JP2000078315A - 音声自動出力装置、音声自動出力方法、及び記憶媒体 - Google Patents

音声自動出力装置、音声自動出力方法、及び記憶媒体

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JP2000078315A
JP2000078315A JP10256074A JP25607498A JP2000078315A JP 2000078315 A JP2000078315 A JP 2000078315A JP 10256074 A JP10256074 A JP 10256074A JP 25607498 A JP25607498 A JP 25607498A JP 2000078315 A JP2000078315 A JP 2000078315A
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直人 ▲高▼橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急連絡のための緊急連絡元の環境を整備す
る。 【解決手段】 特定の連絡先のダイヤル番号と対応して
所定の音声合成音を登録しておき、登録されたダイヤル
番号が入力された際、該入力に係るダイヤル番号により
発呼して、登録された該発呼に係るダイヤル番号に対応
する音声合成音を自動的に回線に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急時等において
電話機等により所定の音声合成音を自動的に回線に出力
する音声自動出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、警察、消防等の緊急連絡先に電話
で連絡する場合、発呼者の住所や氏名等の必要最小限の
事項を伝えなくては着呼側では対応が取ることができな
いのに、発呼者は、気が動転していて連絡に必要な事項
を伝えられない場合があった。
【0003】緊急連絡先のダイヤル番号は、概ね憶えや
すく、かつ入力しやすいような番号になっている。しか
し、ダイヤル入力は簡単に出来たとしても、緊急事態に
気が動転していて、こちらの情報(住所、氏名、緊急事
態の内容等)を緊急事態を処理する部隊(警察、消防
等)に伝えるのは要領を得ないことが多い。このよう
に、緊急事態発生時の対応がスムーズにいかなくて、事
態をさらに悪化させてしまうこともあった。
【0004】また、高齢化社会が近づくにつれ、老人の
一人暮らしが多くなりつつある。このような場合におい
て、一人暮らしの老人が急病になった場合、もしくは強
盗などが侵入してきた時は緊急ダイヤルを入力すること
さえも難しい状況にあり、こちら側の緊急事態の状況を
説明し、住所、氏名等の情報を通知するのは至難の業で
あると思われる。
【0005】また、緊急連絡の通報先が、公的な緊急連
絡先(警察、消防等)でない場合もある。例えば警備契
約を結んでいる警備会社や、一人暮らしの老人の親類宅
や知人宅が緊急連絡先である場合も想定される。このよ
うな場合には、桁数の多いダイヤル番号を緊急事態が発
生している状況下で入力しなければならないため、ダイ
ヤル入力も正確性を欠き、会話の成立まで至らないこと
が考えられる。さらに、たとえ正確にダイヤル入力でき
たとしても、ダイヤル入力に手間取ったために余計に気
が動転して、緊急連絡事項を伝えるのに手間取ったり、
住所、氏名等の必要最小限の緊急連絡事項さえも伝えら
れなくなることも予想される。
【0006】さらに、最近は、携帯型移動通信装置を使
用して外出先から無線通信を行うケースが増えてきてい
る。しかし、外出している時に急病等の緊急事態が発生
し、緊急連絡先に通報しようとしても、無線通信の回線
接続状態が悪くて緊急事態の状況を充分に説明できない
場合があった。また、移動中の車の中から緊急連絡する
ような場合は、車の現在位置が時々刻々と変化するた
め、携帯型移動通信装置の使用者も自分の現在位置が分
からず、最低限必要な現在位置さえも通知できないこと
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
緊急連絡のための環境が充分には整っていなかった。こ
の緊急連絡のための環境の整備は、これからの高齢化社
会に向けて非常に重要な課題であり、このまま放置して
おけば、大きな社会問題となることは明白である。
【0008】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その課題は、緊急連絡のための緊急連絡元の環
境を整備することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明は、特定の連絡先のダイヤル番号と対
応して所定の音声合成音を登録する登録手段と、前記登
録手段により登録されたダイヤル番号が入力された際、
該入力に係るダイヤル番号により発呼して、該登録手段
により登録された該発呼に係るダイヤル番号に対応する
音声合成音を回線に出力する出力手段とを備えている。
【0010】また、本発明は、特定の連絡先のダイヤル
番号と対応して所定の音声合成音を登録する登録工程
と、前記登録工程により登録されたダイヤル番号が入力
された際、該入力に係るダイヤル番号により発呼して、
該登録工程により登録された該発呼に係るダイヤル番号
に対応する音声合成音を回線に出力する出力工程とを備
えている。
【0011】また、本発明は、緊急連絡等に係る音声合
成音を自動的に出力するための制御プログラムを記憶す
る記憶媒体であって、前記制御プログラムは、特定の連
絡先のダイヤル番号と対応して所定の音声合成音を登録
する登録ルーチンと、前記登録ルーチンにより登録され
たダイヤル番号が入力された際、該入力に係るダイヤル
番号により発呼して、該登録ルーチンにより登録された
該発呼に係るダイヤル番号に対応する音声合成音を回線
に出力する出力ルーチンとを含んでいる。
【0012】また、本発明では、リモートコントロール
受信手段・工程・ルーチンを備え、前記出力手段・工程
・ルーチンは、該リモートコントロール受信手段・工程
・ルーチンにより受信された信号により指定されたダイ
ヤル番号に基づいて前記発呼、音声合成音出力を行って
いる。
【0013】また、本発明では、発呼先による切断を検
出した際に前記回線を開放する第1の開放手段・工程・
ルーチンを備えている。
【0014】また、本発明では、前記音声合成音を回線
に出力してから所定時間経過した後に該回線を開放する
第2の開放手段・工程・ルーチンを備えている。
【0015】また、本発明では、マイクロフォンから入
力された音声に基づいて発呼先のダイヤル番号を特定す
る特定手段・工程・ルーチンを備えている。
【0016】また、本発明では、前記出力手段・工程・
ルーチンは、発呼先からの応答が所定時間以内に得られ
ない場合、発呼に係る回線を開放し、別のダイヤル番号
に基づいて再発呼を行っている。
【0017】また、本発明では、前記出力手段・工程・
ルーチンは、発呼先がビジィ状態の場合には、発呼に係
る回線を開放し、別のダイヤル番号に基づいて再発呼を
行っている。
【0018】また、本発明では、無線通信により現在の
位置データを受信する受信手段・工程・ルーチンと、該
受信手段・工程・ルーチンにより受信した現在の位置デ
ータを音声合成音に変換する変換手段・工程・ルーチン
とを備え、前記出力手段・工程・ルーチンは、該変換手
段・工程・ルーチンにより変換された現在位置に係る音
声合成音を前記登録手段・工程・ルーチンにより登録さ
れた音声合成音と共に出力している。
【0019】また、本発明では、前記登録手段・工程・
ルーチンにより登録されたダイヤル番号をワンタッチ入
力するワンタッチ入力手段・工程・ルーチンを備えてい
る。
【0020】また、本発明では、前記回線は、公衆回線
となっている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0022】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る音声自動出力装置の概略構成を示
すブロック図である。なお、本音声自動出力装置は、電
話機に適用したものである。
【0023】図1において、101は中央演算装置、1
02はダイヤル番号を入力するダイヤルキー、103は
音声合成音を蓄積しておく音声合成音記憶装置、104
は公衆網インターフェース、105は公衆網に対してダ
イヤル番号を送出するダイヤル送出回路、106は公衆
網の極性反転を検出することにより応答を確認するリバ
ース検出回路、107は音声等を交換するタイムスイッ
チ、108はハンドセットによる音声通信を行うスピー
チネットワーク、109はハンドセット、114はメモ
リである。
【0024】なお、メモリ114は、ROM、RAMな
どにより構成され、図2,5,6,8,10,11,1
4のフローチャートに対応する制御プログラム、緊急連
絡先のダイヤル番号等が記憶されている。また、音声合
成音記憶装置103には、複数の緊急連絡先のダイヤル
番号と対応して、それぞれ、当該電話機の使用者の住
所、氏名、緊急事態を簡単に説明するメッセージ等を告
げるための音声合成音のデータが予め記憶されている。
【0025】次に、本発明の第1の実施形態による緊急
連絡動作を、図2のフローチャートに従って説明する。
【0026】緊急事態発生時において緊急連絡先(消防
署等)に通報するために、ハンドセット109をオフフ
ックする。すると、中央演算装置101は、公衆網イン
ターフェース104を用いて公衆網を捕捉する(ステッ
プS201)。公衆網を捕捉することにより中央演算装
置101はダイヤルキー入力を受付ける状態になるの
で、ここで緊急連絡先のダイヤル番号、例えば「11
9」をダイヤルキー102を用いて入力する(ステップ
S202)。
【0027】中央演算装置101は、入力されたダイヤ
ル番号をメモリ114に一旦記憶し、この入力されたダ
イヤル番号が予め登録された緊急連絡先のダイヤル番号
であるか否か、すなわち、音声合成音を出力すべき緊急
連絡先のダイヤル番号であるか否かを判断する(ステッ
プS203)。その結果、入力されたダイヤル番号が予
め登録されていない番号である場合は、入力されたダイ
ヤル番号をそのまま公衆網に出力して(ステップS20
4)、通話状態に入り(ステップS208)、次に切断
する(ステップS209)。
【0028】一方、入力されたダイヤル番号が音声合成
音を出力すべく登録された緊急連絡先のダイヤル番号で
あるときは、中央演算装置101は、入力されたダイヤ
ル番号に対応する音声合成音を音声合成音記憶装置10
3から選択する(ステップS205)。例えば、ダイヤ
ル番号「119」が入力された場合は、それに対応する
「こちらは**市++町の@@です。急病です。現在電
話に出ることが出来ません。救急車の手配をお願いいた
します。」という音声合成音を選択する。なお、上記の
音声合成音における**++は住所、@@は氏名を表し
ている。
【0029】次に、公衆網インターフェース104を経
由してダイヤル送出回路105を駆動し、入力に係る緊
急連絡先のダイヤル番号を公衆網に出力する(ステップ
S206)。ダイヤル番号を出力した後、中央演算装置
101は、リバース検出回路106で緊急連絡先が応答
した時に発生するリバース(公衆網の極性反転)を監視
する。そして、リバース検出回路106からリバース検
出信号を確認したとき、つまり相手が応答をしたとき、
先に選択した音声合成音を音声合成音記憶装置103か
ら公衆網に送出する(ステップS207)。この際、音
声合成音は、タイムスイッチ107において交換され、
公衆網インターフェース104から公衆網に出力される
(ステップS207)。この音声合成音を聞いた緊急連
絡先の職員は、公衆網を開放すると共に(ステップS2
09)、パトカー、救急車、消防車等を救急現場に向か
わせる等の手配を行う。
【0030】このように、ダイヤル番号を入力するだけ
で緊急連絡事項に関する音声合成音を自動的に出力する
ようにしたので、緊急事態の発生により気が動転して緊
急連絡事項を迅速に連絡できなかったり、連絡内容が不
正確になってしまう等といったことを回避することがで
きる。
【0031】なお、緊急連絡先としては、警察、消防の
他、病院、警備会社、親類宅、知人宅等が考えられ、緊
急連絡先のダイヤル番号と音声合成音を対応させて登録
しておくことで、拡張性は無限に広がることは言うまで
もない。また、緊急連絡先のダイヤル番号は、ワンタッ
チキーに対応づけて登録することにより、ワンタッチ入
力可能にすることも可能である(以下に述べる第3〜第
8の実施例についても同様)。この場合には、緊急事態
の発生によりパニック状態に陥った場合、あるいは小さ
な子供しか居ないような場合でも、容易に連絡すること
が可能となる。
【0032】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を図3〜図5を用いて説明する。図3にお
いて図1と共通部分の説明は割愛する。図3に示した1
12は外部からのリモートコントロール信号を受信する
受信部(受光部)である。すなわち、本電話機には図4
に示したリモコン装置RCが付属しており、このリモコ
ン装置RCによりリモートコントロールにより、緊急連
絡先のダイヤル番号をワンタッチで自動入力することが
可能になっている。図3に示した501はそれぞれの緊
急連絡先へ自動ダイヤルするためのコマンドを音声自動
出力装置に送信するボタンであり、警察、救急車、警備
会社の各ダイヤル番号を個別に自動ダイヤルするたのボ
タンが設けられている。502は自動ダイヤルのための
コマンドを音声自動出力装置に発光する発光部である。
【0033】このリモコン機能は、次のような場合にお
いて有用である。すなわち、緊急事態発生時において緊
急事態を通報する通信装置(電話機等)の設置位置まで
動いて行くのが困難な場合、例えば、寝たきりの状態の
場合、急に発作が起こっている場合でも緊急連絡するこ
とが可能となる。なお、このリモコン装置は、寝たきり
の人は枕元等に置き、また発作等の心配がある人は常に
持ち歩いて緊急時に備えればよい。
【0034】次に、第2の実施形態による緊急連絡動作
を、図5のフローチャートに従って説明する。
【0035】例えば、リモコン装置RCを持ち歩いてい
る人が急病にかかり、消防署に通報し、救急車を依頼す
る場合、図4のリモコン装置のボタン501のうちの救
急車用のボタンを押下する(ステップS301)。する
と、リモコン装置RCは発光部502より予め登録され
た消防署に緊急連絡するコマンドを発信する(ステップ
S302)。自動音声出力装置のリモートコントロール
受信部112は、受信したコマンドを中央演算装置10
1に伝送し、中央演算装置101は、消防署に緊急連絡
し音声合成音を出力すべく発呼動作を行う(ステップS
303)。
【0036】これ以降の動作は第1の実施形態とほぼ同
様であるため説明を省略するが、本実施形態では相手先
のダイヤル番号が予め登録されていて音声合成音を出力
する番号であるかどうかを判断する動作については、相
手先が緊急連絡先であることは明白であるため行わな
い。ただし、リモコン装置RCのボタンに対して、緊急
連絡先以外のダイヤル番号を対応づけて登録した場合に
は、上記の判断も行う必要がある。
【0037】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
形態では、上記第1及び第2の実施形態において緊急連
絡先に通報し、音声合成音を出力した後、緊急連絡先が
公衆網を開放したときは、リバース検出回路106によ
りリバースが検出される(図6のステップS501)。
そこで、リバースが検出された際には、中央演算装置1
01は、公衆網インターフェース104を用いて自動的
に公衆網を開放する(ステップS209)。これによ
り、緊急連絡先に通報後、公衆網を開放する手間を省く
ことができ、更なる使い勝手の向上が望める。
【0038】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施形態を図7及び図8を用いて説明する。図7にお
いて、115は中央演算装置101から種々の時間設定
がコントロール可能なタイマである。本実施形態では、
タイマ115には、音声合成音を出力した後に公衆網を
開放するまでの時間を任意に設定しておく。図8のフロ
ーチャートでは、T分後に公衆網を開放するように設定
している。
【0039】従って、中央演算装置101は、図8のス
テップS207にて音声合成音を出力した後、タイマ1
15からT分経過の割込み信号が入力されるのを待つ
(図8のステップS801)。そして、T分経過の割込
み信号が入力されたときに、公衆網インターフェース1
04を用いて自動的に公衆網を開放する(ステップS2
09)。これにより、緊急連絡先に通報後、公衆網を開
放する手間を省くことができ、更なる使い勝手の向上が
望める。また、何らかの事情で緊急連絡先が公衆網を開
放しない場合にも確実に公衆網を開放することが可能と
なる。
【0040】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施形態を図9及び図10を用いて説明する。図9に
おいて110は音声を入力するマイクロフォン、111
はマイクロフォン110で入力した音声を増幅するアン
プ、113は入力された音声を当該音声に対して予め登
録された特定のダイヤル番号に変換する音声認識部であ
る。図1と共通部分の説明は割愛する。
【0041】図10は、本発明の第5の実施形態による
緊急連絡動作を示すフローチャートである。緊急事態が
発生した場合、上記のマイクロフォン110に対して、
離れた所から音声にて緊急連絡先の名称等を入力する
(ステップS1001)。この音声はアンプ111で増
幅されて音声認識部113に入力される。音声認識部1
13は、入力された音声を予め登録されている特定のダ
イヤル番号に変換する(ステップS1002)。中央演
算装置101は、変換されたダイヤル番号が音声合成音
を出力すべき相手先のダイヤル番号であるか否かを判断
し(ステップS203)、音声合成音を出力すべきダイ
ヤル番号である場合は、入力されたダイヤル番号に対応
する音声合成音を公衆網に出力する(ステップS20
6)。以下の動作は第1の実施形態と同じであるため説
明を省略する。
【0042】これにより、音声自動出力装置から離れた
場所からでも、音声により緊急連絡先を指定し、音声合
成音を自動的に出力して緊急連絡先に緊急状態等の情報
を伝達することが可能となる。
【0043】[第6の実施の形態]本発明の第6の実施
形態を図7及び図11を用いて説明する。第6の実施形
態では、緊急連絡先を発呼したが、何らかの理由で緊急
連絡先から応答が得られないときに、別の緊急連絡先に
再発呼する場合の待ち時間を、図7のタイマ115に設
定しておく。この待ち時間としては、具体的には、公衆
網にダイヤル番号を出力した後、その公衆網を開放する
までの時間を設定し、本実施形態では、公衆網にダイヤ
ル番号を出力した後、T分後に公衆網を開放するように
設定している。
【0044】図11は本発明の第6の実施形態による緊
急連絡動作を示すフローチャートである。ダイヤル番号
を公衆網に出力した後(ステップS206)、タイマ1
15からT分経過の割込み信号が入力される前に、出力
したダイヤル番号(相手)から応答があったか否かを判
別する(ステップS1101)。その結果、T分経過の
割込み信号が入力される前に応答があれば、その相手に
対応する音声合成音を公衆網に出力する(ステップS2
07)。
【0045】一方、T分経過の割込み信号が入力される
前に応答がなければ、その割込み信号がタイマ115か
ら入力された時点で、今まで閉結されていた公衆網を開
放し、別の相手先に自動的に再発呼する(ステップS1
102)。ここで、再発呼先から応答があり次第、その
再発呼先に対して音声合成音を出力する(ステップS2
07)。
【0046】このように、たとえ最初の緊急連絡先に連
絡できなくても、別の緊急連絡先に自動的に音声合成音
で連絡できるので、緊急事態を迅速かつ確実に連絡する
ことが可能となる。
【0047】なお、本実形態においては、再発呼先のダ
イヤル番号も最初の発呼先のダイヤル番号と対応付けて
メモリ114に予め登録しておく。この再発呼先に対す
る音声合成音は、最初の発呼先のものを使用可能である
が、多少修正したものを登録しておくことも可能であ
る。また、複数の再発呼先を登録しておくことも可能で
ある(後述する第7の実施の形態においても同様)。
【0048】[第7の実施の形態]次に、本発明の第7
の実施形態を図12を用いて説明する。図12において
116は公衆網のビジィ状態を監視するビジィ検出回路
である。本実施形態では、緊急連絡先に発呼し、緊急連
絡先がビジィ状態の場合には、ビジィ検出回路116か
ら中央演算装置101に割込み信号が入り、中央演算装
置101は、割込み信号の入力に応答して公衆網を開放
し、別の緊急連絡先(相手先)に自動的に再発呼する。
【0049】これにより、緊急連絡先がビジィ状態で緊
急連絡できない場合においても、容易に別の連絡先に緊
急連絡することができる。
【0050】[第8の実施の形態]本発明の第8の実施
形態を図13及び図14を用いて説明する。図13にお
いて117は無線ユニット、118はモデム、119は
位置情報を音声合成音に変換する変換器である。図1と
共通部分の説明は割愛する。携帯型移動通信が可能ない
わゆるPHS端末等においては、各地に設置された無線
親機から自己の現在の位置情報を入手することが可能で
ある。そこで、本実施形態においては、無線ユニット1
17により無線親機から入手した位置情報を、変換器1
19により音声合成音に変換し、予め登録した緊急連絡
情報に係る音声合成音と共に、緊急連絡先に自動的に送
信するようにしている。これにより、例えば、車で移動
中に急病になったが、風景などからは現在位置がよく分
からないような場合でも、的確に現在位置を連絡するこ
とが可能となる。
【0051】図14は本発明の第8の実施形態における
緊急連絡動作を示すフローチャートである。まず、無線
親機から無線ユニット117を介して位置情報を受信す
る(ステップS1401)。中央演算装置101は、受
信した現在の位置情報を変換器119により音声合成音
に変換させ、変換された音声合成音を音声合成音記憶装
置103の所定領域に記憶する(ステップS140
2)。
【0052】発呼から緊急状態の音声合成音を出力する
のは第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
【0053】緊急状態の音声合成音を出力した後(ステ
ップS207)、音声合成音に変換した現在の位置情報
を、公衆網に音声合成音記憶装置103、タイムスイッ
チ107、モデム118を経由して出力する(ステップ
S1403)。これにより、PHS端末等の位置情報を
受信できる端末においては、緊急事態が発生しても音声
合成で現在の位置を自動的に伝達可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定の連絡先のダイヤル番号と対応して所定の音声合成
音を登録する登録手段と、前記登録手段により登録され
たダイヤル番号が入力された際、該入力に係るダイヤル
番号により発呼して、該登録手段により登録された該発
呼に係るダイヤル番号に対応する音声合成音を回線に出
力する出力手段とを備えたので、緊急事態の発生により
パニック状態に陥ったような状態でも、確実、迅速に緊
急事項を伝えることができるなど、緊急連絡のための緊
急連絡元の環境が整備されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る音声自動出力装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による緊急連絡動作を
示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る音声自動出力装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施形態に係る音声自動出力装置に付属
するリモコン装置の概念図である。
【図5】第2の実施形態による緊急連絡動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】第3の実施形態による緊急連絡動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る音声自動出力装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】第4の実施形態による緊急連絡動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る音声自動出力装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】第5の実施形態による緊急連絡動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】第6の実施形態による緊急連絡動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の第7の実施形態に係る音声自動出力
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第8の実施形態に係る音声自動出力
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図14】第8の実施形態による緊急連絡動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101 中央演算装置 102 ダイヤルキー 103 音声合成音記憶装置 104 公衆網インターフェース 105 ダイヤル送出回路 106 リバース検出回路 107 タイムスイッチ 110 マイクロフォン 112 受信部 113 音声認識部 114 メモリ 115 タイマ 116 ビジィ検出回路 117 無線ユニット 118 モデム 119 変換器 501 ボタン 502 発光部 RC リモコン装置

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の連絡先のダイヤル番号と対応して
    所定の音声合成音を登録する登録手段と、 前記登録手段により登録されたダイヤル番号が入力され
    た際、該入力に係るダイヤル番号により発呼して、該登
    録手段により登録された該発呼に係るダイヤル番号に対
    応する音声合成音を回線に出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする音声自動出力装置。
  2. 【請求項2】 リモートコントロール受信手段を備え、
    前記出力手段は、該リモートコントロール受信手段によ
    り受信された信号により指定されたダイヤル番号に基づ
    いて前記発呼、音声合成音出力を行うことを特徴とする
    請求項1記載の音声自動出力装置。
  3. 【請求項3】 発呼先による切断を検出した際に前記回
    線を開放する第1の開放手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の音声自動出力装置。
  4. 【請求項4】 前記音声合成音を回線に出力してから所
    定時間経過した後に該回線を開放する第2の開放手段を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の音声自動出力装
    置。
  5. 【請求項5】 マイクロフォンから入力された音声に基
    づいて発呼先のダイヤル番号を特定する特定手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の音声自動出力装置。
  6. 【請求項6】 前記出力手段は、発呼先からの応答が所
    定時間以内に得られない場合、発呼に係る回線を開放
    し、別のダイヤル番号に基づいて再発呼を行うことを特
    徴とする請求項1記載の音声自動出力装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は、発呼先がビジィ状態の
    場合には、発呼に係る回線を開放し、別のダイヤル番号
    に基づいて再発呼を行うことを特徴とする請求項1記載
    の音声自動出力装置。
  8. 【請求項8】 無線通信により現在の位置データを受信
    する受信手段と、該受信手段により受信した現在の位置
    データを音声合成音に変換する変換手段とを備え、前記
    出力手段は、該変換手段により変換された現在位置に係
    る音声合成音を前記登録手段により登録された音声合成
    音と共に出力することを特徴とする請求項1記載の音声
    自動出力装置。
  9. 【請求項9】 前記登録手段により登録されたダイヤル
    番号をワンタッチ入力するワンタッチ入力手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の音声自動出力装置。
  10. 【請求項10】 前記回線は、公衆回線であることを特
    徴とする請求項1記載の音声自動出力装置。
  11. 【請求項11】 特定の連絡先のダイヤル番号と対応し
    て所定の音声合成音を登録する登録工程と、 前記登録工程により登録されたダイヤル番号が入力され
    た際、該入力に係るダイヤル番号により発呼して、該登
    録工程により登録された該発呼に係るダイヤル番号に対
    応する音声合成音を回線に出力する出力工程と、 を備えたことを特徴とする音声自動出力方法。
  12. 【請求項12】 リモートコントロール受信工程を備
    え、前記出力工程は、該リモートコントロール受信工程
    により受信された信号により指定されたダイヤル番号に
    基づいて前記発呼、音声合成音出力を行うことを特徴と
    する請求項11記載の音声自動出力方法。
  13. 【請求項13】 発呼先による切断を検出した際に前記
    回線を開放する第1の開放工程を備えたことを特徴とす
    る請求項11記載の音声自動出力方法。
  14. 【請求項14】 前記音声合成音を回線に出力してから
    所定時間経過した後に該回線を開放する第2の開放工程
    を備えたことを特徴とする請求項11記載の音声自動出
    力方法。
  15. 【請求項15】 マイクロフォンから入力された音声に
    基づいて発呼先のダイヤル番号を特定する特定工程を備
    えたことを特徴とする請求項11記載の音声自動出力方
    法。
  16. 【請求項16】 前記出力工程は、発呼先からの応答が
    所定時間以内に得られない場合、発呼に係る回線を開放
    し、別のダイヤル番号に基づいて再発呼を行うことを特
    徴とする請求項11記載の音声自動出力方法。
  17. 【請求項17】 前記出力工程は、発呼先がビジィ状態
    の場合には、発呼に係る回線を開放し、別のダイヤル番
    号に基づいて再発呼を行うことを特徴とする請求項11
    記載の音声自動出力方法。
  18. 【請求項18】 無線通信により現在の位置データを受
    信する受信工程と、該受信工程により受信した現在の位
    置データを音声合成音に変換する変換工程とを備え、前
    記出力工程は、該変換工程により変換された現在位置に
    係る音声合成音を前記登録工程により登録された音声合
    成音と共に出力することを特徴とする請求項11記載の
    音声自動出力方法。
  19. 【請求項19】 前記登録工程により登録されたダイヤ
    ル番号をワンタッチ入力するワンタッチ入力工程を備え
    たことを特徴とする請求項11記載の音声自動出力方
    法。
  20. 【請求項20】 前記回線は、公衆回線であることを特
    徴とする請求項11記載の音声自動出力方法。
  21. 【請求項21】 緊急連絡等に係る音声合成音を自動的
    に出力するための制御プログラムを記憶する記憶媒体で
    あって、前記制御プログラムは、 特定の連絡先のダイヤル番号と対応して所定の音声合成
    音を登録する登録ルーチンと、 前記登録ルーチンにより登録されたダイヤル番号が入力
    された際、該入力に係るダイヤル番号により発呼して、
    該登録ルーチンにより登録された該発呼に係るダイヤル
    番号に対応する音声合成音を回線に出力する出力ルーチ
    ンと、 を含むことを特徴とする記憶媒体。
  22. 【請求項22】 リモートコントロール受信ルーチンを
    備え、前記出力ルーチンは、該リモートコントロール受
    信ルーチンにより受信された信号により指定されたダイ
    ヤル番号に基づいて前記発呼、音声合成音出力を行うこ
    とを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 発呼先による切断を検出した際に前記
    回線を開放する第1の開放ルーチンを備えたことを特徴
    とする請求項21記載の記憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記音声合成音を回線に出力してから
    所定時間経過した後に該回線を開放する第2の開放ルー
    チンを備えたことを特徴とする請求項21記載の記憶媒
    体。
  25. 【請求項25】 マイクロフォンから入力された音声に
    基づいて発呼先のダイヤル番号を特定する特定ルーチン
    を備えたことを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  26. 【請求項26】 前記出力ルーチンは、発呼先からの応
    答が所定時間以内に得られない場合、発呼に係る回線を
    開放し、別のダイヤル番号に基づいて再発呼を行うこと
    を特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記出力ルーチンは、発呼先がビジィ
    状態の場合には、発呼に係る回線を開放し、別のダイヤ
    ル番号に基づいて再発呼を行うことを特徴とする請求項
    21記載の記憶媒体。
  28. 【請求項28】 無線通信により現在の位置データを受
    信する受信ルーチンと、該受信ルーチンにより受信した
    現在の位置データを音声合成音に変換する変換ルーチン
    とを備え、前記出力ルーチンは、該変換ルーチンにより
    変換された現在位置に係る音声合成音を前記登録ルーチ
    ンにより登録された音声合成音と共に出力することを特
    徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  29. 【請求項29】 前記登録ルーチンにより登録されたダ
    イヤル番号をワンタッチ入力するワンタッチ入力ルーチ
    ンを備えたことを特徴とする請求項21記載の記憶媒
    体。
  30. 【請求項30】 前記回線は、公衆回線であることを特
    徴とする請求項21記載の記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021752A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Toa Corp 緊急放送システムおよびその端末装置
JP2014164710A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Secom Co Ltd 通信端末及び医療情報管理システム

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