JP2000078720A - 電線管用継手 - Google Patents

電線管用継手

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JP2000078720A
JP2000078720A JP10241369A JP24136998A JP2000078720A JP 2000078720 A JP2000078720 A JP 2000078720A JP 10241369 A JP10241369 A JP 10241369A JP 24136998 A JP24136998 A JP 24136998A JP 2000078720 A JP2000078720 A JP 2000078720A
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JP
Japan
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cap nut
joint body
conduit
joint
pin
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Application number
JP10241369A
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English (en)
Inventor
Hiroto Tanizawa
裕人 谷沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankei Seisakusho KK
Original Assignee
Sankei Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋ナットの継手本体への締め付けを防止す
る。 【解決手段】 継手本体(5)にピン部(12)を、袋
ナット(8)にテーパ面(14)と段部(15)を設け
る。ピン部(12)をテーパ面(14)に登らせ、次い
で、段部(15)の底部へ落す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線管に用られる
継手の改良に関し、特に詳述すれば、袋ナットの締めす
ぎとゆるみ止めのための手段を付与した電線管用継手に
関する。
【0002】
【従来の技術】ビルや工場、家屋といった建屋には無数
の電線が壁や天井或いは床下に張りめぐらされる。この
ような電線をコンクリート内に通したり、雨水から保護
したりするために、内部を山部と谷部を連続させた可撓
性の電線管が用いられる。
【0003】この電線管は合成樹脂製のものが最近多用
されることから、この電線管を継ぐ継手も合成樹脂で成
形される。電線管用の継手は、電線管の一端を受ける開
口を有する継手本体と、継手本体内に配されかつ電線管
の一端に当接するゴムパッキンと、継手本体の外周ネジ
部に螺合する袋ナットと、電線管の谷部に係合しかつ継
手本体の一端に当接するよう袋ナット内に配される止め
カラーとよりなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した継手は袋ナッ
トを電線管に通しかつ止めカラーを電線管の一端から一
定寸法の位置にセットし、次いで、電線管の一端を継手
本体のゴムパッキンに当接するよう継手本体の開口に電
線管の端部を挿する。そして、袋ナットを継手本体のネ
ジ部に螺合させることで、電線管を継手本体に固定させ
る。しかし、この固定作業中、袋ナットを継手本体に対
して締め付けすぎると、ネジ部を損傷させ、場合によっ
ては、バカネジを作りかねない。
【0005】それ故に、本発明は、上記の従来技術の問
題点に着目し、袋ナットを継手本体のネジ部に対し適正
な締め付けを可能にする手段、より具体的には、訂正な
締め付けを認識し得る手段を開発することを、解決すべ
き課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、継手本体にピン部をか
つ袋ナットにテーパ面と段部を設ける手段を用い、ピン
部とテーパ面の接触、非接触を作業者の手と耳に感知、
識別させることで袋ナットの締め付けを防止し、さらに
段部により袋ナットのゆるみ止めを防止させる作用を得
るものである。
【0007】具体的には、本発明は、山部と谷部を連続
させる波形の電線管の一端を受ける開口を有する継手本
体と、電線管の一端に当接するよう継手本体内に配され
るゴムパッキンと、継手本体の外周ネジ部に螺合する袋
ナットと、内周面に電線管の谷部に係合する突部を有し
かつ継手本体の一端に当接するよう袋ナット内に配され
る止めカラーとを備え、継手本体のネジ部より中央部に
ピン部を設け、かつ袋ナットの内周面に袋ナットの締め
付け方向に沿って傾斜を増すテーパ面と袋ナットのゆる
め方向の回動に対しピン部と当接する段部とを設けてい
ることを特徴とする電線管用継手を提供する。
【0008】好ましくは、2ヶのピン部、テーパ面と段
部とを2ヶ連続して設けたセットを、180度(角度)
の位相で対向させて配し、最初のピン部と段部との係合
により袋ナットと継手本体の仮締め状態を確保し、この
仮締め状態の下で電線管の継手本体への挿入を許容せし
める構成とする。この好ましい例によれば、継手本体と
袋ナットを仮締めした状態のものを、作業者は手にし、
これに電線管を挿入し、さらに、袋ナットを締め、対の
ピン部を対の段部にそれぞれ当接させた本締め状態を得
ることになる。これは作業者が現場で継手の組立をする
必要をなくすので作業手順の簡略化に有効である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示すように、電線管1はそ
の肉部を山部2と谷部3とを連続させた合成樹脂(たと
えば、PA)製のもので、そのための継手4は継手本体
5、ゴムパッキン6、止めカラー7、および袋ナット8
よりなる。ゴムパッキン6を除く他の部品は全て合成樹
脂(たとえば、PA)製である。
【0010】継手本体5は、その外周面にネジ部9を、
又、内周面に段部10を有す。この段部10にゴムパッ
キン6の一端を当接させる。ゴムパッキン6の内周面に
は複数個のリップ部11が設けられており、これらリッ
プ部11が電線管1の外周面に密接し、シールを確保す
る。継手本体5のネジ部9の終端部近傍に対向関係(1
80度の位相)となるようそれぞれ2ヶのピン部12、
12を径方向外方へと突出させる。ピン部12、12の
大きさは、たとえば、3mmφの高さ1.5〜2mmとする
が、電線管1の寸法に応じ、適宜選定すればよい。
【0011】袋ナット4は、その内周面に継手本体5の
ネジ部9に螺合するメネジ部13と平坦面とを有する
が、その平坦面に、図2に示すように、対向する対のテ
ーパ面14、14と段部15、15とのセットを設け
る。好ましくは、テーパ面14、14と段部15、15
とを2個連続させたが、夫々1個のみでもよい。たとえ
ば、テーパ面14、14の長さは8mm、段部15の高さ
は1mm、平坦面の肉厚を2mmとすることができるが、継
手本体5の大きさによりこれら寸法は適宜選定される。
テーパ面14の段部15に接する部分を平らな面として
もよい。テーパ面14、14と段部15、15とのセッ
トは180度(角度)の位相で対向させて配す。
【0012】一方のテーパ面14は、袋ナット8を継手
本体5に対して仮締めしたとき、一方のピン部12が一
方のテーパ面14を登り、やがて、最初の段部15の底
部に落ちる形となる。これは、作業者は手の感触と耳と
により、一方のピン部12の一方のテーパ面14と段部
15とに対する位相を容易に確認でき、継手本体5と袋
ナット8との仮締め状態のものを手にすることができ
る。
【0013】止めカラー7はスリット即ち合い口付きの
環状体で、その内周面に電線管1の谷部3に係合する突
部16を有す。止めカラー7は、継手本体1の端面と袋
ナット8の内周のテーパ面17とに当接する形で配され
る。
【0014】電線管1に対し継手4を固定させるには、
止めカラー7をその内部に有する袋ナット8を、継手本
体5に前述した如く仮締めしたものの継手本体5内に配
したゴムパッキン6に電線管1の端面を当接させ、袋ナ
ット8を継手本体5にさらに螺着させる。袋ナット8の
メネジ部13を継手本体5のネジ部9へのねじ込みによ
り、袋ナット8が継手本体5の中央部へと前進すると、
両ピン部12がテーパ面14、14を登り初め、作業者
に締め付けに対する抵抗を与え、作業者はピン部12、
12のテーパ面14、14への係合を感知する。次い
で、ピン部12、12は段部15、15の底へ落ち音を
発し、袋ナット8の最終締め付けを使用者に音で知らせ
る。
【0015】テーパ面14、14と段部15、15とを
図2の如く2ヶ連続して設けておけば、第1回目のピン
12と段部15との係合により仮締め状態を、さらに、
袋ナット8の締め付けにより両ピン部12、12がそれ
ぞれの段部15、15に係合した本締め状態となる。こ
の本締め状態の2回目のピン部と段部との係合は、止め
カラー7が電線管を圧しこれを保持し、同時に圧縮され
たパッキン6が継手本体5と電線管1に圧着し、水密作
用を得る働きをする。好ましくは第2回目の係合位置
は、継手本体5の端面が袋ナット8の端面にほぼ突き当
たる位置に設定すると過剰な締め付け防止に有効であ
る。
【0016】袋ナット8を外すときは、対向するテーパ
面14間のほゞ中央部を作業者の手で内方へ押しつけて
袋ナット8をだ円に変形させる。この変形により、ピン
部12がテーパ面14の最っとも高い位置より内方に位
置させることになり、袋ナット8のゆるみ方向への回動
を可能とさせる。作業者が、この作業をし易いように、
作業者の親指と人指し指とのかゝりのよい平坦面を袋ナ
ット8の外周面に設ける。
【0017】図示例のピン部12とテーパ面14および
段部15を、継手本体5のフランジ部18の端面19
と、袋ナット8の端面20とに設けるようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の継手本体の側断面図。
【図2】テーパ面と段部を示す部分正面図。
【符号の説明】
1 電線管 4 継手 5 継手本体 6 ゴムパッキン 7 止めカラー 8 袋ナット 12 ピン部 14 テーパ面 15 段部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山部と谷部を連続させる波形の電線管の
    一端を受ける開口を有する継手本体と、電線管の一端に
    当接するよう継手本体内に配されるゴムパッキンと、継
    手本体の外周ネジ部に螺合する袋ナットと、内周面に電
    線管の谷部に係合する突部を有しかつ継手本体の一端に
    当接するよう袋ナット内に配される止めカラーとを備
    え、継手本体のネジ部より中央部側にピン部を設け、か
    つ袋ナットの内周面に袋ナットの締め付け方向に沿って
    傾斜を増すテーパ面と袋ナットのゆるめ方向の回動に対
    しピン部と当接する段部とを設けていることを特徴とす
    る電線管用継手。
  2. 【請求項2】 継手本体のピン部と袋ナットの段部との
    当接を袋ナットの一部を半径方向内方に弾性変形させる
    ことで解除可能とさせる請求項1記載の電線管用継手。
  3. 【請求項3】 180度(角度)の位相でピン部を対に
    設け、さらに、袋ナットの内周面のテーパ面と段部とが
    連続して設けられ、該テーパ面と段部を向い合う面にも
    設け、対の向い合うテーパ面の中間部外周面に袋ナット
    を弾性変形させる面を設けている請求項2記載の電線管
    用継手。
  4. 【請求項4】 テーパ面と段部とからなるセットを二つ
    連続して設け、継手本体、袋ナット、止めカラーとを合
    成樹脂製とした請求項3記載の電線管用継手。
  5. 【請求項5】 ピン部を段部のピッチ相当の寸法に離間
    して2ヶ設ける請求項4記載の電線管用継手。
  6. 【請求項6】 対のピン部、連続する2ヶのテーパ面と
    段部とのセットが互いに180度(角度)変位した位置
    に対向して設けられている請求項5記載の電線管用継
    手。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235886A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Sankei Seisakusho:Kk 電線管用継手
JP2009085287A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Inoue Sudare Kk ヘッダー
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KR101358797B1 (ko) 2012-02-23 2014-02-07 (주)진성테크 방수기능을 갖는 매입 전선관용 커플링
TWI807663B (zh) * 2022-03-02 2023-07-01 雄宇事業有限公司 防鬆脫法蘭接頭
KR102723197B1 (ko) 2021-12-21 2024-10-31 (주)센트럴파워시스템 소방 감지기의 플렉시블 튜브 연결 브라켓

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