JP2000073785A - 内燃機関の空気量制御装置 - Google Patents

内燃機関の空気量制御装置

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JP2000073785A
JP2000073785A JP10242760A JP24276098A JP2000073785A JP 2000073785 A JP2000073785 A JP 2000073785A JP 10242760 A JP10242760 A JP 10242760A JP 24276098 A JP24276098 A JP 24276098A JP 2000073785 A JP2000073785 A JP 2000073785A
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JP
Japan
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combustion engine
internal combustion
throttle valve
frame
control device
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Pending
Application number
JP10242760A
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English (en)
Inventor
Hideji Yamashita
秀二 山下
Mikihiko Suzuki
幹彦 鈴木
Takeshi Sugiyama
武史 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームや絞り弁を樹脂化した場合において
も水分の付着による氷結が防止でき、絞り弁の全閉時に
おける漏れ空気量の抑制が可能な、軽量で、信頼性の高
い内燃機関の空気量制御装置を得る。 【解決手段】 吸入空気通路2の外壁を構成する樹脂製
のフレーム1と、このフレーム1に回動自在に設けら
れ、内燃機関のアクセル操作により回動する弁軸3と、
この弁軸3に固定され、吸入空気量を制御する樹脂製の
絞り弁4と、乾性被膜潤滑剤と撥水性材料とを含み、絞
り弁の外径面と全閉状態の絞り弁に対向するフレームの
内径面との少なくとも一方に塗布されたシール材を備え
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関のスロ
ットルボディなどに用いられる空気量制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5ないし図8は従来の内燃機関の空気
量制御装置の構成を示すもので、図5は上面図、図6は
断面図、図7および図8は弁部分の拡大図である。図に
おいて、1は内燃機関の吸入空気通路2の外壁をなすス
ロットルボディなどのフレーム、3はフレーム1に回動
自在に設けられ、板状の絞り弁4を有する弁軸で、弁軸
3が図示しないアクセルの操作により回動し、絞り弁4
が吸入空気通路2の流動空気量を制御するように構成さ
れている。フレーム1は通常アルミニウム合金鋳物によ
り形成され、吸入空気通路2は機械加工により内径の精
度が確保されると共に、絞り弁4はアルミニウム合金板
または黄銅板の打ち抜きにより外径の精度が確保され、
図6および図7に示す絞り弁4の全閉時におけるフレー
ム1との隙間Aの精度が管理されている。6はフレーム
1に設けられ、フレーム1や吸入空気通路2などを加温
する温水通路である。
【0003】このように構成された従来の内燃機関の空
気量制御装置において、絞り弁4が外気から吸入する空
気量を制御するとき、吸気に含まれる水分が比熱の大き
いフレーム1や絞り弁4に付着結露し、低温時にはこれ
が氷結して絞り弁4がフレーム1に固着し、制御不能に
なることがあり、このような氷結を避けるために従来の
内燃機関の空気量制御装置においては図6に示すように
フレーム1に温水通路6が設けられ、内燃機関の冷却水
である温水を流通して加温する方法がとられている。ま
た、公害や温暖化対策としてのCO2 等を含む排気ガス
抑制燃費向上のためにアイドリング回転数を低回転に抑
える必要があり、絞り弁4の全閉時における漏れ空気量
を抑制するために、例えば図8に示すように絞り弁4と
これに対向するフレーム1の内径との間の隙間に固体潤
滑剤の二硫化モリブデンをシール材5として充填する手
法がとられている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】一方では車両の軽量化のために、金属部品
の樹脂化が進められており、このような吸入空気の制御
系も樹脂化による軽量化が進められているが、内燃機関
の空気量制御装置を樹脂化する場合、上記の従来例のよ
うにフレーム1に内燃機関の冷却水を流通させるために
は水漏れ防止対策などに格別の工夫を必要とし、高価な
ものになるなど、氷結対策が極めて困難なものであっ
た。また、フレーム1や絞り弁等の樹脂成形部品は、金
属加工部品に較べて精度が悪く、図6と図7に示す絞り
弁4の全閉時におけるフレーム1との隙間Aの寸法管理
がし難く、アイドリング回転数を低回転に抑えてCO2
等を含む排気ガスを抑制すること、あるいは燃費向上を
実現することが困難になるなどの課題を有するものであ
った。
【0005】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、フレームや絞り弁を樹脂化した場
合においても水分の付着による氷結が防止でき、絞り弁
の全閉時における漏れ空気量の抑制が可能な、軽量で、
信頼性の高い内燃機関の空気量制御装置を得ることを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる内燃機
関の空気量制御装置は、空気通路の外壁を構成する樹脂
製のフレームと、このフレームに回動自在に設けられ、
内燃機関のアクセル操作により回動する弁軸と、この弁
軸に固定され、吸入空気量を制御する樹脂製の絞り弁
と、乾性被膜潤滑剤と撥水性材料とを含み、絞り弁の外
径面と全閉状態の絞り弁に対向するフレームの内径面と
の少なくとも一方に塗布されたシール材とを備えるよう
にしたものである。
【0007】また、空気通路の外壁を構成する樹脂製の
フレーム、このフレームに回動自在に設けられ、内燃機
関のアクセル操作により回動する弁軸、この弁軸に固定
され、吸入空気量を制御する樹脂製の絞り弁、乾性被膜
潤滑剤と撥水性材料とを含み、全閉状態の絞り弁の外径
面とこれに対向するフレームの内径面との隙間の少なく
とも一部に充填されたシール材を備えたものである。さ
らに、シール材を、二硫化モリブデン30〜35重量%
と、フロロアルキル基アクリル樹脂0,5〜1.5重量
%と、有機溶剤とで構成するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1ないし図4
は、この発明の実施の形態1の内燃機関の空気量制御装
置の構成を示すもので、図1は断面図、図2は上面図、
図3および図4は弁部分の拡大図であり、上記従来例と
同一機能部には同一符号が付されている。図において、
1は内燃機関の吸入空気通路2の外壁を構成するスロッ
トルボディなどのフレームであり、例えばナイロン系樹
脂などの樹脂成形により形成される。3はフレーム1に
回動自在に設けられ、板状の絞り弁4を有する弁軸で、
弁軸3がアクセル操作により回動して絞り弁4が空気通
路2の流動面積を変え吸入空気量を制御するように構成
され、絞り弁4は上記フレームと同様に樹脂成形により
形成されている。5は絞り弁4の全閉位置におけるフレ
ーム1の内面、または、絞り面4の外径面、またはこれ
らの両者に塗布された、あるいは、絞り弁4の全閉位置
における絞り弁4とフレーム1との隙間に充填されたシ
ール材であり、乾性被膜潤滑剤である二硫化モリブデン
が30〜35重量%と、撥水材であるフロロアルキル基
アクリル樹脂が0,5〜1.5重量%と、残部の有機溶
剤とで構成されている。
【0009】以上のように構成されたこの発明の実施の
形態1の内燃機関の空気量制御装置において、内燃機関
の動作時には内燃機関の負圧により図1の吸入空気側よ
り外気が吸入空気通路2を経由して図示しない内燃機関
に吸入され、吸入空気量は絞り弁4の開き角度により制
御される。内燃機関のアイドリング運転時には図示しな
いアイドル回転制御装置により回転数が制御されるた
め、絞り弁4は全閉状態となり、吸入空気を遮断するの
が望ましいが、上記のようにこの発明の実施の形態1に
よれば、シール材5を、絞り弁4の全閉位置におけるフ
レーム1の内面、または、絞り面4の外径面、またはこ
れらの両者に塗布し、あるいは、これらの両者の接触部
の隙間に充填するようにしたので、金属部品に比較して
寸法精度の悪い樹脂成形のフレーム1や絞り弁4を使用
してもほぼ完全に吸入空気を遮断することができ、軽量
で信頼性の高い内燃機関の空気量制御装置を得ることが
できるものである。
【0010】また、この発明の実施の形態1において
は、シール材5に二硫化モリブデンが30〜35重量%
と、フロロアルキル基アクリル樹脂が0,5〜1.5重
量%とを含むようにしたので、良好なシール性が得られ
るだけでなく、良好な撥水効果を得ることができ、吸入
空気に含まれる水分が結露したとしても絞り弁4の全閉
位置近辺における水滴の付着を防止し、低温時の氷結に
よる動作不能を避けることができる。このシール性と撥
水性とを確実なものにするためには、図3に示すように
絞り弁4の全閉時におけるフレーム1の内面との間の隙
間を完全に充填するのが最も効果的であるが、必ずしも
隙間を完全に充填する必要がなく、図4に示すようにフ
レーム1の内面や絞り面4の外径面に塗布したり、これ
らのいずれか一方に対する塗布、または、全周でなく部
分的な塗布や充填であっても、内燃機関のアイドル運転
性能の維持や氷結防止に対して充分な効果が得られるこ
とが確認されている。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の内燃
機関の空気量制御装置によれば、吸入空気通路の外壁を
形成するフレームや絞り弁などを金属に対して比重の小
さい樹脂成形により形成し、絞り弁4の全閉位置におけ
るフレーム1の内面、または、絞り面4の外径面、また
はこれらの両者、あるいは、これらの両者の間の隙間に
二硫化モリブデンが30〜35重量%と、フロロアルキ
ル基アクリル樹脂が0.5〜1.5重量%とを含むシー
ル材を塗布または充填するようにしたので、内燃機関の
アイドリング運転時における吸入空気の遮断がほぼ確実
にでき、また、吸入空気の含有水分が撥水されて氷結に
よる動作不能を引き起こすことがなく、信頼性の維持と
軽量化が可能な優れた内燃機関の空気量制御装置を得る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の内燃機関の空気量
制御装置の断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の内燃機関の空気量
制御装置の上面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の内燃機関の空気量
制御装置の弁部分の拡大断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の内燃機関の空気量
制御装置の弁部分の拡大断面図である。
【図5】 従来の内燃機関の空気量制御装置の上面図で
ある。
【図6】 従来の内燃機関の空気量制御装置の断面図で
ある。
【図7】 従来の内燃機関の空気量制御装置の弁部分の
拡大断面図である。
【図8】 従来の内燃機関の空気量制御装置の弁部分の
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム、2 吸入空気通路、3 弁軸、4 絞り
弁、5 シール材、6 温水通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 武史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3G065 CA00 HA08 HA21 3H052 AA02 BA34 CA17 CA22 CA32 CB22 CB32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路の外壁を構成する樹脂製のフレ
    ーム、このフレームに回動自在に設けられ、内燃機関の
    アクセル操作により回動する弁軸、この弁軸に固定さ
    れ、吸入空気量を制御する樹脂製の絞り弁、乾性被膜潤
    滑剤と撥水性材料とを含み、絞り弁の外径面と全閉状態
    の絞り弁に対向するフレームの内径面との少なくとも一
    方に塗布されたシール材を備えたことを特徴とする内燃
    機関の空気量制御装置。
  2. 【請求項2】 空気通路の外壁を構成する樹脂製のフレ
    ーム、このフレームに回動自在に設けられ、内燃機関の
    アクセル操作により回動する弁軸、この弁軸に固定さ
    れ、吸入空気量を制御する樹脂製の絞り弁、乾性被膜潤
    滑剤と撥水性材料とを含み、全閉状態の絞り弁の外径面
    とこれに対向するフレームの内径面との隙間の少なくと
    も一部に充填されたシール材を備えたことを特徴とする
    内燃機関の空気量制御装置。
  3. 【請求項3】 シール材が、二硫化モリブデン30〜3
    5重量%と、フロロアルキル基アクリル樹脂0,5〜
    1.5重量%と、有機溶剤とで構成されたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の内燃機関の空気量制
    御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116423A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha スロットルボデーの成形方法及びスロットルボデー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116423A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha スロットルボデーの成形方法及びスロットルボデー
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