JP2000072709A - 芳香族ヒドロキシカルボン酸の製法 - Google Patents

芳香族ヒドロキシカルボン酸の製法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タールなどの分解物のほとんど生成しないヒ
ドロキシナフタレンカルボン酸を高収率で得る方法を提
供する。 【解決手段】 芳香族ヒドロキシカルボン酸を製造する
に際して、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と
二酸化炭素を無溶媒下、圧力1MPa以上及び温度10
0℃以下で、かつ二酸化炭素の超臨界条件以外の条件下
で反応を複数回繰返し、その繰返し反応の間に、反応系
内の二酸化炭素を不活性ガスで置換し、100〜200
℃で加熱する加熱工程を介在させる芳香族ヒドロキシカ
ルボン酸の製法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族ヒドロキシ
カルボン酸の改善された製法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ヒドロキシカルボン酸は食品、化
粧品等の防腐・保存料として、また顔料・染料・液晶・
液晶高分子あるいは医薬・農薬の原料あるいは中間体と
して重要であり、一般にはフェノール性水酸基を持つ化
合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素とを高温、加圧下で
反応させることによって製造される。
【0003】上記反応としては、古くは固体状の芳香族
ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と気体状の二酸化炭
素を反応させる固気相反応が用いられてきたが、反応温
度が高く(通常約200℃)、しかも反応時間が長く、
固気相反応であるため熱的に不均一であり、局部的に著
しく高温になるため、タール化などの副反応が生じ易
く、原料損失が多いこと、反応制御が困難で安定した収
率が得られない等の問題があった。
【0004】一方、上記反応において、フェノールアル
カリと二酸化炭素を、常圧、低温条件下で接触させると
フェノールアルカリ・二酸化炭素複合体(ソジウムフェ
ニルカーボネート)が形成されることが知られている
( J. Chem. Soc., 3145-3151(1954))が、芳香族ヒド
ロキシカルボン酸の形成は報告されていない。同報文に
はフェノールアルカリをカルボン酸塩にするには(i)
ソジウムフェニルカーボネートを密封条件下で145℃
に加熱するか、(ii)125℃〜135℃で直接加圧し
てカルボキシル化するか、(iii)フェノールアルカリ
のフェノール溶液に140℃で乾燥二酸化炭素を通過さ
せる方法があると記載されている。
【0005】フェノールカリウムを軽油の存在下に二酸
化炭素と反応させると、70℃以下の温度で複合体が収
率76〜80%程度で形成されることも知られている
(Bulletin of the Chemical Society of Japan, vol.4
6, 3470-3474 (1973))。この場合もヒドロキシ安息香
酸は形成されないことが示されている。さらに、DMF
(ジメチルホルムアミド)にフェノールカリウムを溶か
し、これに二酸化炭素を一定時間通じてフェノールカリ
ウム・二酸化炭素複合体を形成させた後、アセトニトリ
ルやアセトンを加え、70℃で45乃至72時間反応さ
せても、p−ヒドロキシ安息香酸の収率は0.3乃至1
%程度であったことが報告されている(化学工業1972年
12月号p74-80)。以上のように芳香族ヒドロキシ化合物
のアルカリ金属塩と二酸化炭素の反応は低温では複合体
までしか進行せず、低温での固気相反応により反応が進
行することに付いては知られていない。低温での固気相
反応により上記反応が進行するならば、溶剤の回収が不
要となり、しかもタール化などの副反応がなく、熱資源
の節約になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、100℃以
下の温度においても、極めて短時間に高収率で芳香族ヒ
ドロキシカルボン酸を得る製法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、芳香族ヒドロ
キシカルボン酸を製造するに際して、芳香族ヒドロキシ
化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素を無溶媒下、圧力
1MPa以上及び温度100℃以下で、かつ二酸化炭素
の超臨界条件以外の条件下で反応を複数回繰返し、その
繰返し反応の間に、反応系内の二酸化炭素を不活性ガス
で置換し、100〜200℃で加熱する加熱工程を介在
させる芳香族ヒドロキシカルボン酸の製法に関する。
【0008】本発明において用いられる芳香族ヒドロキ
シ化合物としては、フェノール、β−ナフトール、α−
ナフトール等が挙げられる。典型的にはβ−ナフトール
である。これらの芳香族環上には1つ以上の置換基を有
していてもよい。置換基としては例えば、フッ素、臭
素、塩素等のハロゲン原子、メチル、エチル、プロピル
などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基などのアル
コキシ基、ニトロ基、スルホ基、アミノ基、フェニル
基、ベンジル基等が挙げられる。具体的には、o−、m
−及びp−クレゾール、アミノフェノール、クロロフェ
ノール等が挙げられる。
【0009】芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩
と二酸化炭素の反応は、1MPa以上の圧力及び100
℃以下の温度で、無溶媒で行う。前述の如く芳香族ヒド
ロキシ化合物のアルカリ金属塩を固気相反応で反応させ
るには高温高圧条件で行われるため、タール化が避けら
れず、従って、これを溶媒に分散または溶解して気体状
の二酸化炭素と反応させていたが、溶媒の存在下でも比
較的高温でなければ反応が進行しなかった。本発明者は
100℃以下の温度であっても、無溶媒で、1MPa以
上の圧力でかつ二酸化炭素の超臨界条件以外の条件で、
芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素
が反応し、芳香族ヒドロキシカルボン酸のアルカリ金属
塩が得られることを見出した。反応温度は100℃以下
であれば良いが、反応速度との関係で10℃〜70℃が
好ましい。二酸化炭素の超臨界条件は30℃以上では
7.38MPa以上であり、したがって、反応は30℃
から100℃以下で約7MPa以下の圧力、好ましくは
3〜7MPaで反応させる。30℃以下では二酸化炭素
の超臨界域は存在しないので、30℃以下ではさらに高
圧、約20MPaの圧力でも反応させることができる。
好ましくは3〜10MPaの圧力で反応させる。
【0010】上記条件下での1回反応あるいは単なる繰
返反応のみでは、芳香族ヒドロキシカルボン酸の収率は
あまり向上しないが、複数回の繰返反応の間に、反応系
内の二酸化炭素を不活性ガスで置換し、100〜200
℃で加熱する加熱工程を設けて反応を繰り返すことによ
って著しく収率が向上する。この場合、100〜200
℃の加熱処理を、実質的に二酸化炭素を含まない条件下
で行うことが肝要である。不活性ガスとしては窒素ガ
ス、ヘリウムガス、アルゴンガスなどがあげられるが、
経済性等を考慮すれば窒素ガスが好ましい。加熱工程に
おける圧力は0.1〜2MPa程度、好ましくは0.1
〜1MPa程度である。加熱処理時間は10〜120分
程度、好ましくは10〜60分程度である。繰返回数は
2回以上(加熱工程1回)、好ましくは繰返回数2〜4
回(加熱回数1〜3)が適当である。その際、複数の反
応工程および複数の加熱工程それぞれの条件は同一であ
っても異なってもよい。
【0011】また、本発明の繰返反応において芳香族ヒ
ドロキシ化合物としてβ−ナフトールを用いたときは生
成物は主として2−ヒドロキシナフタレン−1−カルボ
ン酸が得られる。これを二酸化炭素雰囲気下で200℃
以上、好ましくは230〜280℃の温度に加熱すると
熱転移して2−ヒドロキシナフタレン−3−カルボン酸
および2−ヒドロキシナフタレン−6−カルボン酸が得
られる。その際、反応系の圧力は二酸化炭素雰囲気下
で、好ましくは0.1〜20MPa、より好ましくは
0.5〜10MPaが適当である。また転移反応は10
〜300分、より好ましくは30〜200分である。こ
の転移反応では特に2−ヒドロキシナフタレン−1−カ
ルボン酸(転移を目的とする位置以外に置換基を有して
いても良い)は、顔料の中間体やポリマーのモノマー成
分として有用な、相当する2−ヒドロキシナフタレン−
3−カルボン酸や2−ヒドロキシナフタレン−6−カル
ボン酸に転移される。
【0012】本発明の方法によれば、1MPa以上及び
100℃以下、特に室温下での繰返反応によって収率良
くカルボキシル化が進行するため、副反応を抑制するこ
とができ、タールなどの分解物はほとんど生成しない。
以下に、実施例をあげて説明する。
【0013】実施例1 100mlのコルベンにフェノール9.4gと水酸化カ
リウム6.6gを水に溶かして混合しフェノールカリウ
ム水溶液を作成した。これをエバポレーターで脱水し、
180℃で真空乾燥して無水粉末のフェノールカリウム
を得た。これを200mlのオートクレーブに入れて、
7.1MPaの二酸化炭素を急速に導入し、30℃10
分間反応させた。次に、常圧に戻してオートクレーブ内
部を0.5MPaの窒素により2回置換した。0.1M
Paの窒素を充填し150℃に昇温して30分間保っ
た。その後室温に戻して7.1MPaの二酸化炭素を急
速に導入して10分間反応させた。常圧に戻し、反応生
成物を水に溶かし、希塩酸を加えてpH7に調整した後
クロロホルムで抽出し未反応フェノール3.21gを回
収し、さらに水層に塩酸を加えてpH1以下にしてクロ
ロホルムで抽出し、サリチル酸5.49gとp−ヒドロ
キシ安息香酸3.09gを得た。収率はサリチル酸3
9.8%、p−ヒドロキシ安息香酸22.4%であり、
ヒドロキシカルボン酸への転化率は94.4%であっ
た。なお、実施例の収率と転化率との関係は次の通りで
ある。 収率=生成したカルボン酸(モル数)/使用した原料
(モル数)×100 転化率=生成したカルボン酸(モル数)/消費された原
料(モル数)×100 消費された原料(モル数)=使用した原料(モル数)−
回収された原料(モル数)
【0014】実施例2 100mlのコルベンにフェノール9.4gと水酸化ナ
トリウム4.1gを水に溶かして混合しフェノールナト
リウム水溶液を作製した。これをエバポレーターで脱水
し、180℃で真空乾燥して無水粉末のフェノールナト
リウムを得た。これを200mlのオートクレーブに入
れて、6.5MPaの二酸化炭素を急速に導入し、30
℃10分間反応させた。
【0015】次に、常圧に戻してオートクレーブ内部を
0.5MPaの窒素により2回置換した。0.1MPa
の窒素を充填し150℃に昇温して30分間保った。そ
の後室温に戻して6.5MPaの二酸化炭素を急速に導
入して10分間反応させた。常圧に戻し、反応生成物を
水に溶かし、希塩酸を加えてpH7に調整した後クロロ
ホルムで抽出し未反応フェノール5.77gを回収し、
さらに水層に塩酸を加えてpH1以下にしてクロロホル
ムで抽出し、サリチル酸4.34gとp−ヒドロキシ安
息香酸0.72gを得た。収率はサリチル酸31.4
%、p−ヒドロキシ安息香酸5.2%であり、ヒドロキ
シカルボン酸への転化率は94.9%であった。
【0016】実施例3 100mlのコルベンにβ−ナフトール14.4gと水
酸化カリウム6.6gを水に溶かして混合しβ−ナフト
ールカリウム水溶液を作成した。これをエバポレーター
で脱水し、180℃で真空乾燥して無水粉末のβ−ナフ
トールカリウムを得た。これを200mlのオートクレ
ーブに入れて、6.5MPaの二酸化炭素を急速に導入
して30℃10分間反応させた。次に、常圧に戻してオ
ートクレーブ内部を0.5MPaの窒素により2回置換
した。0.1MPaの窒素を充填し150℃に昇温して
30分間保った。その後室温に戻して6.5MPaの二
酸化炭素を急速に導入して10分間反応させた。常圧に
戻し、反応生成物を水に溶かし、希塩酸を加えてpH7
に調製した後クロロホルムで抽出して未反応β−ナフト
ール1.57gを回収し、さらに水層に塩酸を加えてp
H1以下にしてクロロホルムで抽出し、2−ヒドロキシ
ナフタレン−1−カルボン酸15.7gを得た。収率は
83.5%であり、ヒドロキシカルボン酸への転化率は
93.7%であった。なお、2−ヒドロキシナフタレン
−3−カルボン酸及び2−ヒドロキシナフタレン−6−
カルボン酸については生成していなかった。
【0017】実施例4 (1)無水粉末のβ−ナフトールカリウム1.0gを2
00mlのオートクレーブに入れて、7.0MPaの二
酸化炭素を急速に導入して60℃10分間反応させた。 (2)常圧に戻してオートクレーブ内部を0.5MPa
の窒素により2回置換し、0.1MPaの窒素を充填し
180℃に昇温して1時間保った。(1)の操作を3
回、(2)の操作を2回それぞれ交互に行った。3回目
の(1)の操作終了後、オートクレーブ内の二酸化炭素
圧を3.0MPaにして、250℃90分加熱した。高
速液体クロマトグラフィーによる分析結果を表1に示
す。
【0018】実施例5 (1)無水粉末のβ−ナフトールカリウム1.0gを2
00mlのオートクレーブに入れて、6.5MPaの二
酸化炭素を急速に導入して60℃10分間反応させた。 (2)常圧に戻してオートクレーブ内部を0.5MPa
の窒素により2回置換し、0.1MPaの窒素を充填し
180℃に昇温して1時間保った。(1)の操作を2
回、(2)の操作を1回それぞれ交互に行った。2回目
の(1)の操作終了後、オートクレーブ内の二酸化炭素
圧を3.0MPaにして、250℃180分加熱した。
高速液体クロマトグラフィーによる分析結果を表1に示
す。
【0019】実施例6 実施例5の250℃180分加熱する工程を280℃9
0分に代えることの他は実施例5と同様の方法に従っ
た。高速液体クロマトグラフィーによる分析結果を表1
に示す。
【0020】実施例7 (1)無水粉末のβ−ナフトールナトリウム1.0gを
200mlのオートクレーブに入れて、7.0MPaの
二酸化炭素を急速に導入して60℃10分間反応させ
た。 (2)常圧に戻してオートクレーブ内部を0.5MPa
の窒素により2回置換し、0.1MPaの窒素を充填し
180℃に昇温して1時間保った。(1)の操作を3
回、(2)の操作を2回それぞれ交互に行った。高速液
体クロマトグラフィーによる分析結果を表1に示す。
【0021】実施例8 実施例7と同様の操作を行った後に、オートクレーブ内
の二酸化炭素圧を3.0MPaにして、250℃90分
加熱した。高速液体クロマトグラフィーによる分析結果
を表1に示す。
【0022】実施例9 (1)無水粉末のβ−ナフトールナトリウム1.0gを
200mlのオートクレーブに入れて、6.5MPaの
二酸化炭素を急速に導入して60℃10分間反応させ
た。 (2)常圧に戻してオートクレーブ内部を0.5MPa
の窒素により2回置換し、0.1MPaの窒素を充填し
180℃に昇温して1時間保った。(1)の操作を3
回、(2)の操作を2回それぞれ交互に行った。3回目
の(1)の操作終了後、オートクレーブ内の二酸化炭素
圧を3.0MPaにして、250℃90分加熱した。高
速液体クロマトグラフィーによる分析結果を表1に示
す。
【0023】
【表1】
【0024】実施例10 100mlのコルベンにp−クレゾール10.8gと水
酸化カリウム6.6gを水に溶かして混合しp−クレゾ
ールカリウム水溶液を作成し、これをエバポレーターで
脱水し無水粉末のp−クレゾールカリウムを得た。これ
を200mlのオートクレーブに入れて、6.5MPa
の二酸化炭素を急速に導入し、30℃10分間反応させ
た。次に、常圧に戻してオートクレーブ内部を0.5M
Paの窒素により2回置換した。0.1MPaの窒素を
充填し150℃に昇温して30分間保った。その後室温
に戻して6.5MPaの二酸化炭素を急速導入して10
分間反応させた。常圧に戻し、反応生成物を水に溶か
し、希塩酸を加えてpH7に調製した後クロロホルムで
抽出して未反応p−クレゾール0.11gを回収し、さ
らに水層に塩酸を加えてpH1以下にしてクロロホルム
で抽出し、2−ヒドロキシ−5−メチル安息香酸15.
0gを得た。収率は98.6%であり、転化率は99.
7%であった。
【0025】比較例1 無水粉末のβ−ナフトールカリウムを200mlのオー
トクレーブに入れて、250℃到達後、7.0MPaの
二酸化炭素を導入して90分間反応させたが、得られた
ヒドロキシカルボン酸の収率は、2−ヒドロキシナフタ
レン−1−カルボン酸2.4%、2−ヒドロキシナフタ
レン−3−カルボン酸4.5%、2−ヒドロキシナフタ
レン−6−カルボン酸1.7%であった。
【0026】
【発明の効果】本発明の方法によれば、室温下での繰り
返し反応によって収率良く反応が進行するため、副反応
を抑制することができ、タールなどの分解物はほとんど
生成しない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 BB61 BB70 BC10 BC11 BD20 BD60 BE41 BJ50 BN30 BS30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ヒドロキシカルボン酸を製造する
    に際して、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と
    二酸化炭素を無溶媒下、圧力1MPa以上及び温度10
    0℃以下で、かつ二酸化炭素の超臨界条件以外の条件下
    で反応を複数回繰返し、その繰返し反応の間に、反応系
    内の二酸化炭素を不活性ガスで置換し、100〜200
    ℃で加熱する加熱工程を介在させる芳香族ヒドロキシカ
    ルボン酸の製法。
  2. 【請求項2】 繰返し反応を少なくとも2回行う請求項
    1記載の製法。
  3. 【請求項3】 芳香族ヒドロキシカルボン酸がヒドロキ
    シナフタレンカルボン酸である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 芳香族ヒドロキシカルボン酸を二酸化炭
    素雰囲気下で200℃以上の温度で加熱する芳香族ヒド
    ロキシカルボン酸の熱転移方法。
  5. 【請求項5】 芳香族ヒドロキシカルボン酸が請求項1
    〜3記載の方法で得られるものである請求項4記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 芳香族ヒドロキシカルボン酸が2−ヒド
    ロキシナフタレン−1−カルボン酸である請求項4記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 加熱を炭酸ガス加圧条件下で行う請求項
    4記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004031113A1 (ja) * 2002-10-01 2004-04-15 Kabushiki Kaisha Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo ヒドロキシ安息香酸類の製造方法

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WO2004031113A1 (ja) * 2002-10-01 2004-04-15 Kabushiki Kaisha Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo ヒドロキシ安息香酸類の製造方法

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