JP2000073832A - 内燃機関のアイドル空気量学習制御装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル空気量学習制御装置

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Hiroyuki Osaki
博之 大崎
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Shigeaki Kakizaki
成章 柿崎
Mikio Matsumoto
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドル運転時に機関回転数を目標アイドル
回転数に近づけるように増減されるフィードバック制御
量の定常偏差を学習する場合に、誤学習しない範囲で、
できる限り学習頻度を増やす。 【解決手段】 アイドル回転数フィードバック制御条件
(ISC条件;S11)の場合に、エアコンの冷媒圧力
の変動量ΔPdを読込み(S13)、この変動量ΔPd
が所定値SL以上のときに学習を禁止し、所定値未満の
ときに学習を許可する(S14)。学習許可の場合は、
フィードバック制御量ISCIをサンプリングして、そ
の平均値ISCave を求め(S16,S17)、これに
基づいて定常偏差ΔISCを求めて、学習補正量ISC
LRCを更新する(S18,S19)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のアイド
ル空気量学習制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関のアイドル空気量学習制
御装置においては、アイドル運転時に機関回転数を目標
アイドル回転数に近づけるようにアイドル空気量のフィ
ードバック制御量を増減し、また、エアコン負荷に応じ
てアイドル空気量のフィードフォワード制御量を設定
し、更に、所定の学習条件にて、前記フィードバック制
御量の定常偏差を学習して学習補正量を設定・更新して
いる。そして、前記フィードバック制御量と前記フィー
ドフォワード制御量と前記学習補正量とに基づいてアイ
ドル空気量制御手段(電制スロットル弁又は補助空気制
御弁)に対する制御量を算出して制御している。
【0003】ここで、前記学習条件は、アイドル運転時
(フィードバック制御条件)で、かつエアコンOFF時
であるとしている。すなわち、エアコンの負荷変動によ
る誤学習を避けるため、エアコンOFF時にのみ学習を
行うようにしている(特開平9−68085号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年
は、オートエアコンや可変容量エアコン搭載の車両が一
般的となってきており、エアコンOFF時であることを
学習条件とすると、学習頻度が極めて少なくなり、制御
の収束が遅れて、学習制御本来の効果が得られない場合
が増えている。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、誤学習
しない範囲で、できる限り学習頻度を増やして、学習制
御本来の効果をより発揮させ得るようにすることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、図1に示すように、アイドル運転時に機関
回転数を目標アイドル回転数に近づけるようにアイドル
空気量のフィードバック制御量を増減するフィードバッ
ク制御手段と、エアコン負荷に応じてアイドル空気量の
フィードフォワード制御量を設定するフィードフォワー
ド制御手段と、前記フィードバック制御量の定常偏差を
学習して学習補正量を設定・更新する学習手段と、前記
フィードバック制御量と前記フィードフォワード制御量
と前記学習補正量とに基づいてアイドル空気量制御手段
に対する制御量を算出する制御量算出手段と、を備える
内燃機関のアイドル空気量学習制御装置において、エア
コンの冷媒圧力を検出するエアコン冷媒圧力検出手段
と、検出された冷媒圧力の変動量を算出する冷媒圧力変
動量算出手段と、算出された冷媒圧力の変動量が所定値
以上のときに前記学習手段による学習を禁止し、所定値
未満のときに学習を許可する学習条件判定手段と、を設
けたことを特徴とする。
【0007】すなわち、エアコンON時であっても、エ
アコン負荷が安定していれば、フィードフォワード制御
によりエアコン負荷分が補正されるので、学習を行って
も問題はなく、また、エアコンの冷媒圧力(エアコン・
コンプレッサ吐出側圧力)は、エアコン負荷と相関関係
があることから、エアコン負荷が安定しているか否かを
エアコンの冷媒圧力の変動量を用いて判定し、冷媒圧力
の変動量が所定値以上のときには学習を禁止するが、所
定値未満のときは学習を許可して、学習頻度を増やすの
である。
【0008】請求項2に係る発明では、前記エアコン冷
媒圧力検出手段は、センサ出力を加重平均処理して、冷
媒圧力を検出するものであることを特徴とする。請求項
3に係る発明では、前記冷媒圧力変動量算出手段は、冷
媒圧力の変動量として、単位時間当たりの冷媒圧力の変
動量を算出するものであることを特徴とする。
【0009】請求項4に係る発明では、前記冷媒圧力変
動量算出手段は、冷媒圧力の変動量として、前記学習手
段による前記フィードバック制御量のサンプリング期間
における冷媒圧力の変動幅を算出するものであることを
特徴とする。請求項5に係る発明では、前記学習条件判
定手段は、エアコンのON・OFFを判定する手段を有
し、エアコンOFF時は、冷媒圧力の変動量にかかわら
ず、学習を許可するものであることを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、エアコン
の冷媒圧力の変動量が所定値以上のときには学習を禁止
するが、所定値未満のときは学習を許可することで、誤
学習を防止しつつ、学習頻度を増やすことができ、これ
によりスロットル弁等の空気制御系部品の劣化により生
じる制御の追従遅れを速やかに補正することが可能とな
り、車両の運転性能の品質向上を図ることができる。
【0011】請求項2に係る発明によれば、センサ出力
を加重平均処理して冷媒圧力を検出することで、圧力の
振れやノイズの影響をキャンセルして、トルクのマクロ
な変化を検出するのに適するようになる。請求項3に係
る発明によれば、冷媒圧力の変動量として、単位時間当
たりの冷媒圧力の変動量を算出することで、簡単に実施
できる。
【0012】請求項4に係る発明によれば、冷媒圧力の
変動量として、学習のためのフィードバック制御量のサ
ンプリング期間における冷媒圧力の変動幅を算出するこ
とで、学習との同期をとることができて、学習条件の判
定精度が向上する。請求項5に係る発明によれば、エア
コンOFF時は、冷媒圧力の変動量にかかわらず、学習
を許可することで、エアコンがON→OFFになった直
後に、冷媒圧力の低下を生じる際にも、学習を許可でき
て、学習頻度を更に向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図2は本発明の一実施形態を示す内燃機関のシス
テム図である。先ず、これについて説明する。車両に搭
載される内燃機関1の各気筒の燃焼室には、エアクリー
ナ2から吸気通路3により、電制スロットル弁4の制御
を受けて、空気が吸入される。電制スロットル弁4は、
コントロールユニット20からの開度指令信号により開
度を制御され、これにより吸入空気量が制御される。本
実施形態では、この電制スロットル弁4をアイドル空気
量制御手段として用いる。
【0014】そして、燃焼室内に燃料を直接噴射するよ
うに、電磁式の燃料噴射弁5が設けられている。燃料噴
射弁5は、コントロールユニット20から機関回転に同
期して吸気行程又は圧縮行程にて出力される噴射パルス
信号によりソレノイドに通電されて開弁し、所定圧力に
調圧された燃料を噴射するようになっている。そして、
噴射された燃料は、吸気行程噴射の場合は燃焼室内に拡
散して均質な混合気を形成し、また圧縮行程噴射の場合
は点火栓6回りに集中的に層状の混合気を形成し、コン
トロールユニット20からの点火信号に基づき、点火栓
6により点火されて、燃焼(均質燃焼又は成層燃焼)す
る。
【0015】機関1からの排気は排気通路7より排出さ
れ、排気通路7には排気浄化用の触媒8が介装されてい
る。コントロールユニット20は、CPU、ROM、R
AM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含
んで構成されるマイコンを備え、各種センサからの入力
信号を受け、これに基づいて演算処理して、電制スロッ
トル弁4、燃料噴射弁5及び点火栓6などの作動を制御
する。
【0016】前記各種センサとしては、アクセル開度
(アクセルペダルの踏込み量)APOを検出するアクセ
ルセンサ(全閉位置でONとなるアイドルスイッチを含
む)21、機関1の所定クランク角毎に信号を出力しこ
れにより機関回転数Neを検出可能なクランク角センサ
22、吸気通路3のスロットル弁4上流にて吸入空気量
を検出するエアフローメータ23、スロットル弁4の開
度TVOを検出するスロットルセンサ24、機関1の冷
却水温Twを検出する水温センサ25、排気通路7にて
排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する酸
素センサ26が設けられている。
【0017】更に、エアコンのON・OFFを検出し得
るエアコンスイッチ27、エアコンの冷媒圧力(エアコ
ン・コンプレッサ吐出側圧力)Pdを検出するエアコン
冷媒圧力検出手段としての冷媒圧力センサ(以下Pd圧
センサという)28が設けられている。この他、車速セ
ンサ、ニュートラルスイッチなどが設けられているが、
図示は省略した。
【0018】次に、コントロールユニット20内のマイ
コンにより行われる電制スロットル弁4の制御、特にア
イドル空気量の学習制御について、図3〜図5のフロー
チャートにより説明する。図3はアイドル空気量制御ル
ーチンのフローチャートであり、所定時間毎(又は所定
回転毎)に実行される。
【0019】ステップ1(図にはS1と記す。以下同
様)では、所定のアイドル回転数フィードバック制御条
件(ISC条件)か否かを判定する。ここで、ISC条
件とは、少なくとも、アイドルスイッチON(アクセル
全閉)で、車速が所定値以下又はニュートラルスイッチ
ONのアイドル運転時であることとする。ISC条件の
場合は、ステップ2〜5を実行する。
【0020】ステップ2では、機関回転数Neを読込
む。ステップ3では、機関回転数Neを目標アイドル回
転数と比較する。尚、目標アイドル回転数は水温Twな
どに応じて設定される。比較の結果、Ne<目標アイド
ル回転数の場合は、ステップ4へ進んで、フィードバッ
ク制御量ISCIを前回値に対し所定の積分分ΔI増大
させる(ISCI=ISCI+ΔI)。逆に、Ne>目
標アイドル回転数の場合は、ステップ5へ進んで、フィ
ードバック制御量ISCIを前回値に対し所定の積分分
ΔI減少させる(ISCI=ISCI−ΔI)。この部
分がフィードバック制御手段に相当する。
【0021】ISC条件でない場合は、ステップ2〜5
を実行しない。このとき、フィードバック制御量ISC
Iは前回値にクランプされる。但し、初回の制御におい
ては、フィードバック制御量ISCIは、水温Twなど
によって定められる目標フィードバック制御量tISC
Iに設定される。ステップ6では、エアコン負荷に応じ
てフィードフォワード制御量ISCACを設定する。具
体的には、エアコンのON・OFFに応じて、又はエア
コン冷媒圧力Pdに応じて、フィードフォワード制御量
ISCACを設定する。この部分がフィードフォワード
制御手段に相当する。
【0022】ステップ7では、次式のごとく、フィード
バック制御量ISCIとフィードフォワード制御量IS
CACと学習補正量ISCLRCとを加算して、アイド
ル空気量の制御量ISCを算出する。 ISC=ISCI+ISCAC+ISCLRC この部分が制御量算出手段に相当する。
【0023】ここで、学習補正量ISCLRCは、後述
する図4の学習ルーチンにより設定・更新されるもの
で、書換え可能なRAMに記憶されている。このRAM
に対しては、エンジンキースイッチのOFF後も学習補
正量ISCLRCのデータを記憶保持するために、バッ
クアップ電源回路を用いる。ステップ8では、アイドル
空気量の制御量ISCをスロットル開口面積A(IS
C)に変換し、これを、アクセル開度APOに基づく要
求スロットル開口面積tAapo 、又はアクセル開度AP
O等により定めた要求トルクに基づく要求スロットル開
口面積tAapo に加算して、目標スロットル開口面積t
Aを求める(次式参照)。
【0024】tA=tAapo +A(ISC) ステップ9では、目標スロットル開口面積tAを目標ス
ロットル開度tTVO=f(tA)に変換する。そし
て、この目標スロットル開度tTVOに対応する開度指
令信号により電制スロットル弁4の開度を制御する。
【0025】図4は学習ルーチンのフローチャートであ
り、所定時間毎(又は所定回転毎)に実行される。ステ
ップ11では、所定のアイドル回転数フィードバック制
御条件(ISC条件)か否かを判定し、ISC条件でな
い場合は本ルーチンを終了する。アイドル回転数フィー
ドバック制御がなされていることが学習の前提だからで
ある。
【0026】ステップ13では、後述する図5の冷媒圧
力変動量算出ルーチンにより算出される冷媒圧力の変動
量ΔPdを読込む。ステップ14では、冷媒圧力の変動
量ΔPdを所定値SLと比較する。比較の結果、ΔPd
≧SLの場合は、学習を禁止すべく、本ルーチンを終了
する。ΔPd<SLの場合は、エアコン負荷が安定して
いるとみなし、学習を行うべく、ステップ15へ進む。
この部分が本発明に係る学習条件判定手段に相当する。
【0027】ステップ15では、フィードバック制御量
ISCIをサンプリングする。ステップ16では、所定
数(例えば32)のサンプリングが終了したか否かを判
定し、サンプリング未終了の場合は本ルーチンを終了
し、サンプリング終了の場合にステップ17へ進む。ス
テップ17では、フィードバック制御量ISCIの所定
数のサンプリングデータに基づいて、フィードバック制
御量の平均値ISCIave を算出する。
【0028】ステップ18では、次式のごとく、フィー
ドバック制御量の平均値ISCIave から、水温Twな
どによって定められる目標フィードバック制御量tIS
CIを減算して、フィードバック制御量の定常偏差ΔI
SCIを算出する。 ISCI=ISCave −tISCI ステップ19では、次式のごとく、現在の学習補正量I
SCLRCに、フィードバック制御量の定常偏差ΔIS
CIの所定割合(W)を加算して、学習補正量ISCL
RCを更新する。
【0029】 ISCLRC=ISCLRC+W×ΔISCI Wは加算割合定数である(0<W≦1)。更新された学
習補正量ISCLRCはRAMに書込んで記憶保持させ
る。ここで、ステップ15〜19の部分が学習手段に相
当する。図5は冷媒圧力変動量算出ルーチンのフローチ
ャートであり、所定時間毎(又は所定回転毎)に実行さ
れる。
【0030】ステップ21では、Pd圧センサ28の出
力(Pds)を読込む。ステップ22では、Pd圧セン
サ28の出力(Pds)を次式のごとく加重平均処理し
て、冷媒圧力Pdを検出する。 Pd=(1−K)×Pd+K×Pds Kは重み付け定数である(0<K<1)。
【0031】従って、ステップ21,22の部分がPd
圧センサ28と共にエアコン冷媒圧力検出手段に相当す
る。このようにセンサ出力を加重平均処理して冷媒圧力
を検出することで、圧力の振れやノイズの影響をキャン
セルして、マクロな変化を良好に検出できる。ステップ
23では、検出された冷媒圧力Pdに基づき、冷媒圧力
の変動量ΔPdとして、単位時間当たりの変動量ΔPd
=|Pd−Pdold |を算出する。Pdold は単位時間
前に検出された冷媒圧力である。
【0032】又は、冷媒圧力の変動量ΔPdとして、図
4の学習ルーチンによるフィードバック制御量ISCI
のサンプリング期間(所定数のサンプリングが終了する
までの間)における冷媒圧力Pdの変動幅、すなわち、
その期間の最大ピーク値Pdmax と最小ピーク値Pdmi
n との差ΔPd=Pdmax −Pdmin を算出する。従っ
て、ステップ23のが冷媒圧力変動量算出手段に相当
し、ここでの算出結果(ΔPd)が図4の学習ルーチン
のステップ13で読込まれて、ステップ14での学習条
件の判定に用いられる。
【0033】以上のように、図6を参照し、エアコンO
N時であっても、エアコン負荷が安定していれば、フィ
ードフォワード制御量ISCACによりエアコン負荷分
が補正されるので、学習を行っても問題はなく、また、
エアコンの冷媒圧力Pdは、エアコン負荷と相関関係が
あることから、エアコン負荷が安定しているか否かをエ
アコンの冷媒圧力の変動量ΔPdを用いて判定し、冷媒
圧力の変動量ΔPdが所定値SL以上のときには学習を
禁止するが、所定値SL未満のときは学習を許可して、
学習頻度を増やすのである。
【0034】次の本発明の他の実施形態を図7により説
明する。図7は学習ルーチンのフローチャートであっ
て、図4のルーチンに代えて実行され、ステップ12が
追加されている点のみが相違する。ステップ11でIS
C条件が成立していると判定された場合に、ステップ1
2へ進む。
【0035】ステップ12では、エアコンスイッチ27
の信号に基づいて、エアコンのON・OFFを判定す
る。この結果、エアコンOFFの場合は、エアコンの冷
媒圧力の変動量ΔPdにかかわらず、学習を許可するこ
ととして、学習のためにステップ15以降へ進む。エア
コンONの場合は、ステップ13へ進んで、図5の冷媒
圧力変動量算出ルーチンにより算出される冷媒圧力の変
動量ΔPdを読込み、次のステップ14で、冷媒圧力の
変動量ΔPdを所定値SLと比較する。
【0036】比較の結果、ΔPd≧SLの場合は、学習
を禁止すべく、本ルーチンを終了する。ΔPd<SLの
場合は、エアコン負荷が安定しているとみなし、学習を
行うべく、ステップ15以降へ進む。このようにするこ
とで、図4の実施形態では、エアコンがON→OFFと
なった直後は冷媒圧力Pdの低下が生じるため、OFF
直後は学習が許可とならないが、図7の実施形態では、
エアコンOFF時は、冷媒圧力の変動量ΔPdにかかわ
らず、学習を許可することで、学習頻度を更に向上でき
る。
【0037】尚、以上の実施形態では、エアコン以外の
電気負荷、補機負荷については説明を省略したが、これ
らの負荷変動については誤学習の要因となるので、エア
コン以外の電気負荷、補機負荷のON時は学習を禁止
し、これらの負荷がOFFであることを学習条件の1つ
とするのがよい。また、以上の実施形態では、電制スロ
ットル弁4をアイドル空気量制御手段として用いたが、
機械式スロットル弁の場合は、該スロットル弁をバイパ
スする補助空気通路に補助空気制御弁を設けて、これを
アイドル空気量制御弁として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の一実施形態を示す内燃機関のシステ
ム図
【図3】 アイドル空気量制御ルーチンのフローチャー
【図4】 学習ルーチンのフローチャート
【図5】 冷媒圧力変動量算出ルーチンのフローチャー
【図6】 エアコン負荷と冷媒圧力との相関を示す図
【図7】 他の実施形態を示す学習ルーチンのフローチ
ャート
【符号の説明】
1 機関 4 電制スロットル弁 5 燃料噴射弁 6 点火栓 20 コントロールユニット 21 アクセルセンサ 22 クランク角センサ 25 水温センサ 27 エアコンスイッチ 28 Pd圧センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大崎 博之 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 加藤 浩志 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 柿崎 成章 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 松本 幹雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G093 AA05 BA15 CA04 DA01 DA05 DA06 DA07 DA11 DB05 DB12 DB21 DB25 EA07 EA09 EC01 FA07 FA09 FA11 3G301 HA04 JA08 JA14 KA07 LA03 LA04 LB04 MA19 NA02 NA04 NA08 ND02 ND22 ND24 ND42 PA11Z PA14Z PD03A PE01A PE01Z PE03Z PE08Z PF01Z PF03Z PF10Z PF13Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイドル運転時に機関回転数を目標アイド
    ル回転数に近づけるようにアイドル空気量のフィードバ
    ック制御量を増減するフィードバック制御手段と、 エアコン負荷に応じてアイドル空気量のフィードフォワ
    ード制御量を設定するフィードフォワード制御手段と、 前記フィードバック制御量の定常偏差を学習して学習補
    正量を設定・更新する学習手段と、 前記フィードバック制御量と前記フィードフォワード制
    御量と前記学習補正量とに基づいてアイドル空気量制御
    手段に対する制御量を算出する制御量算出手段と、 を備える内燃機関のアイドル空気量学習制御装置におい
    て、 エアコンの冷媒圧力を検出するエアコン冷媒圧力検出手
    段と、 検出された冷媒圧力の変動量を算出する冷媒圧力変動量
    算出手段と、 算出された冷媒圧力の変動量が所定値以上のときに前記
    学習手段による学習を禁止し、所定値未満のときに学習
    を許可する学習条件判定手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関のアイドル空気量学
    習制御装置。
  2. 【請求項2】前記エアコン冷媒圧力検出手段は、センサ
    出力を加重平均処理して、冷媒圧力を検出するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のアイドル
    空気量学習制御装置。
  3. 【請求項3】前記冷媒圧力変動量算出手段は、冷媒圧力
    の変動量として、単位時間当たりの冷媒圧力の変動量を
    算出するものであることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の内燃機関のアイドル空気量学習制御装置。
  4. 【請求項4】前記冷媒圧力変動量算出手段は、冷媒圧力
    の変動量として、前記学習手段による前記フィードバッ
    ク制御量のサンプリング期間における冷媒圧力の変動幅
    を算出するものであることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の内燃機関のアイドル空気量学習制御装置。
  5. 【請求項5】前記学習条件判定手段は、エアコンのON
    ・OFFを判定する手段を有し、エアコンOFF時は、
    冷媒圧力の変動量にかかわらず、学習を許可するもので
    あることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1
    つに記載の内燃機関のアイドル空気量学習制御装置。
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WO2012176270A1 (ja) * 2011-06-20 2012-12-27 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

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WO2012176270A1 (ja) * 2011-06-20 2012-12-27 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

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