JP3595169B2 - 内燃機関のアイドル空気量学習制御装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル空気量学習制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のアイドル空気量学習制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の内燃機関のアイドル空気量学習制御装置においては、アイドル運転時に機関回転数を目標アイドル回転数に近づけるようにアイドル空気量のフィードバック制御量を増減し、また、エアコン負荷に応じてアイドル空気量のフィードフォワード制御量を設定し、更に、所定の学習条件にて、前記フィードバック制御量の定常偏差を学習して学習補正量を設定・更新している。そして、前記フィードバック制御量と前記フィードフォワード制御量と前記学習補正量とに基づいてアイドル空気量制御手段(電制スロットル弁又は補助空気制御弁)に対する制御量を算出して制御している。
【0003】
ここで、前記学習条件は、アイドル運転時(フィードバック制御条件)で、かつエアコンOFF時であるとしている。すなわち、エアコンの負荷変動による誤学習を避けるため、エアコンOFF時にのみ学習を行うようにしている(特開平9−68085号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年は、オートエアコンや可変容量エアコン搭載の車両が一般的となってきており、エアコンOFF時であることを学習条件とすると、学習頻度が極めて少なくなり、制御の収束が遅れて、学習制御本来の効果が得られない場合が増えている。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑み、誤学習しない範囲で、できる限り学習頻度を増やして、学習制御本来の効果をより発揮させ得るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明では、図1に示すように、アイドル運転時に機関回転数を目標アイドル回転数に近づけるようにアイドル空気量のフィードバック制御量を増減するフィードバック制御手段と、エアコン負荷に応じてアイドル空気量のフィードフォワード制御量を設定するフィードフォワード制御手段と、前記フィードバック制御量の定常偏差を学習して学習補正量を設定・更新する学習手段と、前記フィードバック制御量と前記フィードフォワード制御量と前記学習補正量とに基づいてアイドル空気量制御手段に対する制御量を算出する制御量算出手段と、を備える内燃機関のアイドル空気量学習制御装置において、エアコンの冷媒圧力を検出するエアコン冷媒圧力検出手段と、検出された冷媒圧力の変動量を算出する冷媒圧力変動量算出手段と、算出された冷媒圧力の変動量が所定値以上のときに前記学習手段による学習を禁止し、所定値未満のときに学習を許可する学習条件判定手段と、を設けたことを特徴とする。
【0007】
すなわち、エアコンON時であっても、エアコン負荷が安定していれば、フィードフォワード制御によりエアコン負荷分が補正されるので、学習を行っても問題はなく、また、エアコンの冷媒圧力(エアコン・コンプレッサ吐出側圧力)は、エアコン負荷と相関関係があることから、エアコン負荷が安定しているか否かをエアコンの冷媒圧力の変動量を用いて判定し、冷媒圧力の変動量が所定値以上のときには学習を禁止するが、所定値未満のときは学習を許可して、学習頻度を増やすのである。
【0008】
請求項2に係る発明では、前記エアコン冷媒圧力検出手段は、センサ出力を加重平均処理して、冷媒圧力を検出するものであることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記冷媒圧力変動量算出手段は、冷媒圧力の変動量として、単位時間当たりの冷媒圧力の変動量を算出するものであることを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る発明では、前記冷媒圧力変動量算出手段は、冷媒圧力の変動量として、前記学習手段による前記フィードバック制御量のサンプリング期間における冷媒圧力の変動幅を算出するものであることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、前記学習条件判定手段は、エアコンのON・OFFを判定する手段を有し、エアコンOFF時は、冷媒圧力の変動量にかかわらず、学習を許可するものであることを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、エアコンの冷媒圧力の変動量が所定値以上のときには学習を禁止するが、所定値未満のときは学習を許可することで、誤学習を防止しつつ、学習頻度を増やすことができ、これによりスロットル弁等の空気制御系部品の劣化により生じる制御の追従遅れを速やかに補正することが可能となり、車両の運転性能の品質向上を図ることができる。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、センサ出力を加重平均処理して冷媒圧力を検出することで、圧力の振れやノイズの影響をキャンセルして、トルクのマクロな変化を検出するのに適するようになる。
請求項3に係る発明によれば、冷媒圧力の変動量として、単位時間当たりの冷媒圧力の変動量を算出することで、簡単に実施できる。
【0012】
請求項4に係る発明によれば、冷媒圧力の変動量として、学習のためのフィードバック制御量のサンプリング期間における冷媒圧力の変動幅を算出することで、学習との同期をとることができて、学習条件の判定精度が向上する。
請求項5に係る発明によれば、エアコンOFF時は、冷媒圧力の変動量にかかわらず、学習を許可することで、エアコンがON→OFFになった直後に、冷媒圧力の低下を生じる際にも、学習を許可できて、学習頻度を更に向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図2は本発明の一実施形態を示す内燃機関のシステム図である。先ず、これについて説明する。
車両に搭載される内燃機関1の各気筒の燃焼室には、エアクリーナ2から吸気通路3により、電制スロットル弁4の制御を受けて、空気が吸入される。電制スロットル弁4は、コントロールユニット20からの開度指令信号により開度を制御され、これにより吸入空気量が制御される。本実施形態では、この電制スロットル弁4をアイドル空気量制御手段として用いる。
【0014】
そして、燃焼室内に燃料を直接噴射するように、電磁式の燃料噴射弁5が設けられている。
燃料噴射弁5は、コントロールユニット20から機関回転に同期して吸気行程又は圧縮行程にて出力される噴射パルス信号によりソレノイドに通電されて開弁し、所定圧力に調圧された燃料を噴射するようになっている。そして、噴射された燃料は、吸気行程噴射の場合は燃焼室内に拡散して均質な混合気を形成し、また圧縮行程噴射の場合は点火栓6回りに集中的に層状の混合気を形成し、コントロールユニット20からの点火信号に基づき、点火栓6により点火されて、燃焼(均質燃焼又は成層燃焼)する。
【0015】
機関1からの排気は排気通路7より排出され、排気通路7には排気浄化用の触媒8が介装されている。
コントロールユニット20は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイコンを備え、各種センサからの入力信号を受け、これに基づいて演算処理して、電制スロットル弁4、燃料噴射弁5及び点火栓6などの作動を制御する。
【0016】
前記各種センサとしては、アクセル開度(アクセルペダルの踏込み量)APOを検出するアクセルセンサ(全閉位置でONとなるアイドルスイッチを含む)21、機関1の所定クランク角毎に信号を出力しこれにより機関回転数Neを検出可能なクランク角センサ22、吸気通路3のスロットル弁4上流にて吸入空気量を検出するエアフローメータ23、スロットル弁4の開度TVOを検出するスロットルセンサ24、機関1の冷却水温Twを検出する水温センサ25、排気通路7にて排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する酸素センサ26が設けられている。
【0017】
更に、エアコンのON・OFFを検出し得るエアコンスイッチ27、エアコンの冷媒圧力(エアコン・コンプレッサ吐出側圧力)Pdを検出するエアコン冷媒圧力検出手段としての冷媒圧力センサ(以下Pd圧センサという)28が設けられている。
この他、車速センサ、ニュートラルスイッチなどが設けられているが、図示は省略した。
【0018】
次に、コントロールユニット20内のマイコンにより行われる電制スロットル弁4の制御、特にアイドル空気量の学習制御について、図3〜図5のフローチャートにより説明する。
図3はアイドル空気量制御ルーチンのフローチャートであり、所定時間毎(又は所定回転毎)に実行される。
【0019】
ステップ1(図にはS1と記す。以下同様)では、所定のアイドル回転数フィードバック制御条件(ISC条件)か否かを判定する。ここで、ISC条件とは、少なくとも、アイドルスイッチON(アクセル全閉)で、車速が所定値以下又はニュートラルスイッチONのアイドル運転時であることとする。
ISC条件の場合は、ステップ2〜5を実行する。
【0020】
ステップ2では、機関回転数Neを読込む。
ステップ3では、機関回転数Neを目標アイドル回転数と比較する。尚、目標アイドル回転数は水温Twなどに応じて設定される。
比較の結果、Ne<目標アイドル回転数の場合は、ステップ4へ進んで、フィードバック制御量ISCIを前回値に対し所定の積分分ΔI増大させる(ISCI=ISCI+ΔI)。逆に、Ne>目標アイドル回転数の場合は、ステップ5へ進んで、フィードバック制御量ISCIを前回値に対し所定の積分分ΔI減少させる(ISCI=ISCI−ΔI)。この部分がフィードバック制御手段に相当する。
【0021】
ISC条件でない場合は、ステップ2〜5を実行しない。このとき、フィードバック制御量ISCIは前回値にクランプされる。
但し、初回の制御においては、フィードバック制御量ISCIは、水温Twなどによって定められる目標フィードバック制御量tISCIに設定される。
ステップ6では、エアコン負荷に応じてフィードフォワード制御量ISCACを設定する。具体的には、エアコンのON・OFFに応じて、又はエアコン冷媒圧力Pdに応じて、フィードフォワード制御量ISCACを設定する。この部分がフィードフォワード制御手段に相当する。
【0022】
ステップ7では、次式のごとく、フィードバック制御量ISCIとフィードフォワード制御量ISCACと学習補正量ISCLRCとを加算して、アイドル空気量の制御量ISCを算出する。
ISC=ISCI+ISCAC+ISCLRC
この部分が制御量算出手段に相当する。
【0023】
ここで、学習補正量ISCLRCは、後述する図4の学習ルーチンにより設定・更新されるもので、書換え可能なRAMに記憶されている。このRAMに対しては、エンジンキースイッチのOFF後も学習補正量ISCLRCのデータを記憶保持するために、バックアップ電源回路を用いる。
ステップ8では、アイドル空気量の制御量ISCをスロットル開口面積A(ISC)に変換し、これを、アクセル開度APOに基づく要求スロットル開口面積tAapo 、又はアクセル開度APO等により定めた要求トルクに基づく要求スロットル開口面積tAapo に加算して、目標スロットル開口面積tAを求める(次式参照)。
【0024】
tA=tAapo +A(ISC)
ステップ9では、目標スロットル開口面積tAを目標スロットル開度tTVO=f(tA)に変換する。
そして、この目標スロットル開度tTVOに対応する開度指令信号により電制スロットル弁4の開度を制御する。
【0025】
図4は学習ルーチンのフローチャートであり、所定時間毎(又は所定回転毎)に実行される。
ステップ11では、所定のアイドル回転数フィードバック制御条件(ISC条件)か否かを判定し、ISC条件でない場合は本ルーチンを終了する。アイドル回転数フィードバック制御がなされていることが学習の前提だからである。
【0026】
ステップ13では、後述する図5の冷媒圧力変動量算出ルーチンにより算出される冷媒圧力の変動量ΔPdを読込む。
ステップ14では、冷媒圧力の変動量ΔPdを所定値SLと比較する。
比較の結果、ΔPd≧SLの場合は、学習を禁止すべく、本ルーチンを終了する。ΔPd<SLの場合は、エアコン負荷が安定しているとみなし、学習を行うべく、ステップ15へ進む。この部分が本発明に係る学習条件判定手段に相当する。
【0027】
ステップ15では、フィードバック制御量ISCIをサンプリングする。
ステップ16では、所定数(例えば32)のサンプリングが終了したか否かを判定し、サンプリング未終了の場合は本ルーチンを終了し、サンプリング終了の場合にステップ17へ進む。
ステップ17では、フィードバック制御量ISCIの所定数のサンプリングデータに基づいて、フィードバック制御量の平均値ISCIave を算出する。
【0028】
ステップ18では、次式のごとく、フィードバック制御量の平均値ISCIave から、水温Twなどによって定められる目標フィードバック制御量tISCIを減算して、フィードバック制御量の定常偏差ΔISCIを算出する。
ISCI=ISCave −tISCI
ステップ19では、次式のごとく、現在の学習補正量ISCLRCに、フィードバック制御量の定常偏差ΔISCIの所定割合(W)を加算して、学習補正量ISCLRCを更新する。
【0029】
ISCLRC=ISCLRC+W×ΔISCI
Wは加算割合定数である(0<W≦1)。
更新された学習補正量ISCLRCはRAMに書込んで記憶保持させる。
ここで、ステップ15〜19の部分が学習手段に相当する。
図5は冷媒圧力変動量算出ルーチンのフローチャートであり、所定時間毎(又は所定回転毎)に実行される。
【0030】
ステップ21では、Pd圧センサ28の出力(Pds)を読込む。
ステップ22では、Pd圧センサ28の出力(Pds)を次式のごとく加重平均処理して、冷媒圧力Pdを検出する。
Pd=(1−K)×Pd+K×Pds
Kは重み付け定数である(0<K<1)。
【0031】
従って、ステップ21,22の部分がPd圧センサ28と共にエアコン冷媒圧力検出手段に相当する。このようにセンサ出力を加重平均処理して冷媒圧力を検出することで、圧力の振れやノイズの影響をキャンセルして、マクロな変化を良好に検出できる。
ステップ23では、検出された冷媒圧力Pdに基づき、冷媒圧力の変動量ΔPdとして、単位時間当たりの変動量ΔPd=|Pd−Pdold |を算出する。Pdold は単位時間前に検出された冷媒圧力である。
【0032】
又は、冷媒圧力の変動量ΔPdとして、図4の学習ルーチンによるフィードバック制御量ISCIのサンプリング期間(所定数のサンプリングが終了するまでの間)における冷媒圧力Pdの変動幅、すなわち、その期間の最大ピーク値Pdmax と最小ピーク値Pdmin との差ΔPd=Pdmax −Pdmin を算出する。
従って、ステップ23のが冷媒圧力変動量算出手段に相当し、ここでの算出結果(ΔPd)が図4の学習ルーチンのステップ13で読込まれて、ステップ14での学習条件の判定に用いられる。
【0033】
以上のように、図6を参照し、エアコンON時であっても、エアコン負荷が安定していれば、フィードフォワード制御量ISCACによりエアコン負荷分が補正されるので、学習を行っても問題はなく、また、エアコンの冷媒圧力Pdは、エアコン負荷と相関関係があることから、エアコン負荷が安定しているか否かをエアコンの冷媒圧力の変動量ΔPdを用いて判定し、冷媒圧力の変動量ΔPdが所定値SL以上のときには学習を禁止するが、所定値SL未満のときは学習を許可して、学習頻度を増やすのである。
【0034】
次の本発明の他の実施形態を図7により説明する。
図7は学習ルーチンのフローチャートであって、図4のルーチンに代えて実行され、ステップ12が追加されている点のみが相違する。
ステップ11でISC条件が成立していると判定された場合に、ステップ12へ進む。
【0035】
ステップ12では、エアコンスイッチ27の信号に基づいて、エアコンのON・OFFを判定する。
この結果、エアコンOFFの場合は、エアコンの冷媒圧力の変動量ΔPdにかかわらず、学習を許可することとして、学習のためにステップ15以降へ進む。
エアコンONの場合は、ステップ13へ進んで、図5の冷媒圧力変動量算出ルーチンにより算出される冷媒圧力の変動量ΔPdを読込み、次のステップ14で、冷媒圧力の変動量ΔPdを所定値SLと比較する。
【0036】
比較の結果、ΔPd≧SLの場合は、学習を禁止すべく、本ルーチンを終了する。ΔPd<SLの場合は、エアコン負荷が安定しているとみなし、学習を行うべく、ステップ15以降へ進む。
このようにすることで、図4の実施形態では、エアコンがON→OFFとなった直後は冷媒圧力Pdの低下が生じるため、OFF直後は学習が許可とならないが、図7の実施形態では、エアコンOFF時は、冷媒圧力の変動量ΔPdにかかわらず、学習を許可することで、学習頻度を更に向上できる。
【0037】
尚、以上の実施形態では、エアコン以外の電気負荷、補機負荷については説明を省略したが、これらの負荷変動については誤学習の要因となるので、エアコン以外の電気負荷、補機負荷のON時は学習を禁止し、これらの負荷がOFFであることを学習条件の1つとするのがよい。
また、以上の実施形態では、電制スロットル弁4をアイドル空気量制御手段として用いたが、機械式スロットル弁の場合は、該スロットル弁をバイパスする補助空気通路に補助空気制御弁を設けて、これをアイドル空気量制御弁として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】本発明の一実施形態を示す内燃機関のシステム図
【図3】アイドル空気量制御ルーチンのフローチャート
【図4】学習ルーチンのフローチャート
【図5】冷媒圧力変動量算出ルーチンのフローチャート
【図6】エアコン負荷と冷媒圧力との相関を示す図
【図7】他の実施形態を示す学習ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 機関
4 電制スロットル弁
5 燃料噴射弁
6 点火栓
20 コントロールユニット
21 アクセルセンサ
22 クランク角センサ
25 水温センサ
27 エアコンスイッチ
28 Pd圧センサ

Claims (5)

  1. アイドル運転時に機関回転数を目標アイドル回転数に近づけるようにアイドル空気量のフィードバック制御量を増減するフィードバック制御手段と、
    エアコン負荷に応じてアイドル空気量のフィードフォワード制御量を設定するフィードフォワード制御手段と、
    前記フィードバック制御量の定常偏差を学習して学習補正量を設定・更新する学習手段と、
    前記フィードバック制御量と前記フィードフォワード制御量と前記学習補正量とに基づいてアイドル空気量制御手段に対する制御量を算出する制御量算出手段と、
    を備える内燃機関のアイドル空気量学習制御装置において、
    エアコンの冷媒圧力を検出するエアコン冷媒圧力検出手段と、
    検出された冷媒圧力の変動量を算出する冷媒圧力変動量算出手段と、
    算出された冷媒圧力の変動量が所定値以上のときに前記学習手段による学習を禁止し、所定値未満のときに学習を許可する学習条件判定手段と、
    を設けたことを特徴とする内燃機関のアイドル空気量学習制御装置。
  2. 前記エアコン冷媒圧力検出手段は、センサ出力を加重平均処理して、冷媒圧力を検出するものであることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のアイドル空気量学習制御装置。
  3. 前記冷媒圧力変動量算出手段は、冷媒圧力の変動量として、単位時間当たりの冷媒圧力の変動量を算出するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関のアイドル空気量学習制御装置。
  4. 前記冷媒圧力変動量算出手段は、冷媒圧力の変動量として、前記学習手段による前記フィードバック制御量のサンプリング期間における冷媒圧力の変動幅を算出するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関のアイドル空気量学習制御装置。
  5. 前記学習条件判定手段は、エアコンのON・OFFを判定する手段を有し、エアコンOFF時は、冷媒圧力の変動量にかかわらず、学習を許可するものであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関のアイドル空気量学習制御装置。
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