JP4709197B2 - カートリッジ式塗装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば各色毎のカートリッジを交換して色替を行いつつ被塗物に塗装を施すカートリッジ式塗装装置に関する。
一般に、自動車のボディ等の被塗物を塗装する塗装装置は、例えば塗装用ロボットのアーム先端に取付けられるハウジングと、該ハウジングの前側に設けられ、前方に向けて軸方向に延びた中空な回転軸をエアタービンで回転するエアモータと、該エアモータの回転軸の前端部に取付けられた回転霧化頭と、前記エアモータの回転軸内を前方に延び該回転霧化頭に塗料を吐出するフィードチューブとにより構成されている。
この塗装装置は、回転霧化頭から噴霧する塗料を微粒化するためにエアモータの回転軸を高速で回転している。このときには、回転軸内の空気の粒子が遠心力によって径方向の外側に移動するから、これに伴い回転軸内は負圧になる。従って、塗装作業時には、噴霧した塗料粒子の一部が負圧側に引張られて回転軸内に侵入するから、回転軸の内周面に塗料が付着するという問題がある。
そこで、従来技術の塗装装置には、回転軸内に塗料粒子が侵入しないように、エアタービンに供給するエアの一部、回転軸を支持するエア軸受に供給するエアの一部または専用のエアを回転軸内に導くことにより、該回転軸内を正圧にする構成としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−168753号公報
一方、昨今の塗装装置には、各色毎のカートリッジを交換してハウジングに取付け、このカートリッジから回転霧化頭に塗料を供給することにより塗装を行うカートリッジ式塗装装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−262699号公報
この特許文献2によるカートリッジ式塗装装置では、ハウジングの後側が有底筒状のカートリッジ取付部となっている。そして、このカートリッジ取付部にカートリッジのタンク部を挿嵌し、前記エアモータの回転軸内にフィードチューブを挿入することにより、ハウジングに対してカートリッジを交換可能に取付けている。
ところで、上述した特許文献2によるカートリッジ式塗装装置では、特許文献1の塗装装置のように、回転軸内に圧縮エアを導いて正圧にすることにより、該回転軸内に塗料粒子が侵入して付着するのを防止することができる。
しかし、カートリッジ式塗装装置は、ハウジングに対してカートリッジを取付け、取外しする構成になっている。このため、例えば着脱作業時にフィードチューブの先端に残存した塗料が滴下し、回転軸の内周面に付着することがある。
このように、回転軸の内周面に付着した塗料は、カートリッジの着脱作業を繰返すことで、積層して堆積してしまうから、塗装中に堆積した塗料が剥離して被塗物に付着した場合には、塗装品質を損なう要因となる。また、塗料の堆積が進行すると、エアモータの性能が低下することも考えられる。
そこで、カートリッジ式塗装装置では、回転軸の内周面に付着した塗料を定期的に除去、洗浄することが行われているが、塗料は時間の経過によって固化しているから、清掃作業に多くの時間を要してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、エアモータの回転軸に塗料が付着するのを防止し、回転軸の清掃作業を省略できるようにしたカートリッジ式塗装装置を提供することにある。
本発明によるカートリッジ式塗装装置は、前側がモータ取付部となり後側がカートリッジ取付部となったハウジングと、該ハウジングのモータ取付部に取付けられ前方に向けて軸方向に延びた中空な回転軸を有するエアモータと、該エアモータの回転軸の前端部に取付けられ該エアモータによって回転する間に供給された塗料を噴霧する回転霧化頭と、塗料を貯えるタンク部と該タンク部から前方に向けて延びて形成されたフィードチューブとからなり、前記ハウジングのカートリッジ取付部に取付けられたとき前記フィードチューブが前記エアモータの回転軸内に挿入され塗料を前記回転霧化頭に向け吐出するカートリッジとを備えている。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記エアモータの回転軸内には、前記回転軸の内周面のうち少なくとも前端部から軸方向の途中位置までを覆う筒体を取付け、取外し可能に設け、該筒体により前記回転軸の内周面への塗料の付着を防ぐ構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記筒体には、前記回転軸に挿入するとき、挿入方向の位置決めをするストッパを設ける構成としている。
請求項3の発明は、前記筒体には、付着した塗料が前端部から逆方向に逆流するのを防止する逆流防止部を設ける構成としている。
請求項4の発明は、前記筒体は、前記エアモータの回転軸と一体的に回転する状態で、かつ該回転軸の前端側から抜き差し可能に挿入する構成としている。
請求項5の発明は、前記筒体は、前記エアモータの回転軸に対して非回転状態で、かつ該回転軸の後端側から前端部に向け抜き差し可能に挿入する構成としている。
請求項1の発明によれば、エアモータの回転軸内には、その内周面のうち少なくとも前端部から軸方向の途中位置までを覆う筒体を取付け、取外し可能に設けている。これにより、回転軸内に筒体を設けた状態では、この筒体により回転軸の内周面への塗料の付着を防ぐことができる。また、筒体が塗料で汚れたら、この汚れた筒体は回転軸から取外すことができ、代わりに新しい筒体を回転軸内に取付けることができる。
この結果、ハウジングのカートリッジ取付部に対しカートリッジを取付け、取外しするときに、フィードチューブの先端から塗料が滴下した場合でも、筒体によってエアモータの回転軸に塗料が付着するのを防止することができる。しかも、塗料が付着した筒体は新しい筒体に交換することにより、回転軸の清掃作業を省略することができ、作業性を向上することができる。
請求項2の発明によれば、ストッパは、筒体を回転軸に挿入するときに、挿入方向の位置決めをすることができる。これにより、回転軸に筒体を簡単に、かつ正確に取付けることができ、筒体の交換作業を容易にすることができる。
請求項3の発明によれば、筒体の内周面には、付着した塗料が前端部から逆方向に逆流するのを防止する逆流防止部を設けているから、筒体から塗料がこぼれて回転軸に付着するのを防止でき、回転軸をより一層清浄に保つことができる。
請求項4の発明によれば、筒体は、エアモータの回転軸の前端側から抜き差し可能に挿入することができるから、回転軸から回転霧化頭を取外すだけで、筒体を回転軸に対し簡単に取付け、取外しすることができる。また、筒体は、回転軸と一体的に回転することができ、回転バランスを損なうことなく、回転軸を高速回転することができる。
請求項5の発明によれば、筒体は、エアモータの回転軸の後端側から前端部に向け抜き差し可能に挿入することができるから、回転軸から回転霧化頭を取外し、ハウジングからエアモータを取外すことにより、筒体を回転軸に対し簡単に取付け、取外しすることができる。また、筒体は、回転軸に対して非回転状態としているから、寸法精度、重量バランス等を低く設定することができ、安価に製造することができる。
以下、本発明の実施の形態によるカートリッジ式塗装装置を添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、1は第1の実施の形態によるカートリッジ式塗装装置(以下、塗装装置1という)である。この塗装装置1は、例えば塗装用ロボットのアーム(図示せず)先端に取付けられている。そして、塗装装置1は、後述のハウジング2、エアモータ6、回転霧化頭11、シェーピングエアリング12、カートリッジ17等によって大略構成されている。
2は塗装用ロボットのアーム先端に取付けられるハウジングである。このハウジング2は、例えばネック部2Aの先端にほぼ直角にヘッド部2Bが一体形成されたT字状に構成されている。また、ハウジング2のヘッド部2Bには、後述のモータ取付部3とカートリッジ取付部4とフィードチューブ挿通孔5とが設けられている。
3はハウジング2のヘッド部2Bの前側に設けられたモータ取付部で、このモータ取付部3は、有底筒状に形成されている。また、モータ取付部3の開口部には、後述のシェーピングエアリング12を螺合して取付けるための雌ねじ3Aが刻設されている。
4はハウジング2のヘッド部2Bの後側に設けられたカートリッジ取付部で、このカートリッジ取付部4は、有底筒状に形成されている。また、カートリッジ取付部4の底部には、後述するカートリッジ17の急速継手24が嵌合する嵌合穴4A等が形成されている。
5はハウジング2のヘッド部2Bに設けられたハウジング側のフィードチューブ挿通孔である。このフィードチューブ挿通孔5は、ヘッド部2Bの軸中心を前,後方向に延び、前側がモータ取付部3の底部に開口し、後側がカートリッジ取付部4の底部に開口している。そして、フィードチューブ挿通孔5は、カートリッジ17のフィードチューブ22を挿通させるものである。
6はハウジング2のモータ取付部3に取付けられたエアモータで、このエアモータ6は、後述の回転霧化頭11を高速で回転駆動するものである。そして、エアモータ6は、後述するモータケース7、回転軸8、エア軸受9、エアタービン10により大略構成されている。
7はエアモータ6の外形をなすモータケースで、該モータケース7は、モータ取付部3内に挿嵌される円筒状に形成されている。また、モータケース7の後端部には、フィードチューブ22が挿通し、回転軸8へと繋がるモータ側のフィードチューブ挿通孔7Aが形成されている。さらに、モータケース7には、後述の高電圧発生器13が電気的に接続されている。
8はモータケース7の軸中心に回転可能に設けられた回転軸を示している。この回転軸8は、円筒状の中空軸として形成され、その内周面8Aはフィードチューブ挿通孔5,7Aと同軸で連なっている。一方、回転軸8の前端側は、前記モータケース7から突出し、突出した外周には雄ねじ8Bが刻設されている。さらに、回転軸8の前端面8Cは、後述する筒体26のストッパ26Cが当接するもので、円環状の平坦面となっている。
9はモータケース7に設けられ回転軸8を回転可能に支持するエア軸受を示している。また、10は回転軸8の後端側に設けられ圧縮空気によって回転軸8を回転駆動するエアタービンを示している。
ここで、エアモータ6は、モータケース7をモータ取付部3内に挿嵌し、この状態でモータ取付部3の開口側に設けた雌ねじ3Aに後述のシェーピングエアリング12を螺着することにより、モータ取付部3に固定されている。
11はエアモータ6の回転軸8の前端部に取付けられた回転霧化頭である。この回転霧化頭11は、エアモータ6によって高速回転された状態で後述するカートリッジ17のフィードチューブ22から塗料が供給されることにより、その塗料を遠心力によって微粒化した無数の塗料粒子として噴霧するものである。また、回転霧化頭11は、図2、図4に示す如く、後側に位置する筒状の取付部11Aから前方に向けて拡開するベル形ないしカップ形に形成され、前記取付部11Aの内周側には、回転軸8の雄ねじ8Bに螺合する雌ねじ11Bが刻設されている。
12はエアモータ6の前端側に位置してハウジング2のモータ取付部3に取付けられたシェーピングエアリングである。このシェーピングエアリング12は、段付円筒状に形成され、その前端部には、回転霧化頭11から放出された塗料粒子のパターン成形を行う多数のシェーピングエア噴出孔12A(2個のみ図示)が前方に向け開口している。また、シェーピングエアリング12の後側には、モータ取付部3の雌ねじ3Aに螺着する雄ねじ12Bが設けられている。
そして、シェーピングエアリング12は、雄ねじ12Bをモータ取付部3の雌ねじ3Aに螺着することにより、モータ取付部3内にエアモータ6を固定することができる。一方、シェーピングエアリング12をモータ取付部3から外したときには、モータ取付部3からエアモータ6を取外すことができる。
13はハウジング2のネック部2Aに設けられた高電圧発生器で、該高電圧発生器13は、例えばコッククロフト回路によって構成され、電源装置(図示せず)から供給される電圧を−60〜−120kVに昇圧するものである。そして、高電圧発生器13の出力側は例えばエアモータ6に電気的に接続され、これにより高電圧発生器13は、エアモータ6の回転軸8を介して回転霧化頭11に高電圧を印加し、回転霧化頭11に供給された塗料に直接帯電させる。
14はハウジング2のネック部2Aに設けられ、制御エア源(図示せず)に接続された複数本のエア通路を示している。これらのエア通路14は、エアモータ6を制御するためのタービンエア、軸受エア、ブレーキエア、塗料の噴霧パターンを成形するためのシェーピングエア、押出し液体弁16、塗料弁25のパイロットエア等を供給するものである。しかし、本実施の形態では、代表的に3本のエア通路14のみを図示している。
15はハウジング2に設けられたハウジング側押出し液体通路である。この押出し液体通路15は、一端が押出し液体供給装置(図示せず)に接続され、他端がヘッド部2Bに形成されたカートリッジ取付部4の嵌合穴4A底部に開口している。
16はハウジング2のヘッド部2Bに設けられた押出し液体弁である。この押出し液体弁16は、常時は押出し液体通路15を遮断し、後述するカートリッジ17の押出し液体収容室21に対する押出し液体の供給を停止している。一方、パイロットエアが供給されたときには、開弁して押出し液体収容室21に対し押出し液体の供給を行うものである。
次に、ハウジング2に対して着脱可能に取付けられるカートリッジ17について説明する。
17はハウジング2のカートリッジ取付部4に着脱可能に取付けられるカートリッジを示している(図1参照)。このカートリッジ17は、複数個用意され、1回の塗装作業毎にハウジング2に交換して取付けられるものである。そして、カートリッジ17は、後述するタンク部18、ピストン19、フィードチューブ22等によって大略構成されている。
18はカートリッジ17のタンク部で、該タンク部18は、軸方向の両端が閉塞された円筒状の容器として形成されている。また、タンク部18内には、可動隔壁をなすピストン19が軸方向に変位可能に挿嵌されている。このピストン19は、タンク部18内を前側の塗料収容室20と後側の押出し液体収容室21とに画成している。
また、タンク部18の後端部には、交換作業を行うときに把持する把持突起18Aが設けられている。一方、タンク部18の前側には、後述するフィードチューブ22の塗料供給路22Aを塗料収容室20に連通する塗料通路18Bが設けられている。さらに、タンク部18の前端部には、急速継手24を取付けるための継手取付穴18Cが設けられている。
22はタンク部18から前方に向けて延びて設けられたフィードチューブである。このフィードチューブ22の先端側は、ハウジング2のフィードチューブ挿通孔5,7A、エアモータ6の回転軸8内を延び、その先端部が回転霧化頭11内に向け開口している。また、フィードチューブ22内には、タンク部18の塗料収容室20に塗料通路18Bを介して連通する塗料供給路22Aが形成されている。さらに、フィードチューブ22の先端側には、前記塗料供給路22Aを縮径して弁座部22Bが設けられている。
23は押出し液体収容室21に連通してタンク部18に設けられたカートリッジ側押出し液体通路である。この押出し液体通路23は、ハウジング2のカートリッジ取付部4にカートリッジ17を嵌合したときに、ハウジング側押出し液体通路15と連通する。また、押出し液体通路23は、塗料供給機構の充填台に設けられた充填台側押出し液体通路(いずれも図示せず)と連通することもできる。
24はカートリッジ側押出し液体通路23の開口端に位置してタンク部18の継手取付穴18C内に設けられた逆止め弁付きの急速継手である。この急速継手24は、カートリッジ17を塗装装置1のハウジング2または塗料供給機構の充填台に取付けたときに開弁する。一方、ハウジング2、充填台から取外したときには、閉弁してカートリッジ側押出し液体通路23から押出し液体が流出するのを防止する。
25はタンク部18の前側部位に設けられた塗料弁である。この塗料弁25は、フィードチューブ22から回転霧化頭11に向けて供給される塗料のオン・オフ制御を行うものである。そして、塗料弁25は、軸方向に変位可能なピストン25Aと、該ピストン25Aからフィードチューブ22の塗料供給路22A内を延び、先端が弁座部22Bに離着座する弁体25Bとを含んで構成されている。
次に、エアモータ6の回転軸8の内周面8Aへの塗料の付着を防ぐための筒体26について述べる。
図2において、26はエアモータ6の回転軸8内に設けられた筒体を示している。この筒体26は、回転軸8の内周面8Aのうち前端部から軸方向の途中位置までの間に、フィードチューブ22から滴下した塗料が付着するのを防止するものである。また、筒体26は、エアモータ6の回転軸8の内周面8Aに対し、前端側から差し入れて嵌合し、引き抜いて取外すものである。
そして、筒体26は、図3に示す如く、円筒状の胴部26Aと、該胴部26Aの奥部(後部)に縮径して設けられた内鍔状の逆流防止部26Bと、前記胴部26Aの開口部(前部)に設けられた外鍔状(フランジ状)のストッパ26Cと、前記胴部26Aの開口部に設けられた内鍔状の隔壁部26Dとにより構成されている。
また、筒体26は、例えば弾性力をもった樹脂材料等により形成され、これにより、回転軸8内に押入れたときに、弾性力をもって内周面8Aに隙間なく嵌合(密嵌)し、所定位置に固定することができる。この筒体26は、高速で回転するエアモータ6の回転軸8内に挿着され、該回転軸8と一緒に高速回転するものである。しかし、筒体26は、弾性力で回転軸8内に密着し軽量な樹脂材料等からなるため、回転軸8の高速回転に支障を来たすような回転アンバランスを生じることはない。また、筒体26は、樹脂材料を用いた成型加工で安価に製造することができる。
ここで、筒体26は、回転軸8と一緒に回転するものであるから、その胴部26Aは、回転軸8内に隙間なく嵌合するように、その直径寸法が回転軸8の内径寸法と同等または僅かに小さな寸法をもって形成されている。また、カートリッジ17は、ハウジング2のカートリッジ取付部4から取外すときに、タンク部18の把持突起18Aを把持して引抜くから、このときに衝撃が発生する。また、カートリッジ17をハウジング2のカートリッジ取付部4に取付けるときに、タンク部18の前側の縁部がカートリッジ取付部4に衝突することがある。そこで、胴部26Aの長さ寸法は、これらの原因によってフィードチューブ22の先端から塗料が滴下(飛散)する範囲を覆うことができる寸法に設定されている。
また、筒体26の逆流防止部26Bは、胴部26Aの奥部を縮径した内鍔状に形成することにより、胴部26Aに付着した塗料が高速回転による負圧でエアタービン10側に逆流するのを防止するものである。
また、筒体26のストッパ26Cは、胴部26Aの開口部を拡径した外鍔状(フランジ状)に形成しているから、胴部26Aを回転軸8内に前端側から差し込んだときに、該回転軸8の前端面8Cに当接することができ、筒体26を回転軸8に対して挿入方向の位置決めをすることができる。即ち、ストッパ26Cが回転軸8の前端面8Cに当接するまで回転軸8内に押込むだけで、筒体26を正確な軸方向位置に取付けることができる。しかも、筒体26を回転軸8から取外すときには、ストッパ26Cに工具や指先を引っ掛けることができ、筒体26を容易に引抜くことができる。
さらに、筒体26の隔壁部26Dは、胴部26Aの開口部を縮径した内鍔状に形成しているから、胴部26A(回転軸8)の前側の開口を閉塞することができ、浮遊する塗料粒子が筒体26内に侵入するのを防止することができる。
第1の実施の形態による塗装装置1は上述の如き構成を有するもので、次に、カートリッジ17をハウジング2に交換して取付ける作業と、回転軸8に筒体26を交換して取付ける作業について説明する。
まず、カートリッジ17をハウジング2に交換して取付ける作業について述べる。被塗物の塗装が終了したら、ハウジング2に取付けられている使用済みのカートリッジ17を取外す。この場合、タンク部18の把持突起18Aを把持し、ハウジング2のカートリッジ取付部4からタンク部18を引抜き、エアモータ6の回転軸8、フィードチューブ挿通孔5,7Aからフィードチューブ22を引抜く。
一方、使用済みのカートリッジ17を取外したら、タンク部18に塗料が充填された充填済みのカートリッジ17をハウジング2のカートリッジ取付部4への取付位置に配置する。そして、フィードチューブ22をハウジング2のフィードチューブ挿通孔5、エアモータ6の回転軸8の順で挿入し、タンク部18をカートリッジ取付部4内に挿嵌する。これにより、ハウジング2に充填済みのカートリッジ17を取付けることができる。従って、エアモータ6によって回転霧化頭11を回転し、この状態でカートリッジ17のフィードチューブ22から回転霧化頭11に向けて塗料を吐出することにより、吐出された塗料を回転霧化頭11から被塗物に向けて噴霧することができる。
ここで、上述したカートリッジ17の交換動作では、ハウジング2のカートリッジ取付部4からカートリッジ17を取外すために、タンク部18の把持突起18Aを把持して引抜いたときに機械的衝撃が発生する。また、カートリッジ17をハウジング2のカートリッジ取付部4に取付けるときに、タンク部18の前側の縁部がカートリッジ取付部4に衝突することがある。そして、フィードチューブ22(塗料供給路22A)の先端に塗料が残存していると、これらの原因によって、塗料が回転軸8内に滴下(飛散)してしまう。
しかし、回転軸8内には、塗料が滴下する範囲を覆うように筒体26を設けているから、フィードチューブ22の先端から滴下した塗料は筒体26に付着することになる。そして、カートリッジ17を交換して所定の回数の塗装作業を行ったら、筒体26内に多くの塗料が付着しているから、この塗料が付着した筒体26を新たな筒体26に交換する。
そこで、回転軸8に筒体26を交換して取付ける作業について述べる。この場合には、ハウジング2からカートリッジ17を取外し、エアモータ6の回転軸8から回転霧化頭11を取外す。これにより、回転軸8の先端に筒体26のストッパ26Cが露出するから、このストッパ26Cに工具や指先を掛けて引っ張ることにより、回転軸8から塗料が付着した筒体26を容易に取外すことができる。
次に、塗料が付着した筒体26を取外したら、新しい筒体26の逆流防止部26B側を回転軸8の開口にあてがい真直ぐ押し入れる。これにより、特殊な工具等を用いることなく、新しい筒体26を回転軸8内に簡単に挿着することができる。そして、新しい筒体26を回転軸8内に取付けたら、回転軸8の先端に回転霧化頭11を螺合して取付ける。
以上のように、第1の実施の形態によれば、エアモータ6の回転軸8内には、該回転軸8の内周面8Aの前端部から軸方向の途中位置までを覆う筒体26を取付け、取外し可能に設ける構成とした。従って、回転軸8内に筒体26を取付けたときには、該筒体26の胴部26Aで回転軸8の内周面8Aを覆うことができ、この内周面8Aへの塗料の付着を防ぐことができる。また、筒体26が塗料で汚れたら、この汚れた筒体26は回転軸8から取外すことができ、代わりに新しい筒体26を回転軸8内に簡単に取付けることができる。
この結果、ハウジング2のカートリッジ取付部4に対しカートリッジ17を取付け、取外しするときに、フィードチューブ22の先端から塗料が滴下した場合でも、筒体26によって回転軸8に塗料が付着するのを防止することができる。しかも、塗料が付着した筒体26は新しい筒体26に容易に交換することができるから、回転軸8の清掃作業を省略することができ、作業性を向上することができる。
また、筒体26の前端部には外鍔状のストッパ26Cを設けているから、筒体26を回転軸8に挿入するときに、このストッパ26Cを回転軸8の前端面8Cに当接させることにより、該筒体26を回転軸8の前側位置に位置決めすることができる。しかも、このストッパ26Cは、筒体26を回転軸8から取外すときに、工具や指先を引っ掛けることができるから、筒体26はストッパ26Cを利用して容易に引抜くことができる。
一方、筒体26には、胴部26Aの奥部(後部)に内鍔状の逆流防止部26Bを設けているから、胴部26Aの内周面に付着した塗料が前端部から逆方向に逆流するのを防止することができる。これにより、筒体26から塗料がこぼれて回転軸8に付着するのを防止でき、回転軸8をより一層清浄に保つことができる。
また、筒体26は、エアモータ6の回転軸8の前端側から抜き差し可能に挿入することができる。これにより、回転軸8の前端部から回転霧化頭11を取外すだけで、筒体26を回転軸8に対し簡単に取付け、取外しすることができ、作業性を向上できる。
さらに、筒体26は、樹脂材料を用いた成型加工により安価に製造することができるから、塗料が付着した筒体26はそのまま処分することができる。また、弾性力を有する樹脂材料からなる筒体26は、回転軸8内に密着することができ、また薄肉で軽量に形成することができるから、回転アンバランスを生じることはなく、回転軸8と一緒に高速回転することができる。
次に、図5ないし図7は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、筒体は、エアモータの回転軸の後端側から抜き差し可能に挿入する構成としたことにある。なお、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図5において、31は第2の実施の形態によるハウジングで、該ハウジング31は、第1の実施の形態によるハウジング2とほぼ同様に、ヘッド部31Aの前側にモータ取付部32を備えている。また、第2の実施の形態によるモータ取付部32の開口側には、シェーピングエアリング12の雄ねじ12Bに螺合する雌ねじ32Aが刻設されている。しかし、第2の実施の形態によるモータ取付部32は、その底部中央に後述する筒体33のストッパ33Bを収容するための収容凹部32Bが形成されている点で、第1の実施の形態によるモータ取付部3と相違している。
次に、エアモータ6の回転軸8の内周面8Aへの塗料の付着を防ぐために設けられた第2の実施の形態による筒体33について述べる。
33はエアモータ6の回転軸8内に設けられた第2の実施の形態による筒体を示している。この筒体33は、回転軸8とモータケース7のフィードチューブ挿通孔7Aに亘って設けられ、フィードチューブ22から滴下した塗料が付着するのを防止するものである。また、筒体33は、モータケース7のフィードチューブ挿通孔7A、エアモータ6の回転軸8に対し、後端側から前端部に向け差し入れて嵌合し、引き抜いて取外すものである。さらに、筒体33は、回転軸8内に遊嵌して挿入され、非回転状態となっている。即ち、筒体33は、モータケース7のフィードチューブ挿通孔7Aに後側から固定状態で嵌合して取付けられている。
そして、筒体33は、図6に示す如く、円筒状の胴部33Aと、該胴部33Aの後端部に設けられた外鍔状(フランジ状)のストッパ33Bと、前記胴部33Aの前端部(開口部)に設けられた内鍔状の隔壁部33Cとにより構成されている。また、筒体33は、回転軸8の内周面8Aとの間に隙間を維持できるような剛性をもった材料、例えば金属材料、樹脂材料等により形成されている。
ここで、筒体33は、回転軸8内に固定した状態で配置されるものであるから、その胴部33Aは、回転軸8の内周面8Aとの間に隙間をもって嵌合(遊嵌)するように、その外径寸法が回転軸8の内径寸法よりも小さな寸法で形成されている。この場合、筒体33は、回転軸8に接触しないように固定する必要があるから、胴部33Aをモータケース7のフィードチューブ挿通孔7Aに密に嵌合している。また、胴部33Aは、回転軸8の全長に亘って設けているから、フィードチューブ22から滴下した塗料が回転軸8の内周面8Aに付着することはない。
また、筒体33のストッパ33Bは、胴部33Aの後端部を拡径した外鍔状(フランジ状)に形成しているから、胴部33Aをモータケース7のフィードチューブ挿通孔7A、回転軸8内に後端側から差し込んだときに、該モータケース7の後端面に当接することができ、筒体33を回転軸8に対して挿入方向に位置決めすることができる。具体的には、ストッパ33Bは、筒体33の前端部を回転軸8の前端部に揃える位置に固定することができる。しかも、筒体33をモータケース7のフィードチューブ挿通孔7Aから取外すときには、ストッパ33Bに工具や指先を引っ掛けることができ、このストッパ33Bを利用して筒体33を容易に引抜くことができる。
さらに、筒体33の隔壁部33Cは、胴部33Aの開口部を縮径した内鍔状に形成しているから、胴部33A(回転軸8)の前側の開口を閉塞することができ、浮遊する塗料粒子が筒体33内に侵入するのを防止することができる。
第2の実施の形態による塗装装置1は上述の如き構成を有するもので、次に、回転軸8内に筒体33を交換して取付ける作業について述べる。
まず、図7に示すように、ハウジング31からカートリッジ17を取外し、エアモータ6の回転軸8から回転霧化頭11を取外す。また、ハウジング31のモータ取付部32からシェーピングエアリング12を取外し、モータ取付部32からエアモータ6を取外す。これにより、モータケース7の後端面に筒体33のストッパ33Bが露出するから、このストッパ33Bに工具や指先を掛けて後方に引っ張ることにより、モータケース7から塗料が付着した筒体33を容易に取外すことができる。
次に、塗料が付着した筒体33を取外したら、新しい筒体33の隔壁部33C側をモータケース7のフィードチューブ挿通孔7Aにあてがい真直ぐ押し入れる。これにより、特殊な工具等を用いることなく、新しい筒体33を回転軸8内に簡単に挿着することができる。そして、新しい筒体33を回転軸8内に取付けたら、エアモータ6をモータ取付部32内に収め、このエアモータ6をシェーピングエアリング12で固定する。さらに、回転軸8の先端に回転霧化頭11を螺合して取付ける。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施の形態では、筒体33をエアモータ6の回転軸8の後端側から抜き差し可能に挿入する構成としているから、回転軸8から回転霧化頭11を取外し、ハウジング2からシェーピングエアリング12とエアモータ6を取外すことにより、筒体33を回転軸8に対し簡単に取付け、取外しすることができる。また、筒体33は、回転軸8の全長に亘って設けているから、フィードチューブ22から滴下した塗料が回転軸8の内周面8Aに付着するのを確実に防止することができる。さらに、筒体33は、高速で回転することなく、回転軸8に対して固定状態で取付けられるものであるから、寸法精度、重量バランス等を低く設定することができ、安価に製造することができる。
なお、第1の実施の形態では、筒体26を構成する胴部26Aの開口部(前部)に内鍔状の隔壁部26Dを設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図8および図9に示す第1の変形例による筒体41のように構成してもよい。即ち、筒体41は、胴部41A、逆流防止部41B、ストッパ41C、隔壁部41Dから構成され、かつ該隔壁部41Dの内周から軸方向の前側に向けて小径筒部41Eを突出して設ける構成としている。この小径筒部41Eは、図8に示すように、フィードチューブ22の先端外周との間に隙間をもった状態で、この先端外周を覆うように形成されている。これにより、小径筒部41Eは、フィードチューブ22から吐出した塗料が該フィードチューブ22の先端外周に付着するのを防止でき、カートリッジ17の洗浄作業を容易にすることができる。
また、第2の実施の形態では、筒体33を構成する胴部33Aの開口部(前部)に内鍔状の隔壁部33Cを設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図10および図11に示す第2の変形例による筒体51のように構成してもよい。即ち、筒体51は、胴部51A、ストッパ51B、隔壁部51Cから構成され、かつ該隔壁部51Cの内周から軸方向の前側に向けて小径筒部51Dを突出して設ける構成としている。この小径筒部51Dは、図10に示すように、回転霧化頭11との間に隙間をもった状態で、フィードチューブ22の先端外周を覆うように形成されている。これにより、小径筒部51Dは、前述した第1の変形例とほぼ同様に、フィードチューブ22から吐出した塗料が該フィードチューブ22の先端外周に付着するのを防止でき、カートリッジ17の洗浄作業を容易にすることができる。
一方、第1の実施の形態では、筒体26の後端部だけに内鍔状の逆流防止部26Bを設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図12に示す第3の変形例による筒体61のように構成してもよい。即ち、筒体61は、胴部61A、逆流防止部61B、ストッパ61C、隔壁部61Dから構成され、かつ該胴部61Aの軸方向の途中位置に径方向内側に突出する他の逆流防止部61Eを軸方向に複数段設ける構成としている。この場合には、各逆流防止部61Eによって塗料の逆流を確実に防止することができる。
また、第2の実施の形態では、筒体33を、胴部33A、ストッパ33Bおよび隔壁部33Cにより構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図13に示す第4の変形例による筒体71のように構成してもよい。即ち、筒体71は、胴部71A、ストッパ71B、隔壁部71Cから構成され、かつ該胴部71Aの軸方向の途中位置に径方向内側に突出する逆流防止部71Dを軸方向に複数段設ける構成としている。この場合には、前述した第1の実施の形態とほぼ同様に、各逆流防止部71Dによって塗料の逆流を防止することができる。
さらに、第1の実施の形態では、筒体26のストッパ26Cを、拡径した外鍔状(フランジ状)に形成した場合を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばストッパを径方向の外向きに突出する突起等により形成してもよい。即ち、ストッパは、筒体を挿入方向に位置決めできる構造であれば、これらの構成に限るものではない。これらの構成は、第2の実施の形態、各変形例にも同様に適用することができるものである。
本発明の第1の実施の形態によるカートリッジ式塗装装置を示す縦断面図である。 第1の実施の形態によるカートリッジ式塗装装置の前側部分を拡大して示す縦断面図である。 図2中の筒体を単体で拡大して示す縦断面図である。 筒体を取外すために回転霧化頭を分解した状態で示す分解縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態によるカートリッジ式塗装装置の前側部分を示す縦断面図である。 図5中の筒体を単体で拡大して示す縦断面図である。 筒体を取外すために回転霧化頭とシェーピングエアリングとエアモータを分解した状態で示す分解縦断面図である。 第1の変形例によるカートリッジ式塗装装置の前側部分を示す縦断面図である。 図8中の筒体を単体で拡大して示す縦断面図である。 第2の変形例によるカートリッジ式塗装装置の前側部分を示す縦断面図である。 図10中の筒体を単体で拡大して示す縦断面図である。 第3の変形例による筒体を単体で示す縦断面図である。 第4の変形例による筒体を単体で示す縦断面図である。
符号の説明
1 カートリッジ式塗装装置
2,31 ハウジング
3,32 モータ取付部
4 カートリッジ取付部
6 エアモータ
7 モータケース
8 回転軸
8A 内周面
11 回転霧化頭
12 シェーピングエアリング
17 カートリッジ
18 タンク部
22 フィードチューブ
26,33,41,51,61,71 筒体
26A,33A,41A,51A,61A,71A 胴部
26B,41B,61B,71D 逆流防止部
26C,33B,41C,51B,61C,71B ストッパ
26D,33C,41D,51C,61D,71C 隔壁部
61E 他の逆流防止部

Claims (5)

  1. 前側がモータ取付部となり後側がカートリッジ取付部となったハウジングと、
    該ハウジングのモータ取付部に取付けられ前方に向けて軸方向に延びた中空な回転軸を有するエアモータと、
    該エアモータの回転軸の前端部に取付けられ該エアモータによって回転する間に供給された塗料を噴霧する回転霧化頭と、
    塗料を貯えるタンク部と該タンク部から前方に向けて延びて形成されたフィードチューブとからなり、前記ハウジングのカートリッジ取付部に取付けられたとき前記フィードチューブが前記エアモータの回転軸内に挿入され塗料を前記回転霧化頭に向け吐出するカートリッジとを備えてなるカートリッジ式塗装装置において、
    前記エアモータの回転軸内には、前記回転軸の内周面のうち少なくとも前端部から軸方向の途中位置までを覆う筒体を取付け、取外し可能に設け、該筒体により前記回転軸の内周面への塗料の付着を防ぐ構成としたことを特徴とするカートリッジ式塗装装置。
  2. 前記筒体には、前記回転軸に挿入するとき、挿入方向の位置決めをするストッパを設ける構成としてなる請求項1に記載のカートリッジ式塗装装置。
  3. 前記筒体には、付着した塗料が前端部から逆方向に逆流するのを防止する逆流防止部を設ける構成としてなる請求項1または2に記載のカートリッジ式塗装装置。
  4. 前記筒体は、前記エアモータの回転軸と一体的に回転する状態で、かつ該回転軸の前端側から抜き差し可能に挿入する構成としてなる請求項1,2または3に記載のカートリッジ式塗装装置。
  5. 前記筒体は、前記エアモータの回転軸に対して非回転状態で、かつ該回転軸の後端側から前端部に向け抜き差し可能に挿入する構成としてなる請求項1,2または3に記載のカートリッジ式塗装装置。
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