JPH10310174A - タブ付トレー - Google Patents

タブ付トレー

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Publication number
JPH10310174A
JPH10310174A JP13425697A JP13425697A JPH10310174A JP H10310174 A JPH10310174 A JP H10310174A JP 13425697 A JP13425697 A JP 13425697A JP 13425697 A JP13425697 A JP 13425697A JP H10310174 A JPH10310174 A JP H10310174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum foil
tray
tab
tabs
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP13425697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Atsumi
孝 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP13425697A priority Critical patent/JPH10310174A/ja
Publication of JPH10310174A publication Critical patent/JPH10310174A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、耐水性が高く、耐内容物性に優れ、
高級感のあるアルミニウム箔製トレーであって、内容物
を簡単かつ安全に取り出し可能であり、口をつけて食べ
ても口を切ることのない焼き菓子用容器の提供。 【解決手段】 厚さ20〜100ミクロンのアルミニウ
ムまたはその合金からなり、アルミニウム箔そのもの、
表面処理したアルミニウム箔または耐熱塗料を塗布した
アルミニウム箔を用い、開口部に少なくとも1個のタブ
3を設け、タブ以外の開口部をカール処理2したアルミ
ニウム箔製のタブ付トレー1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として容器に入
れたまま蒸すかまたは焼き上げ、トレーに密着した状態
でそのまま販売されているケーキなどの蒸し菓子、焼き
菓子のための容器に関する。更に詳しくは取り扱いに安
全性が高く、内容物の取り出しに工夫を加え、かつ高級
感に優れた改良されたアルミニウム箔製の容器の形状に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来蒸し菓子、焼き菓子などの容器とし
て使用されているトレーとしては、開口部を単に切り離
したままのアルミニウム箔や紙製のギャザ付きのトレー
が主として使用されてきた。アルミニウム箔製のトレー
は、耐熱性、耐水性が高く、バターやクリームなどの脂
肪分を含む内容物に対する耐内容物性に優れ、光沢や見
た目の高級感などの面で紙製トレーに比較して優れては
いるが、幼児などの場合、アルミニウム箔を切り離した
ままの容器の開口部から指を入れ内容物を取り出そうと
したり、あるいはアルミニウム箔容器に入った菓子をそ
のまま口をつけて食べようとしたりするため、切り離し
のアルミニウム箔により指や口などを切って傷つける危
険があった。この点紙製トレーは切り傷防止性に優れて
はいるが、耐熱性、耐内容物性や特に高級感に乏しく、
高級菓子容器としてはアルミニウム箔製トレーよりは劣
っていた。しかしこれら材料に変わる適切な蒸し菓子、
焼き菓子などのためのトレー材料もないところから、い
くつかの不満足な点はあってもこれらの菓子用トレーと
してはこの2つの材料を使用したトレーのみが用いられ
てきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性、耐
水性が高く、耐内容物性に優れ、高級感のあるアルミニ
ウム箔製トレーであって、これらの利点をそのまま保有
し、更に幼児であっても内容物を簡単かつ安全に取り出
し可能であり、仮にそのまま口をつけて食べても口を切
ることのない焼き菓子用容器の開発を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1) 開口
部に少なくとも1個のタブを設け、タブ以外の開口部を
カール処理したアルミニウム箔製のタブ付トレー、
(2) アルミニウム箔が、厚さ20〜100ミクロン
のアルミニウムまたはその合金からなり、アルミニウム
箔そのもの、表面処理したアルミニウム箔または耐熱塗
料を塗布したアルミニウム箔のいずれかである(1)記
載のアルミニウム箔製のトレー、及び(3) タブの付
け根部分のトレー壁面に、切り裂き用の切り欠き部を設
けた(1)または(2)に記載のアルミニウム箔製のト
レーを開発することにより上記の目的を達成した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のアルミニウム箔製のトレ
ーに使用するアルミニウム箔は、アルミニウムまたはア
ルミニウム合金から製造されたアルミニウム箔であっ
て、その厚さはアルミニウム箔製のトレーのサイズによ
り、またその形状により一定してはいないが、一般的に
は、20〜100ミクロン程度、好ましくは30〜60
ミクロン程度である。厚さが20ミクロン未満の時は、
トレーの成形性、容器としての剛性に問題が生じ、また
100ミクロンを超える時は容器の切り裂き性(内容物
の取り出し性)が劣るようになる。一般的にはサイズが
大きいときは厚さが厚くなる傾向がある。このアルミニ
ウム箔は、トレー形状に成形した後、蒸し菓子や焼き菓
子の原料を入れてから加熱することになるので、アルミ
ニウム箔そのものを使用することもあるが、容器への焼
きつき防止のための表面処理や、耐熱塗料を塗布したア
ルミニウム箔を用いることが多い。
【0006】このアルミニウム箔製のトレーの形状は、
トレーの内容物を入れる容器部分の形状は従来のものと
は大きく変更され、ギャザは一切付けていない。また開
口部に少なくとも1個以上のタブを設け、それ以外のと
ころはカール処理をしたものである。本発明でカール処
理という言葉は、通常の箔材の端部を丸めてカールする
ことあるいはアルミニウム箔が厚いときは単に端部を折
り返す程度の処理を意味し、切り離した端面でないもの
を意味する。ここで設けられたタブは、ここをつまんで
アルミニウム箔製のトレーを切り裂いて内容物を取り出
し易くするためのものであり、その大きさはこの目的に
添える形状、サイズを有していれば良い。つまんだ際に
滑りにくくするように、成形後にその表面に細かい凹凸
(エンボス加工)や滑り止めの樹脂塗布などを施すこと
も好ましい方法である。
【0007】なお本発明のアルミニウム箔製のトレーの
開口部はカール処理されているので従来のアルミニウム
箔製のトレーに比較して補強された結果になっており、
開口部が比較的強度が高いためアルミニウム箔を特に厚
くしなくとも使用できる。このような形のアルミニウム
箔製のトレーは、ギャザ付きのアルミニウム箔製のトレ
ーに比較して内面に凹凸がなく平滑であるので内容物の
取り出し性が良い好ましい形状である。特に容器の開口
部は、アルミニウム箔の切り離し状態のものでないの
で、開口部から内容物を指で取り出すなどの行為を行っ
たり、そのまま口に持っていっても、指を切ったり、口
辺を切ったりすることはまったくなく安全である。
【0008】このトレーにおいて、タブの付け根の部分
のトレーの壁面に、切り裂き性を高めるための切り欠き
を設けておくことはより好ましいものである。本発明の
アルミニウム箔製のトレーではタブ以外の部分はすべて
カール処理をされているので、タブを引いたときはカー
ル部分は裂けることはまったくない。したがってアルミ
ニウム箔製のトレーのカール処理した部分とタブの部分
の境目から引き裂かれることになり、この場合にこのよ
うな切り欠き部分を設けると、タブを軽く引いただけで
トレーはより簡単に切り裂くことが可能となり、他の部
分に波及することがなく必要な切り裂き性を確保でき
る。タブのつける場所、数などを適宜選択することによ
り、トレーに密着した内容物であっても簡単にかつ安全
に取り出すことができる。
【0009】以下図面を参照して本発明をより具体的に
説明する。図1は、アルミニウム箔製のトレーの外観図
を示す。1はアルミニウム箔製のトレーの壁面であり、
その上部の開口部2はカール処理されており、その一部
にタブ3が向き合った形で設けられている。図2は、図
1におけるタブ部分近辺の拡大した図面で上部の開口部
のカール処理部分2とタブの境目の部分の壁面1に切り
欠き4を設けた例であり、切り欠きによる切り裂き性の
改善と切り裂き場所を確定することができる。
【0010】
【実施例】厚さ50ミクロンの1N30アルミニウム箔
を用い、高さ24mm、下部内径61.5mmφ、開口
部内径74mmφ、カール径1.8mmφのアルミニウ
ム箔製のトレーであって、その向き合った2か所に幅1
5mm、長さ15mmの半円形のタブを設けた。この中
にメリケン粉を主体とする菓子の生地を入れ、オーブン
で焼き菓子を作成した。この焼き菓子が入ったアルミニ
ウム箔製のトレーのタブを下方に引いたところ容易にト
レーを切り裂くことができ、焼き菓子を容易に取り出す
ことができた。またこのアルミニウム箔製のトレーのタ
ブとカール処理部分の境目の壁面に切り欠きを入れたと
きは、切り裂きのための力が少なくて済み、かつ切り裂
きの方向性が明確に確認できた。
【発明の効果】本発明のアルミニウム箔製のトレーは、
耐熱性、耐水性、耐内容物性及び高級感などのアルミニ
ウム箔製の優位性を保持したまま、アルミニウム箔製ト
レーのもっとも大きな問題点である容器上部の開口部の
切り離し部の危険を完全に回避し、幼児がそのまま口に
持っていっても切り傷防止ができるアルミニウム箔製の
トレーを開発した。特にタブとカール処理部との境目の
壁面に切り欠きを入れるときは切り裂き部分の確定、切
り裂き力の低下などが明確にでき、優れたアルミニウム
箔製のトレーである。またこのトレーの壁面にはギャザ
がなく平面であるので、焼き菓子などがギャザの隙間に
入り込むこともなく取り出し性の良い容器である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルミニウム箔製のトレーの斜視外観
図である。
【図2】図1のアルミニウム箔製のトレーにおいてタブ
とカール処理部の境目に切り欠き部を設けた拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 アルミニウム箔製のトレー 2 開口部のカール処理部 3 タブ 4 切り欠き部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に少なくとも1個のタブを設け、
    タブ以外の開口部をカール処理したアルミニウム箔製の
    タブ付トレー。
  2. 【請求項2】 アルミニウム箔が、厚さ20〜100ミ
    クロンのアルミニウムまたはその合金からなり、アルミ
    ニウム箔そのもの、表面処理したアルミニウム箔または
    耐熱塗料を塗布したアルミニウム箔のいずれかである請
    求項1記載のアルミニウム箔製のトレー。
  3. 【請求項3】 タブの付け根部分のトレー壁面に、切り
    裂き用の切り欠き部を設けた請求項1または2に記載の
    アルミニウム箔製のトレー。
JP13425697A 1997-05-08 1997-05-08 タブ付トレー Pending JPH10310174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13425697A JPH10310174A (ja) 1997-05-08 1997-05-08 タブ付トレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13425697A JPH10310174A (ja) 1997-05-08 1997-05-08 タブ付トレー

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Publication Number Publication Date
JPH10310174A true JPH10310174A (ja) 1998-11-24

Family

ID=15124055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13425697A Pending JPH10310174A (ja) 1997-05-08 1997-05-08 タブ付トレー

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