JP2000078964A - 試料作製装置及び試料作製用の噴霧装置 - Google Patents

試料作製装置及び試料作製用の噴霧装置

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JP2000078964A
JP2000078964A JP11196227A JP19622799A JP2000078964A JP 2000078964 A JP2000078964 A JP 2000078964A JP 11196227 A JP11196227 A JP 11196227A JP 19622799 A JP19622799 A JP 19622799A JP 2000078964 A JP2000078964 A JP 2000078964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微生物を含む試料に対して、時間をかけずに
微量で的確に試薬を噴霧すして試料を作製することので
きる自動化に適した試料作製装置を提供する。 【解決手段】 試料作成装置10は、微生物が捕捉され
たメンブレンフィルターを設置する試料台が設けられた
ターンテーブル12と、ターンテーブル12の回転方向
に順次、フィルター挿入部17、第1乾燥室13、抽出
剤噴霧装置14、第2乾燥室15、発光試薬噴霧装置1
6を備えて。フィルター挿入部より試料台2に載せられ
たフィルターはターンテーブル12の回転に応じて順次
各処理が施され、フィルター取出し部18より発光試薬
が噴霧添加された試料となって取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品、製薬、化粧
品、電子工業等の分野で使用する水、原料、中間体或い
は製品などの中に存在する微生物の菌数を測定する装置
等に適用する試料を作製装置に係り、検体に試薬を噴霧
してその反応状態を検査あるいは観察することにより、
検体の確認、検体の状態の変化などの確認を行うに当た
り、試薬の噴霧など試料を作製するための試料作製装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】検体に試薬(反応剤、抽出剤、染色剤、
発光剤等)を噴霧してその状態の観察、検体の有無の観
察あるいは検体の存在確認あるいは検体の存在量の測定
等を行う場合、検体をフィルター等に捕捉し、試薬を噴
霧したものを試料とする。当該試料は検査あるいは測定
時点で人手を介して作製されるため、工場等の現場で作
製する場合、多数の試料を迅速かつ誰にでも容易に作製
することができる必要がある。例えば、食品、飲料、化
粧品、半導体等の分野においては、製造工程中もしくは
製品中の微生物数の測定が極めて重要である。従来は、
寒天平板法により微生物数が測定されてきたが、より迅
速な測定が要求される中、近年、メンブレンフィルター
法とバイオルミネッセンス発光技術さらにそれに微弱光
検出技術を巧みに組み合わせた微生物迅速検出装置が開
発され、利用されている。
【0003】すなわち、その方法は、メンブレンフィル
ターで検体をろ過し、微生物を捕捉した後、抽出剤、次
いで発光試薬を噴霧し、高感度の発光輝点計数システム
により微生物数を測定する方法である。そして、この方
法を行うための便利な装置が既に開発され市販され利用
されている[日本ミリポア社製、RMDS「微生物迅速
検出装置」(商品名)]。上記微生物迅速検出装置の出
現によって従来に比べ大幅に微生物数の測定が迅速にな
った。この微生物迅速検出装置の適用操作の示すところ
によれば以下のとおりである。すなわち、検体を希釈す
るか、逆に多量に使用することにより、検体中に混入し
ていた微生物をフィルター上に適切な数になるように濾
過、捕捉し得る。その際、フィルター面を可能な限り水
平に保持することにより微生物をフィルター面上に分散
して捕捉し得る。このように捕捉された微生物をアルコ
ールや各種の有機溶媒でアデノシン三リン酸(以下、A
TPとも記す)を抽出すべく処理し蒸散することにより
それら微生物由来のATPをフィルター上に析出し得る
上に、これら溶媒の量を可能な限り微少量とすることに
よりそれら微生物由来のATPは元の微生物の捕捉位置
の近傍にとどまらせることが可能となる。次いで、ルシ
フェリンと発光酵素のルシフェラーゼからなる発光試薬
の溶液を供すれば通常共存するマグネシウムと雰囲気の
酸素の作用で光を放つが前述の溶媒と同様少量を適用
し、発光試薬の溶媒を蒸散すれば発光箇所は捕捉された
微生物の近傍に所在し、微生物の捕捉数を発光輝点数と
して計数測定し得るところとなる。微生物由来の抽出さ
れるATPが少なく、輝点が不明な微生物に関しては輝
点が明確になるようフィルター上に分散捕捉した後、寒
天培地に載置し短期間培養して抽出されるATPを増量
せしめて対応し得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の微生物迅速検出
装置を使用して微生物数を測定するためには、試料のメ
ンブレンフィルターをキャリアーなどの支持体に固定
し、ATP(アデノシン三リン酸)の抽出剤、次いで発
光試薬を噴霧し、検出器にセットする必要がある。そし
て、この微生物迅速検出装置を利用して測定を効率的に
行うためには、本工程のATPの抽出及び発光試薬をで
きるだけ微量で、的確に、しかも時間をかけずに簡便に
供給する必要がある。すなわち、ATP抽出液が必要以
上に供給されると抽出されたATPが稀釈されたり、ま
た近傍に散逸、あるいは流出して、発光点がぼやけると
いう問題が生じる他、残存した抽出剤によって発光が阻
害されたり、それを防ぐための抽出剤の揮散に時間と手
間がかかるので避けなければならないのである。この点
は、発光試薬の供給においても同様であり、特に本発明
で用いる発光試薬の場合は大量に入手し易くなく、工業
的にはできる限り少量で効果的な供給が必要であり、そ
れを実現する試料作成装置の開発が望まれていた。 ま
た、フィルター上に捕捉した微生物に試薬を供給して測
定装置にかけて測定する試料を作製するには、種々のス
テップを必要とし、可能な限り人手を煩わすことなく、
自動化することが望まれ、従来より、これらの操作の一
部を自動化する試みがなされてきているが、工程間のフ
ィルターの移動やフィルターの取扱いに熟練を要するな
ど、改良する部分は残されている。例えば、一次乾燥、
抽出処理、二次乾燥、発光試薬処理と全て作業者の手で
搬送されるため、多量のサンプルを処理する場合には、
時間を要するだけでなく、作業者の熟練度によって作業
時間が変わる、フィルターを搬送するためのキャリアー
の搬送時にフィルターに手が触れる、フィルターを落と
すなどの人為的な要因で不正確な測定となる場合があ
る。例えば食品の出荷判定として検査を行う場合に、測
定が滞ると出荷に影響を及ぼすことにもなる。 本発明
は、以上に示した種々の問題点を解決するため、人手の
介在を可能な限り少なくし、トラブル発生頻度の減少と
作業時間の短縮を含む作業性の向上を可能とすると共
に、より正確な測定を達成するために検体に試薬を噴霧
してその反応状態を検査、観察するための試料を作製す
るための試料作製装置を提供するものである。
【0005】また、試料作成装置を使用して試料を作成
する過程で使用する試薬の噴霧装置は、特に、前記した
微生物迅速検出の場合、測定環境由来の微生物ないしA
TPの混入を避ける必要があり、噴霧装置を構成するシ
リンダーの洗浄が容易に行われる構造であることが要請
されている。また、噴霧する試薬によっては、その活性
を保持するため常に低温に保持されている必要があり、
試薬容器を冷却装置により覆うようにするが、この場
合、試薬の残存量が把握できないといった問題があっ
た。また、試料作製にあたって、可能な限り人手を煩わ
すことなく、自動化することが望まれるが、例えば、試
薬を試料に噴霧して供給する場合、その噴霧状態を的確
に把握することも必要である。
【0006】本発明は、これらの従来の問題点を解決す
るためになされたもので、試料作製の作業性を向上させ
るとともに、自動化にも適した噴霧装置を提供すること
を目的とする。また、本発明は、試薬の適量を正確に噴
霧でき、取扱いの容易な噴霧装置を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の試料作製装置
は、(1)フィルターに試薬を噴霧供給する処理工程。
(2)試薬を乾燥する工程、の2工程を備える。また、
微生物の個数の測定のための前処理としての試料作製は
以下の4つの工程が必要とされる。(1)フィルターに
しみ込んだ培地の水分を乾燥させる第一次乾燥工程。
(2)フィルターに抽出剤を噴霧供給する抽出剤処理工
程。(3)抽出剤を乾燥する第二次乾燥工程。(4)フ
ィルターに発光試薬を噴霧供給する発光試薬処理工程。
これらの工程を迅速に正確に、精度よく行う方法とし
て、本発明は、フィルターをターンテーブルに順番に載
せて順次処理していく方式を採用した。
【0008】請求項1の発明は、フィルター上に捕捉し
た検体に試薬を噴霧してその反応状態を検査あるいは観
測する試料を作製するための試料作製装置であって、複
数の試料台を形成したターンテーブルと、該ターンテー
ブルの周縁部に沿ってその回転方向に順次配置した、フ
ィルター挿入部と試薬噴霧装置とフィルター取出し部と
からなることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の試料
作製装置において、前記ターンテーブルの周縁部に沿っ
て配置した前記試薬噴霧装置の後側に乾燥室を設けたこ
とを特徴とする。請求項3の発明は、請求項1に記載の
試料作製装置において、試薬噴霧装置は、前記試料台上
方に上下に移動可能に支持されると共に、前記試料台上
方に設置可能のシリンダーと、前記シリンダー内に配置
され、前記試料台に載置されるフィルター上に試薬を噴
霧する試薬噴霧手段を備えることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項2に記載の試料
作製装置において、前記試料台上のフィルターの有無を
検知するセンサーを備え、前記センサーがフィルターの
存在を確認したとき、前記シリンダーの試料台上方から
の接近下降、噴霧手段による試薬の噴霧及びシリンダー
の上昇の一連の作業を自動的に行うようした制御手段を
備えることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、フィルター上に試薬を
噴霧した試料を作製する試料作製用の噴霧装置であっ
て、フィルターを設置するターンテーブルに設けられた
試料台と、前記ターンテーブルの上方に位置し、上下動
可能に駆動装置に支持された抽出試薬を噴霧するシリン
ダーと、前記シリンダーの上部に配置され、試薬を前記
シリンダーに供給する試薬供給部と、前記シリンダー内
に設置され、振動体に支持された給液具と、前記試料台
の下部に設けらた空気を吸引する吸引装置と、を備えた
ことを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5に記載の噴霧
装置において、前記シリンダーは、駆動装置に嵌合取付
部により着脱自在に取り付けられていることを特徴とす
る。請求項7の発明は、請求項5に記載の噴霧装置にお
いて、前記試薬供給部は、試薬を収容するタンクと、試
薬の供給量を制御する流量制御部を有し、前記タンクと
前記流量制御部は、互いに着脱可能に連結されているこ
とを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項5に記載の噴霧
装置において、試薬供給部は、透明な窓を有する冷却室
に収容されていることを特徴とする。請求項9の発明
は、フィルター上に捕捉した微生物数を測定するために
使用する試料を作製するための試料作製装置であって、
複数の試料台を形成したターンテーブルと、該ターンテ
ーブルの周縁部に沿ってその回転方向に順次配置した、
フィルター挿入部と抽出剤噴霧装置と発光試薬噴霧装置
及びフィルター取出し部とからなることを特徴とする微
生物測定用の試料を作製する試料作製装置。
【0014】請求項1乃至請求項4の発明においては、
試料作製装置は、複数の試料台を形成したターンテーブ
ルと、ターンテーブルの回転方向にフィルター挿入部、
乾燥室、試薬噴霧装置、及びフィルター取出し部を順次
配置した構成とし、試薬噴霧装置の動作を自動的に行う
ようにしているため、フィルター挿入部よりフィルター
を試料台に設置するだけで、試薬の噴霧、フィルターの
乾燥の一連の操作を人手を介すことなく実行できる。し
たがって、各工程間のフィルターの移動や試薬噴霧装置
の操作を熟練を要することなく、簡単にしかも迅速に行
うことが可能となる。
【0015】請求項5に記載の発明においては、ターン
テーブルに設けた試料台によって移動されるフィルター
上にシリンダーを載置し、これによりフィルターをシリ
ンダー内に密閉して収容することが可能となり、試薬を
外部に飛散させることなく噴霧することができる。この
ため、飛散、上昇する微少な霧はフィルター下部からの
吸引とシリンダー上部でのカバーで飛散の防止が計られ
る。また、試料台に載せられたフィルターを移動する場
合に、フィルターは吸引装置により試料台に確実に保持
される。
【0016】請求項6に記載の発明においては、シリン
ダーとそれを駆動する駆動装置との着脱を嵌合取付け部
を利用して容易に行うことができる。これにより、シリ
ンダーの洗浄作業や交換を容易に行うことができる。請
求項7の発明においては、流量制御部をタンクより分離
することが可能となり、流量制御部の洗浄や保守点検作
業が容易となる。
【0017】請求項8の発明においては、試薬を低温に
保持するとともに、タンク内に収容される試薬の残存量
を容易に確認することが可能となる。請求項9の発明に
おいては、試料作製装置は、複数の試料台を形成したタ
ーンテーブルと、ターンテーブルの回転方向にフィルタ
ー挿入部、第1乾燥室、抽出剤噴霧装置、第2乾燥室、
発光試薬噴霧装置、及びフィルター取出し部を順次配置
した構成とし、試薬噴霧装置の動作を自動的に行うよう
にしているため、フィルター挿入部よりフィルターを試
料台に設置するだけで、フィルターの乾燥、抽出剤の噴
霧供給、抽出剤の乾燥、発光試薬の噴霧の一連の操作を
人手を介すことなく実行できる。したがって、各工程間
のフィルターの移動や各試薬噴霧装置の操作を熟練を要
することなく、簡単にしかも迅速に行うことが可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。先ず、本発明の噴霧装置に
より作製した試料を使用して微生物数を検出する微生物
数検出システムの全体構成について説明する。微生物数
検出システムは、大別すると三つの工程からなる。その
第1工程は、メンブレンフィルターで検体をろ過し、微
生物をフィルター上に捕捉する工程である。ここで用い
られるメンブレンフィルターとしては、ポリカーボネー
ト製のフィルターの周囲にドーナツ型の枠が接合された
フィルターを用いることが好ましい。即ち、フィルター
にある程度の剛性を持たすことで、作業中の折れ、しな
り、破れなどが格段に少なくなり、作業精度は大きく向
上する。さらに、試薬処理工程、測定工程において、従
来必要とされていたキャリアー等の支持体に載せて搬送
する必要がなくなり、作業性を大幅に向上させることが
できる。また、ポリカーボネート製のフィルターを用い
ることで、検体中の微生物を効率的に濃縮捕捉すること
ができ、かつ微生物の均一に分散ができる他、次工程で
のATP(アデノシン三リン酸)の拡散希釈も防止でき
る。
【0019】第2工程は、上記工程でメンブレンフィル
ターに捕捉した微生物中のATPを抽出するための抽出
剤を該フィルター上に供給し、次いでそれにルフシェリ
ンとルシフェラーゼを含む発光試薬を供給して発光せし
める工程である。この工程で用いる各試薬は、RMD試
薬(ミリポア社製)としてキットとなって市販されてい
る。フィルター上に捕捉した微生物由来のATPと発光
試薬を効率良く反応発光させるためには、上記試薬を適
量且つ均一に噴霧する必要がある。
【0020】図1は、フィルター上に試薬を噴霧するた
めの噴霧装置の概要を示す。図2は、リングを溶着した
ポリカーボネートメンブレンフィルター1を示す。フィ
ルター1を支持する試料台2の上部にはシリンダ3が配
置される。シリンダー3の上部にフィルター1に供給す
る試薬を収容する試薬タンク4が配置され、カバー8を
貫通して、給液具6の僅か上方にまで(約2mm程度)
伸びるようにして設けられた滴下管5を通してシリンダ
ー3の内部に設けられた給液具6に供給される。なお、
滴下管5は、滴下試薬を給液部6の底部多孔板に必ず浸
透するように微調整の位置決めがなされるように支持さ
れている。給液具6は超音波による振動子7に支持さ
れ、給液具6に供給された試薬は振動により噴霧状とな
って落下し、フィルター1の上に供給されるようにして
いる。なお、振動子7の振動は、振動子7の固有の周波
数に応じて共振周波数が調整され、一回の試薬噴霧量を
確実に正確に供給するようにしている。
【0021】以上の第2の工程で試薬を噴霧されたフィ
ルターは、第3工程である、例えば生物発光画像解析装
置にかけ、その輝点を撮像し、微生物数を測定する。こ
の画像解析システムは、微弱な発光を高感度で処理する
ことができるもので、本発明によるフィルターの噴霧装
置と相乗して迅速に、簡便かつ安定的に微生物数を測定
することが可能となる。
【0022】図3及び図4は、本発明による噴霧装置を
適応した微生物数測定用の試料を作製するための試料作
製装置10の全体構成を示す。図3は正面図、図4は平
面図である。試料作製装置10は、基台11、基台11
上に設けられたターンテーブル12、ターンテーブル1
2の円周に沿って配置された第1乾燥室13、抽出剤噴
霧装置14、第2乾燥室15、発光試薬噴霧装置16、
フィルター挿入部17、フィルター取出し部18を備え
ている。また、ターンテーブル12や噴霧装置14、1
6の作動を制御する制御盤21を備えた制御装置20が
設けられている。なお、C1は、試薬噴霧装置の振動子
7の共振周波数を調整するための共振周波数調整用つま
みである。
【0023】第1乾燥室13は3個の試料台2を収容で
きる室で構成され、温風の導入、排出穴22を有し、加
熱された温風を導入して所定温度に制御するようにして
いる。また、第2乾燥室15は、1個の試料台2を収容
する室からなり、第1乾燥室と同様に温風導入、排出穴
23により所定温度に制御され、抽出剤噴霧装置14で
抽出剤が噴霧されたフィルターを乾燥する。
【0024】抽出剤噴霧装置14をその側面図である図
5を参照して説明する。抽出剤噴霧装置14は、基台1
1に設けられた支柱25を有し、この支柱25はシリン
ダー26を支持する支持部材27を上下に駆動するエア
シリンダ28を備えている。また支柱25の上部には抽
出剤を収容する抽出剤タンク29及び抽出剤の流量を制
御する流量制御部30が配置される。なお、31は流量
制御部の制御弁を作動する電磁弁である。支柱25に
は、シリンダー26の内部に位置する給液具32を支持
する支持具33がシリンダー26の側壁に形成されたス
リット34を通して超音波振動子35に連結されて固定
されている。
【0025】ターンテーブル12の下部には吸引装置3
6が配置され、ターンテーブル12の支持台2に支持さ
れるフィルターを介してシリンダー26の内部の空気を
吸引するようにしている。なお、発光試薬噴霧装置16
は、基本的には上述の抽出剤噴霧装置14の構成と同じ
であり、共通する部分の説明は省略する。発光試薬噴霧
装置16の試薬収容タンク41が冷却装置51を備えて
おり、この点が抽出剤噴霧装置14と異なる。この冷却
装置51については、後に詳述する。
【0026】図6はターンテーブル12の試料台2にフ
ィルター1を設置した状態を示す図で、抽出剤噴霧装置
14のシリンダ26の位置に移動してきたフィルター1
上にシリンダー26が下方に移動して噴霧が行われる状
態を示している。シリンダー26の径はフィルター1の
径と同じ大きさとなるようにしており、これによって、
フィルター1はシリンダー26によって密閉され、シリ
ンダー内の試薬の霧がシリンダー外に散逸しないように
している。また、試料台2の下部の吸引装置36によ
り、シリンダー26の内部の気体を吸引するようにして
いる。噴霧終了後は、シリンダー26は試料台の移動の
ために、上方に移動するが、このとき、微量の試薬がシ
リンダーとフィルターの接触面に入り込み、フィルター
を持ち上げてしまう場合がある。フィルターを載せた試
料台はターンテーブルの回転に伴って移動するが、この
場合、フィルターが試料台から外れてしまい、次工程に
供しない。そこで、シリンダーの上昇の際、フィルター
を確実に試料台に固定しておく必要がある。試料台の下
部に設けた吸引装置36は、このフィルターの試料台へ
の固定に利用される。
【0027】吸引の程度は、5〜50mmHgで1〜5
秒、好ましくは10〜30mmHgで1〜5秒がよい。
このように、下方に吸引することにより、フィルターを
試料台に確実に固定することができる。図7は試料台2
の拡大詳細図で、平面図と理解を助けるためシリンダー
26を描き加えた立面図とからなる。試料台2は、ター
ンテーブル12の面より1〜5mm、好ましくは、3m
m程度深くなっている。試料台2の径は、フィルター1
の径よりおよそ0.5mm程度大きくしている。試料台
2は図示の如く、フィルター1の枠1aが載置される円
形の凹部によって形成されている。このように、試料台
2を所定の深さをもった凹部とすることにより、試料台
に載せられてフィルターが、ターンテーブルの上面に盛
り上がるようなことがなくなり、ターンテーブル12の
移動時にフィルターが引っ掛かり脱落するようなことが
なくなる。
【0028】試料台2の底部には多数の小孔2aが形成
されており、ターンテーブル12の下方に設けられてい
る吸引装置によりフィルターを試料台に吸引保持できる
ようにしている。また、試料台2の円周部の一部には、
ターンテブルの上面から裏面にかけて切欠き部2bが傾
斜して形成されている。フィルターの取扱いは全てピン
セットなど手で触れないようにして行うが、試料台2に
フィルターを嵌め込むとフィルターの取り出しは必ずし
も容易ではない。この切欠き部2bはこのために設けた
もので、ターンテーブル12の上部よりピンセット等を
差し込んでフィルター1を容易に取り出すことができ
る。さらに、試料台2の底部には貫通孔2cが形成され
ており、ターンーテーブルの下部に配置されている光セ
ンサーにより試料台上にフィルターが在るか否かの検出
ができるようにしている。
【0029】図8はターンテーブル12の回転により移
動されるフィルターの各処理工程を説明する図である。
ターンテーブル12は8個の試料台2が設けられてい
る。そして、フィルター挿入部17で微生物を捕捉した
フィルターを設置し、ターンテーブル12を図8の反時
計方向に回転駆動させてフィルターを順次、第1乾燥室
13、抽出剤噴霧装置14、第2乾燥室15、発光試薬
噴霧装置16に移動させ、最後にフィルター取出し部1
8より作製されたフィルターが取り出される。
【0030】8個の試料台2は、フィルター挿入部17
に1個の試料台2が位置したとき、第1乾燥室13に3
個、抽出剤噴霧装置14に1個、第2乾燥室15に1
個、発光試薬噴霧装置16に1個、フィルター取出し部
18に1個が位置するように配列されている。また、各
処理装置の位置に対応してターンテーブル12の下部に
試料の有無を検出するための光センサー12bが、第1
乾燥室13の3番目の試料台、抽出剤噴霧装置14、第
2乾燥室15及び発光試薬噴霧装置16及びフィルター
取出し部18の各試料台2に対応する位置に8個設けら
れている。また、各試料台2には貫通孔2cが形成され
ており、ターンテーブル12が回転するとき、その軌跡
は光センサー12bの配列と一致するように配置してい
る。光センサー12bから出射する検出光は試料台2が
その上部に位置したとき、貫通孔2cを通過する。試料
台2上にフィルターが在れば光センサー12bの受光部
でこれを検出し、フィルターがあることを認識する。フ
ィルターがなければ、検出すべき光は戻ってこないた
め、フィルター無と認識される。このフィルターの有無
の情報は後に詳述する試薬の噴霧装置やターンテーブル
の作動の制御に利用される。
【0031】第1乾燥室13は3個の試料台2を収容で
きる室で構成され、温風の導入、排出穴22,22を有
し、加熱された温風を導入して温度センサー13cに基
づき所定温度に制御するようにしている。また、第2乾
燥室15は、1個の試料台2を収容する室からなり、第
1乾燥室と同様に温風導入、排出孔とを備え、所定温度
に制御され、抽出剤噴霧装置14で抽出剤が噴霧された
フィルターを乾燥する。
【0032】次に、図9乃至図11に基づき、発光試薬
噴霧装置16の試薬供給部について説明する。発光試薬
タンク41は発光試薬を低温に保持するために冷却装置
51を備えている。冷却装置51は、図9及び図10に
示すように、発光試薬タンク41を囲む断熱材よりなる
冷却室52と、この冷却室52を冷却する冷却ユニット
53からなる。冷却ユニット53は冷却室内部に集熱部
54と外部に放熱部55からなるペルチェ効果を利用し
たもので、放熱部55は冷却用ファン56が取り付けら
れている。そして、冷却装置51は、冷却室52内の温
度は内部に取り付けられている温度センサー57と、こ
の温度センサー57の測定値に基づいて冷却ユニットの
運転を行う冷却ユニットドライバ58と冷却ファン56
を制御する制御装置59を備えている。冷却室52内の
温度は2〜15°C,好ましくは、4°Cである。
【0033】冷却室52は、図10に示すように、少な
くともその一部が透明な材料、例えば、ポリカーボネー
トでできた窓部52aを有しており、内部の試薬タンク
41が観察できるようにしている。試薬タンク41の一
部又は全体を透明な材料で形成するか、あるいは、タン
ク内の残存量表示手段を設けておくことにより、冷却室
52の外部より窓部52aを通して試薬の残存量を把握
することができる。
【0034】図11発光試薬タンク41に連結される流
量制御部60の詳細を示す。流量制御部60は、電磁弁
64を支持する支持ブロック61、発光試薬タンク41
の下部に設けら連結管42が挿入される連結通路62,
連結通路62より電磁弁64を介して下方の振動子に支
持される給液具に試薬を滴下する滴下ノズル63を有し
ている。したがって、図10の発光試薬タンク41の下
方の連結管42を流量制御部60の連結通路62に挿入
することにより、両者を一体化して接続することが可能
となる。
【0035】電磁弁64の弁機構は、図11の拡大図A
に示すように、管65,シャフト66とから形成され
る。連結通路62に連通する流入口67を経て供される
試薬は電磁誘導により上下に駆動するシャフトの動きに
応じ弁先端部68と弁座69の隙間から滴下ノズル63
を経て供給具に供給される。なお、図11により説明し
た発光試薬噴霧装置16の流量制御部60の構成は、抽
出剤噴霧装置14の流量制御部30と同じ構成が採用さ
れる。
【0036】図12は、図4に示した抽出剤噴霧装置1
4の支柱25にシリンダー26を取り付けるための取付
け構造を示す。支柱25に設けられているエアシリンダ
28は取付け部28を有し、その取付け部28は十字状
の嵌合溝28bが形成されている。一方、シリンダ支持
部材27には、取付け部28aの嵌合溝28bに嵌合す
る4本のピン27aが左右、上下に設けられている。こ
の構造により、シリンダ支持部材27をそのピン27a
をエアシリンダの取付け部の嵌合溝28bに差し込んで
嵌合させることにより、シリンダー26を支柱25に対
して着脱自在に取り付けることが可能となる。
【0037】尚、発光試薬噴霧装置16のシリンダーの
取付け構造も、上述の抽出剤噴霧装置14のシリンダー
の取付け構造と同じであり、その説明は省略する。図1
3は、抽出剤噴霧装置14及び発光試薬噴霧装置16に
おけるシリンダ26、16bに取付ける噴霧状態を検出
するためのセンサユニットとその取付け構造を示す。
【0038】センサユニット70は、シリンダー26
(16b)(以後、シリンダー26について代表して説
明する)に嵌挿する環状部材71からなり、環状部材7
1には、光センサ72が挿入される貫通穴73と、環状
部材71をシリンダー26の外周に固定するためのスト
ッパ74を螺入する螺子穴75が形成されている。環状
部材71の内面には光反射板76が取り付けられる。こ
の光反射板76は、光センサ72からの出射光を反射し
て光センサ72の受光部に入射させるものである。スト
ッパ74は、図13に示すように、螺子部74aと先端
のベアリング74bとからなり、ベアリング74bは、
ばね74cにより進退可能に取付けられている。
【0039】一方、センサユニットが取り付けられるシ
リンダー26は、透明なガラス又はプラスチックよりな
るが、その側壁に光センサ72が挿入される貫通穴77
とストッパ74の先端のベアリングが嵌入する止め穴7
8が形成されている。貫通穴77と止め穴78の位置関
係は、センサユニットの環状部材71に形成された貫通
穴73と螺子穴75と対応するよう定められる。
【0040】上記構成のセンサユニット70のシリンダ
ー26への取付けは以下のようにして行う。センサユニ
ットの環状部材71の螺子穴75にストッパー74をそ
の螺子部74aを螺子穴75に螺入して取り付ける。な
お、ストッパー74は、それが環状部材71に取り付け
られた場合、その先端のボールベアリング74bのみ
が、環状部材71の内壁面から突出するように設計され
ている。次にストッパー74が取り付けられた環状部材
71をシンダ26に嵌挿する。この場合ボールベアリン
グ74bは内部に押し込められるため、環状部材71は
シリンダー26の外周を摺動可能な状態となる。環状部
材71を摺動回転させながら、ストッパー74のボール
ベアリング74bをシリンダー壁に形成された止め穴7
8に位置させると、ボールベアリング74bが止め穴7
8内にばね74cにより入り込み、係合し、これにより
環状部材71がシリンダー26の外壁に装着される。こ
のとき、環状部材71のセンサー取付け用の貫通穴73
とシリンダー26の貫通穴77とは位置が一致した状態
となる。そして、光センサー72を貫通穴73と貫通穴
77を通してその先端がシリンダー内部に位置するよに
挿入される。このようにして、光センサーと反射板を備
えたセンサユニット70をシリンダー26に装着するこ
とができる。
【0041】シリンダー26の外周に取り付けられたセ
ンサーユニット70によるシリンダー内の噴霧状態の検
出は次のようにして行われる。光センサー72から出射
した光が反射板76により反射し、再度光センサー72
の受光部に入射する。このとき、光センサー72によっ
て受光される光量は、シリンダー内部の試薬の噴霧状態
によって変化する。したがって、光量の変化と時間を検
出することにより、適正な噴霧が行われたか否かを把握
することが可能となる。したがって、この光センサー7
2の出力信号を、例えば、自動化した噴霧装置の噴霧状
態の検出に利用することが可能となる。
【0042】なお、センサーユニット70の取付け構造
に関して、上述の例では、抽出剤噴霧装置のシリンダー
に取り付ける例を示したが、発光試薬噴霧装置のシリン
ダーに対しても同様な構造を採用することがきる。以上
のように、本実施例の噴霧装置は、ターンテーブルによ
って移動可能とされる試料台に対して移動可能に試薬の
噴霧手段を備えたシリンダーを備える構成としているた
め、ターンテーブルによって移送されるフィルターに対
し順次試薬の噴霧供給を行うようにすることができ、多
数のフィルターに対して試薬の噴霧作業を迅速に行うこ
とができ、また、装置の自動化を可能とする。また、噴
霧装置を構成するシリンダーはその駆動装置と嵌合方式
により着脱自在としているため、シリンダーの洗浄等の
保守点検が極めて容易にに行うことができる。また、試
薬の収容タンクと滴下ノズル部を分離可能にしているた
め、滴下ノズル部の保守点検が容易となる。
【0043】また、ターンテーブルに形成された試料台
は、所定の深さを有する円形の凹所により形成され、そ
の円周部の一部にはターンテーブルの上面から底面に達
する傾斜した凹所を形成しているため、フィルターを安
定して支持することができると共にフィルターの取出し
を容易に行うことができる。次に、上述の試料作成装置
10の作動及び制御装置が行う動作について説明する。
【0044】図14は、図3に示した試料作製装置10
の各種作動を制御するための制御装置20の制御盤21
の詳細図である。D1,D2,D3は表示装置であり、
D1は冷却装置21の温度表示を、D2は乾燥室13、
15の温度表示を、またD3は待機時間の設定の表示を
行う。また、B1〜B10は各種操作釦であり、B1は
抽出剤噴霧装置14の試薬の滴下を手動で作動させる噴
霧操作釦、B2は超音波振動体を作動させて噴霧を行う
操作釦、B3は発光試薬噴霧装置16の試薬の滴下を手
動で作動させる操作釦、B4は、発光試薬の噴霧行う操
作釦、B5は抽出剤噴霧装置14のシリンダ26を手動
で上下動させるシリンダ駆動釦、B6は発光試薬噴霧装
置16のシリンダ16bを上下動させるシリンダ駆動
釦、B7は停止釦、B8はターンテーブル12を回転駆
動するためのターンテーブル操作釦、B9は抽出剤噴霧
装置14のシリンダの上下動、試薬滴下及び噴霧の一連
の動作を行う操作釦、B10は発光試薬噴霧装置16の
シリンダの上下動及び試薬滴下及び噴霧の一連の動作を
行う操作釦である。また、C1は試薬噴霧量を調整する
ための共振周波数調整ツマミである。また、SW1は、
電源スイッチ、SW2は試料作製装置10の運転モード
の切換操作スイッチであり、手動、半自動、運転モード
を選択して切り換える。
【0045】次に、以上説明した本実施例の試料作製装
置10を使用して微生物数測定装置に使用する試料の作
製手順について図15乃至図18のフローチャートを参
照しつつ説明する。試料作製装置10は、全ての作動を
手動操作で作動する手動モードと、所定の処理工程を自
動的に行わせる自動モードに切り換えて行うことができ
るようにされている。試料作製装置10を使用する試料
の作製作業は、装置にフィルターを試料台に載せる作業
と、作製された試料を取り出す作業は手作業ですること
となるが、他の操作は各種操作釦の操作のみで行う。
【0046】先ず、電源スイッチSW1をオンとし、モ
ード切換スイッチSW2を手動にセットする(S10
0)。なお、電源スイッチがオンにされると、第1乾燥
室13第2乾燥室15は作動を開始し、所定温度の温風
が導入されるようになる。この状態で作業者は、先ず、
ターンテーブルのフィルター挿入部17より、第1のフ
ィルター1を試料台2に載せる(S102)。そして、
ターンテーブル操作釦B8を操作し、ターンテーブルを
回転駆動させる(S104)。これにより、ターンテー
ブルは45°だけ回転し、停止する。従って、試料台2
に載せられた第1のフィルター1は第1乾燥室13に移
動し、ターンテーブル12のフィルター挿入部17に
は、次の試料台2が位置する。そこで、第2のフィルタ
ーを試料台2に載せ、同様にターンテーブル操作釦B8
を操作する(S106,S108)。このようにして3
個のフィルターを試料台に載せてターンテーブルを回転
させると3個のフィルターが第1乾燥室13に収容され
た状態となる(S110,S112)。そこで、第4の
フィルターをフィルター挿入部より試料台に載置する
(S114)。ここまでの操作は、マニュアル操作で行
われる。
【0047】第4のフィルターが載置試料台に載置され
た状態で、モード切換スイッチSW2を自動モードに切
り換える。自動モードの切換により、制御装置20は、
以下の図16のフローに示す処理を自動的に実施する。
自動モードの切換により、自動モードがスタートする
(S200)。すると、試料作製装置におけるタイマー
が計時を開始し所定時間(2分)経過するまでその状態
を保って待機する(S202)。この待機する時間は、
第1乾燥室13及び第2乾燥室15において乾燥するた
めの条件が満たされるように設定され、ここでは、2分
に設定している。所定時間の経過後、ターンテーブル1
2を45°回転させる(S204)。ターンテーブル1
2は、回転検知センサーを備えており、回転角度を検出
し(S206),制御装置はこのセンサーが45°回転
したことを検知したとき回転を停止させる(S20
8)。これにより、第1乾燥室13内にあった第1のフ
ィルターは抽出剤噴霧装置14に移送され、第4のフィ
ルターは第1乾燥室13に導入されることとなる。
【0048】次に、抽出剤噴霧装置14及び発光試料噴
霧装置16及び第1、第2乾燥室13、15での処理を
実行し(S210),各装置の処理が終了したことを確
認した後(S212),ターンテーブルのー試料台上に
フィルターが有るかどうか判断する(214)。フィル
ターの存在が確認されれば、さらにターンテーブルの回
転を実行し(S204)同様の処理を繰り返す。フィル
ターがないときには、自動モードを終了する。
【0049】図17は抽出剤噴霧装置14が行う噴霧処
理を説明するフローチャートである。前述のように、タ
ーンテーブル12の下部の第1乾燥室13、抽出剤噴霧
装置14、第2乾燥室15及び発光試薬噴霧装置16の
各試料台2に対応する位置には、試料台2にフィルター
が存在するか否かを検出するセンサー12bが配置され
おり、制御装置20は、ターンテーブルの回転が停止す
ると、これらの各処理装置において、試料台にフィルタ
ーが有るか否かを判断し、この検出結果を基にその後の
各処理装置作動の制御を並行して行う。
【0050】先ず、抽出剤噴霧装置14の位置でフィル
ターの有無が判断される(S300)。フィルターの存
在が確認されると、抽出剤噴霧装置14のシリンダー2
6がエアシリンダ28が駆動されて下降し、試料台上に
載置される(S302)。なお、対応する試料台にフィ
ルターが存在しなければ、このサブルーチンは終了す
る。シリンダー26が試料台上に載置されたことがセン
サー(図示せず)により確認されると(S304)、抽
出剤の流量制御部30及び超音波振動子35を作動させ
て抽出剤の噴霧が実行される(S306)。そして、シ
リンダー26に装着されている噴霧状態を検出するため
のセンサーユニット70により、噴霧されたかどうかが
を判断される(S308)。噴霧の実行が確認される
と、シリンダー26を上昇させ(S310)、シリンダ
ーの上昇が終了すると(S312)このサブルーチンは
終了する。
【0051】発光試薬噴霧装置16の動作は、抽出剤噴
霧装置14の動作と噴霧する試薬が異なるのみで、その
処理フローは同一であるので、便宜上、図17のフロー
チャートに括弧内にそのステップS400〜S412を
表示して示す。図18は第1、第2乾燥室の乾燥処理を
それぞれ示すサブルーチンである。第1乾燥室13及び
第2乾燥室15においては、所定位置の試料台上のフィ
ルターの存否を確認する(S500)。なお、この場
合、第1乾燥室13においては、ターンテーブルが停止
しているとき、3個の試料台が存在するが、第3番目の
試料台上にフィルターがあるかどうかを判断する。乾燥
室内にフィルターが存在している場合、乾燥のための所
定時間が経過したか否かを判断し(S502)、所定時
間の経過を確認してこのサブルーチンは終了する。フィ
ルターが存在しない場合もこのサブルーチンは終了す
る。
【0052】以上のように、自動モードでの運転におい
て、ターンテーブルの試料台2にフィルターが存在する
とき、各処理工程において自動的に処理が実行され、タ
ーンテーブル12が回転して順次、次の工程に移動して
処理が施される。ただし、本実施例の試料作製装置10
にあっては、フィルターを試料台に載せる作業、及び試
薬の噴霧供給が終了して作製された試料は人手を介して
行うものである。 また、上述の例においては、最初の
3個のフィルターを試料台に載せた後、自動運転モード
に切り換えて操作した例を述べたが、当初より、自動運
転モードにして試料を作製することも可能である。この
場合、フィルター挿入部17よりフィルターを挿入して
から、図15のフローが実行されるが、最初のフィルタ
ーが第1乾燥室13の第3番目の位置に到達した時点で
ステップ502の処理が実行されることとなる。
【0053】また、上述の例では、第1乾燥室13及び
第2乾燥室15での乾燥時間の設定を2分として行って
いるが、通常は1分〜20分の範囲、好ましくは1分3
0秒〜2分の範囲である。そして、ターンテーブルの回
転は、乾燥時間を基準にして行っているが、抽出剤噴霧
装置と発光試薬噴霧装置での処理時間は、シリンダーの
上下駆動と試薬の噴霧に要する時間は1分を超えること
はなく、これらの処理に影響を与えることはない。ま
た、乾燥温度は25°C〜45°Cの範囲、好ましくは
35°Cである。
【0054】さらに、試料作製装置10を全てマニュア
ル操作により行うことも可能である。この場合は、前述
の制御装置の制御盤20aの各操作釦を操作して、ター
ンテーブルの駆動、各噴霧装置のシリンダーの上下駆
動、試薬の噴霧の実行等、各工程を手動操作で実行す
る。以上のとおり、本実施例の試料作製装置は、複数の
試料台を形成したターンテーブルと、ターンテーブルの
回転方向にフィルター挿入部、第1乾燥室、抽出剤噴霧
装置、第2乾燥室、発光試薬噴霧装置及びフィルター取
出し部を順次配置した構成とし、各噴霧装置の動作を自
動的に行うようにしているため、各工程間のフィルター
の移動や各噴霧装置の操作を熟練を要することなく、簡
単にしかも迅速に行うことが可能となる。
【0055】なお、上述の実施例の試料作製装置におい
ては複数の試料台を配置したターンテーブルの周縁部に
沿ってその回転方向にフィルター挿入部、抽出剤噴霧装
置、発光試薬噴霧装置、フィルター取出し部を順次配置
した構成であるが、試料台の搬送をターンテーブルの方
式に代えて、例えば、水平な2個の回転軸で支えられた
ゴム製のコンベイヤーベルト方式とし、試料台を直線方
向に移動させる構成とすることも可能である。この場
合、ベルトが反転して戻る際に試料台を洗浄するように
することも可能となるといった効果が得られる。
【0056】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
効果を実現することができる。本発明の試料作成装置に
よれば、複数の試料台を形成したターンテーブルと、タ
ーンテーブルの回転方向にフィルター挿入部、試薬噴霧
装置、フィルター乾燥室及びフィルター取出し部を順次
配置した構成とし、各噴霧装置の動作を自動的に行うよ
うにしているため、各工程間のフィルターの移動や噴霧
装置の操作を熟練を要することなく、簡単にしかも迅速
に行うことが可能となる。
【0057】また本発明の噴霧装置によれば、ターンテ
ーブルに設けた試料台によって移動されるフィルターに
試薬を外部に飛散させることなく噴霧することができ
る。また、試料台に載せられたフィルターを移動する場
合に、フィルターを試料台に確実に保持させることがで
きる。また、シリンダーとそれを駆動する駆動装置との
着脱が容易となり、シリンダーの洗浄作業や交換を容易
に行うことができる。
【0058】また、流量制御部をタンクより分離するこ
とにより、流量制御部の洗浄や保守点検作業が容易とな
る。また、試薬供給部に透明な窓を有する冷却室を設け
ることにより、試薬を低温に保持するとともに、タンク
内に収容される試薬の残存量を容易に確認することがで
きる。
【0059】また本発明の噴霧装置の試料台は、ターン
テーブルの上面より、深い位置に載せられるフィルター
を容易に取り出すことを可能とする。また本発明の試薬
噴霧装置のシリンダーに設けるセンサーユニットは、シ
リンダー内部の噴霧状態を的確に検出することができ、
また、センサーユニットをシリンダーに容易に着脱可能
に装着することができる。
【0060】本願請求項9の発明の試料作成装置によれ
ば、複数の試料台を形成したターンテーブルと、ターン
テーブルの回転方向にフィルター挿入部、第1乾燥室、
抽出剤噴霧装置、第2乾燥室、発光試薬噴霧装置及びフ
ィルター取出し部を順次配置した構成とし、各噴霧装置
の動作を自動的に行うようにしているため、各工程間の
フィルターの移動や各噴霧装置の操作を熟練を要するこ
となく、簡単にしかも迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルター上に試薬を噴霧するための噴霧装置
の概要を示す図である。
【図2】メンブレンフィルターを示す。
【図3】本発明による噴霧装置を適応した微生物数測定
用の試料を作製するための試料作製装置の正面図であ
る。
【図4】試料作製装置の平面図である。
【図5】試料作製装置の側面図である。
【図6】ターンテーブル試料台にフィルターを設置した
状態を示す図である。
【図7】試料台の拡大図で、立面図(A)と平面図
(B)を示している。
【図8】ターンテーブルが移送するフィルターの処理工
程を説明する図である。
【図9】発光試薬噴霧装置の試薬タンクの冷却装置を示
す図である。
【図10】冷却室を示す図である。
【図11】流量制御部を示す図である。
【図12】シリンダーの駆動部への取付け構造を示す図
である。
【図13】センサーユニットとそのシリンダーへの取付
け構造を説明する図である。
【図14】制御装置の制御盤各種操作釦の配置を示す図
である。
【図15】試料作製装置の手動モードの処理フローを示
す図である。
【図16】自動モードの処理フローを示す図である。
【図17】抽出剤噴霧装置が行う処理フローを示す図で
ある。
【図18】乾燥室の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 フィルター 2、12 試料台 3 シリンダー 4 試薬タンク 5 滴下管 6 給液具 7 振動子 10 試料作製装置 12 ターンテーブル 13 第1乾燥室 14 抽出剤噴霧装置 15 第2乾燥室 16 発光試薬噴霧装置 20 制御装置 21 制御盤 51 冷却装置 52 冷却室 70 センサーユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルター上に捕捉した検体に試薬を噴
    霧してその反応状態を検査あるいは観測する試料を作製
    するための試料作製装置であって、複数の試料台を形成
    したターンテーブルと、該ターンテーブルの周縁部に沿
    ってその回転方向に順次配置した、フィルター挿入部と
    試薬噴霧装置とフィルター取出し部とからなることを特
    徴とする試料作製装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の試料作製装置におい
    て、前記ターンテーブルの周縁部に沿って配置した前記
    試薬噴霧装置の後側に乾燥室を設けたことを特徴とする
    試料作製装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の試料作製装置におい
    て、試薬噴霧装置は、前記試料台上方に上下に移動可能
    に支持されると共に、前記試料台上方に設置可能のシリ
    ンダーと、前記シリンダー内に配置され、前記試料台に
    載置されるフィルター上に試薬を噴霧する試薬噴霧手段
    を備えることを特徴とする試料作製装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の試料作製装置におい
    て、前記試料台上のフィルターの有無を検知するセンサ
    ーを備え、前記センサーがフィルターの存在を確認した
    とき、前記シリンダーの試料台上方からの接近下降、噴
    霧手段による試薬の噴霧及びシリンダーの上昇の一連の
    作業を自動的に行うようした制御手段を備えることを特
    徴とする試料作製装置。
  5. 【請求項5】 フィルター上に試薬を噴霧した試料を作
    製する試料作製用の噴霧装置であって、 フィルターを設置するターンテーブルに設けられた試料
    台と、 前記ターンテーブルの上方に位置し、上下動可能に駆動
    装置に支持された抽出試薬を噴霧するシリンダーと、 前記シリンダーの上部に配置され、試薬を前記シリンダ
    ーに供給する試薬供給部と、 前記シリンダー内に設置され、振動体に支持された給液
    具と、 前記試料台の下部に設けらた空気を吸引する吸引装置
    と、 を備えた噴霧装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の噴霧装置において、前
    記シリンダーは、駆動装置に嵌合取付部により着脱自在
    に取り付けられていることを特徴とする噴霧装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の噴霧装置において、前
    記試薬供給部は、試薬を収容するタンクと、試薬の供給
    量を制御する流量制御部を有し、前記タンクと前記流量
    制御部は、互いに着脱可能に連結されていることを特徴
    とする噴霧装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の噴霧装置において、試
    薬供給部は、透明な窓を有する冷却室に収容されている
    ことを特徴とする噴霧装置。
  9. 【請求項9】 フィルター上に捕捉した微生物数を測定
    するために使用する試料を作製するための試料作製装置
    であって、複数の試料台を形成したターンテーブルと、
    該ターンテーブルの周縁部に沿ってその回転方向に順次
    配置した、フィルター挿入部と抽出剤噴霧装置と発光試
    薬噴霧装置及びフィルター取出し部とからなることを特
    徴とする微生物測定用の試料を作製する試料作製装置。
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