JP2004050511A - 金型用クランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】作業性が良く、さらに、スペースを要しない金型用クランプを提供すること。
【解決手段】本発明の金型用クランプは、金型を金型取付け面に固定するための金型用クランプであって、前記金型取付け面Pに略直交する方向に延びる第1部分12と、該第1部分から前記金型取付け位置に向かって延びる第2部分14とを備えた固定部材16と、該固定部材を回転可能に前記第2部分で支持する支持手段22と、前記固定部材の第1部分側を前記支持手段を中心に回動させることにより、前記第2部分の先端部14aを前記金型取付け面に向けて回動させて該先端部を前記金型取付け面に接近させ、前記先端部と前記金型取付け面との間に前記金型の一部を挟持して金型を前記金型取付け面に固定するクランプ手段24とを備えていることを特徴としている。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明の金型用クランプは、金型を金型取付け面に固定するための金型用クランプであって、前記金型取付け面Pに略直交する方向に延びる第1部分12と、該第1部分から前記金型取付け位置に向かって延びる第2部分14とを備えた固定部材16と、該固定部材を回転可能に前記第2部分で支持する支持手段22と、前記固定部材の第1部分側を前記支持手段を中心に回動させることにより、前記第2部分の先端部14aを前記金型取付け面に向けて回動させて該先端部を前記金型取付け面に接近させ、前記先端部と前記金型取付け面との間に前記金型の一部を挟持して金型を前記金型取付け面に固定するクランプ手段24とを備えていることを特徴としている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金型用クランプに関し、より詳細には、金型用ベース板、射出成形機等に金型本体を取付ける際に使用する金型用クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
金型と、この金型に対して相対移動する別の金型を接合させてキャビティを形成し、キャビティ内で製品の射出成形を行う金型がある。このような射出成形では、キャビティを構成する部分を含む金型本体を射出成形機のベース板、金型のベース板等に取付け固定する。このようなときには、例えば図1に示されているように、L字型の押さえ部材100の一端とベース板120の間に、固定する金型本体140の端部を挟んで、押さえ部材100に形成された貫通孔160およびベース板120に形成されたねじ孔180にボルト200を通し、ボルト200に通されたナット220を締めることにより、金型本体140の端部を押さえ部材100とベース板120との間に挟持し、金型本体140を金型取付け面に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一回の射出成形に要する時間を短縮するため、2つの金型を相対移動させる形式の射出成形機では、2つの金型、即ち、移動側金型と固定側金型との距離が小さくされている。この結果、型開き状態における移動側金型と固定側金型との間の空間が狭くなっている。
【0004】
一方、上述したような射出成形では、異なった製品を成形するとき等に、射出成形機のベース板等に取付け固定されている金型の一部または全部を取り外し、他の金型をベース板等に取付け固定することがある。
【0005】
このとき、型開き状態での移動側金型と固定側金型との間の空間が狭いと、上述したような固定方法では、作業性が悪くなるという問題がある。
【0006】
さらに、上述したような固定方法では、押さえ部材の上方(他方の金型側)にボルト、ナットが突出する構成であるので、突出したボルト等によって、移動側金型と固定側金型との距離を小さくすることが妨げられる。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業性が良く、さらに、スペースを要しない金型用クランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、金型を金型取付け面に固定するための金型用クランプであって、前記金型取付け面に略直交する方向に延びる第1部分と、該第1部分から前記金型取付け位置に向かって延びる第2部分とを備えた固定部材と、該押さえ部材を回転可能に前記第2部分で支持する支持手段と、前記固定部材の第1部分側を前記支持手段を中心に回動させることにより、前記第2部分の先端部を前記金型取付け面に向けて回動させて該先端部を前記金型取付け面に接近させ、前記先端部と前記金型取付け面との間に前記金型の一部を挟持して金型を前記金型取付け面に固定するクランプ手段と、を備えていることを特徴とする金型用クランプが提供される。
【0009】
このような構成によれば、横方向からの作業のみによって、金型を金型取付け面に固定することができるので、金型取付け面の上方の空間が狭いときでも、作業性が悪化しない。固定部材の上方にボルト等が突出することがないので、狭いスペースでの取付けが可能となる。
【0010】
本発明の好ましい態様によれば、前記金型が、相対移動する別の金型と接合されてキャビティを形成する射出成形用金型である。
【0011】
本発明の他の好ましい態様によれば、前記クランプ手段が、前記第1部分に形成されたねじ孔と、該ねじ孔に挿通されたねじとを備えている。このような構成によれば、ねじを回転させる動作だけで固定部材を回転させ、金型取付け面との間に金型を挟持し、金型を固定することができる。
【0012】
本発明の他の好ましい態様によれば、前記固定部材が略L字形状を有している。
【0013】
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第2部分が、前記金型取付け面に向かって突出する突起部を備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態の金型用クランプについて詳細に説明する。
【0015】
まず、図2および図3に沿って、金型用クランプ10の基本構成を説明する。図2は本発明の好ましい実施形態の金型用クランプ10の構成を概略的に示す斜視図であり、図3は図2の側面図である。
【0016】
金型用クランプ10は、金型が取付けられる金型取付け面Pから上方に延びる第1部分12と、この第1部分12上端から金型取付け面Pと略平行に延びる細長い直方体状の第2部分14とを備えた略L字型の固定部材16を備えている。固定部材16は、例えば、クロムモリブデン鋼のような金属材料で形成されている。
【0017】
固定部材16の第1部分12には、第2部分14と同一方向に延びるねじ孔18が形成されている。また、固定部材16の第2部分14の両側面には、第2部分14を短辺方向に貫通する貫通孔20が形成されている。この貫通孔20には、軸ピン22が回転可能に挿通されている。軸ピン22の両端は、金型が固定されることになる固定側の装置、部材に取付けられている。従って、固定部材16は、貫通孔20を中心に回動可能に固定側の装置に取付けられる。固定側の装置としては、例えば射出成形機があり、部材としては射出成形機に取付けられたベース板がある。
【0018】
また、固定部材16の第1部分12のねじ孔18には、ボルト24がねじ込まれている。ボルト24の先端は、点線で示されているブロック26の側面に当接している。このブロック26は、金型が取付けられる固定側の装置に固定されている。したがって、ボルト24を回転させることにより、第1部分12からブロック26側へのボルト24の突出量を変化させることができる。
【0019】
このような構成により、金型用クランプ10では、ボルト24を回転させると、第1部分12が、矢印AまたはBで示す方向に、貫通孔20(軸ピン22)を中心に回動する。同時に、第2部分14の貫通孔20より先端側の部分14aは、矢印CまたはDで示す方向に回動する。即ち、第2部分14の先端側の部分14aと、金型取付け面Pとの距離Dが変化する。
【0020】
従って、距離dを取付ける金型の厚さより長くした状態で、金型を第2部分14の先端側の部分14aと金型取付け面Pとの間に配置し、ボルト24を回転させて第2部分14の先端側の部分14aを矢印D方向に動かし、第2部分14の先端側の部分14aと金型取付け面Pとの間に金型を挟持することができる。
【0021】
尚、本実施形態では、第2部分14の先端側の部分14aに、下方(金型取付け面P方向)に向かって突出する突起部28が形成されている。
【0022】
次に、図4に沿って、金型用クランプ10の具体的な使用例を説明する。図4は、金型用クランプ10が、射出成形機に固定されたカセットベース30、32にカセット金型34、36を固定している状態を示す概略的な平面図である。カセットベース30、32は、射出成形機に固定され、取り外し可能なカセット金型を射出成形機に取付ける際のベースとなる部品である。
【0023】
図4に示されているように、射出成形機に取付けられた移動側カセットベース30と固定側カセットベース32に、金型用クランプ10が取付けられている。この射出成形機は、固定金型と移動金型とを矢印E方向に相対移動させ、両金型が突き合わせられた型締め時に、金型内部に形成されたキャビティに溶融材料を射出する射出成形機である。
【0024】
金型用クランプ10は、各カセット金型34、36を、カセットベース30、32上の所定位置に確実に固定できるように、カセットベース30、32上の金型取付け位置の外方の所定位置に複数個、配置されている。
【0025】
また、各カセット金型34、36の端部所定位置に、金型用クランプ10の突起部28が係合可能な溝または凹部を形成しておくことにより、金型用クランプ10によるカセット金型34、36の確実な保持および正確な位置決めが可能となる。
【0026】
このような構成によれば、カセット金型34、36の交換時に、ボルト24を締め付けたり緩めたりする作業は、矢印Fで示す横方向から行うことができる。
【0027】
次に、図5に沿って、金型用クランプ40の変型例を説明する。図5から明らかなように、金型用クランプ40の基本的な構成は、金型用クランプ10と同一である。金型用クランプ10との相違点は、ボルト24の先端が、金型がブロック42に当接せず、ブロック42内で回転可能ではあるが、軸線方向には移動しないようにブロック42内に保持されている点である。この変型例では、ボルト24の先端にフランジ状部分44を形成し、このフランジ状部分をブロック42に形成した上下方向に延びる溝46に収容する構成としている。
【0028】
このような構成によっても、ボルト24を回転させることにより、第1部材12を矢印G、H方向に回動させて、第2部分14の先端14aを、矢印I、J方向に動かすことが出来る。
【0029】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなくて、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
【0030】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、作業性が良く、さらに、スペースを要しない金型用クランプが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術における金型固定方法を示す側面図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態の金型用クランプの構成を概略的に示す斜視図である。
【図3】図2の金型用クランプの側面図である。
【図4】金型用クランプの具体的な使用例を説明する概略的な平面図である。
【図5】金型用クランプの変型例の図3と同様の断面図である。
【符号の説明】
10:金型用クランプ
12:第1部分
14:第2部分
16:固定部材
18:ねじ孔
20:貫通孔
22:軸ピン
24:ボルト
26:ブロック
【発明の属する技術分野】
本発明は、金型用クランプに関し、より詳細には、金型用ベース板、射出成形機等に金型本体を取付ける際に使用する金型用クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
金型と、この金型に対して相対移動する別の金型を接合させてキャビティを形成し、キャビティ内で製品の射出成形を行う金型がある。このような射出成形では、キャビティを構成する部分を含む金型本体を射出成形機のベース板、金型のベース板等に取付け固定する。このようなときには、例えば図1に示されているように、L字型の押さえ部材100の一端とベース板120の間に、固定する金型本体140の端部を挟んで、押さえ部材100に形成された貫通孔160およびベース板120に形成されたねじ孔180にボルト200を通し、ボルト200に通されたナット220を締めることにより、金型本体140の端部を押さえ部材100とベース板120との間に挟持し、金型本体140を金型取付け面に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一回の射出成形に要する時間を短縮するため、2つの金型を相対移動させる形式の射出成形機では、2つの金型、即ち、移動側金型と固定側金型との距離が小さくされている。この結果、型開き状態における移動側金型と固定側金型との間の空間が狭くなっている。
【0004】
一方、上述したような射出成形では、異なった製品を成形するとき等に、射出成形機のベース板等に取付け固定されている金型の一部または全部を取り外し、他の金型をベース板等に取付け固定することがある。
【0005】
このとき、型開き状態での移動側金型と固定側金型との間の空間が狭いと、上述したような固定方法では、作業性が悪くなるという問題がある。
【0006】
さらに、上述したような固定方法では、押さえ部材の上方(他方の金型側)にボルト、ナットが突出する構成であるので、突出したボルト等によって、移動側金型と固定側金型との距離を小さくすることが妨げられる。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業性が良く、さらに、スペースを要しない金型用クランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、金型を金型取付け面に固定するための金型用クランプであって、前記金型取付け面に略直交する方向に延びる第1部分と、該第1部分から前記金型取付け位置に向かって延びる第2部分とを備えた固定部材と、該押さえ部材を回転可能に前記第2部分で支持する支持手段と、前記固定部材の第1部分側を前記支持手段を中心に回動させることにより、前記第2部分の先端部を前記金型取付け面に向けて回動させて該先端部を前記金型取付け面に接近させ、前記先端部と前記金型取付け面との間に前記金型の一部を挟持して金型を前記金型取付け面に固定するクランプ手段と、を備えていることを特徴とする金型用クランプが提供される。
【0009】
このような構成によれば、横方向からの作業のみによって、金型を金型取付け面に固定することができるので、金型取付け面の上方の空間が狭いときでも、作業性が悪化しない。固定部材の上方にボルト等が突出することがないので、狭いスペースでの取付けが可能となる。
【0010】
本発明の好ましい態様によれば、前記金型が、相対移動する別の金型と接合されてキャビティを形成する射出成形用金型である。
【0011】
本発明の他の好ましい態様によれば、前記クランプ手段が、前記第1部分に形成されたねじ孔と、該ねじ孔に挿通されたねじとを備えている。このような構成によれば、ねじを回転させる動作だけで固定部材を回転させ、金型取付け面との間に金型を挟持し、金型を固定することができる。
【0012】
本発明の他の好ましい態様によれば、前記固定部材が略L字形状を有している。
【0013】
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第2部分が、前記金型取付け面に向かって突出する突起部を備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態の金型用クランプについて詳細に説明する。
【0015】
まず、図2および図3に沿って、金型用クランプ10の基本構成を説明する。図2は本発明の好ましい実施形態の金型用クランプ10の構成を概略的に示す斜視図であり、図3は図2の側面図である。
【0016】
金型用クランプ10は、金型が取付けられる金型取付け面Pから上方に延びる第1部分12と、この第1部分12上端から金型取付け面Pと略平行に延びる細長い直方体状の第2部分14とを備えた略L字型の固定部材16を備えている。固定部材16は、例えば、クロムモリブデン鋼のような金属材料で形成されている。
【0017】
固定部材16の第1部分12には、第2部分14と同一方向に延びるねじ孔18が形成されている。また、固定部材16の第2部分14の両側面には、第2部分14を短辺方向に貫通する貫通孔20が形成されている。この貫通孔20には、軸ピン22が回転可能に挿通されている。軸ピン22の両端は、金型が固定されることになる固定側の装置、部材に取付けられている。従って、固定部材16は、貫通孔20を中心に回動可能に固定側の装置に取付けられる。固定側の装置としては、例えば射出成形機があり、部材としては射出成形機に取付けられたベース板がある。
【0018】
また、固定部材16の第1部分12のねじ孔18には、ボルト24がねじ込まれている。ボルト24の先端は、点線で示されているブロック26の側面に当接している。このブロック26は、金型が取付けられる固定側の装置に固定されている。したがって、ボルト24を回転させることにより、第1部分12からブロック26側へのボルト24の突出量を変化させることができる。
【0019】
このような構成により、金型用クランプ10では、ボルト24を回転させると、第1部分12が、矢印AまたはBで示す方向に、貫通孔20(軸ピン22)を中心に回動する。同時に、第2部分14の貫通孔20より先端側の部分14aは、矢印CまたはDで示す方向に回動する。即ち、第2部分14の先端側の部分14aと、金型取付け面Pとの距離Dが変化する。
【0020】
従って、距離dを取付ける金型の厚さより長くした状態で、金型を第2部分14の先端側の部分14aと金型取付け面Pとの間に配置し、ボルト24を回転させて第2部分14の先端側の部分14aを矢印D方向に動かし、第2部分14の先端側の部分14aと金型取付け面Pとの間に金型を挟持することができる。
【0021】
尚、本実施形態では、第2部分14の先端側の部分14aに、下方(金型取付け面P方向)に向かって突出する突起部28が形成されている。
【0022】
次に、図4に沿って、金型用クランプ10の具体的な使用例を説明する。図4は、金型用クランプ10が、射出成形機に固定されたカセットベース30、32にカセット金型34、36を固定している状態を示す概略的な平面図である。カセットベース30、32は、射出成形機に固定され、取り外し可能なカセット金型を射出成形機に取付ける際のベースとなる部品である。
【0023】
図4に示されているように、射出成形機に取付けられた移動側カセットベース30と固定側カセットベース32に、金型用クランプ10が取付けられている。この射出成形機は、固定金型と移動金型とを矢印E方向に相対移動させ、両金型が突き合わせられた型締め時に、金型内部に形成されたキャビティに溶融材料を射出する射出成形機である。
【0024】
金型用クランプ10は、各カセット金型34、36を、カセットベース30、32上の所定位置に確実に固定できるように、カセットベース30、32上の金型取付け位置の外方の所定位置に複数個、配置されている。
【0025】
また、各カセット金型34、36の端部所定位置に、金型用クランプ10の突起部28が係合可能な溝または凹部を形成しておくことにより、金型用クランプ10によるカセット金型34、36の確実な保持および正確な位置決めが可能となる。
【0026】
このような構成によれば、カセット金型34、36の交換時に、ボルト24を締め付けたり緩めたりする作業は、矢印Fで示す横方向から行うことができる。
【0027】
次に、図5に沿って、金型用クランプ40の変型例を説明する。図5から明らかなように、金型用クランプ40の基本的な構成は、金型用クランプ10と同一である。金型用クランプ10との相違点は、ボルト24の先端が、金型がブロック42に当接せず、ブロック42内で回転可能ではあるが、軸線方向には移動しないようにブロック42内に保持されている点である。この変型例では、ボルト24の先端にフランジ状部分44を形成し、このフランジ状部分をブロック42に形成した上下方向に延びる溝46に収容する構成としている。
【0028】
このような構成によっても、ボルト24を回転させることにより、第1部材12を矢印G、H方向に回動させて、第2部分14の先端14aを、矢印I、J方向に動かすことが出来る。
【0029】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなくて、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
【0030】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、作業性が良く、さらに、スペースを要しない金型用クランプが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術における金型固定方法を示す側面図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態の金型用クランプの構成を概略的に示す斜視図である。
【図3】図2の金型用クランプの側面図である。
【図4】金型用クランプの具体的な使用例を説明する概略的な平面図である。
【図5】金型用クランプの変型例の図3と同様の断面図である。
【符号の説明】
10:金型用クランプ
12:第1部分
14:第2部分
16:固定部材
18:ねじ孔
20:貫通孔
22:軸ピン
24:ボルト
26:ブロック
Claims (5)
- 金型を金型取付け面に固定するための金型用クランプであって、
前記金型取付け面に略直交する方向に延びる第1部分と、該第1部分から前記金型取付け位置に向かって延びる第2部分とを備えた固定部材と、
該固定部材を回転可能に前記第2部分で支持する支持手段と、
前記固定部材の第1部分側を前記支持手段を中心に回動させることにより、前記第2部分の先端部を前記金型取付け面に向けて回動させて該先端部を前記金型取付け面に接近させ、前記先端部と前記金型取付け面との間に前記金型の一部を挟持して金型を前記金型取付け面に固定するクランプ手段と、
を備えていることを特徴とする金型用クランプ。 - 前記金型が、相対移動する別の金型と接合されてキャビティを形成する射出成形用金型である、
請求項1に記載の金型用クランプ。 - 前記クランプ手段が、前記第1部分に形成されたねじ孔と、該ねじ孔に挿通されたねじとを備えている、
請求項1または2に記載の金型用クランプ。 - 前記固定部材が略L字形状を有している、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の金型用クランプ。 - 前記第2部分が、前記金型取付け面に向かって突出する突起部を備えている、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の金型用クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208669A JP2004050511A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 金型用クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208669A JP2004050511A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 金型用クランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004050511A true JP2004050511A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31932752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002208669A Pending JP2004050511A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 金型用クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004050511A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100612503B1 (ko) * | 2004-09-21 | 2006-08-14 | 엘지전자 주식회사 | 평판 표시패널 모듈용 포장물 |
EP1739136A1 (en) | 2005-06-29 | 2007-01-03 | Oji Paper Co., Ltd. | Composite fine particles and ink jet recording material containing these particles. |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002208669A patent/JP2004050511A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100612503B1 (ko) * | 2004-09-21 | 2006-08-14 | 엘지전자 주식회사 | 평판 표시패널 모듈용 포장물 |
EP1739136A1 (en) | 2005-06-29 | 2007-01-03 | Oji Paper Co., Ltd. | Composite fine particles and ink jet recording material containing these particles. |
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Legal Events
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Effective date: 20050328 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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Effective date: 20061127 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070326 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |