JP2000073900A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給装置

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JP2000073900A JP10260989A JP26098998A JP2000073900A JP 2000073900 A JP2000073900 A JP 2000073900A JP 10260989 A JP10260989 A JP 10260989A JP 26098998 A JP26098998 A JP 26098998A JP 2000073900 A JP2000073900 A JP 2000073900A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】流路抵抗の増大を招くことなくコンパクト化を
果たし得て、部品点数を削減し得て、重量を軽減し得
て、燃料戻り管を廃止し得て、燃料透過量を削減し得
て、作業工程を削減し得て、コストの低減を果たすこと
にある。 【解決手段】燃料タンクに取付けられるポンプ組立体1
6のケース本体20にポンプフィルタ56と燃料ポンプ
58と燃料フィルタ60と燃料レギュレータ62と燃料
レベルゲージ64とを集中配設し、ケース蓋体22に燃
料出口管68とエバポ出口管68と2ウェイチェック弁
70と燃料カット弁72とリリーフ弁74とブリーザ管
76とを集中配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関の燃料供
給装置に係り、特に、流路抵抗の増大を招くことなくコ
ンパクト化を果たし得て、部品点数を削減し得て、重量
を軽減し得て、燃料戻り管を廃止し得て、燃料透過量を
削減し得て、作業工程を削減し得て、コストの低減を果
たし得る内燃機関の燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載される内燃機関は、燃料タ
ンクの燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置を設けて
いる。内燃機関の燃料供給装置としては、図6・図7に
示すものがある。図7において、102は図示しない内
燃機関の燃料供給装置、104は燃料タンク、106は
タンク室、108はポンプ組立体である。燃料供給装置
102は、燃料タンク104のタンク室106に臨ませ
てポンプ組立体108を取付けている。
【0003】ポンプ組立体108は、図6に示す如く、
ポンプケース110内の燃料ポンプ112の吸引側にポ
ンプフィルタ114を連絡して設け、吐出側をポンプケ
ース110の燃料出口管116に連絡している。燃料出
口管116には、燃料供給管118の一端側を連絡して
いる。燃料供給管118の他端側は、内燃機関に設けた
デリバリパイプ120に連絡している。
【0004】デリバリパイプ120には、燃料噴射弁1
22を設け、燃料レギュレータ124を設けている。燃
料レギュレータ124には、燃料戻り管126の一端側
を連絡している。燃料戻り管126の他端側は、ポンプ
ケース110の燃料入口管128に連絡している。
【0005】燃料供給装置102は、タンク室106の
燃料をポンプフィルタ114を介して燃料ポンプ112
により吸引し、燃料出口管116に吐出して燃料供給管
118に圧送する。燃料供給管118の燃料は、デリバ
リパイプ120に供給され、燃料レギュレータ124に
より圧力を調整されて燃料噴射弁122により内燃機関
に噴射して供給される。燃料レギュレータ124により
調整されて余分となった燃料は、燃料戻り管126によ
り燃料入口管128から燃料タンク104のタンク室1
06に戻される。
【0006】このような内燃機関の燃料供給装置として
は、特開平9−250418号公報に開示されるものが
ある。この公報に開示されるものは、燃料タンク内に燃
料ポンプとプレッシャレギュレータとを設け、リターン
配管を無くしたものである。
【0007】また、内燃機関の燃料供給装置としては、
特開平10−47184号公報に開示されるものがあ
る。この公報に開示されるものは、支持ブラケットに燃
料漏れ防止弁や燃料フィルタ、燃料ポンプ、燃料ゲージ
等を複数の燃料系部品を一体に組付けたものである。
【0008】この特開平10−47184号公報以外に
複数の燃料系部品を組付けた燃料供給装置としては、特
開平6−207567号公報、特開平7−310616
号公報、特開平8−49613号公報、特開平8−12
1282号公報、特開平8−158975号公報、特開
平8−210212号公報、特開平8−277759号
公報、特開平9−14074号公報、特開平9−268
956号公報等に開示されるものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の複数
の燃料系部品を組付けた燃料供給装置にあって、特開平
10−47184号公報や特開平6−207567号公
報、特開平7−310616号公報、特開平8−496
13号公報、特開平8−121282号公報、特開平8
−158975号公報、特開平8−210212号公
報、特開平8−277759号公報、特開平9−140
74号公報に開示されるものは、燃料ポンプと燃料フィ
ルタとを上下方向に位置させて組付けているため、ポン
プケースが上下方向に大型化する不都合がある。
【0010】このような不都合に対しては、特開平9−
268956号公報に開示されるように、サブタンク内
において燃料ポンプの水平方向一側に燃料フィルタを配
設するとともに水平方向他側にプレッシャレギュレータ
を配設したものがある。
【0011】しかし、特開平9−268956号公報に
開示される燃料供給装置は、燃料ポンプの上方から吐出
される燃料が、燃料ポンプの水平方向一側の燃料フィル
タを通過した後に、水平方向他側の下方に配設した分岐
部において分岐して、上方の燃料供給パイプと隣接する
プレッシャレギュレータとに分流されるため、サブタン
ク内における燃料の流路長が長くなって流路方向が何回
も変向されることになり、流路抵抗が増大する不都合が
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、内燃機関の燃料タンクの
天板に取付けられるポンプ組立体を設け、このポンプ組
立体は燃料タンクの天板の組立体取付孔からタンク室に
挿入されるケース本体とこのケース本体に連結されて燃
料タンクの天板に取付けられるケース蓋体とからなる組
立体ケースを設け、前記ケース本体には前記タンク室の
燃料を濾過するポンプフィルタとこのポンプフィルタを
介して前記タンク室の燃料を吸引する燃料ポンプとこの
燃料ポンプの吐出する燃料を濾過する燃料フィルタとこ
の燃料フィルタにより濾過された燃料の圧力を調整する
燃料レギュレータと前記タンク室の燃料レベルを検出す
る燃料レベルゲージとを集中配設し、前記ケース蓋体に
は前記燃料レギュレータにより調整された燃料を燃料供
給管に流出させる燃料出口管と前記タンク室の蒸発燃料
をエバポ管に流出させるエバポ出口管とこのエバポ出口
管に流出する蒸発燃料を調整する2ウェイチェック弁と
前記タンク室の燃料がエバポ管に流出することを阻止す
る燃料カット弁と前記タンク室の圧力をエバポ出口管に
逃がして調整するリリーフ弁と前記タンク室を換気する
とともに燃料量を規定するブリーザ管とを集中配設した
ことを特徴とする。
【0013】前記ケース本体には燃料ポンプと燃料フィ
ルタとを水平方向に位置させて近接配設するとともにこ
の燃料フィルタの上方に位置させて燃料レギュレータを
近接配設し、前記ケース蓋体には燃料レギュレータの水
平方向に位置させて燃料カット弁を近接配設するととも
にこの燃料カット弁の水平方向に位置させて且つ燃料ポ
ンプの上方に位置させてブリーザ管を近接配設し、前記
燃料カット弁とエバポ出口管との間に位置させて2ウェ
イチェック弁とリリーフ弁とを並列に近接配設したこと
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の燃料供給装置は、燃料
タンクの天板に取付けられるポンプ組立体を設け、組立
体ケースのケース本体にポンプフィルタと燃料ポンプと
燃料フィルタと燃料レギュレータと燃料レベルゲージと
を集中配設し、組立体ケースのケース蓋体に燃料出口管
とエバポ出口管と2ウェイチェック弁と燃料カット弁と
リリーフ弁とブリーザ管とを集中配設していることによ
り、多数の燃料系部品をポンプ組立体に集中させて一体
的に組付けることができ、燃料戻り管の廃止や取付部品
の共用化、組立作業の省略等を図ることができる。この
場合に、ケース本体には燃料ポンプと燃料フィルタとを
水平方向に位置させて近接配設するとともにこの燃料フ
ィルタの上方に位置させて燃料レギュレータを近接配設
したことにより、組立体ケース内における燃料の流路長
を短くし得るとともに流路方向がいたずらに何回も変向
されることがなく、また、ケース蓋体には燃料レギュレ
ータの水平方向に位置させて燃料カット弁を近接配設す
るとともにこの燃料カット弁の水平方向に位置させて且
つ燃料ポンプの上方に位置させてブリーザ管を近接配設
し、燃料カット弁とエバポ出口管との間に位置させて2
ウェイチェック弁とリリーフ弁とを並列に近接配設した
ことにより、多数の燃料系部品をポンプ組立体に近接集
中させて一体的に組付けることができる。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図5は、この発明の実施例を示すもので
ある。図5において、2は車両に搭載した内燃機関の燃
料供給装置、4は燃料タンク、6はタンク室である。燃
料供給装置2の燃料タンク4は、上側部材8と下側部材
10とを接合して中空箱形状のタンク室6を形成してい
る。上側部材8の天板12には、燃料タンク4の中央部
位に位置させて組立体取付孔14を設けている。
【0016】燃料タンク4の天板12には、ポンプ組立
体16が取付けられる。ポンプ組立体16には、組立体
ケース18に後述する複数の燃料系部品を取付けてい
る。組立体ケース18は、ケース本体20とケース蓋体
22とからなる。ケース本体20は、略筒形状に形成さ
れ、燃料タンク4の天板12の組立体取付孔14からタ
ンク室6に挿入配設される。ケース蓋体22は、円板形
状に形成され、ケース本体20に連結されて燃料タンク
4の天板12に取付けられる。
【0017】ポンプ組立体16は、燃料タンク4の天板
12の組立体取付孔14から組立体ケース18のケース
本体20を挿入してケース蓋体22と天板12との間に
ガスケット24を介装し、ケース蓋体22の上側から円
環板形状の取付プレート26を組立体取付孔14周囲の
円環板形状の取付部28に取付ボルト30によって取付
けることにより、燃料タンク4に取付けられる。
【0018】ポンプ組立体16には、燃料供給管32の
一端側を連絡している。燃料供給管32の他端側は、内
燃機関に設けたデリバリパイプ34に連絡されている。
デリバリパイプ34には、図2に示す如く、各気筒に対
応する燃料噴射弁36を取付けて設けている。なお、各
気筒に単一の燃料噴射弁により燃料を噴射する内燃機関
の場合には、二点鎖線で示す如く、燃料供給管32の他
端側をパルセーションダンパ37に連絡する。
【0019】また、ポンプ組立体16には、エバポ管3
8の一端側を連絡している。エバポ管38の他端側は、
キャニスタ(図示せず)に連絡している。キャニスタ
は、図示しないパージ管によりパージ制御弁を介して内
燃機関の吸気通路に連絡している。前記燃料供給管32
とエバポ管38とは、途中をクランプ40により平行に
よう保持され、カバー42により覆われている。カバー
42は、取付ネジ44によりクランプ40に取付けられ
ている。
【0020】前記ポンプ組立体16は、図3〜図5に示
す如く、燃料タンク4の天板12の中央部位に設けた組
立体取付孔14からタンク室6に挿入配設されるケース
本体20と、このケース本体20に連結されて燃料タン
ク4の天板12に取付けられるケース蓋体22と、から
なる組立体ケース18を設けている。ケース本体20
は、底部46と周壁部48とからなる。ケース蓋体20
は、上部50と周縁部52とからなる。組立体ケース1
8内には、ケース空間54を区画している。
【0021】組立体ケース18のケース本体20には、
図1に示す如く、タンク室6の燃料を濾過するポンプフ
ィルタ56と、このポンプフィルタ56を介してタンク
室6の燃料を吸引する燃料ポンプ58と、この燃料ポン
プ58の吐出する燃料を濾過する燃料フィルタ60と、
この燃料フィルタ60により濾過された燃料の圧力を調
整する燃料レギュレータ62と、タンク室6の燃料レベ
ルを検出する燃料レベルゲージ64と、を集中配設して
いる。
【0022】ポンプフィルタ56は、ケース本体20の
底部46にタンク室6に臨ませて配設している。燃料ポ
ンプ58と燃料フィルタ60と燃料レギュレータ62と
は、ケース本体20の底部46と周壁部48とで囲まれ
るケース空間54に配設している。燃料レベルゲージ6
4は、ケース本体20の周壁部48にタンク室6に臨ま
せて配設している。
【0023】前記組立体ケース18のケース蓋体22に
は、燃料レギュレータ62により調整された燃料を燃料
供給管32に流出させる燃料出口管66と、タンク室6
の蒸発燃料をエバポ管38に流出させるエバポ出口管6
8と、このエバポ出口管68に流出する蒸発燃料を調整
する2ウェイチェック弁70と、タンク室6の燃料がエ
バポ管38に流出することを阻止する燃料カット弁72
と、タンク室6の圧力をエバポ出口管68に逃がして調
整するリリーフ弁74と、タンク室6を換気するととも
に燃料量を規定するブリーザ管76と、を集中配設して
いる。
【0024】燃料出口管66とエバポ出口管68と2ウ
ェイチェック弁70とリリーフ弁74とは、ケース蓋体
22の上部50の外部に臨む上側に配設している。燃料
カット弁72は、ケース蓋体22の上部50のケース空
間54に臨む下側に配設している。ブリーザ管76は、
ケース蓋体22の上部50を貫通してケース空間54と
外部とに臨むように配設している。
【0025】前記ケース本体20には、燃料ポンプ58
と燃料フィルタ60とを水平方向に位置させて近接配設
するとともに、この燃料フィルタ60の上方に位置させ
て燃料レギュレータ62を近接配設している。
【0026】燃料ポンプ58は、ケース本体20の底部
46と周壁部48とに接するように配設し、燃料ポンプ
58の底部46側の吸引部78にポンプフィルタ56を
連絡している。燃料ポンプ58の上方の吐出部80に
は、ポンプ連絡管82の一端側を連絡している。ポンプ
連絡管82の他端側は、燃料ポンプ58に対して水平方
向に位置させて近接配設した燃料フィルタ60の入口部
84に連絡している。
【0027】燃料フィルタ60の出口部86は、上方に
延びるフィルタ連絡管88の一端側を連絡している。フ
ィルタ連絡管88の他端側は、燃料フィルタ60上方の
ケース蓋体22に設けた燃料出口管66のケース空間5
4に臨む一端側に連絡している。フィルタ連絡管88の
途中には、燃料フィルタ60の上方に位置させて燃料レ
ギュレータ62を近接配設している。
【0028】また、前記ケース蓋体22には、燃料レギ
ュレータ62の水平方向に位置させて燃料カット弁72
を近接配設するとともに、この燃料カット弁72の水平
方向に位置させて且つ燃料ポンプ58の上方に位置させ
てブリーザ管76を近接配設し、燃料カット弁72とエ
バポ出口管68との間に位置させて2ウェイチェック弁
70とリリーフ弁74とを並列に近接配設している。
【0029】燃料カット弁72は、ケース蓋体22の上
部50のケース空間54に臨む下側に配設され、上部5
0の外部に臨む上側に設けた2ウェイチェック弁70を
介してエバポ出口管68に連絡している。ブリーザ管7
6は、ケース蓋体22の上部50を貫通してケース空間
54と外部とに臨むように、燃料カット弁72の水平方
向に位置させて且つ燃料ポンプ58の上方に位置させて
近接配設している。リリーフ弁74は、上部50の上側
に2ウェイチェック弁70と並列に近接配設している。
なお、図3において、符号90は電気ケーブル接続用の
カプラである。
【0030】次に、この実施例の作用を説明する。
【0031】この燃料供給装置2は、燃料タンク4の天
板12に取付けられるポンプ組立体16のケース本体2
0にポンプフィルタ56と燃料ポンプ58と燃料フィル
タ60と燃料レギュレータ62と燃料レベルゲージ64
とを集中配設し、ケース蓋体22に燃料出口管66とエ
バポ出口管68と2ウェイチェック弁70と燃料カット
弁72とリリーフ弁74とブリーザ管76とを集中配設
している。
【0032】タンク室6の燃料は、ポンプフィルタ56
を介して燃料ポンプ58により吸引され、ポンプ連絡管
82により燃料フィルタ60に圧送される。燃料フィル
タ60により濾過された燃料は、ポンプ連絡管82から
燃料出口管66に流れ、燃料供給管32によりデリバリ
パイプ34を介して燃料噴射弁36に供給される。
【0033】前記燃料フィルタ60からポンプ連絡管8
2を介して燃料吐出管66に流れる燃料は、ポンプ連絡
管82の途中に設けた燃料レギュレータ62により圧力
を調整され、余分の燃料をケース空間54からタンク室
6に戻される。
【0034】また、タンク室6に発生する蒸発燃料は、
2ウェイチェック弁70により調整されてエバポ出口管
68に流れ、エバポ管38によりキャニスタに供給され
る。タンク室6の蒸発燃料の圧力は、リリーフ弁74に
よりエバポ出口管68を介してエバポ管38に逃がされ
る。燃料カット弁72は、タンク室6の燃料がエバポ管
38に流出することを阻止する。ブリーザ管76は、タ
ンク室6を換気するとともに燃料量を規定する。
【0035】この燃料供給装置2は、燃料タンク4の天
板12に取付けられるポンプ組立体16のケース本体2
0にポンプフィルタ56と燃料ポンプ58と燃料フィル
タ60と燃料レギュレータ62と燃料レベルゲージ64
とを集中配設し、ケース蓋体22に燃料出口管66とエ
バポ出口管68と2ウェイチェック弁70と燃料カット
弁72とリリーフ弁74とブリーザ管76とを集中配設
している。
【0036】これにより、この燃料供給装置2は、燃料
ポンプ58等の多数の燃料系部品をポンプ組立体16に
集中させて一体的に組付けることができ、ポンプ組立体
16に燃料レギュレータ62を配設したことにより燃料
戻り管を廃止でき、その他多数の燃料系部品を一体的に
組付けていることにより取付部品の共用化、組立作業の
省略等を図ることができる。
【0037】この場合に、ケース本体20には、燃料ポ
ンプ58と燃料フィルタ60とを水平方向に位置させて
近接配設するとともに、この燃料フィルタ60の上方に
位置させて燃料レギュレータ62を近接配設したことに
より、図1に白抜き矢印で示す如く、ポンプ組立体16
内における燃料の流路長を短くし得るとともに流路方向
がいたずらに何回も変向されることがない。
【0038】また、ケース蓋体22には、燃料レギュレ
ータ62の水平方向に位置させて燃料カット弁72を近
接配設するとともに、この燃料カット弁72の水平方向
に位置させて且つ燃料ポンプ58の上方に位置させてブ
リーザ管76を近接配設し、燃料カット弁72とエバポ
出口管68との間に位置させて2ウェイチェック弁70
とリリーフ弁74とを並列に近接配設したことにより、
多数の燃料系部品をポンプ組立体16に集中させて一体
的に組付けることができる。
【0039】このため、この燃料供給装置2は、ポンプ
組立体16内における燃料の流路長を短くし得るととも
に流路方向が何回も変向されることがないことにより流
路抵抗の増大を招くことがなく、多数の燃料系部品をポ
ンプ組立体16に集中させて一体的に組付け得ることに
よりコンパクト化を果たし得て、燃料戻り管の廃止や取
付部品の共用化により部品点数を削減し得て、重量を軽
減し得る。
【0040】また、この燃料供給装置2は、エンジンル
ーム内の各配管のレイアウトの自由度を高め得て、タン
ク室6内のケース本体20に燃料レギュレータ62を配
設したことにより燃料透過量を削減し得て、組立作業の
省略により作業工程を削減し得て、コストの低減を果た
すことができる。
【0041】さらに、この燃料供給装置2は、ポンプ組
立体16に燃料ポンプ58等の複数の燃料系部品を配設
していることにより、燃料タンク4に形成される燃料部
品取付用孔の開口面積を減少させることができ、燃料タ
ンク4の剛性及びシール性能を向上することができる。
また、この燃料供給装置2は、燃料タンク4の中心部位
に位置させて燃料レベルゲージ56等の複数の燃料系部
品を組付けたポンプ組立体16を取付けていることによ
り、燃料レベルゲージ56の燃料レベル指示性能を向上
し得て、満量給油時の指示誤差を減少し得て、燃料ポン
プ58の吸引性能を向上することができる。
【0042】
【発明の効果】このように、この発明の燃料供給装置
は、多数の燃料系部品をポンプ組立体に集中させて一体
的に組付けることができ、燃料戻り管の廃止や取付部品
の共用化、組立作業の省略等を図ることができ、また、
ポンプ組立体内における燃料の流路長を短くし得るとと
もに流路方向がいたずらに何回も変向されることがな
い。
【0043】このため、この内燃機関の燃料供給装置
は、ポンプ組立体内における燃料の流路長を短くし得る
とともに流路方向が何回も変向されることがなく、ま
た、多数の燃料系部品をポンプ組立体に集中させて一体
的に組付け得ることにより、流路抵抗の増大を招くこと
なくコンパクト化を果たし得て、燃料戻り管の廃止や取
付部品の共用化により部品点数を削減し得て、重量を軽
減し得て、タンク室内のケース本体に燃料レギュレータ
を配設したことにより燃料透過量を削減し得て、組立作
業の省略により作業工程を削減し得て、コストの低減を
果たし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す燃料供給装置のポンプ
組立体の概略断面図である。
【図2】燃料供給装置の概略配管図である。
【図3】ポンプ組立体の平面図である。
【図4】ポンプ組立体の側面図である。
【図5】燃料供給装置の配管斜視図である。
【図6】従来例を示す燃料供給装置のポンプ組立体の概
略断面図である。
【図7】燃料供給装置の概略配管図である。
【符号の説明】
2 燃料供給装置 4 燃料タンク 6 タンク室 12 天板 14 組立体取付孔 16 ポンプ組立体 18 組立体ケース 20 ケース本体 22 ケース蓋体 56 ポンプフィルタ 58 燃料ポンプ 60 燃料フィルタ 62 燃料レギュレータ 64 燃料レベルゲージ 66 燃料出口管 68 エバポ出口管 70 2ウェイチェック弁 72 燃料カット弁 74 リリーフ弁 76 ブリーザ管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 37/22 F02M 37/22 P 69/00 340 69/00 340T

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃料タンクの天板に取付けら
    れるポンプ組立体を設け、このポンプ組立体は燃料タン
    クの天板の組立体取付孔からタンク室に挿入されるケー
    ス本体とこのケース本体に連結されて燃料タンクの天板
    に取付けられるケース蓋体とからなる組立体ケースを設
    け、前記ケース本体には前記タンク室の燃料を濾過する
    ポンプフィルタとこのポンプフィルタを介して前記タン
    ク室の燃料を吸引する燃料ポンプとこの燃料ポンプの吐
    出する燃料を濾過する燃料フィルタとこの燃料フィルタ
    により濾過された燃料の圧力を調整する燃料レギュレー
    タと前記タンク室の燃料レベルを検出する燃料レベルゲ
    ージとを集中配設し、前記ケース蓋体には前記燃料レギ
    ュレータにより調整された燃料を燃料供給管に流出させ
    る燃料出口管と前記タンク室の蒸発燃料をエバポ管に流
    出させるエバポ出口管とこのエバポ出口管に流出する蒸
    発燃料を調整する2ウェイチェック弁と前記タンク室の
    燃料がエバポ管に流出することを阻止する燃料カット弁
    と前記タンク室の圧力をエバポ出口管に逃がして調整す
    るリリーフ弁と前記タンク室を換気するとともに内部の
    燃料量を規定するブリーザ管とを集中配設したことを特
    徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース本体には燃料ポンプと燃料フ
    ィルタとを水平方向に位置させて近接配設するとともに
    この燃料フィルタの上方に位置させて燃料レギュレータ
    を近接配設し、前記ケース蓋体には燃料レギュレータの
    水平方向に位置させて燃料カット弁を近接配設するとと
    もにこの燃料カット弁の水平方向に位置させて且つ燃料
    ポンプの上方に位置させてブリーザ管を近接配設し、前
    記燃料カット弁とエバポ出口管との間に位置させて2ウ
    ェイチェック弁とリリーフ弁とを並列に近接配設したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装
    置。
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