JP2000079599A - 使用済タイヤの切断装置 - Google Patents

使用済タイヤの切断装置

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JP2000079599A
JP2000079599A JP26236098A JP26236098A JP2000079599A JP 2000079599 A JP2000079599 A JP 2000079599A JP 26236098 A JP26236098 A JP 26236098A JP 26236098 A JP26236098 A JP 26236098A JP 2000079599 A JP2000079599 A JP 2000079599A
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cutting
cutting blade
blade
boundary
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Shinzo Ogasawara
新三 小笠原
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KAWAKICHI UNSO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬、保管時に大幅な省スペース化を図るこ
とができるようにタイヤをドーナツ状のサイドウォール
部と円筒状のトレッド部とに3分割して切断できるタイ
ヤ切断装置を提供する。 【解決手段】 円盤18には圧迫杆24が軸心方向に摺
動可能に装着されている。円錐体34が上昇すると圧迫
杆24が外方に摺動し、圧迫杆24が使用済タイヤTの
ビード部tを内側から圧迫して固定する。モータ12の
駆動により円盤18が回転し、使用済タイヤTが回転す
る。アーム60が下降し、上刃6がトレッド部Dとサイ
ドウォール部Sとの境界線Pに切り込む。下刃8が起き
上がり、トレッド部Dとサイドウォール部Sとの境界線
Pに切り込む。使用済タイヤTが切断され、3分割され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、不要になった
自動車用タイヤを再生ゴムや代替燃料などの材料として
再利用するためにタイヤを切断するタイヤ切断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】 従来のタイヤ切断装置として、特公昭
54−14623号や特公平7−100316号に開示
されたものがある。これらはいずれもタイヤをトレッド
部の中央付近で切断し2分割することにより、タイヤを
再利用するまでの運搬、保管の際の省スペース化を図ろ
うとしたものである。しかし、これら従来の切断装置に
よって切断されたタイヤ片はドーナツ状のサイドウォー
ル部と円筒状のトレッド部の半分からなり平板状ではな
いため、積載した場合に無駄な空間が生じ、運搬、保管
時に省スペースを図るのに充分でないという問題があ
る。この問題を解決するために、特開平4−29360
5号に開示されたタイヤの裁断方法がある。これは、タ
イヤをドーナツ状のサイドウォール部と円筒状のトレッ
ド部とに3分割する方法である。円筒状のトレッド部は
さらに切断し帯状とする。この裁断方法によれば、裁断
されたタイヤ片はほぼ平板状となるため、積載した場合
に無駄な空間が生ぜず、運搬、保管時に大幅な省スペー
ス化を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、前記特開平
4−293605号には、単に方法が開示されているだ
けで、その方法を実施するための具体的な手段は何ら開
示されていない。この発明はこのような事情に鑑みてな
されたものであって、その目的は、運搬、保管時に大幅
な省スペース化を図ることができるようにタイヤをドー
ナツ状のサイドウォール部と円筒状のトレッド部とに3
分割できるタイヤ切断装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、回転体を回転駆動す
る回転駆動手段と、同回転体の回転中心と同軸にタイヤ
の回転中心が配置されるように回転体に対してタイヤを
固定するタイヤ固定手段と、同タイヤ固定手段によって
固定されたタイヤのトレッド部と同トレッド部の両側に
形成されるサイドウォール部との境界部に対してそれぞ
れ接離する一対の切断刃と、同両切断刃をタイヤから離
れた退避位置と同境界部に接する切断位置との両位置間
を移動させる切断刃移動手段とを有し、タイヤの円周方
向に形成される境界線に沿ってタイヤを切り開きタイヤ
をトレッド部と両サイドウォール部に3分割するように
したことをその要旨とする。また、上記の目的を達成す
るために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
使用済タイヤの切断装置において、前記切断刃移動手段
は固定されたタイヤに対して退避位置にある両切断刃を
前記回転体の回転軸に対して交差する方向から直線的に
接近させ、両切断刃をそれぞれ境界部の対向位置に配置
させた後、同境界部に接する切断位置に配置させるよう
にしたことをその要旨とする。また、上記の目的を達成
するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の使用済タイヤの切断装置において、前記
タイヤを一方のサイドウォール部が下面となるようにテ
ーブル上に載置し、同テーブル上には下側となったタイ
ヤの境界部がテーブル下面に露出するように開口部を形
成するとともに、前記一方の切断刃をテーブル下面に配
置し、前記切断刃移動手段はこの切断刃を同開口部から
露出する境界部に対して接離させるようにしたことをそ
の要旨とする。また、上記の目的を達成するために、請
求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2又は請求
項3に記載の使用済タイヤの切断装置において、前記切
断刃の退避位置から切断刃の進出するタイヤの境界部ま
での距離に応じたタイヤの径を計測する計測手段を設
け、同計測手段からの計測信号に基づいて切断刃の進出
量を決定する切断刃進出量決定手段を設けたことをその
要旨とする。
【0005】
【発明の効果】 請求項1に記載の発明では、タイヤの
両側のトレッド部とサイドウォール部との境界を円周方
向に切断して1本のタイヤを3つに分割できる。従っ
て、円筒状に切断されたトレッド部を幅方向に切断すれ
ば帯状となり、全てのタイヤ片が平板状になるので、各
タイヤ片を積載した場合に、無駄な空間が生ぜず、運
搬、保管時に大幅な省スペース化を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明の効
果に加え、前記切断刃を前記回転体の回転軸に対して交
差する方向から直線的に接近させ、両切断刃をそれぞれ
境界部の対向位置に配置させた後、同境界部に接する切
断位置に配置されるので、タイヤの径に応じて切断刃の
切断位置を変更することができる。請求項3に記載の発
明では、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加
え、テーブル上にタイヤを載置して固定できるので、タ
イヤを回転体に固定しやすい。また、切断されたタイヤ
が固定手段から解除された後もテーブル上に載置される
ので取り出しもし易い。請求項4に記載の発明では、請
求項1又は請求項2又は請求項3に記載の発明の効果に
加え、タイヤの径に応じて変化する境界部に接する切断
位置に切断刃を配置することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態であ
る使用済タイヤの切断装置を説明する。図1及び図2に
示すように、本実施の形態の使用済タイヤの切断装置1
は、架台2に、タイヤ固定装置4、切断刃移動手段とし
ての切断刃駆動装置10を配置したものである。まず、
タイヤ固定装置4について説明する。テーブル3の下方
には回転駆動手段としてのモータ12が配設されてい
る。同モータ12の回転軸14はテーブル3の第1の開
口部3aからテーブル3の上面に突出され、その先端に
はキャップ16により回転体としての円盤18が回転軸
14と一体回動可能に固着されている。図3に示すよう
に、円盤18には、十字状に摺動溝20が形成されてい
る。摺動溝20はチャンネル状に形成され、同摺動溝2
0の上方は幅狭に形成されている。円盤18の底面中央
には円形の凹部22が形成されている。摺動溝20には
タイヤ固定手段としての圧迫杆24が同摺動溝20に沿
って直線移動可能に装着されている。圧迫杆24は、摺
動部材としての摺動部26の先端に圧迫部材としての立
設部28が固着され、全体がL字状に形成されている。
摺動部26は、摺動溝20に対応した直方体状に形成さ
れ、立設部28は、上部が折曲形成された長方形板体状
に形成されている。立設部28の中間部には補強板が固
着され、断面T字状をなしている。
【0007】圧迫杆24の摺動部26は摺動溝20に収
容され、立設部28は円盤18から突出されている。圧
迫杆24とキャップ16との間には第1のコイルバネ3
0が介装され、圧迫杆24は円盤18の軸心方向に付勢
されている。円盤18は、テーブル3上の回転レール3
2により回転可能に支持されている。前記回転軸14の
先端寄りには、円錐体34が遊嵌されている。同円錐体
34は、円盤18の凹部22内に配置されている。テー
ブル3の裏面には天秤棒36が配設されている。同天秤
棒36は支点軸38に上下に回動可能に装着されてい
る。図1において同天秤棒36の右端下方には第1シリ
ンダ40が配設されている。第1シリンダ40のロッド
40aは、天秤棒36の基端に連結されている。天秤棒
36の先端部42には円孔42aが形成され、同円孔4
2aは前記回転軸14に遊嵌状態に挿通されている。そ
の結果、ロッド40aが下方へ移動すると天秤棒36の
先端部42が円錐体34を押し上げ、円錐体34は各圧
迫杆24を外方へ直線移動させるとともに、第1のコイ
ルバネ33の付勢力に抗して各圧迫杆24を外方へ移動
させる。
【0008】次に、切断刃駆動装置10について説明す
る。図1、図2に示すように、切断刃駆動装置10は、
第2シリンダ44、第3シリンダ46及び第4シリンダ
48の協働により上刃6及び下刃8をそれぞれ固定され
たタイヤTのトレッド部Dとサイドウォール部Sとの境
界線Pに向かって移動させるものである。タワー50は
直方体状に形成され、タワー50の前面四隅には固定ブ
ロック52a〜52dが固定されている。図上左側の固
定ブロック52a、52b間、及び図上右側の52c、
52d間にはそれぞれ上下方向に案内ロッド54が固定
されている。案内ロッド54には昇降ブロック56が上
下移動可能に装着されている。昇降ブロック56と固定
ブロック52b、52dとの間の案内ロッド54には第
2のコイルバネ58が環装されている。同昇降ブロック
56にはアーム60が固着されている。アーム60の先
端には、切断刃としての上刃6が下向きかつ切刃が円周
方向を向くように装着されている。タワー50の上部に
は、第2シリンダ44が装着されている。昇降ブロック
56は、同第2シリンダ44のロッド44aの先端に固
着されている。これによって、第2シリンダ44の駆動
によってロッド44aが下方に移動すると昇降ブロック
56が第2のコイルバネ58の反発力に抗して下降し、
アーム60が下降するようになっている。タワー50
は、第1のスライダ62を介してテーブル3上に配置さ
れ、同スライダ62によって図1において左右に直線移
動可能とされている。タワー50の底面には、突出杆6
4が固着され、第1のスライダ62及びテーブル3の第
2の開口部3bを貫通してテーブル3の裏面側から下方
に突出されている。
【0009】図4及び図5に示すように、下刃装着台6
6は、ベース68、第1の軸受70、回動アーム72と
から構成されている。図1に示すように下刃装着台66
は、タワー50の下方のテーブル3の第3の開口部3c
の直下に配設されている。同下刃装着台66は、架台2
の第1フレーム76間に所定間隔で架設された第2フレ
ーム78間に装着されている。ベース68上には第1の
軸受70が固着され、第1の軸受70には回動アーム7
2の回動軸71が軸受70に回動可能に支持されてい
る。図4に示すように、回動アーム72の先端には、回
動アーム72が水平の状態において下刃8が上向きかつ
切刃が円周方向に向くように固定されている。ベース6
8は第2のスライダ74上に装着され、同第2のスライ
ダ74によって図5において上下方向に直線移動が可能
である。
【0010】図4において下刃装着台66の右側(図1
において下刃装着台66の奥)には、第4シリンダ48
が配設されている。第4シリンダ48は、第2フレーム
78間に架設された固定板92に固定されている。第4
シリンダ48のロッド48aは、図4において左方に延
出され、その先端は後述する押し上げ枠80を押圧して
いる。回動アーム72の下方には、押し上げ枠80が配
設されている。押し上げ枠80は、一対の長方形の側板
82の間に押し上げレバー84、当接板86を架設して
構成されている。押し上げ枠80は、第2フレーム78
に固着された一対の第2の軸受88間に装着され、回動
軸90を中心として回動可能とされている。押し上げレ
バー84、当接板86は回動軸90を挟んだ両端寄りに
配置されている。当接板86は、前記第4シリンダ48
のロッド48aによって押圧され、その結果、押し上げ
枠80は図4において時計回り方向に回動させられてい
る。回動された状態で押し上げ枠80の押し上げレバー
84は、回動アーム72の下面に当接させられている。
このような配置状態において第4シリンダ48のロッド
48aが図4において左方に進出すると、押し上げ枠8
0は更に時計回り方向に回動し、押し上げレバー84が
回動アーム72を押し上げ、回動アーム72は、図4に
おいて反時計回り方向に回動する。ベース68には、L
字板94が延設されている。図1に示すように、同L字
板94には、摺動棒96が固着されている。
【0011】図1に示すように、タワー50の下方のテ
ーブル3の裏面には、第3シリンダ46が装着されてい
る。前記タワー50の底面から突出された突出杆64の
中程には、第3シリンダ46のロッド46aの先端が連
結されている。突出杆64の下部には、前記下刃装着台
66の摺動棒96が連結されている。タワー50の円盤
18寄りの側面には、計測手段としてのマイクロスイッ
チ98が装着されている。マイクロスイッチ98の先端
の押圧部98aが、円盤18に固定された使用済タイヤ
のトレッド部Dに接触してマイクロスイッチ98が入力
されると、その電気信号が図示しない切断刃進出量決定
手段としての制御装置へ伝達され、第3シリンダ46の
ロッド46aの進出が停止されるようになっている。
【0012】次に、本実施の形態の使用済タイヤの切断
装置1の作用について説明する。以下、図1、図2、図
4〜図7に基づいて使用済タイヤの切断装置1の使用方
法について説明する。使用済タイヤTを内側の空洞部分
に圧迫杆24の立設部28が挿通されるようにして円盤
18に装着する。そして、図示しない駆動スイッチを入
力すると、図示しない制御装置の制御の下、以下の動作
が行われる。第1シリンダ40のロッド40aが下方に
後退し、それに伴い天秤棒36が回動し、先端部42が
円錐体34を押し上げる。円錐体34が上昇し、各圧迫
杆24の摺動部26が第1のコイルバネ30の付勢力に
抗して外方へ移動する。各圧迫杆24の立設部28がこ
れに嵌合している使用済タイヤTのビード部tを外方に
向けて圧迫してこれを固定する。尚、固定された状態に
おいて使用済タイヤTの下部のサイドウォール部Sは、
テーブル3の表面に接触している。次いで、モータ12
が駆動され、回転軸14が回転する。円盤18が回転
し、同円盤18に装着された圧迫杆24が回転する。圧
迫杆24により固定された使用済タイヤTが回転する。
同使用済タイヤTの回転が始まると、第3シリンダ46
のロッド46aが進出し、原位置(退避位置)において
図7の位置にあるタワー50が第1のスライダ62上を
図1において右方に直線移動する。マイクロスイッチ9
8の押圧部98aが使用済タイヤTのトレッド部Dに接
触しマイクロスイッチ98が入力される。第3シリンダ
46のロッド46aは進出を停止し、タワー50が停止
する。図1及び図2に示すように、タワー50は、上刃
6が使用済タイヤTのトレッド部Dとサイドウォール部
Sとの境界線Pの真上に位置する所(対向位置)で停止
する。同様に第3シリンダ46のロッド46aの進出に
伴い、摺動棒96及びL字板94が移動し、原位置(退
避位置)において図7の位置にあった下刃装着台66の
ベース68が第2のスライダ74上を図1において右方
に直線移動する。第3シリンダ46のロッド46aが進
出を停止すると、ベース68は、下刃8が図2に示す使
用済タイヤTのトレッド部Dとサイドウォール部Sとの
境界線Pの真下に位置する所(対向位置)で停止する。
【0013】第2シリンダ44のロッド44aが下降
し、昇降ブロック56が第2のコイルバネ58の反発力
に抗して下降する。アーム60が下降し、上刃6が使用
済タイヤTのトレッド部Dとサイドウォール部Sとの境
界線Pに切り込む(切断位置)。わずかに遅れて第4シ
リンダ48のロッド48aが図4において左方に移動
し、当接板86を押圧し、押し上げ枠80が図4におい
て時計回り方向に回動する。押し上げレバー84が回動
アーム72を押し上げ、回動アーム72は図4において
反時計回り方向に回動する。下刃8が使用済タイヤTの
トレッド部Dとサイドウォール部Sとの境界線Pに切り
込む(切断位置)。その状態で使用済タイヤTが回転
し、使用済タイヤTはトレッド部Dとサイドウォール部
Sとの境界線Pで切断され、トレッド部Dとサイドウォ
ール部Sとに3分割される。下刃8が上刃6よりも僅か
に遅れて境界線Pに切り込むので上部の境界線Pが切断
されている間は下部の境界線Pは完全には切断されず
に、切断されていない部分が残っている。従って、上部
の境界線Pを切断している間は、トレッド部Dは上下両
方のサイドウォール部Sに支持されていることとなる。
尚、上刃6及び下刃8が使用済タイヤTに切り込む位置
は、前記境界線Pに限られず任意に変更可能であり、前
記境界線Pの内側の円周の線でもよい。
【0014】続いて、以下の(1)(2)の動作がほぼ
同時に行われる。 (1)第2シリンダ44のロッド44aが上昇し、昇降
ブロック56が上昇する。第2のコイルバネ58の反発
力も加わり、昇降ブロック56は容易に上昇する。アー
ム60が上昇し、上刃6が使用済タイヤTのトレッド部
Dとサイドウォール部Sとの境界線Pの切り込み口から
脱出する。 (2)第4シリンダ48のロッド48aが図4において
右方に移動し、押し上げ枠80が図4において反時計回
り方向に回動する。押し上げレバー84が反時計回り方
向に回動し、回動アーム72が図4において時計回り方
向に回動する。下刃8が使用済タイヤTのトレッド部D
とサイドウォール部Sとの境界線Pの切り込み口から脱
出する。
【0015】第3シリンダ46のロッド46aが後退
し、タワー50及び下刃装着台66が原位置(退避位
置)に戻る。モータ12が駆動を停止し、円盤18が回
転を停止する。使用済タイヤTが回転を停止する。第1
シリンダ40のロッド40aが上方に移動し、天秤棒3
6が回動し、先端部42が下降する。円錐体34が下降
し、圧迫杆24の摺動部26が第1のコイルバネの付勢
力により内側へ移動する。圧迫杆24の立設部28が内
側へ移動し、これに嵌合している使用済タイヤTのビー
ド部tに加えられていた圧迫を解除する。3分割された
使用済タイヤTを円盤18から取り出す。タイヤは、図
6に示すように3分割される。
【0016】このように構成することにより本実施の形
態の使用済タイヤの切断装置1は以下のような効果を奏
する。 ・使用済タイヤTをトレッド部Dとサイドウォール部S
とに3分割できるので、円筒状に切断されたトレッド部
Dを幅方向に切断して帯状の板片が得られ、ほぼ平板状
のそれらの板片を積載した場合に、無駄な空間が生ぜ
ず、運搬、保管時に大幅な省スペース化を図ることがで
きる。 ・タワー50及び下刃装着台66は、図1において左右
方向に直線移動が可能であるので、使用済タイヤTの径
に応じてトレッド部とサイドウォール部との境界Pに上
刃6及び下刃8を切り込ませることができる。 ・上刃6と下刃8とが上下の同じ位置で使用済タイヤT
のトレッド部とサイドウォール部との境界に切り込むの
で、使用済タイヤTが上刃6と下刃8により挟みつけら
れるようにして切り込まれ、安定した状態で切断ができ
る。 ・下刃8が上刃6よりも僅かに遅れて境界線Pに切り込
むので上部の境界線Pが切断されている間は下部の境界
線Pは完全には切断されずに、切断されていない部分が
残っている。従って、上部の境界線Pを切断している間
は、トレッド部Dは上下両方のサイドウォール部Sに支
持され、安定した状態で切断ができる。下部の境界線P
の切断は、上部の境界線Pの切断が完全に終了していて
も下部のサイドウォール部Sがテーブル3の上面で支持
され得るので安定した状態で切断ができる。 ・押し上げ枠80の押し上げレバー84は、第2フレー
ム78に固着された第2の軸受88に装着された側板8
2間に架設されているので、下刃装着台66が使用済タ
イヤTの径に応じて第2のスライダ74により移動して
も回動アーム72を押し上げることができる。 ・マイクロスイッチ98が入力されると上刃6及び下刃
8が使用済タイヤTのトレッド部Dとサイドウォール部
Sとの境界線P上に位置する所でタワー50及び下刃装
着台66が停止するので、使用済タイヤTの径が変化し
てもトレッド部とサイドウォール部との境界線Pに正確
に上刃6及び下刃8を切り込ませることができる。 ・テーブル3上に使用済タイヤTを載置して固定できる
ので、使用済タイヤTを円盤18に固定しやすい。ま
た、切断されたタイヤが圧迫杆24の押圧から解除され
た後もテーブル3上に載置されるので取り出しもし易
い。 ・圧迫杆24の摺動部26が外方へ移動し、立設部28
がこれに嵌合している使用済タイヤTの両ビード部tを
外方に向けて圧迫して固定するので、空洞体で弾性に富
む使用済タイヤTの切断中の固定を確実に行うことがで
き、正確な切断をすることができる。
【0017】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、次のように変更して具体化すること
も可能である。 ・下刃8の駆動を上刃6の駆動と同様に、タワー50を
テーブル3の裏面に倒立して配置し、昇降ブロック56
に固着されたアーム60の先端に下刃8を固定し、アー
ム60を上下動させることにより行ってもよい。 ・上刃6及び下刃8の切り込み位置を固定し、円盤18
を移動できるようにして使用済タイヤTへの切り込み位
置を調整できるようにしてもよい。 ・円盤18を地面と直角に立設し、使用済タイヤTを側
方から圧迫杆24の立設部28に挿通されるようにして
固定してもよい。 ・円錐体34を上昇させ、圧迫杆24を摺動させて使用
済タイヤTのビード部tを内側から圧迫して固定するた
めの駆動、タワー50及び下刃装着台66を図1におい
て左右に移動させるための駆動、昇降ブロック56を昇
降させアーム60を上下動させるための駆動、押し上げ
枠80を回動させ回動アーム72を回動させる駆動は、
人力によるものでもよい。 ・下刃8のタイヤTの境界部Pへの切り込みは、上刃6
の切り込みと同時でもよい。 ・光電センサによってタイヤ径を測定し、その計測信号
に基づいて上刃6や下刃8が使用済タイヤTのトレッド
部Dとサイドウォール部Sの境界部の直上直下に移動す
るようにしてもよい。
【0018】本発明について上記実施の形態から把握で
きる技術的思想について以下に記載する。 ・前記テーブル下面に配置された一方の切断刃は、他方
の切断刃より遅れて切断位置に移動することを特徴とす
る請求項3に記載の使用済タイヤの切断装置。この場合
には、一方の切断刃が他方の切断刃よりも遅れて境界線
に切り込むので上部の境界線が切断されている間は下部
の境界線は完全には切断されずに、切断されていない部
分が残っている。従って、上部の境界線を切断している
間は、タイヤのトレッド部は上下両方のサイドウォール
部に支持され、安定した状態で切断ができる。下部の境
界線の切断は、上部の境界線の切断が完全に終了してい
ても下部のサイドウォール部がテーブルの上面で支持さ
れえるので安定した状態で切断ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の使用済タイヤの切断装置の
中央略断面図。
【図2】同実施形態の使用済タイヤの切断装置の平面
図。
【図3】(a)同実施形態の使用済タイヤの切断装置の
円盤の平面図。(b)同円盤の正面図。(c)同円盤の
底面図。
【図4】同実施形態の使用済タイヤの切断装置の下刃の
移動機構を示す側面図。
【図5】同実施形態の使用済タイヤの切断装置の下刃の
移動機構を示す平面図。
【図6】本発明の実施形態の使用済タイヤの切断装置に
より切断された使用済タイヤを示す斜視図。
【図7】本発明の実施形態の使用済タイヤの切断装置の
原位置における切断刃駆動装置を示す正面図。
【符号の説明】
1…使用済タイヤの切断装置、3…テーブル、3a…第
1の開口部、3b…第2の開口部、3c…第3の開口
部、4…タイヤ固定装置、6…切断刃としての上刃、8
…切断刃としての下刃、10…切断刃移動手段としての
切断刃駆動装置、12…回転駆動手段としてのモータ、
16…キャップ、18…回転体としての円盤、24…タ
イヤ固定手段としての圧迫杆、34…円錐体、50…タ
ワー、80…押し上げ枠、98…計測手段としてのマイ
クロスイッチ、T…使用済タイヤ、D…トレッド部、S
…サイドウォール部、t…ビード部、P…トレッド部と
サイドウォール部との境界線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体を回転駆動する回転駆動手段と、 同回転体の回転中心と同軸にタイヤの回転中心が配置さ
    れるように同回転体に対してタイヤを固定するタイヤ固
    定手段と、 同タイヤ固定手段によって固定されたタイヤのトレッド
    部と同トレッド部の両側に形成されるサイドウォール部
    との境界部に対してそれぞれ接離する一対の切断刃と、 同両切断刃をタイヤから離れた退避位置と同境界部に接
    する切断位置との両位置間を移動させる切断刃移動手段
    とを有し、タイヤの円周方向に形成される境界線に沿っ
    てタイヤを切り開きタイヤをトレッド部と両サイドウォ
    ール部に3分割するようにしたことを特徴とする使用済
    タイヤの切断装置。
  2. 【請求項2】 前記切断刃移動手段は固定されたタイヤ
    に対して退避位置にある両切断刃を前記回転体の回転軸
    に対して交差する方向から直線的に接近させ、両切断刃
    をそれぞれ境界部の対向位置に配置させた後、同境界部
    に接する切断位置に配置させるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の使用済タイヤの切断装置。
  3. 【請求項3】 前記タイヤを一方のサイドウォール部が
    下面となるようにテーブル上に載置し、同テーブル上に
    は下側となったタイヤの境界部がテーブル下面に露出す
    るように開口部を形成するとともに、前記一方の切断刃
    をテーブル下面に配置し、前記切断刃移動手段はこの切
    断刃を同開口部から露出する境界部に対して接離させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の使用済タイヤの切断装置。
  4. 【請求項4】 前記切断刃の退避位置から切断刃の進出
    するタイヤの境界部までの距離に応じたタイヤの径を計
    測する計測手段を設け、同計測手段からの計測信号に基
    づいて切断刃の進出量を決定する切断刃進出量決定手段
    を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請
    求項3に記載の使用済タイヤの切断装置。
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