JPH0733667Y2 - ベイカリー食品の収納容器 - Google Patents

ベイカリー食品の収納容器

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JPH0733667Y2
JPH0733667Y2 JP9849291U JP9849291U JPH0733667Y2 JP H0733667 Y2 JPH0733667 Y2 JP H0733667Y2 JP 9849291 U JP9849291 U JP 9849291U JP 9849291 U JP9849291 U JP 9849291U JP H0733667 Y2 JPH0733667 Y2 JP H0733667Y2
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JP
Japan
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container
lid
bread
bakery
bakery food
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JP9849291U
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JPH0539283U (ja
Inventor
伸一郎 山本
Original Assignee
山本製陶有限会社
株式会社とこ販
株式会社梅屋
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Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば食パン,パイ,
クッキー,ドーナッツ等のベイカリー食品を収納するた
めの収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、食パンやクッキー等のべイカリー
食品は、電子レンジ等各種の家庭用調理器の普及により
家庭で簡単に作ることができるようになって来ている
が、従来こうしたベイカリー食品を収納するための特別
な容器は知られておらず、出来上がったベイカリー食品
は、例えばアルミニウム等の金属性のトレーやプラスチ
ック材料により成形されたトレーの上に置かれて保存さ
れるか、或いはビニール袋等により包装された状態で保
存されているのが実情である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の保存方法では、品質の劣化が早く出来上がった
直後のベイカリー食品の味を維持することが極めて困難
である。すなわち、前述のように出来上がったベイカリ
ー食品を金属製やプラスチック製のトレーに置いた状態
で保存すると、該食品は大気に触れることにより水分の
蒸発が著しくこれによる温度の低下が極めて早いととも
に、短時間で固くなってしまう。逆に、ビニール袋等に
より包装した状態で保存すると、通気性が無いために、
該食品の湯気によりビニール袋の内面に結露が発生し、
この結露が食品に付着して該食品の周部がふやけた状態
となってしまう。このように、従来使用されているベイ
カリー食品の保存方法では、出来上がった食品の劣化が
極めて早いので、出来上がった直後の香りを長時間維持
した状態で保存することが極めて困難であり、したがっ
て一度に沢山作ることができず、且つ作った食品は早急
に食してしまわざるを得ない。また、市販されているベ
イカリー食品を家庭で保存する場合にあっても、上記課
題と同じ課題を有している。
【0004】そこで、本考案は上述した従来の課題を解
決するために提案されたものであって、従来よりも出来
上がったベイカリー食品の品質の劣化を抑制するととも
に比較的長時間出来上がり直後の香りを維持した状態で
保存することができる収納容器を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、上部に開口部が
形成されてなるとともに内部にベイカリー食品を収納す
る収納部が形成されてなる容器本体と、この容器本体の
開口部を閉塞するものであって開閉操作部が設けられて
なる蓋体とからなり、上記容器本体と蓋体とはいずれも
セラミック材料により成形されてなるとともに素焼き処
理されてなることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案に係るベイカリー食品の収納容器によれ
ば、ベイカリー食品は、容器本体内に形成された収納部
内に収納され、且つ蓋体により該容器本体に形成された
開口部が閉塞された状態で保存される。ここで、上記内
部に収納されたベイカリー食品は、直接外気に触れるこ
とがないので、出来上がったベイカリー食品から発散さ
れる蒸気(湿気)が容器外部に極度に逃げることがない
一方、この収納容器は、上記容器本体及び蓋体はいずれ
もセラミック材料により成形されてなるとともに素焼き
処理されてなるものであることから、適度の通気性を有
し、容器内部に充満された湯気が結露となって容器の内
側面に発生したり該結露が下方に流れ落ちることもな
い。すなわち、ベイカリー食品から発散される湿気は容
器本体内で充満するとともに極めて遅いスピードで徐々
に本容器の材料を通過して外部に発散される。したがっ
て、市販されているベイカリー食品や家庭で作ったベイ
カリー食品の香りを比較的長時間保持した状態で保存す
ることができるとともに黴の発生をも防止することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係るベイカリー食品の収納容
器の実施例について図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、この実施例に係る容器は、本考案を、食パン
を収容するパン収納容器に適用したものである。
【0008】このパン収納容器1は、図1に示すよう
に、容器本体2と、蓋体3とから構成されている。そし
て、これらの容器本体2と蓋体3とはいずれもセラミッ
ク材料により成形されてなるものであり、釉薬が塗布さ
れずに焼成されてなるものである。そして、上記容器本
体2は、図3に示すように、底面部2aと、この底面部
2aと一体に成形されてなるとともに該底面部2aの周
端から上方に起立してなる4つの側壁部2bとを有して
なり、該底面部2aと4つの側壁部2b,2c,2d,
2eとにより図示しない食パンが収納される収納部4が
形成されている。また、上記容器本体2を構成する各側
壁部2b,2c,2d,2eの上端側周部には、無軌道
状に連続してなる鍔部5が形成されており、さらにこの
鍔部5の上面には、後述する蓋体3がこの容器本体2上
に載置された時に位置決めされる位置決め部6が形成さ
れている。
【0009】一方、上記蓋体3は、図1又は図2に示す
ように、上記容器本体2の長さ幅に対応した上面部3a
と、この上面部3aと一体に成形されてなり該上面部3
aの周部から垂下延設してなる側壁部3b,3c,3
d,3eとを有している。また、上記上面部3aの上面
であってこの蓋体3の中央には、皿状の凹部3fが形成
され、この凹部3fには、本考案を構成する開閉操作部
としての摘み部7が該蓋体3と一体的に形成されてい
る。この摘み部7は、図2及び図4に示すように、上記
皿状の凹部3fの底面から上方に起立してなるものであ
り、該摘み部7の上端はこの蓋体3を構成する上面部3
aよりも上方に位置しているとともに、図2に示すよう
に、両側面にはやや凹状に湾曲されてなる湾曲部7a,
7bが形成されている。したがって、この摘み部7を摘
んで蓋体3を上方に持ち上げる際には操作者の指が該湾
曲部7a,7bに掛かるために、開閉操作の際誤って落
とす危険性がない。そして、上述のように構成された蓋
体3は、該蓋体3を構成する各側壁部3b,3c,3
d,3eの下端が前記容器本体2を構成する各側壁部2
b,2c,2d,2eの上端側周部に形成された鍔部5
上に当接した状態で載置される。
【0010】そして、このように構成された本実施例に
係るパン収納容器1によれば、容器本体2内に形成され
た収納部4内に食パンを収納し、上記蓋体3により該収
納部4の開口部4aを閉塞すると、該食パンは外気と遮
断されるので、該食パンから放出される湿気や香りは、
この収納部4内に充満し容易に外部に発散されてしまう
ことがない一方、湿気はこの容器1の材料を通過し極め
て遅いスピードで外部に放出される。すなわち、この容
器1内は、食パンを保存する上で極めて適度な湿気を長
時間保持した状態となされる。特に、この実施例に係る
パン収納容器1では、前述のように、位置決め部6が形
成されているので、該蓋体3が位置ずれを生ずることが
ないばかりでなく、内部の湿気が容器本体2と蓋体3と
の間の隙間を通って容易に外部に漏れてしまうことを有
効に防止することができる。また、この実施例に係るパ
ン収納容器1では、前述のように、両側面に湾曲部7
a,7bが形成されている摘み部7を摘むことにより開
蓋及び閉蓋操作を行うようにされているので、誤って破
損してしまうことがない。
【0011】なお、上記実施例に係る収納容器1では、
本考案を構成する蓋体として上面が略平坦に成形された
ものを示し、また本考案を構成する開閉操作部として、
蓋体の上面に摘み部を形成したものを示して説明した
が、本考案に係る蓋体の形状や開閉操作部の構成は上述
したものに限定されず、例えば、図5に示すように構成
されてなるものであっても良い。
【0012】この蓋体10は、前記実施例と同様にセラ
ミック材料により成形されてなるものであって、上面は
スライスされていない食パンの上面と略同様の形状とな
るよう複数の湾曲部10aを有してなるものである。そ
して、この蓋体10には略コ字状となされた把手11が
取り付けられている。この把手11は、細長状の針金を
コ字状に折曲されてなるものであって、両端はこの蓋体
10の前後側壁部10bの中央に穿設された透孔10c
内に挿通され回動自在に支持されてている。したがっ
て、このように構成された蓋体10によれば、食パンを
収納するために使用されるものであることを容易に認識
することができるばかりでなく、該蓋体10を成形する
際に成形型から脱型するのが極めて容易であるととも
に、該蓋体10を開蓋又は閉蓋操作する際には上記把手
11を把持して行うことができるので、該蓋体10を落
として破損してしまうことを一層防止することができ
る。
【0013】また、上記実施例では、食パンを収納する
ために使用される収納容器1を図示して説明したが、本
考案に係るベイカリー食品の収納容器は、上述のように
食パンのみならず、例えばパイ,クッキー,ドーナッツ
等他の食品を収納するために使用されるものであっても
良い。
【0014】
【考案の効果】上記実施例の説明からも明らかなよう
に、本考案に係るベイカリー食品の収納容器によれば、
容器本体内に形成された収納部に収納されたベイカリー
食品は、直接外気に触れることがないので、出来上がっ
たベイカリー食品から発散される蒸気(湿気)が容器外
部に極度に逃げてしまうことがない一方、この収納容器
は、上記容器本体及び蓋体がいずれもセラミック材料に
より成形されてなるとともに素焼き処理されてなるもの
であることから、適度の通気性を有し、容器内部に充満
された湯気が結露となって容器の内側面に発生したり該
結露が下方に流れ落ちることもない。すなわち、ベイカ
リー食品から発散される蒸気(湿気)は容器本体内で充
満するとともに極めて遅いスピードで徐々に本容器の材
料を通過して外部に発散される。
【0015】したがって、従来のように、市販されてい
るベイカリー食品や家庭で作ったベイカリー食品が短時
間の内に固くなったり、べた付いたりすることなく、香
りや湿気を比較的長時間保持した状態で保存することが
できるばかりでなく、さらに黴の発生をも有効に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、 本考案をパン収納容器に適用した一
実施例を示す正面図である。
【図2】図2は、図1のA−A線断面図である。
【図3】図3は、本考案の一実施例に係るパン収納容器
を構成する容器本体の平面図である。
【図4】図4は、本考案の一実施例に係るパン収納容器
を構成する蓋体の平面図である。
【図5】図5は、本考案を構成する蓋体の他の例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 パン収納容器 2 容器本体 3 蓋体 4 収納部 4a 開口部 7 摘み部 10 蓋体 11 把手
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 85/36 A 0330−3E

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口部が形成されてなるとと
    もに内部にベイカリー食品を収納する収納部が形成され
    てなる容器本体と、この容器本体の開口部を閉塞するも
    のであって開閉操作部が設けられてなる蓋体とからな
    り、上記容器本体と蓋体とはいずれもセラミック材料に
    より成形されてなるとともに素焼き処理されてなること
    を特徴とするベイカリー食品の収納容器。
JP9849291U 1991-11-02 1991-11-02 ベイカリー食品の収納容器 Expired - Lifetime JPH0733667Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9849291U JPH0733667Y2 (ja) 1991-11-02 1991-11-02 ベイカリー食品の収納容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP9849291U JPH0733667Y2 (ja) 1991-11-02 1991-11-02 ベイカリー食品の収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0539283U JPH0539283U (ja) 1993-05-28
JPH0733667Y2 true JPH0733667Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=14221150

Family Applications (1)

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JP9849291U Expired - Lifetime JPH0733667Y2 (ja) 1991-11-02 1991-11-02 ベイカリー食品の収納容器

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JPH0539283U (ja) 1993-05-28

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