JP2000068739A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JP2000068739A
JP2000068739A JP10230864A JP23086498A JP2000068739A JP 2000068739 A JP2000068739 A JP 2000068739A JP 10230864 A JP10230864 A JP 10230864A JP 23086498 A JP23086498 A JP 23086498A JP 2000068739 A JP2000068739 A JP 2000068739A
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JP
Japan
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oscillation
circuit
frequency
emitter
varactor diode
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JP10230864A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Ichinose
喜彦 一瀬
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エミッタバイアス抵抗39による発振信号の
損失を押さえて発振信号のC/Nを高める。 【解決手段】 ベースまたはコレクタが高周波的に接地
された発振トランジスタ1と、発振トランジスタ1のエ
ミッタと接地間に設けられ、エミッタにバイアス電圧を
与えるエミッタバイアス抵抗9とを備え、エミッタバイ
アス抵抗9に直列に並列共振回路10を接続し、並列共
振回路10の共振周波数をほぼ発振周波数に一致させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発振回路に関し、特
に、発振信号のC/Nが優れた発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の発振回路を図4に示す。この発振
回路は、コレクタ接地型の発振回路であり、電源電圧
(E)が印加された発振トランジスタ31のコレクタは
直流阻止コンデンサ32によって高周波的に接地され、
ベースとエミッタとの間、および、エミッタとグランド
との間にはそれぞれ帰還コンデンサ33、34が接続さ
れる。そして、ベースとグランドとの間にリアクタンス
回路35が接続される。リアクタンス回路35は、直列
に接続された帰還コンデンサ33、34に対して並列に
接続され、発振周波数においては等価的にインダクタン
ス素子として働く。
【0003】リアクタンス回路35は、クラップコンデ
ンサ36、インダクタンス素子であるコイル37、コイ
ル37に並列接続されたコンデンサ38からなる。そし
て、リアクタンス回路35の等価的なインダクタンス
と、直列接続された帰還コンデンサ33、34の直列容
量とによる並列共振周波数によって発振周波数が決定さ
れる。
【0004】また、発振トランジスタ31のエミッタと
グランドとの間には抵抗39が接続され、ベースとグラ
ンドとの間には抵抗40がそれぞれ接続される。また、
ベースには抵抗41を介して電源電圧(E)が供給され
る。抵抗39は、エミッタにバイアス電圧を与えるため
のエミッタバイアス抵抗となり、抵抗40、41は、ベ
ースにバイアス電圧を与えるためのベースバイアス抵抗
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の発振回路は一般
的な構成を有しているので広く使用されるが、発振周波
数を決定する素子ともなる帰還コンデンサ34に並列に
エミッタバイアス抵抗39が接続されているので、発振
信号がこのエミッタバイアス抵抗39にも流れる。その
ため、エミッタバイアス抵抗39によって発振信号の損
失が発生する。その結果、発振信号のC/Nが悪くなる
という欠点を有している。
【0006】そこで、本発明は、このような、エミッタ
バイアス抵抗39による発振信号の損失を押さえて発振
信号のC/Nを高めることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の発振回路は、ベースまたはコレクタが高周
波的に接地された発振トランジスタと、前記発振トラン
ジスタのエミッタと接地間に設けられ、前記エミッタに
バイアス電圧を与えるエミッタバイアス抵抗とを備え、
前記エミッタバイアス抵抗に直列に並列共振回路を接続
し、前記並列共振回路の共振周波数をほぼ発振周波数に
一致させた。
【0008】また、本発明の発振回路は、前記発振周波
数を変化し得るようにし、前記発振周波数の変化に対応
して前記並列共振回路の共振周波数を変化させるように
した。
【0009】また、本発明の発振回路は、前記発振周波
数を変化させるための第一のバラクタダイオードを設
け、前記並列共振回路には第二のバラクタダイオードを
備え、前記第一のバラクタダイオードと前記第二のバラ
クタダイオードとに制御電圧を供給し、前記制御電圧を
変化させるようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の発振回路を図1乃至図4
に従って説明する。ここで、図1および図2は本発明の
発振回路を示し、図3は図2に示す発振回路の発振周波
数と共振回路の共振周波数との関係を示す。
【0011】先ず、図1にに示す発振回路は、コレクタ
接地型の発振回路であり、電源電圧(E)が印加された
発振トランジスタ1のコレクタは直流阻止コンデンサ2
によって高周波的に接地され、ベースとエミッタとの
間、および、エミッタとグランドとの間にはそれぞれ帰
還コンデンサ3、4が接続される。そして、ベースとグ
ランドとの間にリアクタンス回路5が接続される。リア
クタンス回路5は、直列に接続された帰還コンデンサ
3、4に対して並列に接続され、発振周波数においては
等価的にインダクタンス素子として働く。
【0012】リアクタンス回路5は、クラップコンデン
サ6、インダクタンス素子であるコイル7、コイル7に
並列接続されたコンデンサ8からなる。そして、リアク
タンス回路5の等価的なインダクタンスと、直列接続さ
れた帰還コンデンサ3、4の直列容量とによる並列共振
周波数によって発振周波数が決定される。
【0013】また、発振トランジスタ1のエミッタとグ
ランドとの間には抵抗9と、この抵抗に直列接続された
並列共振回路10とが接続される。並列共振回路10
は、インダクタンス素子であるコイル11とコンデンサ
12とが並列接続されて構成される。従って、発振トラ
ンジスタ1のエミッタは抵抗9、コイル11によって直
流的にグランドに接続される。また、並列共振回路10
の共振周波数はほぼ発振周波数に一致するようにコイル
11のインダクタンスの値とコンデンサ12の容量の値
とが決められている。
【0014】また、発振トランジスタ1のベースとグラ
ンドとの間には抵抗13が接続され、ベースには抵抗1
4を介して電源電圧(E)が供給される。抵抗9は、エ
ミッタにバイアス電圧を与えるためのエミッタバイアス
抵抗となり、抵抗13、14は、ベースにバイアス電圧
を与えるためのベースバイアス抵抗となっている。これ
らのバイアス抵抗9、13、14によって発振トランジ
スタ1に直流的な動作点が与えられる。
【0015】図1に示す発振回路においては、発振トラ
ンジスタ1のエミッタとグランドとの間に接続された帰
還コンデンサ4に現れる発振信号は、直列接続されたエ
ミッタバイアス抵抗9と並列共振回路10にも加わるこ
とになるが、並列共振回路10の共振周波数がほぼ発振
周波数に一致しているので、発振信号によってはエミッ
タバイアス抵抗に電流が流れない。エミッタバイアス抵
抗9においては発振周波数での損失が発生しない。この
結果、発振信号のC/Nが向上する。
【0016】図2は本発明の発振回路の他の実施の形態
を示す。この発振回路は、発振周波数を変化し得るよう
にした電圧制御発振回路であり、そのために、図1に示
す発振回路におけるリアクタンス回路5と並列共振回路
10とにそれぞれバラクタダイオードを用いている。即
ち、リアクタンス回路5はクラップコンデンサ21とイ
ンダクタンス素子であるコイル22と周波数補正コンデ
ンサ23と第一のバラクタダイオード24とを有してい
る。周波数補正コンデンサ23と第一のバラクタダイオ
ード24は直列に接続され、この直列接続された周波数
補正コンデンサ23と第一のバラクタダイオード24に
対してコイル22が並列に接続される。
【0017】一方、並列共振回路10は、インダクタン
ス素子であるコイル25と周波数補正コンデンサ26と
第二のバラクタダイオード27とを有している。そし
て、周波数補正コンデンサ26に第二のバラクタダイオ
ード27が直列に接続され、直列接続された周波数補正
コンデンサ26と第二のバラクタダイオード27に対し
てコイル25が並列に接続されている。そして、第一の
バラクタダイオード24のアノードと第二のバラクタダ
イオード27のアノードがグランドに接地され、チョー
クコイル28、29によって第一および第二のバラクタ
イオード24、27のカソードに制御電圧Vが印加され
る。
【0018】制御電圧を変えることによって第一のバラ
クタダイオード24の容量が変わり、発振周波数が変わ
る。また、並列共振回路10の共振周波数も第二のバラ
クタダイオード27の容量が変わることで変わる。ここ
で、発振周波数と並列共振回路10の共振周波数とは、
図3に示すように、周波数を変えても、常にほぼ同じに
なるように設定される。そのために、周波数補正コンデ
ンサ23、26の容量値、あるいはコイル22、25の
インダクタンスの値が適宜に設定される。なお、リアク
タンス回路5、並列共振回路10の構成は、図2に示し
たものに限らず、種々変形した回路を用いることができ
る。
【0019】以上のように、並列共振回路10の共振周
波数を、発振周波数の変化に対応して常にほぼ同じ周波
数となるようにすることによって、任意の発振周波数に
おけるC/Nを向上させることが可能となる。そして、
発振周波数を変えるための第一のバラクタダイオード2
4と並列共振回路10の共振周波数を変えるための第二
のバラクタダイオード27とに制御電圧を印加して第一
および第二のバラクタダイオード24、27との容量値
を同時に変えるので、C/Nのよい発振信号が常に得ら
れる。
【0020】なお、以上までの説明では、コレクタ接地
型の発振回路について説明したが、ベース接地型の発振
回路で構成しても同じ効果を奏することはいうまでもな
い。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の発振回路は、ベ
ースまたはコレクタが高周波的に接地された発振トラン
ジスタと、発振トランジスタのエミッタと接地間に設け
られ、エミッタにバイアス電圧を与えるエミッタバイア
ス抵抗とを備え、エミッタバイアス抵抗に直列に、並列
共振回路を接続し、並列共振回路の共振周波数をほぼ発
振周波数に一致させたので、エミッタバイアス抵抗には
発振信号による電流が流れない。従って、エミッタバイ
アス抵抗においては発振周波数での損失が発生しない。
この結果、発振信号のC/Nが向上する。
【0022】また、本発明の発振回路は、発振周波数を
変化し得るようにし、発振周波数の変化に対応して並列
共振回路の共振周波数を変化させるようにしたので、任
意の発振周波数で常にC/Nの良好な発振信号が得られ
る。
【0023】また、本発明の発振回路は、発振周波数を
変化させるための第一のバラクタダイオードを設け、並
列共振回路には第二のバラクタダイオードを備え、第一
のバラクタダイオードと第二のバラクタダイオードとに
制御電圧を供給し、制御電圧を変化させるようにしたの
で、発振周波数を変えても常に並列共振回路の共振周波
数を発振周波数にほぼ一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発振回路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の発振回路の構成を示す回路図である。
【図3】図2に示す発振回路における発振周波数と並列
共振周波数との関係を示す図である。
【図4】従来の発振回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 発振トランジスタ 2 直流阻止コンデンサ 3、4 帰還コンデンサ 5 リアクタンス回路 6 クラップコンデンサ 7 コイル 8 コンデンサ 9 エミッタバイアス抵抗 10 並列共振回路 11 コイル 12 コンデンサ 13、14 ベースバイアス抵抗 21 クラップコンデンサ 22 コイル 23 周波数補正コンデンサ 24 第一のバラクタダイオード 25 コイル 26 周波数補正コンデンサ 27 第二のバラクタダイオード 28、29 チョークコイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースまたはコレクタが高周波的に接地
    された発振トランジスタと、前記発振トランジスタのエ
    ミッタと接地間に設けられ、前記エミッタにバイアス電
    圧を与えるエミッタバイアス抵抗とを備え、前記エミッ
    タバイアス抵抗に直列に並列共振回路を接続し、前記並
    列共振回路の共振周波数をほぼ発振周波数に一致させた
    ことを特徴とする発振回路。
  2. 【請求項2】 前記発振周波数を変化し得るようにし、
    前記発振周波数の変化に対応して前記並列共振回路の共
    振周波数を変化させるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の発振回路。
  3. 【請求項3】 前記発振周波数を変化させるための第一
    のバラクタダイオードを設け、前記並列共振回路には第
    二のバラクタダイオードを備え、前記第一のバラクタダ
    イオードと前記第二のバラクタダイオードとに制御電圧
    を供給し、前記制御電圧を変化させるようにしたことを
    特徴とする請求項2記載の発振回路。
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