JP2000072011A - 油圧式パワーステアリング装置のダンパーバルブ - Google Patents

油圧式パワーステアリング装置のダンパーバルブ

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JP2000072011A JP10250536A JP25053698A JP2000072011A JP 2000072011 A JP2000072011 A JP 2000072011A JP 10250536 A JP10250536 A JP 10250536A JP 25053698 A JP25053698 A JP 25053698A JP 2000072011 A JP2000072011 A JP 2000072011A
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spring plate
valve spring
holes
damper
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Tomohisa O
朝久 王
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    • F16F9/32Details
    • F16F9/34Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 油圧式パワーステアリング装置のダンパーバ
ルブの構造を簡単化し、その製作、組付けを容易にし
て、製作コストの低減を図る。 【解決手段】 バルブケーシング31内を2つの弁室に仕
切る仕切板部材32には、円周方向に等間隔に複数個の通
孔35が形成され、2つの弁室のうちの油路切換弁側の第
1の弁室33に臨む仕切板部材32の一方の壁面には、複数
個の通孔35のうちの1つおきの通孔35a を開閉する第1
の弁バネ板36が固着され、2つの弁室のうちのパワーシ
リンダ側の第2の弁室34に臨む仕切板部材32の他方の壁
面には、複数個の通孔35のうちの他の1つおきの通孔35
b を開閉する第2の弁バネ板37が固着される。第1の弁
バネ板36を押さえる第1の平ワッシャ38の外径が、第2
の弁バネ板37を押さえる第2の平ワッシャ39の外径より
大きくされて、第1の弁バネ板36のバネ強さが、第2の
弁バネ板37のバネ強さより大きくされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、車両に用いら
れる油圧式パワーステアリング装置のダンパーバルブに
関し、特にダンパーバルブの構造を簡単化して、製作コ
ストの低減を図った油圧式パワーステアリング装置のダ
ンパーバルブに関する。
【0002】
【従来技術】従来、車両に用いられる油圧式パワーステ
アリング装置においては、車両の高速域における操舵の
安定感の向上、シミー現象やキックバック現象の発生の
防止等を目的にして、ダンパーバルブを具備させること
が行なわれている。このようなダンパーバルブの1つと
して、図11に図示されるようなものがある(特許第2
729982号公報参照)。
【0003】このものにおいては、ダンパーバルブ030
が、孔あき板状の仕切板部材(弁保持部材)032 を備
え、作動油が通されるこの仕切板部材032 の通孔035
が、ピン041 により仕切板部材032 の端面に保持された
弁バネ板036 またはバネの作用を受ける弁板037 によっ
て開閉制御可能であり、仕切板部材032 が、バルブケー
シング030 内で、図示されないパワーシリンダまたは油
路切換弁に固定的にまたは失われないように設けられ、
また、弁バネ板036 または弁板037 が、仕切板部材032
に離脱しないように固着して取り付けられている。
【0004】ピン041 は、仕切板部材032 の中心に設け
られ、大径部と小径部とからなり、大径部から小径部に
移る段部において仕切板部材032 に対して位置決めさ
れ、大径部の端部のフランジと弁板037 の環状板部との
間にコイル圧縮バネ050 が介装されて、弁板037 を仕切
板部材032 の一方の端面に押し付けている。弁板037
は、その環状板部の中心から立設させられた円筒部が、
ピン041 の大径部により摺動案内される。また、ピン04
1 の小径部の鋲状端部(カシメ部)は、環状板038を介
して弁バネ板036 を仕切板部材032 の他方の端面に押し
付けている。
【0005】仕切板部材032 の通孔035 には、弁バネ板
036 および弁板037 がこれらの通孔035 を閉鎖する位置
にあっても、作動油が通り得る残留断面が確保されるよ
うに、くり抜き油路051 が形成されている。031 は、ダ
ンパーバルブ030 のケーシング、031bは、該ケーシング
030 に形成された連通孔である。
【0006】前記従来のものは、前記のように構成され
ているので、車両の走行中、図示されない車輪側からの
振動が図示されないタイロッドを介してパワーシリンダ
に伝わったときには、油路切換弁とパワーシリンダとを
つなぐ回路中の作動油は、ダンパーバルブ030 内を図1
1の矢印の方向に流れて、油路切換弁の方向に戻ろうと
するが、弁バネ板036 のバネの強さが弁板037 を押さえ
る圧縮バネ050 の付勢力より大きくされているので、弁
バネ板036 が通孔035 の通路をわずかにしか開かないの
で、この通路を作動油が流れるとき、流動抵抗を受け
て、作動油の運動エネルギが消失される。
【0007】この結果、車輪側からパワーシリンダに伝
えられる振動は減衰され、油路切換弁を介してステアリ
ングホイールに伝達されるようなことがないので、操舵
の安定感と快適感が損なわれない。逆に、作動油が図1
1の矢印と反対方向に流れるときには、弁板037 が通孔
035 の通路を比較的大きく開くので、作動油のパワーシ
リンダへの供給に支障は生じない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のものにおいては、仕切板部材032 やピン041 の構造
が複雑となり、また、弁バネ板036 と弁板037 との2枚
の弁板を用意しなければならず、コイル圧縮バネ050 が
必要とされるなど、全体として、構造が複雑で、組付性
が悪く、製作コストが高くなっていた。
【0009】本願の発明は、前記従来のものが有する前
記のような問題点を解決して、ダンパーバルブの構造を
簡単化し、その製作、組付けを容易にして、製作コスト
の低減を図り得る油圧式パワーステアリング装置のダン
パーバルブを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および効果】本願の発明
は、前記のような課題を解決した油圧式パワーステアリ
ング装置にのダンパーバルブに係わり、その請求項1に
記載された発明は、油圧式パワーステアリング装置のダ
ンパーバルブが、ギヤボックス内の油路切換弁とパワー
シリンダの左右油室とをつなぐ作動油回路に配設され
て、バルブケーシング内を2つの弁室に仕切る仕切板部
材を備え、前記仕切板部材には、円周方向に等間隔に複
数個の通孔が形成され、前記2つの弁室のうちの前記油
路切換弁側の第1の弁室に臨む前記仕切板部材の一方の
壁面には、前記複数個の通孔のうちの1つおきの通孔を
開閉する第1の弁バネ板が固着され、前記2つの弁室の
うちの前記パワーシリンダ側の第2の弁室に臨む前記仕
切板部材の他方の壁面には、前記複数個の通孔のうちの
他の1つおきの通孔を開閉する第2の弁バネ板が固着さ
れ、前記第1の弁バネ板のバネ強さは、前記第2の弁バ
ネ板のバネ強さより大きくされたことを特徴とする油圧
式パワーステアリング装置のダンパーバルブである。
【0011】請求項1に記載された発明は、前記のよう
に構成されているので、仕切板部材には、円周方向に等
間隔に複数個の通孔が形成され、第1の弁室に臨むその
一方の壁面には、複数個の通孔のうちの1つおきの通孔
を開閉する第1の弁バネ板が固着され、第2の弁室に臨
むその他方の壁面には、複数個の通孔のうちの他の1つ
おきの通孔を開閉する第2の弁バネ板が固着され、第1
の弁バネ板のバネ強さは、第2の弁バネ板のバネ強さよ
り大きくされている。
【0012】この結果、仕切板部材は、くり抜き油路な
どの加工が必要とされないので、その構造が簡単化され
る。また、第1の弁バネ板および第2の弁バネ板も、同
一形状もしくは類似形状のバネ板状のものが使用できる
ので、それらの構造が簡単化される。さらに、第1の弁
バネ板および第2の弁バネ板を仕切板部材に押し付ける
ために、コイルスプリングが必要とされることもない。
これらにより、ダンパーバルブの構造が簡単化され、そ
の製作、組付けが容易になり、製作コストの低減を図る
ことができる。
【0013】また、請求項2記載のように請求項1記載
の発明を構成することにより、第1の弁バネ板および第
2の弁バネ板が複数個の通孔のうちの1つおきの通孔お
よび複数個の通孔のうちの他の1つおきの通孔をそれぞ
れ閉鎖したとき、それらの弁バネ板とそれらの弁バネ板
が閉鎖する各通孔との間に、わずかの作動油の流れを許
容する小さな流路が形成されるので、作動油は、ダンパ
ーバルブを介して常に少量流れており、パワーピストン
(ラックシャフト)は常に微動している。
【0014】この結果、車輪側からパワーシリンダを逆
転摺動させるような外力が急激に加わったとしても、パ
ワーピストン(ラックシャフト)が早い速度で摺動運動
を開始するようなことがなくなり、パワーピストンの作
動が円滑化されて、操舵の安定感と快適感が一層向上す
る。
【0015】また、請求項3記載のように請求項2記載
の発明を構成することにより、小さな流路は、仕切板部
材の両方の壁面にそれぞれ形成されて、複数個の通孔を
連通させる環状細溝とされるので、小さな流路を容易に
形成することができる。
【0016】さらに、請求項4記載のように請求項2記
載の発明を構成することにより、小さな流路は、仕切板
部材の両方の壁面にそれぞれ形成されて、複数個の通孔
の各々を、第1の弁バネ板が一方の壁面を覆う領域およ
び第2の弁バネ板が他方の壁面を覆う領域より外方の領
域にそれぞれ連通させるように形成された細溝とされる
ので、小さな流路を容易に形成することができる。
【0017】また、請求項5記載のように請求項2記載
の発明を構成することにより、小さな流路は、第1の弁
バネ板および第2の弁バネ板がそれぞれ閉鎖する各通孔
の開口が、これらの弁バネ板の仕切板部材への投影面よ
りわずかにはみ出す隙間とされるので、例えば、各弁バ
ネ板の加工時において、その仮想直径をわずかに小さく
形成すればよく、小さな流路をさらに容易に形成するこ
とができる。
【0018】また、請求項6記載のように請求項1ない
し請求項5のいずれかに記載の発明を構成することによ
り、第1の弁バネ板と、第2の弁バネ板とは、同一の弁
バネ板とされ、第1の弁バネ板を押さえる第1の平ワッ
シャと、第2の弁バネ板を押さえる第2の平ワッシャと
は、第1の平ワッシャの外径が第2の平ワッシャの外径
より大きくされて、第1の弁バネ板のバネ強さが第2の
弁バネ板のバネ強さより大きくされるので、第1の弁バ
ネ板のバネ強さが第2の弁バネ板のバネ強さより大きく
される手段を、別部品を要することなく、比較的容易に
得ることができる。
【0019】さらに、請求項7記載のように請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の発明を構成することに
より、第1の弁バネ板と、第2の弁バネ板とは、第1の
弁バネ板の厚さが第2の弁バネ板の厚さより大きくさ
れ、第1の弁バネ板を押さえる第1の平ワッシャと、第
2の弁バネ板を押さえる第2の平ワッシャとは、同一の
平ワッシャとされて、第1の弁バネ板のバネ強さが第2
の弁バネ板のバネ強さより大きくされるので、第1の弁
バネ板のバネ強さが第2の弁バネ板のバネ強さより大き
くされる手段を、別部品を要することなく、比較的容易
に得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図6に図示され
る本願の請求項1および請求項6に記載された発明の一
実施形態(実施形態1)について説明する。図1は、本
実施形態1におけるダンパーバルブが適用される油圧式
パワーステアリング装置の全体構成図、図2は、図1の
油圧式パワーステアリング装置のギヤボックスの油路切
換弁収容部分の縦断面図、図3は、図1の油圧式パワー
ステアリング装置の概略構成図であって、一部を切断し
て示す図、図4(a)は、図1のダンパーバルブの縦断
面図、図4(b)は、同ダンパーバルブの仕切板部材部
分の左側面図、図4(c)は、同右側面図、図5は、図
4のダンパーバルブの一作動状態における図、図6は、
同他の作動状態における図である。
【0021】図1ないし図3において、本実施形態1に
おけるダンパーバルブ30が適用される油圧式パワーステ
アリング装置1は、ラックアンドピニオン式パワーステ
アリング装置であって、図示されない車両のステアリン
グホイールに連結された入力軸3が、ギヤボックス2の
油路切換弁収容部分2a 内において、出力軸(ピニオン
軸)4とトーションバー5を介して連結されており、該
出力軸4に形成されたピニオン4a と噛み合うラックを
有するラックシャフト8が、ギヤボックス2のラックシ
ャフト・パワーシリンダ収容部分2b 内に、図1におい
て左右摺動自在に収容されている。
【0022】ラックシャフト8の両端には、左右一対の
タイロッド9、9がそれぞれ連結され、その中間部に
は、ラックシャフト・パワーシリンダ収容部分2b 内に
収容されたパワーシリンダ10のパワーピストン11が連結
されている。したがって、ラックシャフト8は、パワー
ピストン11のロッド(ピストンロッド)を兼ねている。
【0023】ギヤボックス2の油路切換弁収容部分2a
内には、油路切換弁6(ロータリーバルブ)が収容され
ており、該油路切換弁6は、そのスリーブ7がトーショ
ンバー5の歪み量、すなわち、入力軸3と出力軸4との
相対的な回転量差に応じて回動して、油圧ポンプ15によ
り圧送されて作動油供給路18、給油ポート16を経て流入
してきた作動油を、該油路切換弁6内の供給路および圧
力管12もしくは圧力管13を介してパワーシリンダ10の左
右油室の一方に供給し、該パワーシリンダ10の左右油室
の他方から、圧力管13もしくは圧力管12、油路切換弁6
内の還流路、排油ポート17および作動油還流路19を介し
て、リザーバタンク14に還流させるようになっている。
【0024】油圧ポンプ15は、図示されてはいないが、
伝動機構を介して内燃機関のクランクシャフトに連結さ
れており、該内燃機関の回転数と同じ回転数で回転す
る。そして、図3に概略図示されているように、流量制
御弁20、リリーフバルブ21および固定オリフィス22を備
えていて、これらの協働作用により、その回転数に応じ
て、所定の中速回転数に達するまでは、漸次増加して一
定の高水準の量の作動油を吐出し、該中速回転数を越え
ると、漸次減少して一定の低水準の量の作動油を吐出す
るように作動する。
【0025】したがって、ピニオン4a がラックシャフ
ト8のラックと噛み合って、ラックシャフト8が左右動
したときには、該左右動に従って、タイロッド9、9が
一体に左右動して、左右車輪の転舵を行なうとともに、
作動油圧によるパワーシリンダ10のピストン11の左右動
に従って、同様にタイロッド9、9が一体に左右動し
て、操舵補助力に基づく左右車輪の重畳的転舵を行なう
ようになっている。これにより、ステアリングホイール
の操舵労力が軽減される。
【0026】ここで、ギヤボックス2の切換弁収容部分
2a のケーシングには、2個のダンパーバルブ30、30が
取り付けられている。2個のダンパーバルブ30、30は、
それらの外周の雄ネジ部31a 、31a が該ケーシングに形
成された2個のネジ穴23にそれぞれねじ込まれ、かつ、
Oリング42により液封されて、該ケーシングに取り付け
られている(図2、図4(a)参照)。
【0027】これらのダンパーバルブ30、30は、図3に
より良く図示されているように、油路切換弁6とパワー
シリンダ10とをつなぐ作動油回路(圧力管12、圧力管13
を含む)上にあって、車両の走行中、車輪からの振動が
パワーシリンダ10に伝わったとき、該振動が、圧力管1
2、圧力管13および油路切換弁6を介して、ステアリン
グホイールに伝達するのを抑制する。その詳細構造が図
4に図示されている。
【0028】図2および図4に図示されるように、ダン
パーバルブ30は、そのバルブケーシング31内を油路切換
弁6側の第1の弁室33と、パワーシリンダ10側の第2の
弁室34との2つの弁室に仕切る仕切板部材32を備え、こ
の仕切板部材32には、円周方向に等間隔に複数個の通孔
35が形成されている。
【0029】そして、第1の弁室33に臨む仕切板部材32
の一方の壁面には、複数個の通孔35のうちの1つおきの
通孔35a を開閉する第1の弁バネ板36が固着され、第2
の弁室34に臨む仕切板部材32の他方の壁面には、複数個
の通孔35のうちの他の1つおきの通孔35b を開閉する第
2の弁バネ板37が固着されている。
【0030】第1の弁バネ板36および第2の弁バネ板37
は、図4(b)、(c)に図示されるように、三つ葉状
の輪郭形状をしており、同形、同大に形成された同じ弁
バネ板であり、その三つ葉部分が通孔35を覆う。本実施
形態1においては、三つ葉状の輪郭線が丁度通孔35の最
外方の点を通るようにして、その三つ葉部分が通孔35を
覆っており、そのような大きさに、弁バネ板36、37の仮
想直径が決められている。
【0031】第1の弁バネ板36は、第1の平ワッシャ38
を介して仕切板部材32の中央の孔を貫通するピン41のフ
ランジ部により押圧されることにより、仕切板部材32の
一方の壁面に挟着されている。第2の弁バネ板37は、第
2の平ワッシャ39、該第2の平ワッシャ39より小径の環
状板40を介してピン41のフランジ部と反対側の端部のカ
シメ部41a により押圧されることにより、仕切板部材32
の他方の壁面に挟着されている。
【0032】第1の平ワッシャ38と第2の平ワッシャ39
とは、同一の厚さにされ、また、第1の平ワッシャ38の
外径が第2の平ワッシャ39の外径より大きくされてい
る。これにより、第1の弁バネ板36のバネ強さが、第2
の弁バネ板37のバネ強さより大きくされている。
【0033】したがって、いま、油路切換弁6からパワ
ーシリンダ10の方向に作動油が供給されるすると、該作
動油は、一方のダンパーバルブ30の仕切板部材32に形成
された1つおきの通孔35b を通り、第2の弁バネ板37を
押して、第2の弁室34に入り(図5参照)、そこからダ
ンパーバルブ30のバルブケーシング31に形成された複数
の連通孔31b を通り、圧力管12もしくは圧力管13内を流
れて、パワーシリンダ10の左右油室の一方に供給され、
該パワーシリンダ10の左右油室の他方から、圧力管13も
しくは圧力管12、他方のダンパーバルブ30の複数の連通
孔31b 、第2の弁室34、他の1つおきの通孔35a を通
り、第1の弁バネ板36を押して、油路切換弁6に戻る。
【0034】このとき、第2の弁バネ板37は、そのバネ
強さが比較的弱くされているので、油路切換弁6からパ
ワーシリンダ10の方向への作動油の供給は円滑に行なわ
れ、所期通りの操舵補助力が得られる。他方、第1の弁
バネ板36は、そのバネ強さが比較的強くされているの
で、パワーシリンダ10から油路切換弁6の方向への作動
油の還流は円滑に行なわれず、ダンパー効果が発揮され
る。
【0035】そこで、図示されない車輪側からの振動が
タイロッド9、9を介してパワーシリンダ10に伝わる
と、油路切換弁6とパワーシリンダ10とをつなぐ圧力管
12および圧力管13中の作動油は、ピストン11の動きの方
向に応じていずれかのダンパーバルブ30内をパワーシリ
ンダ10側から油路切換弁6の方向へ流れるが、該ダンパ
ーバルブが前記のようにしてダンパー効果を発揮するこ
とにより、作動油は流動抵抗を受けて、作動油の運動エ
ネルギが消失される。
【0036】これにより、車輪側からパワーシリンダ10
に伝えられる振動は減衰され、油路切換弁6を介してス
テアリングホイールに伝達されるようなことがないの
で、いわゆるシミー現象の発生が抑制される。また、車
輪が石に乗り上げたときなどに、ステアリングハンドル
が逆転するキックバック現象の発生も、同様の理由によ
り、抑制される。これらにより、操舵の安定感や快適感
が保持され、特に高速走行時における中立状態のフラフ
ラ感が解消される。
【0037】本実施形態は、前記のように構成されてい
るので、さらに、次のような効果を奏することができ
る。ダンパーバルブ30に使用される仕切板部材32には、
円周方向に等間隔に複数個の通孔35が形成され、第1の
弁室33に臨むその一方の壁面には、複数個の通孔35のう
ちの1つおきの通孔35a を開閉する第1の弁バネ板36が
固着され、第2の弁室34に臨むその他方の壁面には、複
数個の通孔35のうちの他の1つおきの通孔35b を開閉す
る第2の弁バネ板37が固着され、第1の弁バネ板36のバ
ネ強さは、第2の弁バネ板37のバネ強さより大きくされ
ている。また、第1の弁バネ板36と第2の弁バネ板37と
は、同一の弁バネ板とされている。
【0038】この結果、仕切板部材32には、従来のよう
にくり抜き油路051 (図11参照)などの加工が必要と
されないので、その構造が簡単化される。また、第1の
弁バネ板36および第2の弁バネ板37として、1種類の弁
バネ板が使用できるので、弁バネ板の構造が簡単化され
る。さらに、第1の弁バネ板36および第2の弁バネ板37
を仕切板部材32に押し付けるために、従来のようにコイ
ルスプリングが必要とされることもない。これらによ
り、ダンパーバルブ30の構造が簡単化され、その製作、
組付けが容易になり、製作コストの低減を図ることがで
きる。
【0039】また、第1の弁バネ板36を押さえる第1の
平ワッシャ38と、第2の弁バネ板37を押さえる第2の平
ワッシャ39とは、第1の平ワッシャ38の外径が第2の平
ワッシャ39の外径より大きくされて、第1の弁バネ板36
のバネ強さが第2の弁バネ板37のバネ強さより大きくさ
れるので、第1の弁バネ板36のバネ強さを第2の弁バネ
板37のバネ強さより大きくする手段を、コイルスプリン
グ等の別部品を要することなく、比較的容易に得ること
ができる。
【0040】次に、図7に図示される本願の請求項2お
よび請求項3に記載された発明の一実施形態(実施形態
2)について説明する。本実施形態2においては、ダン
パーバルブ30に使用される仕切板部材32の構造が本実施
形態1と異なっている。その他の点では、実施形態1と
異なるところはないので、詳細な説明を省略する。
【0041】すなわち、本実施形態2においては、仕切
板部材32は、図7に図示されるように、その第1の弁室
33に臨む一方の壁面および第2の弁室34に臨む他方の壁
面の両方の壁面に、複数個の通孔35を相互に連通させる
環状細溝43が形成されている。
【0042】このようにすると、第1の弁バネ板36およ
び第2の弁バネ板37がこれら複数個の通孔のうちの1つ
おきの通孔35a および他の1つおきの通孔35b をそれぞ
れ閉鎖したとき、それらの弁バネ板36、37と各通孔35a
、35b との間に、わずかの作動油の流れを許容する小
さな流路が形成されることになる。
【0043】このように、わずかの作動油の流れを許容
する小さな流路が形成されると、作動油は常時流れるの
で、パワーシリンダ10のパワーピストン(ラックシャフ
ト)8は常時微動し、左右動の待機状態にあるので、仮
に車輪側からラックシャフト8を逆転摺動させるような
外力が急激に加わったとしても、ラックシャフト8が早
い速度で摺動運動を開始するようなことがなくなり、ラ
ックシャフト8の作動が円滑化されて、操舵の安定感と
快適感が保持される。
【0044】このことを図10を参照して説明すると、
ラックシャフト8が車輪(路面)側から逆転摺動荷重を
受けたとして、本実施形態2におけるように、小さな流
路が形成される場合(図の曲線c)には、これが形成さ
れない場合(図の曲線b)に比べ、ラックシャフト8の
摺動速度が小さい。
【0045】このことは、ラックシャフト8が車輪(路
面)側から急激な逆転摺動荷重を受けても、急激に左右
動するようなことが防がれ、ラックシャフト8の作動が
円滑化されることを示している。なお、曲線aは、ダン
パーバルブ30が具備されない場合であり、ラックシャフ
ト8が急激に左右動し、外乱の影響を大きく受けること
を示している。
【0046】このような環状細溝43による仕切板部材32
への小さな流路の形成は、従来の仕切板部材032 へのく
り抜き油路051 (図11参照)と比較しても、容易に形
成することができる。
【0047】次に、図8に図示される本願の請求項4に
記載された発明の一実施形態(実施形態3)について説
明する。本実施形態3においては、ダンパーバルブ30に
使用される仕切板部材32に形成される小さな流路の形状
が実施形態2と異なっている。その他の点では、実施形
態2と異なるところはないので、詳細な説明を省略す
る。
【0048】本実施形態3において、仕切板部材32に形
成される小さな流路は、図8に図示されるように、仕切
板部材32の両方の壁面にそれぞれ形成されて、複数個の
通孔35の各々を仕切板部材32の外周領域に連通させる複
数個の細溝44により形成されている。この細溝44は、複
数個の通孔35の各々を、第1の弁バネ板36が一方の壁面
を覆う領域および第2の弁バネ板37が他方の壁面を覆う
領域より外方の領域にそれぞれ連通させる。
【0049】このような細溝44によっても、実施形態2
における環状細溝43が奏する前記のような効果と同様の
効果を奏することができる。なお、細溝44は、仕切板部
材32の各壁面において、全ての通孔35に対して形成され
る必要はなく、当該壁面において第1の弁バネ板36もし
くは第2の弁バネ板37が覆う1つおきの通孔35に対して
のみ形成されればよいが、本実施形態3におけるよう
に、全ての通孔35に対して形成されれば、仕切板部材32
をダンパーバルブ30のバルブケーシング31に組み付ける
際、その周方向位置決めが容易になる。
【0050】次に、図9に図示される本願の請求項5に
記載された発明の一実施形態(実施形態4)について説
明する。本実施形態4においては、ダンパーバルブ30に
使用される仕切板部材32に形成される小さな流路の形状
が実施形態2および実施形態3と異なっている。その他
の点では、実施形態2および実施形態3と異なるところ
はないので、詳細な説明を省略する。
【0051】本実施形態4において、仕切板部材32に形
成される小さな流路は、図9に図示されるように、第1
の弁バネ板36および第2の弁バネ板37がそれぞれ閉鎖す
る各通孔35a 、35b の開口が、これらの弁バネ板36、37
の仕切板部材32への投影面よりわずかにはみ出す隙間45
(図9中黒く塗り潰した三日月状部分)として形成され
ている。
【0052】このため、第1の弁バネ板36および第2の
弁バネ板37の仮想直径は、各通孔35の最外方の点を連ね
た仮想直径よりわずかに小さく形成されている。このよ
うな隙間45によっても、実施形態2における環状細溝43
および実施形態3における細溝44が奏する前記のような
効果と同様の効果を奏することができる。
【0053】さらに次に、本願の請求項7に記載された
発明の一実施形態(実施形態5)について説明する。本
実施形態5においては、第1の弁バネ板36のバネ強さを
第2の弁バネ板37のバネ強さより大きくする手段が実施
形態1と異なっている。その他の点では、実施形態1と
異なるところはないので、詳細な説明を省略する。
【0054】本実施形態5において、第1の弁バネ板36
のバネ強さを第2の弁バネ板37のバネ強さより大きくす
る手段は、第1の平ワッシャ38と第2の平ワッシャ39と
を同一の平ワッシャとした上、第1の弁バネ板36の厚さ
を第2の弁バネ板37の厚さより大きくすることに依って
いる。なお、この場合、第1の弁バネ板36と第2の弁バ
ネ板37との各仮想外径は、同一にされている。
【0055】このようにしても、第1の弁バネ板36のバ
ネ強さを第2の弁バネ板37のバネ強さより大きくするこ
とができる。そして、これにより、ダンパーバルブ30
は、実施形態1におけると同様のダンパー効果を発揮す
ることができる。
【0056】本実施形態1ないし実施形態5において、
ダンパーバルブ30は、油路切換弁6とパワーシリンダ10
とをつなぐ作動油の回路上であって、ギヤボックス2の
油路切換弁収容部分2a のケーシングに取り付けられた
が、これに限定されず、例えば、パワーシリンダ10の壁
面に取り付けられてもよい。但し、この場合には、仕切
板部材32の向きを逆にして使用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1および請求項6に記載された発
明の一実施形態(実施形態1)におけるダンパーバルブ
が適用される油圧式パワーステアリング装置の全体構成
図である。
【図2】図1の油圧式パワーステアリング装置のギヤボ
ックスの油路切換弁収容部分の縦断面図である。
【図3】図1の油圧式パワーステアリング装置の概略構
成図であって、一部を切断して示す図である。
【図4】図4(a)は、図1のダンパーバルブの縦断面
図、図4(b)は、同ダンパーバルブの仕切板部材部分
の左側面図、図4(c)は、同右側面図である。
【図5】図4のダンパーバルブの一作動状態における図
である。
【図6】同他の作動状態における図である。
【図7】本願の請求項2および請求項3に記載された発
明の一実施形態(実施形態2)におけるダンパーバルブ
に使用される仕切板部材の構造を示す図であって、図7
(a)は、仕切板部材の縦断面図、図7(b)は、図7
(a)の左側面図、図7(c)は、同右側面図である。
【図8】本願の請求項4に記載された発明の一実施形態
(実施形態3)におけるダンパーバルブに使用される仕
切板部材の構造を示す図であって、図7と同様の図であ
る。
【図9】本願の請求項5に記載された発明の一実施形態
(実施形態4)におけるダンパーバルブに使用される仕
切板部材の構造を示す図であって、図7と同様の他の図
である。
【図10】実施形態1ないし実施形態5の油圧式パワー
ステアリング装置の特性を従来例と比較して示す特性線
図である。
【図11】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…油圧式パワーステアリング装置、2…ギヤボック
ス、2a …油路切換弁収容部分、2b …ラックシャフト
・パワーシリンダ収容部分、3…入力軸、4…出力軸
(ピニオン軸)、4a …ピニオン、5…トーションバ
ー、6…油路切換弁(ロータリーバルブ)、7…スリー
ブ、8…ラックシャフト、9…タイロッド、10…パワー
シリンダ、11…パワーピストン、12、13…圧力管、14…
リザーバタンク、15…油圧ポンプ、16…給油ポート、17
…排油ポート、18…作動油供給路、19…作動油還流路、
20…流量制御弁、21…リリーフバルブ、22…固定オリフ
ィス、23…ネジ穴、30…ダンパーバルブ、31…バルブケ
ーシング、31a …雄ネジ部、31b…連通孔、32…仕切板
部材、33…第1の弁室、34…第2の弁室、35、35a 、35
b…通孔、36…第1の弁バネ板、37…第2の弁バネ板、3
8…第1の平ワッシャ、39…第2の平ワッシャ、40…環
状板、41…ピン、41a …カシメ部、42…Oリング、43…
環状細溝、44…細溝、45…隙間。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月4日(1998.9.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式パワーステアリング装置のダンパ
    ーバルブが、ギヤボックス内の油路切換弁とパワーシリ
    ンダの左右油室とをつなぐ作動油回路に配設されて、バ
    ルブケーシング内を2つの弁室に仕切る仕切板部材を備
    え、 前記仕切板部材には、円周方向に等間隔に複数個の通孔
    が形成され、 前記2つの弁室のうちの前記油路切換弁側の第1の弁室
    に臨む前記仕切板部材の一方の壁面には、前記複数個の
    通孔のうちの1つおきの通孔を開閉する第1の弁バネ板
    が固着され、 前記2つの弁室のうちの前記パワーシリンダ側の第2の
    弁室に臨む前記仕切板部材の他方の壁面には、前記複数
    個の通孔のうちの他の1つおきの通孔を開閉する第2の
    弁バネ板が固着され、 前記第1の弁バネ板のバネ強さは、前記第2の弁バネ板
    のバネ強さより大きくされたことを特徴とする油圧式パ
    ワーステアリング装置のダンパーバルブ。
  2. 【請求項2】 前記第1の弁バネ板および前記第2の弁
    バネ板が前記複数個の通孔のうちの1つおきの通孔およ
    び前記複数個の通孔のうちの他の1つおきの通孔をそれ
    ぞれ閉鎖したとき、それらの弁バネ板とそれらの弁バネ
    板が閉鎖する各通孔との間に、わずかの作動油の流れを
    許容する小さな流路が形成されたことを特徴とする請求
    項1記載の油圧式パワーステアリング装置のダンパーバ
    ルブ。
  3. 【請求項3】 前記小さな流路は、前記仕切板部材の両
    方の壁面にそれぞれ形成されて、前記複数個の通孔を連
    通させる環状細溝であることを特徴とする請求項2記載
    の油圧式パワーステアリング装置のダンパーバルブ。
  4. 【請求項4】 前記小さな流路は、前記仕切板部材の両
    方の壁面にそれぞれ形成されて、前記複数個の通孔の各
    々を、前記第1の弁バネ板が一方の壁面を覆う領域およ
    び前記第2の弁バネ板が他方の壁面を覆う領域より外方
    の領域にそれぞれ連通させるように形成された細溝であ
    ることを特徴とする請求項2記載の油圧式パワーステア
    リング装置のダンパーバルブ。
  5. 【請求項5】 前記小さな流路は、前記第1の弁バネ板
    および前記第2の弁バネ板がそれぞれ閉鎖する各通孔の
    開口が、これらの弁バネ板の前記仕切板部材への投影面
    よりわずかにはみ出す隙間であることを特徴とする請求
    項2記載の油圧式パワーステアリング装置のダンパーバ
    ルブ。
  6. 【請求項6】 前記第1の弁バネ板と、前記第2の弁バ
    ネ板とは、同一の弁バネ板とされ、 前記第1の弁バネ板を押さえる第1の平ワッシャと、前
    記第2の弁バネ板を押さえる第2の平ワッシャとは、前
    記第1の平ワッシャの外径が前記第2の平ワッシャの外
    径より大きくされて、 前記第1の弁バネ板のバネ強さが前記第2の弁バネ板の
    バネ強さより大きくされたことを特徴とする請求項1な
    いし請求項5のいずれかに記載の油圧式パワーステアリ
    ング装置のダンパーバルブ。
  7. 【請求項7】 前記第1の弁バネ板と、前記第2の弁バ
    ネ板とは、前記第1の弁バネ板の厚さが前記第2の弁バ
    ネ板の厚さより大きくされ、 前記第1の弁バネ板を押さえる第1の平ワッシャと、前
    記第2の弁バネ板を押さえる第2の平ワッシャとは、同
    一の平ワッシャとされて、 前記第1の弁バネ板のバネ強さが前記第2の弁バネ板の
    バネ強さより大きくされたことを特徴とする請求項1な
    いし請求項5のいずれかに記載の油圧式パワーステアリ
    ング装置のダンパーバルブ。
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