JP2000068828A - 周波数切換装置 - Google Patents

周波数切換装置

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JP2000068828A
JP2000068828A JP10238071A JP23807198A JP2000068828A JP 2000068828 A JP2000068828 A JP 2000068828A JP 10238071 A JP10238071 A JP 10238071A JP 23807198 A JP23807198 A JP 23807198A JP 2000068828 A JP2000068828 A JP 2000068828A
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Katsutoshi Asai
克俊 浅井
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Fujitsu Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】周波数切り換え時にPLL回路が安定するまで
の時間を簡単な構成で短縮すること。 【解決手段】基準周波数を1/Nに分周する1/N分周
手段1aと、PLL回路の出力周波数を1/Mに分周す
る1/M分周手段2aと、前記1/N分周手段1aと前
記1/M分周手段2aの出力の周波数を比較する周波数
比較手段3aとを備えたPLL回路を用い、前記Nと前
記Mの値の設定を変更して前記PLL回路の出力周波数
を切り換える周波数切換装置であって、前記PLL回路
が待機状態の間は、前記Nの値の大きい方の周波数に設
定しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL(フェイズ
・ロックド・ループ)回路を用いて任意の周波数のクロ
ックを発生させるシンセサイザの周波数切換装置に関す
るものであり、特に、二つの異なる周波数にダイナミッ
クに切り換える必要がある場合に、切り換えの遷移時間
を短くすることが可能な周波数切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5、図6は従来例を説明した図であ
り、以下図5、図6に従って従来例の説明をする。 (1):周波数切換装置の説明 図5は従来例の周波数切換装置の説明図である。図5に
おいて、周波数を切換えるシンセサイザ回路には、1/
N分周器1、1/M分周器2、周波数比較器3、チャー
ジポンプ4、ループフィルタ5、VCO(電圧制御発振
器)6、レジスタ7、8、9、10、選択器13、14
が設けてある。
【0003】1/N分周器1は、基準クロックの周波数
を1/Nに分周するものである。1/M分周器2は、V
CO6の出力周波数を1/Mに分周するものである。周
波数比較器3は、1/N分周器1と1/M分周器2の周
波数を比較し周波数の差に応じた出力を行うものであ
る。チャージポンプ4は、周波数比較器3の出力に応じ
た電流を出力するものである。ループフィルタ5は、チ
ャージポンプ4からの高周波成分を除去するものであ
る。VCO6は、制御電圧によって発振周波数が変化す
る発振器である。レジスタ7、8、9、10は、1/N
分周器1と1/M分周器2のMとNの値を設定しておく
ものである。選択器13は、動作モードによりレジスタ
(NレジスタW)7とレジスタ(NレジスタR)9のい
ずれかを選択するものである。選択器14は、動作モー
ドによりレジスタ(MレジスタW)8とレジスタ(Mレ
ジスタR)10のいずれかを選択するものである。
【0004】〔動作説明〕1/N分周器1、周波数比較
器3、チャージポンプ4、ループフィルタ5、VCO
6、1/M分周器2で構成されるPLLは、一般的なも
のである。このPLLでは、1/N分周器1より得られ
る基準クロックの周波数のN分の1の周波数と1/M分
周器2により得られるVCO6の発振周波数のM分の1
の周波数が等しくなるように動作する。即ち、基準クロ
ックの周波数とVCO6の周波数の関係は次の式のよう
になる。
【0005】 (VCO6の周波数)=(基準クロックの周波数)×M÷N ・・・式1 例えば、基準クロックの周波数が20MHzの場合にM
=15、N=2にすれば、VCO6の出力周波数は次の
ように150MHzになる。
【0006】20MHz×15÷2=150MHz また、NレジスタW7とMレジスタW8の組み合わせと
NレジスタR9とMレジスタR10の組み合わせを動作
モードによって選択器13、14で切り換えることによ
り二種類の異なる周波数にダイナミックに切り換えるこ
とができる。
【0007】〔動作モード遷移の説明〕例えば、磁気記
録再生装置において、データ再生方式がオーバーサンプ
リングによるデータ補間方式を用いた場合、シンセサイ
ザの周波数は、データ記録時に対しデータ再生時を数パ
ーセント高くする必要があり、即ち、記録モード(Wモ
ード)と再生モード(Rモード)が切り換わるたびにシ
ンセサイザの周波数を切り換えることになる。この切換
にかかる時間は、磁気記録再生装置の速度性能を左右す
るものであるためできるだけ短くする必要があった。
【0008】図6は従来例の動作モード遷移の説明図で
ある。図6において、上位装置は、待機(Iモード)→
Rモード→待機→Wモード→待機と遷移するものとす
る。一方、シンセサイザは、上位装置からの切換指示に
よりWモード→Rモード→Wモードと遷移する。ここ
で、上位装置からの切換指示が、WモードからRモード
へ切り換えの場合、PLLの安定時間がT1となり、上
位装置からの切換指示が、RモードからWモードへ切り
換えの場合、PLLの安定時間がT2となる。ここで、
M、Nの大きい方へ切り換えるPLLの安定時間T1
は、M、Nの小さい方へ切り換えるPLLの安定時間T
2より大きくなる(T1>T2)。
【0009】(2):また、従来例として、PLLを構
成する送信用電圧制御発振器の出力周波数を送信待機時
に送信可能周波数帯域の中央付近の周波数に固定するも
のがある。このため、PLLの送信電圧制御発振器の送
信待機時の出力周波数は送信帯域の中央付近で待機する
ことになり、帯域のいずれの一端への周波数切替におい
ても平均的に短時間で切替えが可能なものがあった(特
開昭62−245727号公報参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものは、シ
ンセサイザの周波数を切り換えた場合には、必ずPLL
が安定するまでの時間か必要なものであった。また、待
機時に送信可能周波数帯域の中央付近の周波数に固定す
るものは、中央付近の周波数に固定する送信待機周波数
設定回路が必要なものであった。
【0011】本発明は、このような従来の課題を解決
し、このPLLが安定するまでの時間を簡単な構成で短
縮することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、1aは1/N分周手段、2aは1/
M分周手段、3aは周波数比較手段、6aは電圧制御発
振器(VCO)、20は設定手段である。
【0013】本発明は前記従来の課題を解決するため次
のように構成した。 (1):基準周波数を1/Nに分周する1/N分周手段
1aと、PLL回路の出力周波数を1/Mに分周する1
/M分周手段2aと、前記1/N分周手段1aと前記1
/M分周手段2aの出力の周波数を比較する周波数比較
手段3aとを備えたPLL回路を用い、前記Nと前記M
の値の設定を変更して前記PLL回路の出力周波数を切
り換える周波数切換装置であって、前記PLL回路が待
機状態の間は、前記Nの値の大きい方の周波数に設定し
ておく。
【0014】(2):基準周波数を1/Nに分周する1
/N分周手段1aと、PLL回路の出力周波数を1/M
に分周する1/M分周手段2aと、前記1/N分周手段
1aと前記1/M分周手段2aの出力の周波数を比較す
る周波数比較手段3aとを備えたPLL回路を用い、前
記Nと前記Mの値の設定を変更して前記PLL回路の出
力周波数を切り換える周波数切換装置であって、前記P
LL回路が待機状態の間は、前記Mの値の大きい方の周
波数に設定しておく。
【0015】(作用)前記構成に基づく作用を説明す
る。基準周波数を1/Nに分周する1/N分周手段1a
とPLL回路の出力周波数を1/Mに分周する1/M分
周手段2aの出力の周波数を周波数比較手段3aで比較
するPLL回路を用い、前記Nと前記Mの値の設定を変
更して出力周波数を切り換える周波数切換装置であっ
て、前記PLL回路が待機状態の間は、前記Nの値の大
きい方の周波数に設定しておく。このため、Nの値の大
きいモードへの切り換え時間を無視することができ、本
周波数切換装置を使用する上位装置の速度性能を改善す
ることができる。
【0016】また、基準周波数を1/Nに分周する1/
N分周手段1aとPLL回路の出力周波数を1/Mに分
周する1/M分周手段2aの出力の周波数を周波数比較
手段3aで比較するPLL回路を用い、前記Nと前記M
の値の設定を変更して出力周波数を切り換える周波数切
換装置であって、前記PLL回路が待機状態の間は、前
記Mの値の大きい方の周波数に設定しておく。このた
め、Mの値の大きいモードへの切り換え時間を無視する
ことができ、本周波数切換装置を使用する上位装置の速
度性能を改善することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図2〜図4は本発明の実施の形態
を示した図である。以下、図面に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。 (1):周波数切換装置の説明 a)Nレジスタの比較を行う場合の説明 図2はNレジスタの比較を行う周波数切換装置の説明図
である。図2において、周波数を切り換えるシンセサイ
ザ回路には、1/N分周器1、1/M分周器2、周波数
比較器(位相比較器)3、チャージポンプ4、ループフ
ィルタ5、VCO(電圧制御発振器)6、レジスタ7、
8、9、10、選択器13、14、比較器15が設けて
ある。
【0018】1/N分周器1は、基準クロックの周波数
を1/Nに分周するものである。1/M分周器2は、V
CO6の出力周波数を1/Mに分周するものである。周
波数比較器3は、1/N分周器1と1/M分周器2の周
波数を比較し周波数の差に応じた出力を行うものであ
る。チャージポンプ4は、周波数比較器3の出力に応じ
た電流を出力するものである。ループフィルタ5は、チ
ャージポンプ4からの高周波成分を除去するものであ
る。VCO6は、制御電圧によって発振周波数が変化す
る発振器である。レジスタ7、8、9、10は、1/N
分周器1と1/M分周器2のNとMの値を設定しておく
ものである。選択器13は、動作モードと比較器15の
出力によりレジスタ(NレジスタW)7とレジスタ(N
レジスタR)9のいずれかを選択するものである。選択
器14は、動作モードと比較器15の出力によりレジス
タ(MレジスタW)8とレジスタ(MレジスタR)10
のいずれかを選択するものである。比較器15は、Nレ
ジスタW7とNレジスタR9の値を比較するものであ
る。
【0019】〔動作説明〕1/N分周器1、周波数比較
器3、チャージポンプ4、ループフィルタ5、VCO
6、1/M分周器2で構成されるPLLは、一般的なも
のである。このPLLでは、1/N分周器1より得られ
る基準クロックの周波数のN分の1の周波数と1/M分
周器2により得られるVCO6の発振周波数のM分の1
の周波数が等しくなるように動作する。即ち、基準クロ
ックの周波数とVCO6の周波数の関係は前記式1のよ
うになる。
【0020】前に述べた磁気記録再生装置の周波数の切
り換えにかかる時間は、磁気記録再生装置の速度性能を
左右するものであるからできるだけ短くする必要があ
る。上記の構成でシンセサイザの周波数を切り換えた場
合には、PLLが安定するまでの時間は、PLLの伝達
特性によって決まる。この伝達特性を決定づける主な要
因がMおよびNの値である。これらMおよびNの値が大
きいほど応答が遅い伝達特性となる。
【0021】このため、この実施の形態では、PLLの
応答時間がNの値によって左右されることに着目するも
のである。PLLの応答時間は、そのPLLの伝達特性
によって決まる。その伝達特性は、PLLを構成する周
波数比較器3、チャージポンプ4、ループフィルタ5、
VCO6の各利得および周波数比較器3に入力される周
波数から求めることができる。しかしながら、周波数比
較器3に入力される周波数によって、最適な伝達特性は
ほぼ決まってしまうため、この周波数が高ければPLL
の収束時間は速くなり、周波数が低ければ収束時間は遅
くなる。即ち、周波数比較器3に入力される周波数を決
めているNの値が大きい程遅く、Nの値が小さい程収束
時間は速くなる。
【0022】そこで、シンセサイザの出力が使用されな
いIモードの時には、WモードとRモードのNの値を比
較器15で比較し、値の大きいモードのMとNを1/N
分周器1と1/M分周器2に設定しておく。こうするこ
とで、値の大きいモードへの切り換え時間を無視するこ
とができる。このことはPLLの収束時間の遅いモード
への切り換え時間を無視することができるということを
意味する。
【0023】b)Mレジスタの比較を行う場合の説明 図3はMレジスタの比較を行う周波数切換装置の説明図
である。図3において、周波数を切り換えるシンセサイ
ザ回路には、1/N分周器1、1/M分周器2、周波数
比較器(位相比較器)3、チャージポンプ4、ループフ
ィルタ5、VCO(電圧制御発振器)6、レジスタ7、
8、9、10、選択器13、14、比較器15が設けて
ある。
【0024】1/N分周器1は、基準クロックの周波数
を1/Nに分周するものである。1/M分周器2は、V
CO6の周波数を1/Mに分周するものである。周波数
比較器3は、1/N分周器1と1/M分周器2の周波数
を比較し周波数の差に応じた出力を行うものである。チ
ャージポンプ4は、周波数比較器3の出力に応じた電流
を出力するものである。ループフィルタ5は、チャージ
ポンプ4からの高周波成分を除去するものである。VC
O6は、制御電圧によって発振周波数が変化する発振器
である。レジスタ7、8、9、10は、1/N分周器1
と1/M分周器2のNとMの値を設定しておくものであ
る。選択器13は、動作モードと比較器15の出力によ
りレジスタ(NレジスタW)7とレジスタ(Nレジスタ
R)9のいずれかを選択するものである。選択器14
は、動作モードと比較器15の出力によりレジスタ(M
レジスタW)8とレジスタ(MレジスタR)10のいず
れかを選択するものである。比較器15は、Mレジスタ
W8とMレジスタR10の値を比較するものである。
【0025】〔動作説明〕1/N分周器1、周波数比較
器3、チャージポンプ4、ループフィルタ5、VCO
6、1/M分周器2で一般的なPLLを構成している。
このPLLでは、1/N分周器1より得られる基準クロ
ックの周波数のN分の1の周波数と1/M分周器2によ
り得られるVCO6の発振周波数のM分の1の周波数が
等しくなるように動作する。即ち、基準クロックの周波
数とVCO6の周波数の関係は前記式1のようになる。
【0026】前に述べた磁気記録再生装置の周波数の切
り換えにかかる時間は、磁気記録再生装置の速度性能を
左右するものであるからできるだけ短くする必要があ
る。上記の構成でシンセサイザの周波数を切り換えた場
合には、PLLが安定するまでの時間は、PLLの伝達
特性によって決まる。この伝達特性を決定づける主な要
因がMおよびNの値である。これらMおよびNの値が大
きいほど応答が遅い伝達特性となる。
【0027】このため、この実施の形態では、PLLの
応答時間がMの値によって左右されることに着目するも
のである。PLLの応答時間は、そのPLLの伝達特性
によって決まる。その伝達特性は、PLLを構成する周
波数比較器3、チャージポンプ4、ループフィルタ5、
VCO6の各利得および周波数比較器3に入力される周
波数から求めることができる。しかしながら、周波数比
較器3に入力される周波数によって、最適な伝達特性は
ほぼ決まってしまうため、この周波数が高ければPLL
の収束時間は速くなり、周波数が低ければ収束時間は遅
くなる。即ち、周波数比較器3に入力される周波数を決
めているMの値が大きい程遅く、Mの値が小さい程収束
時間は速くなる。
【0028】そこで、シンセサイザの出力が使用されな
いIモードの時には、WモードとRモードのMの値を比
較器15で比較し、値の大きいモードのMとNを1/N
分周器1と1/M分周器2に設定しておく。こうするこ
とで、値の大きいモードへの切り換え時間を無視するこ
とができる。このことはPLLの収束時間の遅いモード
への切り換え時間を無視することができるということを
意味する。
【0029】(2):動作モード遷移の説明 図4は動作モード遷移の説明図である。図4において、
前記図2、図3の動作モード遷移の説明であり、上位装
置は、待機(Iモード)→Rモード→待機(Iモード)
→Wモード→待機(Iモード)と遷移するものとする。
【0030】a)Nレジスタの比較を行う場合の説明 一方、図2のシンセサイザは、上位装置からの動作モー
ドが待機(Iモード)の時、選択器13により比較器1
5で比較したWモードとRモードのN(NレジスタW7
とR9)の値の内、大きいモードのNとMを1/N分周
器1と1/M分周器2に設定しておく。ここで仮にNレ
ジスタW7の値よりNレジスタR9の値の方が大きいと
すると、上位装置が待機モードの時にはシンセサイザは
NレジスタR9とMレジスタR10の値を用いてRモー
ドの周波数に設定する。
【0031】こうすることで、図6の従来技術のモード
遷移の中に存在したWモードからRモードへの遅いPL
Lの収束(安定)時間を無視することができる。即ち、
値の大きいモードへの切り換えは既に切り換わっている
ため、その時間を無視できる。また、RモードからWモ
ードへの切り換えの場合は、M、Nの小さい方への切り
換えであるためPLLの収束時間T2となり、短時間で
行うことができる。なお、NレジスタW9の値よりNレ
ジスタR7の値の方が大きかった場合には逆が成り立
つ。
【0032】このように、シンセサイザは、上位装置か
らの切換指示の前の待機(Iモード)の時にRモードと
なるため上位装置のRモードへの切り換えのPLLの安
定時間は無視することができる。また、Wモードへの切
り換えは、切換指示後のPLL安定時間T2後に上位装
置はWモードに切り換わり、待機(Iモード)となると
直ぐRモードとなる。
【0033】b)Mレジスタの比較を行う場合の説明 図3のシンセサイザは、上位装置からの動作モードが待
機(Iモード)の時、選択器14により比較器15で比
較したWモードとRモードのM(MレジスタW8とR1
0)の値の内、大きいモードのNとMを1/N分周器1
と1/M分周器2に設定しておく。ここで仮にMレジス
タW8の値よりMレジスタR10の値の方が大きいとす
ると、上位装置が待機モードの時にはシンセサイザは、
NレジスタR9とMレジスタR10の値を用いてRモー
ドの周波数に設定する。
【0034】こうすることで、図6の従来技術のモード
遷移の中に存在したWモードからRモードへの遅いPL
Lの収束(安定)時間を無視することができる。即ち、
値の大きいモードへの切り換えは既に切り換わっている
ため、その時間を無視できる。また、RモードからWモ
ードへの切り換えの場合は、M、Nの小さい方への切り
換えであるためPLLの収束時間T2となり、短時間で
行うことができる。なお、MレジスタW10の値よりM
レジスタR8の値の方が大きかった場合には逆が成り立
つ。
【0035】このように、シンセサイザは、上位装置か
らの切換指示の前の待機(Iモード)の時にRモードと
なるため上位装置のRモードへの切り換えのPLLの安
定時間は無視することができる。また、Wモードへの切
り換えは、切換指示後のPLL安定時間T2後に上位装
置はWモードに切り換わり、待機(Iモード)となると
直ぐRモードとなる。
【0036】以上実施の形態で述べたように、シンセサ
イザの出力が上位装置に使われていないときの周波数を
的確に設定して、周波数の切り換え時間を短縮すること
ができる。また、これにより、本シンセサイザ(周波数
切換装置)を使用する上位装置の速度性能を改善するこ
とができる。
【0037】なお、前記実施の形態では、2つの周波数
間の切り換えを行ったが、3つ以上であっても同様に適
用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1):基準周波数を1/Nに分周する1/N分周手段
とPLL回路の出力周波数を1/Mに分周する1/M分
周手段の出力の周波数を周波数比較手段で比較するPL
L回路を用い、前記Nと前記Mの値の設定を変更して出
力周波数を切り換える周波数切換装置であって、前記P
LL回路が待機状態の間は、前記Nの値の大きい方の周
波数に設定しておくため、Nの値の大きいモードへの切
り換え時間を無視することができ、本周波数切換装置を
使用する上位装置の速度性能を改善することができる。
【0039】(2):基準周波数を1/Nに分周する1
/N分周手段とPLL回路の出力周波数を1/Mに分周
する1/M分周手段の出力の周波数を周波数比較手段で
比較するPLL回路を用い、前記Nと前記Mの値の設定
を変更して出力周波数を切り換える周波数切換装置であ
って、前記PLL回路が待機状態の間は、前記Mの値の
大きい方の周波数に設定しておくため、Mの値の大きい
モードへの切り換え時間を無視することができ、本周波
数切換装置を使用する上位装置の速度性能を改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態におけるNレジスタの比較を行う周
波数切換装置の説明図である。
【図3】実施の形態におけるMレジスタの比較を行う周
波数切換装置の説明図である。
【図4】実施の形態における動作モード遷移の説明図で
ある。
【図5】従来例の周波数切換装置の説明図である。
【図6】従来例の動作モード遷移の説明図である。
【符号の説明】
1a 1/N分周手段 2a 1/M分周手段 3a 周波数比較手段 6a 電圧制御発振器(VCO) 20 設定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準周波数を1/Nに分周する1/N分周
    手段と、 PLL回路の出力周波数を1/Mに分周する1/M分周
    手段と、 前記1/N分周手段と前記1/M分周手段の出力の周波
    数を比較する周波数比較手段とを備えたPLL回路を用
    い、前記Nと前記Mの値の設定を変更して前記PLL回
    路の出力周波数を切り換える周波数切換装置であって、 前記PLL回路が待機状態の間は、前記Nの値の大きい
    方の周波数に設定しておくことを特徴とした周波数切換
    装置。
  2. 【請求項2】基準周波数を1/Nに分周する1/N分周
    手段と、 PLL回路の出力周波数を1/Mに分周する1/M分周
    手段と、 前記1/N分周手段と前記1/M分周手段の出力の周波
    数を比較する周波数比較手段とを備えたPLL回路を用
    い、前記Nと前記Mの値の設定を変更して前記PLL回
    路の出力周波数を切り換える周波数切換装置であって、 前記PLL回路が待機状態の間は、前記Mの値の大きい
    方の周波数に設定しておくことを特徴とした周波数切換
    装置。
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Cited By (4)

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