JP2000075641A - 現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置

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JP2000075641A
JP2000075641A JP10262438A JP26243898A JP2000075641A JP 2000075641 A JP2000075641 A JP 2000075641A JP 10262438 A JP10262438 A JP 10262438A JP 26243898 A JP26243898 A JP 26243898A JP 2000075641 A JP2000075641 A JP 2000075641A
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Koji Hashimoto
浩二 橋本
Nobuharu Hoshi
信晴 星
Kenji Matsuda
健司 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体上の非磁性一成分現像剤層に電
荷を付与するための現像剤電荷付与部材の電圧発生回路
を、画像形成装置本体との高圧接点を増やすことなく、
また現像装置自体、あるいは現像カートリッジ自体を大
型化することなく設けるようにした現像装置、現像カー
トリッジ及び画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 現像剤電荷付与部材30に与える電圧を
発生させる電圧発生部36aと該電圧発生部36aを電
気的に接地するためのアース部35とを備える電圧発生
回路36を現像装置あるいは現像カートリッジ9Yの長
手方向の片側内部に設ける構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置に用いられる現像装置、電子写真画像形成装置本体
に着脱可能な現像カートリッジ、及び、該現像カートリ
ッジを着脱可能な電子写真画像形成装置に関する。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成す
るものであり、例えば、電子写真複写機、電子写真プリ
ンター(LEDプリンター、レーザービームプリンター
など)、電子写真ファクシミリ装置、および、電子写真
ワードプロセッサーなどが含まれる。
【0003】
【従来の技術】電子写真方式(電子写真画像形成プロセ
ス方式)の画像形成装置においては、像担持体上に形成
した静電潜像を、現像装置によりトナー像として可視化
することを行っている。
【0004】このような現像装置の一つとして、乾式一
成分現像装置が種々提案されたまま実用化されている。
しかし、いずれの現像装置でも現像剤担持体上に一成分
現像剤であるトナーの薄層を形成するのは困難である。
【0005】しかるに、画像の解像力、鮮明度等の向上
が求められている現在、トナーの薄層形成方法及びその
装置に関する開発は必須となっており、またこれに対し
ていくつかの方策が提案されている。
【0006】例えば、特開昭54−43038号公報に
て開示されているように、現像剤担持体である現像スリ
ーブに金属、ゴム等の材料からなる規制部材としての弾
性ブレード等を当接させ、この弾性ブレードと現像スリ
ーブとの当接部の間にトナーを通過させて規制すること
により、現像スリーブ上にトナーの薄層を形成し、かつ
当接部での摩擦でトナーに十分なトリボ(摩擦帯電量)
を付与させるものである。
【0007】この場合、上記弾性ブレードにより非磁性
トナーを規制するときには、現像スリーブ上にトナーを
供給するトナー供給部材が別途必要になる。これは、磁
性トナーの場合には現像スリーブ内の磁石の力により現
像スリーブ上にトナーを供給できるが、非磁性トナーの
場合にはトナーの供給が行えないためである。
【0008】ここで、図6を用いて、従来のカラーレー
ザープリンターの構成について説明する。図6におい
て、画像形成装置本体1の内部には、回転現像装置9
b、中間転写体25及び電子写真感光体ドラムからなる
像担持体ユニット10等が設けられている。
【0009】そして、画像形成装置本体1の下部に配置
されたカセット4から給送された転写材5は転写ユニッ
ト体25に巻き付いて搬送され、像担持体2の表面に形
成されたトナー画像が転写材5に転写されて定着装置6
により永久定着され、機外に排出される。
【0010】回転現像装置9bは、マゼンタ、シアン、
イエロー、ブラックの4色のトナーを備えた4色の現像
器9Y,9M,9C,9Bを有している。これら4色の
現像器9Y,9M,9C,9Bは、軸9aに対して回転
可能に配置される。また軸9aには、公転ギアが設けら
れ、該公転ギアの外周に配置された自転ギアに連動して
各現像器9Y,9M,9C,9Bが各々自転すること
で、各々の現像器9Y,9M,9C,9Bの姿勢が一定
に維持されている。
【0011】画像形成に際しては、現像器9Y,9M,
9C,9Bのうち、潜像に対応した色の現像器が像担持
体2に対向した位置に静止し、更にそこで現像スリーブ
9Sが像担持体2の表面と微小間隔を介して対向するよ
うに位置決めされる。そして、現像時には現像スリーブ
9Sがバイアスの印加と回転駆動とを受けることで像担
持体2上の潜像を現像してトナー画像を形成する。
【0012】図7は従来の現像装置9の詳細図である。
この従来の現像装置9では、一成分現像剤として非磁性
トナー26を収容した現像容器27内に弾性ブレード9
Bよりも現像スリーブ9Sの回転方向上流側の位置で、
現像スリーブ9Sに当接するポリウレタンフォーム、ス
ポンジ等からなる発泡体、あるいはファーブラシを用い
た弾性ローラー9Dを設け、矢印F方向に回転させるこ
とにより現像スリーブ9S上にトナー26を供給してい
る。
【0013】この現像スリーブ9S上に供給されたトナ
ー26は現像スリーブ9Sの回転に伴い弾性ブレード9
Bと現像スリーブ9Sの当接部Nに送られて薄層化さ
れ、像担持体上である感光体2上の静電潜像の現像に供
される。そして、現像スリーブ9S上の現像に消費され
ずに残存したトナー26は弾性ローラー9Dにより新た
なトナー26が現像スリーブ9Sに供給され上述作用を
繰り返す。またこの際、現像スリーブ9Sとして金属材
料のものを用いた場合には、弾性ブレード9Bとして金
属薄板製のものは現像スリーブ9Sの摩耗の点で好まし
くなく、良好なトナー薄層を得るためにはウレタン、シ
リコン等のゴム材料を用いる必要がある。
【0014】このような構成をとることによって、非磁
性トナーの現像スリーブ9S上の薄層形成を良好に行え
るようになった。しかし、非磁性トナーを用いているが
故に、磁性トナーを用い磁界の作用により現像スリーブ
表面にトナーを保持できやすい磁性現像装置と比べ、磁
気的な吸着力を用いることができないために、トナー2
6の現像装置9外への漏れ出しを防止するのが困難にな
る。つまり弾性ブレード9Bの現像スリーブ9Sへの圧
接部(当接ニップ部N)を抜け出し十分摩擦帯電された
トナー以外は、現像スリーブ9Sが保持しうる力がない
ため、現像スリーブ9Sの下部や端部近傍からのトナー
の外部への漏れ出し、いわゆるトナー漏れが生じやす
く、画像形成装置内をトナーで汚す不都合を招きやすか
った。
【0015】このため、この現像容器27の下部のトナ
ー回収部分には現像スリーブ9Sに対し軽圧当接した可
撓性のシール部材28を設け、未現像トナーの通過を許
容すると共に現像容器27内のトナー26が現像容器2
7の下部から漏出するのを防止しており、さらに現像ス
リーブ9S端部近傍に別途端部シール部材29を設けて
いる。
【0016】図8は図7の現像装置9を感光体2方向か
ら見た図であり、説明の都合上、現像スリーブ9Sを不
図示とし、弾性ブレード9Bの現像スリーブ9Sに対す
る当接部である当接ニップ部Nを斜線で示してある。図
8に示したように現像スリーブ9Sの長手方向両端部と
現像容器27の開口部27wとの間隙に羊毛フェルト、
テフロンパイル等繊維材料やポリウレタンフォーム、ス
ポンジゴム等の発泡体との材料からなる端部シール部材
29を設け、現像容器27と現像スリーブ9Sの長手両
端部からのトナー漏れ出しを防止し、さらに図8に示し
たように弾性ブレード9Bの長手方向両端部を現像スリ
ーブ9Sと端部シール部材29間に挟持させることによ
って(すなわち端部シール部材29によって弾性ブレー
ド9Bの現像スリーブ9Sの当接部Nの裏面側からの方
向に押さえつけることによって)現像ブレード9Bの両
端部からのトナー漏れを防止している。
【0017】しかし、この従来の構成では、シール性を
確保するためには所定値以上の圧力で端部シール部材2
9を現像スリーブ9Sに圧接する必要があり、現像スリ
ーブ9Sと端部シール部材29間に挟持された弾性ブレ
ード9Bの長手方向両端部の現像スリーブ9Sとのニッ
プ部Nから先端部にわたって現像スリーブ9S周面に沿
うがごとく現像ブレード9Bが変形してしまう。その結
果、弾性ブレード9B両端部の長手方向内側が浮き上が
り気味になり、この部分の現像スリーブ9S上に形成さ
れる現像剤層が他の部分に比べて過大なる。それ故、ト
ナー26の帯電が不十分になり、現像動作時に現像スリ
ーブ9Sに現像バイアスとして電圧を印可した際に現像
スリーブ9S両端部から感光体2へトナー26がカブリ
として転移したり、この部分でトナー26が飛散または
漏れる問題が生じた。
【0018】そこで、弾性ブレード9Bの長手方向両端
部に斜めカット部9B1を設ける提案がなされている。
この斜めカット部9B1は、図9に示したように弾性ブ
レード9Bの現像スリーブとの当接ニップ部(斜線にて
図示した領域)Nの現像スリーブ回転方向最下流点N1
から弾性ブレード9Bの先端9B2までの距離l(エ
ル)を、弾性ブレード9Bの長手方向両端近傍部で外側
端部に向かって連続的に短くし、かつ少なくとも弾性ブ
レード9Bの外側端部における先端部9B2は当接ニッ
プ部N内にあるように形成している。このため、弾性ブ
レード9Bの両端部の長手方向内側が浮き上がり気味に
なり、この部分の現像スリーブ9S上に形成される現像
剤層が他の部分に比べて過大になっても、その部分での
当接ニップ域が小さく、しかもエッジ当接気味になるた
め、現像スリーブ9Sおよび弾性ブレード9B両端部に
おけるトナー漏れを防止しつつ、現像スリーブ9S上に
非磁性トナーの薄層を良好に形成することができ、像担
持体としての感光体2上の静電潜像を良好に現像するこ
とが可能となった。
【0019】しかし、上記構成の現像装置を用いて現像
動作を多数繰り返すと、弾性ブレード9Bの両端部は当
接ニップ域が小さいため中央部の当接ニップ圧に比べ面
積当たりの圧が大きくなり、トナー26が弾性ブレード
9Bの端部近傍の当接ニップ部Nに挟まりやすくなる。
当接ニップ部Nの両端はトナー26が挟まったことによ
り、弾性ブレード9Bが持ち上げられ、トナー層がスジ
状に徐々に厚く形成され、現像スリーブ9Sへの電気的
付着力(鏡映力)が低下し、感光体2へトナー26がカ
ブリとして転移したり、トナー26が現像スリーブ9S
表面から外部にこぼれ落ち、画像形成装置内を著しく汚
してしまういわゆるトナー漏れが発生してしまう問題を
招いた。
【0020】また、弾性ブレード9Bの両端部の斜めカ
ット部9B1には、現像スリーブ9Sの回転に伴い送ら
れてきたトナー26が堆積しており、このトナー26は
現像動作を多数回繰り返していくと先端側の面(斜めカ
ット部9B1の面)を端部方向に伝わっていく。そし
て、この先端側の面を伝わったトナー26は端部シール
部材29の現像スリーブ9Sと弾性ブレード9B両端部
とのわずかな隙間から入り込む。この結果、端部シール
部材29の現像スリーブ9Sに当接する表面が徐々にト
ナー26により覆われ、端部シール部材29と現像スリ
ーブ9Sの摺擦で現像スリーブ9Sが削れる。
【0021】現像スリーブ9Sの削れはトナー26の電
荷付与を低下させる。このため、現像スリーブ9Sへの
電気的付着力(鏡映力)が低下し、感光体2へトナー2
6がカブリとして転移したり、トナー26が現像スリー
ブ9S表面から外部にこぼれ落ち、画像形成装置内を著
しく汚してしまう。トナー26は像担持体(感光体)か
ら転写材に不図示の転写手段によって転写する際の転写
性に優れ、転写されずに像担持体上に残存した転写残ト
ナーをブレード、ファーブラシ等のクリーニング手段に
よってクリーニングする際に潤滑性が高いことから像担
持体の摩耗の少ないなどの利点を有するが、トナーとし
て球形でありかつ表面が平滑であるもの(形状係数SF
−1が100〜180であり、形状係数SF−2が10
0〜140であるトナー)を用いると特に流動性が高い
ことから、現像スリーブ9Sへのトナー26の入り込み
が顕著に見られる。
【0022】上記問題を解決する手段として、図7に示
すように、前記弾性ブレード9Bの前記現像スリーブ9
Sとの当接部に対し前記現像スリーブ9Sの回転方向下
流側かつ現像部上流側の前記現像スリーブ9S上に当接
する現像剤電荷付与ローラー(現像剤電荷付与部材)3
0を設け、この現像剤電荷付与ローラー30により現像
剤に電荷を強制的に与える提案がなされている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像装
置に現像剤電荷付与ローラーを設ける場合、現像スリー
ブに印加する現像用のバイアスとは別に、現像剤電荷付
与ローラーのバイアスを必要とする。従って、画像形成
装置本体からその電圧を受ける接点を現像装置に設ける
場合、高圧の接点を2カ所設けなければならず、接点の
数が増えることで接点の信頼性を低下させる原因となっ
ていた。また、高圧接点を2カ所設ける場合、適正な間
隔を開けないと、お互いの接点間でリークをする可能性
が有るため、離れた位置に接点を設ける必要があって、
現像装置自体を小型化する上で障害となっていた。
【0024】また上記問題を解決するために、現像剤電
荷付与ローラーの電圧発生回路を現像装置内に組み込ん
だ場合でも、現像容器側には他の機構が格納されている
ため、該回路を組み込むことが出来ない。そこで、現像
容器の外側に回路を設けることが考えられるが、ユーザ
ーが回路に触れることが出来ないように、回路を覆う様
な出っ張り部を設けねばならないため、現像装置の外観
上の美観を損ねる等の問題があった。
【0025】また上記のように現像剤電荷付与ローラー
の電圧発生回路を現像装置内に組み込んだ場合、一般の
プリント基板等を用いるとその接続に配線をしなければ
ならず、組立性に劣るという問題があった。
【0026】また上記のように現像剤電荷付与ローラー
の電圧発生回路を現像装置内に組み込んだ場合、現像動
作終了時に回路内のコンデンサーに充電された状態で、
ロータリー回転装置が回転し、現像バイアス接点がOF
Fされ、再度現像動作に入る際に現像バイアス接点がO
Nされると、コンデンサー内に充電されていた電荷が、
画像形成装置本体の回路側に逆流しノイズを発生すると
いう問題があった。
【0027】従って、本発明の目的は、現像剤担持体上
の非磁性一成分現像剤層に電荷を付与するための現像剤
電荷付与部材の電圧発生回路を、画像形成装置本体との
高圧接点を増やすことなく、また現像装置自体、あるい
は現像カートリッジ自体を大型化することなく設けるよ
うにした現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置
を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、 (1):非磁性一成分現像剤を担持して回動することに
よって像担持体に形成された潜像を前記非磁性一成分現
像剤により現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体
上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよう前記現
像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介して当接
する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部材の前記
現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転
方向下流側で前記現像剤担持体の長手方向両端部に当接
する現像剤電荷付与部材と、を有する現像装置であっ
て、前記現像剤電荷付与部材に与える電圧を発生させる
電圧発生部と、前記電圧発生部を電気的に接地するため
のアース部と、を備える電圧発生回路を有し、前記電圧
発生回路の電圧発生部とアース部は前記現像装置の長手
方向の片側内部に設けられることを特徴とする現像装置
である。 (1−2):非磁性一成分現像剤を収容する現像容器
と、前記非磁性一成分現像剤を担持して回動することに
よって像担持体に形成された潜像を前記非磁性一成分現
像剤により現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体
上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよう前記現
像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介して当接
する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部材の前記
現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転
方向上流側で前記現像剤担持体に当接して前記非磁性一
成分現像剤を供給塗布するための現像剤塗布体と、前記
現像剤層形成部材の前記現像剤担持体との当接部に対し
前記現像剤担持体の回転方向下流側で前記現像剤担持体
の長手方向両端部に当接する現像剤電荷付与部材と、を
有する現像装置であって、前記現像剤電荷付与部材に与
える電圧を発生させる電圧発生部と、前記電圧発生部を
電気的に接地するためのアース部と、を備える電圧発生
回路を有し、前記電圧発生回路の電圧発生部とアース部
は前記現像装置の長手方向の片側内部に設けられること
を特徴とする現像装置である。 (2):非磁性一成分現像剤を担持して回動することに
よって像担持体に形成された潜像を前記非磁性一成分現
像剤により現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体
上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよう前記現
像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介して当接
する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部材の前記
現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転
方向下流側で前記現像剤担持体の長手方向両端部に当接
する現像剤電荷付与部材と、を有して、画像形成装置本
体に着脱可能な現像カートリッジであって、前記現像剤
電荷付与部材に与える電圧を発生させる電圧発生部と、
前記電圧発生部を電気的に接地するためのアース部と、
を備える電圧発生回路を有し、前記電圧発生回路の電圧
発生部とアース部は前記現像装置の長手方向の片側内部
に設けられることを特徴とする現像カートリッジであ
る。 (2−2):非磁性一成分現像剤を収容する現像容器
と、前記非磁性一成分現像剤を担持して回動することに
よって像担持体に形成された潜像を前記非磁性一成分現
像剤により現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体
上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよう前記現
像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介して当接
する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部材の前記
現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転
方向上流側で前記現像剤担持体に当接して前記非磁性一
成分現像剤を供給塗布するための現像剤塗布体と、前記
現像剤層形成部材の前記現像剤担持体との当接部に対し
前記現像剤担持体の回転方向下流側で前記現像剤担持体
の長手方向両端部に当接する現像剤電荷付与部材と、を
有して、画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッ
ジであって、前記現像剤電荷付与部材に与える電圧を発
生させる電圧発生部と、前記電圧発生部を電気的に接地
するためのアース部と、を備える電圧発生回路を有し、
前記電圧発生回路の電圧発生部とアース部は前記現像装
置の長手方向の片側内部に設けられることを特徴とする
現像カートリッジである。 (3):画像形成装置本体に現像カートリッジを着脱可
能で、記録媒体に画像を形成するための画像形成装置に
おいて、a)像担持体と、b)非磁性一成分現像剤を担
持して回動することによって前記像担持体に形成された
潜像を前記非磁性一成分現像剤により現像する現像剤担
持体と、前記現像剤担持体上に前記非磁性一成分現像剤
を薄層塗布するよう前記現像剤担持体に対し前記非磁性
一成分現像剤を介して当接する現像剤層形成部材と、前
記現像剤層形成部材の前記現像剤担持体との当接部に対
し前記現像剤担持体の回転方向下流側で前記現像剤担持
体の長手方向両端部に当接する現像剤電荷付与部材と、
前記現像剤電荷付与部材に与える電圧を発生させる電圧
発生部および前記電圧発生部を電気的に接地するための
アース部を備える電圧発生回路と、を有し、前記電圧発
生回路の電圧発生部とアース部は前記現像装置の長手方
向の片側内部に設けられる現像カートリッジを、前記画
像形成装置本体に対し取り外し可能に装着するための装
着手段と、c)前記記録媒体を搬送するための搬送手段
と、を有することを特徴とする画像形成装置。 (3−2):画像形成装置本体に現像カートリッジを着
脱可能で、記録媒体に画像を形成するための画像形成装
置において、 a)像担持体と、b)非磁性一成分現像剤を収容する現
像容器と、前記非磁性一成分現像剤を担持して回動する
ことによって前記像担持体に形成された潜像を前記非磁
性一成分現像剤により現像する現像剤担持体と、前記現
像剤担持体上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布する
よう前記現像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を
介して当接する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成
部材の前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担
持体の回転方向上流側で前記現像剤担持体に当接して前
記非磁性一成分現像剤を供給塗布するための現像剤塗布
体と、前記現像剤層形成部材の前記現像剤担持体との当
接部に対し前記現像剤担持体の回転方向下流側で前記現
像剤担持体の長手方向両端部に当接する現像剤電荷付与
部材と、前記現像剤電荷付与部材に与える電圧を発生さ
せる電圧発生部および前記電圧発生部を電気的に接地す
るためのアース部を備える電圧発生回路と、を有し、前
記電圧発生回路の電圧発生部とアース部は前記現像装置
の長手方向の片側内部に設けられる現像カートリッジ
を、前記画像形成装置本体に対し取り外し可能に装着す
るための装着手段と、c)前記記録媒体を搬送するため
の搬送手段と、を有することを特徴とする画像形成装置
である。
【0029】(作用)本発明の現像装置、現像カートリ
ッジ及び画像形成装置にあっては、電圧発生回路の電圧
発生部とアース部を現像装置、あるいは現像カートリッ
ジの長手方向の片側内部に設けたので、電圧発生回路を
現像高圧を電源として使用することが可能になる。
【0030】これにより、現像剤担持体上の非磁性一成
分現像剤層に電荷を付与するための現像剤電荷付与部材
の電圧発生回路を、画像形成装置本体との高圧接点を増
やすことなく、現像装置自体、あるいは現像カートリッ
ジ自体を大型化することなく設けることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置、現
像カートリッジ及び画像形成装置を図面に則して更に詳
しく説明する。
【0032】本実施形態では、本発明に係る現像装置、
現像カートリッジ及びこれを使用する画像形成装置の一
例として、カラーレーザービームプリンター(カラー電
子写真画像形成装置)に適用した場合を具体的に説明す
る。
【0033】図1は本実施形態に係る現像装置あるいは
現像カートリッジを使用するカラー電子写真画像形成装
置の構成を示す断面説明図である。
【0034】〔カラー電子写真画像形成装置の全体の説
明〕先ず、図1を用いて本実施形態のカラー電子写真画
像形成装置(以下、「画像形成装置」という)の全体構
成について説明する。
【0035】図1において、画像形成装置は、中間転写
体3に、一定速度で回転する電子写真感光体で構成され
る画像形成手段となる像担持体(感光体ドラム)2の表
面に形成された現像剤像であるトナー画像を所定の回数
転写した後に、給送部であるカセット4から給送された
転写材5に中間転写体3上のトナー画像を一括転写し、
定着装置6に搬送し、排出ローラー7によって画像形成
装置本体(以下、「装置本体」という)1上部の排出部
8に排出される。ここで、転写材5としては、例えば、
用紙、OHPシートなどがある。
【0036】また、像担持体2に近接して、画像形成装
置本体1に対して固定されたブラック現像器9Bと、回
転可能な3色(イエロー、マゼンタ、シアン)のカラー
現像器9Y,9M,9Cとからなる画像形成部9が設け
られており、像担持体2に形成された潜像は、該画像形
成部9で現像され、中間転写体3上に多重転写されてカ
ラー画像が形成される。
【0037】本実施形態による現像装置、あるいは現像
カートリッジとしての現像剤カートリッジの一例である
回転可能なカラー現像器9Y,9M,9Cと固定のブラ
ック現像器9Bは、装置本体1に対して別個に着脱可能
に構成されている。
【0038】次に上記カラー電子写真画像形成装置の各
部の構成について説明する。
【0039】〔ドラムユニット〕ドラムユニット10
は、像担持体2と、該像担持体2のホルダーを兼ねると
共に、該像担持体2の表面の残留物(残留トナー)を収
容するためのクリーニング容器11と一体的に構成され
ている。このドラムユニット10は、装置本体1に設け
た不図示の装着口からユニット収納部に水平方向に挿入
され、該ユニット収納部内に設けられた装着手段として
の装着ガイド(図示せず)に対して着脱可能に支持され
ている。このようにドラムユニット10は、装置本体1
に対して着脱可能に支持され、像担持体2の寿命に合わ
せて容易にユニット交換が出来るように構成されてい
る。
【0040】本実施形態における像担持体2は、アルミ
ニウムで構成される直径約62mmのシリンダーの外側
に有機光電電体層を塗布して構成し、像担持体2のホル
ダーを兼ねるクリーニング容器11に対して回転可能に
支持されている。像担持体2の外周近傍には、該像担持
体2の表面の残留物を除去するためのクリーニング手段
となるクリーナーブレード12、像担持体2の表面を帯
電するための一次帯電手段13が配置されている。
【0041】また、像担持体2は図1の紙面奥側の一端
に図示しない駆動モーターの駆動力が伝達されることに
よって、画像形成動作に対応して図1の矢印a方向に回
転する。
【0042】〔一次帯電手段〕一次帯電手段13は接触
帯電方法を用いたものであり、導電性ローラーである一
次帯電手段13を像担持体2に当接させて該一次帯電手
段13に電圧を印加する事によって像担持体2の表面を
一様に帯電させるものである。
【0043】〔露光手段〕像担持体2への露光は、装置
本体1の上部に配置されたスキャナー部14から行われ
る。即ち、画像信号がレーザーダイオードに与えられる
と、このレーザーダイオードは画像信号に対応する画像
光をポリゴンミラー15へ照射する。
【0044】このポリゴンミラー15はスキャナーモー
ター15aによって高速回転し、ポリゴンミラー15で
反射した画像光が結像レンズ16及び反射ミラー17を
介して一定速度で回転する像担持体2の表面を選択的に
露光し、その結果、像担持体2の表面上に静電潜像を形
成する。
【0045】〔画像形成部〕前記静電潜像を可視像化す
るための画像形成部9は、前述したように、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色現像を可能とする3
個のカラー現像器9Y,9M,9Cと1個のブラック現
像器9Bから構成される。
【0046】ブラック現像器9Bは固定現像器であり、
像担持体2に対向した位置に、該像担持体2に現像剤で
あるブラックトナーを供給するための現像回転体となる
スリーブ(現像ローラー)9BSが像担持体2に対して
微小間隔(300μm程度)をもって配置され、像担持
体2の静電潜像に対応してブラックトナーによる可視像
を形成する。
【0047】一方、3個のカラー現像器9Y,9M,9
Cは、各々7000頁(A4サイズ、5%印字)相当の
トナーを内包し、軸9aを中心として回転する現像ロー
タリー9bに各々着脱可能に支持されている。従って、
この現像ロータリー9bには、各カラー現像器9Y,9
M,9Cをそれぞれ取り外し可能に装着するための装着
手段としての装着ガイド(図示せず)が設けられてい
る。
【0048】画像形成に際しては、各カラー現像器9
Y,9M,9Cが現像ロータリー9bに支持された状態
で軸9aを中心に回転移動し、所定のカラー現像器9
Y,9M,9Cが像担持体2に対向した位置に止まり、
該像担持体2に非磁性一成分現像剤であるイエロー、マ
ゼンタ、シアン、のトナーを供給するための現像回転体
となる現像剤担持体としてのスリーブ(現像ローラー)
9YS,9MS,9CSが像担持体2に対して微小間隔
(300μm程度)をもって対向するように位置決めさ
れた後、像担持体2の静電潜像に対応してカラートナー
による可視像を形成する。
【0049】カラー画像形成時には、中間転写体3の一
回転毎に現像ロータリー9bが回転し、イエロー現像器
9Y、マゼンタ現像器9M、シアン現像器9C、次いで
ブラック現像器9Bの順で現像工程がなされる。
【0050】図1では、イエロー現像器9Yが像担持体
2に対向して位置決めされて静止している状態を示す。
イエロー現像器9Yは現像剤(イエロートナー)を収容
するための現像容器27(図5参照)内のトナーを送り
機構27rによって、該現像容器27の有する開口部2
7wの長手方向(スリーブ9YSの軸線方向)に沿って
延在するスリーブ9YSの表面に供給するトナー供給回
転体となる現像剤塗布体としての供給ローラー9YRへ
送り込み、図1の時計回り方向に回転する供給ローラー
9YR及びスリーブ9YSの外周に圧接された現像剤層
形成部材としての現像ブレード9YB(図5参照)によ
って、図1の時計回り方向に回転するスリーブ9YSの
表面にトナーを薄層塗布し、且つトナーに電荷を付与
(摩擦帯電)する。そして、潜像が形成された像担持体
2と対向したスリーブ9YSに現像バイアスを印加する
ことにより潜像に応じて像担持体2上にトナー現像を行
うものである。
【0051】マゼンタ現像器9M、シアン現像器9Cに
ついても前述と同様なメカニズムでトナー供給回転体と
なる供給ローラー(現像剤塗布体)9MR,9MR及び
現像回転体となるスリーブ(現像剤担持体)9MS,9
CS及び現像ブレード(現像剤層形成部材)9MB,9
CBが作用してトナー現像工程が行われる。
【0052】また、各回転現像器9Y,9M,9Cの各
スリーブ9YS,9MS,9CSは、各現像器9Y,9
M,9Cが現像位置に回転駆動された時、装置本体1に
設けられた各色現像用高電圧電源及び駆動手段と接続さ
れており、各色現像毎に順次選択的に電圧が印加され回
転駆動が行われる。
【0053】〔中間転写体〕前記中間転写体3は、カラ
ー画像形成動作時には、各現像器9Y,9M,9C,9
Bにより可視化された像担持体2上のトナー画像を4回
(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の各画
像)に亘り、多重転写を受けるため像担持体2の外周速
度と同期して図1の時計回り方向に回転し、また、多重
転写を受けた中間転写体3は、電圧を印加された転写ロ
ーラー18とによって転写材5を挟み込み搬送すること
によって該転写材5に中間転写体3上の各色トナー画像
を同時多重転写する。
【0054】本実施形態における中間転写体3は直径1
86mmのアルミニウム製のシリンダ3aの外周を中抵
抗スポンジや中抵抗ゴム等の弾性層3bで覆った構成と
なっている。この中間転写体3は回転可能に支持され、
一体的に固定される図示しないギアにより駆動を受けて
回転する。
【0055】〔クリーニング手段〕像担持体2のクリー
ニング手段は、現像器9Y,9M,9C,9Bによって
像担持体2に可視化されたトナー画像が中間転写体3に
転写された後、像担持体2上に残ったトナー(残留トナ
ー)をクリーニングするものであり、クリーニングされ
た廃トナーはクリーニング容器11に蓄えられる。クリ
ーニング容器11に蓄えられる廃トナーの量は、像担持
体2の寿命よりも早くクリーニング容器11を満たすこ
とはなく、従って、クリーニング容器11は、像担持体
2の寿命交換時に同時に一体で交換処理される。
【0056】〔給送部〕給送部は、画像形成部9へ転写
材5を給送するものであり、複数枚の転写材5を収容し
たカセット4とピックアップローラ19、給送ローラ2
0及び重送防止のリタードローラ21、給送ガイド2
2、搬送ローラー23、レジストローラ24等の搬送手
段60を有して構成されている。
【0057】画像形成時には、ピックアップローラ19
が画像形成動作に応じて回転駆動されてカセット4内の
転写材5を繰り出し、給送ローラ20とリタードローラ
21の共働作用によって一枚ずつ分離給送すると共に、
給送ガイド22によってガイドし、搬送ローラー23を
経由してレジストローラ24に至る。画像形成動作中に
レジストローラ24は転写材5を静止待機させる非回転
の動作と、該転写材5を中間転写体3に向けて搬送する
回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である
転写工程時の画像と転写材5との位置合わせを行う。
【0058】〔転写部〕転写部は、揺動可能な転写ロー
ラ18からなっており、転写ローラー18は金属軸の外
周に中抵抗発泡弾性体を巻いて構成され、図1の上下方
向に移動可能で且つ回転駆動される。
【0059】前記中間転写体3上に4色のトナー画像を
形成している間、即ち、中間転写体3が複数回回転する
間は、その画像を乱さないように、転写ローラ18は下
方に退避して中間転写体3から離間しており、中間転写
体3上に4色のトナー画像形成された後、転写材5にカ
ラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ1
8は図示しないカム部材によって転写材5を介して中間
転写体3に所定の圧力で押しつけられる。この時、同時
に転写ローラ18にはバイアスが印加され、中間転写体
3上に形成されたトナー画像は転写材5に転写される。
【0060】ここで、中間転写体3と転写ローラ18と
は各々が独立して駆動されているため、両者に挟まれた
状態の転写材5は、転写工程が行われると同時に図1の
左方向に所定の速度で搬送され、次工程である定着装置
6に向けて送られる。
【0061】〔定着装置〕定着装置6は、現像器9Y,
9M,9C,9Bにより形成されたトナー画像を中間転
写体3を介して転写材5上に形成したトナー画像を定着
させるものであり、転写材5に熱を加えるための定着ロ
ーラー6aと、転写材5を定着ローラー6aに圧接する
ための加圧ローラ6bからなり、各ローラ6a,6bは
中空ローラで、内部に各々ヒータ6a1、6b1を有し
ており、定着ローラー6aと加圧ローラ6bとにより転
写材5が挟持搬送されると共に、熱及び圧力を加えられ
ることにより、トナー画像が転写材5に定着される。
【0062】〔現像剤電荷付与ローラー(現像剤電荷付
与部材)の説明〕ここで、カラー現像器9Y,9M,9
Cに用いられる非磁性一成分現像剤であるトナーに電荷
を付与する現像剤電荷付与部材としての現像剤電荷付与
ローラー30(以下単に「電荷付与ローラー」という)
について説明する。
【0063】電荷付与ローラー30は図2及び図5に示
すように、スリーブ9YSの長手方向両端部に回転可能
に配置されている。詳しくは、スリーブ9YSの回転方
向にて現像ブレード9YBのスリーブ9YSとの当接部
(当接ニップ部)Nの下流側に、より詳しくは、スリー
ブ9YSの回転方向下流側において、スリーブ9YS上
のトナーにより像担持体2の静電潜像を現像する現像部
Qの上流側でスリーブ9YSに当接するように配置さ
れ、スリーブ9YSに従動回転しながら薄層形成された
トナーを電気的に帯電する。
【0064】帯電付与ローラー30は図2に示すよう
に、スリーブ9YSの非トナーコート部A2、トナーコ
ート部A1の双方に当接している。これは、非磁性一成
分現像剤としてのトナーの流動性が高いためトナーコー
ト部のみの当接では電荷付与ローラー30がスリップし
やすく、従動回転が得られない恐れがあるからである。
また駆動については電荷付与ローラー30、スリーブ9
YS間は従動または同周速が必須であり、電荷付与ロー
ラー30、スリーブ9YS間に周速差が生じるとトナー
コートが不均一になり、現像時に像担持体2へトナーが
ガブリとして転移したり、トナーの飛散や漏れの原因と
なる。
【0065】また、電荷付与ローラー30は供給ローラ
ー9YRの長手方向端部、および供給ローラー9YRと
現像容器27の開口部27wの長手方向の側壁との隙間
領域をスリーブ9YSとの当接領域として含んでいる。
このように電荷付与ローラー30の当接領域を設定した
理由は、供給ローラー9YRが無い領域および供給ロー
ラー9YRの端部においては、トナーに対し摩擦帯電量
が不十分となる領域であり、現像スリーブ9YSへの電
気的付着力(鏡映力)が弱いためである。
【0066】さらには、電荷付与ローラー30は現像ブ
レード9YBのスリーブ9YSとの当接部Nにおいて、
該当接部Nの長手方向両端部に形成されている図示しな
い斜めカット部をスリーブ9YSとの当接領域として含
む。
【0067】本実施形態では、スリーブ9YSの長手方
向両端部に上述したような当接領域を含む電荷付与ロー
ラー40を設ける構成とすることにより、トナーがブレ
ード9YBの長手方向両端部近傍の当接部Nに挟まるこ
とによってブレード9YBが持ち上げられ、ブレード9
YBのスリーブ9YSとの当接ニップ部Nの長手方向両
端部のトナー層がスジ状に徐々に厚く形成されてスリー
ブ9YSへの電気的付着力が低下しても、電荷付与ロー
ラー30によるトナーへの電気的な電荷付与によりスリ
ーブ9YSへの電気的付着力が回復し、像担持体2へト
ナーがカブリとして転移したり、トナーがスリーブ9Y
Sの表面から外部にこぼれ落ち、装置本体1内を著しく
汚してしまういわゆるトナー漏れを防いでいる。
【0068】また、供給ローラー9YRの端部と現像容
器27の開口部27wの長手方向の側壁との間の隙間領
域でトナーに対し摩擦帯電量が不十分となり、スリーブ
9YSへの電気的付着力が低下しても、帯電付与ローラ
ー30によるトナーへの電気的な電荷付与によりスリー
ブ20YSへの電気的付着力が回復し、像担持体2へト
ナーがカブリとして転移したり、トナーがスリーブ9Y
Sの表面から外部にこぼれ落ち、装置本体1内を著しく
汚してしまういわゆるトナー漏れを防いでいる。
【0069】これにより、現像スリーブ9YSの長手方
向両端部において、未帯電トナーの発生を確実に防止で
き、現像スリーブ9YSへのトナーの薄層形成を安定し
て良好に行える。
【0070】〔現像剤電荷付与ローラーへの電圧発生回
路の説明〕次に電荷付与ローラーへの電圧発生回路の構
成について、図2及び図3を用いて詳細に説明する。
【0071】図2は現像剤カートリッジ9Yの長手方向
において現像容器27の片側をカバーするカバー部材4
8の内部に配置される電圧発生回路36と現像容器27
側の電荷付与ローラー30との接続の構成を示す斜視図
である。
【0072】カバー部材48の内部(裏面部)には、電
圧発生回路36、バイアス供給板金37、バイアス分岐
板金38、現像ローラーバイアス供給板金49、及び、
アース接続板金50がそれぞれ配置されている。前記バ
イアス供給板金37、バイアス分岐板金38、現像ロー
ラーバイアス供給板金49、及び、アース接続板金50
は、それぞれ熱カシメ等の方法によりカバー部材48に
取り付けられている。バイアス供給板金37はバイアス
受け取り部37aで図示しない装置本体のバイアス接点
部(現像バイアス接点部)より現像バイアスを受け取
り、現像ブレード接点部37bで現像ブレード9YB
に、現像ローラー接点部37cでスリーブ9YSに、供
給ローラー接点部37dで供給ローラー9YRにそれぞ
れ現像バイアスを供給するようになっている。
【0073】一方、電圧発生回路36へはバイアス分岐
板金38が板金接触部38aでバイアス供給板金37と
接触してバイアスを受け取り、電圧発生回路36へバイ
アスを供給する。電圧発生回路36はアース接続板金5
0のアース部としてのアース接点部35で図4に示す現
像容器27側のバネ接点部材34に接続するようになっ
ている。また現像ローラーバイアス供給板金49は電圧
供給部39で現像容器27の現像ローラー軸受部材40
に取り付けられた接続板金41の先端に設けられている
バネ接点部材42に接続するようになっている。バネ接
点部材42で受けたバイアスは接続板金41を導通し、
バネ接続部材43により現像ローラーバイアス接続板金
44に導通し、現像剤電荷付与ローラー30にバイアス
が供給される。
【0074】図3において、電圧発生回路36には電気
素子として、ダイオード45とコンデンサー(コンデン
サー素子)46と抵抗(抵抗素子)47が使用されてい
る。これらの電気素子のうち、ダイオード45はカバー
部材48に一体に設けられている受部48a,48bに
よって、コンデンサー46はカバー部材48に一体に設
けられている受部48c,48dによって、また抵抗4
7はカバー部材48に一体に設けられている受部48
e,48fによってそれぞれ受けられており、これらの
電気素子45,46,47はバイアス分岐板金38、現
像ローラーバイアス供給板金49またはアース接続板金
50のうち、対応する板金38,49,50に設けた脱
落防止用の防止部としての押さえ部38b,49b,4
9c,49d,50aで押さえ付けられ保持されてい
る。また、コンデンサー46は現像ローラーバイアス供
給板金49の電気素子押さえ部49aによって浮き上が
らないように保持されている。
【0075】ここで、電圧発生回路36のコンデンサー
46と抵抗47は現像ローラーバイアス供給板金49と
アース接続板金50とにより並列で接続されて、電荷付
与ローラー30に与える電圧を発生させる電圧発生部3
6aを構成している。
【0076】このような構成の電圧発生回路36は、図
示しない画像形成装置本体の有する現像高圧を電源とし
て使用し、該電源より供給される現像バイアスを該装置
本体のバイアス接点部よりバイアス供給板金37のバイ
アス受け取り部37aを介して受け取り、この現像バイ
アスを用いて電圧発生部36aで電荷付与ローラー30
に与える電圧(バイアス)を発生させ、その電圧を現像
ローラーバイアス供給板金49の電圧供給部39、現像
容器27側のバネ接点部材42、接続板金41、バネ接
続部材43および現像ローラーバイアス接続板金44を
通して、現像剤電荷付与ローラー30に供給する。
【0077】このような構成の現像剤カートリッジ9Y
においては、電圧発生回路36を現像剤カートリッジ9
Yの長手方向片側に、即ち、電圧発生回路36の電圧発
生部36aとアース接点部35を現像容器27の長手方
向片側に取り付けられるカバー部材48の内部に設けて
いるため、カバー部材48への電圧発生回路36の組立
性が良く、また該電圧発生回路36は現像高圧を電源と
して使用するため、高圧接点の数を増やすことなく電荷
付与ローラー30にバイアスを供給することが出来る。
これにより、高圧接点数の増加による接点の信頼性の低
下を回避できる上、高圧接点数の増加による接点敷設用
の面積を新たに設ける必要が無いことから現像剤カート
リッジ9Yの大型化も回避できる。また、電圧発生回路
36をスペース的に比較的余裕のあるカバー部材48内
に組み込んでいるので、回路組込用の余分な出っ張り等
を現像剤カートリッジ9Yの外表面に設ける必要がな
く、現像剤カートリッジ9Yの美観も損なわれない。
【0078】また電圧発生回路36に使用されているダ
イオード45、コンデンサー46、抵抗47などの電気
素子を互いに前記板金部材38,49,50などで接続
し、且つ該板金部材38,49,50にダイオード4
5、コンデンサー46、抵抗47の脱落を防止する脱落
防止用の押さえ部38b,49b,49c,49d,5
0aを設けているので、これらの電気素子を接続するた
めの配線が不要になり、現像剤カートリッジ9Yの組立
性が格段に向上する。
【0079】また電圧発生回路36内のコンデンサー4
6と並列に抵抗47を配置しているので、現像動作終了
時に回路内のコンデンサー46に充電された状態で、ロ
ータリー装置(現像ロータリー9b)が回転し装置本体
1側の現像バイアス接点(高圧接点)がOFFされて
も、抵抗47がコンデンサー46内の充電された電流を
消費するため、再び現像状態になり現像バイアス接点が
ONされても、その際にはコンデンサー46は電荷が残
っていないため、画像形成装置本体1に電流が逆流しノ
イズを発生させる恐れが無い。
【0080】〔現像剤電荷付与ローラーのアース接点部
の説明〕次に電荷付与ローラー30のアース接点部につ
いて、図4及び図5を用いて詳細に説明する。
【0081】図4は本実施形態の現像剤カートリッジ9
Yにおけるアース接点部の斜視図である。図4で接地部
材としてのアース部材32は現像剤カートリッジ9Yを
像担持体2に対して加圧するよう図示しない装置本体に
設けられた加圧部材33と対向する位置の現像容器27
上(外表面)に設けられた取り付け部32bに取り付け
られている。詳しくは、アース部材32は図5に示すよ
うに、現像容器27の外面部(外表面)27aに該外面
部27aによりも一段低くなるように形成されたアース
部材取り付け部27bにおいて取り付けられている。ア
ース部材32は導電性の材料で作られており、その先端
には可撓性を有する導電性のバネ部材としてのバネ接点
部材34が係合されていて、該バネ接点部材34は電圧
発生回路36のアース接点部35に接触するようになっ
ている。
【0082】一方、装置本体側の加圧部材33は導電性
の材料で出来ており、図示しない装置本体のロータリー
回転装置(現像ロータリー9b)に取り付けられてい
る。該ロータリー回転装置も同じく、導電性の材料で構
成されており装置本体の図示しないアース部に接続され
ている。よって、加圧部材33はロータリー回転装置を
通じてアース部に接続されている。また該加圧部材33
は該現像剤カートリッジ9Yが現像状態の際に100g
〜1kgの圧が掛かるようにバネ圧が設定されている。
【0083】図4に示すようにアース部材32は、現像
容器27の前記取り付け部32bよりも隆起した面32
aにおいて、該加圧部材33と接触している。詳しく
は、図5に示すように、アース部材32は取り付け部3
2bの面よりも加圧部材33との接触部32aの面の方
が隆起しており、該接触部32aは加圧部材33のエッ
ジ部33aから外れた位置に配設されて、その位置で加
圧部材33に接触していいる。よって電荷付与ローラー
30に与える電圧を発生させる信号発生回路36は現像
容器27のアース部材32を介して装置本体側の加圧部
材33に接続される。
【0084】このように本実施形態では、現像剤カート
リッジ9Yの現像容器27において画像形成装置本体1
側の既設の加圧部材33と対向する位置に信号発生回路
36を接地するためのアース部材32を設けて、該現像
剤カートリッジ9Yを現像ロータリー9b(ロータリー
回転装置)に装着した際にアース部材32が加圧部材3
3に接触するので、信号発生回路36のアースは現像容
器27のアース部材32及び装置本体側の加圧部材33
を通じて該装置本体のアース部により接地される。
【0085】このような構成の現像剤カートリッジ9Y
においては、上述したように現像容器27上に設けたア
ース部材32を画像形成装置本体1側の既設の加圧部材
33を利用して信号発生回路36のアースをとっている
ため、特に現像剤カートリッジ9Yと画像形成装置本体
に信号発生回路36のアース用の接点を設ける必要がな
く低コストで信号発生回路36のアースを取ることが出
来る。また加圧部材33は100g〜1kgの高い圧が
掛かっているためアース部材32との接点部も安定して
いる。
【0086】またアース部材32は、現像容器27上に
配設されていることで、該現像容器27に帯電した電荷
をアース部材32及び画像形成装置本体1側の加圧部材
33を通じて該画像形成装置本体1のアース部に簡単に
逃がすことができ、ユーザーが現像剤カートリッジ9Y
を交換する際に該現像剤カートリッジ9Yに接触しても
帯電電荷による電気的な影響を受けない。
【0087】また、アース部材32と電圧発生回路36
は、可撓性を有する導電性のバネ接点部材34によって
接続しているので、電圧発生回路36との接合部(アー
ス接点部35)に柔軟性が有るため、現像剤カートリッ
ジ9Yの組立時にアース部材32を曲げてしまうなどの
問題の発生を回避できる。
【0088】また、アース部材32は、現像容器27の
外面27aよりも一段低くなるように該現像容器27に
形成されたアース部材取り付け部27bに配設され、加
圧部材33と接触する部位のみが現像容器外面27aに
対して隆起させることで、現像剤カートリッジ9Yの抜
き差し時(着脱時)に加圧部材33のエッジ部33aで
現像容器27の外面27aを傷付けるようなことがな
い。
【0089】〔他の実施の形態〕前述した実施の形態で
は、現像装置あるいは現像カートリッジとしてイエロー
現像器9Yを例示したが、本発明の現像装置あるいは現
像カートリッジはこれに限定する必要はなく、マゼンタ
現像器9M、シアン現像器9Cにおいても同様の構成を
採用することができる。更に上述した現像装置、現像カ
ートリッジは他の非磁性一成分現像方式のものに採用す
ることができる。
【0090】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の現像装
置、現像カートリッジ及び画像形成装置によれば、現像
剤担持体上の非磁性一成分現像剤層に電荷を付与するた
めの現像剤電荷付与部材の電圧発生回路を、画像形成装
置本体との高圧接点を増やすことなく、現像装置自体、
あるいは現像カートリッジ自体を大型化することなく設
けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカラー電子写真画像形成装置の構
成を示す断面説明図である。
【図2】本実施形態の現像剤カートリッジにおけるカバ
ー部材内部に配置された電圧発生回路と現像容器側の電
荷付与ローラーとの接続の構成を示す斜視図である。
【図3】本実施形態の現像剤カートリッジにおけるカバ
ー部材内部に配置された電圧発生回路の詳細図である。
【図4】本実施形態の現像剤カートリッジにおけるアー
ス接点部周辺の構成を示す斜視図である。
【図5】本実施形態の現像剤カートリッジの構成を示す
断面説明図である。
【図6】従来のカラー電子写真画像形成装置の構成を示
す断面説明図である。
【図7】従来の現像剤カートリッジの構成を示す断面説
明図である。
【図8】従来の現像剤カートリッジの構成を示す側面図
である。
【図9】従来の現像剤カートリッジの構成を示す側面図
である。
【図10】従来のプロセスカートリッジの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 像担持体 5 記録媒体 9Y 現像剤カートリッジ(現像装置あるいは現像
カートリッジ) 9YB 現像ブレード(現像剤層形成部材) 9YR 供給ローラー(現像剤塗布体) 9YS 現像スリーブ(現像剤担持体) 27 現像容器 30 現像剤電荷付与ローラー(現像剤電荷付与部
材) 32 アース部材(接地部材) 36 電圧発生回路 36a 電圧発生部 35 アース接点部(アース部) 46 コンデンサー(コンデンサー素子) 47 抵抗(抵抗素子) 48 カバー部材 49 現像ローラーバイアス供給板金(板金部材) 49c,49d 防止部 50 アース接続板金(板金部材) 50a 防止部 60 搬送手段 N 当接部 Q 現像部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 健司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AC04 AD06 AD13 AD17 AD35 AE03 AE08 BA08 BA09 BA10 EA14 FA21 FA25 GA13

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性一成分現像剤を担持して回動する
    ことによって像担持体に形成された潜像を前記非磁性一
    成分現像剤により現像する現像剤担持体と、前記現像剤
    担持体上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよう
    前記現像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介し
    て当接する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部材
    の前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体
    の回転方向下流側で前記現像剤担持体の長手方向両端部
    に当接する現像剤電荷付与部材と、を有する現像装置で
    あって、前記現像剤電荷付与部材に与える電圧を発生さ
    せる電圧発生部と、前記電圧発生部を電気的に接地する
    ためのアース部と、を備える電圧発生回路を有し、前記
    電圧発生回路の電圧発生部とアース部は前記現像装置の
    長手方向の片側内部に設けられることを特徴とする現像
    装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧発生回路の電圧発生部とアース
    部を前記現像装置の長手方向の片側をカバーするカバー
    部材の内部に設け、前記電圧発生回路は現像高圧を電源
    として使用することを特徴とする請求項1に記載の現像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧発生回路は電気素子を備え、該
    電気素子は互いに板金部材で接続されていて、且つ該板
    金部材には該電気素子の脱落を防止する防止部が設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧発生回路内にはコンデンサー素
    子が設けられ、該コンデンサー素子と並列に抵抗素子が
    配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像
    装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像剤
    担持体の回転方向下流側において、前記現像剤担持体上
    の前記非磁性一成分現像剤により前記像担持体に形成さ
    れた潜像を現像する現像部上流側で前記現像剤担持体に
    当接していることを特徴とする請求項1に記載の現像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像剤
    担持体の長手方向両端部において前記現像剤担持体に回
    転可能に当接していることを特徴とする請求項5に記載
    の現像装置。
  7. 【請求項7】 非磁性一成分現像剤を収容する現像容器
    と、前記非磁性一成分現像剤を担持して回動することに
    よって像担持体に形成された潜像を前記非磁性一成分現
    像剤により現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体
    上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよう前記現
    像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介して当接
    する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部材の前記
    現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転
    方向上流側で前記現像剤担持体に当接して前記非磁性一
    成分現像剤を供給塗布するための現像剤塗布体と、前記
    現像剤層形成部材の前記現像剤担持体との当接部に対し
    前記現像剤担持体の回転方向下流側で前記現像剤担持体
    の長手方向両端部に当接する現像剤電荷付与部材と、を
    有する現像装置であって、前記現像剤電荷付与部材に与
    える電圧を発生させる電圧発生部と、前記電圧発生部を
    電気的に接地するためのアース部と、を備える電圧発生
    回路を有し、前記電圧発生回路の電圧発生部とアース部
    は前記現像装置の長手方向の片側内部に設けられること
    を特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】 前記電圧発生回路の電圧発生部とアース
    部を前記現像装置の長手方向の片側をカバーするカバー
    部材の内部に設け、前記電圧発生回路は現像高圧を電源
    として使用することを特徴とする請求項7に記載の現像
    装置。
  9. 【請求項9】 前記現像剤担持体は前記現像容器の有す
    る開口部の長手方向に沿って延在していることを特徴と
    する請求項7に記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 前記電圧発生回路は電気素子を備え、
    該電気素子は互いに板金部材で接続されていて、且つ該
    板金部材には該電気素子の脱落を防止する防止部が設け
    られていることを特徴とする請求項7に記載の現像装
    置。
  11. 【請求項11】 前記電圧発生回路内にはコンデンサー
    素子が設けられ、該コンデンサー素子と並列に抵抗素子
    が配置されていることを特徴とする請求項7に記載の現
    像装置。
  12. 【請求項12】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の回転方向下流側において、前記現像剤担持体
    上の前記非磁性一成分現像剤により前記像担持体に形成
    された潜像を現像する現像部上流側で前記現像剤担持体
    に当接していることを特徴とする請求項7に記載の現像
    装置。
  13. 【請求項13】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の長手方向両端部において前記現像剤担持体に
    回転可能に当接していることを特徴とする請求項12に
    記載の現像装置。
  14. 【請求項14】 非磁性一成分現像剤を担持して回動す
    ることによって像担持体に形成された潜像を前記非磁性
    一成分現像剤により現像する現像剤担持体と、前記現像
    剤担持体上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよ
    う前記現像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介
    して当接する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部
    材の前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持
    体の回転方向下流側で前記現像剤担持体の長手方向両端
    部に当接する現像剤電荷付与部材と、を有して、画像形
    成装置本体に着脱可能な現像カートリッジであって、前
    記現像剤電荷付与部材に与える電圧を発生させる電圧発
    生部と、前記電圧発生部を電気的に接地するためのアー
    ス部と、を備える電圧発生回路を有し、前記電圧発生回
    路の電圧発生部とアース部は前記現像装置の長手方向の
    片側内部に設けられることを特徴とする現像カートリッ
    ジ。
  15. 【請求項15】 前記電圧発生回路の電圧発生部とアー
    ス部を前記現像カートリッジの長手方向の片側をカバー
    するカバー部材の内部に設け、前記電圧発生回路は現像
    高圧を電源として使用することを特徴とする請求項14
    に記載の現像カートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記電圧発生回路は電気素子を備え、
    該電気素子は互いに板金部材で接続されていて、且つ該
    板金部材には該電気素子の脱落を防止する防止部が設け
    られていることを特徴とする請求項14に記載の現像カ
    ートリッジ。
  17. 【請求項17】 前記電圧発生回路内にはコンデンサー
    素子が設けられ、該コンデンサー素子と並列に抵抗素子
    が配置されていることを特徴とする請求項14に記載の
    現像カートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の回転方向下流側において、前記現像剤担持体
    上の前記非磁性一成分現像剤により前記像担持体に形成
    された潜像を現像する現像部上流側で前記現像剤担持体
    に当接していることを特徴とする請求項14に記載の現
    像カートリッジ。
  19. 【請求項19】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の長手方向両端部において前記現像剤担持体に
    回転可能に当接していることを特徴とする請求項18に
    記載の現像カートリッジ。
  20. 【請求項20】 非磁性一成分現像剤を収容する現像容
    器と、前記非磁性一成分現像剤を担持して回動すること
    によって像担持体に形成された潜像を前記非磁性一成分
    現像剤により現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持
    体上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよう前記
    現像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介して当
    接する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部材の前
    記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回
    転方向上流側で前記現像剤担持体に当接して前記非磁性
    一成分現像剤を供給塗布するための現像剤塗布体と、前
    記現像剤層形成部材の前記現像剤担持体との当接部に対
    し前記現像剤担持体の回転方向下流側で前記現像剤担持
    体の長手方向両端部に当接する現像剤電荷付与部材と、
    を有して、画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリ
    ッジであって、前記現像剤電荷付与部材に与える電圧を
    発生させる電圧発生部と、前記電圧発生部を電気的に接
    地するためのアース部と、を備える電圧発生回路を有
    し、前記電圧発生回路の電圧発生部とアース部は前記現
    像装置の長手方向の片側内部に設けられることを特徴と
    する現像カートリッジ。
  21. 【請求項21】 前記電圧発生回路の電圧発生部とアー
    ス部を前記現像カートリッジの長手方向の片側をカバー
    するカバー部材の内部に設け、前記電圧発生回路は現像
    高圧を電源として使用することを特徴とする請求項20
    に記載の現像カートリッジ。
  22. 【請求項22】 前記現像剤担持体は前記現像容器の有
    する開口部の長手方向に沿って延在していることを特徴
    とする請求項20に記載の現像カートリッジ。
  23. 【請求項23】 前記電圧発生回路は電気素子を備え、
    該電気素子は互いに板金部材で接続されていて、且つ該
    板金部材には該電気素子の脱落を防止する防止部が設け
    られていることを特徴とする請求項20に記載の現像カ
    ートリッジ。
  24. 【請求項24】 前記電圧発生回路内にはコンデンサー
    素子が設けられ、該コンデンサー素子と並列に抵抗素子
    が配置されていることを特徴とする請求項20に記載の
    現像カートリッジ。
  25. 【請求項25】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の回転方向下流側において、前記現像剤担持体
    上の前記非磁性一成分現像剤により前記像担持体に形成
    された潜像を現像する現像部上流側で前記現像剤担持体
    に当接していることを特徴とする請求項20に記載の現
    像カートリッジ。
  26. 【請求項26】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の長手方向両端部において前記現像剤担持体に
    回転可能に当接していることを特徴とする請求項25に
    記載の現像カートリッジ。
  27. 【請求項27】 画像形成装置本体に現像カートリッジ
    を着脱可能で、記録媒体に画像を形成するための画像形
    成装置において、 a)像担持体と、 b)非磁性一成分現像剤を担持して回動することによっ
    て前記像担持体に形成された潜像を前記非磁性一成分現
    像剤により現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体
    上に前記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよう前記現
    像剤担持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介して当接
    する現像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部材の前記
    現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転
    方向下流側で前記現像剤担持体の長手方向両端部に当接
    する現像剤電荷付与部材と、前記現像剤電荷付与部材に
    与える電圧を発生させる電圧発生部および前記電圧発生
    部を電気的に接地するためのアース部を備える電圧発生
    回路と、を有し、前記電圧発生回路の電圧発生部とアー
    ス部は前記現像装置の長手方向の片側内部に設けられる
    現像カートリッジを、前記画像形成装置本体に対し取り
    外し可能に装着するための装着手段と、 c)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記電圧発生回路の電圧発生部とアー
    ス部を前記現像カートリッジの長手方向の片側をカバー
    するカバー部材の内部に設け、前記電圧発生回路は現像
    高圧を電源として使用することを特徴とする請求項27
    に記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記電圧発生回路は電気素子を備え、
    該電気素子は互いに板金部材で接続されていて、且つ該
    板金部材には該電気素子の脱落を防止する防止部が設け
    られていることを特徴とする請求項27に記載の画像形
    成装置。
  30. 【請求項30】 前記電圧発生回路内にはコンデンサー
    素子が設けられ、該コンデンサー素子と並列に抵抗素子
    が配置されていることを特徴とする請求項27に記載の
    画像形成装置。
  31. 【請求項31】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の回転方向下流側において、前記現像剤担持体
    上の前記非磁性一成分現像剤により前記像担持体に形成
    された潜像を現像する現像部上流側で前記現像剤担持体
    に当接していることを特徴とする請求項27に記載の画
    像形成装置。
  32. 【請求項32】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の長手方向両端部において前記現像剤担持体に
    回転可能に当接していることを特徴とする請求項31に
    記載の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 画像形成装置本体に現像カートリッジ
    を着脱可能で、記録媒体に画像を形成するための画像形
    成装置において、 a)像担持体と、 b)非磁性一成分現像剤を収容する現像容器と、前記非
    磁性一成分現像剤を担持して回動することによって前記
    像担持体に形成された潜像を前記非磁性一成分現像剤に
    より現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体上に前
    記非磁性一成分現像剤を薄層塗布するよう前記現像剤担
    持体に対し前記非磁性一成分現像剤を介して当接する現
    像剤層形成部材と、前記現像剤層形成部材の前記現像剤
    担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上
    流側で前記現像剤担持体に当接して前記非磁性一成分現
    像剤を供給塗布するための現像剤塗布体と、前記現像剤
    層形成部材の前記現像剤担持体との当接部に対し前記現
    像剤担持体の回転方向下流側で前記現像剤担持体の長手
    方向両端部に当接する現像剤電荷付与部材と、前記現像
    剤電荷付与部材に与える電圧を発生させる電圧発生部お
    よび前記電圧発生部を電気的に接地するためのアース部
    を備える電圧発生回路と、を有し、前記電圧発生回路の
    電圧発生部とアース部は前記現像装置の長手方向の片側
    内部に設けられる現像カートリッジを、前記画像形成装
    置本体に対し取り外し可能に装着するための装着手段
    と、 c)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  34. 【請求項34】 前記電圧発生回路の電圧発生部とアー
    ス部を前記現像カートリッジの長手方向の片側をカバー
    するカバー部材の内部に設け、前記電圧発生回路は現像
    高圧を電源として使用することを特徴とする請求項33
    に記載の画像形成装置。
  35. 【請求項35】 前記現像剤担持体は前記現像容器の有
    する開口部の長手方向に沿って延在していることを特徴
    とする請求項33に記載の画像形成装置。
  36. 【請求項36】 前記電圧発生回路は電気素子を備え、
    該電気素子は互いに板金部材で接続されていて、且つ該
    板金部材には該電気素子の脱落を防止する防止部が設け
    られていることを特徴とする請求項33に記載の画像形
    成装置。
  37. 【請求項37】 前記電圧発生回路内にはコンデンサー
    素子が設けられ、該コンデンサー素子と並列に抵抗素子
    が配置されていることを特徴とする請求項33に記載の
    画像形成装置。
  38. 【請求項38】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の回転方向下流側において、前記現像剤担持体
    上の前記非磁性一成分現像剤により前記像担持体に形成
    された潜像を現像する現像部上流側で前記現像剤担持体
    に当接していることを特徴とする請求項33に記載の画
    像形成装置。
  39. 【請求項39】 前記現像剤電荷付与部材は、前記現像
    剤担持体の長手方向両端部において前記現像剤担持体に
    回転可能に当接していることを特徴とする請求項38に
    記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014228865A (ja) * 2013-05-17 2014-12-08 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation トナーカートリッジを再生産する方法および再生産されたトナーカートリッジ

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