JP2000068459A - 半導体集積回路のトリミング方法およびトリミングを行う半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路のトリミング方法およびトリミングを行う半導体集積回路

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JP2000068459A
JP2000068459A JP10237762A JP23776298A JP2000068459A JP 2000068459 A JP2000068459 A JP 2000068459A JP 10237762 A JP10237762 A JP 10237762A JP 23776298 A JP23776298 A JP 23776298A JP 2000068459 A JP2000068459 A JP 2000068459A
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直樹 福永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ツェナーザップ方式のトリミングを行う際の
精度を高め、信頼性を改善する。 【解決手段】 半導体集積回路21の負荷回路34への
出力電流Ioは、ツェナーザップ方式のトリミングで、
所定値に調整される。抵抗41,42,43にそれぞれ
並列に接続されるツェナーダイオード51,52,53
を、接触バッド61,62,63,64にテストプロー
ブ11,12,13,14の針先を接触させて、選択的
に短絡させることによって、出力電流Ioの調整を行う
ことができる。テストプローブ11,12,13,14
の針先の接触抵抗r1,r2,r3,r4が大きいとき
は、トリミングの前後の特性の計測値の差が大きくな
り、ウエハテストの結果は不良と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路を
ウエハプロセスを経て製造した後、電気的特性を調整す
るための半導体集積回路のトリミング方法、およびトリ
ミングを行う半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(以下、「IC」と略称
することもある)では、多くの半導体回路素子を1枚の
半導体ウエハ上に同時に形成しているけれども、ウエハ
プロセスだけでは所望の電気的特性が得られない場合が
ある。各種リニアIC、レギュレータ用IC、赤外線デ
ータ通信用ICあるいはリモコン用ICなどでは、ウエ
ハプロセスの後のウエハテスト工程で、半導体集積回路
としての電気的特性を調整するトリミングが行われてい
る。一般的なトリミング方法としては、たとえば特開平
5−232151に示されているようなツェナーダイオ
ードのザップによる方法と、メタル配線を溶断あるいは
レーザーカットによる方法とが行われている。ツェナー
ザップ方式と呼ばれるツェナーダイオードのザップによ
る方法は、特開平5−265584などにも開示されて
おり、レーザーカット方式よりも簡単な設備でかつ迅速
なトリミングが可能となる。
【0003】図7は、ウエハテスト工程でツェナーザッ
プ方式のトリミングを行う対象となる回路の一例を示
す。この回路は、PNPトランジスタQ1およびQ2で
カレントミラー回路を構成し、負荷回路Aに出力電流I
oを供給する。PNPトランジスタQ1のエミッタには
抵抗値が2kΩの抵抗Rが接続される。PNPトランジ
スタQ2のエミッタには、抵抗値が1kΩ、2kΩ、4
kΩの抵抗R1,R2,R3が直列に接続される。PN
PトランジスタQ1,Q2のベースは共通に接続され、
さらにPNPトランジスタQ1のコレクタに接続され
る。PNPトランジスタQ2のコレクタからは、出力電
流Ioが負荷Aに供給される。抵抗R1,R2,R3に
は、並列にザップ用のツェナーダイオードZ1,Z2,
Z3がそれぞれ接続される。抵抗R1とツェナーダイオ
ードZ1のカソード側との接続点には、テストプローブ
用の接触パッドP1が設けられる。抵抗R1およびR2
の接続点で、かつツェナーダイオードZ1のアノード側
とツェナーダイオードZ2のカソード側との共通接続点
には、テストプローブ用の接触パッドP2が接続され
る。抵抗R2と抵抗R3の接続点で、かつツェナーダイ
オードZ2のアノード側とツェナーダイオードZ3のカ
ソード側との共通接続点には、テストプローブの接続用
の接触パッドP3が接続される。抵抗R3とPNPトラ
ンジスタQ2のエミッタとの接続点には、さらにツェナ
ーダイオードZ3のアノード側が共通に接続され、さら
にテストプローブの接続用の接触パッドP4も接続され
る。
【0004】接触パッドP1,P2,P3,P4には、
接触抵抗r1,r2,r3,r4でテストプローブの針
先がそれぞれ接触する。各テストプローブは、試験装置
T内のスイッチSW1,SW2,SW3に接続される。
スイッチSW1,SW2,SW3は、ツェナーダイオー
ドZ1,Z2,Z3にそれぞれ並列に接続される。
【0005】ツェナーザップ方式のトリミングでは、ス
イッチSW1,SW2,SW3のONとOFFとの組合
せに対して、所望の出力電流Ioが得られるか否かを判
断し、所望のIoが得られるスイッチSW1,SW2,
SW3のON/OFFの組合せに従ってツェナーダイオ
ードZ1,Z2,Z3を個別的に短絡させるザップ処理
を行う。ツェナーダイオードZ1,Z2,Z3は、カソ
ード・アノード間の逆方向電圧がツェナー電圧より小さ
い範囲で電気的な抵抗値が高く、スイッチSW1,SW
2,SW3のOFF状態に相当する。ザップ用のツェナ
ーダイオードZ1,Z2,Z3に大電流を流すと、ツェ
ナーダイオードZ1,Z2,Z3の抵抗値を数Ωに下げ
ることができ、抵抗R1,R2,R3の両端間を短絡に
近いSW1,SW2,SW3のON状態にすることがで
きる。ただし、1回ザップ処理を行った後では、ツェナ
ーダイオードZ1,Z2,Z3の抵抗値が元に戻らなく
なるので、実際にツェナーダイオードZ1,Z2,Z3
のザップ処理を行う前に、スイッチSW1,SW2,S
W3のON/OFFの組合せで最適な出力電流Ioが得
られる状態を求めておき、実際にツェナーダイオードZ
1,Z2,Z3を選択的に短絡させて、スイッチSW
1,SW2,SW3によって得られた状態を再現させ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すようなツェ
ナーダイオードZ1,Z2,Z3を短絡させる際には、
テストプローブと接触パッドとを通じて数100mA以
上の大電流を流す必要がある。このため、テストプロー
ブの接触抵抗r1,r2,r3,r4が大きいと、テス
トプローブの針先に大電流が集中してテストプローブの
針先が損傷劣化する問題がある。また、トリミングを行
う前に、抵抗R1,R2,R3のうちのどの抵抗をトリ
ミングするかを、試験装置T内のスイッチSW1,SW
2,SW3のON/OFFを組合せて、出力電流Ioが
最も適切な値になるように選択するけれども、接触抵抗
r1,r2,r3,r4の値が大きくなると、正しく選
択することができない問題も生じる。さらに、トリミン
グを行った後のツェナーダイオードZ1,Z2,Z3の
残留抵抗は数Ωとなるけれども、トリミングする際にテ
ストプローブ針の接触抵抗r1,r2,r3,r4が大
きいと、ツェナーダイオードZ1,Z2,Z3に充分な
電流を流すことができないので、ツェナーダイオードZ
1,Z2,Z3の残留抵抗もさらに大きくなる。ツェナ
ーダイオードZ1,Z2,Z3の残留抵抗が大きいとき
には、半導体集積回路として使用中の経年変化での残留
抵抗の増加も大きくなり、出力電流Ioが変化するとい
う信頼性上の問題も生じる。さらに、トリミングを行う
際にはツェナーダイオードZ1,Z2,Z3に数100
mAと大きな電流を流すので、IC内の他の素子に対し
て、誤動作の原因となる悪影響を与える恐れもある。
【0007】本発明の目的は、ツェナーザップ方式のト
リミングを行って、電気的特性に優れた半導体集積回路
を確実に得ることができる半導体集積回路のトリミング
方法およびトリミングを行う半導体集積回路を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体集積回
路内に、回路素子に並列にツェナーダイオードを接続し
ておき、ツェナーダイオードの両端にテストプローブを
接続して、ツェナーダイオードを電気的に短絡させるト
リミングのためのテストを行い、テスト結果に従ってツ
ェナーザップ方式のトリミングを行うウエハテストでの
半導体集積回路のトリミング方法において、テストプロ
ーブを接続した状態での接触抵抗の影響を、テスト時の
半導体集積回路の電気的特性と、トリミング後の該半導
体集積回路の電気的特性とを測定して比較し、測定値の
差が予め設定される基準値以上となるとき、トリミング
が正常に行われないと判定し、テスト結果を不良とする
ことを特徴とする半導体集積回路のトリミング方法であ
る。
【0009】本発明に従えば、半導体集積回路のウエハ
テストとして、ツェナーザップ方式のトリミングを行う
ツェナーダイオードの両端に接続するテストプローブの
接触抵抗の影響を、半導体集積回路の電気的特性として
計測しておく。トリミング後に得られる電気的特性の測
定値を電気的特性の計測値と比較し、差が予め設定され
る基準値以上となるとき、トリミングが正常に行われな
いと判定してテスト結果を不良とする。テストプローブ
の接触抵抗が大きくなると、測定値と特性の計測値との
差が大きくなるので、テストプローブの接触抵抗の増大
を容易に判別し、テストプローブの接触抵抗が大きいこ
とによるトリミングの不具合を除去することができる。
【0010】さらに本発明は、半導体集積回路内に、回
路素子に並列にツェナーダイオードを接続しておき、ツ
ェナーダイオードの両端にテストプローブを接続して、
ツェナーダイオードを電気的に短絡させるトリミングの
ためのテストを行い、テスト結果に従ってツェナーザッ
プ方式のトリミングを行うウエハテストでの半導体集積
回路のトリミング方法において、テストプローブで、半
導体集積回路内の予め定める複数の回路素子の特性を計
測し、各プローブについての計測値の比を、該回路素子
の特性値の比と比較し、計測値の比と特性値の比との差
が予め設定される基準値以上となるとき、トリミングが
正常に行われないと判定し、テスト結果を不良とするこ
とを特徴とする半導体集積回路のトリミング方法であ
る。
【0011】本発明に従えば、半導体集積回路内の予め
定める複数の回路素子の特性をテストプローブを用いて
計測し、各プローブについての計測値の比を、回路素子
の特性値の比と比較して、計測値の比と特性値の比との
差が予め設定される基準値以上となると、トリミングが
正常に行われていないと判定する。プローブの接触抵抗
が小さければ、計測値の比と特性値の比とは殆ど等しく
なり、大きな差は生じない。差が大きいときには、接触
抵抗が大きくなっていると判断することができ、テスト
プローブの接触抵抗が大きいことによるトリミングの不
具合を除去することができる。
【0012】また本発明は、前記回路素子を、予めメタ
ル配線で短絡させておき、短絡状態でテストプローブの
前記測定を行い、測定後に該メタル配線を除去すること
を特徴とする。
【0013】本発明に従えば、テストプローブの接触抵
抗の測定を、回路素子をメタル配線で短絡させた状態で
行うので、回路素子に比較して接触抵抗の方が小さくて
も、高精度で接触抵抗の評価を行うことができる。
【0014】また本発明で前記半導体集積回路は、一度
トリミングを行った後で、再度トリミングを行うことが
可能なように構成され、一度トリミングを行った後の電
気的特性が不良と判断されるときに、再度トリミングを
行うことを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、半導体集積回路は、一度
トリミングを行った後で再度トリミングを行うことが可
能なように構成され、一度トリミングを行った後の電気
的特性が不良のときに再度トリミングを行うので、半導
体集積回路としての電気的特性のバラツキを小さくする
ことができる。
【0016】さらに本発明は、電気的特性の調整のため
に、ツェナーザップ方式のトリミングを行う半導体集積
回路において、トリミングの対象となる回路素子が、複
数の回路素子の並列接続で構成されることを特徴とする
トリミングを行う半導体集積回路である。
【0017】本発明に従えば、ツェナーザップ方式のト
リミングを行う対象となる回路素子が、複数の回路素子
の並列接続で構成されるので、ツェナーダイオードに大
きな電流を流して短絡させる際に、回路素子への影響を
低減し、大電流による損傷を防止することができる。
【0018】さらに本発明は、電気的特性の調整のため
に、ツェナーザップ方式のトリミングを行う半導体集積
回路において、トリミングの対象となる回路素子に対し
て、直列に接続され、メタル配線によって短絡される再
トリミング用回路素子を備えることを特徴とするトリミ
ングを行う半導体集積回路である。
【0019】本発明に従えば、トリミングの対象となる
回路素子に対して、メタル配線によって短絡される再ト
リミング用回路素子が直列に接続されているので、一度
のトリミングを行って回路素子をツェナーダイオードで
短絡させても、メタル配線を除去すれば、再トリミング
用回路素子を有効に接続して、一度目のトリミングで短
絡状態になる再度のトリミングで、改めて挿入すること
ができる。
【0020】さらに本発明は、電気的特性の調整のため
に、ツェナーザップ方式のトリミングを行う半導体集積
回路において、トリミングの対象となる回路素子に対し
て、並列に接続され、ザップ用ツェナーダイオードが直
列に接続される再トリミング用回路素子を備えることを
特徴とするトリミングを行う半導体集積回路である。
【0021】本発明に従えば、トリミングの対象となる
回路素子に対して、ザップ用ツェナーダイオードが直列
に接続される再トリミング用回路素子が並列に接続され
ているのでザップ用ツェナーダイオードを短絡させれ
ば、再トリミング用回路素子を有効に挿入して、半導体
集積回路としての再トリミングによる電気的特性の調整
を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ウエハテストを行う状態を示す。試験装置10は、複数
のテストプローブ11,12,13,14,15,16
で、半導体ウエハ20の半導体集積回路21に対するウ
エハテストを行うことができる。試験装置10内には、
ウエハテストを自動的に行うために制御を行う制御回路
22、およびトリミングを行うための電流を供給する電
源23も含まれる。半導体集積回路21内には、PNP
トランジスタ31,32によるカレントミラー回路が構
成され、PNPトランジスタ31,32のベースおよび
PNPトランジスタ31のコレクタは共通接続されてい
る。PNPトランジスタ31のエミッタと正電源Vcc
との間には、抵抗値R=2kΩの抵抗33が接続され
る。PNPトランジスタ32のコレクタと接地GNDと
の間には負荷回路34が接続される。PNPトランジス
タ32のエミッタと正電源Vccとの間には、抵抗値R
1=1kΩ,R2=2kΩ,R3=4kΩの抵抗41,
42,43が直列に接続される。各抵抗41,42,4
3には、ザップ用のツェナーダイオード51,52,5
3がそれぞれ並列に接続される。半導体集積回路21に
は、正電源Vcc接続用に接触パッド60が設けられ、
さらにツェナーダイオード51,52,53の両端に接
続される接触パッド61,62,63,64が設けら
れ、接地GND側の接続パッド70も設けられる。試験
装置10と半導体集積回路21の接触パッド61,6
2,63,64との間は、複数のテストプローブ11,
12,13,14で電気的に接続される。半導体集積回
路21を動作させるための電力供給は、試験装置10と
半導体集積回路21の接続パッド60,70との間を、
テストプローブ15,16でそれぞれ接続して行われ
る。
【0023】試験装置10による半導体集積回路21の
トリミングは、負荷34に所定の出力電流Ioを供給す
るために行われる。
【0024】出力電流Ioは、カレントミラー回路を構
成する一方のPNPトランジスタ31のコレクタ電流I
1 や、PNPトランジスタ31,32間の特性のバラツ
キなどによって変化する。この変化を補って、所望の出
力電流Ioを得るため、カレントミラー回路の他方のP
NPトランジスタ32のエミッタと正電源Vccとの間の
抵抗41,42,43を組合わせて合成する。実際にツ
ェナーダイオード51,52,53を短絡させる前に、
試験装置10内のスイッチ71,72,73のON/O
FFの組合わせを変えて、出力電流Ioの変化を計測
し、最適な計測値が得られるON/OFFの組合わせに
相当する状態となるように、ツェナーダイオード51,
52,53を選択的に短絡させて、トリミングを行う。
スイッチ71,72,73は、たとえばリレーを用いて
形成され、制御回路22から駆動して、接点のON/O
FF切換えが可能である。
【0025】図2は、図1の実施形態で、半導体集積回
路21を製造する全体的な製造工程を示す。ステップa
1から製造を開始し、ステップa2では半導体ウエハと
し20を製造するウエハプロセスを行う。ステップa3
では、テストプローブ11,12,13,14と接触パ
ッド61,62,63,64とを接触させる。スイッチ
71,72,73をON/OFFの全ての組合わせで開
閉し、負荷回路34の出力電流Ioなどの電気的特性の
計測値が最も理想的な値となるように、トリミングする
ツェナーダイオード51,52,53の組合わせを選
ぶ。次にステップa4で、選ばれたツェナーダイオード
51,52,53を選択的に短絡させるトリミングを行
う。このとき、テストプローブ11,12,13,14
の接触バッド61,62,63,64への接触抵抗r
1,r2,r3,r4が大きいほど、トリミングする前
とトリミングした後とにおける電気的特性の計測値の差
は大きくなる。この計測値の差をテストすることによっ
て、テストプローブ11,12,13,14の針先の接
触抵抗が大きいことによるトリミングの不具合を除去す
ることができる。
【0026】ステップa5では、テストプローブ11,
12,13,14の針先を接触パッド61,62,6
3,64から離し、半導体集積回路21についてステッ
プa3と同一の電気的特性を計測する。ステップa6で
は、ステップa3でのトリミング前の電気的特性の計測
値と、ステップa5でのトリミング後の電気的特性の計
測値との差が、予め設定される基準値よりも小さいか否
かを判定する。差が小さければ、ステップa7で、1つ
の半導体集積回路21についてのトリミング工程は終了
し、半導体ウエハ20上の他の半導体集積回路21につ
いてのトリミング工程に移る。ステップa6で、計測値
の差が基準値以上あると判定されるときは、トリミング
が正常に行われていないと判定し、テストを不良判定と
する。
【0027】なお、ステップa5で行うトリミング後の
電気的特性の計測以降は、ウエハテストの工程ではな
く、各半導体集積回路21を半導体ウエハ20から切離
した後で行うこともできる。最終的な製品により近い状
態で、信頼性のある計測を行うことができるからであ
る。また、計測する電気的特性としては、カレントミラ
ー回路から負荷回路34に供給される出力電流Ioばか
りではなく、バンドパスフィルタの中心周波数や定電圧
レギュレータの基準電圧等、半導体集積回路21の構成
に応じて、種々のものを対象とすることができる。
【0028】本実施形態のテスト方法では、トリミング
した後でテストプローブ11,12,13,14の良否
を判定するため、テストプローブ11,12,13,1
4の針先の接触抵抗が大きい場合、テストプローブ1
1,12,13,14の針先を損傷する可能性が大き
い。すなわち、テスト方法としての原理上、テストプロ
ーブ11,12,13,14の針先の接触抵抗不良が発
生したときには、必ずトリミング不良品が発生すること
になる。
【0029】図1の半導体集積回路21では、抵抗3
1,32,33の抵抗値の比が、R1:R2:R3=
1:2:4となっている。この比率のバラツキを、半導
体集積回路21の同一のチップ内では極めて小さくしう
ることが知られている。図1で、半導体集積回路21内
のトリミングの対象となる抵抗をテストプローブを用い
て測定する場合、たとえば抵抗31と抵抗32との計測
値は、(R1+r1+r2)と(R2+r2+r3)と
なる。この2つの計測値の比(R2+r2+r3)/
(R1+r1+r2)は、接触抵抗が大きいほど、R2
/R1≒2からずれてくる。この比が、予め定められる
基準値以上であれば接触抵抗が大きいと判定し、トリミ
ングする前に不良判定を行って、テストブローブ11,
12,13,14の針先の損傷を防ぎ、トリミング不良
品の発生を防止することができる。
【0030】また、トリミングで選択する全ての組合わ
せについて抵抗計測値の比をテストすることによって、
1つの組合わせではテストプローブ11,12,13,
14の針先の接触抵抗が半導体集積回路21内の抵抗比
と同じ比で大きくなることがあっても、他の組合わせで
についての抵抗比の比較で、テストプローブ11,1
2,13,14の針先の接触抵抗が大きい不良を、確実
に検出することができる。
【0031】図3は、本発明の実施の他の形態として、
抵抗測定における測定精度の向上を図ることができる半
導体集積回路80の部分的な構成を示す。本実施形態
で、図1の実施形態に対応する部分には、同一の参照符
を付して、重複する説明を省略する。本実施形態のザッ
プ用のツェナーダイオード51,52,53には、並列
に、短絡用のメタル配線81,82,83によるパター
ンが設けられている。メタル配線81,82,83の電
気的抵抗値は、抵抗41,42,43の抵抗値R1,R
2,R3に比較して充分に小さく、直接テストプローブ
11,12,13,14の針先の接触抵抗を測定するこ
とができる。
【0032】図1の構成では、テストプローブ11,1
2,13,14の針先の接触抵抗r1,r2,r3,r
4を計測しようとすると、抵抗41,42,43の抵抗
値R1,R2,R3,R4を含めて計測しなければなら
ない。接触抵抗r1,r2,r3,r4は大きくなって
も、約数オーム程度であり、数kΩの抵抗値R1,R
2,R3に比較すれば未だ充分に小さい。抵抗の計測
は、計測器を抵抗値R1,R2,R3測定用の測定レン
ジに切換えて行う必要があり、小さい抵抗r1,r2,
r3,r4の変化による寄与分を充分な精度で計測する
ことはできない。本実施形態では、直接テストプローブ
11,12,13,14の針先の接触抵抗r1,r2,
r3,r4を計測することができるので、信頼性の高い
確実な判定を行うことができる。
【0033】図4は、図3の実施形態で図1と同様な半
導体集回路21を製造する全体的な工程を示す。ステッ
プb1からステップb2までは、図2のステップa1か
らステップa2までの各ステップと基本的には同等であ
る。ステップb3では、テストプローブ11,12,1
3,14の針先の接触抵抗r1,r2,r3,r4を計
測する。計測値は、接触抵抗r1,r2,r3,r4の
うちの2つの組合わせの和となる。メタル配線81,8
2,83の抵抗値がテストプローブ11,12,13,
14の針先の接触抵抗r1,r2,r3,r4に比較し
て充分に小さいので、抵抗41,42,43の抵抗値R
1,R2,R3の測定レンジとは関係なく、接触抵抗r
1,r2,r3,r4に適合した測定レンジで、精度良
く計測を行うことができる。
【0034】ステップb4では、接触抵抗の計測値を予
め設定される基準値と比較し、接触抵抗が基準値より小
さければ、ステップb5で接触バッド61,62,6
3,64間を短絡しているメタル配線81,82,83
を溶断させて切離す。溶断は、レーザを用いたり、大電
流を流したりして行うことができる。次に、ステップb
6で、ツェナーザップ方式のトリミングを行い、ステッ
プb7で1つの半導体集積回路80についてのウエハテ
ストの工程を終了する。ステップb4で、計測値が基準
値以上となるときは、ステップb8でテスト結果不良と
判定する。
【0035】以上説明した実施形態では、ザップ用のツ
ェナーダイオード51,52,53は3つ設けられ、組
合わされる抵抗41,42,43も3つ設けられ、接触
バッド61,62,63,64は4つ設けられている。
同様な構成で、一般に、1以上の数n組のツェナーダイ
オードおよび回路素子と、n+1の接触パッドを設けれ
ば、他の数の場合も、同様なザップ方式のトリミングを
おこなうことができる。また、トリミングの対象となる
電子回路素子は、抵抗42,43,44ばかりではな
く、コンデンサなどであってもよい。さらに、トリミン
グによる特性調整の対象となる回路は、カレントミラー
回路ばかりではなく、他の種類の回路でも同様に、本発
明を適用することができる。
【0036】図5は、本発明の実施のさらに他の形態と
して、ツェナーザップ方式によるトリミングに好適な半
導体集積回路の部分的な構成を示す。図5(a)は、一
般的なツェナーザップ方式の構成を示し、図5(b)
は、本実施形態の構成を示す。ツェナーザップ方式によ
るツェナーダイオード50の短絡時には、電源90から
接触バッド91,92を介して、数100mAに達する
大電流iz を流す必要がある。このとき、ツェナーダイ
オード50のカソードとアノードとの間には、ツェナー
電圧以上の電圧が印加され、半導体集積回路内の他の素
子にも大きな電流が流れる。たとえば、図5(a)に示
すように、ツェナーダイオード50に並列に接続され、
トリミングによる選択の対象になる抵抗100にも電流
iR が流れる。抵抗100は半導体集積回路として形成
されており、短時間でも大電流が流れると、発熱などに
よって、抵抗値が変化してしまうなどの悪影響を受ける
おそれがある。
【0037】図5(b)に示すように、本実施形態で
は、トリミングの対象になる抵抗を複数の抵抗101,
102,…,10nの並列接続で構成する。ここで、n
は2以上の整数である。トリミング時に、各並列抵抗1
01,102,…,10nに流れる電流i1 ,i2 ,
…,in は、図5(a)のiR に比べて減少し、悪影響
を低減することができる。トリミング時に、抵抗値が変
化してしまうと、電気的特性を向上させるトリミング
で、かえって電気的特性を低下させてしまうおそれもあ
る。本実施形態では、トリミング時の悪影響を低減し、
トリミングによって確実に電気的特性の向上を図ること
ができる。
【0038】図6は、本発明の実施のさらに他の形態と
して、ツェナーザップ方式によるトリミングに好適な半
導体集積回路の部分的な構成を示す。図6(a)は、一
般的なツェナーザップ方式の構成を示し、図6(b)
は、本実施形態の構成を示す。図6(a)に示すよう
に、接触バッド91,92,93間に抵抗111,11
2およびツェナーダイオード121,121を設けて、
抵抗111,112をツェナーザップ方式のトリミング
によって1回だけ選択することができる。
【0039】たとえば、ツェナーダイオード121,1
22を短絡させないで、ウエハプロセスで製造したまま
にしておくと、接触パッド91,93間の抵抗値は、抵
抗111,112の直列抵抗としての抵抗値R+2R=
3Rとなる。ツェナーダイオード121,122の一方
のみを短絡させると、接触パッド91,93間の抵抗値
は、2RまたはRとなる。ツェナーダイオード121,
122の両方を短絡させると、接触パッド91,93間
の抵抗値は接触抵抗によるもののみとなり、殆ど0とな
る。すなわち、0,R,2R,3Rのいずれかの抵抗値
を得ることができる。接触バッド91,92,93に対
するテストプローブの針先の接触抵抗が定常的に大きな
バラツキを有しているような場合や、トリミング前の計
測精度が低いためにトリミング後の特性バラツキが大き
いような場合、1回だけのトリミングでは充分な電気的
特性を得ることができない。
【0040】図6(b)に示すように、本実施形態で
は、一旦トリミングを行った後でも、再トリミングを行
って、電気的特性の向上を図ることができる。本実施形
態では、図6(a)に示すような抵抗値がR,2Rの抵
抗111,112とザップ用ツェナーダイオード12
1、122との並列回路に、直列に抵抗値がR/2であ
る抵抗113を接続している。また、抵抗111,11
2には、抵抗114,115とツェナーダイオード12
3,124との直列回路がそれぞれ並列に接続されてい
る。抵抗114,115の抵抗値は、それぞれR,6R
である。また、抵抗113には並列にメタル配線130
が設けられている。
【0041】ウエハプロセスで製造されたままの状態で
は、抵抗113の両端間はメタル配線130で短絡さ
れ、ツェナーダイオード123,124は短絡されてい
ないので、接続パッド91,92,93に関する図6
(b)の電気的特性は、図6(a)と同様であり、トリ
ミングに関しても同様に行うことができる。
【0042】一旦トリミングを行って、特性評価を行
い、テスト基準から外れると判断される場合は、メタル
配線130を溶断させる。接触バッド94と接触バッド
91との間の短絡状態が解除され、接触バッド94と他
の接触バッド91,92,93との間でR/2の抵抗値
を増加させることができる。
【0043】また、1回目のトリミングで、ツェナーダ
イオード121を短絡させないで残しておいた場合、接
触パッド91,95を用いてツェナーダイオード123
を短絡させれば、接触バッド91,92間の抵抗値を、
抵抗111のみによるRから、抵抗111,114の並
列接続によるR/2となるように、R/2だけ減少させ
ることができる。
【0044】また、1回目のトリミングで、ツェナーダ
イオード122を短絡させないで残しておいた場合、接
触パッド92,95を用いてツェナーダイオード124
を短絡させれば、接触バッド92,93間の抵抗値を、
抵抗112のみによる2Rから、抵抗112,115の
並列接続による3R/2となるように、R/2だけ減少
させることができる。
【0045】本実施形態では、1回目のトリミングで抵
抗値がRずつ変えられ、再トリミングでR/2ずつさら
に抵抗値を増減することができる。本実施例の考え方
は、他の抵抗値の組合わせにも同様に適用することがで
きる。このように、再トリミング可能な回路部分を、半
導体集積回路内に形成しておくことによって、テストプ
ローブの針先の接触パッドへの接触抵抗の増加などに起
因する特性バラツキを、調整によって低減することがで
きる。
【0046】以上説明した各実施形態によれば、次のよ
うな効果が得られる。 (i)ツェナーザップトリミングを行うウエハテストの
工程で、テストプローブの針先の劣化やトリミング精度
の低下を低減することができる。 (ii)テストプローブの針先の接触抵抗値の評価に、高
い測定精度を必要としないため、テストに要するコスト
を低減することができる。 (iii)ツェナーザップ方式のトリミングの際に流す大電
流による他の回路素子へのダメージを低減し、信頼性の
低下を抑制することができる。 (iv)トリミング後の特性のバラツキを低減することが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テストプ
ローブ接触抵抗の影響を、半導体集積回路としてのトリ
ミング後の電気的特性を計測して、計測値のずれの大き
さから接触抵抗が大きくなっているか否かを判断するの
で、テストプローブの接触抵抗の増大の程度を容易に判
断し、接触抵抗増大の影響による不具合を回避すること
ができる。
【0048】さらに本発明によれば、半導体集積回路内
の回路素子の特性をテストプローブを用いて計測し、計
測値の比と特性値の比との差に基づいてテストプローブ
の接触抵抗を評価するので、実際にトリミングを行わな
いでもテストプローブの良否を判断することができる。
【0049】また本発明によれば、回路素子をメタル配
線で短絡させておくことによって、テストプローブの接
触抵抗の評価を精度よく行うことができる。
【0050】また本発明によれば、一度トリミングを行
った後の半導体集積回路の電気的特性が好ましくなくて
も、再トリミングによって電気的特性を向上させること
ができる。
【0051】さらに本発明によれば、ツェナーザップ方
式のトリミングの対象となる回路素子を、複数の回路素
子を並列接続して構成するので、ツェナーダイオードに
大電流を流して短絡させる際の回路素子への影響を分散
して抑え、信頼性の高い調整を行うことができる。
【0052】さらに本発明によれば、一度ツェナーザッ
プ方式のトリミングを行った後、メタル配線を除去して
再トリミングを行うことができるので一度のトリミング
で電気的特性が得られなくても、再トリミングで電気的
特性を向上させ、信頼性の高い半導体集積回路を得るこ
とができる。
【0053】さらに本発明によれば、ツェナーザップ方
式でトリミングを行った回路素子にはさらにツェナーザ
ップ方式でトリミングを行うことができる回路素子が付
加されているので、一度のトリミングで半導体集積回路
としての電気的特性が不充分であっても、再トリミング
で電気的特性を向上させ、信頼性の高い半導体集積回路
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としての半導体ウエハ2
0でツェナーザップ方式のトリミングを行う状態を簡略
化して示す電気回路図である。
【図2】図1の実施形態で、半導体集積回路21を製造
する概略的な工程を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の他の形態としての半導体集積回
路80で、テストプローブの針先の接触抵抗評価のため
のメタル配線が施されている状態を簡略化して示す部分
的な電気回路図である。
【図4】図2の実施形態で、半導体集積回路80を製造
する概略的な工程を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施のさらに他の形態によるツェナー
ザップ方式のトリミングの対象となる回路構成を、従来
のツェナーザップ方式のトリミングの対象となる回路構
成と比較して示す部分的な電気回路図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態によるツェナー
ザップ方式のトリミングの対象となる回路構成を、従来
のツェナーザップ方式のトリミングの対象となる回路構
成と比較して示す部分的な電気回路図である。
【図7】従来からの半導体ウエハでツェナーザップ方式
のトリミングを行う状態を簡略化して示す電気回路図で
ある。
【符号の説明】
10 試験装置 11,12,13,14,15,16 テストプローブ 20 半導体ウエハ 21,80 半導体集積回路 22 制御回路 23,90 電源 33,41,42,43,100,101,102,
…,10n,111,112,113,114,115
抵抗 34 負荷回路 50,51,52,53,121,122,123,1
24 ツェナーダイオード 60,61,62,63,64,70,91,92,9
3,94,95 接触パッド 71,72,73 スイッチ 8,82,83,130 メタル配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和里田 浩久 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5F038 AR30 AV02 AV04 AV15 BB07 BE05 DT02 DT04 DT08 DT15 EZ01 EZ20 5H420 NA17 NA31 NB18 NB22 NB23 NB24 NB37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路内に、回路素子に並列に
    ツェナーダイオードを接続しておき、ツェナーダイオー
    ドの両端にテストプローブを接続して、ツェナーダイオ
    ードを電気的に短絡させるトリミングのためのテストを
    行い、テスト結果に従ってツェナーザップ方式のトリミ
    ングを行うウエハテストでの半導体集積回路のトリミン
    グ方法において、 テストプローブを接続した状態での接触抵抗の影響を、
    テスト時の半導体集積回路の電気的特性と、トリミング
    後の該半導体集積回路の電気的特性とを測定して比較
    し、 測定値の差が予め設定される基準値以上となるとき、ト
    リミングが正常に行われないと判定し、テスト結果を不
    良とすることを特徴とする半導体集積回路のトリミング
    方法。
  2. 【請求項2】 半導体集積回路内に、回路素子に並列に
    ツェナーダイオードを接続しておき、ツェナーダイオー
    ドの両端にテストプローブを接続して、ツェナーダイオ
    ードを電気的に短絡させるトリミングのためのテストを
    行い、テスト結果に従ってツェナーザップ方式のトリミ
    ングを行うウエハテストでの半導体集積回路のトリミン
    グ方法において、 テストプローブで、半導体集積回路内の予め定める複数
    の回路素子の特性を計測し、各プローブについての計測
    値の比を、該回路素子の特性値の比と比較し、 計測値の比と特性値の比との差が予め設定される基準値
    以上となるとき、トリミングが正常に行われないと判定
    し、テスト結果を不良とすることを特徴とする半導体集
    積回路のトリミング方法。
  3. 【請求項3】 前記回路素子を、予めメタル配線で短絡
    させておき、 短絡状態でテストプローブの前記測定を行い、測定後に
    該メタル配線を除去することを特徴とする請求項1また
    は2記載の半導体集積回路のトリミング方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体集積回路は、一度トリミング
    を行った後で、再度トリミングを行うことが可能なよう
    に構成され、 一度トリミングを行った後の電気的特性が不良と判断さ
    れるときに、再度トリミングを行うことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の半導体集積回路のトリミ
    ング方法。
  5. 【請求項5】 電気的特性の調整のために、ツェナーザ
    ップ方式のトリミングを行う半導体集積回路において、 トリミングの対象となる回路素子が、複数の回路素子の
    並列接続で構成されることを特徴とするトリミングを行
    う半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 電気的特性の調整のために、ツェナーザ
    ップ方式のトリミングを行う半導体集積回路において、 トリミングの対象となる回路素子に対して、直列に接続
    され、メタル配線によって短絡される再トリミング用回
    路素子を備えることを特徴とするトリミングを行う半導
    体集積回路。
  7. 【請求項7】 電気的特性の調整のために、ツェナーザ
    ップ方式のトリミングを行う半導体集積回路において、 トリミングの対象となる回路素子に対して、並列に接続
    され、ザップ用ツェナーダイオードが直列に接続される
    再トリミング用回路素子を備えることを特徴とするトリ
    ミングを行う半導体集積回路。
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CN102662092A (zh) * 2012-04-28 2012-09-12 无锡中星微电子有限公司 晶圆测试装置及方法

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CN102520332B (zh) * 2011-12-15 2014-12-31 无锡中星微电子有限公司 晶圆测试装置及方法
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