JP2000075008A - 磁気検出装置 - Google Patents

磁気検出装置

Info

Publication number
JP2000075008A
JP2000075008A JP10259488A JP25948898A JP2000075008A JP 2000075008 A JP2000075008 A JP 2000075008A JP 10259488 A JP10259488 A JP 10259488A JP 25948898 A JP25948898 A JP 25948898A JP 2000075008 A JP2000075008 A JP 2000075008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
permanent magnet
bias
magnetic field
generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10259488A
Other languages
English (en)
Inventor
Koui Kumamoto
好位 熊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP10259488A priority Critical patent/JP2000075008A/ja
Publication of JP2000075008A publication Critical patent/JP2000075008A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁束密度の対称性を改善して、かつ、磁気特
性を改善し、MR素子の配置を容易とした磁気検出装置
を提供する。 【解決手段】 2個のMR素子1と11、および等方性
永久磁石2、およびFe等の磁束密度Boの向上用の磁
性体ヨーク3を付加した構造の磁気検出装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気抵抗素子
が、磁界変化に対して磁気抵抗が変化することを利用し
て磁気変化を検出する磁気検出装置に関するものであ
り、例えば、磁性を有する検出対象の移動、あるいは回
転体などの回転運動を検出する磁気検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、歯車形状のギアの回転を磁気抵抗
素子(以下、MR素子と呼ぶ)にて検出する近接型回転
センサーは、その磁気回路の構造として、バイアス磁界
用磁石の磁極面とMR素子とが並行となる構造(磁極面
にMR素子を配置する)が一般的である。
【0003】この方式においては、磁石から発生する磁
界により、MR素子の動作点が磁場感度の高い部分にシ
フトし、かつ、MR素子を2個ないし4個の複合化によ
り、温度補償、出力の増加などが工夫されている。この
MR素子の複合化時の配置は、一般に、直列、またはブ
リッジ状になされる(図5を参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、MR素子に
印加されるバイアス磁界(表面磁束密度Boの分布)
は、基本的に対象であることが要求されている。通常、
バイアス用永久磁石は、大きい磁界を得るために、異方
性(磁性粉末が磁場配向されながら成形される)の希土
類磁石[SmCo5、Sm2Co17(Fe、Cu、Zrを
含む)、Nd2Fe14B]などが用いられる。それらの磁
石の異方性は、成形時に印加される配向磁場の微妙な乱
れや成形位置の微妙な位置ずれにより、表面磁束密度の
対称性がくずれ、組立時の磁極面でのMR素子の配置の
調整が困難となる場合が生じていた。
【0005】上記により、MR素子に印加されるバイア
ス磁界(表面磁束密度Boの分布)は非対称となってし
まう(図3のグラフ参照)。
【0006】従って、本発明は、上記のような課題を解
決すべく提案されたものであり、その目的は、MR素子
に印加されるバイアス磁界の磁束密度Boの分布を対象
とし、かつMR素子の動作に十分なバイアス磁界が得ら
れる磁気検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、図1
のように、バイアス用永久磁石を等方性永久磁石(無磁
場中成形)にすることにより、バイアス磁界となる磁束
密度Boの対称性が改善され、MR素子の配置の調整が
容易にすることを目的としている。また、等方性永久磁
石は、異方性磁石より磁気特性が一般に低下するが、F
eなどの磁性体ヨークを等方性磁石に付けることでBo
が向上し、MR素子の動作のためのバイアス磁界が得ら
れることが判明した。
【0008】この発明の磁気検出用磁石によれば、等方
性永久磁石[希土類磁石(SmCo5、Sm2Co17(F
e、Cu、Zrを含む)、Nd2Fe14Bであって磁性
粉末が磁場なしで成形される]を用いることにより、磁
束密度Boの対称性が改善され、MR素子の配置時の調
整が容易になる。
【0009】即ち、本発明は、移動、あるいは回転する
被検出対象に向けて、バイアス磁界を発生する永久磁石
と、前記バイアス磁界の変化に応じて抵抗値変化を生じ
る複数個の磁気抵抗素子とで構成される磁気検出装置に
おいて、前記永久磁石を等方性永久磁石とした磁気検出
装置である。
【0010】また、本発明は、前記等方性永久磁石の一
方の端面には、磁性体ヨークが付加されており、前記永
久磁石と、磁性体ヨークを含む磁気回路が、磁気抵抗素
子に対して検出動作のためのバイアス磁界を発生してい
る磁気検出装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0012】図1に、本発明の実施の形態による磁気検
出装置の例を示す。その構成は、2個のMR素子1と1
1、および等方性永久磁石2、Fe等の磁束密度Boの
向上用の磁性体ヨーク3、および樹脂モールド4、ケー
ス5によって構成されている。
【0013】図2は、図1の磁気検出装置の磁界の分布
を示す図である。従来の磁気検出装置の磁界の分布(図
3に示す)と比較して、明らかに対称性が確保されてい
る。これは、バイアス磁石を、等方性永久磁石2とした
効果である。ここで、等方性磁石として、希土類磁石
[SmCo5、Sm2Co17(Fe、Cu、Zrを含
む)、Nd2Fe14B]の等方性の特性のものが使用され
る。ここで、磁気抵抗素子MR1、MR2の抵抗値は、
既知のものが使用されるが、その際、バイアス磁界とな
るBoの対称性が改善されているので、MR1、MR2
各素子の配置の調整が容易になる。
【0014】また、本発明において、初めて磁性体ヨー
ク3を付加したことにより、磁気特性が向上し、図2よ
り、最大の磁界の値は、約3800ガウスを示してお
り、従来の異方性磁石を用いた磁気検出装置の磁界の値
と、ほぼ同程度の値が得られている。
【0015】図5は、等方性永久磁石2に配置されるM
R素子1,11に関する検出回路図を示している。この
回路は、MR2の抵抗値の変化による中点の電圧の変動
を、出力電圧として得る方式である。ここで、MR1
は、磁束の影響を受けないように配置されており、温度
補償用として機能する。従って、MR1とMR2とが接
続されている中点の電位は、温度変動に対して、ほとん
ど影響を受けないようになっている。
【0016】図4は、本発明における磁気検出装置7と
回転体8の磁性体歯車6との磁石との相対位置関係を示
している。ここで、磁気検出装置7のうち、MR素子
1,11を配置した面が、磁性体歯車6の円周方に沿っ
た面と、対向している。
【0017】
【発明の効果】以上、説明した通り発明により、MR素
子用のバイアス磁界発生用の磁石を等方性永久磁石と
し、Fe等の磁性体ヨークを付加することにより、磁束
密度の対称性を改善し、かつ、MR素子の配置が容易と
なる磁気検出装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による磁気検出装置を示す
図。
【図2】本発明の実施の形態による磁気検出装置の磁界
の分布を示す図。
【図3】従来の磁気検出装置の磁界の分布を示す図。
【図4】回転検出装置の概略構成図。
【図5】磁気検出装置の検出回路図。
【符号の説明】
1,11 磁気検出素子 2 等方性永久磁石 3 磁性体ヨーク 4 樹脂モールド 5 ケース 6 磁性体歯車 7 磁気検出装置 8 回転体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動、あるいは回転する被検出対象に向
    けて、バイアス磁界を発生する永久磁石と、前記バイア
    ス磁界の変化に応じて抵抗値変化を生じる複数個の磁気
    抵抗素子とで構成される磁気検出装置において、前記永
    久磁石を等方性永久磁石としたことを特徴とする磁気検
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記等方性永久磁石の一方の端面には、
    磁性体ヨークが付加されており、前記永久磁石と、磁性
    体ヨークを含む磁気回路が、磁気抵抗素子に対して検出
    動作のためのバイアス磁界を発生していることを特徴と
    する請求項1記載の磁気検出装置。
JP10259488A 1998-08-27 1998-08-27 磁気検出装置 Withdrawn JP2000075008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10259488A JP2000075008A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 磁気検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10259488A JP2000075008A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 磁気検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000075008A true JP2000075008A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17334794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10259488A Withdrawn JP2000075008A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 磁気検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000075008A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006521198A (ja) * 2003-03-03 2006-09-21 アダプティブ マテリアルズ テクノロジー オイ 磁歪性材料を含む減衰・作動装置、振動減衰デバイス、および上記装置の使用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006521198A (ja) * 2003-03-03 2006-09-21 アダプティブ マテリアルズ テクノロジー オイ 磁歪性材料を含む減衰・作動装置、振動減衰デバイス、および上記装置の使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5814985A (en) Incremental sensor of speed and/or position for detecting low and null speeds
US5574364A (en) Position detector including a reference position wherein the sensor is saturating the MR sensor for preventing hysteresis and in a bridge circuit
US6922052B2 (en) Measuring device for contactless detecting a ferromagnetic object
JPH11304415A (ja) 磁気検出装置
KR20150100747A (ko) 다극 자석의 존재에서 원형 수직 홀 센싱 요소에 의해 발생되는 신호들을 처리하기 위한 회로들 및 방법들
JPS61142782A (ja) 位置検出装置
JPH1082795A (ja) 回転要素の速度検出装置
KR100492040B1 (ko) 자기 검출 장치
JP2000035343A (ja) 巨大磁気抵抗効果素子を備えたエンコーダ
JP3431471B2 (ja) パルス信号発生装置
JP2003066127A (ja) 磁気センサの組立方法
JP2002228733A (ja) 磁気検出装置
JP2000075008A (ja) 磁気検出装置
JP4304869B2 (ja) 磁気式エンコーダ
JP3611776B2 (ja) パルス信号発生装置
JP2004109113A (ja) 磁気検出装置
JP3024218B2 (ja) 磁気信号検出装置
JP2000329837A (ja) 磁気検出装置
US20030178990A1 (en) Magnetic type position and / or speed sensor
JP5012130B2 (ja) 角度センサ
JPS634986Y2 (ja)
JP3747149B2 (ja) パルス信号発生装置
JP2004037236A (ja) 回転角度検出装置
JP2514338B2 (ja) 電流検出器
JP3170806B2 (ja) 磁電変換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050120

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060425