JP2000076862A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000076862A
JP2000076862A JP10243559A JP24355998A JP2000076862A JP 2000076862 A JP2000076862 A JP 2000076862A JP 10243559 A JP10243559 A JP 10243559A JP 24355998 A JP24355998 A JP 24355998A JP 2000076862 A JP2000076862 A JP 2000076862A
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清恭 赤井
Masayuki Yamashita
正之 山下
Motoi Ashida
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    • G11C8/18Address timing or clocking circuits; Address control signal generation or management, e.g. for row address strobe [RAS] or column address strobe [CAS] signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い電源電圧から低い電源電圧の範囲でメモ
リセルへのアクセスの遅延や誤書込みを防ぐことができ
る半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 タイミングジェネレータTGにより生成
されるワード線活性化信号WLEは、電源電圧にかかわ
らず所定の期間必ずLレベルとなる。行アドレスバッフ
ァRAB内の遅延回路BDLにより遅延された行アドレ
ス信号RADは、ワード線活性化信号WLEがLレベル
である期間に変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、さらに詳しくは、ATDバッファからのパルス信
号を遅延させてワード線活性化信号を生成する半導体記
憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非同期型SRAM(スタティックランダ
ムアクセスメモリ)と呼ばれる半導体記憶装置では、ア
ドレス信号、チップセレクト信号、読出/書込イネーブ
ル信号、入力データ信号などの変化に応じてワンショッ
トパルス信号を発生するATDバッファが随所に設けら
れる。このATDバッファからのパルス信号の後縁が図
17に示されるようなタイミングジェネレータによって
遅延されてワード線活性化信号WLEが生成される。
【0003】タイミングジェネレータに入力されるパル
ス−信号LATD1は、行アドレスバッファに対して設
けられたATDバッファにより行アドレス信号の変化に
応答して発生され、ATD信号LATD2は、列アドレ
スバッファに対して設けられたATDバッファにより列
アドレス信号の変化に応答して発生される。図18は、
アドレスバッファ(行アドレスバッファまたは列アドレ
スバッファ)の構成を示すブロック図である。このアド
レスバッファは、チップセレクト信号/CSが活性(論
理ローレベル)のとき外部アドレス信号EADに応答し
て内部アドレス信号A,/Aを発生し、また、アドレス
信号atdは、対応するATDバッファへ供給される。
【0004】ワード線活性化信号WLEは、図19に示
される行デコーダへ供給される。行デコーダは、ワード
線活性化信号WLEが活性(論理ハイレベル)のとき内
部アドレス信号A1,/A1,A2,/A2に応答して
ワード線WL1−WL4を選択的に活性化する。
【0005】図17に示されるように、通常、タイミン
グジェネレータには複数段の遅延回路RDLが含まれ
る。この遅延回路RDLから出力される信号のパルス幅
は、図20中の(2)に示すように、電源電圧が低くな
ると急激に広くなる。
【0006】ここで、電源電圧がある程度高い場合のS
RAMの内部波形を図21に示す。図21を参照して、
電源電圧が高い場合には遅延回路RDLのパルス幅はそ
れほど広くならないため、ワード線活性化信号WLEの
パルス幅はアドレスサイクル内に収まる。したがって、
内部アドレス信号A1とA2にスキューが生じて非選択
アドレスに対応するノードN2,N3が立ち上がった場
合であっても、このときワード線活性化信号WLEはL
レベルであるため、スキューアドレスに対応するワード
線WL2,WL3は立ち上がらない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近の半導体記憶装置
の微細化、低電圧化に伴って、同一のチップで高い電源
電圧から低い電源電圧まで動作を保証することが要求さ
れる。
【0008】しかし、電源電圧が高い場合に図21に示
すような内部波形であったSRAMの電源電圧を低くし
た場合の内部波形は図22に示すようになる。図20に
示したように、電源電圧が低くなるにつれて遅延回路R
DLから出力されるパルス信号のパルス幅は急激に広が
る。そのためワード線活性化信号WDLのパルス幅がア
ドレスサイクルより広くなり、ワード線活性化信号WD
LはHレベルに固定される。
【0009】この状態で内部アドレス信号A1,A2に
スキューが生じると、非選択アドレスに対応するノード
N2,N3が立ち上がり、また、ワード線活性化信号W
DLはHレベルに固定されているため、選択ワード線W
L1,WL4の他にスキューアドレスに対応するワード
線WL2,WL3も立ち上がってしまう。
【0010】スキューアドレスに対応するワード線WL
2,WL3が立ち上ることにより、スキューアドレスに
対応するメモリセルから一瞬逆データを読出しこれによ
り選択アドレスに対応するメモリセルへのアクセスが遅
れるという問題がある。また、これが書込みサイクルで
あれば誤書込みを生じる可能性がある。
【0011】この発明は、以上のような問題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、高い電源電圧
から低い電源電圧の範囲でメモリセルへのアクセスの遅
延や誤書込みを防ぐことができる半導体記憶装置を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に従った半導体
記憶装置は、メモリセルアレイと、アドレスバッファ
と、アドレス変化検出手段と、第1の遅延手段と、駆動
信号不活性手段と、デコーダとを備える。メモリセルア
レイは、行および列に配置された複数のメモリセルを有
する。アドレスバッファは、外部アドレス信号に応答し
て内部アドレス信号を生成する。アドレス変化検出手段
は、外部アドレス信号の変化に応答してパルス信号を発
生する。第1の遅延手段は、アドレス変化検出手段から
のパルス信号の後縁を遅延させて駆動信号を生成する。
駆動信号不活性手段は、駆動信号を所定期間不活性にす
る。デコーダは、駆動信号が活性のとき内部アドレス信
号に応答してメモリセルアレイの行または列を選択す
る。上記アドレスバッファは、遅延回路を含む。遅延回
路は、駆動信号が不活性の期間に内部アドレス信号が切
り換わるように外部アドレス信号を所定時間遅延させて
内部アドレス信号として出力する。
【0013】上記半導体記憶装置においては、電源電圧
にかかわらず駆動信号が所定期間必ず不活性となり、こ
の駆動信号が不活性の期間に内部アドレス信号が切り換
わる。したがって、内部アドレス信号にスキューが生じ
た場合でもスキューアドレスに対応する行または列が行
デコーダにより選択されることがない。これにより、ス
キューアドレスに対応するメモリセルから一瞬逆データ
を読出したりすることがなくなり、高い電源電圧から低
い電源電圧の範囲でメモリセルへのアクセスの遅延や誤
書込みを防ぐことができる。
【0014】好ましくは、上記デコーダは、駆動信号が
活性のとき内部アドレス信号に応答してメモリセルアレ
イの行を選択する行デコーダである。
【0015】好ましくは、上記デコーダは、駆動信号が
活性のとき内部アドレス信号に応答してメモリセルアレ
イの列を選択する列デコーダである。
【0016】好ましくは、上記第1の遅延手段は、複数
段の遅延回路を含み、上記駆動信号不活性手段は、論理
回路を含む。複数段の遅延回路は、アドレス変化検出手
段からのパルス信号の後縁を遅延させる。論理回路は、
複数段の遅延回路の途中段からの出力と最終段からの出
力とを受ける。
【0017】上記半導体記憶装置においては、論理回路
によってアドレス変化検出手段からのパルス信号の前縁
から複数の遅延回路の途中段からの出力の後縁までの期
間不活性となる駆動信号が生成される。この駆動信号が
不活性となる期間に内部アドレス信号が切り換わるた
め、内部アドレス信号にスキューが生じた場合でもスキ
ューアドレスに対応する行または列が行デコーダにより
選択されることがない。したがって、スキューアドレス
に対応するメモリセルから一瞬逆データを読出したりす
ることがなくなり、メモリセルへのアクセスの遅延や誤
書込みを防ぐことができる。
【0018】好ましくは、上記半導体記憶装置はさら
に、第2の遅延手段を含む。第2の遅延手段は、駆動信
号が不活性の期間に出力信号である遅延チップセレクト
信号が切り換わるようにチップセレクト信号を所定時間
遅延させて出力する。上記アドレスバッファは、チップ
セレクト信号が活性のとき外部アドレス信号に応答して
内部アドレス信号を生成し、チップセレクト信号が不活
性のとき内部アドレス信号を固定する。上記デコーダ
は、遅延チップセレクト信号および駆動信号が活性のと
き内部アドレス信号に応答して前記メモリセルアレイの
行または列を選択する。
【0019】上記半導体記憶装置においては、駆動信号
が不活性の期間に遅延チップセレクト信号が切り換わる
ため、固定された内部アドレス信号に対応する行または
列が行デコーダにより選択されることがない。したがっ
て、メモリセルへのアクセスの遅延や誤書込みを防ぐこ
とができる。
【0020】好ましくは、上記デコーダは、遅延チップ
セレクト信号および駆動信号が活性のとき内部アドレス
信号に応答してメモリセルアレイの行を選択する行デコ
ーダである。
【0021】好ましくは、上記デコーダは、遅延チップ
セレクト信号および駆動信号が活性のとき内部アドレス
信号に応答してメモリセルアレイの列を選択する列デコ
ーダである。
【0022】好ましくは、上記半導体記憶装置はさら
に、第3の遅延手段と、出力バッファとを含む。第3の
遅延手段は、チップセレクト信号が活性のとき、駆動信
号が不活性の期間に出力信号である遅延読出/書込イネ
ーブル信号が切り換わるように読出/書込イネーブル信
号を所定時間遅延させて出力する。出力バッファは、遅
延読出/書込イネーブル信号が活性のときメモリセルか
らのデータ信号をバッファリングして出力する。
【0023】上記半導体記憶装置においては、駆動信号
が不活性の期間に遅延読出/書込イネーブル信号が切り
換わるため、内部アドレス信号が確定した後に出力バッ
ファからデータ信号が出力される。
【0024】好ましくは、上記半導体記憶装置はさら
に、第3の遅延手段と、入力バッファとを含む。第3の
遅延手段は、チップセレクト信号が活性のとき、駆動信
号が不活性の期間に出力信号である遅延読出/書込イネ
ーブル信号が切り換わるように読出/書込イネーブル信
号を所定時間遅延させて出力する。入力バッファは、遅
延読出/書込イネーブル信号が活性のとき外部からのデ
ータ信号をバッファリングする。
【0025】上記半導体記憶装置においては、駆動信号
が不活性の期間に遅延読出/書込イネーブル信号が切り
換わるため、内部アドレス信号が確定した後に入力バッ
ファからデータ信号がメモリセルへ書込まれる。したが
って、メモリセルへのアクセスの遅延や誤書込みを防ぐ
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明を繰返さない。
【0027】[実施の形態1]図1は、この発明の実施
の形態1によるSRAMの全体構成を示すブロック図で
ある。図1を参照して、このSRAMは、メモリセルア
レイMCAと、行アドレスバッファRABと、列アドレ
スバッファCABと、行デコーダRDと、列デコーダC
Dと、タイミングジェネレータTGと、マルチプレクサ
MPと、センスアンプSAと、出力データバッファOB
と、入力データバッファIBと、読出/書込制御回路R
WCと、チップセレクト制御回路CSCと、ATDバッ
ファATD1−ATD5とを備える。
【0028】メモリセルアレイMCAは、行および列に
配置された複数のメモリセル(図示せず)と、行に配置
された複数のワード線(図示せず)と、列に配置された
複数のビット線対(図示せず)とを含む。チップセレク
ト制御回路CSCは、外部チップセレクト信号/CSに
応答して内部チップセレクト信号int./CSを発生
する。行アドレスバッファRABは、外部アドレス信号
EADに応答して行アドレス信号RADを出力する。列
アドレスバッファCABは、外部アドレス信号EADに
応答して列アドレス信号CADを出力する。行デコーダ
RDは、行アドレス信号RADに応答してワード線を選
択的に活性化する。列デコーダCDは、列アドレス信号
CADに応答してマルチプレクサ選択信号MPSを出力
する。読出/書込制御回路RWCは、外部読出/書込イ
ネーブル信号Ext.RWEに応答して読出/書込イネ
ーブル信号RWEを発生する。ATDバッファATD1
−ATD5は、それぞれ行アドレス信号RAD、内部チ
ップセレクト信号int./CS、列アドレス信号CA
D、読出/書込イネーブル信号RWE、データ入力信号
Dinの変化に応答してワンショットパルス信号LAT
D1−LATD5を発生する。タイミングジェネレータ
TGは、パルス信号LATD1−LATD5からワード
線活性化信号WLE、マルチプレクサ活性化信号MP
E、およびセンスアンプ活性化信号SAEを生成する。
マルチプレクサMPは、列デコーダCDからのマルチプ
レクサ選択信号MPSに応答して対応するビット線対と
データ入出力線対IOとを接続/非接続にする。センス
アンプSAは、センスアンプ活性化信号SAEが活性の
ときデータ入出力線対IOに読み出されたメモリセルア
レイのデータ信号を増幅する。出力データバッファOB
は、読出/書込イネーブル信号RWEが活性のとき、セ
ンスアンプSAからの出力を増幅してデータ出力信号D
outとしてSRAM外部へ出力する。入力データバッ
ファIBは、データ入力信号Dinを増幅する。
【0029】図2は、図1に示されたメモリセルアレイ
MCAおよびマルチプレクサMPの構成を詳しく示すブ
ロック図である。なお、ここでは簡単のため、メモリセ
ルアレイMCAは2行2列構成とする。
【0030】図2を参照して、メモリセルアレイMCA
は、メモリセルMC1−MC4と、ワード線WL1,W
L2と、ビット線対BL1,/BL1,BL2,/BL
2とを含む。ワード線WL1に対してメモリセルMC
1,MC2が設けられ、ワード線WL2に対してメモリ
セルMC3,MC4が設けられる。さらに、メモリセル
MC1,MC3は、ビット線対BL,/BLに対して設
けられ、メモリセルMC2,MC4は、ビット線対B
L,/BLに対して設けられる。なお、ビット線BL
1,/BL1,BL2,/BL2の一端には、それぞれ
ビット線負荷としてのNチャネルMOSトランジスタR
N1−RN4が接続される。NチャネルMOSトランジ
スタRN1−RN4は、自身がダイオード接続され、電
源ノードVDDと対応するビット線BL1,/BL1,
BL2,/BL2との間に接続される。
【0031】マルチプレクサMPは、NチャネルMOS
トランジスタTFG1,TFG2を含む。NチャネルM
OSトランジスタTFG1,TFG2は、それぞれトラ
ンスファゲートを構成し、列デコーダからのマルチプレ
クサ活性化信号MPE1,MPE2に応答してオン/オ
フする。このトランスファゲートのオン/オフに応じ
て、対応するビット線対BL1,/BL1およびBL
2,/BL2と入出力線対IOとが接続/非接続にな
る。
【0032】図3および図4は、図2に示されたメモリ
セルMC1−MC4の構成例を示す回路図である。図3
は、高抵抗負荷型のメモリセルを、図4は、CMOS型
のメモリセルを示す。
【0033】図3を参照して、高抵抗負荷型のメモリセ
ルは、NチャネルドライバトランジスタNT1a,NT
1bと、NチャネルアクセストランジスタNT2a,N
T2bと、負荷抵抗ra,rbとを含む。Nチャネルド
ライバトランジスタNT1a,NT1bは、それぞれド
レインが記憶ノードN5a、N5bに、ゲートが互いに
他方のドレインに、ソースが接地ノードVssに接続さ
れる。NチャネルアクセストランジスタNT2a,NT
2bは、それぞれドレイン、ソースの一方が記憶ノード
N5a,N5bに、他方がビット線BL,/BLに、ゲ
ートがワード線WLに接続される。負荷抵抗ra,rb
は、一端が電源ノードVDDに、他端が記憶ノードN5
a,N5bに接続される。
【0034】図4を参照して、CMOS型のメモリセル
は、図3に示される負荷抵抗ra,rbに代えてPチャ
ネルMOSトランジスタPT1a,PT1bを設けたも
のである。PチャネルMOSトランジスタPT1a,P
T1bは、それぞれドレインが記憶ノードN5a,N5
bに、ゲートが互いに他方のドレインに、ソースが電源
ノードVDDに接続される。
【0035】次に、以上のように構成されたメモリセル
からのデータの読み出し、メモリセルへのデータの書込
みの動作について、図5を参照しつつ説明する。
【0036】まず、図2に示すメモリセルMC1からデ
ータを読み出す場合について説明する。
【0037】時刻t0において、メモリセルMC1が位
置する行に対応した外部アドレス信号EADが行アドレ
スバッファRABに入力される。時刻t1において、入
力された外部アドレス信号EADに応答して行アドレス
信号RADが行アドレスバッファRADから行デコーダ
RDへ出力される。時刻t2において、行デコーダRD
によりメモリセルMC1が接続されたワード線WL1が
選択レベル(ここではHレベル)となり、他のワード線
WL2が非選択レベル(ここではLレベル)となる。
【0038】同様にして、メモリセルMC1が位置する
列に対応した列アドレス信号CADが列デコーダCDに
入力され、メモリセルMC1が接続されたビット線対B
L1,/BL1に対応したマルチプレクサ活性化信号M
PE1が選択レベル(ここではHレベル)となり、他の
マルチプレクサ活性化信号MPE2が非選択レベル(こ
こではLレベル)となる。この結果、ビット線対BL
1,/BL1に接続されたトランスファゲートTFG1
のみが導通するので選択されたビット線対BL1,/B
L1のみ入出力線対IOに接続され、他のビット線対B
L2,/BL2は、入出力線対IOから切り離される。
【0039】ここで、メモリセルMC1の記憶ノードN
5aがHレベルであり、記憶ノードN5bがLレベルで
あるとする。このとき、メモリセルMC1の一方のドラ
イバトランジスタNT1aは非導通状態にあり、他方の
ドライバトランジスタNT1bは導通状態にある。ワー
ド線WL1はHレベルの状態にあるから、メモリセルM
C1のアクセストランジスタNT2a、NT2bはとも
に導通状態にある。したがって電源ノードVDD−ビッ
ト線負荷RN2−ビット線/BL1−アクセストランジ
スタNT2b−ドライバトランジスタNT1b−接地ノ
ードVssの経路に直流電流が発生する。しかし、もう
一方の経路、電源ノードVDD−ビット線負荷RN1―
ビット線BL1―アクセストランジスタNT2a―ドラ
イバトランジスタNT1a―接地ノードVssの経路で
は、ドライバトランジスタNT1aが非導通であるので
直流電流は流れない。このとき直流電流が流れない方の
ビット線BL1の電位は、ビット線負荷トランジスタR
N1−RN4のしきい値電圧をVthとすると、ビット
線BL1の電位=(電源電圧VDD)―(しきい値電圧
Vth)となる。また、直流電流が流れる方のビット線
/BL1の電位は、ドライバトランジスタNT1b、ア
クセストランジスタNT2bとビット線負荷RN2との
導通抵抗で抵抗分割されて、(電源電位VDD)―(し
きい値電圧Vth)からΔVだけ電位が低下し、(電源
電位VDD)―(しきい値電圧Vth)−ΔVとなる。
ここでΔVは、ビット線振幅と呼ばれ、通常50mVか
ら500mV程度の大きさであり、ビット線負荷RN1
−RN4の大きさによって調節される。このビット線振
幅ΔVは、時刻t3においてトランスファゲートTFG
1を介して入出力線対IOに現れ、時刻t4においてセ
ンスアンプSAにより増幅され、さらに時刻t5におい
て出力データバッファOBで増幅されてデータ出力信号
Doutとして外部へ読み出される。なお、読み出し動
作の場合には、読出/書込制御回路RWCにより制御さ
れて入力データバッファIBは入出力線対IOを駆動で
きない。
【0040】次に、書込み動作の場合には、Lレベルの
データを書込む側のビット線の電位を強制的に低電位に
引き下げ、他方のビット線の電位を高電位に引き上げる
ことにより書込みを行う。例えば、メモリセルMC1に
反転データを書込むには、入力データバッファIBによ
り入出力線対IOの一方をLレベルに、他方をHレベル
にし、一方のビット線BL1をLレベルに、他方のビッ
ト線/BL1をHレベルにして書込み動作を行う。
【0041】図6は、図1に示されたタイミングジェネ
レータTGの構成を示すブロック図である。図6を参照
して、タイミングジェネレータTGは、NOR回路NR
1と、複数段の遅延回路RDLと、インバータIV1−
IV3と、NAND回路ND1,ND2とを含む。
【0042】NOR回路NR1は、ATDバッファAT
D1−ATD5からのパルス信号LATD1−LATD
5のNORを出力する。複数段の遅延回路RDLの各々
は、入力されるパルス信号の後縁を遅延させて次段の遅
延回路RDLの入力へ供給する。初段の遅延回路RDL
は、NOR回路NR1からの出力を受ける。インバータ
IV1は、最終段の遅延回路RDLの出力、すなわちノ
ードNdの電圧を反転する。NAND回路ND1は、イ
ンバータIV1からの出力と初段の遅延回路RDLから
の出力とのNANDを出力する。インバータIV2は、
NAND回路ND1からの出力を反転してワード線活性
化信号WLEとして出力する。NAND回路ND2は、
読出/書込イネーブル信号RWE、インバータIV1か
らの出力、および2段目の遅延回路RDLからの出力の
NANDを出力する。インバータIV3は、NAND回
路ND2からの出力を反転してセンスアンプ活性化信号
SAEとして出力する。
【0043】以上のように構成されたタイミングジェネ
レータから出力されるワード線活性化信号WLEは、初
段の遅延回路RDLからの出力パルス信号が立ち下がっ
ている期間必ず立ち下がる信号となる。同様に、センス
アンプ活性化信号SAEは、2段目の遅延回路RDLか
らの出力パルス信号が立ち下がっている期間必ず立ち下
がる信号となる。
【0044】図7は、図1に示された行アドレスバッフ
ァRABの構成を示すブロック図である。図7を参照し
て、行アドレスバッファRABは、NOR回路NR10
と、遅延回路BDLと、インバータIV11−IV14
とを含む。NOR回路NR10は、外部アドレス信号E
ADと内部チップセレクト信号int./CSとのNO
Rを出力する。インバータIV10は、NOR回路NR
10からの出力を反転する。遅延回路BDLは、インバ
ータIV10からの出力信号の前縁および後縁の両方を
所定時間遅延させて出力する。インバータIV11は、
遅延回路BDLからの出力を反転する。インバータIV
12は、インバータIV11からの出力を反転する。イ
ンバータIV13は、インバータIV12からの出力を
反転して行アドレス信号/RADとして出力する。イン
バータIV14は、インバータIV11からの出力を反
転して行アドレス信号RADとして出力する。また、イ
ンバータIV10からの出力atdは、ATDバッファ
ATD1へ入力される。さらに、図8に示されるよう
に、この出力atdの変化に応答してATDバッファA
TD1からワンショットパルス信号LATD1が出力さ
れる。
【0045】以上のように構成された行アドレスバッフ
ァRABにおける遅延回路BDLでの遅延時間は、図6
に示されたワード線活性化信号WLEが必ず立ち下がる
期間に行アドレス信号RADが切り換わるように調節さ
れる。
【0046】なお、図1に示された列アドレスバッファ
CABも図7に示す行アドレスバッファRABと同様の
構成を有する。この場合、インバータIV13,IV1
4からの出力は、それぞれ列アドレス信号/CAD,C
ADとなる。また、インバータIV10からの出力at
dは、ATDバッファATD3へ入力される。
【0047】図9は、図1に示された行デコーダRDの
構成を示すブロック図である。図9を参照して、行デコ
ーダRDは、NAND回路ND21−ND24,ND3
1−ND34と、インバータIV21−IV24,IV
31−IV34とを含む。
【0048】NAND回路ND21−ND24は、それ
ぞれ行アドレス信号RAD,/RADのビット信号/A
1および/A2、A1および/A2、/A1およびA
2、A1およびA2のNANDを出力する。インバータ
IV21−IV24は、それぞれNAND回路ND21
−ND24の出力を反転する。NAND回路ND31−
ND34は、対応するインバータIV21−IV24の
出力、ワード線活性化信号WLE、内部チップセレクト
信号int./CSの反転信号iCSのNANDを出力
する。インバータIV31−IV34は、それぞれNA
ND回路ND31−ND34の出力を反転する。インバ
ータIV31−IV34の出力は、それぞれワード線W
L1−WL4に接続される。
【0049】図10は、図1に示された列デコーダCD
の構成を示すブロック図である。図10を参照して、列
デコーダCDは、図9に示されるNAND回路ND21
−ND24の入力をそれぞれ列アドレス信号CAD,/
CADのビット信号/A1および/A2、A1および/
A2、/A1およびA2、A1およびA2に、NAND
回路ND31−ND34に入力されるワード線活性化信
号WLEをマルチプレクサ選択信号MPSに代えたもの
であり、また、インバータIV31−IV34からの出
力は、それぞれマルチプレクサ活性化信号MPE1−M
P4となる。
【0050】次に、以上のように構成されたSRAMの
動作について説明する。電源電圧がある程度高い場合に
は、図21に示したように遅延回路RDLからの出力信
号のパルス幅はそれほど広くならないため、ワード線活
性化信号WLEのパルス幅はアドレスサイクル内に収ま
る。したがって、行アドレス信号にスキューが生じた場
合であっても、このときワード線活性化信号WLEはL
レベルであるため、スキューアドレスに対応するワード
線は立ち上がらない。
【0051】次に、電源電圧を低くした場合について図
11を参照しつつ説明する。時刻t0において、外部ア
ドレス信号EADが変化し、これに応答してATDバッ
ファATD1からワンショットパルス信号LATD1が
発生される。
【0052】このパルス信号LATD1に応答して、時
刻t1において、タイミングジェネレータTG内の初段
の遅延回路RDLに入力され、パルス信号の後縁が遅延
される。電源電圧が低いために各段の遅延回路RDLか
ら出力されるパルス信号の幅が広くなるため、最終段の
遅延回路RDLからの出力ノードNdは、常にLレベル
となる。しかし、ワード線活性化信号WLEは、ノード
Nbか立ち下がっている期間(時刻t1からt2の期
間)必ずLレベルとなる。
【0053】時刻t0における外部アドレス信号EAD
の変化に応じて、選択されるワード線(ここではワード
線WL1とする)に対応する行アドレス信号RADのビ
ット信号A1,A2(ここではA1,A2=Lレベル)
が行アドレスバッファRABから行デコーダRDへ出力
される。
【0054】ここで、図11に示すように行アドレス信
号RADのビット信号A1,A2にスキューが生じた場
合を考える。このスキューによりノードN3が一瞬立ち
上がるが、このときワード線活性化信号WLEはLレベ
ルであるため、ワード線WL3が活性化されることはな
い。
【0055】このように、ワード線活性化信号WLEが
Lレベルである期間に行アドレス信号RADのビット信
号A1,A2が変化するため、スキューが生じた場合で
あっても非選択のワード線が活性化されることがない。
【0056】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ワード線活性化信号WLEは所定の期間必ずLレベ
ルとなり、この期間に行アドレス信号RADのビット信
号A1,A2が変化する。したがって、行アドレス信号
RADのビット信号A1,A2にスキューが生じても非
選択のワード線が活性化されることがない。また、無駄
な充放電電流を少なくすることができる。なお、この効
果は高い電源電圧で使用する場合はもちろんのこと、低
い電源電圧で使用する場合でも同様である。また、ワー
ド線の立ち上がりは必ずワード線活性化信号WLEで決
定されるため入力アドレスによるアクセスタイムの違い
もなくなる。
【0057】なお、ここでは、初段の遅延回路RDLか
らの出力をNAND回路ND1の入力としたが、これを
初段以外の遅延回路RDLからの出力としてもよい。こ
れにより、ワード線活性化信号WLEがLレベルとなる
期間を所望の時間に調節することができる。
【0058】また、ここでは行アドレスバッファRA
B、行デコーダRDに対してのみ示したが、列アドレス
バッファCAB、列デコーダCDについても同様であ
る。
【0059】[実施の形態2]実施の形態1に示したS
RAMにおいては、内部チップセレクト信号int./
CSが不活性のとき、図7に示す行アドレスバッファR
ABから出力される行アドレス信号RADはHレベルに
固定される。この状態で内部チップセレクト信号in
t./CSが活性になった場合には本来選択されるべき
でないワード線が活性化され誤書込みが生じることがあ
る。この実施の形態2はこのような問題を解決すること
を目的とする。
【0060】図12は、この発明の実施の形態2による
SRAMの全体構成を示すブロックである。図12を参
照して、このSRAMは、図1に示されるチップセレク
ト制御回路CSCに代えてチップセレクト制御回路CS
C1を、読出/書込制御回路RWCに代えて読出/書込
制御回路RWC1を備える。チップセレクト制御回路C
SC1は、チップセレクト信号/CSに応答して内部チ
ップセレクト信号int./CSおよび遅延チップセレ
クト信号DCSを発生する。読出/書込制御回路RWC
1は、外部読出/書込イネーブル信号Ext.RWEに
応答して遅延読出/書込イネーブル信号DRWEを発生
する。行デコーダRDおよび列デコーダCDは、遅延チ
ップセレクト信号DCSに応答して活性化され、読出/
書込制御回路RWC1、行アドレスバッファRAB、列
アドレスバッファCABは、内部チップセレクト信号i
nt./CSに応答して活性化される。
【0061】図13は、図12に示されたチップセレク
ト制御回路CSC1の構成を示すブロック図である。図
13を参照して、チップセレクト制御回路CSC1は、
インバータIV51−IV57と、遅延回路BDL11
と、NAND回路ND51とを含む。インバータIV5
1は、チップセレクト信号/CSを反転する。インバー
タIV52は、インバータIV51の出力を反転する。
インバータIV53は、インバータIV52の出力を反
転する。遅延回路BDL11は、インバータIV53の
出力の前縁および後縁を所定時間遅延させて出力する。
NAND回路ND51は、遅延回路BDL11の出力と
インバータIV53の出力とのNANDを出力する。イ
ンバータIV54は、NAND回路ND51の出力を反
転して遅延チップセレクト信号DCSとして出力する。
上記遅延回路BDL11での遅延時間は、ワード線活性
化信号WLEがLレベルとなる期間にこの遅延チップセ
レクト信号DCSが変化するように調節される。インバ
ータIV55は、インバータIV53の出力を反転して
内部チップセレクト信号int./CSとして出力す
る。インバータIV56は、インバータIV55の出力
を反転する。インバータIV57は、インバータIV5
6の出力を反転して内部チップセレクト信号iCSとし
て出力する。内部チップセレクト信号iCSは、ATD
バッファATD2へ供給される。
【0062】図14は、図12に示された読出/書込制
御回路RWC1の構成を示すブロック図である。図14
を参照して、読出/書込制御回路RWC1は、NAND
回路ND61,ND62と、インバータIV61−IV
63と、遅延回路BDL21とを含む。NAND回路N
D61は、外部読出/書込イネーブル信号Ext.RW
Eと内部チップセレクト信号int./CSとのNAN
Dを出力する。インバータIV61は、NAND回路N
D61からの出力を反転する。インバータIV62は、
インバータIV61の出力を反転する。遅延回路BDL
21は、インバータIV62の出力の前縁および後縁を
所定時間遅延させて出力する。NAND回路ND62
は、遅延回路BDL21の出力とインバータIV62の
出力とのNANDを出力する。インバータIV63は、
NAND回路ND62の出力を反転して遅延読出/書込
イネーブル信号DRWEとして出力する。上記遅延回路
BDL21での遅延時間は、ワード線活性化信号WLE
がLレベルとなる期間にこの遅延読出/書込イネーブル
信号DRWEが変化するように調節される。
【0063】次に、以上のように構成されたSRAMの
動作について、図15を参照しつつ説明する。
【0064】内部チップセレクト信号int./CSの
立ち下がりに応答して行アドレスバッファRABが活性
化され、実施の形態1に示されるのと同様にして、所定
期間Lレベルとなるワード線活性化信号WLEがタイミ
ングジェネレータTGから行デコーダRDへ供給され
る。
【0065】時刻t0からt2の間の時刻t1におい
て、遅延チップセレクト信号DCSがLレベルからHレ
ベルとなる。この実施の形態2では、図9および図10
に示されるチップセレクト信号iCSに代えてこの遅延
チップセレクト信号DCSが行デコーダRDおよび列デ
コーダCDへ供給される。
【0066】また、時刻t0からt2の間において、遅
延読出/書込イネーブル信号DRWEがLレベルからH
レベルとなる。これにより、データ出力バッファOB、
データ入力バッファIBが活性化される。
【0067】時刻t2において、ワード線活性化信号W
LEがLレベルからHレベルとなる。これに応答して、
実施の形態1に示されるのと同様にしてワード線が選択
される。なお、この場合においても選択されたワード線
WL1以外のワード線が活性化されることはない。
【0068】このように、実施の形態2では、チップセ
レクト制御回路CSC1および読出/書込制御回路RW
C1内に遅延回路BDL11,BDL21を設けたた
め、ワード線活性化信号WLEがLレベルとなる期間に
遅延チップセレクト信号DCS、遅延読出/書込イネー
ブル信号DRWEが変化する。したがって、本来選択さ
れるべきでないワード線が活性化されて誤書込みが生じ
るということは起こらない。また、非選択アドレスに対
応するワード線は活性化されないことなどにより無駄な
充放電電流を少なくすることができる。
【0069】なお、図13に示したNAND回路ND5
1,インバータIV54および図14に示したNAND
回路ND62,インバータIV63に代えて、図16に
示されるインバータIV71,IV72を用いてもよ
い。この場合、インバータIV72からの出力信号が遅
延チップセレクト信号DCS1または遅延読出/書込イ
ネーブル信号DRWE1となる。
【0070】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0071】
【発明の効果】この発明に従った半導体記憶装置は、第
1の遅延手段と、駆動信号不活性手段と、遅延回路とを
設けたため、電源電圧にかかわらず駆動信号が所定期間
必ず不活性となり、この駆動信号が不活性の期間に内部
アドレス信号が切り換わる。したがって、内部アドレス
信号にスキューが生じた場合でもスキューアドレスに対
応する行または列が行デコーダにより選択されることが
ない。これにより、スキューアドレスに対応するメモリ
セルから一瞬逆データを読出したりすることがなくな
り、高い電源電圧から低い電源電圧の範囲でメモリセル
へのアクセスの遅延や誤書込みを防ぐことができる。
【0072】また、第1の遅延手段は、複数段の遅延回
路を含み、駆動信号不活性手段は、論理回路を含むた
め、論理回路によってアドレス変化検出手段からのパル
ス信号の前縁から複数の遅延回路の途中段からの出力の
後縁までの期間不活性となる駆動信号が生成される。こ
れにより、スキューアドレスに対応するメモリセルから
一瞬逆データを読出したりすることがなくなり、メモリ
セルへのアクセスの遅延や誤書込みを防ぐことができ
る。
【0073】また、第2の遅延手段を設けたため、駆動
信号が不活性の期間に遅延チップセレクト信号が切り換
わる。これにより、固定された内部アドレス信号に対応
する行または列が行デコーダにより選択されることがな
いため、メモリセルへのアクセスの遅延や誤書込みを防
ぐことができる。
【0074】また、第3の遅延手段と、出力バッファと
を設けたため、駆動信号が不活性の期間に遅延読出/書
込イネーブル信号が切り換わる。これにより、内部アド
レス信号が確定した後に出力バッファからデータ信号が
出力される。この結果、メモリセルへのアクセスの遅延
などを防ぐことができる。
【0075】また、第3の遅延手段と、入力バッファと
設けたため、駆動信号が不活性の期間に遅延読出/書込
イネーブル信号が切り換わる。これにより、内部アドレ
ス信号が確定した後に入力バッファからデータ信号がメ
モリセルへ書込まれる。この結果、メモリセルへのアク
セスの遅延や誤書込みを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるSRAMの全
体構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示されたメモリセルアレイおよびマル
チプレクサの構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示されたメモリセルの構成を示す回路
図である。
【図4】 図2に示されたメモリセルの構成を示す回路
図である。
【図5】 図2に示されたメモリセルからのデータの読
み出し動作、メモリセルへのデータの書込み動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図6】 図1に示されたタイミングジェネレータの構
成を示すブロック図である。
【図7】 図1に示された行アドレスバッファの構成を
示すブロック図である。
【図8】 図1に示されたATDバッファの動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図9】 図1に示された行デコーダの構成を示すブロ
ック図である。
【図10】 図1に示された列デコーダの構成を示すブ
ロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態1によるSRAMの
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態2によるSRAMの
全体構成を示すブロック図である。
【図13】 図12に示されるチップセレクト制御回路
の構成を示すブロック図である。
【図14】 図12に示される読出/書込制御回路の構
成を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態2によるSRAMの
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図16】 図13に示されるチップセレクト制御回路
および図14に示される読出/書込制御回路の変形例を
示すブロック図である。
【図17】 従来のSRAMにおけるタイミングジェネ
レータの構成を示すブロック図である。
【図18】 従来のSRAMにおけるアドレスバッファ
の構成を示すブロック図である。
【図19】 従来のSRAMにおける行デコーダの構成
を示すブロック図である。
【図20】 遅延回路における電源電圧と出力信号のパ
ルス幅との関係を示す図である。
【図21】 電源電圧が高い場合における従来のSRA
Mの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図22】 電源電圧が低い場合における従来のSRA
Mの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
MC1−MC4 メモリセル、MCA メモリセルアレ
イ、RD 行デコーダ、CD 列デコーダ、RAB 行
アドレスバッファ、CAB 列アドレスバッファ、AT
D1−ATD5 ATDバッファ、OB 出力バッフ
ァ、IB 入力バッファ、RDL,BDL,BDL1
1,BDL21 遅延回路、ND1 NAND回路、E
AD 外部アドレス信号、RAD 行アドレス信号、C
AD 列アドレス信号、WLE ワード線活性化信号、
DCS 遅延チップセレクト信号、/CS チップセレ
クト信号、DRWE 遅延読出/書込イネーブル信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦田 基 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B015 HH01 HH03 JJ15 JJ16 JJ44 KB22 KB32 KB33 KB44 KB50 KB85 KB86 KB92 QQ18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行および列に配置された複数のメモリセ
    ルを有するメモリセルアレイと、 外部アドレス信号に応答して内部アドレス信号を生成す
    るアドレスバッファと、 前記外部アドレス信号の変化に応答してパルス信号を発
    生するアドレス変化検出手段と、 前記アドレス変化検出手段からのパルス信号の後縁を遅
    延させて駆動信号を生成する第1の遅延手段と、 前記駆動信号を所定期間不活性にする駆動信号不活性手
    段と、 前記駆動信号が活性のとき前記内部アドレス信号に応答
    して前記メモリセルアレイの行または列を選択するデコ
    ーダとを備え、 前記アドレスバッファは、前記駆動信号が不活性の期間
    に前記内部アドレス信号が切り換わるように前記外部ア
    ドレス信号を所定時間遅延させて前記内部アドレス信号
    として出力する遅延回路を含む、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記デコーダは、前記駆動信号が活性の
    とき前記内部アドレス信号に応答して前記メモリセルア
    レイの行を選択する行デコーダである、請求項1に記載
    の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記デコーダは、前記駆動信号が活性の
    とき前記内部アドレス信号に応答して前記メモリセルア
    レイの列を選択する列デコーダである、請求項1に記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の遅延手段は、前記アドレス変
    化検出手段からのパルス信号の後縁を遅延させる複数段
    の遅延回路を含み、 前記駆動信号不活性手段は、前記複数段の遅延回路の途
    中段からの出力と最終段からの出力とを受ける論理回路
    を含む、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体記憶装置はさらに、前記駆動
    信号が不活性の期間に出力信号である遅延チップセレク
    ト信号が切り換わるようにチップセレクト信号を所定時
    間遅延させて出力する第2の遅延手段を含み、 前記アドレスバッファは、前記チップセレクト信号が活
    性のとき前記外部アドレス信号に応答して前記内部アド
    レス信号を生成し、前記チップセレクト信号が不活性の
    とき前記内部アドレス信号を固定し、 前記デコーダは、前記遅延チップセレクト信号および前
    記駆動信号が活性のとき前記内部アドレス信号に応答し
    て前記メモリセルアレイの行または列を選択する、請求
    項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記デコーダは、前記遅延チップセレク
    ト信号および前記駆動信号が活性のとき前記内部アドレ
    ス信号に応答して前記メモリセルアレイの行を選択する
    行デコーダである、請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記デコーダは、前記遅延チップセレク
    ト信号および前記駆動信号が活性のとき前記内部アドレ
    ス信号に応答して前記メモリセルアレイの列を選択する
    列デコーダである、請求項5に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体記憶装置はさらに、 前記チップセレクト信号が活性のとき、前記駆動信号が
    不活性の期間に出力信号である遅延読出/書込イネーブ
    ル信号が切り換わるように読出/書込イネーブル信号を
    所定時間遅延させて出力する第3の遅延手段と、 前記遅延読出/書込イネーブル信号が活性のときメモリ
    セルからのデータ信号をバッファリングして出力する出
    力バッファとを含む、請求項5に記載の半導体記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 前記半導体記憶装置はさらに、 前記チップセレクト信号が活性のとき、前記駆動信号が
    不活性の期間に出力信号である遅延読出/書込イネーブ
    ル信号が切り換わるように読出/書込イネーブル信号を
    所定時間遅延させて出力する第3の遅延手段と、 前記遅延読出/書込イネーブル信号が活性のとき外部か
    らのデータ信号をバッファリングする入力バッファとを
    含む、請求項5に記載の半導体記憶装置。
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