JP3073391B2 - 食品包装用プラスチック容器 - Google Patents

食品包装用プラスチック容器

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雅生 小山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は食品包装用のプラスチ
ック容器に関し、特に食品の熱に起因する結露水が食品
上に落下するのを防止した包装容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】加熱調理した餃子や焼売等を、いわゆる
持ち帰り品として店頭で販売する場合、これらの食品の
包装容器として、従来は一般にアルミ箔を内貼りした紙
容器が用いられていた。上記のアルミ箔は食品と紙との
接触を避けると共に、食品の水分が紙容器に浸透しない
ようにするために内貼りされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき容器に加熱調理した食品を収納して蓋をすると、
内部温度が外部温度より高くなるために、内貼りしたア
ルミ箔の面に結露が生じる。蓋内面の結露はある程度大
きく成長すると、食品の上に落下し、また本体側面の結
露も本体の底面上に流れ落ち、食品のまわりに溜る。こ
のような状態で30分〜1時間程度放置すると、食品に
ふやけが生じ、食味が低下する。
【0004】結露水を吸収するために、不織布や多孔性
プラスチックを内貼りする方法も考えられるが、これら
の内貼り材が水分を含み、その水分が食品に付着するの
で、やはり食味が低下する。
【0005】そこで、この発明は、結露水が食品上に落
下し難く、また食品に接触し難い構造の包装容器を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は本体及び蓋とからなる平滑な表面を有す
る食品包装用プラスチック容器において、上記本体の底
面と蓋の全面にわたり、それぞれの幅方向又は長さ方向
に凹部及びこれに隣接した凸部を連続形成し、上記本体
の側面にもその高さ方向の凹部及びこれに隣接した凸部
を連続形成し、上記凹部の各底に角部を形成した構成と
したものである。
【0007】なお、上記蓋の天面の四辺に本体の側面の
上縁に載る側面を形成し、上記蓋の側面にも本体の側面
と同様の凹部と凸部とを連続形成した構成とすることも
できる。
【0008】
【作用】加熱調理された餃子等の半固形食品を本体の底
面上に並べ蓋を施すと、容器の内部温度が外気温度より
高くなる結果、容器の内面に結露を生じるが、蓋に生じ
た結露のうち、容器側からみた凹部の角部に生じた結露
は、単なる平面の場合よりも付着面積が広いので、落下
し難い。また、容器全体を傾けたり、或いは喫食に際し
蓋を開けた際には凹部の底を溝として低位側に流れ、本
体の側面から底面に至る。
【0009】本体の底面においては、結露水は凹部の底
に溜るので、凸部上に載った食品に接触しない。
【0010】
【実施例】図1から図3に示した第1実施例の包装容器
は、加熱調理済みの餃子の持帰り用に適したものであ
り、その材料としてはポリプロピレン(PP)シートが
用いられる。PPシートは表面が平滑であると共に、耐
熱性を有する。
【0011】上記の容器は、図1に示すように、本体1
と蓋2とから成る。本体1は長方形の底面3とその四辺
に若干傾斜を付与して上向きに設けた側面4とからな
り、各側面4の上端縁に外向きのツバ5が形成される。
【0012】また、蓋2は上記本体1に適合する天面6
とその天面の四辺に若干傾斜を付与して下向きに設けた
側面7とからなり、各側面7に外向きのツバ5が形成さ
れ、その一方の長辺において、屈曲部8を介して本体1
に対し屈曲自在に連結される。また、蓋2の他の3辺に
は下向きの嵌合部9が形成され、その嵌合部9が本体1
の3辺のツバ5の外周縁に若干の抵抗をもって嵌合し、
勝手に開かないようになっている。
【0013】上記本体1の底面には、その全面にわたり
その幅方向に谷底線と稜線をもった三角形の凹部10と
凸部11とが連続的に形成される。その凹部10相互間
の間隔は6mm程度、凹部10の深さ(凸部11の高さ)
に3mm程度に形成される。凹部10の谷底の角部12の
角度は70〜90度程度である。
【0014】また、本体1の側面4には、上下方向に谷
底線と稜線をもった前記と同様の凹部10と凸部11が
その全面にわたり設けられる。
【0015】蓋2の天面6及び側面7にも同様の凹部1
0と凸部11が全面にわたり設けられる。
【0016】第1実施例の包装用容器は以上のごときも
のであり、図3に示すように、加熱調理した餃子13を
本体1の底面3上に並べ蓋2を施して、持ち帰り食品と
して顧客に渡す。
【0017】容器内外の温度差によってその内面に結露
が生じるが、本体1の底面3の結露水13は、凹部10
に溜まり(図4参照)、凸部11上に載った餃子13に
接触することがない。
【0018】また、蓋2の内面に生じた結露水14のう
ち、凹部10(容器内部から見た凹所)に生じた結露水
14は、その凹部10の角度12とその両側の傾斜面に
付着するので、平坦面に比べて付着面積が広い。そのた
め落下し難くなる。
【0019】この容器を傾けたり、或いは蓋を開放する
と、蓋2の凹部10に付着した結露水14は低位側に流
れ、その側面7の凹部10及び本体1の側面4の凹部1
0を通って本体1の底面3に流れ落ちる。
【0020】容器を傾けない状態においても蓋2と本体
1の側面7、4に生じた結露水14は底面3に流れ落ち
るが、底面3においては前述のように凹部10に溜まる
ので、直接餃子13に触れることがない。
【0021】上記の第1実施例はプラスチック材料とし
てPPシートを用いた場合であるが、図5に示した第2
実施例は保温性を高めるために、発泡ポリスチレンペー
パ(PSP)シート15の内側に上記のPPシート16
を内貼りした材料を用いたものである。容器各部の構成
は第1実施例と同じである。
【0022】図6に示した第3実施例は、前述の第1実
施例の容器を内容器17とし、その外側にPSPシート
でなる外容器18を被せたものである。この外容器18
は全体として内容器17と同様の形状をなすが、一回り
大きく形成され、また内容器17の如き凹部10や凸部
11は省略される。
【0023】この場合は外容器18の材料自体による保
温作用に加え、内容器17と外容器18間の間隙19も
保温作用を行う。
【0024】図7に示した第4実施例は凹部10’及び
凸部11’の形状が断面台形であることで相違するほか
は、第1実施例の場合と同様である。この場合蓋2の結
露水14は、その凹部10’の両側コーナ部の角部1
2’に付着する。前述の三角形の凹部10に比べ付着面
積は少ないが、この場合も平坦面に比べ付着面積が広い
ので、結露水は落下し難い。その他の作用は第1実施例
の場合とほぼ同様である。
【0025】なお、以上は被包装物として加熱調理した
餃子について説明したが、加熱調理して喫食する焼売や
豚饅等の固形食品についても同様である。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明は本体の底面上
の結露水が食品に直接触れることがなく、また蓋の結露
水はその凹部の角部に付着して落下し難いので、結露水
による食品の食味の低下を避け、持ち帰り用加熱調理食
品を味良く喫食することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図
【図2】同上の蓋を閉めた状態の断面図
【図3】図1のIII −III 線の拡大断面図
【図4】結露水の付着状態を示す部分平面図
【図5】第2実施例の一部拡大断面図
【図6】第3実施例の断面図
【図7】第4実施例の一部断面図 1 本体 2 蓋 3 底面 4 側面 5 ツバ 6 天面 7 側面 8 屈曲部 9 嵌合部 10、10’ 凹部 11、11’ 凸部 12、12’ 角部 13 餃子 14 結露水 15 PSPシート 16 PPシート 17 内容器 18 外容器 19 間隙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体及び蓋とからなる平滑な表面を有す
    る食品包装用プラスチック容器において、上記本体の底
    面と蓋の全面にわたり、それぞれの幅方向又は長さ方向
    に凹部及びこれに隣接した凸部を連続形成し、上記本体
    の側面にもその高さ方向の凹部及びこれに隣接した凸部
    を連続形成し、上記凹部の各底に角部を形成したことを
    特徴とする食品包装用プラスチック容器。
  2. 【請求項2】 上記蓋の天面の四辺に本体の側面の上縁
    に載る側面を形成し、上記蓋の側面にも本体の側面と同
    様の凹部と凸部とを連続形成したことを特徴とする請求
    項1に記載の食品包装用プラスチック容器。
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JP2017019561A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 東京食品機械株式会社 包装容器及びそれを用いた調理方法
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