JP2000069580A - 無線端末による制御システム及びその制御方法 - Google Patents

無線端末による制御システム及びその制御方法

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JP2000069580A
JP2000069580A JP11154357A JP15435799A JP2000069580A JP 2000069580 A JP2000069580 A JP 2000069580A JP 11154357 A JP11154357 A JP 11154357A JP 15435799 A JP15435799 A JP 15435799A JP 2000069580 A JP2000069580 A JP 2000069580A
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controlled device
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Daisuke Nakajo
大祐 中条
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線端末を用いて、被制御機器を安全に制御
することが可能な無線端末による制御システム及びその
制御方法を提供する。 【解決手段】 波形処理回路101は、無線信号を受信
した際に出力される信号に対して波形処理を行った信号
を出力し、パルス波形整形・整合/パルスタイミング調
整回路103は、波形処理回路101から出力された信
号のパルス波形を整形してパルスタイミングを調整して
出力し、エアコン動作状態判定回路109は、パルス波
形整形・整合/パルスタイミング調整回路103から出
力された信号を入力され、エアコン119の状態を判定
して信号を出力し、このエアコン動作状態判定回路10
9から出力された信号に基づいてエアコン119の動作
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線端末による制
御システム及びその制御方法に関し、特に、被制御機器
を無線信号により、無線端末を用いて制御する無線端末
による制御システム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、簡便な情報通知手段として、ペー
ジャと呼称される無線選択呼出受信機等を含む無線端末
を用いた無線選択呼出システムが提案されている。
【0003】上記無線端末による通信は、一般的に、人
と人とのコミュニケーションツールとして利用され発展
してきた。
【0004】さらに、従来の技術として、無線端末はそ
の構成が簡便であり種々の分野に適用可能であることか
ら、無線端末を、被制御機器としての各種産業分野にお
ける家電製品を制御するために用いることも提案されて
きた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
上述のように無線端末を被制御機器としての家電製品の
みならず各種産業分野における遠隔制御に利用するアイ
デアは出ていたが、それを実現した例は無かった。
【0006】それは、無線端末から取り出せるデータ信
号と被制御機器との開発思想、コンセプトがまるで異な
っているため、そのインタフェース整合が困難であっ
て、開発の盲点となっていたためである。
【0007】即ち、従来より提案されていたアイデアは
単に漠然としたもので、無線信号により送信されてくる
信号を使えば何でも制御できるのではないか、というア
イデアのみである。
【0008】さらに、従来の技術では、無線端末を用い
て被制御機器を制御する場合には、それぞれの被制御機
器毎に、呼び出し番号を付与することが必要になる。そ
のため、実際に実施しようとすると、そのコストがかさ
み、さらに、呼び出し番号資源の無駄が発生するという
問題点を有している。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、無線端末を用いて、被制御機器を安全に制御するこ
とが可能な無線端末による制御システム及びその制御方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、被制御機器の動作を、無線
端末が受信した無線信号により制御する無線端末による
制御システムであって、無線信号を受信した際に出力さ
れる信号に対して波形処理を行って出力する波形処理回
路と、波形処理回路から出力された信号を被制御機器を
制御するタイミングに合致するパルス波形に整形し、タ
イミングを調整して出力する第1のパルス波形整形/パ
ルスタイミング調整回路と、第1のパルス波形整形/パ
ルスタイミング調整回路から出力された信号が入力し、
被制御機器の状態を判定し、該判定結果に基づき、第1
のパルス波形整形/パルスタイミング調整回路から入力
された信号を出力するか否かを決定する第1の被制御機
器状態判定回路とを具備するインタフェース部を有し、
第1の被制御機器状態判定回路から出力された信号に基
づいて被制御機器の動作が制御されることを特徴とす
る。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1の被制御機器状態判定回路から出力さ
れた信号が入力し、被制御機器とインタフェース部との
間の相互干渉を防ぎ、被制御機器とインタフェース部と
の責任の分界を明確にするための第1のフォトカプラを
有し、該第1のフォトカプラが、被制御機器とインタフ
ェース部とを電気的に分離しつつ、被制御機器の動作を
制御する信号を出力することを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、インタフェース部は、波形処理回路
から出力された信号が入力し、該入力した信号の波形整
形を行い、該信号が入力した時から所定時間遅延させて
パルス信号を出力するパルス波形整形/遅延回路と、パ
ルス波形整形/遅延回路から出力されたパルス信号を整
形し、パルスタイミングを調整する第2のパルス波形整
形/パルスタイミング調整回路と、第2のパルス波形整
形/パルスタイミング調整回路から出力された信号が入
力し、被制御機器の状態を判定し、該判定結果に基づい
て第2のパルス波形整形/パルスタイミング調整回路か
ら入力された信号を出力するか否かを決定する第2の被
制御機器状態判定回路とを有し、第2の被制御機器状態
判定回路から出力された信号に基づいて、無線端末から
信号が出力された時から所定の時間遅延を伴って、被制
御機器の動作が制御されることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、第2の被制御機器状態判定回路から出力さ
れた信号が入力し、被制御機器とインタフェース部との
間の相互干渉を防ぎ、被制御機器とインタフェース部と
の責任の分界を明確にするための第2のフォトカプラを
有し、該第2のフォトカプラが、被制御機器とインタフ
ェース部とを電気的に分離しつつ、無線端末から信号が
出力された時から所定の時間遅延を伴って、被制御機器
の動作を制御する信号を出力することを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の発明において、被制御機器の動作状態を表す信号が
入力し、被制御機器とインタフェース部との間の相互干
渉を防ぎ、被制御機器とインタフェース部との責任の分
界を明確にし、被制御機器とインタフェース部とを電気
的に分離しつつ、被制御機器の動作状態に応じて、第1
の被制御機器状態判定回路、及び第2の被制御機器状態
判定回路に信号を出力する第3のフォトカプラを有する
ことを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、被制御機器の動作
を、無線端末が受信した無線信号により制御する無線端
末による制御システムであって、被制御機器とインタフ
ェース部との間の相互干渉を防ぎ、被制御機器とインタ
フェース部との責任の分界を明確にするための第1のフ
ォトカプラ、第2のフォトカプラ、及び第3のフォトカ
プラとを有し、無線信号を受信した際に出力される信号
に対して波形処理を行って出力する波形処理回路と、波
形処理回路から出力された信号を、被制御機器を制御す
るタイミングに合致するパルス波形に整形して出力する
第1のパルス波形整形/パルスタイミング調整動作、第
1のパルス波形整形/パルスタイミング調整動作におい
て出力された信号を、第3のフォトカプラから出力され
た信号に基づき、第1のフォトカプラに出力するか否か
を決定する第1の被制御機器状態判定動作、波形処理回
路から出力された信号の波形整形を行い、該信号が入力
した時から所定時間遅延させてパルス信号を出力する第
1のパルス波形整形/遅延動作、第1のパルス波形整形
/遅延動作において出力されたパルス信号を整形し、パ
ルスタイミングを調整する第2のパルス波形整形/パル
スタイミング調整動作、及び、第2のパルス波形整形/
パルスタイミング調整動作において出力された信号を、
第3のフォトカプラから出力された信号に基づき、第2
のフォトカプラに出力するか否かを決定する第2の被制
御機器状態判定動作を行う情報処理装置とを具備するイ
ンタフェース部を有し、第1のフォトカプラ、及び第2
のフォトカプラから出力された信号に基づいて被制御機
器の動作が制御されることを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、被制御機器の動作
を、無線端末が受信した無線信号により制御する無線端
末による制御システムであって、無線端末は、被制御機
器の動作状態を制御する制御プログラムを記憶した記憶
媒体を有して構成されることを特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、制御プログラムは、無線信号を受信した際
に出力される信号に対して波形を整形して出力する波形
処理と、波形処理により整形された信号を、被制御機器
を制御するタイミングに合致するパルス波形に整形し、
タイミングを調整して出力する第1のパルス波形整形/
パルスタイミング調整処理と、第1のパルス波形整形/
パルスタイミング調整処理により出力された信号が入力
され、被制御機器の状態を判定し、該判定結果に基づい
て第1のパルス波形整形/パルスタイミング調整処理に
より入力された信号を出力するか否かを決定する第1の
被制御機器状態判定処理と、波形処理により出力された
信号を所定時間遅延させてパルス信号を出力するパルス
波形整形/遅延処理と、パルス波形整形/遅延処理によ
り所定時間遅延されて出力されたパルス信号を整形し、
パルスタイミングを調整する第2のパルス波形整形/パ
ルスタイミング調整処理と、第2のパルス波形整形/パ
ルスタイミング調整処理により出力された信号が入力
し、被制御機器の状態を判定し、該判定結果に基づいて
第2のパルス波形整形/パルスタイミング調整処理によ
り入力された信号を出力するか否かを決定する第2の被
制御機器状態判定処理と、を実行するプログラムである
ことを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項7又は8記
載の発明において、無線端末は、該無線端末と被制御機
器とを電気的に分離するための少なくとも2つのフォト
カプラを有して構成されることを特徴とする。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項1から9
のいずれか1項に記載の発明において、無線端末が、無
線端末を製造した際に製造者が書き込む製造IDと、利
用者が実際に無線端末を使用して制御する際に使用する
個別のIDである個別IDと、個別IDを、無線端末に
書き込む際に使用するグループIDとを記憶する記憶手
段を有し、グループIDを用いて、電波による、個別I
Dの付与、書き込み、及び変更を行うことを特徴とす
る。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、グループIDを用いての電波による、
個別IDの付与、書き込み、及び変更が、グループID
の呼び出し番号を用いて、無線端末を呼び出し、製造I
Dをキーとして、個別IDの付与、書き込み、及び変更
が行われることを特徴とする。
【0021】請求項12記載の発明は、請求項10又は
11記載の発明において、グループIDが、個別IDが
書き込まれた後に、製造IDを用いて無線信号に基づき
消去されることにより、誤呼び出し、及び制御の妨害そ
の他の誤動作を防止することを特徴とする。
【0022】請求項13記載の発明は、請求項1から1
2のいずれか1項に記載の発明において、無線端末によ
り無線信号を受信した際に出力される信号が、無線信号
に含まれるパスワードその他の情報が所定の情報の場合
にのみ、出力されることを特徴とする。
【0023】請求項14記載の発明は、請求項1から1
3のいずれか1項に記載の発明において、無線信号を受
信した際に無線端末から出力される信号が、無線端末に
おけるLEDの出力信号、バイブ用モータの出力信号、
及び液晶文字盤のための出力信号、音による出力信号の
うちの少なくともいずれか1つにより構成されているこ
とを特徴とする。
【0024】請求項15記載の発明は、被制御機器の動
作を、無線端末が受信した無線信号により制御する無線
端末による制御方法であって、無線端末は、入力信号さ
れた信号が第1のアルゴリズムの処理指示であるか、第
2のアルゴリズムの処理指示であるかを判断するアルゴ
リズム判断工程と、アルゴリズム判断工程において入力
信号の処理指示が第1のアルゴリズムである場合、被制
御機器の動作状態がOFFであるか否かを判断する第1
の被制御機器動作状態判断工程と、第1の被制御機器動
作状態判断工程により被制御機器がOFFである場合に
のみ、該被制御機器の動作状態をONに制御する制御信
号を生成する第1の制御信号生成工程と、第1の制御信
号生成工程により生成された制御信号に基づいて被制御
機器の動作状態をONへと切り替える第1の切り替え工
程と、第1の制御信号生成工程により生成された制御信
号を所定の時間遅延させて出力する遅延工程と、アルゴ
リズム判断工程において入力信号の処理指示が第2のア
ルゴリズムである場合または遅延工程により所定の時間
遅延されて制御信号が出力された場合、被制御機器の動
作状態がONであるか否かを判断する第2の被制御機器
動作状態判断工程と、第2の被制御機器動作状態判断工
程により被制御機器がONである場合にのみ、該被制御
機器の動作状態をOFFへと切り替える第2の切り替え
工程と、を有することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る無線端末によ
る制御システム及びその制御方法の実施形態について、
図面を参照して説明する。図1に、本発明に係る無線端
末による制御システムの第1の実施形態の構成のブロッ
ク図を示す。
【0026】〈第1の実施形態の第1の実施例〉図1を
参照すると、本発明に係る無線端末による制御システム
の第1の実施形態の第1の実施例は、ページャ本体12
1と、被制御機器としてのエアコン119と、インタフ
ェース部123とから構成されている。なお、図1に示
されるように、本発明に係る無線端末による制御システ
ムにおいては、無線端末として、無線選択呼出受信機
(ページャ本体121)を用いる場合を一例として説明
する。ただし、本発明は、このような無線端末に限定さ
れるものではなく、その他にも、例えば、PHS、携帯
電話その他の無線端末を用いることが可能である。
【0027】また、図1に示される第1の実施例では、
ページャ本体121、被制御機器としてのエアコン11
9、及びインタフェース部123がそれぞれ1つの場合
を例に説明しているが、本発明は、このようにそれぞれ
が1つの場合に限定されるものではなく、その他の任意
の数であって良い。
【0028】また、インタフェース部123をエアコン
119に接続させるには、エアコン119その他の家電
製品に標準的に装備されている、HA(HOME AUTOMATIO
N)端子により行うことが好ましい。
【0029】また、上記インタフェース部123は、ペ
ージャ本体121から出力された信号が入力し、この入
力した信号に波形処理を施して出力する波形処理回路1
01と、この波形処理回路101から出力された信号に
対して、パルス波形整形・整合、及びパルスタイミング
調整を行う、パルス波形整形・整合/パルスタイミング
調整回路103と、このパルス波形整形・整合/パルス
タイミング調整回路103から出力された信号(出力
1)が入力すると共に、上述のエアコン119の動作状
態を判定するエアコン動作状態判定回路109と、エア
コン119とインタフェース部123との相互干渉を防
止し、責任の分界を明確にするためのフォトカプラ(F
C1)113とを有する。
【0030】また、図1に示されるインタフェース部1
23は、波形処理回路101から出力された信号が入力
し、この入力した信号のパルス波形整形、及び遅延を行
うパルス波形整形/遅延回路105と、このパルス波形
整形/遅延回路105から出力された信号が入力し、こ
の入力した信号に対してパルス波形整形・整合、及びパ
ルスタイミング調整を行う、パルス波形整形/パルスタ
イミング調整回路107と、このパルス波形整形/パル
スタイミング調整回路107から出力された信号(出力
2)が入力すると共に、上述のエアコン119の動作状
態を判定するエアコン動作状態判定回路111と、エア
コン119とインタフェース部123との相互干渉を防
止し、責任の分界を明確にするためのフォトカプラ(F
C2)115とを有する。
【0031】さらに、上述のインタフェース部123
は、エアコン119の動作状態を表す信号を、前述のエ
アコン動作状態判定回路109、及びエアコン動作状態
判定回路111に出力すると共に、エアコン119とイ
ンタフェース部123との相互干渉を防止し、責任の分
界を明確にするためのフォトカプラ(FC3)117を
有する。
【0032】図1からも明らかなように、本発明に係る
無線端末による制御システムの第1の実施形態の第1の
実施例は、被制御機器(エアコン119)としての家電
製品等の制御を行う無線端末(ページャ本体121)
と、被制御機器(エアコン119)との整合を司る機能
を持つ、インタフェース部123に、その要旨がある。
【0033】次に、図2を参照して、図1に示される、
本発明に係る無線端末による制御システムの第1の実施
形態の第1の実施例の動作について説明する。図2に、
図1に示される無線端末による制御システムの動作のタ
イミングチャートの例を示す。
【0034】図2の(a)に示されるように、図1に示
されるページャ本体121から出力された信号は、その
パルス幅が約1〜30秒(約20秒として図示される)
であるが、図2の(b)に示されるように、図1に示さ
れるパルス波形整形・整合/パルスタイミング調整回路
103から出力された信号(出力1)は、そのパルス幅
が200〔ms〕以上、300〔ms〕以下のパルス
(図2に示される例では、パルス幅が250〔ms〕の
パルスの例が示されている。)が出力される。
【0035】ただし、図2の(b)に示される図1にお
けるパルス波形整形・整合/パルスタイミング調整回路
103から出力された信号(出力1)は、ページャ本体
121から出力された信号の立ち上がりにおいて出力さ
れているが、本発明はこのような場合に限定されるもの
ではない。即ち、図1に示されるインタフェース部12
3のIC、及び後述するMPUの動作によっては、立ち
下がりをトリガとして動作を開始する場合があり、この
場合の、図1に示されるパルス波形整形・整合/パルス
タイミング調整回路103から出力される信号は、例え
ば図2の(h)に示されるような、ページャ本体121
の出力の立ち下がりのタイミングとなる。
【0036】また、図2の(c)に示されるように、図
1に示されるパルス波形整形/パルスタイミング調整回
路107から出力される信号(出力2)は、停止パルス
の一例として、そのパルス幅が250〔ms〕であるパ
ルスが出力されている。ただし、この出力2のパルス幅
も、そのパルス幅が200〔ms〕以上、300〔m
s〕以下のパルスであって良い。なお、図2の(d)、
(e)、(f)、及び(g)に示されるタイミングチャ
ートについては後述する。
【0037】次に、図1に示される本発明に係る無線端
末による制御システムの第1の実施形態の第1の実施例
の動作について説明する。
【0038】まず、本発明に係る無線端末による制御シ
ステムを実施させる際の状況について説明する。外出先
から、自宅または会社にある電化製品(被制御機器)を
制御する際、例えば、自宅に帰る前に、会社を出たとき
や、最寄りの駅から、予め自宅の被制御機器としてのエ
アコン等に装備された、当該発明に係る無線端末による
制御システムに、例えばエアコンの動作開始信号を無線
信号により送れば、自宅に着いた際に、暑い(寒い)思
いをすることなく快適な空間を準備することができる。
【0039】次に、図1に示される本発明に係る無線端
末による制御システムの第1の実施形態の第1の実施例
の動作について、図3を参照してさらに詳細に説明す
る。図3に、本発明に係る無線端末による制御システム
の第1の実施形態の第1の実施例の動作の処理図を示
す。ただし、図1に示される部材と同様な部材には同じ
番号を付す。
【0040】図3に示されるように、基地局から無線端
末(ページャ本体121)に無線信号が出力されると、
この無線端末(ページャ本体121)は、波形処理回路
101に信号を出力する。
【0041】波形処理回路101に入力した信号は、こ
の波形処理回路101において雑音が除去され、波形が
整えられ、その後、パルス波形整形・整合/パルスタイ
ミング調整回路103に出力される(動作)。
【0042】また、同時に、波形処理回路101から出
力された信号は、パルス波形整形/遅延回路105、及
びパルス波形整形/パルスタイミング調整回路107に
出力される(動作)。
【0043】このように、ページャ本体121から出力
された信号は、波形処理回路、パルス波形整形回路、タ
イミング整合回路、または遅延回路を通って、エアコン
動作状態判定回路109、及びエアコン動作状態判定回
路111に出力される(動作、動作、動作)。
【0044】次に、フォトカプラ117(FC3)が、
エアコン119の状態を監視し、このエアコン119の
状態が運転中であるか(Hであるか)、停止中であるか
(Lであるか)を表す判定信号を、エアコン動作状態判
定回路109、及びエアコン動作状態判定回路111に
出力する(動作)。
【0045】この判定信号が出力されたエアコン動作状
態判定回路109、及びエアコン動作状態判定回路11
1は、この判定信号に基づき、指示信号を各フォトカプ
ラに出力するか否かの判定を行う。
【0046】即ち、エアコン動作状態判定回路109
は、入力した判定信号が、エアコン119の運転状態を
表すH信号である場合は、パルス波形整形・整合/パル
スタイミング調整回路103から入力した信号の出力動
作を無効とし、エアコン119の停止状態を表すL信号
である場合は、フォトカプラ113(FC1)に運転指
示信号を出力する(動作)。
【0047】同様に、エアコン動作状態判定回路111
は、入力した判定信号が、エアコン119のOFF状態
を表すL信号である場合は、パルス波形整形/パルスタ
イミング調整回路107から入力した信号の出力動作を
無効とし、エアコン119の運転状態を表すH信号であ
る場合は、フォトカプラ115(FC2)に停止指示信
号を出力する(動作)。
【0048】そして、上記運転指示信号が出力されたフ
ォトカプラ113(FC1)はエアコン119に対して
運転指示信号を出力し(動作)、運転停止信号が出力
されたフォトカプラ115(FC2)はエアコン119
に対して停止指示信号を出力する(動作)。
【0049】このように、ページャ本体121から出力
された信号は、インタフェース部123と、被制御機器
としてのエアコン119との間で電気的な相互干渉を避
けるため、フォトカプラを使って電気的に分離しつつ、
制御信号がエアコン119に伝送され、エアコン119
の動作が制御される。
【0050】即ち、エアコン119とインタフェース部
123との責任の分界を明確にするため、お互いの干渉
を受けない配慮が必要であり、本発明では、フォトカプ
ラを使って、電気的に完全に切り離している。
【0051】次に、上記エアコン119の動作の制御に
ついて、図2、及び図3を参照しつつ、さらに詳細に説
明する。このエアコン119の動作の制御については、
エアコン119側の制御信号端子条件がトグルスイッチ
動作となっているため、エアコン119の制御信号端子
に制御信号が入力される毎に、即ち、1回呼び出す毎に
ON、OFFを繰り返す。
【0052】しかし、このままでは実用上支障があり、
エアコン119が既に“運転”状態になっているとき、
または、誤呼び出しにより、いつON/OFF制御され
るかわからず不安であり安全上も問題である。
【0053】これを解決するため、コントロール直前
(無線信号により制御する直前)のエアコン119の状
態を、フォトカプラ117(FC3)を介して監視し、
まず、エアコン119が“停止”状態であれば、、
、、(停止中)、、エアコン119と指示が伝わ
り、エアコン119が“運転”の状態となる(図2の
(d)、及び(e))。
【0054】ここで、図2の(d)に、制御する直前の
エアコン119が停止中(OFF)であった場合の、図
1、及び図3に示されるフォトカプラ113(FC
1)、及びフォトカプラ115(FC2)から出力され
る信号のタイミングチャートを示し、図2の(e)に、
制御する直前のエアコン119が停止中(OFF)であ
った場合の、図1、及び図3に示されるフォトカプラ1
17(FC3)から出力される、エアコン状態判定信号
のタイミングチャートを示す。
【0055】次に、ページャ本体121を呼び出した際
に、既にエアコン119が“運転”状態であるときに、
エアコン119のモニタ端子からを通して、に“運
転中”である信号が伝達され、図3に示される、、
、、(運転中)、「動作無効」となり、動作状態は
変わらない(図2の(f)、(g))が、前述のよう
に、、及びを介して、遅延されたパルス信号が、
に出力されるので、約15分間の時間遅延の後に、エア
コン119の動作は停止する。
【0056】ここで、図2の(f)に、制御する直前の
エアコン119が運転中(ON)であった場合の、図
1、及び図3に示されるフォトカプラ113(FC
1)、及びフォトカプラ115(FC2)から出力され
る信号のタイミングチャートを示し、図2の(g)に、
制御する直前のエアコン119が運転中(ON)であっ
た場合の、図1、及び図3に示されるフォトカプラ11
7(FC3)から出力される、エアコン状態判定信号の
タイミングチャートを示す。
【0057】このようにして、本発明に係る無線端末に
よる制御システムの第1の実施形態の第1の実施例にお
いては、誤呼び出し等により、エアコン119がいつO
N/OFF制御されるかがわからず不安であるという問
題点を解決するため、無線端末に無線信号を送信してエ
アコン119を制御した後、一定時間後(例えば15分
後、15分であれば通常の部屋は冷える)自動的に運転
を停止させる。ただし、この一定時間については、本実
施形態中において15分間として説明するが、本発明に
おいては、15分間に限定されるものではなく、その他
の適宜な時間を用いて良い。
【0058】この場合の動作は、図3を参照すると明ら
かなように、、(例、15分遅延)、、、、
エアコン119という動作手順により、ページャ本体1
21から信号が出力された時から所定時間遅延後には、
運転中のエアコン119は停止する(図2の(e)、
(g))。従って、エアコン119の動作が運転中/停
止中の如何に関わらず、最終的に”停止”状態となるよ
うに制御することで安全性を確保している。
【0059】一方、誤呼び出し等でエアコン119が動
作したとしても、本発明に係る無線端末による制御シス
テムの第1の実施形態の第1の実施例においては、確実
に15分後には“停止”する。
【0060】ここで、本発明に係る無線端末による制御
システムの第1の実施形態の第1の実施例においては、
エアコン119が動作した場合は、図3に示される、
、、、及びの動作により、遅延されたパルスを
発生させることにより、エアコン119の動作を15分
後に停止させているが、この15分の時間中において、
エアコン119のユーザが手動で、エアコン119をO
FFする場合もあり得る。
【0061】この場合であっても、図3に示されるよう
に、エアコン119が“停止”状態となれば、の判断
において、パルス波形整形/パルスタイミング調整回路
107から入力した信号の出力動作が無効となるため、
一度停止したエアコン119が再び“動作”状態となる
ことはない。
【0062】さらに、エアコン119の電源を切り忘れ
たとき、この本実施形態に係る無線端末による制御シス
テムにより、エアコン119の動作の制御を実行する
と、15分後にはエアコン119の動作が“停止”する
ので、切り忘れた被制御機器を、外出後においても停止
状態へと制御することができ、不安が解消される。
【0063】ここで、図1、及び図3に示されるページ
ャ本体121、及びインタフェース部123に供給する
電源としては、通常の無線端末と同様にして、電池を内
蔵させることも可能であるが、本発明に係る無線端末に
よる制御システムにおいては、電池消耗による動作の不
安定を無くすため、及び一般的には、被制御機器として
の家電製品は一定の場所に定置した状態で使用する場合
が多く、電池である必要性も少ないため、電源を外部に
設けて外付けとすることが好ましい。
【0064】このようにすることにより、安定的に安心
して永久的に使用でき、また、この場合、上記インタフ
ェース部123はこの外付け電源の空きスペースに収納
することも可能である。
【0065】また、上述の説明においては、ページャ本
体121から出力される信号としては特に指定していな
かったが、この出力される信号として、例えば、無線端
末に一般的に具備されている、無線端末におけるLED
の出力信号、音、バイブ用モータの出力信号、若しくは
液晶文字盤のための出力信号等により、若しくはこれら
の組合わせにより構成されていて良い。
【0066】また、上記エアコン119の制御の内容に
ついては、エアコン119の動作のON/OFFを行う
場合を一例として説明したが、その他にも、例えば制御
する内容として、エアコン119の冷暖房の際の温度設
定等も行うことが可能である。
【0067】また、本発明に係る無線端末による制御シ
ステムの第1の実施形態の第1の実施例は、図1に示さ
れるように、被制御機器として、エアコンの制御に限定
されるものではなく、その他に、ビデオや、テレビや、
その他の電気機器について適用することができ、例えば
ビデオの場合は、録画動作のチャンネル設定、番組等の
予約設定等を制御することができる。
【0068】次に、前述のページャ本体121が、無線
信号を受信した際の動作について説明する。一例とし
て、前述の図3に示されるように、無線信号により、ペ
ージャ本体121から信号を出力する際の動作につい
て、説明する。
【0069】上述のような、本発明に係る無線端末によ
る制御システムの第1の実施形態の第1の実施例を実施
する際には、ビデオの予約設定、エアコンの事前冷暖
房、若しくは外出先からの停止、運転等の制御を行うた
め、被制御機器としての家電製品の製造、出荷時に予め
制御用の無線端末を組み込んでおき、利用者が希望する
ときに、いつでも使用できる状態にするため、個々の無
線端末(ページャ本体121)毎にID(呼び出し番
号)管理を行う必要がある。
【0070】ただし、無線端末のそれぞれについて出荷
の際に、被制御機器を制御するための個別の呼び出しI
D番号を付与しておくことは、呼び出しID番号資源の
節約の観点から実現できない。
【0071】そのため、本発明に係る無線端末による制
御システムの第1の実施形態の第1の実施例において利
用される無線端末(ページャ本体121)においては、
次のような方法をとる。この方法について、図4、及び
図5を参照して説明する。
【0072】図4に、本発明に係る無線端末による制御
システムの第1の実施形態の第1の実施例のメモリに記
憶されるIDの分類の図を示し、図5に、図4に示され
る各ID番号を用いたID管理の制御手順図を示す。
【0073】まず、図4に示されるように、本発明に係
る無線端末による制御システムが具備する無線端末に
は、製造ID41、個別ID43、及びグループID4
5の3つのIDを記憶することが可能なメモリを用意す
る。
【0074】また、図4からも明らかなように、製造I
D41は、無線端末の製造出荷時には、既に設定が済ん
でおり、利用契約時以降も設定されたままである。
【0075】個別ID43は、無線端末の製造出荷時、
及び被制御機器へ組み込み時には未設定であり、利用契
約時に初めて電波を通して設定される。
【0076】グループID45は、無線端末の製造出荷
時には未設定であり、被制御機器へ組み込み時に設定さ
れ、利用契約時において、個別ID43が設定された
後、消去される。
【0077】ここで、製造ID41とは、無線端末の製
造メーカが独自に付与するユニーク番号であり、無線端
末出荷時に付与され変更はできない。このIDに呼び出
し番号を付与することは、基本的にはできないが、電波
(無線信号)を通して制御するときのキーとなる番号で
ある。
【0078】個別ID43は、ページャメーカが出荷時
において付与しておらず、通信事業者が利用者の要望に
応じて、電波を通して自由に書き込み、書換え可能なI
D番号であり、通信事業者が管理を行う。
【0079】グループID45は、個別ID43を付与
するときにのみ使用する呼び出し番号であって、全て単
一ID(=呼び出し番号)であって良いが、極まれに発
生する可能性のある、複数ページャの同時書き込み動作
を防止するため、例えば家電メーカ毎に個別のグループ
IDを使用することも可能である。
【0080】さらに、個別ID43は、最終的に利用者
が使用する呼び出し番号IDである。グループID45
は、電波を通してIDを書き込む際に、最初から付いて
いる製造ID41には呼び出し番号を付与できないた
め、電波を通して付与するために仮に付与するIDであ
り、前述のように個別ID43の付与完了後は削除され
る。
【0081】次に、図4に示される各IDを用いた管理
手順について、図5を参照して説明する。
【0082】図5に示されるように、 1)利用者が例えば図5に示されるような利用の申し込
みを通信事業者に通知する。 2)次に、通信事業者(開通センター)が、利用を意図
する対象機器の電源をONにするよう利用者に依頼し、
利用者が対象機器をONとする。 3)次に、地域に合った周波数に合わせるIDの書き込
みを実行する。この場合は、製造IDをキーとして、個
別IDを書き込むことになる。また、書き込みに使用す
る電波は、グループIDを用いる。 4)設定が終了する。 5)次に、利用者に制御呼び出し番号を知らせる。 6)次に、通信事業者が、利用者に対して、個別呼び出
し番号を使って、テストコールを行う。 7)次に、利用者が、確認を行う。 8)次に、通信事業者が、上述のグループIDを消去す
る。 9)以上で、制御用呼び出し番号付与手続きの完了した
ことを利用者に告げる。
【0083】即ち、ID管理の際は、図5にも示される
ように、まず利用者が通信事業者の開通センターへ電話
し、この電話を受けた開通センター(通信事業者)は、
利用者に、無線端末(若しくは無線端末を内蔵する被制
御機器)の電源を入れるように指示し、利用者の地域に
合ったチャンネルに設定してもらう。
【0084】その後、開通センターからグループID
(=呼び出し番号)を使って、製造IDをキーとして電
波を通して個別IDを無線端末に書き込む。そして、こ
の書き込みが完了し、テストが完了したらグループID
を消去する。
【0085】従って、本発明に係る無線端末による制御
システムの第1の実施形態の第1の実施例においては、
上述のようなID番号の管理を実行するため、利用者
が、本発明に係る無線端末による制御システムを利用す
るまでは、各被制御機器、若しくは無線端末に個別の呼
び出し番号が必要とならず、呼び出しID番号の資源節
約を図ることができる。
【0086】ここで、本発明においては、無線信号によ
り無線端末が呼び出されると、この呼び出された被制御
機器から出力された信号により被制御機器の動作を制御
できるとしたが、無線端末により無線信号を受信した際
に出力される信号が、この無線信号に含まれるパスワー
ドが所定の場合にのみ、またはこれに準ずる方法によ
り、出力されるとしても良い。
【0087】例えば、「*11」という情報であればエ
アコンの制御を行い、「*22」であればビデオの制御
を行い、「*33」であれば電気炊飯器の制御を行う等
である。ただし、本発明に係る無線端末による制御シス
テムにおいては、上記情報以外によっても各種被制御機
器を任意に制御することができる。
【0088】このようにして、パスワードを用いて、誤
呼び出し、誤動作を防止することができる。この場合、
従来のように無線端末にパスワードを送信する方式でも
良いが、ある特定の制御文字、若しくはコードを入力し
た場合にのみ、無線端末から信号が出力され、被制御機
器を制御可能とする方式であっても良い。
【0089】さらに、本発明に係る無線端末による制御
システムにおいて用いられる無線端末としては、通常の
無線端末(ページャ)に具備されている機能を全て具備
する必要は無く、無線信号を受信した際に、信号を出力
する機能を有しているだけで十分である。
【0090】即ち、無線端末に一般的に具備されてい
る、LED、バイブ用モータ、若しくは液晶文字盤等は
省略することができるので、その分コストを削減するこ
とができる。
【0091】さらに、本発明に係る無線端末による制御
システムにおいては、ページャのみならず、他の無線通
信システムにおいても応用可能である。
【0092】〈第1の実施形態の第2の実施例〉次に、
本発明に係る無線端末による制御システムの第1の実施
形態の第2の実施例について、図6を参照して説明す
る。図6に、本発明に係る無線端末による制御システム
の第1の実施形態の第2の実施例のブロック図を示す。
ただし、図6において、図1に示される部材と同様の部
材には同じ番号を付す。
【0093】図6に示される本発明に係る無線端末によ
る制御システムの第1の実施形態の第2の実施例と、図
1に示される第1の実施例と異なる点は、上述されるデ
ィジタルICにより形成されていた、パルス波形整形・
整合/パルスタイミング調整回路103、パルス波形整
形/遅延回路105、パルス波形整形/パルスタイミン
グ調整回路107、エアコン動作状態判定回路109、
及びエアコン動作状態判定回路111が、これらと同様
の動作を行う情報処理装置としてのMPU(MicroProce
ssor Unit)601に置き変わっている点である。その他
の点は同様である。
【0094】即ち、図6に示される本発明に係る無線端
末による制御システムの第1の実施形態の第2の実施例
においては、図6に示されるMPU601が、図1に示
される第1の実施例に係る無線端末による制御システム
における、パルス波形整形・整合/パルスタイミング調
整回路103、パルス波形整形/遅延回路105、パル
ス波形整形/パルスタイミング調整回路107、エアコ
ン動作状態判定回路109、及びエアコン動作状態判定
回路111の動作を行う。
【0095】従って、図6に示されるMPU601は、
波形処理回路101から出力された信号を、エアコン1
19を制御するタイミングに合致するパルス波形に整形
して出力する。
【0096】また、図6に示されるMPU601は、上
記エアコン119を制御するタイミングに合致するパル
ス波形に整形して出力された信号を、フォトカプラ11
7から出力された信号に基づき、フォトカプラ113に
出力するか否かを決定する。
【0097】また、図6に示されるMPU601は、波
形処理回路101から出力された信号を、パルス波形の
整形を行って、所定の時間遅延を付与して出力する。
【0098】また、図6に示されるMPU601は、上
記所定の時間遅延が付与されたパルスを、エアコン11
9を制御するタイミングに合致するパルス波形に整形し
て出力する。
【0099】さらに、図6に示されるMPU601は、
上記所定の時間遅延を伴い、エアコン119を制御する
タイミングに合致するパルス波形に整形して出力された
信号を、フォトカプラ117から出力された信号に基づ
き、フォトカプラ115に出力するか否かを決定する。
【0100】以上から、図6に示される本発明に係る無
線端末による制御システムの第1の実施形態の第2の実
施例においては、図3に示される、、、、、及
びの動作をMPU601で処理する。即ち、前述の第
1の実施例において行われていた、タイミング、遅延、
及び判定の動作をMPU601が一括処理し、この場
合、波形整形は元々MPU601の中で処理されている
から特に必要がなくなる。
【0101】図7は、本発明の第1の実施形態の第2の
実施例におけるMPU601の動作例を示すフローチャ
ートである。図7において、アンテナを介して入力され
たページャ信号の波形整形処理が行われ(ステップS1
01)、波形整形処理されたページャ信号のアドレス情
報によりCallAであるのか、または、CallBで
あるのかを判断する(ステップS102)。ステップS
102において、波形処理された信号がCallAであ
る場合には(ステップS101/CallA)、被制御
機器対象となるエアコンの動作状態が停止中であるか否
かの状態判定が行われる(ステップS103)。
【0102】ステップS103において、エアコンの動
作状態が停止中である場合には(ステップS103/Y
ES)、エアコンを運転状態へと移行させる制御波形を
生成し(ステップS104)、エアコンへ運転指示を送
出する(ステップS105)。
【0103】ステップS103において、エアコンの動
作状態が運転中であれば(ステップS103/NO)、
エアコンを運転状態へと切り替える制御を行わずに、ス
テップS106へ移行する。
【0104】ステップS105において、エアコンに運
転指示を送出後、または、ステップS103において、
エアコンが運転中である場合には、入力された信号を所
定の時間遅延させる制御を行う(ステップS106)。
【0105】ステップS107においては、ステップS
102で入力されたページャ信号がCallBである場
合、及び、ステップS106で入力されたページャ信号
が所定の時間遅延された場合、エアコンを停止状態へと
移行させる制御波形を生成し(ステップS107)、現
在エアコンが運転中であるか否かの状態判定が行われる
(ステップS108)。
【0106】ステップS108において、エアコンが運
転中である場合には(ステップS108/YES)、エ
アコンに対して停止指示を送出し(ステップS10
9)、運転中でない場合には、エアコンを停止状態へと
切り替える制御を行わずに処理を終了する。
【0107】このように、MPU601を用いて、例え
ばこのソフトウェアにより正確な時間設定、波形整形、
タイミング設定等を自由に行うことができる。従って、
図6に示される、本発明に係る無線端末による制御シス
テムの第1の実施形態の第2の実施例においては、図1
に示される本発明の第1の実施形態の第1の実施例であ
る無線端末による制御システムと同様の効果を得ること
ができると共に、回路構成を簡素化し、使用部品点数を
減少させて、コストダウンを図ることができる。
【0108】また、図6に示される本発明に係る無線端
末による制御システムの第1の実施形態の第2の実施例
においては、電源、無線信号を受信した際にページャ本
体が出力する出力信号、制御すべき被制御機器及びその
制御する動作(設定)、無線信号を受信した際の動作、
各IDを用いた管理手順、及びパスワードが所定の情報
の場合にのみ出力信号を出力する動作については、前述
の本発明に係る無線端末による制御システムの第1の実
施形態の第1の実施例と同様の各種の態様をとることが
できる。
【0109】上述される本発明の第1の実施形態におい
て、インタフェース部123と被制御機器119とにお
ける責任の分解は、各フォトカプラ113〜117(F
C1〜FC3)により行っているが、FC1とFC2は
共有することができるので、計2個のフォトカプラによ
り行うことも可能である。また、このフォトカプラ(F
C1〜FC3)を被制御機器119内部に設けるように
構成にすることで、インタフェース部123の構成をよ
り簡素化することも可能である。
【0110】〈第2の実施形態〉次に、本発明に係る無
線端末による制御システムの第2の実施形態ついて、図
8を参照して説明する。図8に、本発明に係る無線端末
による制御システムの第2の実施形態のブロック図を示
す。
【0111】上述される第1の実施形態に示される構成
と異なる点は、インタフェース部123を介して行われ
ていた被制御機器の動作制御を無線端末に設けられてい
るCPUにて処理する点である。
【0112】図8において、本発明の第2の実施形態で
ある無線端末による制御システムにおける無線端末20
0の構成は、アンテナ201と、RF受信部202と、
デコーダ部203と、ID−ROM204と、CPU2
05と、ドライバ206と、フォトカプラ207,20
8と、電源レギュレータ209,210と、を有して構
成される。
【0113】RF受信部202は、アンテナ201を介
して受信された無線信号を復調してデコーダ部203へ
送出する。
【0114】デコーダ部203は、復調されたデータか
ら同期信号、フレーム情報等を識別し、受信データのサ
イクル番号(No.)、フレーム番号(No.)からデ
ータストリーム上の位置を確定し、ID−ROM204
に保持されるデータで指定される自己フレームのみを受
信する間欠受信に移行させる。また、RF受信部202
で受信されたページャ信号が、CallAであるのか、
CallBであるのか、の判定も行われる。
【0115】CPU205は、例えば、JEM1427
により規定されるIFU(Inter Face Unit )としての
インタフェース(I/F)要件を備えたフォトカプラ2
07,208に接続されている。
【0116】ドライバ206は、CPU205とフォト
カプラ207,208との間で、電流を増幅するために
載置されている。
【0117】図9は、図8に示される本発明の第2の実
施形態である無線端末による制御システムにおける無線
端末200の動作例を示すフローチャートである。図8
のブロック図を参照しながら、本発明の第2の実施形態
である無線端末による制御システムの動作例を説明す
る。
【0118】図9において、無線端末に電源が供給され
ると(ステップS201)、CPU205は、初期化動
作を行い、供給される電源の電圧チェック、ID−RO
M204からデコーダ部203へのデータロードの指示
等を行い、デコーダ部203からのデータ待ち状態とな
る。
【0119】データロードの指示を受けたデコーダ部2
03は、ID−ROM204からデータロードを行う
(ステップS202)。
【0120】デコーダ部203は、RF受信部202の
電源をONにして(ステップS203)、同期信号の検
出、フレーム情報のBCH照合ができるまでRF受信部
203の電源をONし(連続受信)、データの取り込み
とでデコードを行う(ステップS204)。実際には、
FLEXのデータストリーム上で一定時間同期信号が補
足できない場合、バッテリーセービングのモード(間欠
受信)に移行する。
【0121】フレーム情報からデータフォーマット上の
サイクル番号(No.)とフレーム番号(No.)とを
知ることにより、時間軸上の自己フレーム(ROMによ
り指定される)の位置を検出し、当該自己フレームの検
出でRF受信部202の電源をONにして、間欠受信モ
ードに移行する(ステップS205)。
【0122】自己フレームで受信したデータからの同期
信号、フレーム情報、ブロック情報とを照合し(ステッ
プS206)、受信機としての制御情報を入手し、か
つ、アドレスフィールドから自己アドレスの有無を検出
する(ステップS207)。すなわち、ROMからのア
ドレス情報と照合を行う。ここで自己アドレスの検出に
より、受信された信号がCallAなのかCallBな
のかの判定が行われ(ステップS208/YES)、C
allAである場合には、エアコンのモニタ信号の判定
が行われ(ステップS209)、エアコン制御のシーケ
ンスに移行する。
【0123】ステップS208において、CallBで
ある場合には、エアコンを運転状態へと移行させる制御
を行わずに、ステップS215の処理へと移行して、再
度エアコンの動作状態を判定する。
【0124】ステップS209において、エアコンのモ
ニタ信号がL(停止状態を示す信号)である場合には、
エアコンを運転状態に移行する制御信号を出力する(ス
テップS210)。
【0125】ステップS209において、エアコンのモ
ニタ信号がH(動作状態を示す信号)である場合、及
び、ステップS210にてエアコンを運転状態にする制
御信号を送出した場合は、タイマ値(t)を0にセット
して(ステップS211)、カウントを開始する(ステ
ップS212)。
【0126】ステップS212において開始されたカウ
ントが、t=30分になったか否かを判定し(ステップ
S213)、t=30分であればカウントを停止し(ス
テップS214)、再度、エアコンのモニタ信号の判定
を行う(ステップS215)。t=30分でない場合に
は(ステップS213/NO)、t=30分になるまで
カウント動作を続けるようステップを繰り返すように制
御する。
【0127】ステップS215において、エアコンのモ
ニタ信号がL(停止状態を示す信号)である場合には、
制御動作を終了する。
【0128】ステップS215において、エアコンのモ
ニタ信号がH(動作状態を示す信号)である場合には、
エアコンを停止状態に移行する制御信号を送出した後
(ステップS216)、制御動作を終了する。
【0129】図10は、本発明に係る無線端末による制
御システムを別荘の除湿管理に適用した場合の動作例を
示す図である。
【0130】図10に示されるように、ユーザは、自身
が所有する電話機や携帯端末等からCallAまたはC
allBを表すページャ呼び出し番号を送出すると、別
荘に設置されている本発明の実施形態である無線端末に
より受信され、CallAであるのかCallBである
のかが判断される。
【0131】この判断によりCallAである場合に
は、無線端末の信号出力を受け、制御波生成によりCa
llA(除湿器がOFFであれば、ONに制御する)の
信号を送出し、除湿器が停止中であるか否かが判断され
る。この判断結果は、H=運転中、L=停止中、といっ
た具合に応答される。ここで、除湿器が停止中(L)で
あれば運転指示を送出し、運転中(H)であれば何も制
御しない。
【0132】以上のように送出されたCallAの信号
は、設定(所定)時間、例えば4時間遅延されて再度、
除湿器の運転状態を確認する。ここでは、除湿器が運転
中であるのか否かが判断され、運転中(H)であれば、
停止指示を送出し、停止中(L)であれば何も制御しな
い。
【0133】それぞれの動作指示(運転指示、停止指
示)は、フォトカプラを介して除湿器に対して送出され
る。このフォトカプラを除湿器内部に設けることで、構
成をより簡素化することができ、利便性の高いシステム
として機能するものである。
【0134】図11は、本発明に係る無線端末による制
御システムを盗難車両の捜索に適用した場合の動作例を
示す図である。
【0135】図11に示されるように、ユーザは、自己
の所有する車両が盗難等に合った場合、盗難車両に設置
された本発明に係る無線端末に付与された、自身が所有
する電話機や携帯端末等からCallAまたはCall
Bを表す呼び出し番号をコール(送出)すると、車両に
搭載される本発明の実施形態である無線端末により受信
され、アドレス情報からCallAであるのかCall
Bであるのかが判断される。
【0136】この判断によりCallAである場合に
は、制御波生成によりCallA(エンジンが停止中で
あればクラクションやサイレン等を鳴動するように制御
する)の信号を送出し、エンジンが停止中であるか否か
が判断される。この判断結果は、H=運転中、L=停止
中、といった具合に応答される。ここで、エンジンが停
止中(L)であれば鳴動指示を送出し、運転中(H)で
あれば全ライト(前照灯、ハザードランプ)等を点滅さ
せる制御を行う。
【0137】なお、このクラクションやサイレン等によ
る鳴動音は、盗難車であることを示すある特定な音、例
えば、非常事態を示すSOSのような断続音等を発する
ようにすることで、より早く、より容易に盗難車を特定
することが可能となる。
【0138】上述される判断によりCallBである場
合には、エンジンが運転中であるか否かが判断される。
この判断結果により、運転中(H)である場合には、エ
ンジンの回転数を抑制するように制御し、停止中である
場合には、ドアをロックするように制御する。
【0139】以上に示される動作制御は、例えば、エン
ジンが運転中または停止中のいずれの場合においても、
クラクションやサイレン等を鳴動させるように制御する
ことも可能である。
【0140】また、上述されるように盗難車両の検出に
適用される場合、搭乗者の安全を第1に考えなければな
らないため、極端な動作指示(急停止等)を与えること
は大変危険である。従って、安全を確保した上で外部に
対して非常事態であることを警告し、さらに、エンジン
の回転数を徐々に落として、安全に停止させた上でドア
ロック等の制御を行うように制御することも可能であ
る。
【0141】上述される動作指示は、フォトカプラを介
して車両に対して送出される。このフォトカプラを設け
ることにより、相互における電位差がある場合でも干渉
を受けることを防止することができ、利便性の高いシス
テムとして機能するものである。なお、フォトカプラを
必ずしも設ける必要はない。
【0142】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、無線端末により被制御機器を制御しているた
め、安全に被制御機器の動作を制御することが可能な無
線端末による制御システムを提供することができる。
【0143】また、ディジタルICではなく、MPU等
の情報処理装置により、被制御機器を制御するための信
号を出力しているので、その回路構成を簡単にし、使用
部品を減少させて、コストダウンを図ることが可能な無
線端末による制御システムを提供することができる。
【0144】また、個別IDの登録を、利用者が、本発
明に係る無線端末による制御システムを利用する場合に
のみ登録することができるので、呼び出しID番号の資
源の節約を図ることが可能な無線端末による制御システ
ムを提供することができる。
【0145】さらに、無線端末内のCPUにより動作制
御するように構成することにより、システム自体の構成
を簡略化することができ、ユーザの利便性を格段に向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線端末による制御システムの第
1の実施形態の第1の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示される無線端末による制御システムの
動作のタイミングチャートである。
【図3】図1に示される無線端末による制御システムの
動作の処理を示す図である。
【図4】本発明に係る無線端末による制御システムのI
D管理の際に利用されるIDの一例の分類を示す図であ
る。
【図5】図4に示される分類を用いて、ID管理を行う
場合の制御手順を示す制御手順図である。
【図6】本発明に係る無線端末による制御システムの第
1の実施形態の第2の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明に係る無線端末による制御システムの第
1の実施形態の第2の実施例による動作例を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明に係る無線端末による制御システムの第
2の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示される無線端末による制御システムの
動作のフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態である無線端末により制御
システムの第1の具体例を示す図である。
【図11】本発明の実施形態である無線端末により制御
システムの第2の具体例を示す図である。
【符号の説明】
41 製造ID 43 個別ID 45 グループID 101 波形処理回路 103 パルス波形整形・整合/パルスタイミング調整
回路 105 パルス波形整形/遅延回路 107 パルス波形整形/パルスタイミング調整回路 109,111 エアコン動作状態判定回路 113 フォトカプラ(FC1) 115 フォトカプラ(FC2) 117 フォトカプラ(FC3) 119 エアコン 121 ページャ本体 123 インタフェース部 601 MPU

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御機器の動作を、無線端末が受信し
    た無線信号により制御する無線端末による制御システム
    であって、 前記無線信号を受信した際に出力される信号に対して波
    形処理を行って出力する波形処理回路と、 前記波形処理回路から出力された信号を前記被制御機器
    を制御するタイミングに合致するパルス波形に整形し、
    タイミングを調整して出力する第1のパルス波形整形/
    パルスタイミング調整回路と、 前記第1のパルス波形整形/パルスタイミング調整回路
    から出力された信号が入力し、前記被制御機器の状態を
    判定し、該判定結果に基づき、前記第1のパルス波形整
    形/パルスタイミング調整回路から入力された信号を出
    力するか否かを決定する第1の被制御機器状態判定回路
    とを具備するインタフェース部を有し、 前記第1の被制御機器状態判定回路から出力された信号
    に基づいて前記被制御機器の動作が制御されることを特
    徴とする無線端末による制御システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の被制御機器状態判定回路から
    出力された信号が入力し、前記被制御機器と前記インタ
    フェース部との間の相互干渉を防ぎ、前記被制御機器と
    前記インタフェース部との責任の分界を明確にするため
    の第1のフォトカプラを有し、 該第1のフォトカプラが、 前記被制御機器と前記インタフェース部とを電気的に分
    離しつつ、前記被制御機器の動作を制御する信号を出力
    することを特徴とする請求項1記載の無線端末による制
    御システム。
  3. 【請求項3】 前記インタフェース部は、 前記波形処理回路から出力された信号が入力し、該入力
    した信号の波形整形を行い、該信号が入力した時から所
    定時間遅延させてパルス信号を出力するパルス波形整形
    /遅延回路と、 前記パルス波形整形/遅延回路から出力された前記パル
    ス信号を整形し、パルスタイミングを調整する第2のパ
    ルス波形整形/パルスタイミング調整回路と、 前記第2のパルス波形整形/パルスタイミング調整回路
    から出力された信号が入力し、前記被制御機器の状態を
    判定し、該判定結果に基づいて前記第2のパルス波形整
    形/パルスタイミング調整回路から入力された信号を出
    力するか否かを決定する第2の被制御機器状態判定回路
    とを有し、 前記第2の被制御機器状態判定回路から出力された信号
    に基づいて、前記無線端末から信号が出力された時から
    所定の時間遅延を伴って、前記被制御機器の動作が制御
    されることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線端
    末による制御システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の被制御機器状態判定回路から
    出力された信号が入力し、前記被制御機器と前記インタ
    フェース部との間の相互干渉を防ぎ、前記被制御機器と
    前記インタフェース部との責任の分界を明確にするため
    の第2のフォトカプラを有し、 該第2のフォトカプラが、 前記被制御機器と前記インタフェース部とを電気的に分
    離しつつ、前記無線端末から信号が出力された時から所
    定の時間遅延を伴って、前記被制御機器の動作を制御す
    る信号を出力することを特徴とする請求項3記載の無線
    端末による制御システム。
  5. 【請求項5】 前記被制御機器の動作状態を表す信号が
    入力し、前記被制御機器と前記インタフェース部との間
    の相互干渉を防ぎ、前記被制御機器と前記インタフェー
    ス部との責任の分界を明確にし、前記被制御機器と前記
    インタフェース部とを電気的に分離しつつ、前記被制御
    機器の動作状態に応じて、前記第1の被制御機器状態判
    定回路、及び前記第2の被制御機器状態判定回路に信号
    を出力する第3のフォトカプラを有することを特徴とす
    る請求項3又は4に記載の無線端末による制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】 被制御機器の動作を、無線端末が受信し
    た無線信号により制御する無線端末による制御システム
    であって、 前記被制御機器と前記インタフェース部との間の相互干
    渉を防ぎ、前記被制御機器と前記インタフェース部との
    責任の分界を明確にするための第1のフォトカプラ、第
    2のフォトカプラ、及び第3のフォトカプラとを有し、 前記無線信号を受信した際に出力される信号に対して波
    形処理を行って出力する波形処理回路と、 前記波形処理回路から出力された信号を、前記被制御機
    器を制御するタイミングに合致するパルス波形に整形し
    て出力する第1のパルス波形整形/パルスタイミング調
    整動作、 前記第1のパルス波形整形/パルスタイミング調整動作
    において出力された信号を、前記第3のフォトカプラか
    ら出力された信号に基づき、前記第1のフォトカプラに
    出力するか否かを決定する第1の被制御機器状態判定動
    作、 前記波形処理回路から出力された信号の波形整形を行
    い、該信号が入力した時から所定時間遅延させてパルス
    信号を出力する第1のパルス波形整形/遅延動作、 前記第1のパルス波形整形/遅延動作において出力され
    た前記パルス信号を整形し、パルスタイミングを調整す
    る第2のパルス波形整形/パルスタイミング調整動作、
    及び、 前記第2のパルス波形整形/パルスタイミング調整動作
    において出力された信号を、前記第3のフォトカプラか
    ら出力された信号に基づき、前記第2のフォトカプラに
    出力するか否かを決定する第2の被制御機器状態判定動
    作を行う情報処理装置とを具備するインタフェース部を
    有し、 前記第1のフォトカプラ、及び前記第2のフォトカプラ
    から出力された信号に基づいて前記被制御機器の動作が
    制御されることを特徴とする無線端末による制御システ
    ム。
  7. 【請求項7】 被制御機器の動作を、無線端末が受信し
    た無線信号により制御する無線端末による制御システム
    であって、 前記無線端末は、 前記被制御機器の動作状態を制御する制御プログラムを
    記憶した記憶媒体を有して構成されることを特徴とする
    無線端末による制御システム。
  8. 【請求項8】 前記制御プログラムは、 前記無線信号を受信した際に出力される信号に対して波
    形を整形して出力する波形処理と、 前記波形処理により整形された信号を、前記被制御機器
    を制御するタイミングに合致するパルス波形に整形し、
    タイミングを調整して出力する第1のパルス波形整形/
    パルスタイミング調整処理と、 前記第1のパルス波形整形/パルスタイミング調整処理
    により出力された信号が入力され、前記被制御機器の状
    態を判定し、該判定結果に基づいて前記第1のパルス波
    形整形/パルスタイミング調整処理により入力された信
    号を出力するか否かを決定する第1の被制御機器状態判
    定処理と、 前記波形処理により出力された信号を所定時間遅延させ
    てパルス信号を出力するパルス波形整形/遅延処理と、 前記パルス波形整形/遅延処理により所定時間遅延され
    て出力された前記パルス信号を整形し、パルスタイミン
    グを調整する第2のパルス波形整形/パルスタイミング
    調整処理と、 前記第2のパルス波形整形/パルスタイミング調整処理
    により出力された信号が入力し、前記被制御機器の状態
    を判定し、該判定結果に基づいて前記第2のパルス波形
    整形/パルスタイミング調整処理により入力された信号
    を出力するか否かを決定する第2の被制御機器状態判定
    処理と、 を実行するプログラムであることを特徴とする請求項7
    記載の無線端末による制御システム。
  9. 【請求項9】 前記無線端末は、該無線端末と前記被制
    御機器とを電気的に分離するための少なくとも2つのフ
    ォトカプラを有して構成されることを特徴とする請求項
    7又は8記載の無線端末による制御システム。
  10. 【請求項10】 前記無線端末が、 前記無線端末を製造した際に製造者が書き込む製造ID
    と、 利用者が実際に前記無線端末を使用して制御する際に使
    用する個別のIDである個別IDと、 前記個別IDを、前記無線端末に書き込む際に使用する
    グループIDとを記憶する記憶手段を有し、 前記グループIDを用いて、電波による、 前記個別IDの付与、書き込み、及び変更を行うことを
    特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の無線端末
    による制御システム。
  11. 【請求項11】 前記グループIDを用いての電波によ
    る、 前記個別IDの付与、書き込み、及び変更が、 前記グループIDの呼び出し番号を用いて、前記無線端
    末を呼び出し、前記製造IDをキーとして、 前記個別IDの付与、書き込み、及び変更が行われるこ
    とを特徴とする請求項10記載の無線端末による制御シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記グループIDが、 前記個別IDが書き込まれた後に、前記製造IDを用い
    て無線信号に基づき消去されることにより、 誤呼び出し、及び制御の妨害その他の誤動作を防止する
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の無線端末
    による制御システム。
  13. 【請求項13】 前記無線端末により前記無線信号を受
    信した際に出力される信号が、 前記無線信号に含まれるパスワードその他の情報が所定
    の情報の場合にのみ、出力されることを特徴とする請求
    項1から12のいずれかに記載の無線端末による制御シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 前記無線信号を受信した際に前記無線
    端末から出力される信号が、 前記無線端末におけるLEDの出力信号、バイブ用モー
    タの出力信号、及び液晶文字盤のための出力信号、音に
    よる出力信号のうちの少なくともいずれか1つにより構
    成されていることを特徴とする請求項1から13のいず
    れかに記載の無線端末による制御システム。
  15. 【請求項15】 被制御機器の動作を、無線端末が受信
    した無線信号により制御する無線端末による制御方法で
    あって、 前記無線端末は、 入力信号された信号が第1のアルゴリズムの処理指示で
    あるか、第2のアルゴリズムの処理指示であるかを判断
    するアルゴリズム判断工程と、 前記アルゴリズム判断工程において前記入力信号の処理
    指示が前記第1のアルゴリズムである場合、前記被制御
    機器の動作状態がOFFであるか否かを判断する第1の
    被制御機器動作状態判断工程と、 前記第1の被制御機器動作状態判断工程により前記被制
    御機器がOFFである場合にのみ、該被制御機器の動作
    状態をONに制御する制御信号を生成する第1の制御信
    号生成工程と、 前記第1の制御信号生成工程により生成された前記制御
    信号に基づいて前記被制御機器の動作状態をONへと切
    り替える第1の切り替え工程と、 前記第1の制御信号生成工程により生成された前記制御
    信号を所定の時間遅延させて出力する遅延工程と、 前記アルゴリズム判断工程において前記入力信号の処理
    指示が前記第2のアルゴリズムである場合または前記遅
    延工程により前記所定の時間遅延されて前記制御信号が
    出力された場合、前記被制御機器の動作状態がONであ
    るか否かを判断する第2の被制御機器動作状態判断工程
    と、 前記第2の被制御機器動作状態判断工程により前記被制
    御機器がONである場合にのみ、該被制御機器の動作状
    態をOFFへと切り替える第2の切り替え工程と、 を有することを特徴とする無線端末による制御方法。
JP11154357A 1998-06-02 1999-06-01 無線端末による制御システム及びその制御方法 Pending JP2000069580A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002181344A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Sharp Corp 空気調和機
JP7430095B2 (ja) 2020-03-27 2024-02-09 能美防災株式会社 火災監視システム

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