JP2000074368A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2000074368A
JP2000074368A JP10243474A JP24347498A JP2000074368A JP 2000074368 A JP2000074368 A JP 2000074368A JP 10243474 A JP10243474 A JP 10243474A JP 24347498 A JP24347498 A JP 24347498A JP 2000074368 A JP2000074368 A JP 2000074368A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バーナの燃焼音が小さいときに、燃焼ファンに
より共振音が発生することを防止して、2個のバーナに
より燃焼量を調節する燃焼装置を提供する。 【解決手段】第1バーナ4のみを作動させる第1燃焼制
御と、第1バーナ4と第2バーナ5の双方を作動させる
第2燃焼制御とを選択的に実行する燃焼制御手段30を
備え、所定燃焼量範囲内においては前記第1燃焼制御と
前記第2燃焼制御のいずれによっても、同一の燃焼量を
得ることができるようにした燃焼装置において、燃焼制
御手段30は、前記所定燃焼量範囲内にある燃料量での
燃焼制御を行うときに、前記第1燃焼制御の際に、燃焼
ファン22の回転数が共振音を発生させるおそれがある
所定回転数範囲内となるときには、前記第2燃焼制御を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、2個のバーナの
うち、作動を行うバーナを選択し、選択したバーナへの
燃料供給量と燃焼用空気の供給量とを調節することで、
バーナの燃焼量を制御する燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼装置として、例えばガス給湯装置に
おいては、給水を昇温させる熱交換器を加熱するために
ガスバーナが用いられている。そして、給湯設定温度、
給水温度、給水流量等に応じて、ガスバーナへの燃料ガ
スと燃焼用空気の供給量が調節され、ガスバーナの燃焼
量が変更される。
【0003】また、最近のガス給湯装置においては、ガ
スバーナの燃焼量の変更範囲を拡大するため、複数のガ
スバーナを設けたものがある。このものにおいては、燃
焼量が大きいときは全てのガスバーナを作動させ、燃焼
量が小さいときは一部のガスバーナのみを作動させるこ
とで、燃焼量の変更範囲を拡大している。具体的には、
例えば第1バーナと第2バーナという2個のガスバーナ
を備えたガス給湯装置にあっては、燃焼量が小さいとき
は第1バーナのみを作動させ、燃焼量が大きいときは第
1バーナと第2バーナの双方を作動させるようにしてい
る。
【0004】ここで、ガスバーナへの燃焼用空気の供給
量の調節は、燃焼ファンの回転数を変更することで行わ
れるが、燃焼ファンの回転数によっては共振音が発生す
る場合がある。そして、上述した第1バーナと第2バー
ナを備えたガスバーナにあっては、第1バーナのみを作
動させるときも、第1バーナと第2バーナの双方を作動
させるときにも、ある範囲の回転数においては共振音が
発生するおそれがある。
【0005】そして、特に、第1バーナのみを作動させ
るとき、即ちガスバーナの燃焼量が小さくガスバーナの
燃焼音が小さいときに発生する共振音は、使用者にとっ
て耳障りであり、使用者に不快感を与えてしまうという
不都合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、バーナの燃焼音が小さいときに燃焼ファンに
よる共振音が発生することを防止して、2個のバーナに
より燃焼量を調節する燃焼装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第1バーナ及び第2バーナと、該第1バ
ーナと該第2バーナへの燃料供給量を調節する燃料供給
調節手段と、該第1バーナと該第2バーナに燃焼用空気
を供給する燃焼ファンと、前記第1バーナの燃焼量に応
じた前記燃焼ファンの回転数を設定する第1設定データ
と、前記第1バーナと前記第2バーナの総燃焼量に応じ
た前記燃焼ファンの回転数を設定する第2設定データと
を有して、前記第1設定データに基づいて前記燃焼ファ
ンの回転数を制御し、前記燃料供給調節手段により前記
第1バーナへの燃料の供給量を制御して前記第1バーナ
のみを作動させる第1燃焼制御と、前記第2設定データ
に基づいて前記燃焼ファンの回転数を制御し、前記燃料
供給調節手段により前記第1バーナと前記第2バーナへ
の燃料供給量を制御して前記第1バーナと前記第2バー
ナの双方を作動させる第2燃焼制御とを選択的に実行し
て燃焼制御を行う燃焼制御手段とを備え、所定燃焼量範
囲内においては、前記第1燃焼制御による前記第1バー
ナのみの作動と、前記第2燃焼制御による前記第1バー
ナと前記第2バーナ双方の作動のいずれによっても、同
一の燃焼量を得ることができるようにした燃焼装置にお
いて、前記燃焼制御手段は、前記所定燃焼量範囲内にあ
る燃焼量での燃焼制御を行うときに、前記第1燃焼制御
の際に、前記燃焼ファンの回転数が共振音を発生させる
おそれがある所定回転数範囲内となるときには、前記第
2燃焼制御を行うことを特徴とする。
【0008】かかる本発明の燃焼装置によれば、前記所
定燃焼量範囲内の燃焼量に対しては、前記第1燃焼制御
と前記第2燃焼制御のいずれによっても、該燃焼量を得
ることができる。そのため、前記燃焼制御手段は、前記
所定燃焼範囲内にある燃焼量での燃焼制御を行うとき
に、前記第1燃焼制御を行う際に、前記燃焼ファンの回
転数が前記所定回転数範囲内となって共振音が発生する
おそれがあるときには、前記第1燃焼制御ではなく前記
第2燃焼制御を行う。これにより、詳細は後述するが、
同一燃焼量を得るために必要な燃焼ファンの回転数は、
前記第1燃焼制御により前記第1バーナのみを作動させ
るときよりも、前記第2燃焼制御により前記第1バーナ
と前記第2バーナの双方を作動させるときの方が低くな
るので、前記燃焼ファンの回転数が低下して前記所定回
転数範囲から外れ、共振音が発生することを防止するこ
とができる。
【0009】また、前記燃焼制御手段は、前記第1燃焼
制御の実行中に、前記第1バーナの燃焼量が前記所定燃
焼量範囲内にあり、且つ、前記燃焼ファンの回転数が前
記所定回転数範囲内にある状態が所定時間以上継続した
ときには、該第1バーナの燃焼量と、前記第1バーナと
前記第2バーナとの総燃焼量とが同一となるように、前
記第1燃焼制御を前記第2燃焼制御に切り替えることを
特徴とする。
【0010】かかる本発明によれば、前記燃焼制御手段
は、前記第1バーナの燃焼量が前記所定燃焼範囲内にあ
り、且つ、前記燃焼ファンの回転数が前記所定回転数範
囲内にある状態が所定時間以上継続したときに、前記第
1燃焼制御を前記第2燃焼制御に切り替える。そのた
め、前記第1燃焼制御の実行中に、前記第1バーナの燃
焼量が増加し、瞬間的に前記燃焼ファンの回転数が前記
所定回転数範囲内を通過するときに、共振音が発生する
おそれがないにも拘わらず、前記第2燃焼制御に切り替
わってしまうことを防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
〜図3を参照して説明する。図1は、本発明の燃焼装置
であるガス給湯装置の全体構成図、図2は図1に示した
ガスバーナの制御データの説明図、図3は図1に示した
ガスバーナの制御処理を示したフローチャートである。
【0012】図1を参照して、本発明の燃焼装置である
ガス給湯装置は、給湯装置本体1と、給湯装置本体1の
作動を制御するコントローラ2と、コントローラ2に対
して給湯装置本体1の作動内容を指示するリモコン3と
により構成される。
【0013】給湯装置本体1は、コントローラ2からの
制御信号により作動する第1バーナ4及び第2バーナ
5、第1バーナ4と第2バーナ5により加熱される熱交
換器6、図示しない水道管と接続されて熱交換器6に水
を供給する給水管7、コントローラ2からの制御信号に
より給水管7の開度を調節する水量サーボ弁8、給水温
度を検出してコントローラ2に出力する給水温度センサ
9、給水量を検出してコントローラ2に出力する水量セ
ンサ10、熱交換器6で加熱された湯が出湯される出湯
管11、給水管7に給水される水の一部を出湯管11に
混合させるバイパス管12、出湯管11とバイパス管1
2との合流点の下流の給湯管13中の湯の温度を検出し
てコントローラ2に出力する給湯温度センサ14、及び
給湯栓15を備える。
【0014】尚、水量サーボ弁8は、使用者が給湯栓1
5を操作して給湯管13からの給湯量を増加させたとき
に、第1バーナ4及び第2バーナ5による最大加熱量に
対して給水管7からの給水量が多過ぎる場合に、該給水
量を制限するためのものである。
【0015】第1バーナ4と第2バーナ5に燃料ガスを
供給する主ガス供給管16には、コントローラ2からの
制御信号により開閉される元電磁弁17,給湯電磁弁1
8,及びコントローラ2からの制御信号によりその開度
が調節される比例制御弁19が備えられる。主ガス供給
管16から分岐した副ガス供給管20には、コントロー
ラ2からの制御信号により開閉される切替電磁弁21が
備えられる。
【0016】22は第1バーナ4と第2バーナ5に燃焼
用空気を供給する燃焼ファンであり、コントローラ2か
らの制御信号によりその回転速度が可変される。23は
コントローラ2からの制御信号により第1バーナ4に点
火する点火プラグ、24は第1バーナ4の燃焼状態を検
出してコントローラ2に出力するフレームロッドであ
る。尚、第2バーナ5は第1バーナ4から火移り点火さ
れる。
【0017】コントローラ2は、本発明の燃焼制御手段
30を含んで、CPU、ROM、RAM等により構成さ
れ、リモコン3によって指示される条件に従って給湯装
置本体1の制御を行う。
【0018】リモコン3は、給湯装置本体1を運転待機
状態と運転停止状態とに切り替える運転スイッチ40
と、使用者が希望する給湯管13からの給湯温度を設定
する温度設定スイッチ41と、該温度設定スイッチ41
により設定された給湯温度を表示する表示部42とを有
する。
【0019】使用者がリモコン3の運転スイッチ40を
操作して、給湯装置本体1が運転待機状態となると、運
転スイッチ40に内蔵された運転ランプ(図示しない)
が点灯する。この状態で、使用者が給湯管13の先端に
接続された給湯栓15を開操作すると、給水管7への給
水が開始され、水量センサ10により流水が検出され
る。コントローラ2は、水量センサ10からの出力信号
により給水管7への給水の開始を認識したときは、燃焼
ファン22を作動させ、元ガス電磁弁17,給湯電磁弁
18, 及び切替電磁弁21を開弁し、比例制御弁19の
開度を調節して、点火プラグ23に火花放電を生じさせ
て第1バーナ4と第2バーナ5の点火処理を行う。
【0020】コントローラ2に備えられた燃焼制御手段
30はタイマ31を備え、フレームロッド24の出力か
ら第1バーナ4及び第2バーナ5の点火がなされたこと
を認識したときは、温度設定スイッチ41で設定された
設定温度、給水温度センサ9で検出された給水管7から
の給水温度、及び水量センサ10で検出された給水管7
からの給水流量に応じて、第1バーナ4と第2バーナ5
の目標燃焼量を決定し、決定した目標燃焼量に応じて、
比例制御弁19の開度、燃焼ファン22の回転速度、及
び切替電磁弁21の開閉を制御することで、第1バーナ
4と第2バーナ5の燃焼制御を行う。
【0021】以下、燃焼制御手段30による第1バーナ
4と第2バーナ5の燃焼制御について説明する。図1を
参照して、燃焼制御手段30は、切替電磁弁21を開閉
制御することで、第1バーナ4のみを作動させる第1燃
焼制御と、第1バーナ4と第2バーナ5の双方を作動さ
せる第2燃焼制御とを選択的に実行する。ここで、第1
バーナ4と第2バーナ5への燃料ガスの供給量は、比例
制御弁19の開度を制御することで行われる。また、第
1バーナ4と第2バーナ5への燃焼用空気の供給量は、
燃焼ファン22の回転数を制御することで行われる。
【0022】そして、第1燃焼制御、即ち第1バーナ4
のみを作動させる場合と、第2燃焼制御、即ち第1バー
ナ4と第2バーナ5の双方を作動させる場合とでは、比
例制御弁19の開度が同じであっても、燃料ガスの供給
量(燃焼量)が異なるため、目標燃焼量に対する比例制
御弁19の開度の設定と燃焼ファン22の回転数の設定
を変更する必要がある。そこで、燃焼制御手段30は、
図2に示すように、第1燃焼制御に応じた第1設定デー
タと、第2燃焼制御に応じた第2設定データとを有す
る。図2(a)が目標燃焼量に対する比例制御弁19の
開度の設定(指示電流値)データであり、図2(b)が
目標燃焼量に対する燃焼ファン22の回転数の設定デー
タである。尚、図2(a)及び図2(b)の第2所定量
から第1所定量までの範囲が、本発明の所定燃焼量範囲
に相当する。
【0023】次に、図3を参照して、燃焼制御手段30
による、第1バーナ4のみを作動させる第1燃焼制御
と、第1バーナ4と第2バーナ5の双方を作動させる第
2燃焼制御との切替処理について説明する。
【0024】図3のSTEP1〜STEP3は、第1燃
焼制御の処理であり、燃焼制御手段30は、STEP1
で切替電磁弁21を閉弁して第2バーナ5への燃料ガス
の供給を停止し、STEP2で第1設定データ(図2
(a)参照)に基づいて比例制御弁19の開度を調節し
て第1バーナ4への燃料ガスの供給量を変更し、STE
P3で第1設定データ(図2(b)参照)に基づいて燃
焼ファン22の回転速度を調節して第1バーナ4への燃
焼用空気の供給量を変更する。これにより、第1バーナ
4に対する空燃比を最適に設定することができる。
【0025】そして、STEP4で目標燃焼量が第1所
定量以下であるときは、STEP10に分岐し、STE
P10で燃焼ファン22の回転速度が、共振音が発生す
るおそれがある110Hzを超え120Hz未満の範囲
(本発明の所定回転数範囲に相当、以下、共振音発生範
囲という)にない場合は、STEP20に分岐してタイ
マ31をクリアしてSTEP2に進む。即ち、目標燃焼
量が第1所定量以下で、燃焼ファン22の回転数が共振
音発生範囲にない場合は、第1設定データに基づいて第
1燃焼制御が続行される。
【0026】一方、STEP4で目標燃焼量が第1所定
量(図2参照)以上となるまで増加したときは、STE
P4からSTEP5に進み、燃焼制御手段30は、第1
燃焼制御から第2燃焼制御に切り替えて燃焼制御を行
う。STEP5〜STEP7が第2燃焼制御の処理であ
り、燃焼制御手段30は、STEP5で切替電磁弁21
を開弁して第2バーナ5に点火して、STEP6で第2
設定データ(図2(a)参照)に基づいて比例制御弁1
9の開度を調節して第1バーナ4及び第2バーナ5への
燃料ガスの供給量を変更し、STEP7で第2設定デー
タ(図2(b)参照)に基づいて燃焼ファン22の回転
数を調節して第1バーナ4及び第2バーナ5への燃焼用
空気の供給量を変更する。これにより、第1バーナ4及
び第2バーナ5に対する空燃比を最適に設定することが
できる。
【0027】そして、燃焼制御手段30は、STEP8
で目標燃焼量が第2所定量(図2参照)未満となるま
で、第1バーナ4と第2バーナ5の双方を作動させる第
2燃焼制御を続行する。STEP8で、目標燃焼量が第
2所定量未満となるまで減少したときには、STEP1
に進んで、燃焼制御手段30は切替電磁弁21を閉弁し
て第2バーナ5を消火し、燃焼制御を第2燃焼制御から
第1燃焼制御に切り替える。
【0028】また、STEP10で、燃焼ファン22の
回転数が共振音発生範囲内にあるとき、即ち燃焼ファン
22により共振音が発生するおそれがあるときはSTE
P11に進み、燃焼制御手段30はSTEP11でタイ
マ31が作動していなければSTEP12でタイマ31
を起動する。そして、燃焼ファン22の回転数が共振音
発生範囲内に留まっている間に、STEP13でタイマ
31がタイムアップしたときは(タイマ31の設定時間
が本発明の所定時間に相当する)、STEP13からS
TEP5に分岐して、燃焼制御手段30は、燃焼制御を
第1燃焼制御から第2燃焼制御に切り替える。
【0029】ここで、図2(b)を参照して、目標燃焼
量が第2所定量から第1所定量までの範囲にあるとき
は、第1設定データに基づいて第1燃焼制御により目標
燃焼量を得ることができ、また、第2設定データに基づ
いて第2燃焼制御により目標燃焼量を得ることもでき
る。そのため、燃焼制御手段30は、第1バーナ4と第
2バーナ5による総燃焼量を変化させることなく、第1
燃焼制御から第2燃焼制御に切り替えることができる。
【0030】そして、図2(b)を参照して、第1燃焼
制御から第2燃焼制御に切り替えることで、燃焼ファン
22の回転数の設定が小さくなって共振音発生範囲外と
なる。そのため、共振音が発生することを防止すること
ができる。
【0031】尚、図3のSTEP13で、タイマ31が
タイムアップするのを待ってから、STEP5に分岐し
て燃焼制御を第1燃焼制御から第2燃焼制御に切り替え
るようにしているのは、目標燃焼量の増加過程で瞬間的
に燃焼ファン22の回転数が共振音発生範囲を通過する
ときには、共振音が継続して発生せず、使用者に不快感
を与えることがないので、第1燃焼制御から第2燃焼制
御に切り替える必要がないからである。
【0032】また、図2(b)を参照して、第2設定デ
ータに基づいて第2燃焼制御を行うときにも、燃焼ファ
ン22の回転数が共振音発生範囲内となる場合がある
が、この場合には燃焼量が大きく、第1バーナ4と第2
バーナ5の燃焼音が大きいため、第1バーナ4と第2バ
ーナ5の燃焼音により共振音がかき消され、使用者にそ
れほど不快感を与えない。
【0033】尚、本実施の形態においては、共振音が発
生するおそれのある範囲を、燃焼ファン22の回転数が
110Hz〜120Hzである範囲に設定したが、共振
音の発生範囲は燃焼ファン22のファンモータの特性等
によって定まるものであるため、この範囲に限定される
ものではない。
【0034】また、本実施の形態においては、図2に示
すように、燃焼制御手段30に、目標燃焼量に対する比
例制御弁19の開度と燃焼ファン22の回転数の設定デ
ータを持たせたが、目標燃焼量に対する燃焼ファンの回
転数の設定データのみを持たせ、比例制御弁の開度は燃
焼ファンの回転数に応じて算出するようにしてもよい。
【0035】また、本実施の形態においては、第1燃焼
制御の実行中に、目標燃焼量が所定燃焼量範囲となり、
且つ、燃焼ファン22の回転数が共振を生じるおそれの
ある前記共振音発生範囲である時間が前記所定時間以上
継続したときに、前記第2燃焼制御に切り替えるものを
示したが、例えば、燃焼制御開始時の目標燃焼量が前記
所定燃焼量範囲内にあり、該目標燃焼量で前記第1燃焼
制御を実行したならば燃焼ファン22の回転数が前記所
定回転数範囲内となる場合には、燃焼制御の開始当初か
ら前記第2燃焼制御を実行するようにしてもよい。
【0036】また、本実施の形態においては、ガスを燃
料とするバーナを備えた燃焼装置を示したが、他の燃
料、例えば灯油を燃料とするバーナを備えた燃焼装置に
対しても本発明の適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス給湯装置の全体構成図。
【図2】図1に示したガスバーナの制御データの説明
図。
【図3】図1に示したガスバーナの制御処理を示したフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…給湯装置本体、2…コントローラ、3…リモコン、
4…第1バーナ、5…第2バーナ、6…熱交換器、7…
給水管、8…水量サーボ、9…給水温度センサ、10…
水量センサ、11…出湯管、12…バイパス管、13…
給湯管、14…給湯温度センサ、15…給湯栓、16…
主ガス供給管、17…元電磁弁、18…給湯電磁弁、1
9…比例制御弁、20…副ガス供給管、21…切替電磁
弁、2230…燃焼制御手段、31…タイマ、40…運
転スイッチ、41…温度設定スイッチ、42…表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1バーナ及び第2バーナと、該第1バー
    ナと該第2バーナへの燃料供給量を調節する燃料供給調
    節手段と、該第1バーナと該第2バーナに燃焼用空気を
    供給する燃焼ファンと、 前記第1バーナの燃焼量に応じた前記燃焼ファンの回転
    数を設定する第1設定データと、前記第1バーナと前記
    第2バーナの総燃焼量に応じた前記燃焼ファンの回転数
    を設定する第2設定データとを有して、 前記第1設定データに基づいて前記燃焼ファンの回転数
    を制御し、前記燃料供給調節手段により前記第1バーナ
    への燃料の供給量を制御して前記第1バーナのみを作動
    させる第1燃焼制御と、前記第2設定データに基づいて
    前記燃焼ファンの回転数を制御し、前記燃料供給調節手
    段により前記第1バーナと前記第2バーナへの燃料供給
    量を制御して前記第1バーナと前記第2バーナの双方を
    作動させる第2燃焼制御とを選択的に実行して燃焼制御
    を行う燃焼制御手段とを備え、 所定燃焼量範囲内においては、前記第1燃焼制御による
    前記第1バーナのみの作動と、前記第2燃焼制御による
    前記第1バーナと前記第2バーナ双方の作動のいずれに
    よっても、同一の燃焼量を得ることができるようにした
    燃焼装置において、 前記燃焼制御手段は、前記所定燃焼量範囲内にある燃焼
    量での燃焼制御を行うときに、前記第1燃焼制御の際
    に、前記燃焼ファンの回転数が共振音を発生させるおそ
    れがある所定回転数範囲内となるときには、前記第2燃
    焼制御を行うことを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】前記燃焼制御手段は、前記第1燃焼制御の
    実行中に、前記第1バーナの燃焼量が前記所定燃焼量範
    囲内にあり、且つ、前記燃焼ファンの回転数が前記所定
    回転数範囲内にある状態が所定時間以上継続したときに
    は、該第1バーナの燃焼量と、前記第1バーナと前記第
    2バーナとの総燃焼量とが同一となるように、前記第1
    燃焼制御を前記第2燃焼制御に切り替えることを特徴と
    する請求項1記載の燃焼装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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