JP2000073139A - 耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼 - Google Patents
耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼Info
- Publication number
- JP2000073139A JP2000073139A JP10240092A JP24009298A JP2000073139A JP 2000073139 A JP2000073139 A JP 2000073139A JP 10240092 A JP10240092 A JP 10240092A JP 24009298 A JP24009298 A JP 24009298A JP 2000073139 A JP2000073139 A JP 2000073139A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfuric acid
- steel
- corrosion resistance
- less
- acid corrosion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、冷間鍛造性および、耐硫酸腐食性
に優れたボルト用鋼を提供する。 【解決手段】本発明は、冷間鍛造性向上のため、N量を
0.01%以下とし、Al,Nb,V,Tiの一種また
は二種以上を適当量添加するとともに、耐硫酸腐食性向
上のため、Cr,Cu,Si及び、Sn,Sbの一種ま
たは二種以上を適当量添加する。
に優れたボルト用鋼を提供する。 【解決手段】本発明は、冷間鍛造性向上のため、N量を
0.01%以下とし、Al,Nb,V,Tiの一種また
は二種以上を適当量添加するとともに、耐硫酸腐食性向
上のため、Cr,Cu,Si及び、Sn,Sbの一種ま
たは二種以上を適当量添加する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、火力発
電所の煙道等のように、耐硫酸腐食性が要求される部位
に用いることが可能で、且つ、冷間鍛造性に優れたボル
ト用鋼に関する。
電所の煙道等のように、耐硫酸腐食性が要求される部位
に用いることが可能で、且つ、冷間鍛造性に優れたボル
ト用鋼に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼材を重油炊きボイラーの節炭器、空気
予熱器、各種交換器、煙道、煙突等などに用いた場合、
硫酸腐食の生じることが知られている。例えば、重油燃
焼のように、燃焼ガス中にSO2 が生じる雰囲気におい
ては、SO2 の一部が酸化され、SO3 となり、このS
O3 がガス中の水分と結合して硫酸ガスを生成し、鋼材
表面で結露する場合がある。重油燃焼ガス中の水蒸気が
8%程度、露点175℃の条件で鋼材の表面温度が上が
ると、その表面に結露する液中の硫酸濃度は上昇し、1
30℃で80%にも達する。特公昭47−1876、特
公昭53−46776、特開昭61−3867、特開平
9−25536、特開平10−110237等は、この
ような硫酸腐食環境における耐食性を改善する鋼材に関
するものである。
予熱器、各種交換器、煙道、煙突等などに用いた場合、
硫酸腐食の生じることが知られている。例えば、重油燃
焼のように、燃焼ガス中にSO2 が生じる雰囲気におい
ては、SO2 の一部が酸化され、SO3 となり、このS
O3 がガス中の水分と結合して硫酸ガスを生成し、鋼材
表面で結露する場合がある。重油燃焼ガス中の水蒸気が
8%程度、露点175℃の条件で鋼材の表面温度が上が
ると、その表面に結露する液中の硫酸濃度は上昇し、1
30℃で80%にも達する。特公昭47−1876、特
公昭53−46776、特開昭61−3867、特開平
9−25536、特開平10−110237等は、この
ような硫酸腐食環境における耐食性を改善する鋼材に関
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の鋼材は厚板、継目無鋼管、電縫鋼管等が対象で、ボル
トは含まれておらず、熱間加工性はともかく、ボルト用
鋼に必要とされる冷間鍛造性については、言及されてい
ない。冷間鍛造後の耐硫酸腐食性も不明である。本発明
は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、耐硫
酸腐食性および冷間鍛造性の両者を兼ね備えたボルト用
鋼を提供することにある。
の鋼材は厚板、継目無鋼管、電縫鋼管等が対象で、ボル
トは含まれておらず、熱間加工性はともかく、ボルト用
鋼に必要とされる冷間鍛造性については、言及されてい
ない。冷間鍛造後の耐硫酸腐食性も不明である。本発明
は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、耐硫
酸腐食性および冷間鍛造性の両者を兼ね備えたボルト用
鋼を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
達成するため、ボルト用鋼を対象に、冷間鍛造性およ
び、冷間鍛造後の耐硫酸腐食性に及ぼす、組織、化学成
分の影響を検討し、以下の知見を得た。(1)冷間鍛造
後の耐硫酸腐食性は、比較的パーライトの少ない組織の
場合(C≦0.15%),パーライト組織の強化(Cr
添加によるラメラー間隔の低減)、フェライトの耐食性
強化(Cu、Si添加)と、冷間鍛造により生じるフェ
ライトとセメンタイト界面剥離の抑制(Si添加)によ
って向上する。 (2)耐硫酸腐食性はSn,Sbの一種または二種以上
の添加によって、更に向上する。 (3)冷間鍛造性はN量を低下させ、かつ、Al,V,
Nb,Tiの一種または二種以上の添加により、固定し
た場合、向上する。本発明は、これらの知見をもとに、
ボルト用鋼に必要とされる熱間加工性、強度特性を劣化
させることなく、完成させたものである。すなわち、本
発明は 1.C:0.01以上0.15%以下、Si:0.1%
以上3.0%以下、Mn:0.1%以上1.0%以下、
P:0.05%以下、S:0.05%以下、Cu:0.
1%以上1.0%以下、Ni:0.1%以上0.6%以
下、Cr:0.2%以上1.0%以下、N:0.01%
以下、及び、Al:0.01%以上0.10%以下、N
b:0.01%以上0.20%以下、V:0.01%以
上0.20%以下、Ti:0.01%以上0.10%以
下の一種または二種以上を含有し、残部が実質的にFe
よりなることを特徴とする耐硫酸腐食性に優れたボルト
用鋼 2.Sn:0.02%以上0.50%以下,Sb:0.
02%以上0.50%以下の一種または二種以上を含有
する1記載の耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼 3.Mo:0.01%以上0.1%以下、B:0.00
30%以上0.020%以下の一種または二種以上を含
有する1又は2記載の耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼
達成するため、ボルト用鋼を対象に、冷間鍛造性およ
び、冷間鍛造後の耐硫酸腐食性に及ぼす、組織、化学成
分の影響を検討し、以下の知見を得た。(1)冷間鍛造
後の耐硫酸腐食性は、比較的パーライトの少ない組織の
場合(C≦0.15%),パーライト組織の強化(Cr
添加によるラメラー間隔の低減)、フェライトの耐食性
強化(Cu、Si添加)と、冷間鍛造により生じるフェ
ライトとセメンタイト界面剥離の抑制(Si添加)によ
って向上する。 (2)耐硫酸腐食性はSn,Sbの一種または二種以上
の添加によって、更に向上する。 (3)冷間鍛造性はN量を低下させ、かつ、Al,V,
Nb,Tiの一種または二種以上の添加により、固定し
た場合、向上する。本発明は、これらの知見をもとに、
ボルト用鋼に必要とされる熱間加工性、強度特性を劣化
させることなく、完成させたものである。すなわち、本
発明は 1.C:0.01以上0.15%以下、Si:0.1%
以上3.0%以下、Mn:0.1%以上1.0%以下、
P:0.05%以下、S:0.05%以下、Cu:0.
1%以上1.0%以下、Ni:0.1%以上0.6%以
下、Cr:0.2%以上1.0%以下、N:0.01%
以下、及び、Al:0.01%以上0.10%以下、N
b:0.01%以上0.20%以下、V:0.01%以
上0.20%以下、Ti:0.01%以上0.10%以
下の一種または二種以上を含有し、残部が実質的にFe
よりなることを特徴とする耐硫酸腐食性に優れたボルト
用鋼 2.Sn:0.02%以上0.50%以下,Sb:0.
02%以上0.50%以下の一種または二種以上を含有
する1記載の耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼 3.Mo:0.01%以上0.1%以下、B:0.00
30%以上0.020%以下の一種または二種以上を含
有する1又は2記載の耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の化学成分の限定理由につ
いて詳細に説明する。Cは強度を確保するため、0.0
1%以上添加するが、0.15%を超えると冷間鍛造性
が劣化するので、0.01%以上0.15%以下とす
る。Siは脱酸に必要で、また、耐硫酸腐食性の向上に
も有効であり、それらの効果を得るため、0.1%以上
添加するが、3.0%を超えると冷間鍛造性が劣化する
ので、0.1%以上3.0%以下とする。パーライトが
少なく、フェライト主体の組織における好適範囲は1.
5%以上3.0%以下である。Mnは脱酸と強度確保に
必要で、そのため、0.1%以上添加するが、1.0%
を超えると冷間鍛造性が劣化するので、0.1%以上
1.0%以下とする。Pはフェライトを硬化し、冷間鍛
造性を劣化させるので、0.05%以下とする。SはM
nSとなって、冷間鍛造性を劣化させるので、0.05
%以下とする。Cuは耐硫酸腐食特性を向上させるた
め、0.1%以上添加するが、1.0%を超えると熱間
加工性が劣化するので、0.1%以上1.0%以下とす
る。NiはCuを添加する本発明鋼の場合、熱間加工性
の確保に必要で、0.1%以上添加するが、0.6%を
超えると効果が飽和し、コストが上昇するので、0.1
%以上0.6%以下とする。Crは耐硫酸腐食特性を向
上させるため、0.2%以上添加するが、1.0%を超
えると冷間鍛造性が劣化するので、0.2%以上1.0
%以下とする。Nは不純物として、鋼中に含まれるが、
冷間鍛造時、歪み時効によって冷間鍛造性を劣化させる
ため、0.01%以下とする。また、Al,Nb,V,
Tiの一種または二種以上を、Nを固定し、冷間鍛造性
を向上させるため、添加する。Alは0.01%以上添
加するが、0.10%を超えると効果が飽和し、熱間加
工性が劣化するので、0.01%以上0.10%以下と
する。Nbは0.01%以上添加するが、0.20%を
超えると効果が飽和し、熱間加工性が劣化するため、
0.01%以上0.20%以下とする。Vは0.01%
以上添加するが、0.20%を超えると効果が飽和し、
熱間加工性が劣化するため、0.20%以下とする。T
iは0.01%以上添加するが、0.10%を超えると
効果が飽和し、熱間加工性が劣化するため、0.01%
以上0.10%以下とする。以上が基本成分組成であ
り、耐硫酸腐食特性を一層向上させる場合、Sn,Sb
の一種以上を添加する。Sn、Sbともに0.02%以
上添加するが、0.50%を超えると熱間加工性が劣化
するため、0.02%以上0.50%以下とする。ま
た、高強度が必要とされる場合、B,Moの一種以上を
添加することもできる。Bは0.0030%以上添加す
るが、0.020%を超えると効果が飽和するため、
0.0030%以上0.020%以下とする。Moは
0.01%以上添加するが、0.1%を超えると効果が
飽和するため、0.01%以上0.1%以下とする。
尚、本発明は冷間鍛造ままで使用されるボルト以外に、
熱処理(焼入れ焼戻し)を施される高強度のボルト、冷
間加工されるナット、ワッシャーにも適用できる。
いて詳細に説明する。Cは強度を確保するため、0.0
1%以上添加するが、0.15%を超えると冷間鍛造性
が劣化するので、0.01%以上0.15%以下とす
る。Siは脱酸に必要で、また、耐硫酸腐食性の向上に
も有効であり、それらの効果を得るため、0.1%以上
添加するが、3.0%を超えると冷間鍛造性が劣化する
ので、0.1%以上3.0%以下とする。パーライトが
少なく、フェライト主体の組織における好適範囲は1.
5%以上3.0%以下である。Mnは脱酸と強度確保に
必要で、そのため、0.1%以上添加するが、1.0%
を超えると冷間鍛造性が劣化するので、0.1%以上
1.0%以下とする。Pはフェライトを硬化し、冷間鍛
造性を劣化させるので、0.05%以下とする。SはM
nSとなって、冷間鍛造性を劣化させるので、0.05
%以下とする。Cuは耐硫酸腐食特性を向上させるた
め、0.1%以上添加するが、1.0%を超えると熱間
加工性が劣化するので、0.1%以上1.0%以下とす
る。NiはCuを添加する本発明鋼の場合、熱間加工性
の確保に必要で、0.1%以上添加するが、0.6%を
超えると効果が飽和し、コストが上昇するので、0.1
%以上0.6%以下とする。Crは耐硫酸腐食特性を向
上させるため、0.2%以上添加するが、1.0%を超
えると冷間鍛造性が劣化するので、0.2%以上1.0
%以下とする。Nは不純物として、鋼中に含まれるが、
冷間鍛造時、歪み時効によって冷間鍛造性を劣化させる
ため、0.01%以下とする。また、Al,Nb,V,
Tiの一種または二種以上を、Nを固定し、冷間鍛造性
を向上させるため、添加する。Alは0.01%以上添
加するが、0.10%を超えると効果が飽和し、熱間加
工性が劣化するので、0.01%以上0.10%以下と
する。Nbは0.01%以上添加するが、0.20%を
超えると効果が飽和し、熱間加工性が劣化するため、
0.01%以上0.20%以下とする。Vは0.01%
以上添加するが、0.20%を超えると効果が飽和し、
熱間加工性が劣化するため、0.20%以下とする。T
iは0.01%以上添加するが、0.10%を超えると
効果が飽和し、熱間加工性が劣化するため、0.01%
以上0.10%以下とする。以上が基本成分組成であ
り、耐硫酸腐食特性を一層向上させる場合、Sn,Sb
の一種以上を添加する。Sn、Sbともに0.02%以
上添加するが、0.50%を超えると熱間加工性が劣化
するため、0.02%以上0.50%以下とする。ま
た、高強度が必要とされる場合、B,Moの一種以上を
添加することもできる。Bは0.0030%以上添加す
るが、0.020%を超えると効果が飽和するため、
0.0030%以上0.020%以下とする。Moは
0.01%以上添加するが、0.1%を超えると効果が
飽和するため、0.01%以上0.1%以下とする。
尚、本発明は冷間鍛造ままで使用されるボルト以外に、
熱処理(焼入れ焼戻し)を施される高強度のボルト、冷
間加工されるナット、ワッシャーにも適用できる。
【0006】
【実施例】表1に示す化学成分の鋼を150kg真空溶
解炉にて溶製し、鋼塊にした後、熱間圧延により、16
mmの丸棒とした。その後、酸洗、ボンデ処理、伸線
(16mmから15.6mm),頭部冷間鍛造、ねじ転
造の工程を経てJISB 1180 六角ボルトM16
*50を製造した。強度確認のためボルト中心部よりJ
IS4号試験片(平行部7mm径)を削り出し、引張試
験をおこなった。冷間鍛造性はボルト頭部成形時(10
0本)の割れ発生率(%)で評価した。耐硫酸腐食性は
各鋼種5本のボルトを通常の条件で板に締め付けて3条
件(30℃・20%硫酸,50℃・40%硫酸、130
℃・80%硫酸)で5時間浸漬した後、腐食による腐食
減量を測定し、腐食速度(mg/cm2 /5h)を求め
た。表2には引張速度(n=3の平均値)、冷間鍛造
性、腐食速度(n=5の平均値)を示した。本発明鋼
(No.1〜9)は耐硫酸腐食特性、冷間鍛造性ともに
優れていることをがわかる。一方、比較鋼(No.10
〜17)は耐硫酸腐食特性または冷間鍛造性に劣ってい
る。
解炉にて溶製し、鋼塊にした後、熱間圧延により、16
mmの丸棒とした。その後、酸洗、ボンデ処理、伸線
(16mmから15.6mm),頭部冷間鍛造、ねじ転
造の工程を経てJISB 1180 六角ボルトM16
*50を製造した。強度確認のためボルト中心部よりJ
IS4号試験片(平行部7mm径)を削り出し、引張試
験をおこなった。冷間鍛造性はボルト頭部成形時(10
0本)の割れ発生率(%)で評価した。耐硫酸腐食性は
各鋼種5本のボルトを通常の条件で板に締め付けて3条
件(30℃・20%硫酸,50℃・40%硫酸、130
℃・80%硫酸)で5時間浸漬した後、腐食による腐食
減量を測定し、腐食速度(mg/cm2 /5h)を求め
た。表2には引張速度(n=3の平均値)、冷間鍛造
性、腐食速度(n=5の平均値)を示した。本発明鋼
(No.1〜9)は耐硫酸腐食特性、冷間鍛造性ともに
優れていることをがわかる。一方、比較鋼(No.10
〜17)は耐硫酸腐食特性または冷間鍛造性に劣ってい
る。
【0007】
【表1】
【0008】
【表2】
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば耐
硫酸腐食特性のみならず、冷間鍛造性にも優れた耐硫酸
腐食ボルト用鋼が得られ、重油炊きボイラーの節炭器、
空気予熱器、各種交換器、煙道、煙突等に利用でき、産
業上きわめて有用である。
硫酸腐食特性のみならず、冷間鍛造性にも優れた耐硫酸
腐食ボルト用鋼が得られ、重油炊きボイラーの節炭器、
空気予熱器、各種交換器、煙道、煙突等に利用でき、産
業上きわめて有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】C:0.01以上0.15%以下、Si:
0.1%以上3.0%以下、Mn:0.1%以上1.0
%以下、P:0.05%以下、S:0.05%以下、C
u:0.1%以上1.0%以下、Ni:0.1%以上
0.6%以下、Cr:0.2%以上1.0%以下、N:
0.01%以下、及び、Al:0.01%以上0.10
%以下、Nb:0.01%以上0.20%以下、V:
0.01%以上0.20%以下、Ti:0.01%以上
0.10%以下の一種または二種以上を含有し、残部が
実質的にFeよりなることを特徴とする耐硫酸腐食性に
優れたボルト用鋼 - 【請求項2】Sn:0.02%以上0.50%以下,S
b:0.02%以上0.50%以下の一種または二種以
上を含有する請求項1記載の耐硫酸腐食性に優れたボル
ト用鋼 - 【請求項3】Mo:0.01%以上0.1%以下、B:
0.0030%以上0.020%以下の一種または二種
以上を含有する請求項1及び2記載の耐硫酸腐食性に優
れたボルト用鋼
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10240092A JP2000073139A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10240092A JP2000073139A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000073139A true JP2000073139A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17054380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10240092A Pending JP2000073139A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000073139A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002063056A1 (fr) * | 2001-02-02 | 2002-08-15 | Nippon Steel Corporation | Acier d"excellente resistance a la corrosion au point de rosee de l"acide sulfurique |
EP1460145A1 (en) * | 2001-11-19 | 2004-09-22 | Nippon Steel Corporation | Low alloy steel excellent in resistance to corrosion by hydrochloric acid and corrosion by sulfuric acid and weld joint comprising the same |
CN101864544A (zh) * | 2009-04-16 | 2010-10-20 | 株式会社神户制钢所 | 耐酸钢材和燃烧、焚烧设备的排气相关低温构件 |
JP2011117035A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高強度ボルト用鋼 |
CN102286700A (zh) * | 2011-09-13 | 2011-12-21 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 抗拉强度≥800MPa级耐硫酸露点腐蚀钢及其制备方法 |
CN103160753A (zh) * | 2011-12-14 | 2013-06-19 | 鞍钢股份有限公司 | 一种含Zr耐硫酸露点腐蚀钢板及其制造方法 |
WO2018038198A1 (ja) * | 2016-08-25 | 2018-03-01 | Jfeスチール株式会社 | 耐硫酸露点腐食鋼 |
CN111621709A (zh) * | 2020-07-06 | 2020-09-04 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种超高强塑积孪生诱发塑性钢及其制备和性能调控方法 |
CN112458381A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-03-09 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 一种短流程500MPa级耐候抗震钢筋及其制备方法 |
JP2022511464A (ja) * | 2018-11-30 | 2022-01-31 | ポスコ | 耐酸用鋼板およびその製造方法 |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP10240092A patent/JP2000073139A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002063056A1 (fr) * | 2001-02-02 | 2002-08-15 | Nippon Steel Corporation | Acier d"excellente resistance a la corrosion au point de rosee de l"acide sulfurique |
JPWO2002063056A1 (ja) * | 2001-02-02 | 2004-06-10 | 新日本製鐵株式会社 | 耐硫酸露点腐食性に優れた鋼および空気予熱器 |
EP1460145A1 (en) * | 2001-11-19 | 2004-09-22 | Nippon Steel Corporation | Low alloy steel excellent in resistance to corrosion by hydrochloric acid and corrosion by sulfuric acid and weld joint comprising the same |
EP1460145A4 (en) * | 2001-11-19 | 2005-03-09 | Nippon Steel Corp | LOW-ALLOY STEEL VERY RESISTANT TO CORROSION CAUSED BY CHLORIC ACID AND SULFURIC ACID AND SOLDER SEAL COMPRISING THE SAME |
US7718014B2 (en) | 2001-11-19 | 2010-05-18 | Nippon Steel Corporation | Low alloy steel and weld joint thereof excellent in corrosion resistance to hydrochloric acid and sulfuric acid |
US7731896B2 (en) | 2001-11-19 | 2010-06-08 | Nippon Steel Corporation | Low alloy steel and weld joint thereof excellent in corrosion resistance to hydrochloric acid and sulfuric acid |
CN101864544A (zh) * | 2009-04-16 | 2010-10-20 | 株式会社神户制钢所 | 耐酸钢材和燃烧、焚烧设备的排气相关低温构件 |
JP2011117035A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高強度ボルト用鋼 |
CN102286700A (zh) * | 2011-09-13 | 2011-12-21 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 抗拉强度≥800MPa级耐硫酸露点腐蚀钢及其制备方法 |
CN103160753A (zh) * | 2011-12-14 | 2013-06-19 | 鞍钢股份有限公司 | 一种含Zr耐硫酸露点腐蚀钢板及其制造方法 |
WO2018038198A1 (ja) * | 2016-08-25 | 2018-03-01 | Jfeスチール株式会社 | 耐硫酸露点腐食鋼 |
JP6338031B1 (ja) * | 2016-08-25 | 2018-06-06 | Jfeスチール株式会社 | 耐硫酸露点腐食鋼 |
JP2022511464A (ja) * | 2018-11-30 | 2022-01-31 | ポスコ | 耐酸用鋼板およびその製造方法 |
CN111621709A (zh) * | 2020-07-06 | 2020-09-04 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种超高强塑积孪生诱发塑性钢及其制备和性能调控方法 |
CN112458381A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-03-09 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 一种短流程500MPa级耐候抗震钢筋及其制备方法 |
CN112458381B (zh) * | 2020-11-04 | 2022-04-19 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 一种短流程500MPa级耐候抗震钢筋及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3584636B2 (ja) | 熱間加工性に優れた耐硫酸・塩酸露点腐食鋼 | |
JP4823930B2 (ja) | 耐酸腐食鋼 | |
JP4291573B2 (ja) | 耐硫酸露点腐食性に優れた鋼および空気予熱器 | |
JP2000073138A (ja) | 耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼 | |
WO1999009231A1 (fr) | Acier inoxydable austenitique presentant une excellente resistance a la corrosion par l'acide sulfurique et une excellente aptitude au faconnage | |
JP2000073139A (ja) | 耐硫酸腐食性に優れたボルト用鋼 | |
JPH0925536A (ja) | 耐酸露点腐食鋼 | |
JP4105962B2 (ja) | 空気予熱器伝熱エレメント用の耐硫酸露点腐食鋼冷延鋼板およびその製造方法 | |
CN102021498A (zh) | 一种低合金耐硫酸露点腐蚀钢板及其制造方法 | |
WO2019244320A1 (ja) | 鋼板 | |
JP4013301B2 (ja) | 耐硫酸露点腐食性に優れた溶接構造用鋼及びその製造方法 | |
JPH11140586A (ja) | Lng焚き専用ボイラーの煙道・煙突用鋼材 | |
JP3239763B2 (ja) | 耐硫酸腐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 | |
JP2004315936A (ja) | 粒界割れ抵抗性に優れた極低炭素系耐酸露点腐食鋼 | |
JPH11189848A (ja) | 耐硫酸腐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 | |
JP2000001755A (ja) | 耐硫酸露点腐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼及びその製造方法 | |
KR102368362B1 (ko) | 내마모성과 복합내식성이 우수한 강판 및 그 제조방법 | |
KR102399814B1 (ko) | 내마모성과 복합내식성이 우수한 강판 및 그 제조방법 | |
JP3294282B2 (ja) | 耐硫酸腐食性と加工性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 | |
KR100544507B1 (ko) | 내황산 부식특성이 우수한 열연강판 | |
JPH11158584A (ja) | 耐硫酸腐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 | |
KR102326323B1 (ko) | 내마모성과 복합내식성이 우수한 강판 및 그 제조방법 | |
JPH07188869A (ja) | 高温用ステンレス鋼とその製造方法 | |
JP3458762B2 (ja) | 海岸耐候性に優れた高強度鋼 | |
JP2004068039A (ja) | 耐硫酸露点腐食性、耐高温酸化性、高温強度に優れた鋼 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |