JP2000076988A - 投影装置用光源 - Google Patents

投影装置用光源

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JP2000076988A
JP2000076988A JP24466898A JP24466898A JP2000076988A JP 2000076988 A JP2000076988 A JP 2000076988A JP 24466898 A JP24466898 A JP 24466898A JP 24466898 A JP24466898 A JP 24466898A JP 2000076988 A JP2000076988 A JP 2000076988A
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base
light source
average roughness
reflecting mirror
arc tube
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JP24466898A
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English (en)
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Kiyonobu Kawabata
清信 川畑
Yasuo Ban
康雄 伴
Kyoichi Sakugi
教一 柵木
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Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口金の外表面を粗面にすることで、前記
粗面箇所に耐熱性接着剤を適量入り込ませ、反射鏡の底
部開口部が小径になっても、口金と耐熱性接着剤との接
着強度を十分に持たせることができ、かつナットの締め
付け時の押圧力にも十分に耐え、しかもアライメントミ
スを起こしても再生可能な投影装置用光源を提供する。 【解決手段】 外管を設けない発光管両端封止部の一方
の外周部に金属製のネジ付口金を設け、該ネジ付口金及
び封止部を反射鏡の底部開口部に耐熱性接着剤で固着し
発光管を反射鏡に取り付けてなる投影装置用光源におい
て、前記口金の外表面を粗面としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外管を設けない発
光管を反射鏡に一体的に取り付けた、主として映像用光
源として用いられる投影装置用光源のネジ付口金の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外管を設けないで発光管のみで使
用される投影装置用光源は、主にカラー液晶プロジェク
タ装置における光源として使用されている。この投影装
置用光源を使用したプロジェクタ装置は用途として、テ
レビ(CRT)の代わりとして普及しつつある。プロジ
ェクタ装置はテレビ(CRT)に比べ、大きさが小さい
のに加えて、大型スクリーンに映像を投影することがで
きるが、プロジェクタ装置の更なる小型化の要求に伴
い、プロジェクタ装置内に組み込まれる投影装置用光源
を、より小型化にする要求がされている。
【0003】図4に投影装置用光源の構成例を示す。図
4において21は石英製発光管で、該発光管内には、そ
の両端に電極22a、22bが設けられると共に、水銀
およびアルゴン等が封入されている。電極22a、22
bの一端には発光管21の両端封止部23a、23bに
気密を保持するために設けられたモリブデン箔24a、
24bが接続され、該モリブデン箔24a、24bの他
端にはモリブデン線からなる外部リード線25a、25
bが取付けられている。前記発光管21は、一方の封止
部23aが円筒形のネジ付口金26内に耐熱性接着剤2
7を介して固着され、その外部リード線25a、25b
を、それぞれ前記ネジ付口金26とニッケルリード線2
8に接続し、この発光管21を取り囲むようにして、内
面に誘電体多層膜をコーティングした放物面等の反射鏡
29を、その中心軸を発光管21の軸心と一致するよう
に配置し、発光管21のネジ付口金26部分を反射鏡2
9の底部開口部30に、同じく耐熱性接着剤27を介し
て固着する。なお、耐熱性接着剤はAl23、SiO2
を主成分とし、ファンデルワールス力を利用して接着力
を得るようにしている。そして、リード線28の一端を
反射鏡29の外側へ導出して端子31に接続して、投影
装置用光源を構成している。
【0004】一方、反射鏡底部側には、外部リード線2
5aとしてのモリブデン線が、点灯繰り返しによる熱膨
張率の差を吸収するために、ネジ付口金溶接部に継ぐ前
に折り曲げられ、端部にネジ部が設けられた円筒形のネ
ジ付口金26とTIG溶接にて接続されている。そし
て、放電灯用安定器から供給される電力を導入するため
に、前記円筒形のネジ付口金26端部に設けられたネジ
部32に外部電力導入線を取り付け、ナットにてエアド
ライバー等で締めつけて前記外部電力導入線を固定して
電力を導入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが円筒形のネジ
付口金26は、口金外表面の中心線平均粗さ(Ra)が1
0μm以下の平滑面となっていて、耐熱性接着剤27と
の接着面も平滑なものとなり、前記外部電力導入線を取
付ける際、ナットの締め付け時にエアドライバー等によ
る押圧力の衝撃により、反射鏡29にネジ付口金26を
固定している耐熱性接着剤27からネジ付口金26が抜
け落ちてしまうという問題があった。
【0006】また、投影装置用光源の小型化により、反
射鏡の有効反射面を大きくとるために、反射鏡の底部開
口部径を小さくしなければならず(φ12mmからφ
9.5mm)、それに伴ないネジ付口金の径も小さくな
り、ネジ付口金と耐熱性接着剤との接着面積は小さいも
のとなった。そのため、ネジ付口金と耐熱性接着剤との
接着強度は弱くなり、ナットの締め付け時の押圧力の衝
撃にさらに耐えられない構造となってしまい、ネジ付口
金が容易に抜け落ちやすく、発光管が脱落しやすくな
り、発光管の脱落により発光管の破損が生じたり、反射
鏡が破損するという問題があった。
【0007】そこで、ナットの締め付け時の押圧力に耐
えるために、ネジ付口金26の表面にローレット加工や
溝を設けた構造とすることができる。だが、発光管21
のネジ付口金26部分を反射鏡29の底部開口部30に
耐熱性接着剤27を介して固着する際に、反射鏡29の
中心軸と発光管21との軸心とが一致していない状態で
固着してしまう、いわゆるアライメントミスを起こした
場合、ネジ付口金26と反射鏡29の底部開口部30と
を分離して、再生する必要が出てくる。
【0008】この際、口金表面のローレット加工や溝を
設けた部分に耐熱性接着剤27が入り込んでしまい、ネ
ジ付口金26と反射鏡29の底部開口部30とを分離す
るのは容易でなくなり、たとえ分離できたとしても、反
射鏡が割れてしまって再生ができなくなるといった問題
もあった。また、口金外形状を多面体とした場合では、
ナットの締め付け時のトルク強度には十分に耐えられる
が、ナットの締め付け時の押圧力には耐えられないとい
う問題があった。
【0009】本発明は、投影装置用光源の小型化による
反射鏡の底部開口部の小径化に伴う上記問題点を解決す
るため、口金の外表面を粗面にすることで、前記粗面箇
所に耐熱性接着剤を適量入り込ませ、反射鏡の底部開口
部が小径になっても、口金と耐熱性接着剤との接着強度
を十分に持たせることができ、かつナットの締め付け時
の押圧力にも十分に耐え、しかもアライメントミスを起
こしても再生可能な投影装置用光源を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1の発明は、外管を設けない発光管両端封止
部の一方の外周部に金属製のネジ付口金を設け、該ネジ
付口金及び封止部を反射鏡の底部開口部に耐熱性接着剤
で固着し発光管を反射鏡に取り付けてなる投影装置用光
源において、前記口金の外表面を粗面としたことを特徴
とする。請求項2記載の発明は、前記口金の外表面を中
心線平均粗さ(Ra)が20μm以上、150μm以下の
梨地としたことを特徴とし、請求項3記載の発明は、前
記口金に発光管の軸心方向に沿って対称的に2本のスリ
ットを設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例を示す投影装置用光源の断面図で
あり、開口最大径がφ80mmの有効反射面を有する反
射鏡1の内面には、可視光を反射し、赤外域を透過する
ように珪酸、酸化チタンからなる誘電体多層膜2が施さ
れている。また、反射鏡底部には、内容積0.2mlの
楕円形状を有する石英製発光管3が配置され、発光管内
には、封入添加物として、沃化ディスプロシウム、沃化
ネオジム、沃化セシウムを各々重量比で8:2:5とし
た金属ハロゲン化物を0.4mgと、バッファガスとし
ての水銀約10mgと、始動用補助ガスとしてアルゴン
を2.5×104Paと、臭化水銀0.05mgが封入
されている。
【0012】前記石英製発光管3は、アルミナ、シリカ
を主成分とする耐熱性接着剤4と、外径がφ8mmで、
内径がφ7.4mmの外表面を粗面加工したネジ付口金
5を介して、φ9.5mmの反射鏡底部開口部6の軸心
に合わせて、固着されている。ただし、反射鏡の焦点近
傍に陰極スポットを合わせ、光学系に入れた際に、最も
効率良く動作するような反射鏡の位置に発光管を取付け
固定(アライメント)して、投影装置用光源が構成され
る。アライメントの点では、口金の外表面を中心線平均
粗さ(Ra)が150μmの梨地としたものでも、平滑面
のものでも差はない。前記の投影装置用光源は、専用電
子安定器を用いて直流で電力150W、管軸が水平にな
るように水平点灯される。
【0013】図2は、本発明に係わる投影装置用光源の
ネジ付口金の一実施例を示すネジ付口金の斜視図であ
り、外径が8mmで、内径が7.4mm、口金の外表面
は中心線平均粗さ(Ra)が80μmの梨地7となってい
る。この梨地7は口金外表面を腐食加工したり、サンド
ブラスト加工等により形成され、ネジ部8にはM4のネ
ジ山が切られている。図3は本発明に係わる他の実施例
を示すネジ付口金の斜視図であり、ネジ付口金に、発光
管の軸心方向に沿って対称的に2本のスリット9(スリ
ット幅は0.1mm)を設けたネジ付口金の斜視図であ
る。
【0014】前記図2に示すネジ付口金を用いて投影装
置用光源を100個作製し、ネジ付口金端部に設けられ
たネジ部8にM4ナットを取り付け、ネジ付口金と反射
鏡との接着強度を確認するため、破壊押圧力強度試験を
行ったところ、破壊押圧力の平均値は47Kg・Wであ
り、最小値は38Kg・Wだった。従来の円筒形の外表
面が平滑面なネジ付口金の破壊押圧力の平均値は20K
g・Wで、最小値が7Kg・Wなので、破壊押圧力は非
常に増したといえる。また、口金の外形状が多面体で外
表面を粗面とした場合でも同様な効果が確認できた。
【0015】なお、本明細書中の中心線平均粗さ(Ra)
はカットオフ値を2.5mmとしたものであり、口金の
外表面の中心線平均粗さ(Ra)が20μmよりも小さい
場合は、破壊押圧力の最小値が、ナット締め付け時の押
圧力(約10Kg・W)よりも小さくなるため不適であ
り、中心線平均粗さ(Ra)が150μmよりも大きい場
合は、アライメントミスの際、ネジ付口金と反射鏡の底
部開口部とを分離して再生するのが困難となる。また、
トレーサビリティ(履歴)を確保する上で口金外表面にロ
ット番号等を記すが、外表面が粗面だと簡易なインク印
字による手段でもロット番号等が消えづらいという効果
も確認できた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ロジェクタ装置の小型化に伴う投影装置用光源の小型化
により、反射鏡の底部開口部およびネジ付口金が小径化
されても、口金の外表面を粗面とし、中心線平均粗さ
(Ra)を20μm以上150μm以下にすることで、前
記口金の粗面箇所に耐熱性接着剤が適量入り込むため、
口金と耐熱性接着剤との接着強度を十分に持たせること
ができ、かつ耐押圧力も十分で、しかもアライメントミ
スを起こしても再生可能な投影装置用光源が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投影装置用光源の一実施例を示す
断面図である。
【図2】本発明に係る投影装置用光源のネジ付口金の一
実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る投影装置用光源のネジ付口金の他
の実施例を示す斜視図である。
【図4】従来の投影装置用光源を示す斜視図である。
【符号の説明】 1、29 反射鏡 2 誘電体多層膜 3、21 石英製発光管 4、27 耐熱性接着剤 5、26 ネジ付口金 6、30 反射鏡底部開口部 7 梨地 8、32 ネジ部 9 スリット 22a、22b 電極 23a、23b 封止部 24a、24b モリブデン箔 25a、25b 外部リード線 28 ニッケルリード線 31 端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外管を設けない発光管両端封止部の一方の
    外周部に金属製のネジ付口金を設け、該ネジ付口金及び
    封止部を反射鏡の底部開口部に耐熱性接着剤で固着し発
    光管を反射鏡に取り付けてなる投影装置用光源におい
    て、前記口金の外表面を粗面としたことを特徴とする投
    影装置用光源。
  2. 【請求項2】前記口金の外表面を中心線平均粗さ(Ra)
    が20μm以上、150μm以下の梨地としたことを特
    徴とする投影装置用光源。
  3. 【請求項3】前記口金に、発光管の軸心方向に沿って対
    称的に2本のスリットを設けたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の投影装置用光源。
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