JP2000070812A - 塗工用ダイ - Google Patents
塗工用ダイInfo
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- JP2000070812A JP2000070812A JP10251656A JP25165698A JP2000070812A JP 2000070812 A JP2000070812 A JP 2000070812A JP 10251656 A JP10251656 A JP 10251656A JP 25165698 A JP25165698 A JP 25165698A JP 2000070812 A JP2000070812 A JP 2000070812A
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- backup roll
- slit
- die
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- Pending
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Abstract
容易に実施可能とし、かつ清掃終了後、ブロックの位置
及びブロック間に形成されたスリットの厚みを、清掃前
の状態に容易に復帰させる。 【解決手段】 本発明は、バックアップロール1の径方
向外方に配設された上下一対のブロック4を備え、ブロ
ック4に形成されたスリットSをバックアップロール1
に対向させ、バックアップロール1に巻き掛けられて移
送される被塗工材の表面に、スリットSから塗工液を塗
工する塗工用ダイ3aに係り、特に、上記一対のブロッ
ク4のうち上部ブロック4aが、上部ブロック4aの上
方側に延設されたガイド部材12に沿って平行移動可能
とされていることを特徴としている。
Description
材の表面に、連続的に塗工液を塗工するダイに関する。
ェブ)の表面に、溶融樹脂等の塗工液を連続的に塗工す
るための装置である。ダイコータの概略構成を図3に示
す。図中符号1は、ウェブ2が巻き掛けられるバックア
ップロールで、図の場合、ウェブ2は左方からバックア
ップロール1の下面に巻き掛けられ、右上方にてバック
アップロール1から離開している。
る。)で、ダイ3は、バックアップロール1の長手方向
に延設されたブロック4と、ブロック4を支持する架台
5と、架台5を支持する台座6とから概略構成されてい
る。ブロック4は、上部ブロック4aと下部ブロック4
bとから構成される上下一対の部材で、上部ブロック4
aと下部ブロック4bとの間には、マニホールド4cと
呼称される隙間が形成されている。また、マニホールド
4cは、その先端側(図中左方)にて上部ブロック4a
と下部ブロック4bとの間に形成されたスリットSに連
通されている。
ル1の径方向外方に、ブロック4を、バックアップロー
ル1を所定の仰角で見上げ、かつスリットSがバックア
ップロール1に対向するよう位置決めする。次いで、バ
ックアップロール1を図中符号Rで示すように回転させ
てウェブ2の移送を開始した後、マニホールド4c内に
供給された塗工液を、スリットSからウェブ2の表面に
向け吐出させる。その結果、塗工液が、ウェブ2の表面
に、図中符号7で示すように連続的に塗工される。
い、ブロック4には、塗工液等の劣化物等に由来する異
物が付着、残留するため、適宜ブロック4を清掃し、こ
れらの異物を除去する必要がある。上記従来のダイ3の
場合、架台5とブロック4とを台座6から取り外し、更
にブロック4を架台5から取り外した後、ブロック4を
分解して清掃を行っている。清掃終了後は、ブロック4
を組み立てて架台5に取り付け、更に架台5を台座6に
取り付けている。
際して、ブロック4及び架台5の取り外し、ブロック4
の分解及び組立、更にはブロック4及び架台5の取り付
けという作業が必要となるため、作業が面倒であるとい
う問題があった。また、塗工に際してはバックアップロ
ール1に対するブロック4の位置及び上部ブロック4a
と下部ブロック4bとの位置関係が重要となるが、清掃
に際してブロック4及び架台5を取り外してしまうと、
ブロック4の位置及び上部ブロック4aと下部ブロック
4bとの位置関係を清掃前の状態に戻すために非常な手
間を要するという問題があった。
で、ブロック4の清掃作業を容易に実施可能で、かつ清
掃終了後、ブロック4の位置及び上部ブロック4aと下
部ブロック4bとの位置関係を清掃前の状態に容易に復
帰させることが可能なダイ3の提供を目的としている。
ロールの径方向外方に配設された上下一対のブロックを
備え、これらブロック間に形成されたスリットを上記バ
ックアップロールの側面に対向させ、上記バックアップ
ロールに巻き掛けられて移送される被塗工材の表面に、
上記スリットから塗工液を塗工するダイであって、特
に、上記一対のブロックのうち上部ブロックが、上記上
部ブロックの上方側に延設されたガイド部材に沿って平
行移動可能とされていることを特徴としている。
部材に沿って延設された移動手段の作動により平行移動
可能とされていることが望ましい。上記移動手段には、
例えば、自らの軸線に回りにネジが螺設されたネジ部材
が用いられる。この場合、上記上部ブロックは、上記ネ
ジ部材の回転により平行移動可能とされる。
る幅規制部材及び/または上記スリットの厚みを規制す
る厚み規制部材を有していてもよい。
施形態について説明する。なお、本発明のダイは、上部
ブロックの移動機構を備える点を構成上の特徴としてい
るため、以下の記載中、上記移動機構以外の構成につい
ては、上記図3と同一の符号を付して、その説明を省略
する。
2に示す。図1は、本発明に係るダイ3の上方斜視図で
ある。このダイ3では、下ブロック4bの上面から、一
対ののネジ部材(移動手段)11及びガイドバー(ガイ
ド部材)12が、ブロック4の長手方向に沿って所定の
間隔で立設されている。図1の場合、ブロック4の長手
方向中央部に一対のネジ部材11が設けられ、その外側
にガイドバー12がそれぞれ設けられている。
リットSの厚み方向の対称中心Cと直交して延びる円柱
状をなし、かつ上部ブロック4aを貫通して上方に突出
している。また、ネジ部材11は、図示しない軸受等に
より、自らの軸線回りに回転可能とされ、かつネジ部材
11の表面には、その軸線回りにネジが螺設されてい
る。更に、上部ブロック4aのうち、ネジ部材11の貫
通部位には、ネジ部材11に螺設されたネジと螺合する
ネジ孔4dが螺設されている。
けられたハンドルで、ハンドル13を操作してネジ部材
11を回転させることにより、上部ブロック4aが、図
2中矢印Mで示すように、ネジ部材11及びガイドバー
12により案内されつつ、ネジ部材11及びガイドバー
12の延設方向に沿って平行移動する。すなわち、本実
施形態の場合、ネジ部材11は、上部ブロック4aの移
動手段としての作用に加え、ガイドバー12と同様の、
ガイド部材としても作用する。
面から突出してガイドバー12の周囲を摺動自在に覆
い、ネジ部材11の回転に伴う上部ブロック4aのガイ
ドバー12に沿った移動を案内するスリーブである。
の長さは、図2中符号Uで示すように、上部ブロック4
aを清掃位置まで持ち上げた際に、ネジ部材11及びガ
イドバー12の上端が、それぞれネジ孔4d及びスリー
ブ14の上端から突出するよう設定する。また、ネジ部
材11は、ブロック4の長手方向中央に1基設けられて
いれば上部ブロック4aの移動は可能であるが、長手方
向中央にはマニホールド4cへの塗工液の供給口が形成
されているので、これを避けるために、ブロック4の長
手方向中央部に一対のネジ部材11を設ける構成とし
た。
ップロール1の径方向外方に、バックアップロール1を
所定の仰角で見上げ、かつスリットSがバックアップロ
ール1に対向するよう位置決めするとともに、ハンドル
13を操作して上部ブロック4aをガイドバー12に沿
って移動させ、下部ブロック4bに密着させる。この時
の上部ブロック4aの位置を図2に実線で示す。その
後、上部ブロック4aに設けられた厚み調整手段(図示
せず。)により、スリットSの厚みを調整する。そし
て、バックアップロール1を回転させてウェブ2を移送
後、マニホールド4c内に供給された塗工液を、スリッ
トSからウェブ2の表面に向け吐出させることにより、
塗工液が、ウェブ2の表面に連続的に塗工される。
及びスリットS)を清掃する場合には、ハンドル13を
操作して、図2に符号Uで示すように、上部ブロック4
aをガイドバー12に沿って清掃位置まで上昇させ、清
掃を行う。清掃終了後は、再度ハンドル13を操作して
上部ブロック4aをガイドバー12に沿って下降させ、
上部ブロック4aを図2に実線で示す位置(清掃前の位
置)に戻す。また、上記するブロック4aの移動に際し
ては、ネジ部材11とガイドバー12とを併用すること
により、移動時にネジ部材11がガタ付いたとしても、
下部ブロック4bに対する上部ブロック4aの前後左右
方向への位置ズレが防止される。
3を操作し、上部ブロック4aをガイドバー12に沿っ
て上下に平行移動させるだけで、ブロック4を塗工位置
または清掃位置のいずれかに切り替えることができる。
従って、ブロック4の清掃に際して、架台5及びブロッ
ク4の台座6からの取り外し、ブロック4の分解及び組
立、更には台座6への架台5及びブロック4の取り付け
等の煩雑な作業を行う必要はない。
置においても、台座6に対する架台5及び下部ブロック
4bの位置が変わらず、かつ上部ブロック4aがスリッ
トSの厚み方向の対称中心Cと直交して延びるガイドバ
ー12に平行移動自在に支持されているため、ブロック
4を清掃位置とした場合でも、基本的にはスリットSの
厚みが変わるだけで、下部ブロック4bに対する上部ブ
ロック4aの前後左右の位置のズレは生じない。従っ
て、ハンドル13を操作して、上部ブロック4aを、図
2中符号実線で示す位置に来るまで(下部ブロック4b
に密着するまで)移動させるだけで、清掃位置にあった
ブロック4を清掃前の状態に復帰させることができる。
ブロック4の清掃作業を容易に実施可能で、かつ清掃終
了後、ブロック4の位置及び上部ブロック4aと下部ブ
ロック4bとの位置関係を、清掃前の状態に容易に復帰
させることが可能である。
の両端部にて上部ブロック4aと下部ブロック4bとの
間に介在され、塗工液の塗工幅を規制する幅規制部材
や、スリットSの厚みを規制する厚み規制部材を有して
いてもよい。この場合、上部ブロック4aの移動が容易
なため、上記幅規制部材や厚み規制部材の設置及び交換
作業を容易に実施することができる。更に、本発明者ら
が先に出願した特願平8−309766号に記載の装置
を用い、ダイ3全体を、バックアップロール1の、スリ
ットSの厚み方向の対称中心Cと直交する方向にて平行
移動可能とすることにより、スリットSの厚み変更に伴
うバックアップロール1に対するスリットSの位置調整
時の作業性が向上する。
状や、ネジ部材11等の移動手段及びガイドバー12の
数、更には上記移動手段による上部ブロック4aの移動
方法等については、必ずしも上記実施形態のものに限ら
れず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形が
可能であることは言うまでもない。例えば、移動手段に
は、図示のような円柱状をなすネジ部材11の他に、例
えばラック等も使用可能である。この場合には、ガイド
バー12に沿ってラックを延設し、上部ブロック4aに
上記ラックと係合するピニオンを設け、このピニオンの
回転により、上部ブロック4aを移動させる。
を、バックアップロール1の、スリットSの厚み方向の
対称中心Cと直交する方向に延設したが、ガイドバー1
2の延設方向は、上部ブロック4aを、ブロック4が清
掃可能となるまでガイドバー12に沿って上方に平行移
動可能であれば、任意に設定可能である。
おいては、上部ブロックが、その上方側に延設されたガ
イド部材に沿って平行移動可能とされている。従って、
ガイド部材に沿って上部ブロックを平行移動させるだけ
で、ブロックを塗工位置または清掃位置のいずれかに切
り替えることができる。
置においても下部ブロックの位置が変わらないため、ブ
ロックを清掃位置とした場合でも、基本的にはスリット
の厚みが変わるだけで、下部ブロックに対する上部ブロ
ックの位置のズレは生じない。従って、清掃終了後は、
上部ブロックを下部ブロックに密着するまで平行移動さ
せるだけで、ブロックを清掃前の状態に復帰させること
ができる。
ロックの清掃作業を容易に実施可能で、かつ清掃終了
後、ブロックの位置及び上部ブロックと下部ブロックと
の位置関係を、清掃前の状態に容易に復帰させることが
できる。
図である。
図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 バックアップロールの径方向外方に配設
された上下一対のブロックを備え、これらブロック間に
形成されたスリットを上記バックアップロールの側面に
対向させ、上記バックアップロールに巻き掛けられて移
送される被塗工材の表面に、上記スリットから塗工液を
塗工するダイであって、 上記一対のブロックのうち上部ブロックが、上記上部ブ
ロックの上方側に延設されたガイド部材に沿って平行移
動可能とされていることを特徴とする塗工用ダイ。 - 【請求項2】 上記上部ブロックが、上記ガイド部材に
沿って延設された移動手段の作動により平行移動可能と
されていることを特徴とする請求項1記載の塗工用ダ
イ。 - 【請求項3】 上記移動手段が、自らの軸線に回りにネ
ジが螺設されたネジ部材とされ、上記上部ブロックが、
上記ネジ部材の回転により平行移動可能とされているこ
とを特徴とする請求項2記載の塗工用ダイ。 - 【請求項4】 上記ダイが、上記塗工液の塗工幅を規制
する幅規制部材及び/または上記スリットの厚みを規制
する厚み規制部材を有することを特徴とする請求項1,
2または3記載の塗工用ダイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10251656A JP2000070812A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 塗工用ダイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10251656A JP2000070812A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 塗工用ダイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000070812A true JP2000070812A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17226070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10251656A Pending JP2000070812A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 塗工用ダイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000070812A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008200661A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-04 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 塗布装置 |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP10251656A patent/JP2000070812A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008200661A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-04 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 塗布装置 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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