JPH0617698Y2 - 二重容器 - Google Patents

二重容器

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JPH0617698Y2
JPH0617698Y2 JP1989000979U JP97989U JPH0617698Y2 JP H0617698 Y2 JPH0617698 Y2 JP H0617698Y2 JP 1989000979 U JP1989000979 U JP 1989000979U JP 97989 U JP97989 U JP 97989U JP H0617698 Y2 JPH0617698 Y2 JP H0617698Y2
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JP
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container
inner container
outer container
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edge
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JP1989000979U
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英二 名取
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Chuo Kagaku Co Ltd
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Chuo Kagaku Co Ltd
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は弁当・菓子その他の食品を入れる折箱等に実施
する容器、更に詳しくは収容した食品の水分や油を通さ
ない材料で作った内容器、または中仕切りの設置を容易
にするために、あらかじめ中仕切りを一体成形した内容
器を外容器の中に収めて構成する二重容器に関するもの
である。
〔従来の技術〕
内容器を外容器に収めることによって構成する従来の二
重容器は、第6図に示すように内容器101を外容器1
02に落とし込み的に収めている。
そして内容器101は、中仕切り103があるものもな
いものも、硬質ないし半硬質合成樹脂フィルムの真空成
形、あるいはポリスチレン樹脂の発泡成形によって作ら
れているのが一般である。
外容器102は、薄板・ボール紙・硬質合成樹脂板・発
泡スチロール板あるいはブリキ板などで作られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
内容器101と外容器102とから成る従来の二重容器
は、上記のように、内容器101を外容器102の中に
単に落とし込んだだけであるから、例えば弁当が詰まっ
ている場合、飯その他の粘り気がある食品Mを取り出そ
うとすると、第6図鎖線示101Aのように内容器10
1も一緒に上がってくる。
従って飯その他の粘り気がある食品Mを取り出す度に内
容器101の縁を指で押さえなければならないので煩わ
しい。
そこで対策として、外容器102の中に落とし込んだ内
容器101の上縁あるいは底を、外容器102に接着・
溶着その他の手段によって止めることによって、内容器
101を外容器102に固定することが考えられるが、
製作工数が増えてコスト高となる。
第7図に示すように、4側面が一連につながった側壁1
04を方形枠を形成するように折り曲げながら、その内
面の下縁に沿って設けた溝105を底板106の縁には
めて側壁104の開放角部を接着手段等で閉じることに
よって構成する箱容器102がある。
この構成の容器102を外容器として、これに内容器1
01を収める場合、第7図のように4側面分がつながっ
た側壁104の内面の上縁に沿って溝107を設け、内
容器101の上縁に形成した外向き張出縁108を上記
の溝107にはめて止めることが考えられるが、側壁1
04を方形枠状に折り曲げながら、下側の溝105を底
板106に、また上側の溝107を内容器101の張出
縁108に同時にはめていかなければならないので、作
業が難しく時間も掛かる。
また、上記第7図の例と似た考案として、例えば実開昭
60−184832号公報に、折り曲げ形成する方形枠
の内面の上縁に沿って設けた溝に、内容器の口縁部を嵌
入して止めた組立て容器の構造が記載されている。
上記考案の容器は第7図に例示した二重容器のような組
立て上の困難性はないけれども、外容器に相当する方形
枠に底がないから、内容物の重みや衝撃で内容器が方形
枠から外れて抜け落ちないように、内容器の口縁部と方
形枠の溝との固着を確実にする必要がある。したがって
その口縁部と溝の固着に手間を要し、量産が難しい。
本考案は二重容器における上記内容器の問題を解決する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するために、有底外容器の
側壁の内面に、その側壁の上縁に沿って凹部を設け、そ
の凹部の外容器底からの高さ位置を内容器の高さと等し
くし、内容器の上縁に上記外容器の凹部に入る外向き張
出部を設け、内容器の上面の外向き張出部を含む外法
を、外容器の上面の内法と同等乃至僅か小さめに形成し
たことを要旨とする。
〔作用〕
内容器を外容器の中に底同士が接するまで収めると、内
容器の外向き張出部と外容器の凹部の高さが一致するた
め、容器全体の僅かな傾斜やショックで内容器が外容器
の中で横滑りして、外向き張出部の全部または一部が凹
部に必ず引っ掛かり、内容器は浮き上がることがない。
〔実施例〕
本考案二重容器の実施例を図面を参照して説明する。
第1図において1は外容器、2は中仕切り3を一体成形
した内容器にして、外容器1の側壁4の内面に、その側
壁4の上縁に沿って溝5が設けられている。底6から溝
5までの高さは、内容器2の高さに合わせてある。
内容器2の上縁には、その全周に外向き張出縁7いわゆ
るフランジが形成されている。内容器2の上面の外向き
張出縁7を含む外法は、外容器1の上面の内法と等しい
か、若干小さい。
外容器1の溝5の幅は内容器2の外向き張出縁7の厚さ
より大きい。
外容器1は、木あるいは発泡スチロール板等で作ったや
や厚みがある側壁4と、その側壁4の下縁に沿って設け
た溝8に周縁をはめて固定したボール紙・合成樹脂薄板
等の底板6とから成る折箱風のものを示したが、その構
造形式に限定されるものではない。9はふたである。
内容器2は、硬質ないし半硬質の合成樹脂フィルムを真
空成形、あるいは例えばポリスチレン樹脂を発泡成形し
て得る。
第2図に示すように内容器2を外容器1の中に落とし込
み的に収めると、内容器2の底が外容器1の底板6に着
くと同時に外向き張出縁7が側壁4の溝5に対向する。
以上のように内容器2を外容器1に収めて構成した二重
容器に食品等を詰めるが、その後、手で持ったときや輸
送中に容器の傾斜やショックで内容器2が外容器1内で
多少なりとも滑り動くので、第3図のように内容器2の
外向き張出縁7の1辺ないし隣合う2辺が必ず側壁4の
溝5に入り込んで係止される。
なお内容器2の外向き張出縁7は、部分的に即ち耳片状
に各辺に少なくとも1箇所設けてもよい。
外向き張出部を部分的に設けた場合、外容器の側壁の内
面に、溝に代えて上記耳片状外向き張出部が対応する位
置ごとにその張出部のみが入る凹みを設けてもよい。
第4図・第5図は、その溝に代えて凹みを設けた実施例
にして、外容器1は1枚のボール紙を折り曲げて成形し
たもので、側壁4は、第7図の縦断面図に示したように
二重で、その上縁付近に凹部5が側壁4を貫いて設けら
れている。そして内容器の縁の外向き張出片7が凹部5
に引っ掛かっている。
上記側壁4の凹部5は、二重に折り返されている上縁近
くにあるから、その側壁4に切り込まれた凹部5の上半
面は、ボール紙自身の弾性で若干広がっていて、内容器
の外向き張出片7が引っ掛かりやすくなっている。
〔考案の効果〕
本考案の二重容器は上記のように、有底外容器の側壁の
内面に、その側壁の上縁に沿って凹部があり、その凹部
の外容器底からの高さ位置は内容器の高さと同等で、内
容器の上縁に上記外容器の凹部に入り得る外向き張出部
があり、内容器の上面の外向き張出部を含む外法が、外
容器の上面の内法と同等乃至僅か小さめに形成したもの
であるから、内容器を外容器に簡単に組付けることがで
きると共に、内容器の上縁の外向き張出部が外容器の側
壁内面の凹部に係止して、内容器は外容器に確実に固定
され、内容器に入っている食品等を取り出すとき、内容
器が食品等にくっ付いて上がってくることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案二重容器の第1実施例の一部縦断斜視
図、第2図は第1図IIーII線に沿う縦断正面図、第3図
は内容器が外容器に係止した状態を示す縦断正面図、第
4図は他の実施例の一部の平面図、第5図は第4図VII
−VII線に沿う縦断正面図、第6図は従来例の縦断正面
図、第7図は従来の折箱形二重容器の組立要領を示す斜
視図。 1は外容器、2は内容器、3は中仕切り、4は側壁、5
は張出縁係止溝、6は底板、7は外向き張出縁、8は底
板係止溝、9はふた。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底外容器の側壁の内面に、その側壁の上
    縁に沿って凹部があり、その凹部の外容器底からの高さ
    位置は内容器の高さと同等で、内容器の上縁に上記外容
    器の凹部に入り得る外向き張出部があり、内容器の上面
    の外向き張出部を含む外法が、外容器の上面の内法と同
    等乃至僅か小さめに形成されていることを特徴とする二
    重容器。
JP1989000979U 1989-01-09 1989-01-09 二重容器 Expired - Lifetime JPH0617698Y2 (ja)

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JP1989000979U JPH0617698Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 二重容器

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JPH0293218U JPH0293218U (ja) 1990-07-24
JPH0617698Y2 true JPH0617698Y2 (ja) 1994-05-11

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ID=31200471

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JPS60184832U (ja) * 1984-05-16 1985-12-07 株式会社エフピコ 組立式容器

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JPH0293218U (ja) 1990-07-24

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