JP2000075421A - 走査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で安定した走査性能を可能とした
信頼性に優れた走査装置を提供する。 【解決手段】 第２ミラー台４には、走査方向と垂直な
方向（幅方向）の両端のうち一方の端部には、スライド
脚５が設けられ、他方の端部にはスライド脚６が設けら
れており、スライド脚５にはスライド部材であるスライ
ダー５ｂを１個有し、スライド脚６には、走査方向の先
端側と後端側にそれぞれスライド部材であるスライダー
６ａ，６ｂを２個有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を走査し
て画像を読み取るための走査装置に関するものであり、
例えば、複写機やイメージリーダー等に適用されるもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来より、この種の走査装置（原稿走査
装置）は、たとえば、複写機やイメージリーダー等に適
用されている。

【０００３】すなわち、原稿を照明して、その反射光を
撮像レンズ等の光学系を介して、光電変換素子に導いて
画像信号を送る画像読取装置（複写機やイメージリーダ
ー等）、あるいは原稿を照明して、その反射光を撮像レ
ンズ等の光学系を介して、感光体に導いて静電潜像を形
成する画像形成装置（複写機）等に走査装置は適用され
る。

【０００４】つまり、走査装置は、原稿面の前面に光を
照射し、その反射光を導くために、これらの画像読取装
置あるいは画像形成装置に組み込まれるものである。

【０００５】このような走査装置には、原稿を載せた原
稿台を移動させる原稿移動型原稿走査装置と、原稿は移
動させず、照明部材や他の光学系を移動させる光学系移
動型原稿走査装置が存在するが、本発明は、光学系移動
型原稿走査装置に関するものであり、以下、図５および
図６を参照して、従来技術に係る光学系移動型原稿走査
装置について説明する。

【０００６】図５および図６は従来技術に係る走査装置
（光学系移動型原稿走査装置）の概略構成図であり、図
５は斜視図を示し、図６は断面図を示す。

【０００７】原稿台ガラス３０上に載せられた原稿３１
を照明する照明部材１ｄを保持し、原稿３１からの反射
光像を変向する第１ミラー１ａを有する第１の移動体
（第１走査体）である第１ミラー台１と、第１ミラー１
ａにより変向された光像を更に所定位置（光電変換素子
あるいは感光体（図示せず））に導くべく変向する第２
ミラー４ａ，第３ミラー４ｂを有する第２の移動体（第
２走査体）である第２ミラー台４とが１対１／２の速度
比で走行するものである。

【０００８】そして、この速度比とすることにより撮像
レンズまでの光路長を一定となるようにしている。

【０００９】第１ミラー台１および第２ミラー台４は、
それぞれ第１ミラー台スライド脚１０２，１０３に設け
られたスライド部材である４個のスライダー１０２ａ，
１０２ｂ，１０３ａ，１０３ｂ、第２ミラー台スライド
脚１０５，１０６に設けられたスライド部材である４個
のスライダー１０５ａ，１０５ｂ，１０６ａ，１０６ｂ
を介して、ガイド部材であるレール７，８に図６中左右
方向に往復摺動移動可能に載っている。

【００１０】第１ミラー台１の両端１ｂ，１ｃにはそれ
ぞれ一対の駆動ワイヤー２０，２１が係止されている。

【００１１】第１ミラー台１の端部１ｂに係止された駆
動ワイヤー２０の一方は第２ミラー台４に回動自在に保
持されたワイヤープーリーである第２ミラープーリー４
ｃに巻回されてＵターンし、その末端部２０ａは装置本
体に固定されている。

【００１２】また、第１ミラー台１の端部１ｂに係止さ
れた駆動ワイヤー２０のもう一方は図６中下方に傾斜さ
せるように配置されたプーリー１６を介しワイヤードラ
ム１０に数回巻き付けられた後、本体に回転自在に保持
されたプーリー１４から上方に傾斜しながら前記第２ミ
ラープーリー４ｃに順次巻回され、その末端部はテンシ
ョン調整バネ２２を介して固定部２２ａで本体に固定さ
れている。

【００１３】このように駆動ワイヤー２０が一部山形に
引き回されることにより、第１ミラー台１、第２ミラー
台４はレール７に押し付けられ往復運動時の上下振動を
抑えるようになっている。

【００１４】尚、第２ミラープーリー４ｃに対する前記
２つの巻回しは、第２ミラー台４を引張る方向が逆方向
になっている。

【００１５】第１ミラー台１のもう一方の端部１ｃに係
止された駆動ワイヤー２１も全く同様（図中対称）であ
る。

【００１６】前記駆動のワイヤー２０，２１を巻き付け
るワイヤードラム１０，１１は本体に回転自在に保持さ
れた駆動軸９に固定されており、駆動軸９と一体となっ
て回転する。

【００１７】駆動軸９はモーター１３に対し、ギアやベ
ルト１２等で連結され回転駆動力を与えられる。

【００１８】なお、駆動ワイヤー２０，２１はワイヤー
ドラム１０，１１との巻き付け部において相互の位置ズ
レを防止する係合手段を有している。

【００１９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。

【００２０】上述した従来技術の構成では、第１ミラー
台と第２ミラー台のスライド脚が同一平面であるレール
面上にあるため、スライド脚の長さを延長してスライダ
ーの走査方向に対する間隔を大きく取り、４ケ所のスラ
イダーを常時レールに当接させてミラー台の走行安定性
を向上させようとすると、延長したスライド脚の剛性を
強化したり、４ケ所のスライダーが確実にレールに当接
するようスライダーの高さを調整する必要があり、技術
的な困難性を有していた。

【００２１】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡易
な構成で安定した走査性能を可能とした信頼性に優れた
走査装置を提供することにある。

【００２２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、原稿上を走査しながら原稿画像の
画像光を得る第１走査体と、該第１走査体により得られ
た画像光を光路長を一定に保ちながら所定位置まで導く
第２走査体と、を備えた走査装置において、前記第２走
査体には、装置本体に設けられたガイド上を当接しなが
らスライドするスライド部材が走査方向と垂直な方向の
両端付近にそれぞれ設けられると共に、一方の端部には
１個のスライド部材が配置され、かつ他方の端部には２
個のスライド部材が配置されることを特徴とする。

【００２３】したがって、３個のスライド部材がそれぞ
れガイド上に当接しながらスライドするため、確実に３
か所で当接しながら走査するため走行安定性が向上す
る。

【００２４】前記第２走査体の重心を前記２個のスライ
ド部材が配置された側に偏らせてなるとよい。

【００２５】すなわち、２個のスライド部材が配置され
た側に重心が偏ることから一層走行安定性が向上する。

【００２６】前記第１走査体の長手方向両端にそれぞれ
固定される一対のワイヤと、前記第２走査体の長手方向
両端に設けられる前記ワイヤのプーリーと、前記ワイヤ
を巻き取り駆動して各走査体を駆動する駆動手段と、を
備えるとよい。

【００２７】前記第２走査体のうち、２個のスライド部
材が配置された側には、走査方向の先端側と後端側にそ
れぞれプーリーを配置するとよい。

【００２８】すなわち、走査方向の先端側と後端側に配
置されたプーリーに巻回されたワイヤにより第２走査体
は走査されるため、振動などが抑えられ一層安定性が増
す。

【００２９】前記第１走査体は、該第１走査体に固定さ
れたワイヤにより、装置本体方向に押し付けられるとよ
い。

【００３０】前記第２走査体は、前記プーリーに巻回さ
れたワイヤにより、装置本体方向に押し付けられるとよ
い。

【００３１】

【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。

【００３２】なお、本発明の実施の形態に係る走査装置
は、上述したように、複写機やイメージリーダーなどの
画像読取装置あるいは画像形成装置に適用されるもので
あるが、これら画像読取装置や画像形成装置については
公知技術であるので、その説明は省略する。

【００３３】（第１の実施の形態）図１および図２を参
照して、本発明の第１の実施の形態に係る走査装置につ
いて説明する。

【００３４】なお、基本的な構成は上述した、図５およ
び図６を参照して説明した従来技術の構成と同一である
ので、同一の構成部分については同一の符号を付して説
明する。

【００３５】図１および図２は本発明の第１の実施の形
態に係る走査装置の概略構成図であり、図１は斜視図を
示し、図２は断面図を示す。

【００３６】図中、１は原稿台ガラスに載せられた原稿
を照明する照明部材１ｄを保持し、原稿からの反射光像
（原稿画像の画像光）を変向する第１ミラー１ａを有す
る第１の移動体（第１走査体）である第１ミラー台であ
る。

【００３７】４は第１ミラー１ａにより変向された光像
を更に所定位置（光電変換素子あるいは感光体（図示せ
ず））に導くべく変向する第２ミラー４ａ、第３ミラー
４ｂを有する第２の移動体（第２走査体）である第２ミ
ラー台である。

【００３８】第１ミラー台１には、走査方向と垂直な方
向（幅方向）の両端にそれぞれ設けられたスライド脚
２，３に、それぞれスライド部材であるスライダー２
ａ，２ｂ，３ａ，３ｂを４個有している。

【００３９】また、第２ミラー台４には、走査方向と垂
直な方向（幅方向）の両端のうち一方の端部には、スラ
イド脚５が設けられ、他方の端部にはスライド脚６が設
けられている。

【００４０】そして、スライド脚５にはスライド部材で
あるスライダー５ｂを１個有し、スライド脚６には、走
査方向の先端側と後端側にそれぞれスライド部材である
スライダー６ａ，６ｂを２個有している。

【００４１】ここで、スライド脚６の先端は第１ミラー
台１の下部を貫通し、往復動作可能なように構成されて
いる。

【００４２】また、スライド脚５は第１ミラー台１のス
ライド脚２が入り込めるアーチ形状となっている。

【００４３】一方、スライド脚５については、第１ミラ
ー台１側に同様の空間を必要としないよう（スライド脚
５が第１ミラー台１に干渉しないよう）に最小限の長さ
となっている。

【００４４】さらに、第２ミラー台４の重心Ｇがスライ
ダー５ｂよりスライダー６ｂ側に片寄って配置させて安
定性を増加させている。

【００４５】また、図２に示すように、第２ミラー台４
の重心Ｇはワイヤープーリーである第２ミラープーリー
４ｃ，４ｄの回転軸線Ａとスライダー５ｂ，６ｂのガイ
ド部材であるレール７，８との接点を結んだ軸線Ｂの間
にあり、軸線ＡとＢとの水平距離ｙに対し、軸線Ｂと重
心Ｇの水平距離ｘが０≦ｘ≦ｙとなる関係が成りたち、
重心Ｇが軸線Ａと軸線Ｂを結ぶ直線ｌより下方になるよ
うに配置させて安定性を増加させている。

【００４６】そして、第１ミラー台１の両端部１ｂ，１
ｃにはそれぞれ一対の駆動ワイヤー２０，２１が係止さ
れている。

【００４７】第１ミラー台１の端部１ｂに係止固定され
た駆動ワイヤー２０の一方は第２ミラー台４に回動自在
に保持された第２ミラープーリー４ｃに卷回されてＵタ
ーンし、その末端部２０ａは装置本体に固定されてい
る。

【００４８】また、第１ミラー台１の端部１ｂに係止さ
れた駆動ワイヤ２０のもう一方は図２中下方に傾斜させ
るように配置されたプーリー１６を介しワイヤードラム
１０に数回巻き付けられた後、本体に回転自在に保持さ
れたプーリー１４から上方に傾斜しながら前記第２ミラ
ープーリー４ｃに順次卷回され、固定プーリー１５に巻
回後、その末端部はテンション調整バネ２２を介して固
定部２２ａで本体に固定されている。

【００４９】このように、駆動ワイヤー２０が一部山形
に引き回されることにより第１ミラー台１および第２ミ
ラー台４はレール７に向かって押し付けられ往復運動時
の上下振動をおさえるようになっている。

【００５０】尚、第２ミラープーリー４ｃに対する前記
２つの卷回しは、第２ミラー台４を引張る方向が逆方向
になっている。

【００５１】第１ミラー台１のもう一方の端部１ｃに係
止固定された駆動ワイヤー２１も全く同様（図中対称）
である。

【００５２】前記駆動ワイヤー２０，２１を巻きつける
ワイヤードラム１０，１１は本体に回転自在に保持され
た駆動軸９に固定されており、駆動軸９と一体となって
回転する（駆動軸９，ワイヤードラム１０，１１などに
より駆動手段を構成する）。

【００５３】駆動軸９はモーター１３に対しギアやベル
ト１２等で連結され回転駆動力を与えられる。

【００５４】なお、駆動ワイヤー２０，２１はワイヤー
ドラム１０，１１との巻き付け部において相互の位置ズ
レを防止する係合手段を有している。

【００５５】このように構成された原稿走査装置が組み
込まれた画像形成装置や画像形成装置（不図示）が原稿
の読み取りを開始すると、駆動信号がモーター１３に加
えられ、モーター１３はベルト１２を介し駆動軸９とワ
イヤードラム１０，１１を回転させ駆動ワイヤー２０，
２１を巻き込むことにより、第１ミラー台１と第２ミラ
ー台４を図２中右の方に移動させる。

【００５６】この時、第１ミラー台１と第２ミラー台４
は１対１／２の速度比で走行し、第１ミラー台１に内含
された照明部材１ｄにより照明された原稿の反射光像
（画像光）をレンズ（不図示）を介して所定位置（光電
変換素子や感光体）に導いて像を読み込んだりあるいは
像を形成する。

【００５７】その後、原稿長に対応した所定の距離を走
査した後に、モーター１３に逆転の制御が行なわれて、
第１ミラー台１と第２ミラー台４は初期の位置に戻り、
停止して、次の走査動作に備えることで一連の原稿走査
動作が完了する。

【００５８】以上のように、第２ミラー台４に設けた３
個のスライダー５ｂ，６ａ，６ｂにより、３ケ所でレー
ル７，８に当接させる構成としたので、常に、レール
７，８に当接させながら第２ミラー台４を走査させるこ
とができ、スライダーの高さ調整やスライド脚の剛性強
化を不要とし、簡易な構成で、第２ミラー台４の走行安
定性の向上を図ることができる。

【００５９】また、重心をスライダーを２個設けた側に
偏らせたり、ワイヤにより各ミラー台を装置本体（レー
ル）方向に押し付けることで、より一層走行安定性の向
上に寄与する。

【００６０】したがって、読取画像の精度も向上する。

【００６１】（第２の実施の形態）図３および図４に
は、本発明の第２の実施の形態が示されている。本実施
の形態では、第２走査体（第２ミラー台）に、スライド
部材（スライダー）を２個配置した側に、プーリーを２
個（走査方向の先端側と後端側）配置した構成を示して
いる。

【００６２】その他の構成および作用については第１の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。

【００６３】図３および図４は本発明の第２の実施の形
態に係る走査装置の概略構成図であり、図３は斜視図を
示し、図４は断面図を示す。

【００６４】本実施の形態では、図に示したように、上
述した第１の実施の形態の構成に対し、第２ミラー台４
のスライド脚６の図４中右端のスライダー６ａの近傍に
回動自在に保持されたガイドプーリー２４を設けてい
る。

【００６５】すなわち、第２ミラー台４のスライド脚６
には、走査方向の先端側と後端側にそれぞれプーリー
（第２ミラープーリー４ｄおよびガイドプーリー２４）
が設けられる構成となる。

【００６６】このガイドプーリー２４には駆動ワイヤー
２１が卷回され、この駆動ワイヤー２１は第１ミラー台
１のワイヤー固定部１ｃから第２ミラー台４の第２ミラ
ープーリー４ｄとガイドプーリー２４に向かって左右方
向にゆるやかに下降するように引かれ、それぞれその外
側のプーリー１７とプーリー１９に向ってさらに大きな
角度を成すよう２段の山形に張られ、この２段の山形は
ミラー台が走査中でも角度が変化するものの常に第１ミ
ラー台１と第２ミラー台４を下方に押し付ける分力が保
持されるよう駆動ワイヤー２１の取り回しがされてい
る。

【００６７】さらに駆動ワイヤー２０は、第１ミラー台
１のワイヤー固定部１ｂから、駆動ワイヤー２１がワイ
ヤー固定部１ｃからガイドプーリー２４まで下降する角
度と同じ角度で伸ばされ、同一平面内におさまるように
プーリー１６の位置を決定している。

【００６８】駆動ワイヤー２０は第１ミラー台の固定部
１６から駆動プーリー１０に数回卷回される区間以外は
駆動ワイヤー２１と図中対称に配置されている。

【００６９】以上のように、本実施の形態では、駆動ワ
イヤー２１によって、第１ミラー台と第２ミラー台４の
レール８への押し付け力が増加され、第１ミラー台１へ
の駆動ワイヤー２０，２１の引張方向も同一にできるた
め、第１ミラー台１と第２ミラー台４の走行安定性がさ
らに向上する。

【００７０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、３個の
スライド部材がそれぞれガイド上に当接しながらスライ
ドするため、確実に３か所で当接しながら走査するため
スライド部材の高さ調整などの技術的困難性を伴うこと
なく、簡易な構成で走行安定性を向上させることができ
る。

【００７１】第２走査体の重心を２個のスライド部材が
配置された側に偏らせることで、一層走行安定性が向上
する。

【００７２】第２走査体のうち、２個のスライド部材が
配置された側には、走査方向の先端側と後端側にそれぞ
れプーリーを配置することで、振動などが抑えられ一層
安定性が増す。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態に係る走査装置の概
略構成斜視図である。

【図２】本発明の第１の実施の形態に係る走査装置の概
略構成断面図である。

【図３】本発明の第２の実施の形態に係る走査装置の概
略構成斜視図である。

【図４】本発明の第２の実施の形態に係る走査装置の概
略構成断面図である。

【図５】従来技術に係る走査装置の概略構成斜視図であ
る。

【図６】従来技術に係る走査装置の概略構成断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 第１ミラー台 ２ スライド脚 ２ａ，２ｂ スライダー ３ スライド脚 ３ａ，３ｂ スライダー ４ 第２ミラー台 ４ｃ，４ｄ 第２ミラープーリー ５ スライド脚 ５ｂ スライダー ６ スライド脚 ６ａ，６ｂ スライダー ７，８ レール ９ 駆動軸 １０，１１ ワイヤードラム ２０，２１ 駆動ワイヤー ２４ ガイドプーリー

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】原稿上を走査しながら原稿画像の画像光を
   得る第１走査体と、該第１走査体により得られた画像光
   を光路長を一定に保ちながら所定位置まで導く第２走査
   体と、を備えた走査装置において、 前記第２走査体には、装置本体に設けられたガイド上を
   当接しながらスライドするスライド部材が走査方向と垂
   直な方向の両端付近にそれぞれ設けられると共に、一方
   の端部には１個のスライド部材が配置され、かつ他方の
   端部には２個のスライド部材が配置されることを特徴と
   する走査装置。
2. 【請求項２】前記第２走査体の重心を前記２個のスライ
   ド部材が配置された側に偏らせてなることを特徴とする
   請求項１に記載の走査装置。
3. 【請求項３】前記第１走査体の長手方向両端にそれぞれ
   固定される一対のワイヤと、 前記第２走査体の長手方向両端に設けられる前記ワイヤ
   のプーリーと、 前記ワイヤを巻き取り駆動して各走査体を駆動する駆動
   手段と、を備えたことを特徴とする請求項１または２に
   記載の走査装置。
4. 【請求項４】前記第２走査体のうち、２個のスライド部
   材が配置された側には、走査方向の先端側と後端側にそ
   れぞれプーリーを配置したことを特徴とする請求項３に
   記載の走査装置。
5. 【請求項５】前記第１走査体は、該第１走査体に固定さ
   れたワイヤにより、装置本体方向に押し付けられること
   を特徴とする請求項１〜４のいずれか一つに記載の走査
   装置。
6. 【請求項６】前記第２走査体は、前記プーリーに巻回さ
   れたワイヤにより、装置本体方向に押し付けられること
   を特徴とする請求項１〜５のいずれか一つに記載の走査
   装置。