JP2000079659A - レザ―調物品用素材及びそれが基材に積層されたレザ―調物品 - Google Patents

レザ―調物品用素材及びそれが基材に積層されたレザ―調物品

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JP2000079659A
JP2000079659A JP11186344A JP18634499A JP2000079659A JP 2000079659 A JP2000079659 A JP 2000079659A JP 11186344 A JP11186344 A JP 11186344A JP 18634499 A JP18634499 A JP 18634499A JP 2000079659 A JP2000079659 A JP 2000079659A
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polyolefin
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Atsuhiko Uhara
篤彦 鵜原
Tomomasa Suzuki
呂昌 鈴木
Nobuo Kusamoto
伸夫 草本
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境に優しく軽量で表面強度に優れ、風合い
の良好なレザー調物品用素材及びレザー調物品を提供す
る。 【解決手段】 ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
層とポリウレタン層からなる積層体において、ポリウレ
タン層に天然有機物微粉末を含有してなるレザー調物品
用素材又はポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層、
ポリウレタン層及び表面コート層からなる積層体におい
て、表面コート層に天然有機物微粉末を含有してなるレ
ザー調物品用素材及びそれを基材に積層したレザー調物
品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内装材又は
家具の表皮材として好適な、環境に優しく軽量でかつ表
面強度に優れる風合いの良好なレザー調物品用素材及び
それが基材に積層されたレザー調物品に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の環境への関心の高まりから、ポリ
塩化ビニルの使用が見合わされる傾向があり、ポリ塩化
ビニルに代わりうる他の樹脂の出現が強く要望されてい
る。例えば、従来、家具や車両内装、文具雑貨等の分野
においてレザー調物品が好ましく用いられており、その
物品の基材に積層される表皮材としてポリ塩化ビニルが
使用されてきたが、前記の理由により使用することが避
けられるようになってきている。これを代替するものと
してポリオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる表
皮材が提案されている。この表皮材は環境に優しいとい
う長所以外に、軽いという特徴があり、ユーザーの関心
を引くものとなった。しかしながら、表面強度の点に於
いてポリ塩化ビニルからなる表皮材に及ばないという欠
点があった。このような欠点を解決するため、各種の提
案がなされている。例えば、ポリ塩化ビニルからなる表
皮材に用いられているウレタン系の表面処理剤をポリオ
レフィン系熱可塑性エラストマーにコートする方法が提
案されている。しかしながら、この方法では、表面強度
は多少向上するものの、実用の域には達していないのが
現状である。また、特開平2−214650号公報や特
開平8−142271号公報には、熱可塑性ウレタン系
エラストマーが表面層、熱可塑性エラストマーが基材層
からなるシートが提案されているが、強度は向上するも
のの風合いが悪く、長時間接触しているとべたついた
り、湿度が高いと汗をかいた状態となり、不快な感じが
する欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の観点
からなされたもので、環境に優しく軽量でかつ表面強度
に優れる風合いの良好なレザー調物品用素材及びそれが
基材に積層されたレザー調物品を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ポリオレフィ
ン系熱可塑性エラストマー層とポリウレタン層からなる
積層体において、ポリウレタン層に天然有機物微粉末を
含有してなる積層体またはポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー層、ポリウレタン層及び表面コート層からな
る積層体において、表面コート層に天然有機物微粉末を
含有してなる積層体が本目的を達成できることを見出
し、これに基づき本発明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明は以下に示すレザー調物
品用素材及びそれが基材に積層されたレザー調物品を提
供するものである。 1. ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層とポリ
ウレタン層からなる積層体において、ポリウレタン層に
天然有機物微粉末を含有してなるレザー調物品用素材。 2. ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層、ポリ
ウレタン層及び表面コート層からなる積層体において、
表面コート層に天然有機物微粉末を含有してなるレザー
調物品用素材。 3. 天然有機物微粉末がセルロース、シルクまたはコ
ラーゲンの微粉末のいずれかである上記1または2記載
のレザー調物品用素材。 4. 表面コート層がグラビアコート法により形成され
た上記2または3記載のレザー調物品用素材。 5. ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層の一部
が少なくとも発泡体からなる上記1〜4のいずれかに記
載のレザー調物品用素材。 6. ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層とポリ
ウレタン層が接着層を介して接合されている上記1〜5
のいずれかに記載のレザー調物品用素材。 7. ポリウレタン層が離型紙を用いたナイフコーティ
ング法、インフレーション成形法、Tダイ押出成形法、
カレンダー成形法及びグラビアコート法のいずれかで形
成されたものである上記1〜6のいずれかに記載のレザ
ー調物品用素材。 8. 上記1〜7のいずれかに記載のレザー調物品用素
材が基材に積層されてなるレザー調物品。 9. 上記1〜7のいずれかに記載のレザー調物品用素
材が基材に積層されてなる自動車内装用レザー調物品又
は家具用レザー調物品。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、上記したようにポリオ
レフィン系熱可塑性エラストマー層とポリウレタン層か
らなる積層体において、ポリウレタン層に天然有機物微
粉末を含有してなるレザー調物品用素材(以下、第一発
明ともいう)およびポリオレフィン系熱可塑性エラスト
マー層、ポリウレタン層及び表面コート層からなる積層
体において、表面コート層に天然有機物微粉末を含有し
てなるレザー調物品用素材(以下、第二発明ともいう)
である。
【0007】以下、本発明についてより詳しく説明す
る。 1.レザー調物品用素材 (1)ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層 本発明におけるポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
(以下TPOともいう)層は、加熱溶融したTPOをロ
ール等でシート状に成形することにより製造できる。
【0008】TPOとしては、特に制限はなく、ポリオ
レフィン系樹脂からなるハードセグメントと、ポリオレ
フィン系ゴムからなるソフトセグメントとで構成される
ものが代表的なものである。さらに具体的には、TPO
として、単純ブレンド型TPOインプラント化TP
O動的加硫型TPO等を用いることができる。以下、
〜について説明する。 単純ブレンド型TPO 単純ブレンド型TPOとは、バンバリーミキサーやプラ
ストミル等の混合機でポリオレフィン系樹脂とポリオレ
フィン系ゴムを物理的にブレンドして、ポリオレフィン
マトリックス中に細かいゴム粒子を分散させた熱可塑性
エラストマーである。ゴム粒子としては、非架橋(未加
硫)ゴムまたは部分架橋(部分加硫)したゴムを用いる
ことができる。好ましくは、部分架橋(部分加硫)した
ゴムである。 インプラント化TPO インプラント化TPOとは、オレフィンを2段階で重合
することにより、重合反応器中で、ハードセグメント部
分とソフトセグメント部分のポリマーを2以上の工程で
つくった熱可塑性エラストマーである。
【0009】ハードセグメントであるオレフィンモノマ
ーを重合したのち、同じ重合反応器中でソフトセグメン
トとなるα−オレフィンモノマーを共重合して製造され
る。オレフィンモノマーとしては、プロピレンが、また
α−オレフィンとしては、エチレン、ブテン−1、ペン
テン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、4−メチルペ
ンテン−1等が単独でまたは2種以上を混合して用いら
れる。分子量を調節するため水素を重合系内に添加して
行ってもよい。重合する順序は逆であってもよい。ま
た、2段目に用いる重合反応器は異なっていてもよい。
重合触媒は、チーグラーナッタ触媒、担持型高活性触
媒、メタロセン触媒、シングルサイト触媒、希土類系触
媒等を用いることができる。 動的加硫型TPO 動的加硫型TPOとは、バンバリーミキサーやプラスト
ミル等の混合機を用い、物理的混合と同時にゴムの加硫
反応を行い製造した熱可塑性エラストマーである。いわ
ゆる加硫剤としては、有機過酸化物が用いられる。有機
過酸化物としてはジアルキルパーキサイドが好ましく用
いられる。さらに、ビスマレイミド化合物のような加硫
促進剤の存在下でごく少量の有機過酸化物を用いて行う
ことが好ましい。具体的には加硫剤としてフェノール系
樹脂を、促進剤としては二塩化スズ等を用いることがで
きる。加硫剤の使用量は、ポリオレフィン系樹脂とポリ
オレフィン系ゴムの混合物100重量部あたり、0.2
重量部以下、好ましくは0.1重量部以下、より好まし
くは0.07重量部以下で用いる。
【0010】また、加硫促進剤は同様に、1.5重量部
以下、好ましくは0.6重量部以下で用いる。動的加硫
型TPO製造に用いる装置としては、一軸混練押出機あ
るいは二軸混練押出機が好適に用いられる。前記の〜
に用いるポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピ
レンまたはプロピレンとα−オレフィンの共重合体が好
ましく用いられる。特に、プロピレンとエチレンのブロ
ックまたはランダム共重合体が好しい。また、前記の
〜に用いるポリオレフィン系ゴムとは、オレフィンを
主体とするゴムである。例えば、エチレン/プロピレン
共重合体ゴム、エチレン/プロピレン/非共役ジエン共
重合体ゴム等である。非共役ジエンの例としては、ジシ
クロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、1,4−
ヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチレンノルボル
ネン等がある。エチレン/プロピレン/非共役ジエン共
重合体ゴムの中では、エチレン/プロピレン/エチリデ
ンノルボルネンゴム(EPDM)が好ましい。
【0011】また、ポリオレフィン系ゴムとして、エチ
レン/α−オレフィン共重合体を用いることができる。
α−オレフィンとしては、ブテン−1、ペンテン−1、
ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1等が用いられ
る。エチレン/α−オレフィン共重合体としては、密度
が低く、ゲルパ−ミエイションクロマトグラフィー測定
による重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)
の比(Mw/Mn)で表される分子量分布が狭いものが
好ましい。具体的には、密度が0.91(g/cm3
以下、Mw/Mnが4以下が好ましい。さらに好ましく
は、密度が0.89(g/cm3 )以下、Mw/Mnが
3.5以下が好ましい。特に好ましくは、密度が0.8
8〜0.87(g/cm3 )、Mw/Mnが3〜2であ
る。
【0012】前記のTPOは、好ましくは比重0.88
〜0.92、より好ましくは0.88〜0.90,JI
S K 6301により測定した硬さが好ましくは50
〜87、より好ましくは60〜70、引張強度が46〜
150MPa、好ましくは60〜120MPa、引張伸
びが300〜600%、好ましくは400〜500%で
ある。
【0013】本発明におけるTPOとしては、ポリオレ
フィン系樹脂/ポリオレフィン系ゴムの重量比(%)が
5/95〜0/100の範囲であるものが好ましい。よ
り好ましくは、10/90〜0/100である。本発明
におけるTPO層としては、発泡したものでもよいし、
未発泡のものでもよいが好ましくは発泡したものであ
る。
【0014】発泡には、発泡剤を用いる。発泡剤として
は、熱分解型発泡剤が用いられ、有機または無機系の化
学発泡剤が使用できる。具体的には、アゾカルボンアミ
ド、2.2−アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾベン
ゼン等のアゾ化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、
ベンゼン1,3−スルホニルヒドラジド、4,4’−オ
キシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニ
ルスルホン−3,3−ジスルホニルヒドラジド等のスル
ホニルヒドラジド化合物、N,N’−ジニトロペンタメ
チレンテトラミン、N,N’−ジニトロペンタメチレン
テトラミン等のニトロソ化合物、テレフタルアミド、p
−第3ブチルベンズアジド等のアジド化合物、重炭酸ナ
トリウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム等の
無機化合物が挙げられ、これらの少なくとも1種が用い
られる。これらの中でも、アゾカルボンアミド、及び
4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)が好ましい。本発明に用いる熱分解型発泡剤は、そ
の分解温度が120〜200℃であり、好ましくは、1
20〜180℃である。
【0015】また、発泡においては、熱分解型発泡剤の
分解温度を低下させる目的で発泡促進剤を用いることが
できる。発泡促進剤としては、例えば、亜鉛華、硝酸亜
鉛、フタル酸鉛、炭酸鉛、三塩化リン酸塩等の無機塩、
亜鉛脂肪酸石けん、カドミウム脂肪酸石けん等の金属石
けん、ホウ砂、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸等の酸
類、尿素、ビウレア、エタノールアミン、グルコース及
びグリセリン等が挙げられる。発泡促進剤は目的とする
発泡倍率(発泡後の体積/発泡前の体積)に応じてその
使用量を適宜選択すればよい。
【0016】一方、発泡においては、熱分解型発泡剤の
分解温度を上げる目的で発泡抑制剤を用いることもでき
る。発泡抑制剤としては、例えば、マレイン酸、フマル
酸、フタル酸、無水マレイン酸等の有機酸、ステアロイ
ルクロリド、フタロイルクロリド等のハロゲン化有機
酸、ハイドロキノン等の多価アルコール、脂肪酸アミ
ン、アミド、イソシアネート等の含有機窒素化合物等が
挙げられる。発泡抑制剤は、発泡促進剤と同様に目的と
する発泡倍率(発泡後の体積/発泡前の体積)に応じて
その使用量を適宜選択すればよい。
【0017】前期の熱分解型発泡剤は、ポリオレフィン
系樹脂とポリオレフィン系ゴムの混合物100重量部あ
たり、通常1〜9重量部、好ましくは1〜8重量部配合
される。本発明において発泡したTPO層を用いる場合
は、1〜10倍に発泡したものが好ましい。より好まし
くは、1〜6倍である。特に好ましくは、2〜4倍であ
る。発泡倍率1未満では、柔軟性が損なわれることがあ
る。また、発泡倍率10を超えると表面の平滑性が損な
われる場合がある。
【0018】本発明におけるTPO層は、好ましくは厚
みが100〜2000μm、引張強度が5MPa以上、
引張弾性率が1MPa以上である。より好ましくは、厚
みが150〜1000μm、引張強度が5〜30MP
a、引張弾性率が1〜200MPaである。本発明にお
けるTPO層は、必要に応じて多層の構成であってもよ
い。例えば、具体的には前記TPO層と発泡したTPO
層を組み合わせて得られる多層の構成が挙げられる。ま
た、表面層にプライマー処理等によってウレタンとの接
着を良好にする層を設けた層構成或いは下層に強度を持
たせる層を設けた層構成であってもよい。 (2)ポリウレタン層 ポリウレタン層に用いられるウレタン樹脂としては、有
機ジイソシアネートとポリオールとを溶媒中で反応させ
たものの反応生成物及び必要に応じてジアミンで鎖長延
長したものが用いられる。そのイソシアネート成分とし
て芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート、
及び脂環族ジイソシアネートの単独またはこれらの混合
物が用いられ、例えば、トリレン2・4−ジイソシアネ
ート、4・4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
1・6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1・4−シ
クロヘキサンジイソシアネート等が挙げられる。ポリオ
ール成分としては、ポリエーテルポリオール、ポリエス
テルポリオール等が使用される。ポリエーテルポリオー
ルには、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラエチレングリコール等が挙げられ、
また、ポリエステルポリオールとしてはエチレングリコ
ール、プロピレングリコール等のジオールとアジピン
酸、セバシン酸等の二塩基酸との反応生成物やカプロラ
クトン等の開環重合物、ポリオールのホスゲン化、ジフ
ェニルカーボネートによるエステル交換反応によって合
成されたポリカーボネートジオール化合物等が挙げられ
る。
【0019】本発明におけるウレタン層は、典型的には
ウレタンフィルムで有り、前記のウレタン樹脂を離型紙
を用いたナイフコーティング成形法、インフレーション
成形法、Tダイ押し出し成形法、カレンダー成形法およ
びグラビアコート法で形成したものが好ましい。グラビ
アコート法においては、複数回コーティングすることに
よる多層成形したものであってもよい。ウレタン層とし
ては、好ましくは厚みが1〜300μm、ゴム硬度がJ
IS−A表示で50°以上及び/又は柔軟性が100%
モジュラスで1MPa以上である。より好ましくは、厚
みが3〜100μm、ゴム硬度がJIS−A表示で55
〜100°及び/又は柔軟性が100%モジュラスで2
〜30MPa以上である。
【0020】本発明におけるポリウレタン層としては、
ポリウレタンのエラストマーであってもよい。また、本
発明におけるポリウレタン層は、必要に応じて多層の構
成であってもよい。例えば、表面層に手触り感を良好に
する層を設けた層構成或いは下層に強度を持たせる層を
設けた層構成であってもよいし、この逆でもよい。用途
に適する構成にすることができる。 (3)表面コート層 本発明における表面コート層としては、ウレタン樹脂お
よび/またはアクリル樹脂が挙げられる。
【0021】ウレタン樹脂としては、前記のものが用い
られる。また、アクリル樹脂としては、アクリル酸およ
びそのエステル、アクリルアミド、アクリロニトリル、
メタクリル酸およびそのエステルのホモ重合体またはこ
れらと他のアクリレートやビニル系モノマーとの共重合
体をその主たる成分とするものが用いられる。アクリル
酸のエステルとしては、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、シアノメチルアクリレート、シアノエチ
ルアクリレート、シアノブチルアクリレート、シアノ−
2−エチルヘキシルアクリレート等を挙げることができ
る。メタクリル酸のエステルとしては、メチルメタアク
リレート、エチルメタアクリレート、ブチルメタアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタアクリレート、シアノ
メチルメタアクリレート、シアノエチルメタアクリレー
ト、シアノブチルメタアクリレート、シアノ−2−エチ
ルヘキシルメタアクリレート等を挙げることができる。
また、ウレタンとアクリル酸の混合物或いは共重合体を
用いてもよい。前記のウレタン樹脂および/またはアク
リル樹脂は必要に応じてシリコーン系化合物等を添加し
たものであってもよい。表面コート層を設けることによ
り、表面のタッチ感をより一層好ましものとすることが
できる。表面コート層の厚みは、通常、1〜30μm、
好ましくは1〜10μmである。 (4)天然有機物微粉末 第一発明におけるウレタン層または第二発明における表
面コート層が含有する天然有機物微粉末としては、シル
ク、セルロース、コラーゲン、ウール、ケラチン、麻、
綿、キチン、キトサン、ベタイン、卵殻膜等を使用でき
る。また、これらのうち、複数種を組み合わせて使用し
てもよい。前記天然有機物微粉末の含有量は、通常1〜
90wt%、好ましくは3〜60wt%、特に好ましくは5
〜30wt%である。天然有機物微粉末を含有しないと良
好な触感、吸・放湿性が得られなくなる。また、90wt
%を超えると、樹脂が持つ軟らかさが損なわれることが
ある。天然有機物微粉末としては、株式会社セイシン企
業製のレーザー回折・散乱式粒度分布測定装置 LMS
−24にて測定した平均粒径が300μm以下、好まし
くは1〜100μm、さらに好ましくは3〜30μmで
ある。300μmを超えると、良好な触感が得られない
ことがある。
【0022】なお、ウレタン層中には、必要な添加剤、
例えば分散剤、安定剤等を添加してもよい。本発明のレ
ザー調物品用素材は、前記のポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー層とウレタン層が接着層を介して接合され
ていることが好ましい。接着層としては、イソシアネー
ト系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、変
性ポリオレフィン接着剤等からなる層が好ましい。
【0023】本発明のレザー調物品用素材の製造方法と
しては、特に制限はなく、前記のレザー調物品用素材が
得られればどんな方法でもよい。一例を挙げれば、T
POシートを2本ロールを備えた装置で溶融、混練し、
厚さを調整して得た後、ポリウレタン溶液中に、天然
有機物微粉末を均―に分散されるよう配合し、離型紙
上にナイフコーターで前記天然有機物微粉末配合ポリウ
レタン溶液を塗布してポリウレタンフィルムを得た後、
TPOシートに前記ポリウレタンフィルムをドライラ
ミネート法によって貼りあわせて、レザー調物品用素材
を製造する方法が挙げられる。 2.レザー調物品 本発明のレザー調物品は、前記のレザー調物品用素材が
基材に積層されてなる物品である。
【0024】基材としては、布、木材、プラスチック等
が用いられる。具体的には、木綿、スフ、レーヨン、ポ
リエステル、ビニロン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、これらの混紡等からなる各種織物、編物、不織布等
が用いられる。木材としては、形状等は問わず、材質は
天然および合板であってもよい。プラスチックとして
は、熱可塑性プラスチック、熱硬化性プラスチックが挙
げられ、具体的にはそれらのシート、フィルム等が挙げ
られる。これらのプラスチックには、必要に応じて、充
填材、可塑剤、安定剤その他の副資材、あるいはガラス
繊維などの補強材を加えたものでもよい。また、発泡さ
れたものであってもよい。また、基材は、必要に応じて
各種の表面処理が施されたものであってもよい。
【0025】レザー調物品用素材を基材に積層する場合
は、接着剤を用いてもよいし、用いなくてもよい。例え
ば、熱融着(ホットラミネートとも言われる)であって
もよい。基材に応じて適宜選択することができる。ま
た、本発明のレザー調物品は、必要に応じてシボ模様や
ステッチ模様を施してもよい。
【0026】レザー調物品として、具体例をあげれば、
例えば自動車分野では、インストルメントパネル、コン
ソールボックス、アームレスト、ヘッドレスト、ドアト
リム、リアパネル、ピラートリム、サンバイザー、トラ
ンクルームトリム、トランクリッドトリム、エアーバッ
ク収納ボックス、シートバックル、ヘッドライナー、グ
ローブボックス、ステアリングホイールカバー、天井材
等の内装表皮材、キッキングプレート、チェンジレバー
ブーツ、等の自動車内装部品に表皮材として用いたもの
を例示することができる。
【0027】さらに、家電・OA機器分野においては、
例えば、テレビ、ビデオ、洗濯機、乾燥機、掃除機、ク
ーラー、エアコン、リモコンケース、電子レンジ、トー
スター、コーヒーメーカー、ポット、ジャー、食器洗い
器、電気カミソリ、ヘアードライヤー、マイク、ヘッド
ホーン、ビューティー器具、CD・カセット収納箱、パ
ーソナルコンピューター、タイプライター、映写機、電
話、コピー機、ファクシミリ、テレックス等に表皮材と
して用いたものを例示することができる。
【0028】スポーツ用品分野においては、例えば、ス
キー用手袋やグローブ等、スポーツシューズ装飾部品、
各種球技のラケット、スポーツ機器・用品のグリップ、
自転車、二輪車、三輪車のサドル表皮及びハンドルグリ
ップ等に表皮材として用いたものを例示することができ
る。建築・住宅分野において、例えば、家具、机、椅子
等の表皮材、門、扉、塀等の表皮材、壁装飾材料、天井
装飾材料、カーテンウォールの表皮材、台所、洗面所、
トイレ等の屋内用床材、ベランダ、テラス、バルコニ
ー、カーポート等の屋外床材、玄関マット、テーブルク
ロス、コースター、灰皿敷等に表皮材として用いたもの
を例示することができる。
【0029】工業用品分野においては、例えば、電動工
具類のグリップ、ホース及びパッキング材料に表皮材と
して用いたものを例示することができる。上記以外に
も、例えば、かばん、ケース類、ファイル、手帳、アル
バム、文房具、カメラボディー、人形やその他玩具等、
また時計バンド等の成形体、額の外枠等に表皮材として
用いたものを例示することができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定さ
れるものではない。 〔実施例1〕 TPOシートは、出光TP02640〔出光石油化学
製インプラント化TPO〕を用い、2本ロールを備えた
装置〔西村工機株式会社製〕で溶融、混練し、厚さ30
0μmのTPOシートを得た。 ポリウレタン溶液CRISVON NY−333〔大
日本インキ化学工業株式会社製〕中に、平均粒径が10
μmであるシルクの微粉末をポリウレタン溶液中の固形
分量に対して20wt%となるように配含し、均―に分
散されるまで攪拌してシルク微粉末配合ポリウレタン溶
液を得た。 離型紙〔旭ロール株式会社製〕上にナイフコーターで
前記シルク微粉末配合ポリウレタン溶液を乾燥後の膜厚
が30μmとなるように塗工量を調節して塗布した後、
乾燥した。次に、その上に接着剤としてAS−358
〔大日本インキ化学工業株式会社製〕を塗布してポリウ
レタンフィルムを得た。 TPOシートに前記ポリウレタンフィルムをドライラ
ミネート法によって貼りあわせ、十分熟成した後、離型
紙を剥離し、レザー調物品用素材を得た。得られたレザ
ー調物品用素材について、以下に示す「触感評価方法」
及び「吸放湿性試験法」を行い、得られた結果を表1に
示した。 「触感評価方法」円筒に巻き付けたサンブルを長時間
(30分間)手のひら全面で握りつづけ、その時の手の
ひらの感触を以下のように評価した。 長時間接触するとべた付く:手のひらに汗をかき、べた
付いた感じがする。 良好 :手のひらに汗をかいたとい
う感じがあまりなく、さらっとした触感。 極めて良好 :手のひらに汗をかいたとい
う感じが殆どなく、非常にさらっとした触感。 「吸放湿性試験法」アルミ板上にサンプルを貼り付け
(100mm×100mm)下記のようにして吸湿量
(g/m2 ・4hr)を測定した。 恒温恒湿槽(23℃/30%RH)にサンプルを入
れ、状態調節を行なう。その後、サンプルを取り出し重
量を測定する。 重量測定が完了したら、サンプルを速やかに2台目の
恒温恒湿槽(30℃/80%RH)に移し、4時間後、
恒温恒湿槽よリサンブルを取り出し、重量を測定する。 吸湿量は、(で測定した重量一で測定した重量)
を単位面積当たりの重量に換算した値(g/m2 ・4h
r)として求めた。 〔実施例2〕実施例1のにおける平均粒径が10μm
であるシルクの微粉末を平均粒径が30μmであるシル
クの微粉末に変えたこと及び配合量を10wt%に変え
たこと以外は実施例1と同様に行いレザー調物品用素材
を得た。実施例1と同様に「触感評価方法」及び「吸放
湿性試験法」を行い、得られた結果を表1に示した。 〔実施例3〕実施例1のにおける平均粒径が10μm
であるシルクの微粉末を平均粒径が5μmであるコラー
ゲンの微粉末に変えたこと及び配合量を30wt%に変
えたこと以外は実施例1と同様に行いレザー調物品用素
材を得た。実施例1と同様に「触感評価方法」及び「吸
放湿性試験法」を行い、得られた結果を表1に示した。 〔実施例4〕 TPOシートは、出光TPO2640〔出光石油化学
製インプラント化TPO〕を用い、2本ロールを備えた
装置〔西村工機株式会社製〕で溶融、混練し、厚さ30
0μmのTPOシートを得た。 表面コート剤としてMAT780及びTOP701M
〔共に大日本インキ化学工業株式会社製〕混合溶液中に
平均粒径が5μmであるセルロースの微粉末をポリウレ
タン溶液中の固形分量に対して20wt%となるように
配合し、均一に分散されるまで攪拌してセルロースの微
粉末配合表面コート剤を得た。 離型紙〔旭ロール株式会社製〕上にナイフコーターで
CRISVON NY‐330〔大日本インキ化学工業
株式会社製〕を乾燥後の膜厚が30μmとなるように塗
工量を調節して塗布した後、乾燥した。次に、その上に
接着剤としてAS−358〔大日本インキ化学工業株式
会社製〕を塗布してポリウレタンフィルムを得た。 TPOシートに前記ポリウレタンフィルムをドライラ
ミネート法によって貼りあわせ、十分熟成した後、離型
紙を剥離し、その表面上に前記セルロースの微粉末配合
表面コート剤をグラビアコーティング法により2回コー
ティングし、レザー調物品用素材を得た。なお、グラビ
アロールは120メッシュの版を使用した。実施例1と
同様に「触感評価方法」及び「吸放湿性試験法」を行
い、得られた結果を表1に示した。 〔実施例5〕実施例4のにおける平均粒径が5μmで
あるセルロースの微粉末を平均粒径が5μmであるシル
クの微粉末に変えたこと及び配合量を50wt%に変え
たこと以外は実施例1と同様に行いレザー調物品用素材
を得た。実施例1と同様に「触感評価方法」及び「吸放
湿性試験法」を行い、得られた結果を表1に示した。 〔実施例6〕 実施例4ので得たTPOシートをポリエステル/レ
ーヨン混紡系のメリヤスに、接着剤としてAS−358
〔大日本インキ化学工業株式会社製〕を介して積層し、
基材に積層したTPOシートを得た。 表面コート剤としてMAT780及びTOP701M
〔共に大日本インキ化学工業株式会社製〕混合溶液中に
平均粒径が5μmであるシルクの微粉末をポリウレタン
溶液中の固形分量に対して10wt%となるように配合
し、均一に分散されるまで攪拌してシルクの微粉末配合
表面コート剤を得た。 離型紙〔旭ロール株式会社製〕上にナイフコーターで
CRISVON NY‐330〔大日本インキ化学工業
株式会社製〕を乾燥後の膜厚が30μmとなるように塗
工量を調節して塗布した後、乾燥した。次に、その上に
接着剤としてAS−358〔大日本インキ化学工業株式
会社製〕を塗布してポリウレタンフィルムを得た。 前記基材に積層したTPOシートに前記ポリウレタン
フィルムをドライラミネート法によって貼りあわせ、十
分熟成した後、離型紙を剥離し、その表面上に前記セル
ロースの微粉末配合表面コート剤をグラビアコーティン
グ法により2回コーティングし、レザー調物品を得た。
なお、グラビアロールは120メッシュの版を使用し
た。実施例1と同様に「触感評価方法」及び「吸放湿性
試験法」を行い、得られた結果を表1に示した。 〔比較例1〕実施例1のにおいて平均粒径が10μm
であるシルクの微粉末を用いなかったこと以外は実施例
1と同様に行いレザー調物品用素材を得た。実施例1と
同様に「触感評価方法」及び「吸放湿性試験法」を行
い、得られた結果を表1に示した。 〔比較例2〕実施例4のにおいて平均粒径が5μmで
あるセルロースの微粉末を用いなかったこと以外は実施
例4と同様に行いレザー調物品用素材を得た。実施例1
と同様に「触感評価方法」及び「吸放湿性試験法」を行
い、得られた結果を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明のレザー調物品用素材及びそれが
基材に積層されたレザー調物品は、環境に優しいうえに
軽量で表面強度に優れ、風合いが良好であるため、家具
の表皮材、車両の内装材や文具雑貨等に好適に用いられ
る。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
    層とポリウレタン層からなる積層体において、ポリウレ
    タン層に天然有機物微粉末を含有してなるレザー調物品
    用素材。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
    層、ポリウレタン層及び表面コート層からなる積層体に
    おいて、表面コート層に天然有機物微粉末を含有してな
    るレザー調物品用素材。
  3. 【請求項3】 天然有機物微粉末がセルロース、シルク
    またはコラーゲンの微粉末のいずれかである請求項1ま
    たは2記載のレザー調物品用素材。
  4. 【請求項4】 表面コート層がグラビアコート法により
    形成された請求項2または3記載のレザー調物品用素
    材。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
    層の一部が少なくとも発泡体からなる請求項1〜4のい
    ずれかに記載のレザー調物品用素材。
  6. 【請求項6】 ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
    層とポリウレタン層が接着層を介して接合されている請
    求項1〜5のいずれかに記載のレザー調物品用素材。
  7. 【請求項7】 ポリウレタン層が離型紙を用いたナイフ
    コーティング法、インフレーション成形法、Tダイ押出
    成形法、カレンダー成形法及びグラビアコート法のいず
    れかで形成されたものである請求項1〜6のいずれかに
    記載のレザー調物品用素材。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のレザー
    調物品用素材が基材に積層されてなるレザー調物品。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載のレザー
    調物品用素材が基材に積層されてなる自動車内装用レザ
    ー調物品又は家具用レザー調物品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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