JP3114674U - 光源装置 - Google Patents
光源装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3114674U JP3114674U JP2005005500U JP2005005500U JP3114674U JP 3114674 U JP3114674 U JP 3114674U JP 2005005500 U JP2005005500 U JP 2005005500U JP 2005005500 U JP2005005500 U JP 2005005500U JP 3114674 U JP3114674 U JP 3114674U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- base
- heat
- light source
- house
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】光源としてのランプと、前記ランプを内設するランプハウスと、装置全体を支える基台と、前記基台と前記ランプハウスの間に介在するランプベースを備え、前記ランプベースは熱伝導率が金属よりも小さい部材からなることを特徴とする。これにより、ランプの熱が伝わる部位を限定して、ランプハウスの温度が上昇して安定するまでの時間を短縮し、同時に周辺部位の温度変動を抑える。
【選択図】図1
Description
また、ランプの放射光量はランプの温度変化によって変動する。周囲温度の変化などによりランプ温度が変化しランプの放射光量が変化してしまうと、測定結果が変動してよい測定ができなくなる。したがって、ランプの温度を一定に保つ必要がある。
一方、ランプの温度が上昇しすぎるとランプが破損するので、放熱する手段も必要である。
しかし、この方法は、ランプハウスが大きな熱容量をもつため、ランプを点灯して発熱し始めてから、ランプの周囲温度とランプ自身の温度が上昇するまでに時間がかかってしまう。つまり、ランプの光量の安定に時間がかかり、検出器出力の安定に時間を要するという欠点がある。また、特に水冷では装置が大掛かりとなる欠点がある。
また、特許文献2では別の方法として、ランプからの発熱により、ランプハウスの温度が上昇して安定温度に達するまでの時間を予めファン制御部に設定しておき、この時間が経過するまでは、冷却用ファンの回転を停止させておくか、通常回転時の回転速度よりも小さい回転速度で運転する。そして、所定の時間を経過した後、ファン制御部は冷却用ファンを通常運転時の回転速度で運転させるか、回転速度を通常運転時まで上げてランプハウスの放熱量を増加させてランプハウスの温度を一定に保つように制御している。
ランプベース4は、ランプハウス1の部材より熱伝導率が小さい部材からなっている。本実施例でのランプハウス1、ヒートシンク3に用いたアルミ合金の熱伝導率は130〜140W/m・Kであり、これらよりも熱伝導率の小さい部材となる。また、ランプベース4は熱伝導率が金属よりも小さい部材が好ましい。一般的に金属は自由電子をもつため熱を伝えやすく、熱伝導率は常温で7〜430W/m・Kである。またこのとき、熱伝導率は0に近いほど熱が伝わりにくく、特に0.7W/m・K以下であると効果的である。さらにランプベース4の部材は具体的には樹脂材料が好ましい。例えば、ポリエチレンテレフタレートを主原料とする樹脂などが使用できる。その他、熱伝導率が金属よりも小さくランプハウスを支持できる強度があり、ランプハウスの発熱に対する耐熱性があれば樹脂以外の部材(木材、紙、コンクリート、セラミック、発泡金属等)を用いることもできる。ランプベース4の形状は凹字状である。
ランプベース台5の上にランプベース4がネジ4aで固定される。ランプベース4の凹字型のくぼみ部分は前記ランプハウス1の幅より広くとってあり、くぼみ部にランプハウス1を挿入するが、ランプハウス1とランプベース4は接触しない寸法になっている。また、ランプベース4の下面とヒートシンク3の上面を合わせてネジ3aで止めることで、ランプハウス1をランプベース4上に固定している(図4参照)。
本考案の主体は光源装置の構造にあるので、電子部の説明及び分析装置の説明は省略する。
温度差が(Ta-Tb)(K)である面積S(m^2)が一様で、長さL(m)の物体の熱伝導は一般に(1)式にて表される。
Q=λ・S・(Ta-Tb)/L ・・・(1)
ヒートシンク3の上面はランプベース4の下面にも接しているので、ここからも熱伝導がある。しかし、ランプベース4の材質は熱伝導率がランプハウス1及びヒートシンク3より小さい部材であるため、ランプベース4には熱は伝わりにくい。また、ランプベース4とヒートシンク3の接触面積は両部材を固定するのに必要なだけあればよく、小さい面積のため熱の伝達が抑えられる。
ランプベース4に熱が伝わりにくいことから、ランプベース台5、その下の光源装置の基台6等には熱が伝わりにくい。つまり、ハロゲンランプ2から発せられる熱は、ランプハウス1とヒートシンク3という限られた部位のみに伝わり、ランプベース4や分析装置本体には伝わりにくいため、ランプハウス1の温度は短時間に上昇する。また、これにより周囲の部位の温度変化は小さく抑えられる。
Q=(Ta-Tb)/R・・・(2)
ただし、R= L/λ・S
式では面積が一様な物体として示したが形状が異なる場合には形状係数を加味して求める必要がある。形状係数を求める方法については「力安貞直 "熱伝導のシミュレーションについて" 海上保安大学校研究報告理工学系 Vol.36 No.2 pp.41-54 (1991)」他に開示されているのでここでは省略する。
また、ランプハウス、ヒートシンク、ランプベースの固定方法はこれに限定されず、ランプハウスとランプベースを直接固定しても良い。ネジ以外を用いて固定することも可能である。
その他、ランプベースとヒートシンクまたはランプベースとランプハウスの間にスペーサを設けることで接触面積を更に少なくすることができ、熱の伝わりをより少なくすることも可能である。
実施例では、ランプベースをランプベース台の上に固定したが、ランプベース台を設けずに基台の上にランプベースを直接固定することも可能である。ランプベース台をランプベースと同じ部材で製作し熱抵抗を大きくすることももちろん可能である。
2 ハロゲンランプ
3 ヒートシンク
4 ランプベース
5 ランプベース台
6 光源装置基台
Claims (4)
- 光源としてのランプと、
前記ランプを内設するランプハウスと、
装置全体を支える基台と、
前記基台と前記ランプハウスの間に介在するランプベースを備え、
前記ランプベースは熱伝導率が金属よりも小さい部材からなることを特徴とする光源装置。 - 装置全体を支える基台と、
前記基台に固定されたランプベースと、
光源としてのランプを内設するランプハウスと、
前記ランプベースに固定され、前記ランプハウスを前記ランプベースと接触しないように固定し、前記ランプハウスの熱を吸収して放熱するヒートシンクと、
前記ヒートシンクから放出される熱を排出するファンを備え、
前記ランプベースは熱伝導率が金属よりも小さい部材からなることを特徴とする分析装置用光源装置。 - 請求項1または2に記載の光源装置であって、
前記ランプベースは樹脂部材からなることを特徴とする分析装置用光源装置。 - 請求項1ないし3に記載の光源装置であって、
前記ランプベースは熱抵抗が1.3K/W以上であることを特徴とする分析装置用光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005500U JP3114674U (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005500U JP3114674U (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 光源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3114674U true JP3114674U (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=43276971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005005500U Expired - Lifetime JP3114674U (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114674U (ja) |
-
2005
- 2005-07-13 JP JP2005005500U patent/JP3114674U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8915624B2 (en) | Cooling heat-generating components of a light fixture | |
US20050220167A1 (en) | Thermoelectric device and mirror surface state detection device | |
JP2005512288A5 (ja) | ||
US11213619B2 (en) | Thermal management system and method for medical devices | |
JP2008026315A (ja) | 重量計測式水分量測定装置 | |
JP2006292269A (ja) | 冷却装置 | |
US7097556B2 (en) | Power supply capable of dissipating heat from computer unit | |
JP2023056000A (ja) | 分光検出器 | |
JP3114674U (ja) | 光源装置 | |
JP2009277742A (ja) | 光学電子装置 | |
Park et al. | Universal experimental methods for evaluating the performance of radiative cooling materials | |
JP4407486B2 (ja) | 飛行時間型質量分析装置 | |
WO2022254977A1 (ja) | Led光源装置 | |
JP2005098765A (ja) | 光源装置及びそれを用いた分析装置 | |
JP5279926B2 (ja) | 分析装置、及び分析方法 | |
CN214746569U (zh) | 一种基于半导体制冷方式的相机散热装置 | |
CN104571185A (zh) | 能量色散x射线荧光光谱仪的温控装置及方法 | |
US20230057233A1 (en) | X-ray fluorescence analyzer | |
JP2005257535A (ja) | 分光光度計 | |
JP2006031705A (ja) | 電子装置 | |
JP2007127593A (ja) | 試料加熱又は冷却装置 | |
JP5233040B2 (ja) | 固体nmr用masプローブ装置 | |
JP2010164352A (ja) | 蛍光x線分析装置 | |
ATE423304T1 (de) | Gekühlter probenehmer | |
JP6328451B2 (ja) | 蛍光x線分析装置及びその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080831 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090831 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140831 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |