JP2000079362A - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JP2000079362A
JP2000079362A JP11173302A JP17330299A JP2000079362A JP 2000079362 A JP2000079362 A JP 2000079362A JP 11173302 A JP11173302 A JP 11173302A JP 17330299 A JP17330299 A JP 17330299A JP 2000079362 A JP2000079362 A JP 2000079362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各色の塗料毎にフィードユニットを用意し、
色替時間を短縮する。 【解決手段】 塗装用ロボット1の近傍に、塗装用ロボ
ット1のアーム4先端に設けられた回転霧化頭型塗装機
6に対し、フィードユニット20A〜20Hを着脱する
フィードユニット着脱装置36と、アーム4に設けられ
たアーム側ホース把持装置32に対し供給ホース30A
〜30Hを受け渡しする待機装置側ホース把持装置40
とを備えたユニット待機装置35A〜35Hを配置す
る。これにより、色替の都度、塗装機6とユニット待機
装置35A〜35Hとの間で、各色毎のフィードユニッ
ト20A〜20Hを交換して取付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のボ
ディ等の被塗物を色替しつつ塗装するのに用いて好適な
塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のボディ等の被塗物を塗
装する塗装装置は、アームが揺動可能に設けられた作業
装置と、該作業装置のアーム先端に設けられた塗装機
と、該塗装機に向け塗料を供給する塗料ホースとによっ
て大略構成され、該塗料ホースの上流側は複数色の塗料
を選択して供給する色替弁装置に接続されている。
【0003】しかし、この種の塗装装置では、色替の度
に塗料ホース内の塗料および洗浄に用いた溶剤を排出し
なくてはならない。このため、色替時に塗料、溶剤が無
駄になる上に色替時間を要するという問題がある。
【0004】そこで、色替弁装置をアームに搭載し、該
色替弁装置から塗装機までの塗料ホースの長さ寸法を短
くすることも提案されている(特公昭62−20853
号公報)。しかし、この場合には、アームの重量が増大
する上に、色替弁装置に接続された多数本のホースがア
ームが動作するときの抵抗となるから、作業装置の動作
性能を低下させてしまう。
【0005】これらのことを考慮し、第2の従来技術に
よる塗装装置として、アーム先端に塗装機を取付け、こ
の塗装機に塗料タンクを設け、色替の都度該塗料タンク
内に塗装する塗料を交換して充填する構成としたものが
知られている(特開昭63−175662号公報)。こ
れにより、この第2の従来技術による塗装装置は、色替
弁装置の廃止、ホースの本数の削減を図っている。
【0006】さらに、第3の従来技術として、各色毎の
塗料が充填された多数個のカートリッジを備え、これら
のカートリッジをハウジングに交換して取付ける構成と
なったものが知られている(特開平8−229446号
公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開昭63
−175662号公報に記載された第2の従来技術によ
る塗装装置では、色替の度に塗装機に設けた塗料タンク
を洗浄し、該塗料タンクに次色の塗料を充填しなくては
ならないから、色替作業に多大な時間を要してしまうと
いう問題がある。
【0008】しかも、第2の従来技術による塗装装置
は、塗料タンク内の塗料を塗装機から噴霧するためのエ
アが流通するホースがアームから垂れ下がっているた
め、塗装作業時にホースが被塗物等に接触して塗装不良
を生じたり、他部材に接触してホースが摩耗や損傷を生
じる虞れがあるという問題がある。
【0009】また、第3の従来技術によるカートリッジ
を用いた塗装装置(特開平8−229446号公報)で
は、色替の度にハウジングから取外したカートリッジに
塗料を充填しなくてはならず、塗装装置の近くに塗料充
填装置を配置する必要があるばかりでなく、充填作業に
手間を要するという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、色替作業時に要する時
間を短縮し、また塗装不良や塗料ホースの損傷を防止で
きるようにした塗装装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する塗装装置は、アーム
が揺動可能に設けられた作業装置と、該作業装置のアー
ム先端に設けられ、エアモータによって回転される回転
霧化頭を有している回転霧化頭型塗装機と、該回転霧化
頭型塗装機に取付け、取外し可能に設けられ、前記回転
霧化頭に向け塗料を供給するフィードチューブを有して
いる各色毎のフィードユニットと、該各フィードユニッ
トに接続して設けられ、塗料源から供給される塗料が流
通する各色毎の塗料ホースと、該各塗料ホースの途中に
設けられたホース支持管と、前記作業装置のアームに設
けられ、該塗料ホースを取付け、取外し可能に支持する
ために該ホース支持管を把持するアーム側ホース把持装
置と、前記作業装置の近傍に設けられ、前記フィードユ
ニットと塗料ホースを待機位置に保持する各色毎のユニ
ット待機装置とを備え、前記各ユニット待機装置は、前
記回転霧化頭型塗装機に対してフィードユニットを挿
着、離脱するフィードユニット着脱装置と、前記アーム
側ホース把持装置との間で前記塗料ホースを受け渡しす
るために、前記ホース支持管を取付け、取外し可能に把
持する待機装置側ホース把持装置とによって構成したこ
とにある。
【0012】このように構成したことにより、色替作業
を行なう場合には、前色のフィードユニットを交換する
必要がある。このため、作業装置が作動し、このアーム
を前色のフィードユニットを戻すべきユニット待機装置
に向け移動し、アームをこのユニット待機装置のユニッ
ト交換位置に配置する。この状態で、フィードユニット
着脱装置は、回転霧化頭型塗装機からフィードユニット
を引き抜いて離脱させると共に、アーム側ホース把持装
置に支持されているホース支持管を待機装置側ホース把
持装置に受け渡す。
【0013】次に、フィードユニット、塗料ホースが取
外されたアームを、次色のフィードユニットを支持した
ユニット待機装置に向け移動し、該アームをこのユニッ
ト待機装置のユニット交換位置に配置する。
【0014】この状態で、フィードユニット着脱装置
は、回転霧化頭型塗装機に次色のフィードユニットを挿
着し、待機装置側ホース把持装置に支持されているホー
ス支持管をアーム側ホース把持装置に受け渡し、該アー
ム側ホース把持装置によって塗料ホースを支持すること
により色替作業を終了する。
【0015】次に、次色の塗料で塗装作業を行なうに
は、塗料ホースを介して供給される塗料をフィードユニ
ットから回転霧化頭型塗装機の回転霧化頭に向け供給
し、この塗料を回転霧化頭で霧化し、被塗物に噴霧す
る。また、この塗装時には、被塗物の塗装面形状に応じ
てアームが揺動するが、塗料ホースはホース支持管を介
してアーム側ホース把持装置に支持されており、塗料ホ
ースのぶらつきを防止することができる。
【0016】請求項2の発明は、各ユニット待機装置
は、アームの揺動支点を中心として周方向に所望の角度
毎に配置する構成としたことにある。
【0017】これにより、作業装置のアームを所望の角
度をもって揺動することにより、回転霧化頭型塗装機と
アームをユニット待機装置のユニット交換位置に配置す
ることができる。
【0018】請求項3の発明は、作業装置の近くには、
アームの動作範囲内に位置してフィードユニット待機板
と供給ホース待機板とを配設し、前記フィードユニット
待機板にはアームの揺動支点を中心としてフィードユニ
ット着脱装置を周方向に所望の角度毎に配置し、前記供
給ホース待機板にはアームの揺動支点を中心として待機
装置側ホース把持装置を周方向に所望の角度毎に配置す
る構成としたことにある。
【0019】このように構成したことにより、作業装置
のアームを所望の角度をもって揺動したときには、同じ
場所で回転霧化頭型塗装機とホース支持管を取付け、取
外しすることができる。
【0020】請求項4の発明は、回転霧化頭型塗装機に
は、フィードユニットが取付けられたときにフィードチ
ューブが挿通されるフィードチューブ挿通孔を設け、フ
ィードユニット着脱装置は、フィードユニットを把持す
るフィードユニット把持具と、該フィードユニット把持
具を前記フィードチューブ挿通孔の軸方向に移動するこ
とによりフィードユニットを挿着、離脱する把持具移動
機構とによって構成したことにある。
【0021】このように構成したことにより、フィード
ユニット把持具によりフィードユニットを把持した状態
で、把持具移動機構によってフィードユニット把持具を
フィードチューブ挿通孔に沿って移動することにより、
回転霧化頭型塗装機に対しフィードユニットを挿着し、
または離脱することができる。
【0022】請求項5の発明は、回転霧化頭型塗装機に
は、エアモータの回転軸を貫通してフィードチューブ挿
通孔を設け、各ユニット待機装置のフィードユニット着
脱装置は、塗装機の後側からフィードチューブ挿通孔に
各フィードユニットのフィードチューブを移動すること
により該各フィードユニットを挿着、離脱するものであ
る。
【0023】このように構成したことにより、回転霧化
頭型塗装機にフィードユニットを挿着する場合には、ユ
ニット待機装置のフィードユニット着脱装置が、塗装機
の後側からフィードチューブ挿通孔に各フィードユニッ
トのフィードチューブを挿入し、該各フィードユニット
を塗装機に挿着する。一方、回転霧化頭型塗装機からフ
ィードユニットを離脱する場合には、ユニット待機装置
のフィードユニット着脱装置が、フィードチューブ挿通
孔から各フィードユニットのフィードチューブを引抜
き、塗装機の後側から該各フィードユニットを離脱す
る。
【0024】請求項6の発明は、アーム側ホース把持装
置と待機装置側ホース把持装置とは、アクチュエータに
よって作動する一対の爪部によって構成したことにあ
る。
【0025】このように構成したことにより、アクチュ
エータの各爪部間を狭める方向に作動したときには、各
爪部によってホース支持管を把持することができる。ま
た、各爪部間を広げる方向に作動したときには、各爪部
によるホース支持管の把持を解除することができる。
【0026】請求項7の発明は、各フィードユニットに
は、回転霧化頭型塗装機の回転霧化頭を洗浄するための
溶剤が流通する溶剤ホースを塗料ホースと並列に設けた
ことにある。
【0027】このように構成したことにより、溶剤ホー
スを流通する溶剤によって回転霧化頭型塗装機の回転霧
化頭を洗浄することができる。また、アーム側ホース把
持装置、待機装置側ホース把持装置によって、塗料ホー
スと一緒に溶剤ホースを支持することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
塗装装置を図1ないし図16に従って詳細に説明する。
【0029】1は本発明の作業装置として用いられる塗
装用ロボットで、該塗装用ロボット1は、基台2と、該
基台2上に回転可能かつ揺動可能に設けられた支柱3
と、該支柱3の先端に揺動可能に設けられたアーム4
と、該アーム4の先端に設けられた手首5とによって大
略構成されている。そして、前記手首5には、後述する
回転霧化頭型塗装機6のハウジング7が取付けられてい
る。
【0030】6は塗装用ロボット1のアーム4先端に設
けられた回転霧化頭型塗装機(以下、塗装機6という)
で、該塗装機6は、図4に示す如く、後述のハウジング
7、塗装機本体11、フィードチューブ挿通孔19、フ
ィードユニット20A〜20H等によって大略構成され
ている。
【0031】7は例えば樹脂材料によって形成されて手
首5の先端に取付けられたハウジングで、該ハウジング
7は、筒状に形成された締付部材8aを介して塗装用ロ
ボット1の手首5に締着されるネック部8と、該ネック
部8の先端に一体形成されたヘッド部9とによって構成
されている。ここで、ヘッド部9の前側には塗装機取付
部9aが凹円筒状に穿設され、ヘッド部9の後側にはユ
ニット取付部9bが凹円筒状に穿設され、該各取付部9
a,9b間は段付貫通孔9cによって連通している。
【0032】10は段付貫通孔9cに挿嵌されたスペー
サ筒で、該スペーサ筒10の後側には円錐状凹陥部10
aが設けられ、該円錐状凹陥部10aは、後述するフィ
ードユニット20の円錐状凸部22が当接して嵌合し、
これを軸方向、径方向に位置決めするものである。
【0033】11はヘッド部9の塗装機取付部9a内に
取付けられた塗装機本体で、該塗装機本体11は、後述
するエアモータ12と、該エアモータ12によって回転
せしめられる回転霧化頭13と、前記エアモータ12の
前端側に設けられたシェーピングエアリング14とによ
って構成されている。
【0034】12はエアモータで、該エアモータ12
は、塗装機取付部9a内に挿嵌されたモータケース12
aと、該モータケース12a内を軸方向に伸長して設け
られ、先端側が該モータケース12aから突出した回転
軸12bと、該回転軸12bの後端側に位置して該回転
軸12bに固着して設けられたエアタービン12cとに
よって構成されている。
【0035】13はエアモータ12の前側に位置して回
転軸12bの先端側に取付けられた回転霧化頭で、該回
転霧化頭13はエアモータ12によって回転される。そ
して、回転霧化頭13は、高速回転するこよにより、該
回転霧化頭13に供給される塗料を遠心霧化して微粒化
し、後述するように高電圧に帯電した帯電塗料粒子とす
る。さらに、この回転霧化頭13は、帯電塗料粒子を後
述の被塗物42との間に形成される静電界に沿って塗着
せしめる。
【0036】14はエアモータ12の前側に設けられた
シェーピングエアリングで、該シェーピングエアリング
14は、回転霧化頭13の放出端縁に向け噴霧口からシ
ェーピングエアを噴出し、回転霧化頭13から放出され
た帯電塗料粒子のパターン成形を行うものである。
【0037】15はハウジング7のネック部8に設けら
れた高電圧発生器で、該高電圧発生器15は、例えばコ
ッククロフト回路によって構成され、電源線16を介し
て供給される電圧を例えば−90ないし−120KVに
昇圧するものである。また、高電圧発生器15の出力側
には高電圧ケーブル17が接続され、この高電圧ケーブ
ル17は、例えばエアモータ12に接続されている。そ
して、高電圧発生器15は、エアモータ12の回転軸1
2bを介して回転霧化頭13に高電圧を印加し、塗料を
直接帯電させるものである。
【0038】18はネック部8に設けられた複数本のエ
ア通路で、該各エア通路18はタービンエア、ブレーキ
エア、シェーピングエア等を供給するものであるが、本
実施の形態では、代表的に1本のエア通路のみを図示し
ている。
【0039】ここで、タービンエアを供給するエア通路
は、エアモータ12のエアタービン12cに向けエアを
供給するものである。ブレーキエアを供給するエア通路
は、エアタービン12cに向けて回転を停止させるため
のブレーキエアを供給するものである。さらに、シェー
ピングエアを供給するエア通路は、シェーピングエアリ
ング14に向けてエアを供給するものである。
【0040】19はエアモータ12の回転軸12bを軸
方向に貫通して設けられたフィードチューブ挿通孔で、
該フィードチューブ挿通孔19の後端側は、スペーサ筒
10の円錐状凹陥部10aに開口し、先端側は回転霧化
頭13内に開口している。そして、フィードユニット2
0のフィードチューブ23は、フィードチューブ挿通孔
19に対して挿着、離脱可能に挿嵌される。
【0041】20A,20B,…20HはA色,B色,
…H色の塗料を個別に供給するフィードユニット(以
下、全体としてフィードユニット20という)である。
そして、該各フィードユニット20は、ユニット取付部
9bに挿脱可能に挿嵌される径寸法をもった円柱状体と
して形成された弁収容部21と、該弁収容部21の前端
面に設けられ、円錐状凹陥部10aに当接して嵌合し、
フィードユニット20を軸方向、径方向に位置決めする
円錐状凸部22と、該円錐状凸部22から軸方向に突出
し、中央の塗料通路と外周側の溶剤通路(いずれも図示
せず)とを有する二重管として形成されたフィードチュ
ーブ23と、前記弁収容部21内に設けられた塗料弁2
4および溶剤弁25とによって大略構成されている。
【0042】ここで、フィードユニット20は、フィー
ドチューブ23をフィードチューブ挿通孔19に挿通
し、弁収容部21をハウジング7のユニット取付部9b
に挿嵌することにより、ハウジング7に取付けられてい
る。そして、フィードユニット20は、塗料弁24、溶
剤弁25を開閉することにより、フィードチューブ23
の先端から回転霧化頭13に向けて塗料、溶剤を吐出す
るものである。
【0043】26はフィードユニット20に接続された
塗料ホース、27はフィードユニット20に接続された
溶剤ホース、28はフィードユニット20に接続された
塗料弁駆動エアホース、29はフィードユニット20に
接続された溶剤弁駆動エアホースをそれぞれ示し、該各
ホース26〜29は束ねられて供給ホース30(以下、
各色毎には供給ホース30A,30B,…30Hとい
う)となっている。
【0044】ここで、塗料ホース26は、塗料弁24を
介してフィードチューブ23の塗料通路に接続されてい
る。溶剤ホース27は、溶剤弁25を介してフィードチ
ューブ23の溶剤通路に接続されている。また、塗料弁
駆動エアホース28は、塗料弁24を駆動するためのパ
イロットエアを供給するもので、該塗料弁24に接続さ
れている。同じく溶剤弁駆動エアホース29は、溶剤弁
25を駆動するためのパイロットエアを供給するもの
で、該溶剤弁25に接続されている。
【0045】31A,31B,…31Hは図1に示すよ
うに各色毎の供給ホース30A,30B,…30Hの途
中に設けられたホース支持管(以下、全体としてホース
支持管31という)で、該ホース支持管31は、例えば
金属材料等の高強度材料によってパイプ状に形成され、
供給ホース30を部分的に覆っている。そして、ホース
支持管31は、供給ホース30を後述のホース把持装置
32,40で支持するときに、その外周側が把持され
る。これにより、ホース支持管31は、ホース把持装置
32,40によって供給ホース30を支持するときに、
供給ホース30が損傷するのを防止している。
【0046】一方、32,32は一対のアーム側ホース
把持装置で、該各ホース把持装置32は塗装用ロボット
1のアーム4の長さ方向に間隔をもって設けられてい
る。ここで、各アーム側ホース把持装置32は、図11
ないし図16に示すように、アーム4の長さ方向に離間
して配設されたアクチュエータ32aと、該アクチュエ
ータ32aによって広幅、狭幅となるように作動する一
対の爪部32b,32bとによって構成されている。そ
して、各アーム側ホース把持装置32は、一対の爪部3
2b,32b間が狭まる方向に作動することにより該各
爪部32b間でホース支持管31(供給ホース30)を
把持し、また、一対の爪部32b,32b間が広がる方
向に作動することによりホース支持管31の把持を解除
する。
【0047】33は塗装用ロボット1の近傍に位置して
アーム4の動作範囲内に設けられたフィードユニット待
機板で、該フィードユニット待機板33は支柱3を傾け
た状態でのアーム4の揺動支点O(図1中に図示)を中
心とする略扇状をした板体として形成されている。34
は同じく塗装用ロボット1の近傍に位置してアーム4の
動作範囲内に設けられた供給ホース待機板で、該供給ホ
ース待機板34も、前記揺動支点Oを中心とし、また該
フィードユニット待機板33よりも小さな略扇状の板体
をなしている。そして、フィードユニット待機板33と
供給ホース待機板34は、供給ホース待機板34が前側
に位置して重ねて配設され、例えば塗装ブースの側壁等
に、垂直面をなすように取付けられている。
【0048】35A,35B,…35Hは待機板33,
34に設けられた各色毎のユニット待機装置(以下、全
体としてユニット待機装置35という)で、該各ユニッ
ト待機装置35は、支柱3を傾けた状態でのアーム4の
揺動支点Oを中心として周方向に所望の角度毎に配置さ
れている。そして、各ユニット待機装置35は、後述の
フィードユニット着脱装置36と待機装置側ホース把持
装置40とによってそれぞれ構成されている。従って、
フィードユニット着脱装置36と待機装置側ホース把持
装置40とは、各色毎にほぼ同一の放射線上に配置され
ている。
【0049】36は各色毎にフィードユニット待機板3
3に設けられたフィードユニット着脱装置で、該フィー
ドユニット着脱装置36は、フィードユニット待機板3
3の前面側に放射状に配設されたガイドレール37と、
該ガイドレール37に沿って移動可能に設けられたフィ
ードユニット把持具38と、フィードユニット待機板3
3の後面側に設けられ、該フィードユニット把持具38
をガイドレール37に沿って移動する把持具移動機構と
してのエアシリンダ39とによって大略構成されてい
る。
【0050】ここで、フィードユニット把持具38は、
図5、図6に示すように、アクチュエータ38aと、該
アクチュエータ38aによって広幅、狭幅となるように
作動する一対の爪部38b,38bとによって構成され
ている。そして、フィードユニット把持具38は、一対
の爪部38b,38b間が狭まる方向に作動することに
より該各爪部38b間でフィードユニット20の弁収容
部21を把持し、また、一対の爪部38b,38b間が
広がる方向に作動することにより弁収容部21の把持を
解除する。
【0051】40,40は各色毎に供給ホース待機板3
4に設けられた一対の待機装置側ホース把持装置で、該
各ホース把持装置40は、供給ホース待機板34に対
し、径方向に離間して配設されている。ここで、各ホー
ス把持装置40は、アクチュエータ40aと、該アクチ
ュエータ40aによって広幅、狭幅となるように作動す
る一対の爪部40b,40bとによって構成されてい
る。そして、各待機装置側ホース把持装置40は、一対
の爪部40b,40b間が狭まる方向に作動することに
より該各爪部40b間でホース支持管31を把持し、ま
た、一対の爪部40b,40b間が広がる方向に作動す
ることによりホース支持管31の把持を解除する。
【0052】なお、41はハウジング7に設けられたロ
ック装置(図4中に図示)で、該ロック装置41は、フ
ィードユニット20の弁収容部21外周側に係合し、ハ
ウジング7に対してフィードユニット20を抜け止め状
態に保持する。また、フィードユニット20をある程度
大きな力で引き抜いた場合には、ロック装置41による
係合が解除され、フィードユニット20を取外すことが
できる。
【0053】本実施の形態による塗装装置は上述の如き
構成を有するもので、次に、その作動について述べる。
【0054】まず、A〜H色の塗料のうち、例えばA色
塗料を被塗物42に噴霧する場合について述べる。この
場合には、図3に示すように、塗装用ロボット1の支柱
3を矢示(a)方向から(b)方向に回動し、次に支柱
3、アーム4、手首5を作動し、A色塗料を供給するフ
ィードユニット20Aが取付けられた塗装機6を被塗物
42に向け、塗装位置に配置する。
【0055】この状態で、塗料弁24を開弁すると、供
給ホース30Aを経由して供給されるA色の塗料は、フ
ィードチューブ23の塗料通路を通して回転霧化頭13
に向け吐出される。このときには、回転霧化頭13がエ
アモータ12によって高速回転され、高電圧発生器15
によって回転霧化頭13に高電圧が印加されているか
ら、A色塗料は、回転霧化頭13により遠心霧化して微
粒化し、高電圧に帯電した帯電塗料粒子となる。そし
て、この帯電塗料粒子は、シェーピングエアリング14
の各シェーピングエア噴出孔から噴出されるシェーピン
グエアによって所望の噴霧パターンに成形されつつ、ア
ース電位に接続された被塗物42との間に形成される静
電界に沿って飛行し、該被塗物42に塗着する。
【0056】このように、A色の塗装作業が終了した
ら、溶剤弁25を開弁し、溶剤ホース27を経由してフ
ィードチューブ23の溶剤通路に溶剤を供給する。これ
により、該溶剤通路から回転霧化頭13に向け溶剤が吐
出され、該回転霧化頭13に付着したA色塗料を洗浄す
る。
【0057】次に、A色塗料からB色塗料に色替する場
合を例に挙げ、このときの色替動作について説明する。
【0058】ここで、フィードユニット待機板33と供
給ホース待機板34は、塗装用ロボット1のアーム4の
揺動支点Oを中心として扇状をした板体を垂直方向に重
ねて配置している。
【0059】このため、A色のフィードユニット20A
をB色のフィードユニット20Bに交換するときには、
図3に示すように、塗装用ロボット1の支柱3を矢示
(b)方向から(a)方向に回動し、アーム4を揺動支
点Oを中心に揺動する。これにより、図5に示す如く、
塗装機6を、ユニット待機装置35Aによるユニット交
換位置に配置することができる。この状態で、図6に示
すように、フィードユニット着脱装置36を構成するフ
ィードユニット把持具38は、その爪部38b,38b
間を離間させる。次に、図7に示す如く、エアシリンダ
39を伸ばし、フィードユニット把持具38は、その爪
部38b,38bをA色のフィードユニット20Aの弁
収容部21外周側に配置する。さらに、図8に示すよう
に、該爪部38b,38b間を接近させ、該各爪部38
bによって弁収容部21を把持する。
【0060】そして、図9、図10に示すように、爪部
38b,38bによってフィードユニット20Aを把持
した状態でエアシリンダ39を縮小し、フィードユニッ
ト20Aをハウジング7のユニット取付部9bから引き
抜き、離脱させる。これにより、A色のフィードユニッ
ト20Aは、塗装機6から外れる。
【0061】また、図11に示す如く、塗装用ロボット
1のアーム4が待機装置側ホース把持装置40に接近し
た場合には、図12に示すように、待機装置側ホース把
持装置40は、その爪部40b,40b間を離間する。
そして、図13に示す如く、アーム4にアーム側ホース
把持装置32を介して把持されているホース支持管31
Aが爪部40b,40b間に配置されたら、図14に示
すように、待機装置側ホース把持装置40は、該各爪部
40b,40bをホース支持管31Aに近づけ、ホース
支持管31A(供給ホース30A)を把持する。
【0062】さらに、図15、図16に示す如く、アー
ム側ホース把持装置32は、その爪部32b,32b間
を離間し、アーム4を供給ホース待機板34から移動す
る。これにより、待機装置側ホース把持装置40は、A
色塗料の供給ホース30Aを支持することができる。
【0063】以上の動作は、前色の塗料となるA色のフ
ィードユニット20A、供給ホース30Aを、塗装機
6、アーム4から取外す場合であるが、次に、A色のフ
ィードユニット20Aが取外された塗装機6に、次色塗
料となるB色のフィードユニット20Bを取付け、アー
ム4に供給ホース30Bを取付ける場合の動作について
説明する。
【0064】ここで、塗装機6にB色のフィードユニッ
ト20B、供給ホース30Bを取付ける場合の動作は、
A色のフィードユニット20A、供給ホース30Aの取
外し動作に用いた図5ないし図16を、それぞれ順序を
逆にして行なわれる。このため、この動作説明では、各
図中の括弧内に記載されたB色塗料に関する符号を用い
て説明するものとする。
【0065】まず、塗装用ロボット1を作動し、そのア
ーム4と塗装機6を図1中の矢示(c)方向に回動し、
図9に示す如く、アーム4と塗装機6をB色のユニット
待機装置35Bによるユニット交換位置に配置する。こ
の状態で、図7に示すように、エアシリンダ39を伸ば
し、フィードチューブ23をフィードチューブ挿通孔1
9に挿入し、弁収容部21をユニット取付部9bに挿嵌
することにより、フィードユニット20Bをハウジング
7に取付ける。
【0066】そして、ハウジング7にB色塗料のフィー
ドユニット20Bを取付けたら、図5、図6に示すよう
に、フィードユニット把持具38は、一対の爪部38
b,38b間を離間し、フィードユニット20Bの把持
を解除した後、エアシリンダ39を縮小してフィードユ
ニット把持具38を初期位置に戻す。
【0067】一方、図15に示す如く、アーム4が待機
装置側ホース把持装置40に接近した場合には、図16
に示すようにアーム側ホース把持装置32は、その爪部
32b,38b間を離間させる。そして、図13に示す
如く、ホース支持管31Bが各爪部32b,32b間に
配置されたら、図14に示すように、該各爪部32b,
32b間を接近させ、ホース支持管31Bを把持する。
次に、図12に示す如く、待機装置側ホース把持装置4
0は、その爪部40b,40b間を離間し、ホース支持
管31Bの把持を解除する。これにより、図11に示す
ように、アーム側ホース把持装置32は、B色塗料の供
給ホース30Bを支持することができる。
【0068】かくして、フィードユニット20B、ホー
ス支持管31B(供給ホース30B)を塗装機6、アー
ム4に取付けたら、塗装用ロボット1の支柱3を図3中
の矢示(b)方向に回動して塗装位置に配置する。これ
により、塗装機6は、A色の塗装動作と同様に、B色の
塗料を被塗物42に塗装することができる。
【0069】以上のように、本実施の形態によれば、塗
装用ロボット1のアーム4先端に回転霧化頭型塗装機6
を設け、該塗装機6に対し異なる色の塗料を供給する各
色毎のフィードユニット20A〜20Hを交換して取付
けると共に、フィードユニット20A〜20Hに接続さ
れた供給ホース30A〜30Hをアーム側ホース把持装
置32によってアーム4に支持する構成としている。
【0070】これにより、1台の回転霧化頭型塗装機6
を各フィードユニット20A〜20Hで共通して用いる
ことができるから、回転霧化頭13に付着した前色塗料
を洗浄するだけで色替を行なうことができ、色替時間の
短縮、排出される塗料、溶剤の削減等を図ることがで
き、当該塗装装置に対する信頼性を向上することができ
る。
【0071】しかも、アーム4等の動作時には、塗料ホ
ース26、溶剤ホース27等からなる供給ホース30
を、アーム側ホース把持装置32によって把持すること
ができるから、供給ホース30が被塗物42に接触する
のを防止でき、塗装不良や供給ホース30の摩耗や損傷
を防止でき、信頼性を向上することができる。
【0072】また、フィードユニット待機板33、供給
ホース待機板34を垂直方向に配置し、各ユニット待機
装置35A〜35Hは、これら待機板33,34に対
し、アーム4の揺動支点Oを中心として周方向に所望の
角度毎に配置する構成としている。従って、塗装用ロボ
ット1のアーム4を、揺動支点Oを中心として所望の角
度をもって揺動することにより、回転霧化頭型塗装機6
とアーム4とを、各ユニット待機装置35A〜35Hの
ユニット交換位置に正確かつ容易に配置することができ
る。
【0073】さらに、供給ホース30をホース支持管3
1によって覆い、該ホース支持管31をアーム側ホース
把持装置32、待機装置側ホース把持装置40によって
把持することにより供給ホース30を支持する構成とし
ているから、ホース把持装置32,40によって供給ホ
ース30が損傷するのを防止でき、供給ホース30の耐
久性を向上して寿命を延ばすことができる。
【0074】なお、実施の形態では、作業装置として塗
装用ロボット1の手首5に塗装機6を取付けた場合を例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、
塗装機6を往復動するレシプロケータ等の他の作業装置
を用いてもよい。
【0075】また、実施の形態では、塗装用ロボット1
のアーム4にアーム側ホース把持装置32を設け、支柱
3を回転させたときに該アーム側ホース把持装置32が
対面する位置に、該アーム側ホース把持装置32との間
で供給ホース30を受け渡しするユニット待機装置35
等を配置した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発
明はこれに限るものではなく、例えば、アーム4には、
該アーム4を挟んで両側にアーム側ホース把持装置を設
けると共に、塗装用ロボット1の両側に各色毎のユニッ
ト待機装置を取付けるユニット待機板と供給ホース待機
板を配設する構成としてもよい。この場合には、塗装用
ロボット1を挟んで両側にユニット待機装置を配置する
ことができるから、実施例に比較して2倍の種類の塗料
を取揃えることができ、塗色の増大に対応することがで
きる。
【0076】さらに、塗装用ロボット1を移動(所謂ト
ラッキング)可能に設け、この移動方向に沿って複数台
のユニット待機装置35を配設する構成としてもよい。
この場合には、実施例に比較して2倍以上の種類の塗料
を取揃えることができる。
【0077】また、実施の形態では、回転霧化頭13に
高電圧を印加し、該回転霧化頭13を通る塗料を直接高
電圧に帯電させる直接帯電式の回転霧化頭型塗装機6を
用いた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこ
れに限らず、例えばハウジング7の外周側に外部電極を
設け、該外部電極によって回転霧化頭13の外周側にコ
ロナ放電領域を形成することにより、このコロナ放電領
域を塗料粒子が通過するときに塗料粒子を高電圧に帯電
させる間接帯電式の回転霧化頭型塗装機を用いる構成を
採用してもよい。
【0078】さらに、実施の形態では、把持具移動機構
としてエアシリンダ39を用いた場合を例示したが、こ
れに替えて、例えば、ボールねじ機構等の他の把持具移
動機構を用いてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、作業装置のアーム先端に設けられた回転霧化頭型
塗装機には、各色毎のフィードユニットを取付け、取外
し可能に設け、作業装置のアームには、ホース支持管を
把持することにより、塗料ホースを取付け、取外し可能
に支持するアーム側ホース把持装置を設け、さらに、作
業装置の近傍には、回転霧化頭型塗装機に対しフィード
ユニットを挿着しまたは離脱するフィードユニット着脱
装置と、ホース支持管を取付け、取外し可能に把持する
待機装置側ホース把持装置とからなるユニット待機装置
を設ける構成としている。
【0080】これにより、回転霧化頭型塗装機に取付け
られるフィードユニットを交換することにより色替を行
なうことができ、色替時間を短縮することができる。し
かも、アーム等が揺動した場合にも、アーム側ホース把
持装置によってホース支持管を把持し、塗料ホースのぶ
らつきを防止することができる構成となっているから、
塗料ホースが被塗物に接触することによる塗装不良を防
止できる上に、塗料ホースの摩耗や損傷を防止して寿命
を延ばすことができ、信頼性を向上することができる。
【0081】請求項2の発明によれば、各ユニット待機
装置を、アームの揺動支点を中心として周方向に所望の
角度毎に配置する構成としているから、作業装置のアー
ムを所望の角度をもって揺動することにより、回転霧化
頭型塗装機とアームをユニット待機装置のユニット交換
位置に正確、かつ容易に配置することができる。
【0082】請求項3の発明によれば、作業装置の近く
には、アームの動作範囲内に位置してフィードユニット
待機板と供給ホース待機板とを配設し、前記フィードユ
ニット待機板にはアームの揺動支点を中心としてフィー
ドユニット着脱装置を周方向に所望の角度毎に配置し、
前記供給ホース待機板にはアームの揺動支点を中心とし
て待機装置側ホース把持装置を周方向に所望の角度毎に
配置する構成としているから、作業装置のアームを所望
の角度をもって揺動したときには、その場所で回転霧化
頭型塗装機にホース支持管をそれぞれ正確、かつ容易に
取付け、取外しすることができる。
【0083】請求項4の発明によれば、回転霧化頭型塗
装機にフィードユニットが取付けられたときにフィード
チューブが挿通されるフィードチューブ挿通孔を設け、
ユニット着脱装置を、フィードユニットを把持するフィ
ードユニット把持具と、該フィードユニット把持具を前
記フィードチューブ挿通孔の軸方向に移動することによ
りフィードユニットを挿着、離脱する把持具移動機構と
によって構成しているから、フィードユニット把持具に
よりフィードユニットを把持した状態で、把持具移動機
構でフィードユニット把持具をフィードチューブ挿通孔
に沿って移動することにより、回転霧化頭型塗装機に対
しフィードユニットを円滑に挿着、離脱することができ
る。
【0084】請求項5の発明によれば、回転霧化頭型塗
装機には、エアモータの回転軸を貫通してフィードチュ
ーブ挿通孔を設け、各ユニット待機装置のフィードユニ
ット着脱装置は、塗装機の後側からフィードチューブ挿
通孔に各フィードユニットのフィードチューブを移動す
ることにより該各フィードユニットを挿着、離脱するも
のとしているから、回転霧化頭型塗装機にフィードユニ
ットを挿着する場合には、ユニット待機装置のフィード
ユニット着脱装置は、塗装機の後側からフィードチュー
ブ挿通孔に各フィードユニットのフィードチューブを挿
入することにより、該各フィードユニットを塗装機に挿
着することができる。一方、回転霧化頭型塗装機からフ
ィードユニットを離脱する場合には、ユニット待機装置
のフィードユニット着脱装置は、フィードチューブ挿通
孔から各フィードユニットのフィードチューブを引抜く
ことにより、塗装機の後側から該各フィードユニットを
離脱することができる。
【0085】請求項6の発明によれば、アーム側ホース
把持装置と待機装置側ホース把持装置とは、アクチュエ
ータによって作動する一対の爪部によって構成している
から、アクチュエータの各爪部間を狭める方向に作動す
ることにより、各爪部によってホース支持管を把持する
ことができる。また、各爪部間を広げる方向に作動する
ことにより、各爪部によるホース支持管の把持を解除す
ることができる。
【0086】請求項7の発明によれば、フィードユニッ
トに回転霧化頭型塗装機の回転霧化頭を洗浄するための
溶剤が流通する溶剤ホースを塗料ホースと並列に設けて
いるから、溶剤ホースを流通する溶剤によって回転霧化
頭型塗装機の回転霧化頭を洗浄することができる。ま
た、アーム側ホース把持装置、待機装置側ホース把持装
置によって、塗料ホースと一緒に溶剤ホースを支持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による塗装装置を示す正面
図である。
【図2】本発明の実施の形態による塗装装置を示す左側
面図である。
【図3】塗装用ロボットのアームをユニット待機装置の
ユニット交換位置と被塗物に向けた塗装位置とに配置し
た状態を示す図1中の矢示 III−III 方向からみた断面
図である。
【図4】回転霧化頭型塗装機にフィードユニットを取付
けた状態を拡大して示す縦断面図である。
【図5】回転霧化頭型塗装機をユニット交換位置に配置
した状態を示す要部拡大断面図である。
【図6】一対の爪部を離間させた状態のフィードユニッ
ト把持具をフィードユニットと一緒に示す図5中の矢示
VI−VI方向からみた側面図である。
【図7】フィードユニット把持具をフィードユニットの
外周側に配置した状態を示す図5と同様位置からみた要
部拡大断面図である。
【図8】フィードユニット把持具によってフィードユニ
ットを把持した状態を示す図7中の矢示VIII−VIII方向
からみた側面図である。
【図9】ハウジングからフィードユニットを取外した状
態を示す図5と同様位置からみた要部拡大断面図であ
る。
【図10】取外したフィードユニットをフィードユニッ
ト把持具によって把持している状態を示す図9中の矢示
X−X方向からみた側面図である。
【図11】アームを供給ホース待機板に接近させた状態
を示す要部拡大断面図である。
【図12】一対の爪部を離間させた状態の待機装置側ホ
ース把持装置をアーム側ホース把持装置、ホース支持管
と一緒に示す図11中の矢示 XII−XII 方向からみた断
面図である。
【図13】ホース支持管を待機装置側ホース把持装置の
各爪部間に配置した状態を示す図11と同様位置からみ
た要部拡大断面図である。
【図14】待機装置側ホース把持装置の各爪部によって
ホース支持管を把持した状態を示す図13中の矢示 XIV
−XIV 方向からみた断面図である。
【図15】ホース支持管を待機装置側ホース把持装置に
渡した状態を示す図11と同様位置からみた要部拡大断
面図である。
【図16】ホース支持管を待機装置側ホース把持装置に
渡した状態を示す図15中の矢示XVI−XVI 方向からみ
た断面図である。
【符号の説明】
1 塗装用ロボット(作業装置) 4 アーム 6 回転霧化頭型塗装機 11 塗装機本体 12 エアモータ 13 回転霧化頭 19 フィードチューブ挿通孔 20A〜20H フィードユニット 23 フィードチューブ 26 塗料ホース 27 溶剤ホース 30A〜30H 供給ホース 31A〜31H ホース支持管 32 アーム側ホース把持装置 32a,40a アクチュエータ 32b,40b 爪部 33 フィードユニット待機板 34 供給ホース待機板 35A〜35H ユニット待機装置 36 フィードユニット着脱装置 38 フィードユニット把持具 39 エアシリンダ(把持具移動機構) 40 待機装置側ホース把持装置 42 被塗物 O アームの揺動支点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 英嗣 東京都港区赤坂5丁目2番39号 エービー ビー株式会社内 (72)発明者 有地 彰彦 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームが揺動可能に設けられた作業装置
    と、該作業装置のアーム先端に設けられ、エアモータに
    よって回転される回転霧化頭を有している回転霧化頭型
    塗装機と、該回転霧化頭型塗装機に取付け、取外し可能
    に設けられ、前記回転霧化頭に向け塗料を供給するフィ
    ードチューブを有している各色毎のフィードユニット
    と、該各フィードユニットに接続して設けられ、塗料源
    から供給される塗料が流通する各色毎の塗料ホースと、
    該各塗料ホースの途中に設けられたホース支持管と、前
    記作業装置のアームに設けられ、該塗料ホースを取付
    け、取外し可能に支持するために該ホース支持管を把持
    するアーム側ホース把持装置と、前記作業装置の近傍に
    設けられ、前記フィードユニットと塗料ホースを待機位
    置に保持する各色毎のユニット待機装置とを備え、前記
    各ユニット待機装置は、前記回転霧化頭型塗装機に対し
    てフィードユニットを挿着、離脱するフィードユニット
    着脱装置と、前記アーム側ホース把持装置との間で前記
    塗料ホースを受け渡しするために、前記ホース支持管を
    取付け、取外し可能に把持する待機装置側ホース把持装
    置とによって構成してなる塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記各ユニット待機装置は、前記アーム
    の揺動支点を中心として周方向に所望の角度毎に配置す
    る構成としてなる請求項1に記載の塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記作業装置の近くには、前記アームの
    動作範囲内に位置してフィードユニット待機板と供給ホ
    ース待機板とを配設し、前記フィードユニット待機板に
    は前記アームの揺動支点を中心としてフィードユニット
    着脱装置を周方向に所望の角度毎に配置し、前記供給ホ
    ース待機板には前記アームの揺動支点を中心として前記
    待機装置側ホース把持装置を周方向に所望の角度毎に配
    置する構成としてなる請求項1に記載の塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記回転霧化頭型塗装機には、前記フィ
    ードユニットが取付けられたときに前記フィードチュー
    ブが挿通されるフィードチューブ挿通孔を設け、前記フ
    ィードユニット着脱装置は、前記フィードユニットを把
    持するフィードユニット把持具と、該フィードユニット
    把持具を前記フィードチューブ挿通孔の軸方向に移動す
    ることにより前記フィードユニットを挿着、離脱する把
    持具移動機構とによって構成してなる請求項1,2また
    は3に記載の塗装装置。
  5. 【請求項5】 前記回転霧化頭型塗装機には、前記エア
    モータの回転軸を貫通してフィードチューブ挿通孔を設
    け、前記各ユニット待機装置のフィードユニット着脱装
    置は、前記塗装機の後側からフィードチューブ挿通孔に
    各フィードユニットのフィードチューブを移動すること
    により該各フィードユニットを挿着、離脱するものであ
    る請求項1,2または3に記載の塗装装置。
  6. 【請求項6】 前記アーム側ホース把持装置と待機装置
    側ホース把持装置とは、アクチュエータによって作動す
    る一対の爪部によって構成してなる請求項1,2または
    3に記載の塗装装置。
  7. 【請求項7】 前記各フィードユニットには、前記回転
    霧化頭型塗装機の回転霧化頭を洗浄するための溶剤が流
    通する溶剤ホースを前記塗料ホースと並列に設けてなる
    請求項1に記載の塗装装置。
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