JP2000079038A - 椅子等の身体支持装置 - Google Patents

椅子等の身体支持装置

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JP2000079038A JP35799998A JP35799998A JP2000079038A JP 2000079038 A JP2000079038 A JP 2000079038A JP 35799998 A JP35799998 A JP 35799998A JP 35799998 A JP35799998 A JP 35799998A JP 2000079038 A JP2000079038 A JP 2000079038A
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/02Upholstery attaching means
    • A47C31/023Upholstery attaching means connecting upholstery to frames, e.g. by hooks, clips, snap fasteners, clamping means or the like

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】身体を受けるインナー部材をアウター部材に強
固に取付けできるようにすると共に、クッション材を覆
う張地の縁の始末も容易ならしめる。 【手段】インナー部材27の左右側縁に折り返し自在な抱
持部27bを一体に設け、この抱持部27bをアウター部材
26の縁部の裏側に折り返す。抱持部27bは、係合爪と係
合穴とからなる係合手段によってアウター部材26に固定
する。インナー部材27とアウター部材26との接触面積が
大きいため固定強度を向上できる。また、張地30の周縁
は抱持部27bとアウター部材26との間に挟み込まれるた
め、張地30の取付けも簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子やベッド、ソ
ファー、担架など、人(或いは動物)の身体を座った状
態や寝た状態等に支持する身体支持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば椅子において、その背部や座部
を、合成樹脂でシェル状に形成されたインナー部材(イ
ンナーシェル)と、合成樹脂又は金属製のアウター部材
に分離構成し、インナー部材の表面にクッション材を取
付けることが行われている。この場合、インナー部材と
アウター部材とは、ねじで固定したり、一方の部材に設
けた係合爪を他方の部材に設けた係合穴に嵌め入れる係
合手段で固定したりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、イン
ナー部材の縁部をアウター部材の縁部に重ね合わせて、
それらの縁部を互いに固定しているに過ぎないのが殆ど
であるため、固定強度が弱いという問題があった。ま
た、椅子の座部及び背部には、一般にクロス等の張地で
覆われたクッション材を設けているが、従来のインナー
部材の構造では、張地の周縁が露出しないように、当該
張地の周囲をクッション材の裏側に巻き込んでおり、そ
の状態で、タッカー(針)でインナー部材に固定した
り、接着剤で接着したり、或いは粘着テープで固定した
りしており、このため、張地の取付け作業にも手間がか
かるという問題があった。
【0004】本発明は、これらの問題を解消した身体支
持装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の身体支持装置
は、身体を受けるように合成樹脂製で板状に形成された
インナー部材と、このインナー部材を支持するアウター
部材とを備えており、前記インナー部材の縁部に、アウ
ター部材における縁部の裏側に重なるように折り返され
る抱持部を一体に設けることにより、インナー部材の縁
部でアウター部材の縁部が表裏両側から挟まれており、
その状態でインナー部材の縁部とアウター部材の縁部と
が固定されている。
【0006】椅子の背部や座部のようにクッション材を
設ける場合、請求項2に記載したように、クッション材
は、インナー部材のうち抱持部を除いた部位の表面に配
置し、クッション材を覆う張地は、インナー部材におけ
る抱持部の裏側まで延ばせば良い。インナー部材とアウ
ター部材とを固定する手段としては、ねじやスナップ式
のフックなども使用できるし、請求項3に記載したよう
に、係合爪と係合穴とからなる係合手段も採用できる。
係合爪と係合爪との係合手段を採用しても良い。
【0007】椅子の背部や座部の場合には、インナー部
材の抱持部は左右両側縁のみに設ければ足りる。強度を
要するものの場合には、抱持部をインナー部材の全周に
設けても良い。
【0008】
【作用・効果】本発明によると、インナー部材の縁部で
アウター部材の縁部が挟まれているため、インナー部材
とアウター部材との接触面積を従来に比べて格段に増大
することができ、その結果、インナー部材とアウター部
材との固定強度をアップすることができる。
【0009】請求項2において、インナー部材の抱持部
をアウター部材の裏面に重なるように折り返すと、張地
の縁はインナー部材の抱持部とアウター部材との間に挟
み込まれ、張地の縁が外部に露出することはない。この
ため張地の縁が美麗に処理されて体裁が良い。また、イ
ンナー部材も張地で覆われて外部に露出することはな
く、この面からも体裁が良い。
【0010】更に、張地の縁をインナー部材の抱持部と
アウター部材とに挟み固定できるため、張地は必ずしも
インナー部材にタッカーや接着剤、接着テープ等で固定
する必要はない。このため、張地の取付け作業に要する
手間を著しく軽減すること、及び、椅子を廃棄した後に
張地を簡単に取り外すことが可能になる。請求項3のよ
うに係合爪と係合穴とからなる係合手段で固定すると、
インナー部材とアウター部材との固定作業をワンタッチ
的に行え、しかも、他の部材を必要としないため部材管
理の手間も軽減できる利点がある。
【0011】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。 .第1実施形態(図1〜図10) ≪概要≫図1〜図10では、本発明を椅子に適用した第1
実施形態を示している。図1は椅子の右側面図、図2は
図1のII−II視平断面図であり、先ず、これら図1及び
図2に基づいて椅子の大まかな構造を説明する。
【0012】椅子は、脚部1と、座受け体2と、座部3
と、背部4とを備えている。脚部1は、平面視で放射状
に延びる枝杆を備えた接地体5と、接地体5の中央部か
ら直立したガスシリンダ(脚支柱)6とを備えている。
ガスシリンダ6は、摺動自在に嵌まり合った上下2本の
カバー7で覆われており、その上端に座受け体2が固定
されている。
【0013】座部3は、アウター部材8とインナー部材
9とクッション材10とから成っており、アウター部材8
は金属板製のベース体11を備えている。このベース体11
に設けた前ブラケット11aを、左右方向に延びる第1軸
12によって座受け体2の前部に取付けている。他方、背
部4は、座受け体2の後部から斜め上向きに延びる左右
一対のアーム13に取付けられており、アーム13の前端
は、左右方向に延びる第2軸14によって座受け体2の左
右側面に取付けられている。そして、アーム13の中途部
とアウター部材8におけるベース体11の後端に設けた後
ブラケット片11bとが、左右方向に延びる第3軸15によ
って回動自在に連結されている。
【0014】アーム10にはパイプ製又は棒材製のジョイ
ント16が後方から挿入されており、このジョイント16を
介して背部4がアーム13に取付けられている。図2に簡
略して示すように、左右のジョイント16は水平状の横バ
ー17で連結されている。第1軸9を嵌めるために座受け
体2に形成した軸受け穴18は略前後方向に伸びる長穴に
なっており(軸受け穴18にはブッシュ19を挿入してい
る)、かつ、第1軸9はロッキング用のばね20で支持さ
れている。したがって、椅子に腰掛けた人が背部4にも
たれ掛かると、背部4はばね20に抗して第2軸14を中心
に後傾動し、且つ、座部3は、ばね20に抗して後退動し
つつ第1軸12を中心に緩い角度で後傾動する。
【0015】図1に一点鎖線で示すように、椅子は肘当
て21を備えているが、本発明との関連はないので説明は
省略する。また、座受け体2には背部4の姿勢切換機構
22を設けている。前記姿勢切換機構22は、背部4を後傾
動自在なフリー状態と、直立した状態に保持された第1
ロック状態と、半分程度後傾した状態に保持された第2
ロック状態と、後傾し切った状態に保持された第3ロッ
ク状態とに切換えできるものであるが、本願発明との直
接の関連はないので詳細な説明は省略する。
【0016】図2において、符号23で示すのはロッキン
グ用の補助ゴムであり、符号24で示すのはガスシリンダ
6を操作するためのレバーである。 ≪背部4の概要≫次に、背部4について図3〜図10に基
づいて説明する。本実施形態では、本願発明は背部4に
適用されている。
【0017】図3は正面図、図4は背部4のアウター部
材26を正面方向から見た斜視図、図5はアウター部材26
を裏側から見た斜視図、図6は図3の V-V視断面図、図
7はアウター部材26の正面図、図8は背部4を構成する
インナー部材27及び裏カバー28の斜視図、図9のうち
(A)は図3の IXA-IXA視断面図、 (B)は図7の IXB-IXB
視断面図、図10のうち (A)は図3の XA-XA視部分平断面
図、 (B)は図3の XB-XB視部分平断面図、 (C)は図7の
XC-XC視平断面図である。
【0018】背部4は、例えば図6に示されているシェ
ル状のアウター部材26と、同じくシェル状のインナー部
材27と、クッション材29と、例えば図1に示す裏カバー
28とを備えている。また、図10(A)(B)に示すように、ク
ッション材29の表面は布等の張地30で覆われている。ア
ウター部材26、インナー部材27、裏カバー28はそれぞれ
合成樹脂製である。
【0019】以下、各部位を詳述する。 ≪背部4のアウター部材26≫図4,5,7 及び図1に示すよ
うに、アウター部材26は、インナー部材27を裏側から支
持する基部26aと、その下端から斜め下向きに延びる足
部26bとから成っている。足部26bの下端部には、ジョ
イント16に部分的に重なる断面円弧状の嵌合部31が形成
されている。
【0020】アウター部材26の基部26aは平面視で外向
き凸状に緩く湾曲している。基部26aの左右両縁部に
は、インナー部材27が重なる支持部26cを形成してい
る。支持部26cは平面視台形状に形成されている。ま
た、支持部26cには、前向きに開口した3個の第1凹所
33と後ろ向きに開口した2個の第2凹所34とが交互に形
成されており、第1凹所33の底板には第1係合穴35が、
第2凹所34の底板には第2係合穴36がそれぞれ形成され
ている。
【0021】アウター部材26のうち左右支持部26cの間
の部位の前面には、縦横に交叉して延びる多数のリブ37
を形成している。例えば図5や図9(A)から容易に理解で
きるように、アウター部材26において、基部26aの背面
と足部26bとは段違い状になっている(その段差面を符
号38で示す)。そして、基部26aの前面には、ジョイン
ト16が嵌まる左右2本の筒部39を形成している。この筒
部39は前記段差面38から下向きに開口している。
【0022】図9に示すように、筒部39の箇所にはねじ
挿入穴40が空けられており、このねじ挿入穴40からねじ
41をジョイント16にねじ込むことにより、アウター部材
26をジョイント16に固定している。ねじ41は円形リブ42
で囲われている。この円形リブ42は強度アップにも寄与
している。 ≪背部4のインナー部材27≫インナー部材27は、アウタ
ー部材26の基部26aよりも一回り大きい大きさである。
また、図9に示すように側面視では前向き凸の形状であ
り、図6に示すように平面視では前向き凹の形状であ
る。
【0023】図6,8,10に示すように、インナー部材27
は、アウター部材26の前面に位置する本体部27aを備え
ており、この本体部27aの左右両側縁に、アウター部材
26の裏側に向けて折り返しできる抱持部27bを一体に設
けている。例えば図8(B)で、抱持部27bを折り返す際の
折り目(蝶番部)43を示している。図10に示すように、
アウター部材26の左右両端とインナー部材27の折り目43
との間に隙間が空いており、この隙間の間隔は下方に行
くに従って大きくなっている(この点は図3及び図7か
ら容易に理解できる)。
【0024】また、図8や図10に示すように、インナー
部材27における本体部27aの左右両縁部には、アウター
部材26の第2係合穴36に前方から嵌まる第2係合爪44を
一体に設けている。また、インナー部材27の抱持部27b
には、アウター部材26の第1係合穴35に後方から嵌まる
第1係合爪45を一体に設けている。第2係合爪44は左右
一対ずつが1セットになっており、図10(B) に示す状態
で第1係合穴35に係合する。第2係合爪44には突起44a
を一体に設けている。従って、第2係合爪44を第1係合
穴35に嵌め入れた状態で、一対の突起44aを互いの間隔
が狭まるようにペンチやプライヤ(図示せず)で挟む
と、第2係合爪44を第1係合穴35から簡単に抜き外すこ
とができる。
【0025】図8(B)に示すように、インナー部材27にお
ける抱持部27bの上端と下端とには、当該抱持部27bを
折り返した状態でインナー部材27の本体部27aに重なる
リブ46を設けている。このリブ46の存在により、折り目
43が正確に規定される。また、リブ46によってアウター
部材26の支持部26cが上下から覆われるため、体裁も良
い。
【0026】図9(A)に示すように、インナー部材27にお
ける本体部27aの上部背面には、アウター部材26におけ
る最上段の補強リブ37の上方に位置する水平リブ47が形
成されている。この水平リブ47は、インナー部材27が過
度に凹み変形することを阻止するストッパーの役割と、
インナー部材27とアウター部材26の間の隙間を塞ぐカバ
ーの役割を果たしている。
【0027】インナー部材27とアウター部材26とはその
左右両縁部のみで互いに固定されているに過ぎず、か
つ、インナー部材27の後方には空間が空いている。この
ため、着座した人が背部4にもたれ掛かると、インナー
部材27は引き延ばされるように撓み変形して人の背中に
フィットする。背部4がロッキング用ばね20に抗して後
傾動することと、インナー部材27自体が弾性変形するこ
ととの相乗効果により、快適なロッキング状態を得るこ
とができる。
【0028】図8(A)に示すように、インナー部材27に
は、撓み変形を容易ならしめるため空気抜きの穴48が空
いている。インナー部材27の弾性変形が許容されるよう
に、インナー部材27とアウター部材26との間には上下に
開口した空間が空いている。このため、両者の間の空間
に物を落とす虞がある。そこで、インナー部材27の水平
リブ47までの深さを一般成人の指が届く程度の深さにし
ており、これにより、たとえ空間内に物が落ちても簡単
に取り出すことができる。
【0029】実施形態のように、アウター部材26におけ
る本体部27aの左右両縁部に前方と後方から係合爪44,4
5 を嵌め込む構成にすると、インナー部材27の取付け強
度をより向上できる利点がある。また、実施形態のよう
に係合爪44,45 と係合穴35,36 とから成る係合手段を採
用すると、組立が簡単である。 ≪裏カバー28≫図1に示すように、裏カバー28はアウタ
ー部材26の足部26bに裏側から重なる形状になってお
り、下端部には、ジョイント16に下方から嵌まる半円状
の嵌合部49を形成している。
【0030】図1及び図7から容易に理解できるよう
に、アウター部材26における足部26bの嵌合部31と裏カ
バー28の嵌合部49とは、互いに重なり合うことによって
円筒状を成している。そして、これら両嵌合部31,49 の
先端には、アーム13に嵌まり込む小径部31a,39a を形成
している。このため、アウター部材26と裏カバー5と
は、アーム13の箇所で離反不能に保持されている。
【0031】また、図9に示すように、裏カバー28の上
端縁は、アウター部材26における基部26aの下端縁に形
成された段部50に嵌まっている。この段部50の存在によ
り、裏カバー28は、アウター部材26の背面と同一面を成
す状態に装着できる。更に、図10(C) に示すように、ア
ウター部材26における足部26bの左右側縁には上下長手
の爪51を形成しており、この爪51と、裏カバー28の左右
側縁に形成した溝52とを嵌合させている。このため、ア
ウター部材26が多少弾性変形しても裏カバー28が外れる
ことはない。
【0032】≪その他≫背部4において、クッション材
29を覆う張地30の縁はインナー部材27に接着しておくの
が好ましい。その場合、張地30の周縁は抱持部27bとア
ウター部材26との間に隠れているので、周縁を美麗に処
理する必要はなく、単にインナー部材26に接着等してお
くだけでよい。このためクッショ ン材29の取付け作業
が容易である。なお、クッション材29はインナー部材27
に接着(又は一体成形)しても良いし、単に重ねただけ
でも良い。
【0033】.第2実施形態(図1〜図8) 図11〜図18では第2実施形態を示している。これも椅子
の背部4に適用したものであり、図11は大雑把な分離斜
視図、図12は分離平面図、図13のうち (A)は図2の背面
図、 (B)は (A)の B-B視断面図である。本実施形態の背
部4は、アウター部材26と、その前面に配置したインナ
ー部材27と、インナー部材27の前面に配置したクッショ
ン材29と、クッション材29の表面を覆う布等の張地30と
を備えている。
【0034】アウター部材26とインナー部材27とは第1
実施形態と同様に合成樹脂製である。アウター部材26
は、前向き凹状に形成された基部26aと、その下方に連
接した足部26bとから成っている。アウター部材26にお
ける基部26aの左右両縁部には、円形の第1係合穴54と
角形の第2係合穴55とが上下方向に沿って交互に形成さ
れている。
【0035】インナー部材27における本体部27aの左右
両側端には、薄肉状の折り目(蝶番部)43を介して抱持
部27bが一体に連接されている。インナー部材27におけ
る本体部27aの左右両縁部には、アウター部材26の第2
係合穴55に嵌まり合う突起56が形成されており、他方、
抱持部27bの後面には、アウター部材26の第1係合穴54
に対応した茸状の係合爪57を突設している。係合爪57は
二つ割状に形成されているが、三つ割状等の他の形状で
もよい。
【0036】インナー部材27には、その弾性変形を容易
ならしめるために左右横長のスリット58が複数本並列状
に形成されている。クッション材29は、インナー部材27
に単に重ねただけでも良いし、インナー部材27に接着剤
で接着したりインサート成形法によって一体に固着した
りしても良い。張地30は、上下寸法及び左右幅寸法とも
インナー部材27よりも大きい寸法に設定している。な
お、クッション材29を張地30に背用インサート成形等に
よって固着しておいても良い。
【0037】図14は背部4の背面図、図15は図14の XV-
XV視断面図、図16は図15の XVI-XVI視断面図、図17のう
ち (A)は図14のXVII−XVII視断面図、 (B)は (A)の B-B
視断面図、図18のうち (A)は図14の XVIII-XVIII視断面
図、 (B)は張地30の折り返し状態を示す斜視図である。
図18に示すように、張地30の上下両縁部30aは、インナ
ー部材27の背面に折り返されて、インナー部材27とアウ
ター部材26とで挟み固定されている。
【0038】張地30の左右両縁部30bはインナー部材27
における抱持部27bの裏面に重なっており、その状態で
インナー部材27をアウター部材26に重ね合わせて、図17
に示すように、インナー部材27を突起56をアウター部材
26の第2係合穴55に嵌め入れ、次いで、図16に示すよう
に抱持部27bを折り返して、インナー部材27の係合爪57
をアウター部材26の第1係合穴54に弾性に抗して嵌め入
れるという手順により、インナー部材27はアウター部材
26に離脱不能に取付けられる。
【0039】張地30の左右両縁部30bはインナー部材27
の抱持部27bとアウター部材26との間に挟み固定される
が、この場合、抱持部27bの折り返しに伴って張地30が
引っ張られるため、張地30はピンと張った状態に保持さ
れる。張地30の縁は粘着テープ等でンナー部材27に仮固
定しておいても良い。アウター部材26の左右縁部とイン
ナー部材27の本体部27aとは若干の幅寸法W(図16(A)
参照)で重なり合っている。換言すると、背要インナー
部材27における本体部27aの左右縁部が背要アウター部
材26の前面に面接触しており、このため、両部材26,27
の摩擦が大きくなって固定強度を向上できる。
【0040】なお、係合爪57の頭が嵌まる逃がし穴をイ
ンナー部材27に空けておけば、インナー部材27の本体部
27aがアウター部材26に重なる面積を大きくできる。イ
ンナー部材27の弾性変形を許容するため、両部材26,27
の間に隙間を開けておくのが好ましいが、インナー部材
27を変形させる必要がない場合や、アウター部材26が弾
性変形する場合は、インナー部材27を全体にわたってア
ウター部材26に密着させても良い。
【0041】例えば図18(B) から容易に把握できるよう
に、張地30の上下両縁部30aと左右両縁部30bとは共に
裏側に折り返されるため、両部材26,27 のコーナー近傍
では張地30の側縁30a,30b が2枚重ねの状態になってい
る(2枚重ねの状態は図13(B) に一点鎖線で示してい
る)。以上の説明から容易に理解できるように、張地30
をインナー部材27の裏側に折り返してから、インナー部
材27の抱持部27bをアウター部材26の裏側に折り返して
突起56及び係合爪57を係合穴54,55 に嵌め入れるという
簡単な作業により、背部4を組み立てることができる。
また、椅子を廃棄した後に張地30を分離する作業も容易
である。
【0042】実施形態のように突起56とこれが嵌まる第
1係合穴54を設けると、インナー部材27とアウター部材
26との位置合わせが容易である。また、人が背部4にも
たれ掛かった場合、インナー部材27はその幅寸法を縮め
るように変形するが、このインナー部材27の変形による
引張力が突起56で支持されることにより、係合爪57に外
力が作用することが抑制されるため、係合爪57を大型化
することなく取付け強度を保持できる。
【0043】ところで、人が背部4にもたれ掛かると係
合爪57にはこれを左右方向に倒すような外力が作用する
ため、係合爪57を平面視で鉤状に形成していると、背部
4への人のもたれ掛かりによってインナー部材27が変形
するたびに係合爪57を第1係合穴54から抜け出すように
作用するが、本実施形態のように係合爪57を側面視で鉤
状に形成すると、インナー部材27が縮み変形しても係合
爪57を第1係合穴54から抜け出すようには殆ど作用しな
いので、係合爪57の抜けや破損を防止して両部材26,27
の固定強度を向上できる。
【0044】なお、突起56や係合爪57、係合穴54,55 の
形状や個数、位置などは必要に応じて適宜変更できる。
また、抱持部27bの幅寸法も任意に設定できる。 .第3実施形態及び第4実施形態(図19) 図19(A) では第3実施形態を示している。この実施形態
では、インナー部材27の左右縁部に後ろ向き突設した係
合爪59を、アウター部材26の支持部26bに形成した係合
穴60に嵌め入れ係合している。係合爪59には割溝61を設
けており、この割溝61に、インナー部材27の抱持部27b
に設けた突起62を嵌め入れている。インナー部材27にお
ける抱持部27bの先端はアウター部材26の側壁26dに重
ね合わせている。アウター部材26の支持部26bにはリブ
64を設けている。
【0045】この第3実施形態の構成では、係合爪59の
変形が抱持部27bの突起62によって阻止されるため、締
結強度をより向上できる。なお、本実施形態において
も、補強と位置決めのため、第2実施形態における突起
56と第1係合穴54とを設けても良い。図19(B) では第4
実施形態を示している。この実施形態では、インナー部
材27の本体部27aに、係合穴65が開いた筒部66を後ろ向
きに突設し、この筒部66をアウター部材26に設けた穴67
に嵌め入れ、更に、インナー部材27の抱持部27bに、前
記係合穴65に係合する係合爪68を設けている。
【0046】この第4実施形態では、インナー部材27の
筒部66がアウター部材26の穴67に嵌まっていることによ
り、両部材26,27 はずれ不能に位置決めされる。 .第5実施形態及び第6実施形態(図20) 図20のうち (A)では第5実施形態を示している。この実
施形態では、アウター部材26の側縁を平断面階段状に形
成する一方、インナー部材27に2条の折り目43を形成
し、インナー部材27をコ字状に折り返している。そし
て、インナー部材27の本体部27aと抱持部27bとにそれ
ぞれ第1及び第2の係合爪69,70 を形成し、これらをア
ウター部材26に形成した第1及び第2の係合穴71,72 に
それぞれ嵌め入れている。
【0047】また、インナー部材27における抱持部27b
の後面に、張地30の縁部を押えるための押え板73を重ね
合わせ、押え板73を介して張地30の縁部をアウター部材
26に押えている。図20(B) では第6実施形態を示してお
り、この実施形態では、張地30の縁部をインナー部材27
の抱持部27bと本体部27aとの間に挟み固定し、抱持部
27bをアウター部材26のリブ74でインナー部材27の本体
部27aに押え固定している。アウター部材26とインナー
部材27との固定は、係合爪75と係合穴76とから成る係合
手段によっている。
【0048】.第7実施形態(図21) 図21では座部3に適用した第7実施形態を示している。
この例では、座部3を構成するインナー部材9の本体部
9aに係合爪77を突設し、この係合爪77を、アウター部材
8に形成した通孔(図示せず)を介して抱持部9bの係合
穴(図示せず)に嵌め入れ係合している。係合爪77の頭
が抱持部9bの下方に露出するが、座部3の下面は人目に
触れないので問題はない。符号10aはクッション材を示
す。
【0049】.第8実施形態(図22,23 ) 図22及び図23ではベッド79に適用した第8実施形態を示
しており、図22は斜視図、図23は図22のXXII-XXIII視断
面図である。アウター部材80には平面視で縦横に延びる
多数のリブ81が形成されており、これらのリブ81の上面
は、インナー部材27が沈み込み変形するのを許容するた
め上向き凹状に形成されている。
【0050】そして、インナー部材82に、アウター部材
80の側面及び下面に重なる抱持部82bを一体に設け、抱
持部82bに形成した係合爪83を、アウター部材80に形成
した係合穴84に嵌め入れている。インナー部材82には、
その全体にわたって多数のスリット85を形成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した椅子の側面図である。
【図2】図1のII−II視平断面図である。
【図3】背部の正面図である。
【図4】背部のアウター部材を正面方向から見た斜視図
である。
【図5】背部のアウター部材を裏側から見た斜視図であ
る。
【図6】図3のVI−VI視断面図である。
【図7】背部のアウター部材の正面図である。
【図8】背部のインナー部材及び裏カバーの斜視図であ
る。
【図9】 (A)は図3の IXA-IXA視断面図、 (B)は図7の
IXB-IXB視断面図である。
【図10】 (A)は図3の XA-XA視部分平断面図、 (B)は図
3の XB-XB視部分平断面図、 (C)は図7の XC-XC視平断
面図である。
【図11】第2実施形態の分離斜視図である。
【図12】分離した状態の平面図である。
【図13】図2の背面図である。
【図14】組立た状態の背面図である。
【図15】図14のXV-XV視断面図である。
【図16】 (A)は図14のXVI−XVI視断面図、 (B)は (A)の
B-B視断面図である。
【図17】図14のXVII-XVII視断面図である。
【図18】 (A)は図14のXVIII−XVIII視断面図、 (B)は
(A)の B-B視断面図である。
【図19】第3実施形態及び第4実施形態の要部平断面図
である。
【図20】第5実施形態及び第6実施形態の要部平断面図
である。
【図21】第7実施形態の正断面図である。
【図22】第8実施形態の斜視図である。
【図23】図22の XXIII-XXIII視断面図である。
【符号の説明】
3 椅子の座部 4 椅子の背部 26 背部のアウター部材 27 背部のインナー部材 27a 本体部 27b 抱持部 29 クッション材 30 張地 35,36 係合穴 43 折り目 44,45 係合爪
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月12日(1999.1.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】椅子等の身体支持装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子やベッド、ソ
ファー、担架など、人(或いは動物)の身体を座った状
態や寝た状態等に支持する身体支持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば椅子において、その背部や座部
を、合成樹脂でシェル状に形成されたインナー部材(イ
ンナーシェル)と、合成樹脂又は金属製のアウター部
材に分離構成し、インナー部材の表面にクッション材を
取付けることが行われている。この場合、インナー部材
とアウター部材とは、ねじで固定したり、一方の部材に
設けた係合爪を他方の部材に設けた係合穴に嵌め入れる
係合手段で固定したりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、イン
ナー部材の縁部をアウター部材の縁部に重ね合わせて、
それらの縁部を互いに固定しているに過ぎないのが殆ど
であるため、固定強度が弱いという問題があった。ま
た、椅子の座部及び背部には、一般にクロス等の張地で
覆われたクッション材を設けているが、従来のインナー
部材の構造では、張地の周縁が露出しないように、当該
張地の周囲をクッション材の裏側に巻き込んでおり、そ
の状態で、タッカー(針)でインナー部材に固定した
り、接着剤で接着したり、或いは粘着テープで固定した
りしており、このため、張地の取付け作業にも手間がか
かるという問題があった。
【0004】本発明は、これらの問題を解消した身体支
持装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の身体支持装置
は、身体を受けるように合成樹脂で板状に形成されたイ
ンナー部材と、このインナー部材を支持するアウター部
材とを備えており、前記インナー部材の縁部に、アウタ
ー部材における縁部の裏側に重なるように折り返される
抱持部を一体に設けることにより、インナー部材の縁部
でアウター部材の縁部が表裏両側から挟まれており、そ
の状態でインナー部材の縁部とアウター部材の縁部とが
固定されている。
【0006】椅子の背部や座部のようにクッション材を
設ける場合、請求項2に記載したように、クッション材
は、インナー部材のうち抱持部を除いた部位の表面に配
置し、クッション材を覆う張地は、インナー部材におけ
る抱持部の裏側まで延ばせば良い。インナー部材とアウ
ター部材とを固定する手段としては、ねじやスナップ式
のフックなども使用できるし、請求項3に記載したよう
に、係合爪と係合穴とからなる係合手段も採用できる。
係合爪と係合爪とからなる係合手段を採用しても良い。
【0007】椅子の背部や座部の場合には、インナー部
材の抱持部は左右両側縁のみに設ければ足りる。強度を
要するものの場合には、抱持部をインナー部材の全周に
設けても良い。
【0008】
【作用・効果】本発明によると、インナー部材の縁部で
アウター部材の縁部が挟まれているため、インナー部材
とアウター部材との接触面積を従来に比べて格段に増大
することができ、その結果、インナー部材とアウター部
材との固定強度をアップすることができる。
【0009】請求項2において、インナー部材の抱持部
をアウター部材の裏面に重なるように折り返すと、張地
の縁はインナー部材の抱持部とアウター部材との間に挟
み込まれ、張地の縁が外部に露出することはない。この
ため張地の縁が美麗に処理されて体裁が良い。また、イ
ンナー部材も張地で覆われて外部に露出することはな
く、この面からも体裁が良い。
【0010】更に、張地の縁をインナー部材の抱持部と
アウター部材とに挟み固定できるため、張地は必ずしも
インナー部材にタッカーや接着剤、接着テープ等で固定
する必要はない。このため、張地の取付け作業に要する
手間を著しく軽減すること、及び、椅子を廃棄した後に
張地を簡単に取り外すことが可能になる。請求項3のよ
うに係合爪と係合穴とからなる係合手段で固定すると、
インナー部材とアウター部材との固定作業をワンタッチ
的に行え、しかも、他の部材を必要としないため部材管
理の手間も軽減できる利点がある。
【0011】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。 .第1実施形態(図1〜図10) ≪概要≫図1〜図10では、本発明を椅子に適用した第1
実施形態を示している。図1は椅子の右側面図、図2は
図1のII−II視平断面図であり、先ず、これら図1及び
図2に基づいて椅子の大まかな構造を説明する。
【0012】椅子は、脚部1と、座受け体2と、座部3
と、背部4とを備えている。脚部1は、平面視で放射状
に延びる枝杆を備えた接地体5と、接地体5の中央部か
ら直立したガスシリンダ(脚支柱)6とを備えている。
ガスシリンダ6は、摺動自在に嵌まり合った上下2本の
カバー7で覆われており、その上端に座受け体2が固定
されている。
【0013】座部3は、アウター部材8とインナー部材
9とクッション材10とから成っており、アウター部材8
は金属板製のベース体11を備えている。このベース体11
に設けた前ブラケット11aを、左右方向に延びる第1軸
12によって座受け体2の前部に取付けている。他方、背
部4は、座受け体2の後部から斜め上向きに延びる左右
一対のアーム13に取付けられており、アーム13の前端
は、左右方向に延びる第2軸14によって座受け体2の左
右側面に取付けられている。そして、アーム13の中途部
とアウター部材8におけるベース体11の後端に設けた後
ブラケット片11bとが、左右方向に延びる第3軸15によ
って回動自在に連結されている。
【0014】アーム10にはパイプ製又は棒材製のジョイ
ント16が後方から挿入されており、このジョイント16を
介して背部4がアーム13に取付けられている。図2に簡
略して示すように、左右のジョイント16は水平状の横バ
ー17で連結されている。第1軸9を嵌めるために座受け
体2に形成した軸受け穴18は略前後方向に伸びる長穴に
なっており(軸受け穴18にはブッシュ19を挿入してい
る)、かつ、第1軸9はロッキング用のばね20で支持さ
れている。したがって、椅子に腰掛けた人が背部4にも
たれ掛かると、背部4はばね20に抗して第2軸14を中心
に後傾動し、且つ、座部3は、ばね20に抗して後退動し
つつ第1軸12を中心に緩い角度で後傾動する。
【0015】図1に一点鎖線で示すように、椅子は肘当
て21を備えているが、本発明との関連はないので説明は
省略する。また、座受け体2には背部4の姿勢切換機構
22を設けている。前記姿勢切換機構22は、背部4を後傾
動自在なフリー状態と、直立した状態に保持された第1
ロック状態と、半分程度後傾した状態に保持された第2
ロック状態と、後傾し切った状態に保持された第3ロッ
ク状態とに切換えできるものであるが、本願発明との直
接の関連はないので詳細な説明は省略する。
【0016】図2において、符号23で示すのはロッキン
グ用の補助ゴムであり、符号24で示すのはガスシリンダ
6を操作するためのレバーである。 ≪背部4の概要≫次に、背部4について図3〜図10に基
づいて説明する。本実施形態では、本願発明は背部4に
適用されている。
【0017】図3は正面図、図4は背部4のアウター部
材26を正面方向から見た斜視図、図5はアウター部材26
を裏側から見た斜視図、図6は図3のVI−VI視断面図、
図7はアウター部材26の正面図、図8は背部4を構成す
るインナー部材27及び裏カバー28の斜視図、図9のうち
(A)は図3の IXA-IXA視断面図、 (B)は図7の IXB-IXB
視断面図、図10のうち (A)は図3の XA-XA視部分平断面
図、 (B)は図3の XB-XB視部分平断面図、 (C)は図7の
XC-XC視平断面図である。
【0018】背部4は、例えば図6に示されているシェ
ル状のアウター部材26と、同じくシェル状のインナー部
材27と、クッション材29と、例えば図1に示す裏カバー
28とを備えている。また、図10(A)(B)に示すように、ク
ッション材29の表面は布等の張地30で覆われている。ア
ウター部材26、インナー部材27、裏カバー28はそれぞれ
合成樹脂製である。
【0019】以下、各部位を詳述する。 ≪背部4のアウター部材26≫図4,5,7 及び図1に示すよ
うに、アウター部材26は、インナー部材27を裏側から支
持する基部26aと、その下端から斜め下向きに延びる足
部26bとから成っている。足部26bの下端部には、ジョ
イント16に部分的に重なる断面円弧状の嵌合部31が形成
されている。
【0020】アウター部材26の基部26aは平面視で外向
き凸状に緩く湾曲している。基部26aの左右両縁部に
は、インナー部材27が重なる支持部26cを形成してい
る。支持部26cは平面視台形状に形成されている。ま
た、支持部26cには、前向きに開口した3個の第1凹所
33と後ろ向きに開口した2個の第2凹所34とが交互に形
成されており、第1凹所33の底板には第1係合穴35が、
第2凹所34の底板には第2係合穴36がそれぞれ形成され
ている。
【0021】アウター部材26のうち左右支持部26cの間
の部位の前面には、縦横に交叉して延びる多数のリブ37
を形成している。例えば図5や図9(A)から容易に理解で
きるように、アウター部材26において、基部26aの背面
と足部26bとは段違い状になっている(その段差面を符
号38で示す)。そして、基部26aの前面には、ジョイン
ト16が嵌まる左右2本の筒部39を形成している。この筒
部39は前記段差面38から下向きに開口している。
【0022】図9に示すように、筒部39の箇所にはねじ
挿入穴40が空けられており、このねじ挿入穴40からねじ
41をジョイント16にねじ込むことにより、アウター部材
26をジョイント16に固定している。ねじ41の頭は円形リ
ブ42で囲われている。この円形リブ42は強度アップにも
寄与している。 ≪背部4のインナー部材27≫インナー部材27は、アウタ
ー部材26の基部26aよりも一回り大きい大きさである。
また、図9(A)に示すように側面視では前向き凸の形状で
あり、図6に示すように平面視では前向き凹の形状であ
る。
【0023】図6,8,10に示すように、インナー部材27
は、アウター部材26の前面に位置する本体部27aを備え
ており、この本体部27aの左右両側縁に、アウター部材
26の裏側に向けて折り返しできる抱持部27bを一体に設
けている。例えば図8(B)で、抱持部27bを折り返す際の
折り目(蝶番部)43を示している。図10に示すように、
アウター部材26の左右両端とインナー部材27の折り目43
との間に隙間が空いており、この隙間の間隔は下方に行
くに従って大きくなっている(この点は図3及び図7か
ら容易に理解できる)。
【0024】また、図8や図10に示すように、インナー
部材27における本体部27aの左右両縁部には、アウター
部材26の第2係合穴36に前方から嵌まる第2係合爪44を
一体に設けている。また、インナー部材27の抱持部27b
には、アウター部材26の第1係合穴35に後方から嵌まる
第1係合爪45を一体に設けている。第2係合爪44は左右
一対ずつが1セットになっており、図10(B) に示す状態
で第1係合穴35に係合する。第2係合爪44には突起44a
を一体に設けている。従って、第2係合爪44を第1係合
穴35に嵌め入れた状態で、一対の突起44aを互いの間隔
が狭まるようにペンチやプライヤ(図示せず)で挟む
と、第2係合爪44を第1係合穴36から簡単に抜き外すこ
とができる。
【0025】図8(B)に示すように、インナー部材27にお
ける抱持部27bの上端と下端とには、当該抱持部27bを
折り返した状態でインナー部材27の本体部27aに重なる
リブ46を設けている。このリブ46の存在により、折り目
43が正確に規定される。また、リブ46によってアウター
部材26の支持部26cが上下から覆われるため、体裁も良
い。
【0026】図9(A)に示すように、インナー部材27にお
ける本体部27aの上部背面には、アウター部材26におけ
る最上段の補強リブ37の上方に位置する水平リブ47が形
成されている。この水平リブ47は、インナー部材27が過
度に凹み変形することを阻止するストッパーの役割と、
インナー部材27とアウター部材26の間の隙間を塞ぐカバ
ーの役割を果たしている。
【0027】インナー部材27とアウター部材26とはその
左右両縁部のみで互いに固定されているに過ぎず、か
つ、インナー部材27の後方には空間が空いている。この
ため、着座した人が背部4にもたれ掛かると、インナー
部材27は引き延ばされるように撓み変形して人の背中に
フィットする。背部4がロッキング用ばね20に抗して後
傾動することと、インナー部材27自体が弾性変形するこ
ととの相乗効果により、快適なロッキング状態を得るこ
とができる。
【0028】図8(A)に示すように、インナー部材27に
は、撓み変形を容易ならしめるため空気抜きの穴48が空
いている。インナー部材27の弾性変形が許容されるよう
に、インナー部材27とアウター部材26との間には上下に
開口した空間が空いている。このため、両者の間の空間
に物を落とす虞がある。そこで、インナー部材27の水平
リブ47までの深さを一般成人の指が届く程度の深さにし
ており、これにより、たとえ空間内に物が落ちても簡単
に取り出すことができる。
【0029】実施形態のように、アウター部材26におけ
る本体部27aの左右両縁部に前方と後方から係合爪44,4
5 を嵌め込む構成にすると、インナー部材27の取付け強
度をより向上できる利点がある。また、実施形態のよう
に係合爪44,45 と係合穴35,36 とから成る係合手段を採
用すると、組立が簡単である。 ≪裏カバー28≫図1に示すように、裏カバー28はアウタ
ー部材26の足部26bに裏側から重なる形状になってお
り、下端部には、ジョイント16に下方から嵌まる半円状
の嵌合部49を形成している。
【0030】図1及び図7から容易に理解できるよう
に、アウター部材26における足部26bの嵌合部31と裏カ
バー28の嵌合部49とは、互いに重なり合うことによって
円筒状を成している。そして、これら両嵌合部31,49 の
先端には、アーム13に嵌まり込む小径部31a,39a を形成
している。このため、アウター部材26と裏カバー5と
は、アーム13の箇所で離反不能に保持されている。
【0031】また、図9に示すように、裏カバー28の上
端縁は、アウター部材26における基部26aの下端縁に形
成された段部50に嵌まっている。この段部50の存在によ
り、裏カバー28は、アウター部材26の背面と同一面を成
す状態に装着できる。更に、図10(C) に示すように、ア
ウター部材26における足部26bの左右側縁には上下長手
の爪51を形成しており、この爪51と、裏カバー28の左右
側縁に形成した溝52とを嵌合させている。このため、ア
ウター部材26が多少弾性変形しても裏カバー28が外れる
ことはない。
【0032】≪その他≫背部4において、クッション材
29を覆う張地30の縁はインナー部材27に接着しておくの
が好ましい。その場合、張地30の周縁は抱持部27bとア
ウター部材26との間に隠れているので、周縁を美麗に処
理する必要はなく、単にインナー部材26に接着等してお
くだけでよい。このためクッショ ン材29の取付け作業
が容易である。なお、クッション材29はインナー部材27
に接着(又は一体成形)しても良いし、単に重ねただけ
でも良い。
【0033】.第2実施形態(図11〜図18) 図11〜図18では第2実施形態を示している。これも椅子
の背部4に適用したものであり、図11は大雑把な分離斜
視図、図12は分離平面図、図13のうち (A)は図2の背面
図、 (B)は (A)の B-B視断面図である。本実施形態の背
部4は、アウター部材26と、その前面に配置したインナ
ー部材27と、インナー部材27の前面に配置したクッショ
ン材29と、クッション材29の表面を覆う布等の張地30と
を備えている。
【0034】アウター部材26とインナー部材27とは第1
実施形態と同様に合成樹脂製である。アウター部材26
は、前向き凹状に形成された基部26aと、その下方に連
接した足部26bとから成っている。アウター部材26にお
ける基部26aの左右両縁部には、円形の第1係合穴54と
角形の第2係合穴55とが上下方向に沿って交互に形成さ
れている。
【0035】インナー部材27における本体部27aの左右
両側端には、薄肉状の折り目(蝶番部)43を介して抱持
部27bが一体に連接されている。インナー部材27におけ
る本体部27aの左右両縁部には、アウター部材26の第2
係合穴55に嵌まり合う突起56が形成されており、他方、
抱持部27bの後面には、アウター部材26の第1係合穴54
に対応した茸状の係合爪57を突設している。係合爪57は
二つ割状に形成されているが、三つ割状等の他の形状で
もよい。
【0036】インナー部材27には、その弾性変形を容易
ならしめるために左右横長のスリット58が複数本並列状
に形成されている。クッション材29は、インナー部材27
に単に重ねただけでも良いし、インナー部材27に接着剤
で接着したりインサート成形法によって一体に固着した
りしても良い。張地30は、上下寸法及び左右幅寸法とも
インナー部材27よりも大きい寸法に設定している。な
お、クッション材29を張地30に背用インサート成形等に
よって固着しておいても良い。
【0037】図14は背部4の背面図、図15は図14の XV-
XV視断面図、図16は図14の XVI-XVI視断面図、図17のう
ち (A)は図14のXVII−XVII視断面図、 (B)は (A)の B-B
視断面図、図18のうち (A)は図14の XVIII-XVIII視断面
図、 (B)は張地30の折り返し状態を示す斜視図である。
図18に示すように、張地30の上下両縁部30aは、インナ
ー部材27の背面に折り返されて、インナー部材27とアウ
ター部材26とで挟み固定されている。
【0038】張地30の左右両縁部30bはインナー部材27
における抱持部27bの裏面に重なっており、その状態で
インナー部材27をアウター部材26に重ね合わせて、図17
に示すように、インナー部材27突起56をアウター部材
26の第2係合穴55に嵌め入れ、次いで、図16に示すよう
に抱持部27bを折り返して、インナー部材27の係合爪57
をアウター部材26の第1係合穴54に弾性に抗して嵌め入
れるという手順により、インナー部材27はアウター部材
26に離脱不能に取付けられる。
【0039】張地30の左右両縁部30bはインナー部材27
の抱持部27bとアウター部材26との間に挟み固定される
が、この場合、抱持部27bの折り返しに伴って張地30が
引っ張られるため、張地30はピンと張った状態に保持さ
れる。張地30の縁は粘着テープ等でンナー部材27に仮固
定しておいても良い。アウター部材26の左右縁部とイン
ナー部材27の本体部27aとは若干の幅寸法W(図16(A)
参照)で重なり合っている。換言すると、背要インナー
部材27における本体部27aの左右縁部が背要アウター部
材26の前面に面接触しており、このため、両部材26,27
の摩擦が大きくなって固定強度を向上できる。
【0040】なお、係合爪57の頭が嵌まる逃がし穴をイ
ンナー部材27に空けておけば、インナー部材27の本体部
27aがアウター部材26に重なる面積を大きくできる。イ
ンナー部材27の弾性変形を許容するため、両部材26,27
の間に隙間を開けておくのが好ましいが、インナー部材
27を変形させる必要がない場合や、アウター部材26が弾
性変形する場合は、インナー部材27を全体にわたってア
ウター部材26に密着させても良い。
【0041】例えば図18(B) から容易に把握できるよう
に、張地30の上下両縁部30aと左右両縁部30bとは共に
裏側に折り返されるため、両部材26,27 のコーナー近傍
では張地30の側縁30a,30b が2枚重ねの状態になってい
る(2枚重ねの状態は図13(B) に一点鎖線で示してい
る)。以上の説明から容易に理解できるように、張地30
をインナー部材27の裏側に折り返してから、インナー部
材27の抱持部27bをアウター部材26の裏側に折り返して
突起56及び係合爪57を係合穴54,55 に嵌め入れるという
簡単な作業により、背部4を組み立てることができる。
また、椅子を廃棄した後に張地30を分離する作業も容易
である。
【0042】実施形態のように突起56とこれが嵌まる第
1係合穴54を設けると、インナー部材27とアウター部材
26との位置合わせが容易である。また、人が背部4にも
たれ掛かった場合、インナー部材27はその幅寸法を縮め
るように変形するが、このインナー部材27の変形による
引張力が突起56で支持されることにより、係合爪57に外
力が作用することが抑制されるため、係合爪57を大型化
することなく取付け強度を保持できる。
【0043】ところで、人が背部4にもたれ掛かると係
合爪57にはこれを左右方向に倒すような外力が作用する
ため、係合爪57を平面視で鉤状に形成していると、背部
4への人のもたれ掛かりによってインナー部材27が変形
するたびに係合爪57を第1係合穴54から抜け出すように
作用するが、本実施形態のように係合爪57を側面視で鉤
状に形成すると、インナー部材27が縮み変形しても係合
爪57を第1係合穴54から抜け出すようには殆ど作用しな
いので、係合爪57の抜けや破損を防止して両部材26,27
の固定強度を向上できる。
【0044】なお、突起56や係合爪57、係合穴54,55 の
形状や個数、位置などは必要に応じて適宜変更できる。
また、抱持部27bの幅寸法も任意に設定できる。 .第3実施形態及び第4実施形態(図19) 図19(A) では第3実施形態を示している。この実施形態
では、インナー部材27の左右縁部に後ろ向き突設した係
合爪59を、アウター部材26の支持部26bに形成した係合
穴60に嵌め入れ係合している。係合爪59には割溝61を設
けており、この割溝61に、インナー部材27の抱持部27b
に設けた突起62を嵌め入れている。インナー部材27にお
ける抱持部27bの先端はアウター部材26の側壁26dに重
ね合わせている。アウター部材26の支持部26bにはリブ
64を設けている。
【0045】この第3実施形態の構成では、係合爪59の
変形が抱持部27bの突起62によって阻止されるため、締
結強度をより向上できる。なお、本実施形態において
も、補強と位置決めのため、第2実施形態における突起
56と第1係合穴54とを設けても良い。図19(B) では第4
実施形態を示している。この実施形態では、インナー部
材27の本体部27aに、係合穴65が開いた筒部66を後ろ向
きに突設し、この筒部66をアウター部材26に設けた穴67
に嵌め入れ、更に、インナー部材27の抱持部27bに、前
記係合穴65に係合する係合爪68を設けている。
【0046】この第4実施形態では、インナー部材27の
筒部66がアウター部材26の穴67に嵌まっていることによ
り、両部材26,27 はずれ不能に位置決めされる。 .第5実施形態及び第6実施形態(図20) 図20のうち (A)では第5実施形態を示している。この実
施形態では、アウター部材26の側縁を平断面階段状に形
成する一方、インナー部材27に2条の折り目43を形成
し、インナー部材27をコ字状に折り返している。そし
て、インナー部材27の本体部27aと抱持部27bとにそれ
ぞれ第1及び第2の係合爪69,70 を形成し、これらをア
ウター部材26に形成した第1及び第2の係合穴71,72 に
それぞれ嵌め入れている。
【0047】また、インナー部材27における抱持部27b
の後面に、張地30の縁部を押えるための押え板73を重ね
合わせ、押え板73を介して張地30の縁部をアウター部材
26に押えている。図20(B) では第6実施形態を示してお
り、この実施形態では、張地30の縁部をインナー部材27
の抱持部27bと本体部27aとの間に挟み固定し、抱持部
27bをアウター部材26のリブ74でインナー部材27の本体
部27aに押え固定している。アウター部材26とインナー
部材27との固定は、係合爪75と係合穴76とから成る係合
手段によっている。
【0048】.第7実施形態(図21) 図21では座部3に適用した第7実施形態を示している。
この例では、座部3を構成するインナー部材9の本体部
9aに係合爪77を突設し、この係合爪77を、アウター部材
8に形成した通孔(図示せず)を介して抱持部9bの係合
穴(図示せず)に嵌め入れ係合している。係合爪77の頭
が抱持部9bの下方に露出するが、座部3の下面は人目に
触れないので問題はない。符号10aは張地を示す。
【0049】.第8実施形態(図22,23 ) 図22及び図23ではベッド79に適用した第8実施形態を示
しており、図22は斜視図、図23は図22の XXIII-XXIII視
断面図である。アウター部材80には平面視で縦横に延び
る多数のリブ81が形成されており、これらのリブ81の上
面は、インナー部材82が沈み込み変形するのを許容する
ため上向き凹状に形成されている。
【0050】そして、インナー部材82に、アウター部材
80の側面及び下面に重なる抱持部82bを一体に設け、抱
持部82bに形成した係合爪83を、アウター部材80に形成
した係合穴84に嵌め入れている。インナー部材82には、
その全体にわたって多数のスリット85を形成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した椅子の側面図である。
【図2】図1のII−II視平断面図である。
【図3】背部の正面図である。
【図4】背部のアウター部材を正面方向から見た斜視図
である。
【図5】背部のアウター部材を裏側から見た斜視図であ
る。
【図6】図3のVI−VI視断面図である。
【図7】背部のアウター部材の正面図である。
【図8】背部のインナー部材及び裏カバーの斜視図であ
る。
【図9】 (A)は図3の IXA-IXA視断面図、 (B)は図7の
IXB-IXB視断面図である。
【図10】 (A)は図3の XA-XA視部分平断面図、 (B)は図
3の XB-XB視部分平断面図、 (C)は図7の XC-XC視平断
面図である。
【図11】第2実施形態の分離斜視図である。
【図12】分離した状態の平面図である。
【図13】図12の背面図である。
【図14】組立た状態の背面図である。
【図15】図14のXV-XV 視断面図である。
【図16】 (A)は図14のXVI −XVI 視断面図、 (B)は (A)
の B-B視断面図である。
【図17】図14のXVII-XVII 視断面図である。
【図18】 (A)は図14のXVIII −XVIII 視断面図、 (B)は
(A)の B-B視断面図である。
【図19】第3実施形態及び第4実施形態の要部平断面図
である。
【図20】第5実施形態及び第6実施形態の要部平断面図
である。
【図21】第7実施形態の正断面図である。
【図22】第8実施形態の斜視図である。
【図23】図22の XXIII-XXIII視断面図である。
【符号の説明】 3 椅子の座部 4 椅子の背部 26 背部のアウター部材 27 背部のインナー部材 27a 本体部 27b 抱持部 29 クッション材 30 張地 35,36 係合穴 43 折り目 44,45 係合爪
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図6】
【図1】
【図4】
【図5】
【図7】
【図15】
【図21】
【図8】
【図9】
【図12】
【図13】
【図16】
【図10】
【図11】
【図14】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図22】
【図23】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】身体を受けるように合成樹脂製で板状に形
    成されたインナー部材と、このインナー部材を支持する
    アウター部材とを備えており、 前記インナー部材の縁部に、アウター部材における縁部
    の裏側に重なるように折り返される抱持部を一体に設け
    ることにより、インナー部材の縁部でアウター部材の縁
    部が表裏両側から挟まれており、その状態でインナー部
    材の縁部とアウター部材の縁部とが固定されている身体
    支持装置。
  2. 【請求項2】前記インナー部材のうち抱持部を除いた部
    位の表面に、クロス等の張地で覆われたクッション材が
    配置されており、前記張地は、インナー部材における抱
    持部の裏側まで延びている請求項1に記載した椅子等の
    身体支持装置。
  3. 【請求項3】前記インナー部材の縁部とアウター部材の
    縁部とは、一方の部材に設けた係合爪を他方の部材に設
    けた係合穴に弾性に抗して嵌め入れることによって互い
    に固定されている請求項1又は請求項2に記載した椅子
    等の身体支持装置。
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