48%臭化
水素酸(0.6ml)を加え、室温にて1時間、60℃
にて1.5時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ20分間
撹拌し、析出物を濾取し、風乾することにより、黄褐色
粉末の表題化合物を69.7mg得た。収率68%。 mp>300℃ Anal.Calcd forCFN
C,42.87;H,2.00;N,22.22 found:C,42.89;H,2.03;N,2
1.96
【0193】(実施例70) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(4
−ピリドン−1−イル)キノキサリン−2−カルボン酸
アミド
【0194】実施例68の化合物(190mg,714
mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液に、
4−ピリドン(339mg,3.57mmol)を加
え、封管中110℃にて24時間撹拌した。冷後溶媒を
留去しエタノールを加え、析出晶を濾取し、エタノー
ル、水、エタノール、クロロホルムを用いて順次洗浄
後、風乾することにより、褐色粉末を得た。これに3N
塩酸(5ml)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応
液を減圧留去し、得られた残渣を水洗し、風乾すること
により、黄褐色粉末の表題化合物を21.0mg得た。
収率8%。 mp>300℃ Anal.Calcd forC14・9
/5HO:C,46.75;H,3.53;N,1
9.47 found:C,47.15;H,3.13;N,1
9.14
【0195】(実施例71) 6−アミノ−7−フルオロ−3−メトキシキノキサリン
−2−カルボン酸エチル
【0196】実施例9の化合物(300mg,1.02
mmol)をエタノール(50ml)に溶解し、10%
パラジウム炭素(60mg)を加え、水素気流下(1気
圧)、2時間撹拌した。反応液を濾過し、濾液を減圧濃
縮することにより、黄色針状晶の表題化合物を260m
g得た。収率96%。 H−NMR(CDCl,δ):1.45(3H,
t,J=7.3Hz),4.10(3H,s),4.4
5(2H,brs),4.50(2H,q,J=7.3
Hz),7.03(1H,d,J=8.8Hz),7.
65(1H,d,J=11.2Hz).
【0197】(実施例72) 6−アミノ−3,4−ジヒドロ−7−フルオロ−3−オ
キソキノキサリン−2−カルボン酸
【0198】実施例71の化合物(50.0mg,18
9μmol)のメタノール(1ml)溶液に、1N水酸
化ナトリウム水溶液(500μl)を加え、室温にて1
時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸(3m
l)に溶解し、47%臭化水素酸(1ml)を加え、1
夜静置した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣を水酸
化ナトリウム水溶液に溶解後、合成吸着剤SP−850
[水]にて溶出した。溶出液は、減圧濃縮した後、1N
塩酸にて酸性とし、析出した結晶を濾取し、水洗後、風
乾することにより、赤褐色粉末の表題化合物を10.2
mg得た。収率23%。 mp>300℃ Anal.Calcd forCFN・3
/5HO:C,46.20;H,3.10;N,1
7.96 found:C,46.32;H,3.02;N,1
7.77
【0199】(実施例73) 7−(3−ホルミルピロール−1−イル)−3−オキソ
−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−トリフルオロメ
チルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0200】7−アミノ−3−オキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチルキノキサリン
−2−カルボン酸エチル(3.60g,11.9mmo
l)の酢酸(60ml)溶液に、50℃にて、2,5−
ジメトキシテトラヒドロフラン−3−アルデヒド(2.
01ml,14.2mmol)を滴下し、同温にて1.
5時間攪拌した。反応液を水(300ml)に注ぎ、酢
酸エチルにて抽出し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、
溶媒を留去した。得られた残査に塩化メチレンを加え、
結晶を濾取し、塩化メチレンにて洗浄後、風乾すること
により、黄色粉末の表題化合物を2.57g得た。濾
液、洗液を合わせ、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィ[酢酸エチル−ヘキサン=2:1]に付
し、更に973mgを得た。総収量3.54g。収率7
8%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.18(3
H,t,J=7.3Hz),4.12−4.17(2
H,m),4.84(1H,d,J=2.0Hz),
6.60(1H,q,J=1.5Hz),6.82(1
H,s),7.04(1H,s),7.16(1H,
s),7.61(1H,d,J=1.5Hz),7.7
9(1H,s),9.74(1H,s),11.02
(1H,s).
【0201】(実施例74) 7−(3−(アミノメチル)ピロール−1−イル)−3
−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−トリフ
ルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル塩酸
【0202】実施例73の化合物(1.98g,5.1
9mmol)のエタノール(56ml)溶液に、ヒドロ
キシルアミン塩酸塩(778mg,11.2mmol)
次いで酢酸ナトリウム(919mg,11.2mmo
l)を加え、2時間加熱還流した。冷後反応液に水(3
00ml)を加え、酢酸エチルにて抽出し、無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥後、溶媒を留去した。得られた残査を
エタノール(80ml)に溶解後、パラジウム黒(50
0mg)次いで濃塩酸(4ml)を加え、室温、水素気
流(4気圧)下、2時間攪拌した。反応液に少量の水を
加え、塩酸塩を溶解後、触媒を濾去し、溶媒を留去し
た。得られた残査にアセトンを加え、結晶を濾取し、ア
セトンにて洗浄後、風乾することにより、無色粉末の表
題化合物を2.01g得た。収率93%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.18(3
H,t,J=7.3Hz),3.90(2H,q,J=
5.4Hz),4.12−4.17(2H,m),4.
83(1H,d,J=2.0Hz),6.33(1H,
t,J=2.4Hz),6.69(1H,s),6.8
8(1H,d,J=2.4Hz),6.98(1H,
s),7.14(1H,s),7.64(1H,s),
8.06(3H,brs),11.00(1H,s).
【0203】(実施例75) 7−(3−(((4−エトキシカルボニルフェニル)ア
ミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1−イル)
−3−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ト
リフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0204】実施例74の化合物(1.03g,2.4
6mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(25m
l)溶液に、室温下、トリエチルアミン(514μl,
3.96mmol)次いで4−イソシアナート安息香酸
エチル(564mg,2.95mmol)を加え、同温
にて3時間攪拌した。反応液を水(200ml)に注
ぎ、析出晶を濾取し、水、次いで塩化メチレンにて洗浄
後、風乾することにより、黄白色粉末の表題化合物を
1.22g得た。収率87%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.17(3
H,t,J=7.3Hz),1.30(3H,t,J=
7.3Hz),4.11−4.17(4H,m),4.
26(2H,q,J=7.3Hz),4.81(1H,
d,J=2.0Hz),6.17(1H,t,J=2.
0Hz),6.46(1H,t,J=5.4Hz),
6.71(1H,s),6.80(2H,s),7.1
1(1H,s),7.52(2H,d,J=8.8H
z),7.83(2H,d,J=8.8Hz),8.8
7(1H,s),10.94(1H,s).
【0205】(実施例76) 7−(3−(((4−エトキシカルボニル−2−フルオ
ロフェニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロー
ル−1−イル)−3−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カ
ルボン酸エチル
【0206】実施例74の化合物(900mg,2.1
5mmol)および3−フルオロ−4−イソシアナート
安息香酸エチル(901mg,3.23mmol)を用
い、実施例75と同様の方法により、黄色粉末の表題化
合物を448mg得た。収率35%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.17(3
H,t,J=7.3Hz),1.30(3H,t,J=
7.3Hz),4.11−4.19(4H,m),4.
28(2H,q,J=7.3Hz),4.81(1H,
d,J=2.0Hz),6.17(1H,t,J=2.
0Hz),6.71(1H,s),6.808(1H,
s),6.814(1H,s),7.00(1H,t,
J=5.4Hz),7.11(1H,s),7.52
(1H,s),7.66(1H,dd,J=11.7,
2.0Hz),7.72(1H,dd,J=8.8,
2.0Hz),8.39(1H,t,J=8.3H
z),8.71(1H,d,J=2.9Hz),10.
94(1H,s).
【0207】(実施例77) 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((4−エトキシカル
ボニルフェニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピ
ロール−1−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメ
チルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0208】実施例75の化合物(100mg,174
μmol)の1,4−ジオキサン(3ml)溶液に、室
温下、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノキノン(3
9.5mg,174μmol)を加え、1時間加熱還流
した。冷後、溶媒を留去し、得られた残査に塩化メチレ
ンを加え、結晶を濾取し、塩化メチレンにて洗浄後、風
乾することにより、黄色粉末の表題化合物を94.2m
g得た。収率95%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.30(3
H,t,J=7.3Hz),1.32(3H,t,J=
7.3Hz),4.19(2H,d,J=4.9H
z),4.26(2H,q,J=7.3Hz),4.4
0(2H,q,J=7.3Hz),6.25(1H,
t,J=2.0Hz),6.49(1H,t,J=5.
4Hz),6.92(2H,s),7.52(2H,
d,J=8.8Hz),7.75(1H,s),7.8
3(2H,d,J=8.8Hz),7.91(1H,
s),8.90(1H,s),13.21(1H,
s).
【0209】(実施例78) 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((4−エトキシカル
ボニル−2−フルオロフェニル)アミノカルボニルアミ
ノ)メチル)ピロール−1−イル)−3−オキソ−6−
トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチ
【0210】実施例76の化合物(448mg,757
μmol)を用い、実施例5と同様の方法により、黄色
粉末の表題化合物を252mg得た。収率57%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.31(3
H,t,J=7.3Hz),1.32(3H,t,J=
7.3Hz),4.21(2H,d,J=4.9H
z),4.28(2H,q,J=7.3Hz),4.4
0(2H,q,J=7.3Hz),6.25(1H,
t,J=2.0Hz),6.93(2H,d,J=2.
4Hz),7.03(1H,t,J=5.4Hz),
7.66(1H,dd,J=11.7,2.0Hz),
7.72(1H,dd,J=8.8,2.0Hz),
7.75(1H,s),7.92(1H,s),8.3
9(1H,t,J=8.3Hz),8.73(1H,
d,J=2.5Hz),13.21(1H,s).
【0211】(実施例79) 7−(3−(((4−カルボキシフェニル)アミノカル
ボニルアミノ)メチル)ピロール−1−イル)−3,4
−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノ
キサリン−2−カルボン酸
【0212】実施例77の化合物(85.2mg,17
4μmol)のエタノール(2.4ml)溶液に、1N
水酸化カリウム水溶液(596μl,596μmol)
を加え、1時間加熱還流した。冷後、溶媒を留去し、少
量の水に溶解し、4N塩酸を用いてpH4とした。溶媒
を留去し、再度少量の水を加え、結晶を濾取し、水洗
後、風乾することにより、黄褐色粉末の表題化合物を6
9.2mg得た。収率87%。 mp234−236℃(分解) Anal.Calcd for C2316
・HO:C,51.79;H,3.40;N,1
3.13 Found:C,51.91;H,3.43;N,1
2.82 HR−FAB−:514.0968(−0.6mm
u).
【0213】(実施例80) 7−(3−(((4−カルボキシ−2−フルオロフェニ
ル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1−
イル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフル
オロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
【0214】実施例78の化合物(250mg,424
μmol)のエタノール(7.5ml)溶液に、1N水
酸化カリウム水溶液(1.70ml,1.70mmo
l)を加え、1時間加熱還流した。冷後、溶媒を留去
し、水(5ml)に溶解し、4N塩酸を用いてpH2と
した。析出晶を濾取し、水洗後、風乾することにより、
黄色粉末の表題化合物を213mg得た。収率93%。 mp249−251℃(分解) Anal.Calcd for C2315
・1/2HO:C,50.93;H,2.97;
N,12.91 Found:C,50.90;H,2.99;N,1
2.74 HR−FAB−:532.0882(+0.2mm
u).
【0215】(実施例81) 3,4−ジヒドロ−7−(4−(ヒドロキシメチル)イ
ミダゾール−1−イル)−3−オキソ−6−トリフルオ
ロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0216】4−(4−(ヒドロキシメチル)イミダゾ
ール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−1,2−
フェニレンジアミン(200mg,781μmol)の
エタノール(10ml)溶液に、ケトマロン酸ジエチル
(142μl,937μmol)を加え、4時間加熱還
流した。冷後溶媒を留去し、得られた残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフイ[塩化メチレン−メタノール
(50:1→10:1)]に付し、淡黄色粉末の表題化
合物を129mg得た。収率43%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.33(3
H,t,J=6.8Hz),4.40(2H,q,J=
6.8Hz),4.43(2H,d,J=5.4H
z),5.01(1H,t,J=5.4Hz),7.2
1(1H,s),7.75(1H,s),7.78(1
H,s),8.03(1H,s),13.26(1H,
brs).
【0217】(実施例82) 3,4−ジヒドロ−7−(4−(((4−エトキシカル
ボニルフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
ゾール−1−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメ
チルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0218】実施例81の化合物(129mg,337
μmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)
溶液に、4−イソシアナート安息香酸エチル(118m
g,675μmol)を加え、室温にて1時間攪拌し、
一夜静置した。溶媒を留去し、得られた残査をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ[塩化メチレン−エタノール
(50:1→20:1)]に付し、淡黄色粉末の表題化
合物を130mg得た。収率67%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.30(3
H,t,J=7.3Hz),1.32(3H,t,J=
6.8Hz),4.28(2H,q,J=7.3H
z),4.38(2H,q,J=6.8Hz),5.1
1(2H,s),7.53(1H,s),7.61(2
H,d,J=8.8Hz),7.74(1H,s),
7.86(1H,s),7.89(2H,d,J=8.
8Hz),8.02(1H,brs),10.20(1
H,s),13.24(1H,brs).
【0219】(実施例83) 7−(4−(((4−カルボキシフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾール−1−イル)−3,4
−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノ
キサリン−2−カルボン酸
【0220】実施例82の化合物(130mg,227
μmol)のエタノール(5ml)溶液に、1N水酸化
カリウム水溶液(681μl,681μmol)次いで
水(1ml)を加え、2時間加熱還流した。冷後、溶媒
を留去し、水を加え、3N塩酸を用いてpH2とした。
析出晶を濾取し、水洗後、風乾することにより、白色粉
末の表題化合物を32.0mg得た。収率26%。 mp278−280℃(分解) Anal.Calcd for C2214
・6/5HO:C,49.02;H,3.06;
N,12.99 Found:C,49.37;H,3.10;N,1
2.66 HR−FAB−:516.0760(−0.7mm
u).
【0221】(実施例84) 3−エトキシ−7−(4−(ヒドロキシメチル)イミダ
ゾリル)−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エ
チル
【0222】3−エトキシ−7−フルオロ−6−ニトロ
キノキサリン−2−カルボン酸エチル(6.90g,2
2.3mmol)のアセトニトリル(70ml)溶液
に、遮光下、4−(ヒドロキシメチル)イミダゾール塩
酸塩(15.1g,112mmol)、次いでトリエチ
ルアミン(23.4ml,168mmol)を滴下し、
16時間加熱還流した。冷後、反応液に塩化メチレンを
加え、水洗した。水層を塩化メチレンにて抽出し、先の
有機層と合わせ、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒
を留去した。得られた残査をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ[酢酸エチル]にて精製することにより、褐色
粉末の表題化合物を3.69g得た。収率43%。また
3−エトキシ−7−フルオロ−6−ニトロキノキサリン
−2−カルボン酸エチルを2.15g回収した。収率3
1%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.1Hz),1.53(3H,t,J=7.
1Hz),4.55(2H,q,J=7.2Hz),
4.66(2H,q,J=7.2Hz),4.71(2
H,s),7.09(1H,s),7.68(1H,
d,J=1.5Hz),8.15(1H,s),8.4
3(1H,s).
【0223】(実施例85) 7−(4−((N−(4−ブロモフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3−エトキシ−6
−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0224】実施例84の化合物(100mg,258
μmol)および4−ブロモフェニルイソシアネート
(51.1mg,258μmol)の塩化メチレン(1
ml)溶液を室温下3時間攪拌後、溶媒を留去すること
により、黄色アモルファスの表題化合物を145mg得
た。収率96%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
1Hz),4.55(2H,q,J=7.2Hz),
4.66(2H,q,J=7.0Hz),5.23(2
H,s),6.81(1H,s),7.24(1H,
s),7.29(2H,d,J=8.8Hz),7.4
1(2H,dt,J=8.8,2.6Hz),7.70
(1H,d,J=1.5Hz),8.15(1H,
s),8.45(1H,s).
【0225】(実施例86) 7−(4−((N−(4−ブロモフェニル)カルバモイ
ルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ
−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン
【0226】実施例85の化合物(100mg,171
μmol)の酢酸(3ml)溶液に、濃塩酸(0.5m
l)を加え、室温下16時間攪拌した。反応液を減圧濃
縮し、水を加え、析出晶を濾取した。水、次いでクロロ
ホルムにて洗浄後、風乾することにより、黄色粉末の表
題化合物を57.2mg得た。収率62%。 mp270−272℃(分解) Anal.Calcd for C2013BrN
・1/2HO:C,44.62;H,2.62;
N,15.61. Found:C,44.97;H,2.51;N,1
5.26. HR−FAB+:529.0123(+1.5mmu)
【0227】(実施例87) 7−(4−((N−ベンジルカルバモイルオキシ)メチ
ル)イミダゾリル)−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−
3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸ナトリウム
【0228】実施例84の化合物(100mg,258
μmol)の塩化メチレン(3ml)溶液にベンジルイ
ソシアネート(47.8μl,387μmol)を加
え、室温下6時間攪拌した。溶媒を留去後、酢酸(3m
l)に溶解し、濃塩酸(0.6ml)を加え、室温下3
6時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、2N水酸化ナト
リウム水溶液に溶解後、酢酸エチルにて洗浄した。水層
を減圧濃縮し、析出晶を濾取後、水、次いでクロロホル
ムにて洗浄し、風乾することにより、黄色粉末の表題化
合物を49.0mg得た。収率36%。 mp222−224℃(分解) HR−FAB+:487.0998(+2.0mmu)
【0229】(実施例88) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(4
−((N−フェニルカルバモイルオキシ)メチル)イミ
ダゾリル)キノキサリン−2−カルボン酸
【0230】実施例84の化合物(100mg,258
μmol)の塩化メチレン(3ml)溶液にフェニルイ
ソシアネート(42.1μl,387μmol)を加
え、室温下6時間攪拌した。溶媒を留去後、酢酸(3m
l)に溶解し、濃塩酸(0.6ml)を加え、室温下3
6時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、2N水酸化ナト
リウム水溶液に溶解後、酢酸エチルにて洗浄した。これ
を濃塩酸にで中和し、析出晶を濾取した。水、次いでク
ロロホルムにて洗浄後、風乾することにより、黒褐色粉
末の表題化合物を65.2mg得た。収率52%。 mp241−243℃(分解) HR−FAB+:451.1008(+0.5mmu)
【0231】(実施例89〜107)実施例88と同様
の方法により、下記表5記載の化合物を得た。
【0232】(実施例89) mp266−268℃(分解) Anal.Calcd for C2013BrN
・HCl・HO:C,41.15;H,2.7
6;N,14.40. Found:C,41.07;H,2.67;N,1
4.35. HR−FAB+:529.0140(+3.3mmu)
【0233】(実施例90) mp260−262℃(分解) Anal.Calcd for C2013BrN
・HO:C,43.89;H,2.76;N,1
5.36. Found:C,44.24;H,2.66;N,1
5.03. HR−FAB+:529.0084(−2.3mmu)
【0234】(実施例91) mp250−252℃(分解) HR−FAB−:483.0451(−0.5mmu)
【0235】(実施例92) mp215−217℃(分解) Anal.Calcd for C2013ClN
・HCl・1/2HO:C,45.30;H,
2.85;N,15.85. Found:C,45.23;H,2.95;N,1
5.84. HR−FAB−:483.0476(+2.0mmu)
【0236】(実施例93) mp205−207℃(分解) HR−FAB−:483.0466(+1.0mmu)
【0237】(実施例94) mp217−219℃(分解) Anal.Calcd for C2013FN
・HCl・1/2HO:C,46.75;H,2.
94;N,16.36. Found:C,47.16;H,3.05;N,1
6.28. HR−FAB+:469.0915(+0.7mmu)
【0238】(実施例95) mp270−272℃(分解) HR−FAB+:467.0748(−0.4mmu)
【0239】(実施例96) mp251−253℃(分解) Anal.Calcd for C20H13FN6O
7・1/2H2O:C,50.32;H,2.96;
N,17.60. Found:C,50.01;H,2.68;N,1
7.65. HR−FAB−:467.0787(+3.6mmu)
【0240】(実施例97) mp265−267℃(分解) HR−FAB+:465.1156(−0.3mmu)
【0241】(実施例98) mp223−225℃(分解) Anal.Calcd for C2116
・1/2HO:C,53.28;H,3.62;N,
17.75. Found:C,53,27;H,3.51;N,1
7.61. HR−FAB−:463.0996(−0.6mmu)
【0242】(実施例99) mp252−254℃(分解) Anal.Calcd for C2116
・HCl:C,50.36;H,3.42;N,16.
78. Found:C,50.38;H,3.64;N,1
6.80. HR−FAB−:463.1009(+0.7mmu)
【0243】(実施例100) mp256−258℃(分解) HR−FAB−:517.0723(+0.3mmu)
【0244】(実施例101) mp230−232℃(分解) Anal.Calcd for C2113
・1/4HO:C,48.23;H,2.60;
N,16.07. Found:C,47.93;H,2.52;N,1
6.09. HR−FAB−:517.0704(−1.5mmu)
【0245】(実施例102) mp203−205℃(分解) Anal.Calcd for C2012Cl
・HO:C,44.71;H,2.63;N,
15.64. Found:C,44.39;H,2.40;N,1
5.34. HR−FAB−:517.0046(−2.0mmu)
【0246】(実施例103) mp218−220℃(分解) Anal.Calcd for C2012Cl
・HCl・1/2HO:C,42.54;H,
2.50;N,14.88. Found:C,42.79;H,2.54;N,1
4.95. HR−FAB−:517.0062(−0.5mmu)
【0247】(実施例104) mp246−248℃(分解) Anal.Calcd for C2012Cl
・1/2HO:C,45.47;H,2.4
8;N,15.91. Found:C,45.43;H,2.28;N,1
5.95. HR−FAB−:517.0065(−0.2mmu)
【0248】(実施例105) mp199−201℃(分解) Anal.Calcd for C1716
・HO:C,47.01;H,4.18;N,19.
35. Found:C,47.19;H,3.91;N,1
9.40. HR−FAB−:415.1001(−0.2mmu)
【0249】(実施例106) mp194−196℃(分解) Anal.Calcd for C1818
・1/2HO:C,49.20;H,4.36;N,
19.13. Found:C,49.06;H,4.23;N,1
8.92. HR−FAB−:429.1161(+0.2mmu)
【0250】(実施例107) mp185−187℃(分解) HR−FAB−:429.1140(−1.9mmu)
【0251】(実施例108) 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(4−メトキシ
フェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸ナトリウム
【0252】実施例84の化合物(100mg,258
μmol)の塩化メチレン(1ml)溶液に4−メトキ
シフェニルイソシアネート(50.1μl,387μm
ol)を加え、室温下6時間攪拌した。溶媒を留去後、
酢酸(3ml)に溶解し、濃塩酸(0.6ml)を加
え、室温下24時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、2
N水酸化ナトリウム水溶液に溶解後、酢酸エチルにて洗
浄した。これを減圧濃縮し、析出晶を濾取した。水、次
いでクロロホルムにて洗浄後、風乾することにより、黄
色粉末の表題化合物を70.2mg得た。収率53%。 mp265−267℃(分解) Anal.Calcd for C2115
Na・1/2HO:C,49.32;H,3.15;
N,16.43. Found:C,49.51;H,3.08;N,1
6.58. HR−FAB+:503.0913(−1.4mmu)
【0253】(実施例109) 7−(4−((N−(2,6−ジクロロフェニル)カル
バモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジ
ヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カ
ルボン酸
【0254】実施例84の化合物(100mg,258
μmol)および2,6−ジクロロフェニルイソシアネ
ート(72.8mg,387μmol)のベンゼン(5
ml)溶液を2時間加熱還流した。冷後、反応液をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ[ヘキサン−酢酸エチル
=1:1]に付し、黄色油状物を得た。これを酢酸(5
ml)に溶解し、濃塩酸(1ml)を加え、室温下24
時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、2N水酸化ナトリ
ウム水溶液に溶解後、不溶物を濾去した。濃塩酸を用い
て中和した後、析出晶を濾取した。水、次いで酢酸エチ
ルにて洗浄後、風乾することにより、黄褐色粉末の表題
化合物を9.8mg得た。収率7%。 mp253−255℃(分解) HR−FAB−:517.0087(+2.1mmu)
【0255】(実施例110〜113)実施例109と
同様の方法により、下記表6記載の化合物を得た。
【0256】(実施例110) mp252−254℃(分解) HR−FAB−:533.0677(+0.9mmu)
【0257】(実施例111) mp263−265℃(分解) HR−FAB−:491.1323(+0.8mmu)
【0258】(実施例112) mp234−236℃(分解) Anal.Calcd for C2012Cl
:C,46.26;H,2.33;N,16.1
8. Found:C,46.12;H,2.38;N,1
5.90. HR−FAB−:517.0043(−0.5mmu)
【0259】(実施例113) mp272−274℃(分解) HR−FAB−:517.0090(+2.4mmu)
【0260】(実施例114) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(4
−((N−(4−トリフルオロメチルフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)キノキサリン−
2−カルボン酸
【0261】実施例84の化合物(100mg,258
μmol)、4−トリフルオロメチル安息香酸(73.
6mg,387μmol)、ジフェニルリン酸アジド
(83.4μl,387μmol)およびトリエチルア
ミン(53.9μl,387μmol)のベンゼン溶液
(5ml)を3時間加熱還流した。冷後、反応液をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ[ヘキサン−酢酸エチル
=1:1]に付し、黄色油状物を得た。これを酢酸(5
ml)に溶解し、濃塩酸(1ml)を加え、室温下24
時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、2N水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、不溶物を濾去した。濾液を濃塩酸に
て酸性とし、析出晶を濾取し、水、酢酸エチルにて順次
洗浄後、風乾することにより、黄色粉末の表題化合物を
14.6mg得た。収率11%。 mp276−278℃(分解) HR−FAB−:517.0703(−1.6mmu)
【0262】(実施例115) 7−(4−((N−(4−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒ
ドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸
【0263】実施例84の化合物(100mg,258
μmol)および4−イソシアナート安息香酸エチル
(74.0mg,387μmol)のベンゼン溶液(5
ml)を2時間加熱還流した。冷後、反応液をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ[ヘキサン−酢酸エチル=
1:1]に付し、黄色油状物を得た。これを酢酸(5m
l)に溶解し、濃塩酸(1ml)を加え、室温下24時
間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、水を加え、析出晶を
濾取した。水、次いで酢酸エチルにて洗浄後、風乾する
ことにより、褐色粉末を得た。これを1N水酸化リチウ
ム水溶液(15ml)に溶解し、室温にて2時間30分
攪拌した。不溶物を濾去後、濃塩酸にて酸性とし、析出
晶を濾取した。水洗後、風乾することにより、褐色粉末
の表題化合物を47.8mg得た。収率37%。 mp268−270℃(分解) HR−FAB−:493.0769(+2.5mmu)
【0264】(実施例116) 7−(4−((N−(3−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒ
ドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸
【0265】実施例84の化合物(500mg,1.2
9mmol)および3−イソシアナート安息香酸エチル
(321μl,1.94mmol)を用い、実施例32
と同様の方法により、黄褐色粉末の表題化合物を297
mg得た。収率44%。mp272−274℃(分解) Anal.Calcd for C2114
・3/2HO:C,48.47;H,3.29;N,
16.15. Found:C,48.62;H,3.13;N,1
6.27. HR−FAB−:493.0739(−0.5mmu)
【0266】(実施例117) 3−エトキシ−6−ニトロ−7−(4−(トリフルオロ
アセトアミドメチル)イミダゾリル)キノキサリン−2
−カルボン酸エチル
【0267】3−エトキシ−7−フルオロ−6−ニトロ
キノキサリン−2−カルボン酸エチル(308mg,9
99μmol)および4−(トリフルオロアセトアミド
メチル)イミダゾール(1.72g,8.91mmo
l)のアセトニトリル(10ml)溶液にトリエチルア
ミン(3.00ml,21.5mmol)を加え、封管
中、130℃にて15時間攪拌した。反応液を減圧濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
[塩化メチレン]に付し、淡褐色粉末の表題化合物を1
79mg得た。収率37%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=6.8Hz),1.52(3H,t,J=7.
3Hz),4.545(2H,s),4.553(2
H,q,J=7.3Hz),4.67(2H,q,J=
6.8Hz),7.12(1H,d,J=1.5H
z),7.16(1H,brs),7.67(1H,
d,J=1.5Hz),8.16(1H,s),8.4
6(1H,s).
【0268】(実施例118) 3,4−ジヒドロ−7−(4−(((2−フルオロフェ
ニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)イミダゾリ
ル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸
【0269】実施例117の化合物(177mg,36
7μmol)のメタノール溶液(5ml)に、炭酸カリ
ウム(700mg,5.06mmol)の水(5ml)
溶液を加え、5時間室温静置した。1N塩酸にて中和
し、1夜静置後、減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液にて弱塩基性とした。析出した結晶を濾取し、水
洗後、風乾した。得られた結晶をN,N−ジメチルホル
ムアミド(2ml)に懸濁後、2−フルオロフェニルイ
ソシアネート(31.0μl,282μmol)を加
え、60℃にて20分間攪拌した。反応液を減圧濃縮
後、残渣を濾取し水洗、風乾後、ジイソプロピルエーテ
ルにて洗浄した。得られた結晶を酢酸−濃塩酸(5:
1,2ml)に溶解し、1夜静置した。反応液を減圧濃
縮後、残渣に冷水を加え、結晶を濾取し、水洗した。風
乾後、酢酸エチルにて洗浄し、乾燥することにより、淡
褐色粉末の表題化合物を59.9mg得た。収率33
%。 mp>300℃ Anal.Calcd for C2014FN
・6/5HO:C,49.12;H,3.38;
N,20.05. Found:C,49.12;H,3.23;N,1
9.80.
【0270】(実施例119) 7−(4−(((4−カルボキシフェニル)アミノカル
ボニルアミノ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒ
ドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸
【0271】実施例117(243mg,504μmo
l)のメタノール溶液(7ml)に、炭酸カリウム(9
60mg,6,95mmol)の水(7ml)溶液を加
え、1夜静置後、減圧濃縮した。残渣に氷水を加え、1
N塩酸にて弱酸性(pH4)とした後、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液にて弱塩基性(pH8)とし、減圧濃縮
した。得られた結晶をN,N−ジメチルホルムアミド
(2ml)に懸濁後、4−イソシアナート安息香酸エチ
ル(145mg,758μmol)を加え、60℃にて
4時間攪拌した。4−イソシアナート安息香酸エチル
(55.1mg,288μmol)を更に加え、80℃
にて5時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣を濾取
し水洗後、風乾した。得られた結晶を酢酸−濃塩酸
(5:1,6ml)に溶解し、30℃にて8時間攪拌
後、濃塩酸(1ml)を更に加え、40℃にて3時間攪
拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣に水酸化リチウム1
水和物(105mg,2.50mmol)のメタノール
−水(1:1,10ml)溶液を加え、50℃にて2時
間間攪拌した。反応液を約半量まで減圧濃縮後、濾過し
濾液を1N塩酸にてpH3とし、析出晶を濾取、水洗し
た。風乾後、エタノール及びメタノールにて洗浄し、乾
燥することにより、淡褐色粉末の表題化合物を31.0
mg得た。収率12%。 mp>300℃(分解) Anal.Calcd for C2115
・HCl・4/5HO:C,46.33;H,3.0
7;N,18.01. Found:C,46.53;H,3.25;N,1
7.84.
【0272】(実施例120) 3−エトキシ−7−(3−(ヒドロキシメチル)−4−
ピリドン−1−イル)−6−ニトロキノキサリン−2−
カルボン酸エチル
【0273】4−クロロ−3−(ヒドロキシメルチル)
ピリジン(2.33g,16.2mmol)の水(25
ml)溶液に水酸化ナトリウム(5.20g,130m
mol)を加え、24時間加熱還流した。冷後、濃塩酸
にて中和し、減圧濃縮した。得られた残渣をN,N−ジ
メチルホルムアミド(20ml)に溶解後、3−エトキ
シ−7−フルオロ−6−ニトロキノキサリン−2−カル
ボン酸エチル(500mg,1.62mmol)を加
え、110℃にて4時間攪拌した。反応液を氷水に注
ぎ、酢酸エチルにて抽出し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ[酢酸エチル]にて精製することに
より、黄色粉末の表題化合物を410mg得た。収率6
1%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.1Hz),1.54(3H,t,J=7.
1Hz),4.56(2H,q,J=7.2Hz),
4.59(2H,s),4.68(2H,q,J=7.
2Hz),6.52(1H,d,J=8.0Hz),
7.41(1H,dd,J=7.3,2.4Hz),
7.45(1H,d,J=2.4Hz),8.20(1
H,s),8.57(1H,s).
【0274】(実施例121) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(3
−((N−フェニルカルバモイルオキシ)メチル)−4
−ピリドン−1−イル)キノキサリン−2−カルボン酸
【0275】実施例120の化合物(100mg,24
1μmol)の塩化メチレン(1ml)溶液にフェニル
イソシアネート(39.4μl,362μmol)を加
え、室温下8時間攪拌した。反応液にヘキサン−塩化メ
チレン(1:1,3ml)を加え、析出晶を濾取し、風
乾した。これを酢酸(3ml)に溶解し、濃塩酸(0.
6ml)を加え、室温下24時間攪拌した。反応液に水
を加え、析出晶を濾取後、風乾することにより、黄色粉
末の表題化合物を61.8mg得た。収率51%。 mp230−232℃(分解) Anal.Calcd for C2215
・3/2HO:C,52.39;H,3.60;N,
13.88. Found:C,52.70;H,3.41;N,1
3.81. HR−FAB−:476.0837(−0.6mmu)
【0276】(実施例122〜124)実施例121と
同様の方法により、下記表7記載の化合物を得た。
【0277】(実施例122) mp195−197℃(分解) Anal.Calcd for C2214BrN
・3/2HO:C,45.30;H,2.94;
N,12.01. Found:C,45.20;H,2.63;N,1
2.17. HR−FAB−:553.9958(+1.1mmu)
【0278】(実施例123) mp199−201℃(分解) Anal.Calcd for C2214BrN
・HO:C,46.01;H,2.81;N,1
2.19. Found:C,45.62;H,2.59;N,1
2.12. HR−FAB−:553.9988(+4.1mmu)
【0279】(実施例124) mp230−232℃(分解) HR−FAB−:553.9958(+1.0mmu)
【0280】(実施例125) 7−(3−((N−(3−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)−4−ピリドン−1−イル)−
3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリ
ン−2−カルボン酸
【0281】実施例120の化合物(500mg,1.
21mmol)の塩化メチレン(5ml)溶液に3−イ
ソシアナート安息香酸エチル(302μl,1.82m
mol)を加え、室温下8時間攪拌した。反応液にヘキ
サン−塩化メチレン(1:1,5ml)を加え、析出晶
を濾取し、風乾した。これを酢酸(15ml)に溶解
し、濃塩酸(3ml)を加え、室温下24時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮し、水を加え、析出晶を濾取後、
酢酸エチルにて洗浄し、風乾した。これを1N水酸化リ
チウム水溶液(15ml)に溶解し、室温にて3時間攪
拌した。不溶物を濾去後、濃塩酸にて酸性とし、析出晶
を濾取し、水洗後、風乾することにより、黄色粉末の表
題化合物を257mg得た。収率38%。 mp250−252℃(分解) Anal.Calcd for C2315
10・5/2HO:C,48.86;H,3.56;
N,12.39. Found:C,48.58;H,3.29;N,1
2.34. HR−FAB−:520.0735(−0.6mmu)
【0282】(実施例126) 7−(3−アミノ−4−ピリドン−1−イル)−3−エ
トキシ−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチ
【0283】3−エトキシ−7−フルオロ−6−ニトロ
キノキサリン−2−カルボン酸エチル(3.99g,1
2.9mmol)および3−アミノ−4−ピリドン
(7.10g,64.5mmol)のN,N−ジメチル
ホルムアミド(150ml)溶液を100℃にて8時間
攪拌した。溶媒を留去し、得られた残渣を塩化メチレン
に溶解後、水洗し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ[酢酸エチル]にて精製することにより、褐
色粉末の表題化合物を2.50g得た。収率49%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
1Hz),4.55(2H,q,J=7.2Hz),
4.67(2H,q,J=7.2Hz),6.47(1
H,d,J=7.3Hz),7.03(1H,d,J=
2.4Hz),7.24(1H,dd,J=7.3,
2.4Hz),8.19(1H,s),8.49(1
H,s).
【0284】(実施例127) 7−(3−((4−ブロモフェニル)アミノカルボニル
アミノ)−4−ピリドン−1−イル)−3−エトキシ−
6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0285】実施例126の化合物(69.9mg,1
75μmol)および4−ブロモフェニルイソシアネー
ト(34.7mg,175μmol)の塩化メチレン
(5ml)溶液を室温下3時間攪拌した。析出晶を濾取
し、ヘキサン−塩化メチレン(1:1)にて洗浄後、風
乾することにより、黄色粉末の表題化合物を83.0m
g得た。収率79%。 H−NMR(CDCl,δ):1.37(3H,
t,J=6.8Hz),1.44(3H,t,J=6.
8Hz),4.48(2H,q,J=6.8Hz),
4.63(2H,q,J=6.8Hz),6.41(1
H,d,J=7.8Hz),7.38(2H,d,J=
8.9Hz),7.43(2H,d,J=9.3H
z),7.95(1H,dd,J=7.8,2.4H
z),8.66(2H,s),8.67(1H,d,J
=2.4Hz),8.71(1H,s),9.76(1
H,s).
【0286】(実施例128) 7−(3−((4−ブロモフェニル)アミノカルボニル
アミノ)−4−ピリドン−1−イル)−3,4−ジヒド
ロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボ
ン酸
【0287】実施例126の化合物(83.0mg,1
39μmol)の酢酸(3ml)溶液に濃塩酸(0.6
ml)を加え、室温下24時間攪拌した。反応液を水
(30ml)に注ぎ、析出晶を濾取し、水、クロロホル
ムにて順次洗浄後、風乾することにより、黄色粉末の表
題化合物を72.9mg得た。収率91%。 mp252−254℃(分解) Anal.Calcd for C2113BrN
・2HO:C,43.69;H,2.97;N,
14.55. Found:C,43.90;H,2.59;N,1
4.53. HR−FAB+:541.0070(−3.8mmu)
【0288】(実施例129) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(3
−(フェニルアミノカルボニルアミノ)−4−ピリドン
−1−イル)キノキサリン−2−カルボン酸
【0289】実施例126の化合物(100mg,25
0μmol)の塩化メチレン(5ml)溶液にフェニル
イソシアネート(40.8μl,375μmol)を加
え、室温下8時間攪拌した。反応液にヘキサン−塩化メ
チレン(1:1,3ml)を加え、析出晶を濾取し、ヘ
キサン−塩化メチレン(1:1)にて洗浄後、風乾し
た。これを酢酸(3ml)に溶解後、濃塩酸(0.6m
l)を加え、室温下24時間攪拌した。反応液を水(3
0ml)に注ぎ、析出晶を濾取し、水、クロロホルムに
て順次洗浄後、風乾することにより、黄褐色粉末の表題
化合物を63.5mg得た。収率54%。 mp282−284℃(分解) Anal.Calcd for C2114
・1/2HO:C,53.51;H,3.21;N,
17.83. Found:C,53.72;H,3.59;N,1
8.00. HR−FAB+:463.1020(+1.8mmu)
【0290】(実施例130〜135)実施例129と
同様の方法により、下記表8記載の化合物を得た。
【0291】(実施例130) mp220−222℃(分解) Anal.Calcd for C2216
・HO:C,53.44;H,3.67;N,17.
00. Found:C,53.60;H,3.59;N,1
7.02. HR−FAB+:477.1170(+1.1mmu)
【0292】(実施例131) mp298−300℃(分解) Anal.Calcd for C2113BrN
・HO:C,45.10;H,2.70;N,1
5.03. Found:C,45.31;H,2.48;N,1
4.77. HR−FAB+:541.0086(−2.1mmu)
【0293】(実施例132) mp263−265℃(分解) Anal.Calcd for C2113BrN
・1/2HO:C,45.84;H,2.56;
N,15.27. Found:C,45.69;H,2.65;N,1
5.09. HR−FAB+:541.0096(−1.1mmu)
【0294】(実施例133) mp>300℃(分解) HR−FAB+:481.0926(+1.8mmu)
【0295】(実施例134) mp280−282℃(分解) HR−FAB+:477.1150(−0.9mmu)
【0296】(実施例135) mp>300℃(分解) Anal.Calcd for C2216
・3/2HO:C,50.87;H,3.69;N,
16.18. Found:C,50.55;H,3.49;N,1
6.08. HR−FAB+:493.1119(+1.1mmu)
【0297】(実施例136) 7−(3−((4−ブロモベンジル)カルボニルアミ
ノ)−4−ピリドン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−
6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0298】実施例126の化合物(100mg,25
0μmol)、4−ブロモフェニル酢酸(53.8m
g,250μmol)および1−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(71.
9mg,375μmol)の塩化メチレン(3ml)溶
液を室温下にて8時間攪拌した。反応液に塩化メチレン
(50ml)を加え、水洗し、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸(3m
l)に溶解後、濃塩酸(0.6ml)を加え、室温下2
4時間攪拌した。反応液を水(30ml)に注ぎ、析出
晶を濾取し、水、クロロホルムにて順次洗浄後、風乾す
ることにより、黄色粉末の表題化合物を14.1mg得
た。収率10%。 mp240−242℃(分解) Anal.Calcd for C2214BrN
・HO:C,47.33;H,2.89;N,1
2.54. Found:C,46.98;H,3.19;N,1
2.24. HR−FAB+:540.0171(+1.6mmu)
【0299】(実施例137) 7−(3−((4−ブロモフェニル)カルボニルアミ
ノ)−4−ピリドン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−
6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0300】実施例126の化合物(100mg,25
0μmol)およびトリエチルアミン(52.3μl,
375μmol)の塩化メチレン(3ml)溶液に0℃
下、塩化4−ブロモベンゾイル(65.8mg,300
μmol)の塩化メチレン(1ml)溶液を滴下し、室
温にて6時間攪拌した。反応液にヘキサン−塩化メチレ
ン(1:1,3ml)を加え、析出晶を濾取し、ヘキサ
ン−塩化メチレン(1:1)にて洗浄後、風乾した。こ
れを酢酸(3ml)に溶解後、濃塩酸(0.6ml)を
加え、室温下24時間攪拌した。反応液を水(30m
l)に注ぎ、析出晶を濾取し、水、クロロホルムにて順
次洗浄後、風乾することにより、黄色粉末の表題化合物
を79.2mg得た。収率56%。 mp230−232℃(分解) HR−FAB+:526.0009(+1.1mmu)
【0301】(実施例138) 3,4−ジヒドロ−7−モルホリノ−6−ニトロ−3−
オキソキノキサリン−2−カルボン酸モルホリンアミド
【0302】実施例2の化合物(195mg,694μ
mol)に、モルホリン(2ml)を加え、封管中、1
50℃にて5時間撹拌した。冷後、反応液を水に注ぎ、
酢酸を用いてpH4とした。析出晶を濾取し、水洗後、
風乾することにより、暗赤色粉末の表題化合物を137
mg得た。収率51%。 mp298−299℃ Anal.Calcd for C1719
:C,52.44;H,4.92;N,17.9
9. Found:C,52.41;H,4.81;N,1
7.72.
【0303】(実施例139) 3−エトキシ−7−フルオロ−6−ニトロキノキサリン
−2−カルボン酸エチル
【0304】実施例2の化合物(27.4g,97.4
mmol)を用い、実施例9と同様の方法により、淡黄
色粉末の表題化合物を20.5g得た。収率68%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.36(3
H,t,J=6.8Hz),1.41(3H,t,J=
7.3Hz),4.47(2H,q,J=6.8H
z),4.57(2H,q,J=7.3Hz),8.3
3(1H,d,J=11.7Hz),8.63(1H,
d,J=7.8Hz).
【0305】(実施例140) 3−エトキシ−7−(3−フルオロ−4−ピリドン−1
−イル)−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エ
チル
【0306】実施例139の化合物(1.00g,3.
23mmol)および3−フルオロ−4−ピリドン
(1.83g,16.2mmol)を用い、実施例32
と同様の方法により、黄色アモルファスの表題化合物を
930mg得た。収率72%。 H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=7.1Hz),1.54(3H,t,J=7.
1Hz),4.56(2H,q,J=7.2Hz),
4.68(2H,q,J=7.0Hz),6.68(1
H,t,J=8.1Hz),7.36(1H,dd,J
=7.6,2.2Hz),7.55(1H,dd,J=
6.3,2.4Hz),8.22(1H,s),8.6
0(1H,s).
【0307】(実施例141) 3,4−ジヒドロ−7−(3−フルオロ−4−ピリドン
−1−イル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−
2−カルボン酸
【0308】実施例140の化合物(120mg,32
3μmol)を用い、実施例54と同様の方法により、
褐色粉末の表題化合物を100mg得た。収率58%。 mp270−272℃(分解). HR−FAB+:347.0412(−1.6mm
u).
【0309】(実施例142) 7−(3−アミノ−4−ピリドン−1−イル)−3,4
−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2
−カルボン酸
【0310】実施例126の化合物(100mg,25
0μmol)に3N塩酸(5ml)を加え、室温にて1
時間撹拌後、一夜静置した。溶媒を留去後、水を加え、
析出晶を濾取し、水洗後、風乾することにより、黄褐色
粉末の表題化合物を74.0mg得た。収率58%。 mp>300℃. Anal.Calcd for C14
1.9HO:C,44.55;H,3.42,N,1
8.55. Found:C,44.17;H,3.02;N,1
8.28. HR−FAB−:342.0484(+0.9mmu)
【0311】(実施例143) 3−エトキシ−7−(4−メチルイミダゾリル)−6−
ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0312】実施例139の化合物(500mg,1.
62mmol)および4−メチルイミダゾール(665
mg,8.10mmol)を用い、実施例32と同様の
方法により、黄褐色アモルファスの表題化合物を280
mg得た。収率47%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.52(3H,t,J=7.
1Hz),2.31(3H,s),4.55(2H,
q,J=7.2Hz),4.66(2H,q,J=7.
0Hz),6.83(1H,s),7.60(1H,
d,J=1.5Hz),8.12(1H,s),8.3
8(1H,s).
【0313】(実施例144) 3,4−ジヒドロ−7−(4−メチルイミダゾリル)−
6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0314】実施例143の化合物(120mg,32
3μmol)を用い、実施例54と同様の方法により、
褐色粉末の表題化合物を70.0mg得た。収率69
%。 mp210−212℃(分解). HR−FAB+:316.0688(−1.6mm
u).
【0315】(実施例145〜149)実施例139の
化合物を用い、実施例31と同様の方法により、下記表
9記載の化合物を得た。
【0316】(実施例145) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),2.28(3H,s),4.55(2H,
q,J=7.3Hz),4.67(2H,q,J=7.
3Hz),6.97(1H,d,J=1.5Hz),
7.01(1H,d,J=1.5Hz),8.12(1
H,s),8.42(1H,s).
【0317】(実施例146) H−NMR(CDCl,δ):1.25(6H,
d,J=6.8Hz),1.47(3H,t,J=7.
3Hz),1.53(3H,t,J=7.3Hz),
2.71−2.79(1H,m),4.55(2H,
q,J=7.3Hz),4.67(2H,q,J=7.
3Hz),6.92(1H,d,J=1.0Hz),
7.14(1H,d,J=1.5Hz),8.13(1
H,s),8.48(1H,s).
【0318】(実施例147) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),2.24(6H,s),4.23(3H,
s),4.56(2H,q,J=7.3Hz),4.6
6(2H,q,J=7.3Hz),6.66(1H,
s),8.10(1H,s),8.44(1H,s).
【0319】(実施例148) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.67(2H,q,J=7.3Hz),7.30(1
H,m),7.40−7.44(3H,m),7.76
(1H,t,J=1.0Hz),7.82(1H,
s),7.84(1H,d,J=1.5Hz),8.2
1(1H,s),8.45(1H,s).
【0320】(実施例149) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.55(3H,t,J=7.
3Hz),4.56(2H,q,J=7.3Hz),
4.70(2H,q,J=7.3Hz),7.18(1
H,t,J=7.8Hz),7.30−7.39(2
H,m),7.91(1H,d,J=7.8Hz),
8.08(1H,s),8.28(1H,s),8.5
8(1H,s).
【0321】(実施例150) 実施例10の化合物(1.05g,3.61mmol)
を用い、実施例33と同様の方法により、黄褐色アモル
ファスの表題化合物を917mg得た。収率57%。 H−NMR(CDCl,δ):1.25(3H,
t,J=7.3Hz),1.47(3H,t,J=7.
3Hz),1.70−1.76(2H,m),1.82
−1.85(2H,m),2.12−2.17(2H,
m),2.24−2.30(1H,m),2.76−
2.78(2H,m),3.87(2H,s),4.1
2(2H,q,J=7.3Hz),4.17(3H,
s),4.54(2H,q,J=7.3Hz),8.2
0(1H,s),8.26(1H,s).
【0322】(実施例151) 3,4−ジヒドロ−7−(2−メチルイミダゾリル)−
6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0323】実施例145の化合物(218mg,58
7μmol)の酢酸(10ml)溶液に濃塩酸(700
μl)を加え、室温にて23時間撹拌した。溶媒を留去
後、水を加え、析出晶を濾取し、風乾することにより褐
色粉末の表題化合物を97.4mg得た。収率53%。 mp 268−271℃(分解). HR−FAB−:314.0514(−1.2mm
u).
【0324】(実施例152〜154)実施例151と
同様の方法により、下記表10記載の化合物を得た。
【0325】(実施例152) mp243−245℃(分解). HR−FAB−:342.0837(−0.1mm
u).
【0326】(実施例153) mp229−231℃(分解). Anal.Calcd for C16
HCl:C,49.56;H,2.60;N,18.0
6. Found:C,49.68;H,2.77;N,1
8.16. HR−FAB−:350.0545(+1.9mm
u).
【0327】(実施例154) mp254−256℃(分解). Anal.Calcd for C1616
・HCl・1/10HO:C,46.35;H,4.
18;N,13.51. Found:C,46.36;H,4.21;N,1
3.72. HR−FAB−:375.0954(+1.4mm
u).
【0328】(実施例155) 3−エトキシ−7−(4−メトキシベンジル)アミノ−
6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0329】実施例139の化合物(2.00g,6.
47mmol)のテトラヒドロフラン(15ml)溶液
に4−メトキシベンジルアミン(1.06g,7.76
mmol)次いでトリエチルアミン(785mg,7.
76mmol)を加え、24時間加熱還流した。冷後、
酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して得られた
残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ[塩化メチレ
ン→塩化メチレン−メタノール(50:1)]にて精製
することにより、紫色粉末の表題化合物を2.09g得
た。収率76%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=7.3Hz),1.37(3H,t,J=
7.3Hz),3.72(3H,s),4.41(2
H,q,J=7.3Hz),4.47(2H,q,J=
7.3Hz),4.58(2H,d,J=6.3H
z),6.91(2H,d,J=8.8Hz),7.2
2(1H,s),7.37(2H,d,J=8.8H
z),8.08(1H,t,J=6.3Hz),8.4
9(1H,s).
【0330】(実施例156) 7−アミノ−3−エトキシ−6−ニトロキノキサリン−
2−カルボン酸エチル
【0331】実施例155の化合物(2.09g,4.
90mmol)のアニソール(5ml)溶液にトリフル
オロ酢酸(5ml)を加え、室温にて6時間撹拌した。
反応液を濃縮して得られた残査をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ[塩化メチレン]にて精製することによ
り、紫色粉末の表題化合物を1.20g得た。収率80
%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.35(3
H,t,J=6.8Hz),1.37(3H,t,J=
7.3Hz),4.43(2H,q,J=7.3H
z),4.47(2H,q,J=6.8Hz),7.1
2(2H,s),7.49(1H,s),8.41(1
H,s).
【0332】(実施例157) 7−アミノ−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキ
ソキノキサリン−2−カルボン酸
【0333】実施例156の化合物(200mg,65
3μmol)のエタノール(10ml)溶液に1N水酸
化カリウム水溶液(1.96ml,1.96mmol)
および水(2ml)を加え、30分間加熱還流した。冷
後、10%塩酸を用いてpH4とし、飽和食塩水を加
え、クロロホルムにて抽出した。有機層を無水硫酸マグ
ネシウムを用いて乾燥後、溶媒を留去することにより、
赤褐色粉末を159mg得た。これをエタノール(10
ml)に溶解後、濃塩酸(2ml)を加え、室温にて2
4時間撹拌した。溶媒を留去し、水、ジイソプロピルエ
ーテルで順次洗浄後、風乾することにより、褐色粉末の
表題化合物を156mgを得た。収率95%。 mp>300℃. HR−MS:250.0311(−2.7mmu).
【0334】(実施例158) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(ピ
ロール−1−イル)キノキサリン−2−カルボン酸
【0335】実施例157の化合物(50.0mg,2
00μmol)の酢酸(5ml)溶液に、2、5−ジメ
トキシテトラヒドロフラン(31.7mg,240μm
ol)を加え、80℃にて4時間撹拌した。反応液を濃
縮後、水、ジイソプロピルエーテルを用いて順次洗浄す
ることにより、褐色粉末の表題化合物を28.0mg得
た。収率47%。 mp>300℃ HR−MS:300.0502(+0.7mmu).
【0336】(実施例159) 3−メトキシ−7−(モルホリン−1−イル)メチル−
6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0337】実施例10の化合物(792mg,2.7
2mmol)を用い、実施例33と同様の方法により、
褐色油状物の表題化合物を488mg得た。収率48
%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=6.9Hz),2.44−2.47(2H,
m),3.64−3.66(2H,m),3.90(2
H,s),4.17(3H,s),4.54(2H,
q,J=6.9Hz),8.19(1H,s),8.2
7(1H,s)
【0338】(実施例160) 3,4−ジヒドロ−7−(モルホリン−1−イル)メチ
ル−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボ
ン酸塩酸塩
【0339】実施例159の化合物(487mg,1.
29mmol)を用い、実施例151と同様の方法によ
り、褐色粉末の表題化合物を125mg得た。収率26
%。mp209−211℃(分解). Anal.Calcd for C1414
・HCl:C,45.36;H,4.08;N,15.
11. Found:C,45.31;H,4.35;N,1
5.15. HR−FAB+:335.1004(+1.2mm
u).
【0340】(実施例161) 3,4−ジヒドロ−7−フルオロ−4−メチル−6−ニ
トロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0341】実施例2の化合物(345mg,1.23
mmol)のN、N−ジメチルホルムアミド(10m
l)溶液に、50%水素化ナトリウム、油性(61.3
mg,1.54mmol)を加え、室温にて30分間撹
拌後、ヨウ化メチル(95.5ml,1.54mmo
l)を加え、更に2時間撹拌した。反応液を氷水に注
ぎ、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣を
シリカゲルクロマトグラフィ[ヘキサン−酢酸エチル=
5:2]にて精製することにより、淡黄色粉末の表題化
合物を272mg得た。収率75%。 H−NMR(CDCl,δ):1.45(3H,
t,J=7.3Hz),3.77(3H,s)4.53
(2H,q,J=7.3Hz),7.87(1H,d,
J=10.3Hz),8.04(1H,d,J=6.3
Hz).
【0342】(実施例162) 3,4−ジヒドロ−7−フルオロ−4−メチル−6−ニ
トロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0343】実施例161の化合物(207mg,70
1μmol)を用い、実施例62と同様の方法により、
緑褐色粉末の表題化合物を78.4mg得た。収率41
%。 mp173−175℃. Anal.Calcd for C10FN
・1/5HO:C,44.36;H,2.38;N,
15.52. Found:C,44.33;H,2.25;N,1
5.79. HR−FAB+ :268.0366(−0.4mm
u).
【0344】(実施例163) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−トリ
フルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
【0345】3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキ
ソ−7−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボ
ン酸エチル(120mg,362μmol)のエタノー
ル(5ml)溶液に、1N水酸化カリウム水溶液(72
4μl,724μmol)を加え、1時間加熱還流し
た。冷後、水を加え、濃塩酸にてpH2とした。析出晶
を濾取し、水洗後、風乾することにより、無色粉末の表
題化合物を102mg得た。収率88%。 mp213.215℃(分解). Anal.Calcd for C10
・HO:C,37.40;H,1.88;N,1
3.08. Found:C,37.71;H,1.94;N,1
3.01. HR−MS :303.0113(+1.0mmu).
【0346】(実施例164) 7−アミノ−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリ
フルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
【0347】7−アミノ−3,4−ジヒドロ−3−オキ
ソ−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボ
ン酸エチル(55.9mg,186μmol)のエタノ
ール(2ml)溶液に、1N水酸化カリウム水溶液(4
46μl,446μmol)を加え、1.5時間加熱還
流した。冷後、溶媒を留去し、水を加え、4N塩酸にて
pH2とした。再度溶媒を留去し、少量の水を加え、結
晶を濾取し、水洗後、風乾することにより、暗赤色粉末
の表題化合物を24.2mg得た。収率45%。 mp218−220℃(分解). Anal.Calcd for C10
・HO:C,41.24;H,2.77;N,1
4.43. Found:C,40.96;H,2.70;N,1
4.26. HR−MS:273.0337(−2.4mmu).
【0348】(実施例165) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−(ピロール−1−
イル)−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カ
ルボン酸
【0349】3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−(ピ
ロール−1−イル)−6−トリフルオロメチルキノキサ
リン−2−カルボン酸エチル(67.0mg,191μ
mol)のエタノール(2ml)溶液に、1N水酸化カ
リウム水溶液(382μl,382μmol)を加え、
1時間加熱還流した。冷後、溶媒を留去して得られる残
査を水に溶解し、4N塩酸にてpH2とした。これを酢
酸エチルにて抽出し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、
溶媒を留去した。得られた残査に少量の水を加え、結晶
を濾取し、水洗後、風乾することにより、黄褐色粉末の
表題化合物を52.9mg得た。収率86%。 mp136−138℃(分解). HR−FAB−:322.0424(−1.6mm
u).
【0350】(実施例166) 3,4−ジヒドロ−7−イミダゾリル−3−オキソ−6
−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エ
チル
【0351】5−イミダゾリル−4−トリフルオロメチ
ル−1、2−フェニレンジアミン(303mg,1.2
5mmol)のエタノール(50ml)溶液に室温下、
ケトマロン酸ジエチル(210μl,1.38mmo
l)を加え、6時間加熱還流した。反応液を約半量まで
減圧濃縮後、析出晶を濾取し、冷エタノールにて洗浄し
た。濾液を減圧留去し、得られた残留物に少量の酢酸エ
チル−ジイソプロピルエーテル混液を加え、析出晶を濾
取することにより、淡黄褐色粉末の表題化合物を148
mg得た。収率34%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.34(3
H,t,J=7.4Hz),4.41(2H,q,J=
7.4Hz),7.14(1H,s),7.33(1
H,s),7.49(1H,s),7.93(2H,
s),8.39(1H,s),13.30(1H,br
s).
【0352】(実施例167) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−(4−ピリドン−
1−イル)−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2
−カルボン酸エチル
【0353】4−(4−ピリドン−1−イル)−5−ト
リフルオロメチル−2−ニトロアニリン(210mg,
701μmol)のエタノール(10ml)溶液に室温
下、10%パラジウム−炭素(40.0mg)を加え、
常温常圧下、2時間接触水素添加した。触媒をセライト
を用いて濾去し、濾液を減圧留去した。これをエタノー
ル(3ml)に溶解後、ケトマロン酸ジエチル(214
μl,1.40mmol)を加えて5時間加熱還流し
た。反応液を濃縮して得られた残査をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ[塩化メチレン−エタノール(50:
1→6:1)]にて精製することにより、淡黄色粉末の
表題化合物を158mg得た。収率59%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.33(3
H,t,J=7.3Hz),4.41(2H,q,J=
7.3Hz),6.19(2H,d,J=7.3H
z),7.72(2H,d,J=7.3Hz),8.3
3(1H,s),13.32(1H,brs).
【0354】(実施例168) 3,4−ジヒドロ−7−イミダゾリル−3−オキソ−6
−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
【0355】実施例166の化合物(141mg,40
0μmol)の酢酸(5ml)溶液に室温下、6N塩酸
(1ml)を加え、80℃にて3.5時間撹拌した。溶
媒を減圧留去して得られた残査に酢酸エチルを加え、飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を減圧留去した。得られた残査に少量の水を加え、氷冷
下、30分間撹拌し、析出晶を濾取し、更に水から再結
晶して淡赤褐色粉末の表題化合物を48.7mg得た。
収率38%。 mp232−234℃(分解). Anal.Calcd for C13
・2HO:C,43.34;H,3.08;N,1
5.55. Found:C,43.20;H,2.70;N,1
5.45. HR−FAB−:323.0396(+0.4mm
u).
【0356】(実施例169) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−(4−ピリドン−
1−イル)−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2
−カルボン酸
【0357】実施例167の化合物(100mg,26
4μmol)のエタノール(3ml)溶液に、1N水酸
化リチウム水溶液(659μl,659μmol)を加
え、50℃にて1.5時間撹拌した。冷後、不溶物を濾
去し、3N塩酸でpH4とした。析出晶を濾取し、水洗
後、風乾することにより、無色粉末の表題化合物を8
3.0mg得た。収率90%。 mp>300℃ Anal.Calcd for C15
:C,51.29;H,2.30;N,11.96. Found:C,51.27;H,2.46;N,1
1.62.
【0358】(実施例170) 6−(アミノスルホニル)−7−クロロ−3,4−ジヒ
ドロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0359】4−アミノ−2−クロロ−5−ニトロベン
ゼンスルホンアミド(2.00g,7.95mmol)
のメタノール(40ml)溶液に室温下、10%パラジ
ウム−炭素(400mg)次いで10%塩酸(6ml)
を加え、常温常圧下、2時間接触水素添加した。触媒を
セライトを用いて濾去し、濾液を減圧留去した。これを
エタノール(16ml)に溶解後、ケトマロン酸ジエチ
ル(1.21ml,7.95mmol)を加え、室温に
て5時間撹拌した。析出晶を濾取し、エタノールにて洗
浄後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ[ヘキサン−
酢酸エチル=1:2]にて精製することにより、表題化
合物を288mg得た。収率11%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.9Hz),3.33(3H,s),
4.39(2H,q,J=7.4Hz),7.87(1
H,s),8.01(1H,s),8.12(1H,
s).
【0360】(実施例171) 6−(アミノスルホニル)−7−クロロ−3,4−ジヒ
ドロ−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0361】実施例170の化合物(200mg,60
3μmol)のエタノール(6ml)懸濁液に1N水酸
化カリウム水溶液(1.21ml,1.21mmol)
を加え、3時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸
にてpH4とし、溶媒を留去した。得られた残査を合成
吸着剤セパビーズSP850[水→水−アセトニトリル
(20:1→4:1)]にて精製することにより、黄色
粉末の表題化合物を58.5mg得た。収率32%。 mp213−214℃(分解). Anal.Calcd for CClNO
・4/5HO:C,33.98;H,2.41;N,
13.21. Found:C,34.15;H,2.72;N,1
2.96. HR−FAB−:303.9837(+4.2mm
u).
【0362】(実施例172) 3−エトキシ−7−フルオロ−6−メタンスルホニルキ
ノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0363】3−エトキシ−7−フルオロ−6−メチル
チオキノキサリン−2−カルボン酸エチル(450m
g,1.45mmol)のクロロホルム(15ml)溶
液に室温下、3−クロロ過安息香酸(715mg,29
0mmol)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応液
に水酸化カルシウムを加え、10分間撹拌した後、セラ
イトを用いて不溶物を濾去し、濾液を減圧留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ[塩化
メチレン]にて精製することにより、無色固体の表題化
合物を496mg得た。収率定量的。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=6.9Hz),1.50(3H,t,J=6.
9Hz),3.33(3H,s)4.54(2H,q,
J=6.9Hz),4.61(2H,q,J=6.9H
z),7.89(1H,d,J=10.3Hz),8.
52(1H,d,J=6.9Hz).
【0364】(実施例173) 3−エトキシ−7−フルオロ−6−メタンスルホニルキ
ノキサリン−2−カルボン酸
【0365】実施例172の化合物(262mg,76
5μmol)のエタノール(8ml)溶液に室温下、1
N水酸化カリウム水溶液(1.53ml,1.53mm
ol)を加え、1.5時間加熱還流した。反応液に水を
加え、濃塩酸にてpH3とし、酢酸エチルにて抽出し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去し、黄褐色粉末の表題化合物を199mg得た。収
率83%。 H−NMR(CDCl,δ):1.56(3H,
t,J=6.9Hz),3.35(3H,s),4.7
0(2H,q,J=6.9Hz),7.93(1H,
d,J=9.3Hz),8.58(1H,d,J=6.
8Hz).
【0366】(実施例174) 3,4−ジヒドロ−7−フルオロ−6−メタンスルホニ
ル−3−オキソキノキサリン−2−カルボン酸
【0367】実施例173の化合物(149mg,47
4μmol)の酢酸(3ml)溶液に室温下、濃塩酸
(1.5ml)を加え、室温にて24時間撹拌し、反応
液を減圧留去した。得られた残査を合成吸着剤セパビー
ズSP850[水→水−アセトニトリル(20:1→
4:1)]にて精製することにより、黄色粉末の表題化
合物を37.2mg得た。収率27%。 mp190−192℃ Anal.Calcd for C10FN
S・HO:C,39.48;H,2.98;N,9.
21. Found:C,39.60;H,2.62;N,9.
01. HR−FAB−:286.0089(+2.9mm
u).
【0368】(実施例175) 7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリ
フルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
【0369】7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−3−オキ
ソ−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボ
ン酸エチル(120mg,329μmol)のエタノー
ル(4ml)溶液に、1N水酸化カリウム水溶液(1.
32ml,1.32mmol)次いで水(2ml)を加
え、30分間加熱還流した。氷冷後、1.2N塩酸にて
pH4とし、析出晶を濾取し、水洗後、風乾することに
より、黄褐色粉末の表題化合物を91.0mg得た。収
率82%。 mp210−212℃(分解). HR−MS:335.9358(+0.1mmu).
【0370】(実施例176) 3,4−ジヒドロ−7−(3−ホルミルピロール−1−
イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキサ
リン−2−カルボン酸エチル
【0371】実施例73の化合物(2.00g,5.2
5mmol)の1、4−ジオキサン(100ml)溶液
に、2、3−ジクロロ−5、6−ジシアノキノン(1.
25g,5.50mmol)を加え、室温にて3時間撹
拌した。析出晶を濾去後、溶媒を留去して得られた残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ[酢酸エチル−ヘ
キサン=2:1]にて精製することにより、黄色アモル
ファスの表題化合物を1.88g得た。収率94%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.33(3
H,t,J=7.3Hz),4.41(2H,q,J=
7.3Hz),6.66(1H,dd,J=3.4,
1.5Hz),7.13(1H,s),7.79(1
H,s),7.88(1H,s),8.15(1H,
s),9.79(1H,s),13.28(1H,
s).
【0372】(実施例177) 3,4−ジヒドロ−7−(3−ホルミルピロール−1−
イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキサ
リン−2−カルボン酸
【0373】実施例176の化合物(142mg,37
5μmol)のエタノール(7.5ml)溶液に、1N
水酸化カリウム水溶液(825μl,825μmol)
を加え、1時間加熱還流した。冷後、溶媒を留去し、少
量の水に溶解後、4N塩酸を用いてpH2とした。析出
晶を濾取し、水洗後、風乾することにより、黄褐色粉末
の表題化合物を83.2mg得た。収率61%。 mp158−160℃(分解). Anal.Calcd for C2316
・2/3HO:C,49.59;H,2.59;
N,11.57. Found:C,49.43;H,2.73;N,1
1.34. HR−FAB+:352.0536(−0.9mm
u).
【0374】(実施例178) 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((2−フルオロフェ
ニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1
−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキ
サリン−2−カルボン酸エチル
【0375】実施例74の化合物(180mg,430
μmol)のN、N−ジメチルホルムアミド(4.3m
l)溶液に、室温下、トリエチルアミン(89.9μ
l,645μmol)次いでイソシアン酸2−フルオロ
フェニル(57.9μl,516μmol)を加え、同
温にて4時間撹拌した。反応液を水(50ml)に注
ぎ、酢酸エチルにて抽出し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥後、溶媒を留去した。得られた残査に塩化メチレンを
加え、析出晶を濾取し、塩化メチレンにて洗浄後、風乾
することにより、黄色粉末の表題化合物とテトラヒドロ
キノキサリン体の混合物(約3:2)を111mg得
た。これを1、4−ジオキサン(4ml)に溶解後、
2、3−ジクロロ−5、6−ジシアノキノン(23.6
mg,104μmol:使用量は生成比に応じて増減)
を加え、1時間加熱還流した。冷後、析出晶を濾去し、
溶媒を留去した。得られた残査に塩化メチレンを加え、
析出晶を濾取し、塩化メチレンにて洗浄後、風乾するこ
とにより、黄褐色粉末の表題化合物を75.5mg得
た。収率34%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.9Hz),4.19(2H,d,J=
5.4Hz),4.40(2H,q,J=6.9H
z),6.24(1H,t,J=2.0Hz),6.8
3(1H,d,J=5.4Hz),6.89−6.94
(1H,m),6.920(1H,s),6.924
(1H,s),7.08(1H,t,J=7.8H
z),7.14−7.19(1H,m),7.75(1
H,s),7.92(1H,s),8.14−8.19
(1H,m),8.33(1H,d,J=2.4H
z),13.22(1H,s).
【0376】(実施例179) 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((3−フルオロフェ
ニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1
−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキ
サリン−2−カルボン酸エチル
【0377】実施例74の化合物(180mg,430
μmol)およびイソシアン酸3−フルオロフェニル
(58.9μl,516μmol)を用い、実施例17
8と同様の方法により、黄褐色粉末表題化合物を95.
9mg得た。収率43%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.8Hz),4.18(2H,d,J=
5.4Hz),4.40(2H,q,J=6.8H
z),6.24(1H,t,J=2.0Hz),6.4
1(1H,d,J=5.4Hz),6.69(1H,t
d,J=8.3,2.5Hz),6.910(1H,
s),6.914(1H,s),7.00−7.02
(1H,m),7.23(1H,dd,J=15.2,
8.3Hz),7.47(1H,dt,J=12.7,
2.5Hz),7.75(1H,s),7.91(1
H,s),8.72(1H,s),13.22(1H,
s).
【0378】(実施例180) 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((4−フルオロフェ
ニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1
−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキ
サリン−2−カルボン酸エチル
【0379】実施例74の化合物(180mg,430
μmol)およびイソシアン酸4−フルオロフェニル
(58.7μl,516μmol)を用い、実施例17
8と同様の方法により、黄褐色粉末の表題化合物を13
2mg得た。収率59%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.8Hz),4.17(2H,d,J=
5.4Hz),4.40(2H,q,J=6.8H
z),6.24(1H,t,J=2.0Hz),6.3
0(1H,d,J=5.4Hz),6.90(1H,
s),6.91(1H,s),7.03−7.08(2
H,m),7.38−7.41(2H,m),7.75
(1H,s),7.91(1H,s),8.49(1
H,s),13.22(1H,s).
【0380】(実施例181) 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((2−フルオロフェ
ニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1
−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキ
サリン−2−カルボン酸
【0381】実施例178の化合物(74.0mg,1
43μmol)のエタノール(3ml)溶液に、1N水
酸化カリウム水溶液(715μl,715μmol)を
加え、1時間加熱還流した。冷後、溶媒を留去し、少量
の水に溶解後、4N塩酸を用いてpH2とした。析出晶
を濾取し、水洗後、風乾することにより、黄褐色粉末の
表題化合物を37.1mg得た。収率53%。 mp177−179℃. HR−FAB−:488.0985(−0.9mm
u).
【0382】(実施例182) 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((3−フルオロフェ
ニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1
−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキ
サリン−2−カルボン酸
【0383】実施例179の化合物(131mg,25
3μmol)を用い、実施例181と同様の方法によ
り、黄褐色粉末の表題化合物を73.6mg得た。収率
83%。 mp169−171℃. HR−FAB−:488.0991(+0.9mm
u).
【0384】(実施例183) 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((4−フルオロフェ
ニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1
−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキ
サリン−2−カルボン酸
【0385】実施例180の化合物(94.4mg,1
82μmol)を用い、実施例181と同様の方法によ
り、黄褐色粉末の表題化合物を90.3mg得た。収率
73%。 mp168−170℃. HR−FAB−:488.0985(+0.3mm
u).
【0386】(実施例184) 7−(3−(((4−ブロモフェニル)アミノカルボニ
ルアミノ)メチル)ピロール−1−イル)−3,4−ジ
ヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキサ
リン−2−カルボン酸エチル
【0387】実施例74の化合物(200mg,478
μmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)
溶液に、イソシアン酸4−ブロモフェニル(113m
g,573μmol)次いでトリエチルアミン(99.
9μl,717μmol)を加え、60℃にて1時間撹
拌した。反応液にトリエチルアミン(666μl,4.
78mmol)を加え、更に4時間撹拌後、溶媒を留去
した。得られた残査に水を加え、酢酸エチルにて抽出
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去した。
得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ[塩
化メチレン−エタノール=20:1]にて精製すること
により、黄色粉末の表題化合物を154mg得た。収率
56%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=7.3Hz),4.17(2H,d,J=
5.4Hz),4.40(2H,q,J=7.3H
z),6.24(1H,t,J=2.0Hz),6.3
7(1H,d,J=5.4Hz),6.90(1H,
s),6.91(1H,s),7.38(4H,s),
7.75(1H,s),7.90(1H,s),8.6
2(1H,s),13.00−13.40(1H,b
r).
【0388】(実施例185) 7−(3−(((4−ブロモフェニル)アミノカルボニ
ルアミノ)メチル)ピロール−1−イル)−3,4−ジ
ヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノキサ
リン−2−カルボン酸
【0389】実施例184の化合物(152mg,26
3μmol)のエタノール(5ml)溶液に、1N水酸
化ナトリウム水溶液(789μl,789μmol)を
加え、1時間加熱還流した。溶媒を留去後、水を加え、
4N塩酸を用いてpH2とした。析出晶を濾取し、水、
クロロホルムで順次洗浄後、風乾することにより、黄褐
色粉末の表題化合物を133mg得た。収率88%。 mp196−198℃(分解). Anal.Calcd for C2215BrF
・4/3HO:C,46.01;H,3.1
0;N,12.19. Found:C,45.84;H,2.82;N,1
2.02. HR−FAB−:548.0144(−3.7mm
u).
【0390】(実施例186) 3,4−ジヒドロ−7−(3−(((3−エトキシカル
ボニルフェニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピ
ロール−1−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメ
チルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0391】実施例74の化合物(200mg,478
μmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)
溶液に、3−イソシアナート安息香酸エチル(94.9
μl,573μmol)次いでトリエチルアミン(9
9.9μl,717μmol)を加え、室温にて3時間
撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去した。得ら
れた残査に塩化メチレンを加え、結晶を濾取し、塩化メ
チレンにて洗浄後、風乾した。これをN,N−ジメチル
ホルムアミド(5ml)に溶解し、トリエチルアミン
(666μl,4.78mmol)を加え、80℃にて
4時間撹拌した。溶媒を留去して得られた残査をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ[塩化メチレン−エタノー
ル=20:1]にて精製することにより、淡黄色粉末の
表題化合物を63.0mg得た。収率23%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.31(3
H,t,J=6.9Hz),1.32(3H,t,J=
7.3Hz),4.19(2H,d,J=5.4H
z),4.30(2H,q,J=6.9Hz),4.4
0(2H,q,J=7.3Hz),6.24(1H,
t,J=2.0Hz),6.36(1H,d,J=5.
4Hz),6.91(2H,d,J=2.0Hz),
7.36(1H,t,J=7.8Hz),7.49(1
H,d,J=7.8Hz),7.61(1H,dd,J
=8.3,1.0Hz),7.75(1H,s),7.
91(1H,s),8.09(1H,t,J=2.0H
z),8.75(1H,s),13.22(1H,
s). HR−FAB−:570.1626(+2.6mm
u).
【0392】(実施例187) 7−(3−(((3−カルボキシフェニル)アミノカル
ボニルアミノ)メチル)ピロール−1−イル)−3,4
−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノ
キサリン−2−カルボン酸
【0393】実施例186の化合物(60.0mg,1
05μmol)のエタノール(2ml)溶液に、1N水
酸化ナトリウム水溶液(525μl,525μmol)
を加え、1時間加熱還流した。溶媒を留去後、水を加
え、4N塩酸を用いてpH3とした。析出晶を濾取し、
水洗後、風乾することにより、黄色粉末の表題化合物を
50.7mg得た。収率88%。 mp>300℃. Anal.Calcd for C2316
・2HO:C,50.10;H,3.66;N,
12.70. Found:C,50.21;H,3.67;N,1
2.71. HR−FAB−:514.1017(+4.3mm
u).
【0394】(実施例188) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−(3−((フェニ
ルアミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール−1−イ
ル)−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カル
ボン酸
【0395】実施例74の化合物(200mg,478
μmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)
溶液に、イソシアン酸フェニル(62.3μl,573
μmol)次いでトリエチルアミン(99.9μl,7
17μmol)を加え、60℃にて1時間撹拌した。反
応液にトリエチルアミン(666μl,4.78mmo
l)を加え、更に4時間撹拌後、溶媒を留去した。得ら
れた残査に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去した。得られた残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ[塩化メチレン−
エタノール=20:1]にて精製した。これをエタノー
ル(5ml)に溶解後、1N水酸化ナトリウム水溶液
(1.43ml,1.43mmol)を加え、1時間加
熱還流した。溶媒を留去後、水を加え、4N塩酸を用い
てpH2とした。析出晶を濾取し、水、クロロホルムで
順次洗浄後、風乾することにより、黄色粉末の表題化合
物を108mg得た。収率47%。 mp>300℃. Anal.Calcd for C2216
・1/2HO:C,55.00;H,3.57;
N,14.58. Found:C,54.95;H,3.69;N,1
4.32. HR−FAB−:470.1058(−1.8mm
u).
【0396】(実施例189〜205)実施例188と
同様の方法により、下記表11記載の化合物を得た。
【0397】(実施例189) mp165−167℃. HR−FAB−:548.0154(−2.7mm
u).
【0398】(実施例190) mp207−209℃. HR−FAB−:548.0226(+4.5mm
u).
【0399】(実施例191) mp198−200℃. Anal.Calcd for C2215ClF
・4/3HO:C,49.87;H,3.3
6,N,13.22. Found:C,49.94;H,3.12;N,1
3.01. HR−FAB−:504.0683(−0.3mm
u).
【0400】(実施例192) mp>300℃. Anal.Calcd for C2315
・6/5HO:C,49.24;H,3.10,
N,12.48. Found:C,49.18;H,3.09;N,1
2.38. HR−FAB−:538.0934(−1.6mm
u).
【0401】(実施例193) mp194−196℃ HR−FAB−:538.0938(−1.2mm
u).
【0402】(実施例194) mp183−185℃. Anal.Calcd for C2318
・HO:C,54.87;H,4.00;N,1
3.91. Found:C,54.88;H,3.92;N,1
3.79. HR−FAB−:484.1262(+2.9mm
u).
【0403】(実施例195) mp198−200℃. Anal.Calcd for C2318
・3/2HO:C,52.28;H,4.01;
N,13.25. Found:C,51.97;H,3.66;N,1
3.07. HR−FAB−:500.1165(−1.6mm
u).
【0404】(実施例196) mp 235−237℃. Anal.Calcd for C2522
・3/2HO:C,55.55;H,4.66;
N,12.96. Found:C,55.64;H,4.33;N,1
2.69. HR−FAB−:512.1569(+2.4mm
u).
【0405】(実施例197) mp>300℃. Anal.Calcd for C2418
・5/3HO:C,51.52;H,3.84;
N,12.52. Found:C,51.78;H,3.74;N,1
2.13. HR−FAB−:528.1124(−0.7mm
u).
【0406】(実施例198) mp 277−279℃(分解). HR−FAB−:528.1143(+1.2mm
u).
【0407】(実施例199) mp 189−191℃. HR−FAB−:515.0917(−1.0mm
u).
【0408】(実施例200) mp195−197℃. HR−FAB−:538.0300(+0.4mm
u).
【0409】(実施例201) mp 223−225℃. Anal.Calcd for C2618
・5/4HO:C,57.41;H,3.80;
N,12.87. Found:C,57.64;H,3.69;N,1
2.49. HR−FAB−:520.1235(+0.2mm
u).
【0410】(実施例202) mp162−164℃. HR−FAB−:484.1227(−0.6mm
u).
【0411】(実施例203) mp218−220℃. HR−FAB−:476.1571(+2.5mm
u).
【0412】(実施例204) mp>300℃. HR−FAB−:450.1408(+1.9mm
u).
【0413】(実施例205) mp198−200℃. HR−FAB−:486.0858(+1.1mm
u).
【0414】(実施例206) 3,4−ジヒドロ−7−(4−(((4−エトキシカル
ボニルフェニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)イ
ミダゾール−1−イル)−3−オキソ−6−トリフルオ
ロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0415】3−(4−(((4−エトキシカルボニル
フェニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)イミダゾ
ール−1−イル)−4−トリフルオロメチル−1,2−
フェニレンジアミン(500mg,1.08mmol)
のエタノール(30ml)溶液に、ケトマロン酸ジエチ
ル(260μl,1.70mmol)を加え、3時間加
熱還流後、ケトマロン酸ジエチル(130μl,852
μmol)を追加し、更に2時間加熱還流した。反応液
を減圧濃縮して得られた残査をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ[塩化メチレン−メタノール=30:1]に
て精製することにより、黄色粉末の表題化合物を210
mg得た。収率34%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.30(3
H,t,J=7.3Hz),1.32(3H,t,J=
7.3Hz),4.20−4.32(4H,m),4.
40(2H,q,J=7.3Hz),6.61(1H,
d,J=5.4Hz),7.30(1H,s),7.5
2(2H,d,J=8.8Hz),7.78(1H,
s),7827(1H,s),7.833(2H,d,
J=8.8Hz),8.09(1H,s),8.26
(1H,s),13.26(1H,s).
【0416】(実施例207) 7−(4−(((4−カルボキシフェニル)アミノカル
ボニルアミノ)メチル)イミダゾール−1−イル)−
3、4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチ
ルキノキサリン−2−カルボン酸
【0417】実施例206の化合物(207mg,36
2μmol)のエタノール(5ml)懸濁液に、水酸化
リチウム1水和物(76.0mg,1.81mmol)
の水(5ml)溶液を加え、80℃にて2時間撹拌後、
水酸化リチウム1水和物(76.0mg,1.81mm
ol)の水(5ml)溶液を加え、更に90℃にて30
分間撹拌した。反応液を約半量まで減圧濃縮後、氷冷
下、1N塩酸にてpH2とした。析出晶を濾取し、水洗
後、風乾することにより、黄褐色粉末の表題化合物を1
55mg得た。収率76%。 mp255℃(分解). Anal.Calcd for C2215
・HCl・3/5HO:C,46.88;H,
3.08;N,14.91. Found:C,47.02;H,3.22;N,1
4.63. HR−FAB−:515.0919(−0.8mm
u).
【0418】(実施例208) 3,4−ジヒドロ−7−(4−ホルミルイミダゾール−
1−イル)−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキノ
キサリン−2−カルボン酸エチル
【0419】実施例81の化合物(1.75g,4.5
8mmol)の1,4−ジオキサン(50ml)懸濁液
に、二酸化マンガン(1.99g,22.9mmol)
を加え、24時間加熱還流後、二酸化マンガン(1.9
9g,22.9mmol)を加え、更に10時間加熱還
流した。冷後、セライトを用いて二酸化マンガンを濾去
し、溶媒を留去した。得られた残査にイソプロピルエー
テルを加え、結晶を濾取し、イソプロピルエーテルにて
洗浄後、風乾することにより、黄色粉末の表題化合物を
895mg得た。収率51%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=7.3Hz),4.38(2H,q,J=
7.3Hz),7.76(1H,s),8.11(1
H,s),8.18(1H,s),8.35(1H,
s),9.84(1H,s).
【0420】(実施例209) 7−(4−(アミノメチル)イミダゾール−1−イル)
−3−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ト
リフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
塩酸塩
【0421】実施例208の化合物(890mg,2.
34mmol)のエタノール(20ml)懸濁液に、ヒ
ドロキシルアミン塩酸塩(325mg,4.68mmo
l)および酢酸ナトリウム(384mg,4.68mm
ol)を加え、4時間加熱還流した。冷後、セライトを
用いて不溶物を濾去し、溶媒を留去した。得られた残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ[塩化メチレン−
エタノール=10:1]にて精製し、淡黄色粉末を得
た。これをエタノール(10ml)に溶解後、10%パ
ラジウム−炭素(100mg)次いで濃塩酸(0.5m
l)を加え、室温、水素気流(4気圧)下、2時間撹拌
した。セライトを用いて触媒を濾去し、溶媒を留去し
た。得られた残査に酢酸エチルを加え、結晶を濾取し、
酢酸エチルにて洗浄後、風乾することにより、淡黄色粉
末の表題化合物を556mg得た。収率57%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.18(3
H,t,J=7.3Hz),4.15(2H,q,J=
7.3Hz),4.86(1H,s),7.21(1
H,s),7.59(1H,s),7.83(1H,
s),8.20−8.40(4H,br),11.13
(1H,s). HR−FAB+:384.1255(−2.9mm
u).
【0422】(実施例210〜214)実施例209の
化合物を用い、実施例188と同様の方法により、下記
表12記載の化合物を得た。
【0423】(実施例210) mp224−226℃. HR−FAB−:471.1030(+0.1mm
u).
【0424】(実施例211) mp220−222℃. HR−FAB−:549.0111(−2.3mm
u).
【0425】(実施例212) mp21−221℃. HR−FAB−:485.1172(−1.4mm
u).
【0426】(実施例213) mp 210−212℃. HR−FAB−:501.1155(+2.1mm
u).
【0427】(実施例214) mp212−214℃. HR−FAB−:521.1146(−3.9mm
u).
【0428】(実施例215) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−((4−(N−フ
ェニルカルバモイルオキシ)メチル)イミダゾール−1
−イル)−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−
カルボン酸エチル
【0429】実施例81の化合物(200mg,523
μmol)のN、N−ジメチルホルムアミド(2ml)
溶液に、イソシアン酸フェニル(114μl,1.05
mmol)を加え、60℃にて2時間撹拌した。溶媒を
留去して得られた残査にエタノールを加え、不溶物を濾
去後、溶媒を留去した。得られた残査をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ[酢酸エチル−ヘキサン(1:1→
3:1)]にて精製することにより、黄色粉末の表題化
合物を120mg得た。収率46%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.8Hz),4.40(2H,q,J=
6.8Hz),.5.08(2H,s),6.98(1
H,t,J=7.3Hz),7.27(1H,t,J=
7.3Hz),7.53(1H,s),7.48(2
H,d,J=7.3Hz),7.78(1H,s),
7.88(1H,s),8.12(1H,s),9.7
7(1H,s),13.30(1H,brs).
【0430】(実施例216〜231)実施例215と
同様の方法により、下記表13記載の化合物を得た。
【0431】(実施例216) H−NMR(DMSO−d,δ):1.33(3
H,t,J=6.8Hz),4.40(2H,q,J=
6.8Hz),5.07(2H,s),7.12(1
H,dt,J=1.5,7.8Hz),7.37(1
H,dt,J=1.5,7.8Hz),7.51(1
H,s),7.52(1H,dd,J=1.5,7.8
Hz),7.64(1H,dd,J=1.5,7.8H
z),7.78(1H,s),7.88(1H,s),
8.13(1H,s),9.12(1H,s),13.
30(1H,brs).
【0432】(実施例217) H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.8Hz),4.40(2H,q,J=
6.8Hz),5.09(2H,s),7.18(1
H,d,J=7.3Hz),7.25(1H,t,J=
7.3Hz),7.43(1H,d,J=7.3H
z),7.54(1H,s),7.76(1H,s),
7.78(1H,s),7.88(1H,s),10.
01(1H,s),13.29(1H,brs).
【0433】(実施例218) H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.8Hz),4.40(2H,q,J=
6.8Hz),5.08(2H,s),7.46(4
H,s),7.53(1H,s),7.78(1H,
s),7.88(1H,s),8.11(1H,s),
9.95(1H,s),13.29(1H,brs).
【0434】(実施例219) H−NMR(DMSO−d,δ):1.33(3
H,t,J=6.8Hz),4.40(2H,q,J=
6.8Hz),5.08(2H,s),7.11−1.
26(3H,m),7.51(1H,s),7.60−
7.67(1H,m),7.79(1H,s),7.8
8(1H,s),8.12(1H,s),9.45(1
H,s),13.30(1H,brs).
【0435】(実施例220) H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.8Hz),4.40(2H,q,J=
6.8Hz),5.08(2H,s),7.34(1
H,d,J=8.8Hz),7.50(2H,d,J=
8.8Hz),7.53(1H,s),.7.78(1
H,s),7.88(1H,s),8.11(1H,
s),9.94(1H,s),13.28(1H,br
s).
【0436】(実施例221) H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=7.3Hz),4.39(2H,q,J=
6.8Hz),5.11(2H,s),7.22(1
H,s),7.53(2H,s),7.55(1H,
s),7.77(1H,s),7.88(1H,s),
8.09(1H,s),10.24(1H,s),1
3.32(1H,brs).
【0437】(実施例222) H−NMR(DMSO−d,δ):1.33(3
H,t,J=7.3Hz),4.40(2H,q,J=
7.3Hz),5.50(2H,s),7.45(1
H,t,J=7.8Hz),7.48(1H,s),
7.50(1H,d,J=7.8Hz),7.68(1
H,t,J=7.8Hz),7.72(1H,d,J=
7.8Hz),7.78(1H,s),7.87(1
H,s),8.11(1H,s),9.22(1H,
s),13.30(1H,brs).
【0438】(実施例223) H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.8Hz),4.40(2H,q,J=
6.8Hz),5.12(2H,s),7.54(1
H,s),7.65(2H,d,J=8.8Hz),
7.69(2H,d,J=8.8Hz),7.78(1
H,s),7.88(1H,s),8.10(1H,
s),10.23(1H,s),13.30(1H,b
rs).
【0439】(実施例224) H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=7.3Hz),2.23(3H,s),
4.40(2H,q,J=7.3Hz),5.06(2
H,s),7.07(2H,d,J=8.3Hz),
7.35(2H,d,J=8.3Hz),7.51(1
H,s),7.78(1H,s),7.87(1H,
s),8.11(1H,s),9.65(1H,s),
13.28(1H,brs).
【0440】(実施例225) H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=7.3Hz),4.39(2H,q,J=
7.3Hz),5.05(2H,s),6.86(2
H,d,J=8.8Hz),7.37(2H,d,J=
8.8Hz),7.50(1H,s),776(1H,
s),7.86(1H,s),8.07(1H,s),
9.57(1H,s),13.27(1H,brs).
【0441】(実施例226) H−NMR(DMSO−d,δ):1.17(3
H,t,J=7.3Hz),1.32(3H,t,J=
7.3Hz),3.57(2H,s),4.06(2
H,q,J=7.3Hz),4.40(2H,q,J=
7.3Hz),5.07(2H,s),7.16(2
H,d,J=8.3Hz),7.41(2H,d,J=
8.3Hz),7.52(1H,s),7.78(1
H,s),7.87(1H,s),8.11(1H,
s),9.76(1H,s),13.30(1H,br
s).
【0442】(実施例227) H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.8Hz),3.61(3H,s),
3.62(2H,s),4.40(2H,q,J=6.
8Hz),5.08(2H,s),6.89(1H,
d,J=7.3Hz),7.22(1H,t,J=7.
3Hz),7.36(1H,d,J=7.3Hz),
7.41(1H,s),7.52(1H,s),7.7
8(1H,s),7.87(1H,s),8.12(1
H,s),9.79(1H,s),13.29(1H,
brs).
【0443】(実施例228) H−NMR(DMSO−d,δ):1.31(3
H,t,J=6.8Hz),1.32(3H,t,J=
7.3Hz),4.31(2H,q,J=6.8H
z),4.40(2H,q,J=7.3Hz),5.1
0(2H,s),7.43(1H,t,J=7.8H
z),7.54(1H,s),7.59(1H,d,J
=7.8Hz),7.69(1H,d,J=7.8H
z),7.78(1H,s),7.88(1H,s),
8.12(1H,s),8.19(1H,s),10.
03(1H,s),13.30(1H,brs).
【0444】(実施例229) H−NMR(DMSO−d,δ):1.33(3
H,t,J=6.8Hz),4.40(2H,q,J=
6.8Hz),5.12(2H,s),7.46−7.
55(4H,m),7.59−7.66(1H,m),
7.74(1H,d,J=7.8Hz),7.79(1
H,s),7.88−7.98(1H,m),7.90
(1H,s),8.05−8.10(1H,m),8.
13(1H,s),9.68(1H,s),13.30
(1H,brs).
【0445】(実施例230) H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=6.8Hz),4.19(1H,s),
4.21(1H,s),4.40(2H,q,J=6.
8Hz),4.96(2H,s),7.23(2H,
d,J=7.3Hz),7.26(1H,s),731
(2H,t,J=7.3Hz),7.43(1H,
s),7.77(1H,s),7.80(1H,t,J
=7.3Hz),7.84(1H,s),8.10(1
H,s),13.26(1H,s).
【0446】(実施例231) H−NMR(DMSO−d,δ):1.03−1.
26(4H,m),1.32(3H,t,J=7.3H
z),1.49−1.79(4H,m),4.38(2
H,q,J=7.3Hz),4.90(2H,s),
7.17(1H,d,J=8.3Hz),7.41(1
H,s),7.75(1H,s),7.82(1H,
s),8.02(1H,s).
【0447】(実施例232) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−((4−(N−
(4−ピリジル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
ゾール−1−イル)−6−トリフルオロメチルキノキサ
リン−2−カルボン酸エチル
【0448】イソニコチン酸(129mg,1.05m
mol)のベンゼン(5ml)溶液に、ジフェニルリン
酸アジド(226μl,1.05mmol)およびトリ
エチルアミン(146μl,1.05mmol)を加
え、3時間加熱還流した。これに実施例81の化合物
(200mg,523μmol)のN,N−ジメチルホ
ルムアミド(1ml)溶液を加え、更に2時間加熱還流
した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。
得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ[塩
化メチレン−エタノール(30:1→7:1)]にて精
製することにより、黄色粉末の表題化合物を87.0m
g得た。収率33%。 HR−FAB−:510.1154(+1.9mm
u).
【0449】(実施例233) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−((4−(N−
(3−チエニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
ゾール−1−イル)−6−トリフルオロメチルキノキサ
リン−2−カルボン酸エチル
【0450】実施例81の化合物(200mg,523
μmol)およびチオフェン−3−カルボン酸(135
mg,1.05mmol)を用い、実施例232と同様
の方法により、橙色粉末の表題化合物を204mg得
た。収率77%。 HR−FAB−:506.0739(−0.7mm
u).
【0451】(実施例234) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−((4−(N−
(ベンゾフラン−2−イル)カルバモイルオキシ)メチ
ル)イミダゾール−1−イル)−6−トリフルオロメチ
ルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0452】実施例81の化合物(200mg,523
μmol)およびベンゾフラン−2−カルボン酸(10
2mg,628μmol)のN,N−ジメチルホルムア
ミド(5ml)溶液に、ジフェニルリン酸アジド(22
6μl,1.05mmol)およびトリエチルアミン
(146μl,1.05mmol)を加え、60℃にて
6時間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩
水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィ[酢酸エチル−ヘキサン(1:1)→酢酸エチ
ル]にて精製することにより、黄色粉末の表題化合物を
114mg得た。収率40%。 HR−FAB−:540.1104(−2.7mm
u).
【0453】(実施例235) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−((4−(N−フ
ェニルカルバモイルオキシ)メチル)イミダゾール−1
−イル)−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−
カルボン酸
【0454】実施例215の化合物(100mg,19
9μmol)のエタノール(4ml)溶液に、1N水酸
化リチウム水溶液(697μl,697μmol)次い
で水(4ml)を加え、50℃にて1.5時間撹拌し
た。冷後、氷水を加え、不溶物を濾去し、3N塩酸を用
いて酸性とした。析出晶を濾取し、水洗後風乾すること
により、黄色粉末の表題化合物を63.0mg得た。収
率64%。 mp193−195℃(分解). Anal.Calcd for C2114
・6/5HO:C,50.95;H,3.34;
N,14.15. Found:C,50.95;H,3.06;N,1
3.95. HR−FAB−:472.0885(+1.6mm
u).
【0455】(実施例236〜252)実施例235と
同様の方法により、下記表14記載の化合物を得た。
【0456】(実施例236) mp152−154℃. HR−FAB−:549.9987(+1.3mm
u).
【0457】(実施例237) mp219−221℃. Anal.Calcd for C2113BrF
・1/2HO:C,44.95;H,2.5
1;N,12.47. Found:C,44.80;H,2.28;N,1
2.21. HR−FAB−:549.9981(+0.7mm
u).
【0458】(実施例238) mp218−220℃. Anal.Calcd for C2113BrF
・1/2HO:C,44.94;H,2.5
1;N,12.47. Found:C,45.00;H,2.29;N,1
2.23. HR−FAB−:549.9969(−0.4mm
u).
【0459】(実施例239) mp184−186℃. Anal.Calcd for C2113
・1/2HO:C,50.41;H,2.82;
N,13.99. Found:C,50.11;H,2.72;N,1
3.67. HR−FAB−:490.0788(+1.4mm
u).
【0460】(実施例240) mp204−206℃. HR−FAB−:506.0497(+1,8mm
u).
【0461】(実施例241) mp204−206℃. Anal.Calcd for C211212
・6/5HO:C,44.73;H,2.
57;N,12.42. Found:C,44.91;H,2.31;N,1
2.09. HR−FAB−:540.0046(−4.4mm
u).
【0462】(実施例242) mp166−168℃. Anal.Calcd for C2213
・HO:C,47.24;H,2.70;N,1
2.52. Found:C,47.36;H,2.51;N,1
2.21. HR−FAB−:540.0732(−1.1mm
u).
【0463】(実施例243) mp194−196℃. HR−FAB−:540.0743(+0.0mm
u).
【0464】(実施例244) mp179−181℃. HR−FAB−:486.1013(−1.2mm
u).
【0465】(実施例245) mp210−212℃. Anal.Calcd for C2216
・1/2HO:C,51.57;H,3.34;
N,13.67. Found:C,51.71;H,3.13;N,1
3.43. HR−FAB−:502.0992(+1.7mm
u).
【0466】(実施例246) mp210−212℃. Anal.Calcd for C2316
・3/2HO:C,49.47;H,3.34;
N,12.54. Found:C,49.67;H,3.10;N,1
2.37. HR−FAB−:530.0942(+1.8mm
u).
【0467】(実施例247) mp196−198℃. HR−FAB−:530.0925(+0.2mm
u).
【0468】(実施例248) mp208−210℃. Anal.Calcd for C2516
・2.8HO:C,52.32;H,3.79;
N,12.20. Found:C,52.09;H,3.40;N,1
2.01. HR−FAB−:552.1044(+1.9mm
u).
【0469】(実施例249) mp165−167℃. HR−FAB−:486.1043(+1.8mm
u).
【0470】(実施例250) mp225−227℃. Anal.Calcd for C2120
・7/10HO:C,51.26;H,4.3
8;N,14.23. Found:C,51.13;H,4.16;N,1
4.04. HR−FAB−:478.1336(−0.2mm
u).
【0471】(実施例251) mp267−269℃(分解). Anal.Calcd for C1912
S・2.3HO:C,43.82;H,3.2
1;N,13.44. Found:C,43.96;H,2.89;N,1
3.07. HR−FAB−:478.0433(+0.0mm
u).
【0472】(実施例252) mp245−247℃(分解). HR−FAB−:512.0789(−2.9mm
u).
【0473】(実施例253) 7−((4−(N−(3−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチルイミダゾール−1−イル)−3,
4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリフルオロメチルキ
ノキサリン−2−カルボン酸
【0474】実施例228の化合物(180mg,31
4μmol)の酢酸(5ml)溶液に、濃塩酸(1m
l)を加え、室温にて2時間撹拌した。一夜静置後、氷
水を加え、析出晶を濾取し、水洗した。これを1N水酸
化リチウム水溶液に溶解後、不溶物を濾去し、3N塩酸
を用いてpH4とした。析出晶を濾取し、水洗後、風乾
することにより、褐色粉末の表題化合物を25.0mg
得た。収率15%。 mp215−217℃(分解). HR−FAB−:516.0778(+1.1mm
u).
【0475】(実施例254) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−((4−(N−
(4−ピリジル)カルバモイルオキシ)メチルイミダゾ
ール−1−イル)−6−トリフルオロメチルキノキサリ
ン−2−カルボン酸
【0476】実施例232の化合物(75.0mg,1
49μmol)のエタノール(2ml)溶液に、1N水
酸化リチウム水溶液(522μl,522μmol)次
いで水(2ml)を加え、50℃にて1.5時間撹拌し
た。冷後、氷水を加え、不溶物を濾去し、3N塩酸を用
いてpH4とした。これを減圧濃縮し、合成吸着剤セパ
ビーズSP850[水→水−アセトニトリル(5:
1)]にて精製後、水より再結晶することにより、淡黄
色粉末の表題化合物を5.0mg得た。収率7%。 mp254−256℃(分解). HR−FAB−:473.0844(+2.3mm
u).
【0477】(実施例255) 3,4−ジヒドロ−3−オキソ−7−((4−(N−
(4−キノリル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
ゾール−1−イル)−6−トリフルオロメチルキノキサ
リン−2−カルボン酸
【0478】キノリン−4−カルボン酸(182mg,
1.05mmol)のベンゼン(5ml)溶液に、ジフ
ェニルリン酸アジド(226μl,1.05mmol)
およびトリエチルアミン(146μl,1.05mmo
l)を加え、3時間加熱還流した。これに実施例81の
化合物(200mg,523μmol)のN,N−ジメ
チルホルムアミド(1ml)溶液を加え、更に2時間加
熱還流した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水に
て洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去
した。得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ[塩化メチレン−エタノール(30:1→7:1)]
にて精製することにより、黄色粉末の3、4−ジヒドロ
−3−オキソ−7−((4−(N−(4−キノリル)カ
ルバモイルオキシ)メチル)イミダゾール−1−イル)
−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン
酸エチルを188mg得た。収率65%。得られたエチ
ルエステル(150mg,272μmol)のエタノー
ル(3ml)溶液に、1N水酸化リチウム水溶液(95
0μl,950μmol)次いで水(3ml)を加え、
50℃にて1.5時間撹拌した。冷後、氷水を加え、不
溶物を濾取し、3N塩酸を加えて溶解後、不溶物を濾去
し、濾液を合成吸着剤セパビーズSP850[水−アセ
トニトリル(20:1→5:1)]にて精製し、水より
再結晶することにより、淡褐色粉末の表題化合物を1
0.3mg得た。収率7%。 mp239−241℃(分解). HR−FAB−:523.0975(−0.2mm
u).
【0479】(実施例256) 7−((4−(N−(4−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾール−1−イル)−
3,4−ジヒドロ−4−エチル−3−オキソ−6−トリ
フルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
【0480】実施例82(560mg,976μmo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液
に、炭酸カリウム(540mg,3.90mmol)お
よびヨードエタン(625μl,7.81mmol)を
加え、80℃にて2時間撹拌後、ヨードエタン(625
μl,7.81mmol)を加え、更に16時間撹拌し
た。溶媒を留去後、酢酸エチルを加え、更に3N塩酸を
加え酸性とした。有機層を分取し、飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去し
た。得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
[酢酸エチル−ヘキサン(1:3→5:1)]にて精製
することにより、黄色粉末の4−エチルキノキサリンエ
ステルを102mg得た。これをエタノール(2ml)
に溶解後、1N水酸化リチウム水溶液(593μl,5
93μmol)、水(2ml)を順次加え、50℃にて
1.5時間撹拌した。冷後、氷水を加え、不溶物を濾去
した。3N塩酸を加えてpH4とした後、結晶を濾取
し、水、酢酸エチルで順次洗浄後、風乾することによ
り、淡橙色粉末の表題化合物を19.0mg得た。収率
20%。 mp194−196℃. HR−FAB−:544.1055(−2.5mm
u).
【0481】(実施例257) 3−エトキシ−7−(4−((N−(4−エトキシカル
ボニルフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
ゾリル)−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エ
チル
【0482】実施例84の化合物(329mg,849
μmol)のベンゼン(30ml)溶液に、4−イソシ
アナート安息香酸エチル(325mg,1.70mmo
l)を加え、2時間加熱還流した。冷後、溶媒を留去し
て得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
[ヘキサン−酢酸エチル=1:1]に付し、黄色アモル
ファスの表題化合物を488mg得た。収率99%。 H−NMR(CDCl,δ):1.38(3H,
t,J=6.9Hz),1.46(3H,t,J=7.
3Hz),1.53(3H,t,J=6.9Hz),
4.35(2H,q,J=6.9Hz),4.55(2
H,q,J=7.3Hz),4.66(2H,q,J=
6.9Hz),5.25(2H,s),7,17(1
H,s),7.25(1H,d,J=1.0Hz),
7.47(2H,d,J=8.8Hz),7.71(1
H,d,J=1.5Hz),7.99(2H,d,J=
8.8Hz),8.15(1H,s),8.45(1
H,s).
【0483】(実施例258〜262)実施例257と
同様の方法により、下記表15記載の化合物を得た。
【0484】(実施例258) H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.67(2H,q,J=7.3Hz),5.25(2
H,s),7.11(1H,s),7.26(1H,
d,J=1.5Hz),7.33−7.42(2H,
m),7.57(1H,dt,J=8.3,1.0H
z),7.71(1H,d,J=1.5Hz),7.8
4(1H,s),8.16(1H,s),8.45(1
H,s).
【0485】(実施例259) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=6.
9Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.67(2H,q,J=6.9Hz),5.25(2
H,s),6.82−6.89(3H,m),7.71
(1H,d,J=1.5Hz),8.04−8.07
(1H,br),8.16(1H,s),8.45(1
H,s).
【0486】(実施例260) H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=6.
9Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.67(2H,q,J=6.9Hz),5.27(2
H,s),7.55(1H,s),7.71(1H,
d,J=1.5Hz),7.91(2H,s),8.1
6(1H,s),8.46(1H,s).
【0487】(実施例261) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.66(2H,q,J=7.3Hz),5.30(2
H,d,J=1.5Hz),7.13(1H,s),
7.45−7.52(3H,m),7.53(1H,d
d,J=6.9,1.5Hz),7.66(1H,d,
J=8.3Hz),7.72−7.90(3H,m),
8.16(1H,s),8.45(1H,s).
【0488】(実施例262) H−NMR(CDCl,δ):1.08−1.25
(2H,m),1.30−1.44(2H,m),1.
47(3H,t,J=7.3Hz),1.53(3H,
t,J=6.9Hz),1.55−1.60(2H,
m),1.67−1.72(2H,m),1.91−
1.95(2H,m),3.48−3.52(1H,
m),4.55(2H,q,J=7.3Hz),4.6
6(2H,q,J=7.3Hz),5.10(2H,
s),7.18(1H,d,J=1.0Hz),7.6
8(1H,d,J=1.5Hz),8.14(1H,
s),8.43(1H,s).
【0489】(実施例263) 7−(4−((N−((4−ブロモフェニル)メチル)
カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3−エ
トキシ−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エチ
【0490】実施例84の化合物(150mg,387
μmol)および4−ブロモフェニル酢酸(166m
g,774μmol)のベンゼン(12ml)溶液に、
ジフェニルリン酸アジド(167μl,774μmo
l)次いでトリエチルアミン(108μl,774μm
ol)を加え、3時間加熱還流した。冷後、溶媒を留去
して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
[ヘキサン−酢酸エチル=2:1]に付し、黄色アモル
ファスの表題化合物を121mg得た。収率52%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),4.34(2H,d,J=6.4Hz),
4.55(2H,q,J=7.3Hz),4.67(2
H,q,J=7.3Hz),5.16(2H,s),
7.17(2H,d,J=8.3Hz),7.19(1
H,s),7.45(2H,d,J=8.3Hz),
7.68(1H,s),8.14(1H,s),8.4
4(1H,s).
【0491】(実施例264〜277)実施例263と
同様の方法により、下記表16記載の化合物を得た。
【0492】(実施例264) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),4.37(2H,d,J=5.9Hz),
4.55(2H,q,J=7.3Hz),4.67(2
H,q,J=7.3Hz),5.17(2H,s),
7.18−7.24(3H,m),7.38−7.44
(2H,m),7.68(1H,d,J=1.0H
z),8,15(1H,s),8.44(1H,s).
【0493】(実施例265) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=6.
9Hz),4.46(2H,d,J=6.4Hz),
4.55(2H,q,J=7.3Hz),4.67(2
H,q,J=6,9Hz),5.15(2H,s),
5.30−5.40(1H,br),7.12−7.3
3(2H,m),7.41(1H,d,J=6.9H
z),7.54(1H,d,J=7.8Hz),7.6
8(1H,s),8.14(1H,s),8.44(1
H,s).
【0494】(実施例266) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=6.
9Hz),2.82(2H,t,J=6.9Hz),
3.47(2H,q,J=6.9Hz),4.55(2
H,q,J=7.3Hz),4.66(2H,q,J=
6.9Hz),4.85(1H,brs),5.12
(2H,s),7.17−7.22(3H,m),7.
27−7.31(2H,m),7.67(1H,d,J
=1.5Hz),8.14(1H,s),8.43(1
H,s).
【0495】(実施例267) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=6.
9Hz),2.90(6H,s),4.55(2H,
q,J=7.3Hz),4.66(2H,q,J=6.
9Hz),5.21(2H,s),6.57(1H,b
rs),6.70(2H,d,J=8.8Hz),7.
69(1H,d,J=1.0Hz),8.15(1H,
s),8.44(1H,s).
【0496】(実施例268) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=6.
9Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.67(2H,q,J=6.9Hz),5.26(2
H,s),6.63−6.69(1H,m),6.97
−7.06(2H,m),7.26(1H,d,J=
2.0Hz),7.71(1H,d,J=1.0H
z),7.90−8.10(1H,br),8.16
(1H,s),8.45(1H,s).
【0497】(実施例269) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=6.
9Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.67(2H,q,J=6.9Hz),5.28(2
H,s),7.21(2H,s),7.27(1H,
d,J=1.5Hz),7.72(1H,d,J=1.
5Hz),7.80(1H,d,J=8.8Hz),
7.83(1H,s),8.17(1H,s),8.4
5(1H,d,J=9.3Hz),8.46(1H,
s).
【0498】(実施例270) H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=7.3Hz),1.52(3H,t,J=6.
9Hz),4.54(2H,q,J=7.3Hz),
4.66(2H,q,J=6.9Hz),5.28(2
H,s),7.01(1H,s),7.27(1H,
d,J=1.0Hz),7.35−7.46(3H,
m),7.71(1H,d,J=1.0Hz),7.7
5(1H,d,J=7.3Hz),7.76(1H,
d,J=8.8Hz),7.99(1H,s),8.1
5(1H,s),8.44(1H,s).
【0499】(実施例271) H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=7.3Hz),1.52(3H,t,J=6.
9Hz),4.54(2H,q,J=7.3Hz),
4.66(2H,q,J=6.9Hz),5.25(2
H,s),7.25(1H,s),7.63(1H,b
rs),7.12−7.33(2H,m),7.74
(1H,d,J=1.5Hz),8.03(1H,d,
J=8.3Hz),8.15(1H,s),8.29
(1H,dd,J=4.9,1.5Hz),8.44
(1H,s),8.55(1H,d,J=2.4H
z).
【0500】(実施例272) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.66(2H,q,J=7.3Hz),5.30(2
H,s),7.28(1H,s),7.73(1H,
s),8.12(1H,s),8.17(1H,s),
8.23(1H,s),8.30(1H,d,J=2.
4Hz),8.46(1H,s),9.36(1H,
s).
【0501】(実施例273) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.66(2H,q,J=7.3Hz),5.33(2
H,s),7.30(1H,s),7.56(1H,
d,J=8.3Hz),7.70(1H,s),7.7
2(1H,d,J=5.4Hz),7.74(1H,
s)7.83(1H,d,J=8.3Hz),8.10
(1H,s),8.17(1H,s),8.14(1
H,d,J=4.9Hz),8.47(1H,s),
8.83(1H,d,J=5.4Hz).
【0502】(実施例274) H−NMR(CDCl,δ):1.45(3H,
t,J=7.3Hz),1.51(3H,t,J=7.
3Hz),4.53(2H,q,J=7.3Hz),
4.62(2H,q,J=7.3Hz),5.25(2
H,s),5.75(1H,S),6.74(1H,t
d,J=8.8,2.5Hz),7.00(1H,d
d,J=9.8,2.5Hz),7.11(1H,d
d,J=8.8,4.4Hz),7.25(1H,d,
J=1.0Hz),7.73(1H,s),8.11
(1H,s),8.40(1H,s),8.75(1
H,s),9.82(1H,s).
【0503】(実施例275) H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=6.9Hz),1.53(3H,t,J=6.
9Hz),4.55(2H,q,J=6.9Hz),
4.66(2H,q,J=6.9Hz),5.25(2
H,s),6.60(1H,dd,J=3.9,1.5
Hz),6.80−6.86(2H,m),7.25
(1H,s),7.52(1H,s),7.69(1
H,d,J=1.5Hz),8.15(1H,s),
8.44(1H,s).
【0504】(実施例276) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=6.
9Hz),4.55(2H,q,J=7.3Hz),
4.66(2H,q,J=6.9Hz),5.23(2
H,s),6.94(1H,dd,J=4.9,1.0
Hz),7.07(1H,s),7.20−7.24
(3H,m),7.69(1H,d,J=1.0H
z),8.15(1H,s),8.44(1H,s).
【0505】(実施例277) H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),4.54(2H,q,J=7.3Hz),
4.66(2H,q,J=7.3Hz),5.29(2
H,s),6.52(1H,bs),7.14−7.1
9(2H,m),7.32(1H,d,J=7.3H
z),7.36(1H,s),7.44(1H,d,J
=7.3Hz),7.71(1H,s),8.15(1
H,s),8.45(1H,s).
【0506】(実施例278) 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(4−エトキシ
カルボニルフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イ
ミダゾリル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−
2−カルボン酸
【0507】実施例257の化合物(488mg,84
4μmol)の酢酸(10ml)溶液に、塩酸(2.5
ml)を加え、室温にて24時間撹拌した。反応液に水
を加え、析出晶を濾取し、水洗後、風乾することによ
り、黄褐色粉末の表題化合物を372mg得た。収率8
0%。 mp207−209℃(分解). Anal.Calcd for C2318
・3/2HO:C,50.28;H,3.85;N,
15.30. Found:C,50.02;H,3.62;N,1
4.94. HR−FAB−:521.1057(−0.8mm
u).
【0508】(実施例279〜288)実施例278と
同様の方法により、下記表17記載の化合物を得た。
【0509】(実施例279) mp242−244℃(分解). HR−FAB−:474.0788(−1.0mm
u).
【0510】(実施例280) mp209−211℃(分解). Anal.Calcd for C2219
・HO:C,51.66;H,4.14;N,19.
17. Found:C,51.72;H,4.15;N,1
8.46. HR−FAB−:492.1248(−2.0mm
u).
【0511】(実施例281) mp241−243℃(分解). Anal.Calcd for C2012
・3/2HO:C,46.79;H,2.95;
N,16.37. Found:C,46.90;H,2.58;N,1
6.11. HR−FAB−:485.0650(−0.7mm
u).
【0512】(実施例282) mp217−219℃(分解). HR−FAB−:585.0613(+1.9mm
u).
【0513】(実施例283) mp224−226℃(分解). Anal.Calcd for C2416
・HO:C,55.60;H,3.50;N,16.
21. Found:C,55.67;H,3.39;N,1
5.88. HR−FAB−:499.1031(+2.9mm
u).
【0514】(実施例284) mp275−277℃(分解). Anal.Calcd for C2416
・3/4HO:C,56.09;H,3.43;N,
16.18. Found:C,56.25;H,3.36;N,1
5.94. HR−FAB−:499.1021(+1.9mm
u).
【0515】(実施例285) mp212−214℃(分解). Anal.Calcd for C2218
・1/2HO:C,54.21;H,3.93;N,
17.24. Found:C,54.22;H,3.78;N,1
7.21. HR−FAB−:477.1151(−0.8mm
u).
【0516】(実施例286) mp237−239℃(分解). Anal.Calcd for C2020
・3/4HO:C,51.12;H,4.61;N,
17.88. Found:C,51.35;H,4.62;N,1
7.44. HR−FAB−:455.1324(−2.0mm
u).
【0517】(実施例287) mp>300℃ Anal.Calcd for C1812
・HCl・3/5HO:C,43.27;H,2.8
6;N,22.43. Found:C,43.21;H,2.83;N,2
2.55. HR−FAB−:451.0753(+0.3mm
u).
【0518】(実施例288) mp>300℃ Anal.Calcd for C2315
・2HCl・3.3HO:C,43.59;H,3.
75;N,15.47. Found:C,43.25;H,3.36;N,1
5.08. HR−FAB−:500.0960(+0.5mm
u).
【0519】(実施例289) 7−(4−((N−((4−ブロモフェニル)メチル)
カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3、4
−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2
−カルボン酸
【0520】実施例263の化合物(121mg,20
2μmol)の酢酸(2.5ml)溶液に、塩酸(0.
5ml)を加え、室温にて20時間撹拌した。反応液に
水を加え、析出晶を濾去後、合成吸着剤セパビーズSP
850[水→水−アセトニトリル(20:1→2:
1)]にて精製し、黄色粉末の表題化合物を22.2m
g得た。収率20%。 mp 217−219℃(分解). Anal.Calcd for C2115BrN
・1/2HO:C,45.67;H,2.92;
N,15.22. Found:C,45.71;H,2.79;N,1
5.20. HR−FAB−:541.0099(−0.8mm
u).
【0521】(実施例290〜293)実施例289と
同様の方法により、下記表18記載の化合物を得た。
【0522】(実施例290) mp159−161℃(分解). Anal.Calcd for C2115BrN
:C,46.43;H,2.78;N,15.4
7. Found:C,46.55;H,2.87;N,1
4.92. HR−FAB−:541.0085(−2.2mm
u).
【0523】(実施例291) mp187−189℃(分解). Anal.Calcd for C2115BrN
:C,46.43;H,2.78;N,15.4
7. Found:C,46.13;H,2.80;N,1
5.34. HR−FAB−:541.0113(+0.6mm
u).
【0524】(実施例292) mp218−220℃(分解). Anal.Calcd for C2012
・2/3HO:C,48.20;H,2.68;
N,16.86. Found:C,48.40;H,2.85;N,1
6.50. HR−FAB−:485.0698(+4.1mm
u).
【0525】(実施例293) mp228−230℃(分解). Anal.Calcd for C1913
・HO:C,48.61;H,3.22;N,20.
89. Found:C,48.38;H,3.11;N,2
0.99. HR−FAB−:450.0784(−1.5mm
u).
【0526】(実施例294) 3−エトキシ−7−(4−((N−(4−エトキシカル
ボニル−2−フルオロフェニル)カルバモイルオキシ)
メチル)イミダゾリル)−6−ニトロキノキサリン−2
−カルボン酸エチル
【0527】実施例84の化合物(500mg,1.2
9mmol)の塩化メチレン(10ml)溶液に、4−
イソシアナート−3−フルオロ安息香酸エチル(541
mg,2.59mmol)を加え、室温にて2時間撹拌
した。一夜静置後、溶媒を留去し、得られた残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ[ヘキサン−酢酸エチル
(2:1→1:2)]にて精製することにより、淡黄色
粉末の表題化合物を670mg得た。収率87%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.31(3
H,t,J=6.8Hz),1.36(3H,t,J=
6.8Hz),1.43(3H,t,J=6.8H
z),4.30(2H,q,J=6.8Hz),4.4
8(2H,q,J=6.8Hz),4.62(2H,
q,J=6.8Hz),5.14(2H,s),7.6
2(1H,s),7.70(1H,d,J=11.2H
z),7.77(1H,d,J=8.3Hz),8.0
0(1H,t,J=8.3Hz),8.46(1H,
s),8.66(1H,s),9.93(1H,s).
【0528】(実施例295) 3−エトキシ−7−(4−((N−(5−エトキシカル
ボニル−2−フルオロフェニル)カルバモイルオキシ)
メチル)イミダゾリル)−6−ニトロキノキサリン−2
−カルボン酸エチル
【0529】実施例84の化合物(200mg,516
μmol)を用い、実施例294と同様の方法により、
淡黄色粉末の表題化合物を249mg得た。収率81
%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.31(3
H,t,J=7.3Hz),1.36(3H,t,J=
7.3Hz),1.43(3H,t,J=7.3H
z),4.31(2H,q,J=7.3Hz),4.4
8(2H,q,J=7.3Hz),4.62(2H,
q,J=7.3Hz),5.12(2H,s),7.3
7(1H,t,J=9.3Hz),7.62(1H,
s),7.71−7.75(1H,m),8.06(1
H,s),8.38(1H,d,J=5.9Hz),
8.46(1H,s),8.66(1H,s),9.7
4(1H,s).
【0530】(実施例296) 3−エトキシ−7−(4−((N−(2−エトキシカル
ボニルフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
ゾリル)−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン酸エ
チル
【0531】実施例84の化合物(200mg,516
μmol)を用い、実施例294と同様の方法により、
淡黄色粉末の表題化合物を199mg得た。収率67
%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.32(3
H,t,J=7.3Hz),1.37(3H,t,J=
7.3Hz),1.43(1H,t,J=7.3H
z),4.32(2H,q,J=7.3Hz),4.4
8(2H,q,J=7.3Hz),4.62(2H,
q,J=7.3Hz),5.12(2H,s),7.1
6(1H,t,J=8.8Hz),7.625(1H,
s),7.634(1H,t,J=8.8Hz),7.
95(1H,d,J=8.8Hz),8.05(1H,
s),8.18(1H,d,J=8.8Hz),8.4
9(1H,s),8.66(1H,s),10.33
(1H,s).
【0532】(実施例297) 7−(4−((N−(4−カルボキシ−2−フルオロフ
ェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)
−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサ
リン−2−カルボン酸
【0533】実施例294の化合物(670mg,1.
12mmol)のエタノール(50ml)懸濁液に、1
N水酸化ナトリウム水溶液(3.37ml,3.37m
mol)次いで水(1ml)を加え、アルゴン気流下、
1時間加熱還流した。冷後、47%臭化水素酸(16m
l)を加え、室温にて24時間撹拌した。反応液を減圧
濃縮し、水洗後、風乾することにより、褐色粉末の表題
化合物を254mg得た。収率44%。 mp250−252℃(分解). HR−FAB−:511.0683(+3.3mm
u).
【0534】(実施例298) 7−(4−((N−(5−カルボキシ−2−フルオロフ
ェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダゾリル)
−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサ
リン−2−カルボン酸
【0535】実施例295の化合物(100mg,16
8μmol)を用い、実施例297と同様の方法によ
り、褐色粉末の表題化合物を28.0mg得た。収率3
3%。 mp>300℃. HR−FAB−:511.0633(−1.7mm
u).
【0536】(実施例299) 7−(4−((N−(2−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)−3,4−ジヒ
ドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−カル
ボン酸
【0537】実施例296の化合物(97.0mg,1
97μmol)を用い、実施例297と同様の方法によ
り、褐色粉末の表題化合物を81.0mg得た。収率定
量的。 mp 216−218℃(分解). HR−FAB−:493.0752(+0.8mm
u).
【0538】(実施例300) 3,4−ジヒドロ−7−(4−((N−(2−エトキシ
カルボニルフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イ
ミダゾリル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−
2−カルボン酸
【0539】実施例296の化合物(197mg,34
1μmol)の酢酸(5ml)溶液に、濃塩酸(1m
l)を加え、室温にて4時間撹拌後、一夜静置した。反
応液を減圧濃縮し、水洗後、風乾することにより、褐色
粉末の表題化合物を17.0mg得た。収率10%。 mp182−184℃(分解). HR−FAB−:521.1070(+1.3mm
u).
【0540】(実施例301) 3−エトキシ−7−(4−(2−ヒドロキシエチル)イ
ミダゾリル)−6−ニトロキノキサリン−2−カルボン
酸エチル
【0541】実施例139の化合物(309mg,99
9μmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(10m
l)溶液に、4−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾー
ル(270mg,2.41mmol)、トリエチルアミ
ン(1ml)を順次加え、120℃にて15時間撹拌し
た。反応液を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィ[塩化メチレン→塩化メチレン−メタノール(1
0:1)]にて精製することにより、黄褐色粉末の表題
化合物を114mg得た。収率28%。 H−NMR(CDCl,δ):1.47(3H,
t,J=6.8Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),2.81(1H,d,J=4.4Hz),
2.87−2.92(2H,m),3.97(2H,
t,J=5.9Hz),4.55(2H,q,J=6.
8Hz),4.66(2H,q,J=7.3Hz),
6.94(1H,d,J=1.0Hz),7.66(1
H,d,J=1.0Hz),8.15(1H,s),
8.42(1H,s).
【0542】(実施例302) 7−(4−(2−(N−(4−カルボキシフェニル)カ
ルバモイルオキシ)エチル)イミダゾリル)−3,4−
ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2−
カルボン酸
【0543】実施例301の化合物(110mg,27
4μmol)のアセトニトリル(5ml)溶液に、4−
イソシアナート安息香酸エチル(57.0mg,298
μmol)を加え、一夜静置した。反応液を減圧濃縮し
て得られた残査を、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
[塩化メチレン→塩化メチレン−メタノール(50:
1)]にて精製した。これを酢酸−濃塩酸(5:1,6
ml)に溶解し、80℃にて20分間撹拌後、室温にて
一夜静置した。反応液を減圧濃縮して得られた残査を水
酸化リチウム1水和物(60.0mg,1.43mmo
l)の水(1ml)溶液に懸濁後、メタノール(5m
l)を加えて溶解し、50℃にて2時間撹拌した。反応
液を減圧濃縮して得られた残査に1N塩酸を加え、pH
2とし、再度減圧濃縮した。得られた残査に水を加え、
結晶を濾取し、水、酢酸エチルで順次洗浄後、風乾する
ことにより、黄褐色粉末の表題化合物を70.5mg得
た。収率51%。 mp>300℃. HR−FAB−:507.0902(+0.1mm
u).
【0544】(実施例303) 7−(4−(カルボキシメチル)イミダゾリル)−3,
4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−
2−カルボン酸
【0545】実施例139の化合物(450mg,1.
46mmol)およびイミダゾール−4−酢酸メチル
(617mg,4.40mmol)のアセトニトリル
(5ml)溶液を、封管中、110℃にて15時間撹拌
した。反応液を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィ [塩化メチレン]にて精製した。これを酢酸
−濃塩酸(5:1,3ml)に溶解し、一夜静置した。
反応液を減圧濃縮して得られた残査をメタノールに溶解
後、水酸化リチウム1水和物(119mg,2.84m
mol)の水(1ml)溶液を加え、一夜静置した。反
応液を減圧濃縮して得られた残査に0.5N塩酸を加
え、酸性とし、再度減圧濃縮した。得られた残査に水を
加え、結晶を濾取し、水、酢酸エチルで順次洗浄後、風
乾することにより、赤褐色粉末の表題化合物を149m
g得た。収率27%。 mp>300℃. Anal.Calcd for C14
O:C,44.57;H,2.94;N,18.5
6. Found:C,44.64;H,3.11;N,1
8.64. HR−FAB−:358.0425(+0.2mm
u).
【0546】(実施例304) 3,4−ジヒドロ−7−(4−(ヒドロキシメチル)イ
ミダゾリル)−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−
2−カルボン酸
【0547】実施例115の化合物(200mg,40
5μmol)に1N水酸化リチウム水溶液(5ml)を
加え、80℃にて2時間撹拌した。冷後、濃塩酸を用い
て、酸性とし、不溶物を濾去後、合成吸着剤セパビーズ
SP850[水−アセトニトリル=20:1]にて精製
し、橙色粉末の表題化合物を57.8mg得た。収率4
3%。 mp240−242℃(分解). HR−FAB−:330.0458(−1.7mm
u).
【0548】(実施例305) 3−エトキシ−7−(3−((N−(4−エトキシカル
ボニルフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)−4−
ピリドン−1−イル)−6−ニトロキノキサリン−2−
カルボン酸エチル
【0549】実施例120の化合物(500mg,1.
21mmol)のベンゼン(30ml)溶液に4−イソ
シアナート安息香酸エチル(463mg,2.42mm
ol)を加え、2時間加熱還流した。冷後、析出晶を濾
取し、ベンゼンにて洗浄後、風乾することにより、黄色
粉末の表題化合物を692mg得た。収率94%。 H−NMR(CDCl,δ):1.37(3H,
t,J=7.3Hz),1.47(3H,t,J=7.
3Hz),1.54(1H,t,J=6.9Hz),
4.34(2H,q,J=7.3Hz),4.55(2
H,q,J=7.3Hz),4.68(2H,q,J=
6.9Hz),5.15(2H,s),6.56(1
H,d,J=7.8Hz),7.39(1H,dd,J
=7.8,2.5Hz),7.43(2H,d,J=
8.8Hz),7.71(1H,d,J=2.5H
z),7.97(2H,d,J=8.8Hz),8.2
2(1H,s),8.57(1H,s).
【0550】(実施例306) 7−(3−((N−(4−エトキシカルボニルフェニ
ル)カルバモイルオキシ)メチル)−4−ピリドン−1
−イル)−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ
キノキサリン−2−カルボン酸
【0551】実施例305の化合物(692mg,1.
14mmol)の酢酸(12ml)溶液に、濃塩酸(3
ml)を加え、室温にて18時間撹拌した。反応液に水
を加え、析出晶を濾取し、水洗後、風乾することによ
り、黄色粉末の表題化合物を548mg得た。収率86
%。 mp201−203℃(分解). Anal.Calcd for C2519
10・1/2HO:C,53.78;H,3.61;
N,12.54 Found:C,53.82;H,3.69;N,1
2.60. HR−FAB−:548.1053(−0.1mm
u).
【0552】(実施例307) 7−(3−((N−(4−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)−4−ピリドン−1−イル)−
3、4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリ
ン−2−カルボン酸
【0553】実施例306の化合物(383mg,69
7μmol)の水(4ml)懸濁液に、1N水酸化リチ
ウム水溶液(6.97ml,6.97mmol)を加
え、室温にて3時間撹拌した。反応液を合成吸着剤セパ
ビーズSP850[水−アセトニトリル=20:1]に
て精製後、水を加え、濃塩酸にてpH2とした。析出晶
を濾取し、水洗後、風乾することにより、黄色粉末の表
題化合物を253mg得た。収率65%。 mp 231−233℃(分解). Anal.Calcd for C2315
10・2HO:C,49.56;H,3.44;N,
12.56. Found:C,49.32;H,3.41;N,1
2.47. HR−FAB−:520.0740(+0.0mm
u).
【0554】(実施例308) 3−エトキシ−7−((4−ヒドロキシメチル)イミダ
ゾール−1−イル)メチル−6−ニトロキノキサリン−
2−カルボン酸エチル
【0555】3−エトキシ−7−メチル−6−ニトロキ
ノキサリン−2−カルボン酸エチル(2.00g,6.
55mmol)の四塩化炭素(200ml)溶液に、N
−ブロモスクシイミド(3.51g,19.7mmo
l)を加え、80℃に昇温した。 反応液に2、2’−
アゾビスイソブチロニトリル(215mg,1.31m
mol)を加え、6時間加熱還流した。冷後、不溶物を
濾去し、溶媒を留去した。得られた残査をアセトニトリ
ル(50ml)に溶解後、4−(ヒドロキシメチル)イ
ミダゾール塩酸塩(2.21g,16.4mmol)次
いでトリエチルアミン(2.28ml,16.4mmo
l)を加え、6時間加熱還流した。反応液を減圧留去
し、得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
[酢酸エチル]にて精製することにより、黄白色粉末
の表題化合物を293mg得た。収率11%。 H−NMR(CDCl,δ):1.44(3H,
t,J=7.3Hz),1.50(3H,t,J=7.
3Hz),4.51(2H,q,J=7.3Hz),
4.55(2H,s),4.63(2H,q,J=7.
3Hz),5.77(2H,s),7.11(1H,
s),7.41(1H,s),7.58(1H,s),
8.63(1H,s).
【0556】(実施例309) 3−エトキシ−7−(4−((N−(4−エトキシカル
ボニルフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
ゾリル)メチル−6−ニトロキノキサリン−2−カルボ
ン酸エチル
【0557】実施例308の化合物(40.1mg,1
00μmol)を用い、実施例257と同様の方法によ
り、淡褐色粉末の表題化合物を49.2mg得た。収率
83%。 H−NMR(CDCl,δ):1.39(3H,
t,J=7.3Hz),1.435(3H,t,J=
6.9Hz),1.439(3H,t,J=7.3H
z),4.35(2H,q,J=7.3Hz),4.4
4(2H,q,J=6.9Hz),4.49(2H,
q,J=7.3Hz),5.17(2H,s),5.7
6(2H,s),6.70−6.90(1H,br),
7.05(2H,d,J=8.3Hz),7.31(1
H,s),7.34(1H,s),7.70(1H,
s),7.85(2H,d,J=8.8Hz),8.4
7(1H,s).
【0558】(実施例310) 3−エトキシ−7−(4−((N−(3−エトキシカル
ボニルフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
ゾリル)メチル−6−ニトロキノキサリン−2−カルボ
ン酸エチル
【0559】実施例308の化合物(253mg,63
0μmol)を用い、実施例257と同様の方法によ
り、淡褐色粉末の表題化合物を314mg得た。収率8
4%。H−NMR(DMSO−d,δ):1.32
(3H,t,J=6.8Hz),1.33(3H,t,
J=7.3Hz),1.35(3H,t,J=6.9H
z),4.30(2H,q,J=6.8Hz),4.3
7(2H,q,J=7.3Hz),4.38(2H,
q,J=6.9Hz),5.20(2H,s),5.8
5(2H,s),6.88(1H,s),7.16−.
7.22(2H,m),7.25(1H,s),7.4
7(1H,d,J=6.9Hz),7.57(1H,
s),7.93(1H,s),8.29(1H,s),
9.24(1H,s).
【0560】(実施例311) 7−(4−((N−(3−カルボキシフェニル)カルバ
モイルオキシ)メチル)イミダゾリル)メチル−3,4
−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソキノキサリン−2
−カルボン酸
【0561】実施例310の化合物(314mg,53
0μmol)の酢酸(4ml)溶液に、濃塩酸(1m
l)を加え、室温にて3日間静置した。反応液に水を加
え、析出晶を濾取し、水洗後、風乾した。これに1N水
酸化ナトリウム水溶液(5.30ml,5.30mmo
l)を加え、室温にて6時間撹拌した。不溶物を濾去
後、濃塩酸にてpH2とした。析出晶を濾取し、水洗
後、風乾することにより、黄褐色粉末の表題化合物を3
0.5mg得た。収率11%。 mp229−231℃(分解). HR−FAB−:507.0923(+2.2mm
u).
【0562】(実施例312) 3−エトキシ−6−ニトロ−7−(3−((フェニルア
ミノカルボニルアミノ)メチル)ピロリジン−1−イ
ル)キノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0563】実施例139の化合物(1.00g,3.
23mmol)のアセトニトリル(16ml)溶液に、
3−(アミノメチル)ピロリジン(647mg,6.4
6mmol)を加え、2時間加熱還流した。反応液を減
圧濃縮して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィ[塩化メチレン−メタノール=20:1]にて精
製し、暗赤色アモルファスを得た。これを塩化メチレン
(10ml)に溶解し、イソシアン酸フェニル(219
μl,2.01mmol)を加え、室温にて2時間撹拌
した。反応液を減圧濃縮して得られた残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ[ヘキサン−酢酸エチル=1:
1]にて精製することにより、赤色粉末の表題化合物を
401mg得た。収率24%。 H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=6.9Hz),1.47(3H,t,J=6.
8Hz),1.70−1.90(1H,m),2.00
−2.20(1H,m),2.50−2.70(1H,
m),3.05−3.15(1H,m),3.20−
3.50(5H,m),4.53(2H,q,J=6.
9Hz),4.54(2H,q,J=6.8Hz),
5.10−5.30(1H,br),6.60−6.7
0(1H,br),7.00−7.10(1H,m),
7.31(4H,d,J=4.4Hz),7.38(1
H,s),8.09(1H,s).
【0564】(実施例313) 3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ−7−(3
−((フェニルアミノカルボニルアミノ)メチル)ピロ
リジン−1−イル)キノキサリン−2−カルボン酸
【0565】実施例312の化合物(401mg,78
9μmol)の酢酸(4ml)溶液に、濃塩酸(1m
l)を加え、室温にて22時間撹拌した。反応液を減圧
濃縮後、水(20ml)を加え、1N水酸化ナトリウム
水溶液を用いてpH9とした。これを酢酸エチルで洗浄
後、濃塩酸にてpH2とした。析出晶を濾取し、水洗
後、風乾することにより、暗褐色粉末の表題化合物を4
2.0mg得た。収率12%。 mp>300℃ HR−FAB−:451.1378(+1.2mm
u).
【0566】(参考例1) 3−エトキシ−7−ニトロ−6−トリフルオロメチルキ
ノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0567】3、4−ジヒドロ−3−オキソ−6−トリ
フルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
(500mg,1.75mmol)の濃硫酸(5ml)
溶液に、40℃にて硝酸カリウム(354mg,3.5
0mmol)を加え、同温度にて3時間攪拌した。反応
液を氷水(100ml)に注ぎ、酢酸エチルにて抽出
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去した。
得られた残査に酸化銀(I)(811mg,3.50m
mol)を加え、トルエン(10ml)に懸濁後、10
0℃にてヨードエタン(280μl,3.50mmo
l)を滴下し、2時間加熱還流した。冷後、セライトを
用いて、不溶物を濾去し、溶媒を留去した。得られた残
査をシリカゲルクロマトグラフィ[ヘキサン−酢酸エチ
ル=8:1]に付し、黄褐色油状物の表題化合物を25
5mg得た。収率41%。 H−NMR(CDCl,δ):1.48(3H,
t,J=7.3Hz),1.53(3H,t,J=7.
3Hz),4.56(2H,q,J=7.3Hz),
4.68(2H,d,J=7.3Hz),8.32(1
H,s),8.67(1H,s).
【0568】(参考例2) 7−アミノ−1,2−ジヒドロ−3−エトキシ−6−ト
リフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸エチル
【0569】参考例1の化合物(4.98g,13.9
mmol)のエタノール(100ml)溶液に、10%
パラジウム−炭素(500mg)を加え、室温、水素気
流下、3時間攪拌した。セライトを用いて触媒を濾去
後、溶媒を留去することにより、黄色粉末の表題化合物
を4.01g得た。収率87%。 H−NMR(CDCl,δ):1.25(3H,
t,J=7.3Hz),1.36(3H,t,J=7.
3Hz),3.98(2H,brs),4.18(2
H,q,J=7.3Hz),4.31−4.44(2
H,m),4.49(1H,d,J=1.5Hz),
4.65(1H,brs),6.01(1H,s),
7.18(1H,s).
【0570】(参考例3) 7−アミノ−3−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボ
ン酸エチル
【0571】参考例2の化合物(3.51g,10.6
mmol)のエタノール(35ml)溶液に、濃塩酸
(7ml)を加え、室温にて20時間攪拌した。溶媒を
留去後、水を加え、酢酸エチルにて抽出した。無水硫酸
ナトリウムに乾燥後、溶媒を留去することにより、淡褐
色粉末の表題化合物を2.69g得た。収率84%。 H−NMR(DMSO−d,δ):1.16(3
H,t,J=7.3Hz),4.07−4.13(2
H,m),4.53(1H,d,J=2.0Hz),
5.10(2H,brs),6.18(1H,s),
6.70(1H,s),7.04(1H,d,J=1.
5Hz),10.36(1H,s).
【0572】(参考例4) 5−アセトアミド−2−((4−ヒドロキシメチル)イ
ミダゾール−1−イル)−4−ニトロベンゾトリフルオ
リド
【0573】5−アセトアミド−2−フルオロ−4−ニ
トロベンゾトリフルオリド(2.00g,7.51mm
ol)のアセトニトリル(40ml)溶液に、(4−ヒ
ドロキシメチル)イミダゾール塩酸塩(5.07g,3
7,6mmol)次いでトリチルアミン(10ml)を
加え、封管中120℃にて24時間攪拌した。冷後、反
応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を留去した。得られた
残査をシリカゲルクロマトグラフィ[塩化メチレン−メ
タノール(50:1→20:1)]に付し、淡黄色粉末
の表題化合物を198mg得た。収率8%。 H−NMR(DMSO−d,δ):2.12(3
H,s),4.41(2H,d,J=5.9Hz),
5.02(1H,t,J=5.9Hz),7.26(1
H,s),7.79(1H,s),8.13(1H,
s),8.14(1H,s),10.69(1H,
s).
【0574】(参考例5) 5−アミノ−2−((4−ヒドロキシメチル)イミダゾ
ール−1−イル)−4−ニトロベンゾトリフルオリド
【0575】参考例4の化合物(17.0mg,59.
2μmol)に4N塩酸(1ml)を加え、3時間加熱
還流した。反応液を減圧濃縮し、得られた残査を水洗
後、風乾することにより、黄色粉末の表題化合物を1
2.0mg得た。収率83%。 H−NMR(DMSO−d,δ):4.39(2
H,d,J=5.4Hz),4.96(1H,t,J=
5.4Hz),7.12(1H,s),7.60(1
H,s),7.66(2H,s),7.95(1H,
s),8.00(1H,s).
【0576】(参考例6) 4,5−ジアミノ−2−((4−ヒドロキシメチル)イ
ミダゾール−1−イル)ベンゾトリフルオリド
【0577】参考例5の化合物(220mg,728μ
mol)のエタノール(5ml)溶液に、10%パラジ
ウム−炭素(20.0mg)を加え、室温、水素気流下
3時間攪拌した。触媒を濾去し、溶媒を留去することに
より、淡橙色粉末の表題化合物を200mg得た。収率
定量的。 H−NMR(DMSO−d,δ):4.37(2
H,d,J=5.9Hz),4.89(1H,t,J=
5.9Hz),5.13(2H,s),5.42(2
H,s),6.45(1H,s),6.87(1H,
s),6.99(1H,s),7.52(1H,s).
【0578】(参考例7) 3−エトキシ−7−フルオロ−6−メチルチオキノキサ
リン−2−カルボン酸エチル
【0579】実施例139の化合物(1.00g,3.
23mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10
ml)溶液に室温下、メチルメルカプタンナトリウム
(249mg,3.55mmol)を加え、50℃にて
8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽
出し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ[ヘキサン−酢酸エチル=4:1]にて精製すること
により、黄色粉末の表題化合物を450mg得た。収率
45%。 H−NMR(CDCl,δ):1.46(3H,
t,J=6.9Hz),1.49(3H,t,J=6.
9Hz),2.62(3H,s),4.51(2H,
q,J=6.9Hz),4.57(2H,q,J=6.
9Hz),7.51(1H,d,J=7.3Hz),
7.68(1H,d,J=10.3Hz).
【0580】(生物活性) AMPA受容体に対する結合実験
【0581】ラット大脳皮質から調製した粗シナプトソ
ーム膜標品にAMPA受容体に選択的に結合する
H]−AMPA(最終濃度:5nM)、チオシアン
酸カリウム(最終濃度:100mM)及び被験化合物を
加え、0℃で30分間インキュベートした。吸引濾過に
より反応停止後、フィルター上の放射活性を液体シンチ
レーションカウンターで測定した。[H]−AMPA
の特異的結合量はグルタミン酸(0.1mM)存在下で
の非特異的結合量を総結合量から差し引くことにより求
めた。被験化合物非存在下における[H]−AMPA
結合を100とし、50%低下させる化合物の濃度(I
50値)を求め、これをKi値に変換して各化合物の
AMPA受容体への結合能を算出した。(Eur.J.
Pharmacol.,1993.,246,195−
204)
【0582】
【0583】
【発明の効果】上記結果から、本発明6,7−非対称ジ
置換キノキサリンカルボン酸誘導体は優れた興奮性アミ
ノ酸受容体、特に、non−NMDA受容体のAMPA
受容体拮抗作用を有する新規化合物である。これら本発
明化合物では、神経細胞死を引き起こす興奮性アミノ酸
のAMPA受容体への結合を阻害することから前記した
興奮性アミノ酸による脳神経細胞障害等の治療に有効で
あり、又、NMDA受容体拮抗作用を有する薬物が有す
る副作用を発現しない有用な化合物といえる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/506 A61K 31/505 601 31/5377 31/535 606 C07D 401/04 235 C07D 401/04 235 241 241 401/06 241 401/06 241 401/14 233 401/14 233 403/04 207 403/04 207 209 209 233 233 403/06 209 403/06 209 403/12 239 403/12 239 403/14 209 403/14 209 233 233 405/14 233 405/14 233 409/14 233 409/14 233 (72)発明者 浅野 純 埼玉県北葛飾郡杉戸町下高野696−1 (72)発明者 安楽 剛 茨城県古河市松並町1−28−4−202 (72)発明者 福地 一典 埼玉県羽生市弥勒960 (72)発明者 雨田 淳一郎 長野県岡谷市川岸中2−7−6 (72)発明者 安藤 尚基 栃木県下都賀郡野木町友沼5932−B−202 Fターム(参考) 4C063 AA01 AA03 BB02 BB03 BB07 BB09 CC34 CC76 CC92 DD03 DD04 DD07 DD10 DD12 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 GA02 GA04 GA07 GA12 MA01 MA04 NA14 ZA02 ZA06 ZA15 ZA16 ZB21 ZC42

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) [式中Qはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、又は一般式(2) (式中Arは置換基を1個以上有してもよいフェニル
    基、ナフチル基を表し、Pは低級アルキレン、低級アル
    ケニレン、低級アルキニレン、酸素、硫黄原子を表
    す)、又は一般式(3) (式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
    6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
    上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原子、水酸
    基、チオール基、置換されてもよいアミノ基、低級アル
    コキシカルボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、
    又は一般式(4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
    は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
    基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
    環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
    を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
    環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
    てもよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環
    (これらは、複素環、縮合環上に置換基を1個以上有し
    てもよい)を表し、mは0又は1を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン、低級
    アルキニレンを表す)、又は一般式(5) (式中R及びRは同一又は相異なって水素原子、ハ
    ロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状ア
    ルキル基、置換基を1個以上有してもよいフェニル基、
    置換基を1個以上有してもよいアラルキル基を表す)を
    表し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表し、 Rはニトロ基、トリフルオロメチル基、置換されてもよ
    いアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ置換キ
    ノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩。
  2. 【請求項2】一般式(1) [式中Qはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、又は一般式(2) (式中Arは置換基を1個以上有してもよいフェニル
    基、ナフチル基を表し、Pは低級アルキレン、低級アル
    ケニレン、低級アルキニレン、酸素、硫黄原子を表
    す)、又は一般式(5) (式中R及びRは同一又は相異なって水素原子、ハ
    ロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状ア
    ルキル基、置換基を1個以上有してもよいフェニル基、
    置換基を1個以上有してもよいアラルキル基を表す)を
    表し、 Rはニトロ基、トリフルオロメチル基、置換されてもよ
    いアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表し、 Rはアラキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若し
    くは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複
    素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原子、
    ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状
    アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ
    置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩。
  3. 【請求項3】一般式(1−a) [式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
    6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
    上に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、チオー
    ル基、置換されてもよいアミノ基、低級アルコキシカル
    ボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、又は一般式
    (4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
    は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
    基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
    環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
    を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
    環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
    てもよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環
    (これらは、複素環、縮合環上に置換基を1個以上有し
    てもよい)を表し、mは0又は1を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレンを表
    し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ
    置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩。
  4. 【請求項4】一般式(1−b) [式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
    6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
    上に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、チオー
    ル基、置換されてもよいアミノ基、低級アルコキシカル
    ボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、又は一般式
    (4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
    は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
    基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
    環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
    を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
    環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
    てもよい飽和若しくは不飽和の複素環(これらは、複素
    環、縮合環上に置換基を1個以上有してもよい)を表
    し、mは0又は1を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレンを表
    し、 Rはニトロ基、置換されてもよいアミノ基、又は一般式
    (7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ
    置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩。
  5. 【請求項5】一般式(8) [式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
    6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
    上に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、チオー
    ル基、置換されてもよいアミノ基、低級アルコキシカル
    ボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、又は一般式
    (4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)又は
    一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
    基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
    環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
    を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレンを表
    し、 Rはニトロ基、トリフルオロメチル基、置換されてもよ
    いアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表し、 Yは窒素原子、=CH− を表し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ
    置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩。
  6. 【請求項6】一般式(8) [式中Vが単結合、低級アルキレンを表し、 Aが単結合、低級アルキレンを表し、 Yは窒素原子、=CH− を表し、 Rがニトロ基、トリフルオロメチル基、置換されてもよ
    いアミノ基を表し、 Rが水素原子を表し、 Rが水酸基、低級アルコキシ基を表す]で表される請
    求項5記載の6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボ
    ン酸誘導体とその付加塩。
  7. 【請求項7】一般式(9) [式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
    6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
    上に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、チオー
    ル基、置換されてもよいアミノ基、低級アルコキシカル
    ボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、又は一般式
    (4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
    は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
    基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
    環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
    を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレンを表
    し、 Rはニトロ基、トリフルオロメチル基、置換されてもよ
    いアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表す]で表される請求項1記載の
    6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体と
    その付加塩。
  8. 【請求項8】一般式(9) [式中Vが単結合、低級アルキレンを表し、 Aが単結合、低級アルキレンを表し、 Rがニトロ基、トリフルオロメチル基、置換されてもよ
    いアミノ基を表し、 Rが水素原子を表し、 Rが水酸基、低級アルコキシ基を表す]で表される請
    求項7記載の6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボ
    ン酸誘導体とその付加塩。
  9. 【請求項9】化合物が7−(3−(((4−カルボキシ
    フェニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)ピロール
    −1−イル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−6−ト
    リフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸である
    請求項1記載の6,7−非対称ジ置換キノキサリンカル
    ボン酸誘導体とその付加塩。
  10. 【請求項10】化合物が7−(4−(((4−カルボキ
    シフェニル)アミノカルボニルアミノ)メチル)イミダ
    ゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−
    6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
    である請求項1記載の6,7−非対称ジ置換キノキサリ
    ンカルボン酸誘導体とその付加塩。
  11. 【請求項11】化合物が7−(4−((N−(4−カル
    ボキシフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
    ゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−
    6−トリフルオロメチルキノキサリン−2−カルボン酸
    である請求項1記載の6,7−非対称ジ置換キノキサリ
    ンカルボン酸誘導体とその付加塩。
  12. 【請求項12】化合物が7−(4−((N−(4−カル
    ボキシフェニル)カルバモイルオキシ)メチル)イミダ
    ゾリル)−3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−3−オキソ
    キノキサリン−2−カルボン酸である請求項1記載の
    6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体と
    その付加塩。
  13. 【請求項13】一般式(10) [式中Qはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、又は一般式(2) (式中Arは置換基を1個以上有してもよいフェニル
    基、ナフチル基を表し、Pは低級アルキレン、低級アル
    ケニレン、低級アルキニレン、酸素、硫黄原子を表
    す)、又は一般式(3) (式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tはフェニル基、ナフチル基、5員若しくは6
    員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水素原子、水酸
    基、チオール基、置換されてもよいアミノ基、低級アル
    コキシルカルボニル基、カルボキシル基、アルデヒド
    基、又は一般式(4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
    は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
    基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
    環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
    を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
    環Bは酸素、窒素、硫黄原子を更に1又は2個含有して
    もよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環(こ
    れらは、複素環、縮合環上に置換基を1個以上有しても
    よい)を表し、mは0又は1を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレンを表
    す)、又は一般式(5) (式中R及びRは同一又は相異なって水素原子、ハ
    ロゲン置換されてもよい低級アルキル基、環状アルキル
    基、置換基を1個以上有してもよいフェニル基、置換基
    を1個以上有してもよいアラルキル基を表す)を表し、 Rはニトロ基、トリフルオロメチル基、置換されてもよ
    いアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表し、R12はハロゲン原子で置換
    されてもよい低級アルキル基、置換基を1個以上有して
    もよいアラルキル基を表す]で表される請求項1記載の
    6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体と
    その付加塩を製造するための合成中間体。
  14. 【請求項14】一般式(11) [式中Qはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、又は一般式(2) (式中Arは置換基を1個以上有してもよいフェニル
    基、ナフチル基を表し、Pは低級アルキレン、低級アル
    ケニレン、低級アルキニレン、酸素、硫黄原子を表
    す)、又は一般式(3) (式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
    6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
    上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原子、水酸
    基、チオール基、置換されてもよいアミノ基、低級アル
    コキシカルボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、
    又は一般式(4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
    は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
    基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
    環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
    を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
    環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
    てもよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環
    (これらは、複素環、縮合環上に置換基を1個以上有し
    てもよい)を表し、mは0又は1を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン、低級
    アルキニレン、を表す)、又は一般式(5) (式中R及びRは同一又は相異なって水素原子、ハ
    ロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状ア
    ルキル基、置換基を1個以上有してもよいフェニル基、
    置換基を1個以上有してもよいアラルキル基を表す)を
    表し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表しRはニトロ基、トリフルオロメ
    チル基、置換されてもよいアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表す]で表される請求項1記載の6,7−
    非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加
    塩を製造するための合成中間体。
  15. 【請求項15】一般式(1) [式中Qはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、又は一般式(2) (式中Arは置換基を1個以上有してもよいフェニル
    基、ナフチル基を表し、Pは低級アルキレン、低級アル
    ケニレン、低級アルキニレン、酸素、硫黄原子を表
    す)、又は一般式(3) (式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tは、水素原子、フェニル基、ナフチル基、5
    員若しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香
    環、複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水酸
    基、チオール基、置換されてもよいアミノ基、低級アル
    コキシカルボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、
    又は一般式(4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
    は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
    基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
    環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
    を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
    環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
    てもよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環
    (これらは、複素環、縮合環上に置換基を1個以上有し
    てもよい)を表し、mは0又は1を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン、低級
    アルキニレンを表す)、 又は一般式(5) (式中R及びRは同一又は相異なって水素原子、ハ
    ロゲン置換されてもよい低級アルキル基、環状アルキル
    基、置換基を1個以上有してもよいフェニル基、置換基
    を1個以上有してもよいアラルキル基を表す)を表し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表しRはニトロ基、トリフルオロメ
    チル基、置換されてもよいアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ置換キ
    ノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩の一種以上を
    有効成分として含有することを特徴とするAMPA受容
    体拮抗作用を有する興奮性アミノ酸受容体拮抗薬。
  16. 【請求項16】一般式(1) [式中Qはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、又は一般式(2) (式中Arは置換基を1個以上有してもよいフェニル
    基、ナフチル基、を表し、Pは低級アルキレン、低級ア
    ルケニレン、低級アルキニレン、酸素、硫黄原子を表
    す)、又は一般式(5) (式中R及びRは同一又は相異なって水素原子、ハ
    ロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、環状ア
    ルキル基、置換基を1個以上有してもよいフェニル基、
    置換基を1個以上有してもよいアラルキル基を表す)を
    表し、 Rはニトロ基、トリフルオロメチル基、置換されてもよ
    いアミノ基、又は一般式(7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは、同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ
    置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩の一種
    以上を有効成分として含有することを特徴とするAMP
    A受容体拮抗作用を有する興奮性アミノ酸受容体拮抗
    薬。
  17. 【請求項17】一般式(1−a) [式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
    6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
    上に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、チオー
    ル基、置換されてもよいアミノ基、低級アルコキシカル
    ボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、又は一般式
    (4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
    は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはアラルキル
    基、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素
    環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基
    を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
    環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
    てもよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環
    (これらは複素環、縮合環上に置換基を1個以上有して
    もよい)を表し、mは0又は1を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレンを表
    し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ
    置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩の一種
    以上を有効成分として含有することを特徴とするAMP
    A受容体拮抗作用を有する興奮性アミノ酸受容体拮抗
    薬。
  18. 【請求項18】一般式(1−b) [(式中Lは一般式(4) (式中Vは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン
    を表し、Tは、フェニル基、ナフチル基、5員若しくは
    6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環
    上に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、チオー
    ル基、置換されてもよいアミノ基、低級アルコキシカル
    ボニル基、カルボキシル基、アルデヒド基、又は一般式
    (4−a) 又は一般式(4−b) (式中Uは酸素原子、硫黄原子を表し、Xは酸素原子、
    硫黄原子を表し、Wはアラルキル基、フェニル基、ナフ
    チル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮合環(こ
    れらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有してもよ
    い)、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル
    基、環状アルキル基を表し、Rはアラルキル基、フェ
    ニル基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びそ
    の縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以
    上有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)、又
    は一般式(4−c) (式中Xは酸素原子、硫黄原子を表し、Wはフェニル
    基、ナフチル基、アラルキル基、5員若しくは6員の複
    素環及びその縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換
    基を1個以上有してもよい)、ハロゲン原子で置換され
    てもよい低級アルキル基、環状アルキル基を表し、R
    及びRは同一又は相異なってアラルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表す)を表し、
    環Bは酸素、窒素、硫黄原子をさらに1又は2個含有し
    てもよい飽和若しくは不飽和の複素環及びその縮合環
    (これらは、複素環、縮合環上に置換基を1個以上有し
    てもよい)を表し、mは0又は1を表し、 Aは単結合、低級アルキレン、低級アルケニレンを表
    し、 Rはニトロ基、置換されてもよいアミノ基、又は一般式
    (7) (式中R10及びR11は同一又は相異なってアラルキ
    ル基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその
    縮合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上
    有してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されて
    もよい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    10及びR11とで窒素原子と共に環を形成(更にヘテ
    ロ原子を1又は2個含んでよい)してもよく、nは1〜
    2を表す)を表し、 Rはアラルキル基、フェニル基、ナフチル基、5員若
    しくは6員の複素環及びその縮合環(これらは芳香環、
    複素環上に置換基を1個以上有してもよい)、水素原
    子、ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、
    環状アルキル基を表し、 Rは水酸基、低級アルコキシ基、又は一般式(6) (式中R及びRは同一又は相異なってアラルキル
    基、フェニル基、5員若しくは6員の複素環及びその縮
    合環(これらは芳香環、複素環上に置換基を1個以上有
    してもよい)、水素原子、ハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基、環状アルキル基を表すか、R
    びRとで窒素原子と共に環を形成(更にヘテロ原子を
    1又は2個含んでよい)してもよいを表すか、R及び
    のいずれか一方が水素原子を表し、もう一方がフェ
    ニルオキシ基、アラルキルオキシ基(これらは芳香環上
    に置換基を1個以上有してもよい)、水酸基、低級アル
    コキシ基を表す)を表す]で表される6,7−非対称ジ
    置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩の一種
    以上を有効成分として含有することを特徴とするAMP
    A受容体拮抗作用を有する興奮性アミノ酸受容体拮抗
    薬。
JP10291295A 1997-09-01 1998-08-26 6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩及びそれらの製造方法 Ceased JP2000080085A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10291295A JP2000080085A (ja) 1997-09-01 1998-08-26 6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩及びそれらの製造方法

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25131397 1997-09-01
JP19010998 1998-07-06
JP19010898 1998-07-06
JP10-190108 1998-07-06
JP10-190109 1998-07-06
JP9-251313 1998-07-06
JP10291295A JP2000080085A (ja) 1997-09-01 1998-08-26 6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩及びそれらの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000080085A true JP2000080085A (ja) 2000-03-21

Family

ID=27475465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10291295A Ceased JP2000080085A (ja) 1997-09-01 1998-08-26 6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩及びそれらの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000080085A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005504074A (ja) * 2001-09-13 2005-02-10 スミスクライン ビーチャム パブリック リミテッド カンパニー 新規化合物
WO2009016841A1 (ja) * 2007-08-01 2009-02-05 Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. オキソピラジン誘導体及び除草剤

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005504074A (ja) * 2001-09-13 2005-02-10 スミスクライン ビーチャム パブリック リミテッド カンパニー 新規化合物
JP2010100632A (ja) * 2001-09-13 2010-05-06 Smithkline Beecham Plc 新規化合物
US8063078B2 (en) 2001-09-13 2011-11-22 Glaxosmithkline Llc Urea-compounds active as vanilloid receptor antagonists for the treatment of pain
WO2009016841A1 (ja) * 2007-08-01 2009-02-05 Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. オキソピラジン誘導体及び除草剤
US8389523B2 (en) 2007-08-01 2013-03-05 Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. Substituted quinoxaline and an agrochemical composition thereof
AU2008283629B2 (en) * 2007-08-01 2013-03-21 Ihara Chemical Industry Co., Ltd. Oxopyrazine derivative and herbicide
EA017807B1 (ru) * 2007-08-01 2013-03-29 Кумиай Кемикал Индастри Ко., Лтд. Производное оксопиразина и гербицид
JP5291624B2 (ja) * 2007-08-01 2013-09-18 クミアイ化学工業株式会社 オキソピラジン誘導体及び除草剤
US8648075B2 (en) 2007-08-01 2014-02-11 Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. Substituted pyrido[2,3-b]pyrazines and an agrochemical composition thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1020453B1 (en) 6,7-asymmetrically disubstituted quinoxalinecarboxylic acid derivatives, addition salts thereof, and processes for the preparation of both
US10316027B2 (en) 1-(arylmethyl)quinazoline-2,4(1H,3H)-diones as PARP inhibitors and the use thereof
EP3087070B1 (en) Pyrazolo[1,5-a]pyridine derivatives and methods of their use
CA2441313C (en) New spirotricyclic derivatives and their use as phosphodiesterase-7 inhibitors
DE69922823T2 (de) 6-SUBSTITUIERTE PYRAZOLO(3,4-d)PYRIMIDIN-4-ONE VERWENDBAR ALS CYCLIN-ABHÄNGIGE KINASEHEMMER
EP1551830B1 (de) Heterocyclisch substituierte indolinone und deren verwendung als rezeptor-tyrosinkinasen inhibitoren
EP1910367A2 (en) Pyrimidine or triazine fused bicyclic metalloprotease inhibitors
EP2157081A1 (de) In 6-Stellung substituierte Indolinone, ihre Herstellung und ihre Verwendung als Arzneimittel
KR20130028732A (ko) 4―아미노피리미딘 유도체 및 아데노신 a2a 수용체 안타고니스트로서의 이들의 용도
CZ17094A3 (en) BENZIMIDAZOLE DERIVATIVES AS 5-HT1a AND 5-HT2 ANTAGONISTS
CZ20032615A3 (en) Novel tyrosine kinase inhibitors
JP2002525356A (ja) 新規置換インドリノン、それらの調製及び薬物としてのそれらの使用
IL125076A (en) Aza compounds, diazole cycloheptane and converted cyclooctane compounds and pharmaceutical preparations containing them
WO2012044090A2 (ko) 단백질 키나제 억제 활성을 갖는 신규한 아미노퀴나졸린 화합물
EP1756112B1 (en) Pyrrolobenzimidazolones and their use as antiproliferative agents
JP3157179B2 (ja) 3−アリールカルボニル−1−アミノアルキル−1h−インドール含有抗緑内障組成物
US20120258957A1 (en) Heterocyclic derivatives
DE19816983A1 (de) Bicyclen, deren Herstellung und deren Verwendung als Arzneimittel
AU2009292437A1 (en) Glucocorticoid receptor agonist comprising novel 1,2,3,4-tetrahydroquinoxaline derivative containing phenyl group having sulfonic acid ester structure introduced therein as substituent
CZ394492A3 (en) Benzimidazole derivatives, process of their preparation and pharmaceutical preparations in which said derivatives are comprised
JP2000080085A (ja) 6,7−非対称ジ置換キノキサリンカルボン酸誘導体とその付加塩及びそれらの製造方法
JP2000169451A (ja) 6,7―ジ置換キノリンカルボン酸誘導体とその付加塩及びそれらの製造方法
KR20150126893A (ko) 피라졸릴벤조[d]이미다졸 유도체
US6562839B1 (en) 6-substituted heteroquinolinecarboxylic acid derivatives and addition salts thereof and processes for the preparation of both
JPH06211807A (ja) ベンズイミダゾール類、それを含む医薬組成物及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090427

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20090825