JP2000079934A - アルミニウム箔製ミニカップ - Google Patents
アルミニウム箔製ミニカップInfo
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Abstract
があり、高級感のあるアルミニウム箔製ミニカップであ
って、形状保持性(リジッド性)に優れ、簡単かつ安全
に取り出し可能であるアルミニウム箔製ミニカップの提
供 【解決手段】 ミニカップ1の側面に、できるだけ上部
まで規則正しい20〜90本、深さが0.3mm〜2m
mのギャザ2を設け、該開口部上端部にフランジ部を設
けずにカール巻き6にしたことを特徴とするアルミニウ
ム箔製ミニカップ。
Description
れたまま蒸すかまたは焼き上げ、ミニカップに密着した
状態でそのまま販売されているケーキなどの蒸し菓子、
焼き菓子のための容器に関する。更に詳しくは取り扱い
に安全性が高く、形状保持性(リジッド性)が高く、か
つ高級感に優れた改良されたアルミニウム箔製の容器の
形状に関する。
ルされ密封されて使用されるもの及び密封しないで使用
されるタイプのものがある。密封されないタイプとして
は主として鍋焼きうどんで代表されるような側面にラン
ダムなシワがあり開口部上端部にフランジが設けられそ
の端面がカール巻きされたタイプ及び惣菜を入れたり焼
き菓子や蒸し菓子用容器に用いられたりする、いわゆる
ミニカップと称される、側面にギャザが設けられ、上端
部がカール巻きなどの処理されたタイプのものの2つの
タイプが多く見られる。このいわゆるミニカップと称さ
れる容器では、図8に示すように、ミニカップ上端部は
側面にギャザ付きの切断端面のままであり、幼児などの
場合該容器の開口部から指を入れ内容物を取り出そうと
したり、あるいはアルミニウム箔容器に入った菓子をそ
のまま口をつけて食べようとしたりするため、アルミニ
ウム箔の切断端面により指や口などを切って傷つける危
険があるということから、端面処理(例えばカール巻
き)の要求が高い。容器上端の開口部にフランジ(平坦
部)を設ければ、端部カール巻きは容器成形の金型構造
上鍋焼きうどんなどと同様な技術で可能なことはすでに
知られている。
に入れる内容物との一体感が商品イメージとして重要で
あり、ミニカップの開口部上端部にフランジを設けるこ
とは鍋のイメージが強くなり、高級な菓子などの容器と
しては外観上好ましくなかった。本発明者らは、先にミ
ニカップ開口部のカール巻き容器についてはすでに提案
したが、カール巻きのみでは円周方向での形状保持性
(リジッド性)に不安がある。また図7に示すようにギ
ャザの場合においては、金型の上型A部が薄くなり過ぎ
るので隙間を作ることが必要となり、金型のカール巻き
部から容器の側面A部に該当する場所に、フランジに代
わる段差部分を全周に設けなければならなかったが、こ
れは容器の側面全周にわたって段として現れ、外観上の
違和感が避けられなかった。
菓子や蒸し菓子などの内容物との一体感があり、高級感
のあるアルミニウム箔製ミニカップであってこれらの利
点をそのまま保有し、形状保持性(リジッド性)に優
れ、更に幼児であっても内容物を簡単かつ安全に取り出
し可能であり、仮にそのまま口をつけて食べても口を切
ることのないアルミニウム箔製ミニカップの提供を目的
とする。
カップの側面に、できるだけ上部まで規則正しいギャザ
を設け、該開口部上端部にフランジ部を設けずにカール
巻きにしたことを特徴とする開口部をカール巻きにした
アルミニウム箔製ミニカップ、及び[2] ミニカップ
の側面に設けるギャザの本数(本発明においては、山−
谷−山、または谷−山−谷で1本と数える。)が20〜
90本、深さが0.3mm〜2mmである請求項1に記
載の開口部をカール巻きにしたアルミニウム箔製ミニカ
ップを開発することにより上記の目的を達成した。
ップに使用するアルミニウム箔は、アルミニウムまたは
アルミニウム合金から製造されたアルミニウム箔であっ
て、その厚さはアルミニウム箔製ミニカップのサイズに
より、またその形状により一定してはいないが、一般的
には、20〜100ミクロン程度、好ましくは30〜6
0ミクロン程度である。厚さが20ミクロン未満の時
は、ミニカップの成形性、容器としての剛性に問題が生
じ、また100ミクロンを超える時はコストアップにな
る。一般的にはサイズが大きいときは厚さが厚くなる傾
向がある。このアルミニウム箔は、ミニカップ形状に成
形した後、蒸し菓子や焼き菓子の原料を入れてから加熱
することになるので、アルミニウム箔そのものを使用す
ることもあるが、容器への焼きつき防止のための表面処
理や、耐熱塗料を塗布したアルミニウム箔を用いること
が多い。
ミニカップの側面に、容器の底面から開口部の上部まで
規則正しいギャザを設け、該開口部上端部にフランジを
設けずに上端部を直接カール巻きをしたミニカップであ
る。したがってカール巻きはギャザの谷部(ギャザの外
側への凸部)近傍から始まっており、ギャザの山部
((ギャザの内側への凸部)にはギャザの谷部までの間
に三角形のわずかの平坦部が形成されるだけである。し
たがって、ミニカップ開口部上端部の端面はカール巻き
によって仕上げられており、従来のアルミニウム箔製ミ
ニカップと異なって切り離しの状態になく安全になって
いる。なお本発明のアルミニウム箔製のミニカップの開
口部はカール処理されているので従来のアルミニウム箔
製のミニカップに比較して補強された結果になってお
り、開口部が比較的強度が高いためアルミニウム箔を特
に厚くしなくとも使用できる。
いて、規則正しく設けられるギャザの本数はアルミニウ
ム箔の厚さ、容器のサイズなどにより変わるが、通常は
ミニカップ側面に20〜90本(18°〜4°)であ
る。90本を超えるギャザ(4°未満に1本)では絞り
成形金型の加工が困難になるだけでなく容器成形時に材
料の破れが起こり易くなり、成形性に問題がある。また
ギャザの本数が20本未満(18°を超える角度に1
本)だと容器の円周方向での形状保持性(リジッド性)
の確保が困難になる。好ましくは40〜72本(9°〜
5°)設ける。またこのギャザの深さは、容器の大き
さ、アルミニウム箔の厚さなどによって異なり一定した
ものではないが、一般的に容器が大きくギャザの本数が
少ない時には深くすることが必要となる。通常使用可能
な範囲としては0.3〜2mm程度である。これが0.
3mm未満であると容器の形状保持性(リジッド性)が
低下する。また2mmを超える深さである時には金型の
加工が難しく、容器成形時に材料の破れなどが起き易く
なる。好ましくは0.5〜1mm程度の深さである。
説明する。図1は本発明のアルミニウム箔製ミニカップ
1の平面図、図2は正面図、図3は底面図、図4は断面
図、図5は斜視図を示す。図においてギャザ2は、ミニ
カップの側面に、底面から開口部上端部まで規則正しく
設けられている。カール巻き6は、ミニカップ上端部の
ギャザ2の谷部3とカール巻き6の間にできるだけ平坦
部ができないように設け、平坦部の形成が避けられない
場合においても外観的にフランジと見られるようなもの
の形成を避けるようにする。その結果ギャザ2の山部4
とカール巻き6の間には三角形のわずか平坦部5が形成
するようになる。
開口部上端部において、アルミニウム箔の切断面を露出
させないことと、ミニカップ全周の形状保持性(リジッ
ド性)を高めるために設けるものであり、この目的が達
成できるのであればその形状は自由に選択できる。した
がってカール巻き部分を完全に巻き込む必要はなく、単
にその端面を丸めて下向きにしただけでも良い。もちろ
ん巻き込んでおくと更に強度が高くなるが、加工コスト
も高くなるので目的に応じたカール処理をすることが必
要である。
は、ギャザ2があるので、ギャザ2の谷部3においては
金型の肉厚を確保できないが、山部4において金型の必
要な肉厚が確保できるため、図7に示したギャザ2のな
いミニカップの金型において必要とされた金型A部の隙
間を作る必要がないので、製品に段がつかず、違和感の
ないミニカップを成形できる。以下実施例により本発明
を具体的に説明する。
を用い、高さ21mm、下部内径62.5mmφ、開口
部内径73mmφ、カール径1.8mmφ、側面ギャザ
本数が72本(5°毎に1本)、ギャザの深さが、下部
から開口部に向かって0.5mm〜1.0mmのアルミ
ニウム箔製のミニカップを成形した。この中にメリケン
粉を主体とする菓子の生地を入れ、オーブンで焼き菓子
を作成した。この焼き菓子が入ったアルミニウム箔製の
ミニカップを手に取り、容器側面を握りながら容器開口
部を広げて焼き菓子を取り出したが、容器の形状保持性
(リジッド性)が高く、内容物の形を崩すことなく取り
出すことができた。また外観も焼き菓子の内容物がギャ
ザの谷部まで充填されるので、容器と内容物との一体感
があり、高級感を有し良好であった。
ム箔を用い、一つは側面にギャザを設けずに開口部端部
をカール巻きしたミニカップ、他の一つは側面に同一の
ギャザを設け、開口部上端部をカーるしたフランジ幅2
mmを有するミニカップを成形し、実施例と同様の焼き
菓子を作成したところ、前者のミニカップは焼き菓子を
取り出すためにミニカップをつかんだ時に容器が変形
し、内容物の形が崩れてしまった。また後者のミニカッ
プは、形状保持性(リジッド性)は十分あるので内容物
の変形はないが、フランジがあるため全体として鍋焼き
うどん容器のようなイメージが残り、高級菓子容器とし
ては外観上好ましくなかった。
は、高級な焼き菓子、蒸し菓子などのケーキとの一体感
を有し、形状保持性(リジッド性)を有と共に高級感な
どのアルミニウム箔製の優位性を保持したまま、アルミ
ニウム箔製ミニカップのもっとも大きな問題点である容
器上部の開口部の切り離し部の危険を完全に回避し、幼
児がそのまま口に持っていっても切り傷防止ができるア
ルミニウム箔製のミニカップである。特に、容器開口部
上端部をカール巻きをする容器であってもカップの側面
にギャザを設けることにより、金型の上型先端部に隙間
を必要としないために製品に段の形成を避けることが可
能となり、高級感のあるミニカップを生産性良く成形す
ることが可能となった。
図。
図。
図。
図。
観図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ミニカップの側面に、できるだけ上部ま
で規則正しいギャザを設け、該開口部上端部にフランジ
部を設けずにカール巻きにしたことを特徴とする開口部
をカール巻きにしたアルミニウム箔製ミニカップ。 - 【請求項2】 ミニカップの側面に設けるギャザの本数
が20〜90本、深さが0.3mm〜2mmである請求
項1に記載の開口部をカール巻きにしたアルミニウム箔
製ミニカップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24927698A JP2000079934A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | アルミニウム箔製ミニカップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24927698A JP2000079934A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | アルミニウム箔製ミニカップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079934A true JP2000079934A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17190565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24927698A Pending JP2000079934A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | アルミニウム箔製ミニカップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000079934A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112016004513T5 (de) | 2015-10-02 | 2018-07-19 | Toyo Aluminium Kabushiki Kaisha | Aluminiumlegierungsfolie |
-
1998
- 1998-09-03 JP JP24927698A patent/JP2000079934A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112016004513T5 (de) | 2015-10-02 | 2018-07-19 | Toyo Aluminium Kabushiki Kaisha | Aluminiumlegierungsfolie |
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