JP2000074821A - 分析機器用光源装置 - Google Patents
分析機器用光源装置Info
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- JP2000074821A JP2000074821A JP24157098A JP24157098A JP2000074821A JP 2000074821 A JP2000074821 A JP 2000074821A JP 24157098 A JP24157098 A JP 24157098A JP 24157098 A JP24157098 A JP 24157098A JP 2000074821 A JP2000074821 A JP 2000074821A
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- Pending
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- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
Abstract
短縮し、かつ分析機器の性能の安定化に効果的な光源装
置を提供する。 【解決手段】 ランプ1のランプハウス3に温度センサ
5を設けて、温度センサ5の出力に応じてランプハウス
3を空冷する冷却ファン8の回転数を制御しランプハウ
ス3を所定の温度に制御する制御手段を設けるととも
に、この制御手段にランプ1を点灯後、ランプハウス3
の温度が所定の温度に達するまでは、冷却ファン8を停
止または少ない回転数に制御する機能を持たせたもので
ある。したがってランプハウス3を短時間に安定した温
度に到達させ、また、冷却ファン8の回転数を制御し、
ランプハウス3を所定の温度に制御してランプ1の光量
を安定にする。
Description
計、蛍光光度計、屈折率計等の各種分析機器に用いられ
る光源装置に関する。
としては、重水素ランプ等の放電灯やタングステンラン
プ等が使用されている。ところでこれらの光源(以下ラ
ンプという)は入力された電力の大部分が熱に変換され
ランプ自体が加熱される。この温度は時間とともに上昇
するが、ランプの温度が上昇し過ぎるとランプを破損す
るため冷却が必要である。また、ランプの放射光量はこ
の温度変化によって変動するので、周囲温度が変化した
ときにランプ温度が変化し、ランプの放射光量が変化し
ないような対策も必要である。たとえば従来における液
体クロマトグラフ用分光光度計の光源装置の構成は図2
に示すようになっている。すなわち図において1はラン
プでその光はレンズ2を介して分光部4に投光される。
この場合ランプ1の光量が変動すると、検出器出力10
の値が変動するから高感度測定が阻害される要因とな
る。そこで、環境温度によって検出器出力10の値が変
動するのを防ぐために、ランプ1をある程度大きな熱容
量をもったランプハウス3に収納し、その外側を冷却用
ファン8によって一定風量で空冷して放熱し、環境温度
が変化してもランプ1の周囲に伝わりにくくするように
している。
ランプハウス3が大きな熱容量を持つため、ランプ1を
点灯してランプ1が発熱し始めてから、ランプ1の周囲
温度とランプ1自身の温度が安定するまでに時間がかか
るから、ランプ1の光量の安定に時間がかかり、ひいて
は検出器出力10の安定に時間を必要とする欠点があ
る。またランプ1の光量が安定した後も環境温度が変化
するとランプ1の光量が変化して検出器出力10の値が
変化するので、特に異なった温度の環境で使用する場合
にランプ1の光量が異なり検出器出力10の値に差異を
生じ、検出器に性能差を生じる欠点がある。
プ光量の安定を短時間で達成し、その後はその温度を維
持して分析装置の検出器の性能を安定にする光源装置を
提供しようとするものである。
に、分析機器用光源装置においては、ランプのランプハ
ウスに温度センサを設けて、温度センサの出力に応じて
ランプハウスの冷却用ファンの回転数を制御する制御手
段を設け、所定の温度を維持できるようにするととも
に、この制御手段にはランプを点灯してから温度センサ
の出力すなわちランプハウスの温度が所定の温度に達成
するまでは、冷却ファンが停止または少ない回転数とな
るよう制御する機能をもたせ、ランプの温度を短時間に
安定させることができるようにしたものである。
外分光光度計に適用した装置の構成を、図1に示す一実
施例にしたがって説明する。ランプ1(光源)として重
水素ランプが使用されている。このランプ1から出た光
は、レンズ2で分光部4の図示されていない入り口スリ
ットに集光される。そしてこの分光部4内で分光された
後、分光部4内のセル(図示されていない)に照射され
検出器出力10に測定された吸光度が得られる。ランプ
ハウス3の表面には、白金測温体やサーミスタ等の温度
センサ5が設置され、ランプハウス3の温度を検出する
が、ランプハウス3の近くにはランプハウス3を空冷す
るための冷却用ファン8が設置されている。この冷却用
ファン8はケーシング11の吸気口に設置され外部の冷
気を直接的にランプハウス3に吹きつけるようになって
いる。
7のファン制御部6に接続されている。ファン制御部6
は温度センサ5の温度を感知し冷却用ファン8の回転数
を制御する。この電気系部7には、ランプ1の点灯回
路、分光部4の制御部、信号処理部、電源部等が内設さ
れている。またこの電気系部7等の他の発熱部の冷却用
として冷却用ファン9が設置されている。この冷却用フ
ァン9は電源投入中は定速で運転され、放出された熱気
をケーシング11から排出して冷却を行っている。
と冷却用ファン8の回転数の関係が予め設定されてお
り、それに基づいてファン8を制御するようになってい
る。これと同時にファン制御部6には、ランプハウス3
の温度が予め決められた温度より低いときには、冷却用
ファン8を停止(または小さい回転数)で運転する機能
が設けられており、重水素ランプ1の点灯開始直後のし
ばらくの間は、ランプハウス3の温度は所定の温度より
低いので、冷却用ファン8は停止(または小さい回転
数)で運転され、ランプハウス3からの放熱を押さえて
重水素ランプ1からの発熱を利用して、短時間にランプ
ハウス3が所定の熱容量に達する。重水素ランプ1から
の発熱により、ランプハウス3の温度が上昇して所定の
温度に達すると、この時点でファン制御部6はセンサ5
の出力信号に基づき、冷却用ファン8の回転速度を上げ
て、ランプハウス3を冷却する風量を増し、ランプハウ
ス3の放熱量を増加させるように制御する。これにより
ランプハウス3の温度が短時間に予め設定された温度に
到達し安定する。このように本発明では、ランプ1の点
灯開始後の熱的な過渡状態にあるランプハウス3を早く
所定の温度に上昇させて安定させることができるのであ
る。
了した後も、環境の温度が変化するとファン制御部6が
温度センサ5の温度を感知し、冷却用ファン8の回転数
を制御し冷却する風量を制御しランプハウス3の温度を
安定にするので、ランプ1の光量の変化が少なく、検出
器出力10の変化を低減することができる。
合にも、同様にランプハウス3の温度を最適な温度で安
定させるので、環境温度の違いによるランプ1の光量の
変動(差)を減少し、検出器出力10の変動(差)を低
減することができる。
の光源装置の応用は図示例の紫外分光光度計に限定され
るものではなく、蛍光光度計、屈折率検出器など光源の
光出力の安定が必要な分析機器に適用することが可能で
ある。また、温度センサ5の位置はランプハウス3自身
に限定するものでなく、ランプ1自身、ランプハウス3
内部、ランプハウス3の周囲のいずれかまたはこれらの
複数個所に設置しても良く、本発明の特許請求範囲にお
ける「ランプハウスの温度」とは、これらのいずれかま
たは複数個所に設置したセンサで検出された温度を包含
するものである。また、冷却ファン8の設置も図示位置
に限定されるものでなく、さらにケーシング11を有さ
ない分析機器の場合もあり、これら冷却ファン8および
9の位置は冷却機能を発揮する位置であれば何処でもよ
く図示例に限定されない。
以上詳述したとおりであるから、ランプ1を点灯してか
らランプハウス3の温度が所定の温度に達するまでは、
冷却ファン8が停止または少ない回転数となるよう制御
されるので、ランプハウス3の温度が安定するまでの時
間を短縮することができる。すなわちランプ1の光量が
安定するまでの時間を短縮することができる。また、ラ
ンプハウス3の温度を冷却ファン8の回転数で所定の温
度に制御するので、ランプハウス3の温度の安定後に環
境の温度が変化した場合には、ランプ1の光量の変化が
少なく、検出器出力10の変化を低減することができ
る。さらに温度の異なった環境で使用する場合にも、ラ
ンプ1の光量の変化を減少し検出器出力10の変化を低
減することができるので、従来うまく測定できなかった
高感度測定も可能となりその効果は顕著である。
した実施例装置の構成を概略的に示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】光源としてのランプと、このランプを内設
するランプハウスと、このランプハウスを空冷するファ
ンとを備え、ランプハウスからの光を分析機器に投光す
るようにした分析機器の光源装置において、前記ランプ
ハウスの温度を検出するセンサと、このセンサの出力信
号によって前記ファンの回転数を制御する制御手段を設
けてランプハウスの温度を所定の温度になるように制御
するとともに、この制御手段にはランプの点灯開始後ラ
ンプハウスの温度が所定の温度に達するまではファンの
回転を停止または少ない回転数に制御する機能を設け、
ランプの温度が点灯後短時間に所定の温度に達するよう
にしたことを特徴とする分析機器用光源装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24157098A JP2000074821A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 分析機器用光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24157098A JP2000074821A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 分析機器用光源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000074821A true JP2000074821A (ja) | 2000-03-14 |
JP2000074821A5 JP2000074821A5 (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=17076302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24157098A Pending JP2000074821A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 分析機器用光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000074821A (ja) |
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-
1998
- 1998-08-27 JP JP24157098A patent/JP2000074821A/ja active Pending
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