JP2000067736A - 電子放出素子およびその製造方法、ならびにこれを用いたディスプレイ装置 - Google Patents

電子放出素子およびその製造方法、ならびにこれを用いたディスプレイ装置

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JP2000067736A
JP2000067736A JP22981998A JP22981998A JP2000067736A JP 2000067736 A JP2000067736 A JP 2000067736A JP 22981998 A JP22981998 A JP 22981998A JP 22981998 A JP22981998 A JP 22981998A JP 2000067736 A JP2000067736 A JP 2000067736A
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cathode electrode
electron
carbon film
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Satoshi Nakada
諭 中田
Eisuke Negishi
英輔 根岸
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動電圧が小さい、電界放出型の電子放出素
子およびその製造方法、ならびにこれを用いたディスプ
レイ装置を提供する。 【解決手段】 電子放出部分となる開口17底部に、カ
ーボン膜18を形成する。このカーボン膜18の表面は
微細突起を有し、カソード電極ライン13表面より基板
11側に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子放出素子および
その製造方法、ならびにこれを用いたディスプレイ装置
に関し、さらに詳しくは、カソード電極の電子放出面の
材料および形状に特徴を有する冷陰極型(電界放出型)
電子放出素子およびその製造方法、ならびにこれを用い
たディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄型のフラットパネルディスプレイ装置
として、パネル内部に微小な電子放出素子をマトリクス
状に設け、ここに所定の駆動電圧を選択的に印加して放
出した電子を、対向するパネルの螢光面に照射し、画像
を形成する、冷陰極 (Cold Cathode) 型あるいは電界放
出 (Field Emission) 型のものが提案されている。
【0003】従来の冷陰極型電子放出素子を図9の概略
断面図を参照して説明する。ガラス等の基板11表面
に、複数のストライプ状カソード電極ライン13と、絶
縁層14と、複数のストライプ状ゲート電極ライン15
が形成されている。このカソード電極ラインとゲート電
極ラインとは交叉、すなわち通常は直交するように配列
されており、マトリクスを構成している。各カソード電
極ライン13およびゲート電極ライン15は、その接続
端部13c,15cで制御手段19に接続され、選択的
に駆動電圧が印加される。各カソード電極ライン13お
よびゲート電極ライン15の交叉領域は、ディスプレイ
装置の1画素に対応している。図9はこの1画素部分の
概略断面図である。
【0004】この交叉領域においては、カソード電極ラ
イン13に臨む複数の微小な開口17が、ゲート電極ラ
イン15および絶縁層14を貫通して形成されている。
この開口17内には、円錐形状のマイクロチップ31が
埋め込まれ、カソード電極ライン13と電気的に一体化
されている。マイクロチップ31はWやMo等の高融点
金属からなり、その尖端はゲート電極ライン15とほぼ
同一面に位置する。
【0005】この交叉領域に制御手段19から所定の電
圧が印加されると、各マイクロチップ31の尖端からト
ンネル効果により電子が放出される。この印加電圧は、
マイクロチップ31の材料がMoの場合、尖端付近の電
界強度が108 〜1010V/m程度に達する。
【0006】図9の電子放出素子をディスプレイ装置に
適用する場合には、ゲート電極ライン15と所定の間隔
を隔てて設けられた透明なパネル基板(不図示)と組み
合わせ構成される。パネル基板には、やはりストライプ
状のアノード電極ラインと、このアノード電極ライン上
の螢光ストライプが形成されている。アノード電極ライ
ンは、ITO (Indium Tin Oxide) 等の透明導電材料か
らなり、その接続端部においてやはり制御手段19に接
続されている。基板11とパネル基板間の空間は高真空
領域である。
【0007】かかる構成により、マイクロチップ31尖
端から放出された電子は、カソード電極ライン13とア
ノード電極ラインとの間に印加された電圧により加速さ
れて螢光ストライプに入射し、可視光に変換される。こ
の可視光は、透明なアノード電極ラインやパネル基板を
介して観察される。なおカラーディスプレイ装置の場合
は、アノード電極ラインおよび螢光ストライプを、R,
G,Bの各色に対応して分割配置する。
【0008】上述した図9に示す電子放出素子は、次の
問題点を有する。その第1は、マイクロチップ31、特
にその尖端を均一に製造することの困難性である。この
部分の形状が不均質であると、放出される電子、すなわ
ち電流量が各画素で不均一となり、ディスプレイ装置の
パネル基板上の光輝点も不均一なものとなり、画像品質
が劣化する。
【0009】第2として、高真空領域に残存するガスが
イオン化し、マイクロチップ31をスパッタリングする
ことにより、マイクロチップ31の尖端形状が経時変化
で劣化し易く、放出電子量が減少する問題がある。
【0010】第3に、マイクロチップ31から放出され
る電子の飛行方向が基板にたてた垂線に対し±30°程
度の範囲で広がるため、螢光ストライプ面の発光領域も
拡大する。これはディスプレイ装置の高精彩化の点で不
利である。
【0011】第4は製造プロセス上の問題である。マイ
クロチップ31は、通常ゲート電極ライン15上にリフ
トオフスペーサを残しておき、Mo等の高融点金属を真
空蒸着して形成される。真空蒸着法の特性であるステッ
プカバレッジの悪さを逆に利用することにより、円錐形
のマイクロチップ31がセルフアラインで形成される。
この後、リフトオフスペーサ上にも堆積したMo等の高
融点金属をリフトオフで除去する。このとき剥離した金
属片が、狭い開口17内に付着すると短絡を発生する可
能性が高く、製造のスループットが低下する。
【0012】これらの問題点を回避するため、平面の電
子放出面を用いた電子放出素子が特開平8−55564
号公報に提案されている。図10はその要部概略断面図
である。図10では図9の電子放出素子と同様の機能を
有する部分には同一の参照符号を付し、その説明は省略
する。すなわち、基板11上にダイアモンド等の低仕事
関数物質層32および金属等の導電接触層33が形成さ
れている。導電接触層33は、低仕事関数物質層32か
らSiO2 等の絶縁層14に電子が注入されることによ
る絶縁破壊を防止する機能を有し、必要に応じて形成さ
れる。かかる構成により、開口17底部の平面状の低仕
事関数物質層32表面から、電子が効率的に放出される
というものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの検討によると、図10に示す構造の電子放出素子
は、低仕事関数物質層32を形成した後に、その上部構
造であるSiO2 等の絶縁層14等を形成しなければな
らないという工程上の問題がある。すなわち、低仕事関
数物質層32上にスパッタリングやプラズマCVD法に
よりSiO2 等の絶縁層14等を形成すると、低仕事関
数物質層32表面がプラズマに曝されダメージを受け
る。またさらに開口17を形成する際にも、低仕事関数
物質層32表面がRIE (Reactive Ion Etching) によ
るイオン入射に曝され、ダメージを受ける。このため、
低仕事関数物質層32が持つ本来の電子放出能力が充分
に発揮されない。また高輝度のために必要とされる放出
電子密度が得られたとしても、ゲート電極ライン15と
低仕事関数物質層32との間に印加する電圧が比較的高
くなり、絶縁破壊が懸念される等の問題点を有する。
【0014】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものである。すなわち、本発明の課題は、
駆動電圧が低く、放出される電子量が均一であるととも
に電子ビームの拡がりが少なく、しかも長寿命であり、
短絡の虞の少ない電子放出素子およびその製造方法を提
供することである。また本発明の他の課題は、かかる電
子放出素子を用いた、低電圧駆動で、画面の輝度が均一
であるとともに高精彩であり、製造歩留りが高く、寿命
も長いディスプレイ装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
達成するために提案するものである。すなわち本発明の
電子放出素子は、基板上に、カソード電極ラインと、絶
縁層と、このカソード電極ラインと交叉するゲート電極
ラインとを、この順に有するとともに、このカソード電
極ラインとゲート電極ラインの交叉領域において、これ
らゲート電極ライン、絶縁層およびカソード電極ライン
の厚さ方向の一部には、該カソード電極ラインに臨む開
口を有する電子放出素子であって、この開口の底面はゲ
ート電極ライン表面と平行な平面をなし、この開口の底
部にはカーボン膜を有し、このカーボン膜表面は、複数
の微細突起を有するとともに、このカーボン膜表面は、
カソード電極ライン表面より基板側に位置することを特
徴とする。
【0016】微細突起の高さは、例えば5nm以上30
nm程度以下が望ましい。この範囲に微細突起の高さを
設定することにより、電子を効率的に、しかも異常放電
等の虞なく放出することができる。
【0017】つぎに本発明の電子放出素子の製造方法
は、基板上に、カソード電極ラインと、絶縁層と、この
カソード電極ラインと交叉するゲート電極ラインとを、
この順に形成する工程と、このカソード電極ラインとゲ
ート電極ラインの交叉領域において、これらゲート電極
ライン、絶縁層およびカソード電極ラインの厚さ方向の
一部に、このカソード電極ラインに臨む開口を形成する
工程を有する電子放出素子の製造方法であって、この開
口の形成工程は、開口の底面を前記ゲート電極ライン表
面と平行な平面に形成するものであり、さらに、この開
口底部にカーボン膜を形成する工程を有し、このカーボ
ン膜表面は、複数の微細突起を有するとともに、このカ
ーボン膜表面は、カソード電極ライン表面より基板側に
位置することを特徴とする。
【0018】このカーボン膜の膜厚は50nm以下であ
ることが望ましい。かかる膜厚を選択することにより、
後述する製造工程において、蒸着やレーザアブレーショ
ンによりカーボン膜を形成する際に、開口底部以外にも
堆積したカーボン膜を除去しなくても、必要な絶縁耐圧
が確保される。カーボン膜の膜厚の下限は特に限定され
ないが、電子放出効率とその耐久性の観点から5nm以
上、好ましくは10nm以上が選ばれる。
【0019】カーボン膜の形成工程は、蒸着法あるいは
レーザアブレーション法によることが望ましい。またレ
ーザアブレーション法を採用する場合には、そのターゲ
ットはグラファイトまたはフラーレンを含むものを採用
することが望ましい。かかる成膜法により、複数の微細
突起を有するカーボン膜を安定に製造することができ
る。
【0020】本発明のディスプレイ装置は、これら電子
放出素子、あるいはその製造方法により得られた電子放
出素子を、マトリクス状に構成することにより得られ
る。
【0021】本発明で採用するカーボン膜は、その表面
に複数の微細突起を高密度に有するので、電子放出の機
能に優れる。これら微細突起はカーボンナノチューブ構
造や、グラファイト、フラーレン等のフラグメントやポ
リマを含むものである。この結果、50V/μm程度あ
るいはこれ以下の低電界強度であっても、高輝度のディ
スプレイ装置として必要な電子密度をカーボン膜表面か
ら取り出すことができる。すなわち、絶縁層の厚さを1
μm程度に設定すれば、カソード電極ラインとゲート電
極ラインとの間に印加する駆動電圧は数十V程度以下の
低電圧ですむ。
【0022】なおフラーレンは球状の骨格を持つC60
子であるが、これに近似したシェル構造を有するC70
や、C59B、C59Nのようなヘテロフラーレン、M@C
60で表される金属内包フラーレンを含むものをターゲッ
トとして用いてもよい(MはLi等の金属原子を表
す)。
【0023】本発明の電子放出素子は、複数の微細突起
を有するカーボン膜表面(微細突起表面)が、カソード
電極ライン表面より凹んだ位置にある。このため開口底
面の端部より、中心部に寄った位置にあるカーボン膜の
微細突起に最大強度の電界が印加される。換言すれば、
電界放出電流は、開口底面端部より、中心に寄った位置
で最大となり、主としてこの位置で電子放出が生じる。
【0024】このように、主たる電子放出が発生するカ
ーボン膜の微細突起の位置は、開口底部端面から離間し
ているので、電子はゲート電極ラインに入射することな
く、アノード電極ラインに効率よく入射する。同様に、
放出された電子は絶縁層に入射することがないので、絶
縁層のチャージアップによる異常放電等の事故の虞もな
い。
【0025】ところで、開口底部の周縁部では、カソー
ド電極ラインに段差が発生しているので、等電位面は大
きく曲がっている。したがって、開口底部の周縁部から
放出される電子は、ゲート電極ライン表面の垂直方向か
らずれた軌道を描き、アノード電極ラインに対しミスラ
ンディングする可能性がある。しかしながら、開口底部
の周縁部の電界強度は、中心部の電界強度に比して充分
小さいので、電子は放出されないか、放出されたとして
も非常に低い電子密度であるので、実用上の影響は無視
できる程度である。
【0026】また、カーボン膜は絶縁層の形成後、しか
も開口形成後に成膜されるので、成膜後にプラズマやイ
オンのダメージを受けることはない。また形成方法も蒸
着法あるいはレーザアブレーション法を採用することに
より、形成工程においてもプラズマやイオンのダメージ
を受けることはない。このために、微細突起形状と合わ
せ、材料本来が有する電子放出性の高さを利用すること
ができる。さらに電子放出素子としての稼働時には、真
空領域に残存するガスによるスパッタリングを受けて
も、マイクロチップの尖端のように形状変化する虞は少
ない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の電子放出素子および
その製造方法、ならびにこれを用いたディスプレイ装置
につき、図面を参照して説明する。
【0028】〔実施形態例1〕まず、本発明の電子放出
素子の基本構成の要部を図1〜図3を参照して説明す
る。これらのうち図1は電子放出素子の単位素子の概略
断面図、図2は電子放出素子の単位画素領域の概略断面
図、そして図3は電子放出素子の単位画素部分の概略平
面図である。これらの図では、図10の電子放出素子と
同様の機能を有する部分には同一の参照符号を付してい
る。
【0029】すなわち、ガラス等の基板11表面に、複
数のストライプ状カソード電極ライン13と、絶縁層1
4と、複数のストライプ状ゲート電極ライン15が形成
されている。このカソード電極ラインとゲート電極ライ
ンとは交叉、すなわち通常は図3に示すように直交する
ように配列されて単位画素を形成している。この単位画
素はさらにマトリクスを構成し、後述するアノード電極
ラインとともにトライオード型のディスプレイ装置を構
成している。各カソード電極ライン13およびゲート電
極ライン15は、その接続端部13c,15cで制御手
段19に接続され、選択的に駆動電圧が印加される。
【0030】カソード電極ライン13およびゲート電極
ライン15は、Nb、Mo、WあるいはCr等の金属を
スパッタリング、蒸着あるいはCVD(Chemical Vapor
Deposition) 法等により形成し、これをパターニングす
ることにより形成される。絶縁層14はSiO2 やSi
3 4 等の絶縁材料やその積層あるいは複合材料からな
り、これもスパッタリング、蒸着法あるいはCVD法等
により形成される。
【0031】カソード電極ライン13とゲート電極ライ
ン15との交叉領域においては、ゲート電極ライン1
5、絶縁層14およびカソード電極ライン13の厚さ方
向の一部を貫通して開口17が形成されている。図1は
一つの開口17を拡大して示す概略断面図である。
【0032】この開口17の底面には、カーボン膜18
が形成されている。しかもカーボン膜18の表面は、カ
ソード電極ライン13表面よりも基板11側に位置す
る。
【0033】カーボン膜18は蒸着法あるいはレーザア
ブレーション法により形成されたものであり、その表面
には複数の微細突起を有する。走査型電子顕微鏡による
観察では、この微細突起は5nm〜30nm程度、平均
10nm程度の高さである。
【0034】かかる電子放出素子において、制御手段1
9がカソード電極ライン13およびゲート電極ライン1
5を選択し、これら電極間に所定の電圧を印加すると、
対応する画素領域の電子放出素子のカーボン膜18表面
とゲート電極ライン15間の電界が形成される。カーボ
ン膜18表面には多数の微細突起が形成されているの
で、その尖端に大きな電界が形成され、トンネル効果に
より尖端から効率的に電子が放出される。
【0035】図1〜3に示した電子放出素子をディスプ
レイ装置に適用した場合の部分斜視図を図4に示す。図
4のディスプレイ装置は、図1〜3に示した電子放出素
子がマトリクス状に形成されたカソード電極パネル10
と、アノード電極パネル20とが所定の間隔を隔てて設
けられ、構成されている。アノード電極パネル10は、
ガラス等の透明基板21上に複数のアノード電極ライン
22が形成されている。このアノード電極ライン22の
表面には不図示の螢光ストライプが形成されている。ア
ノード電極ライン22は、ITO等の透明導電材料から
なり、その接続端部においてやはり制御手段(不図示)
に接続されている。カソード電極パネル10と、アノー
ド電極パネル20との間の空間は高真空領域であり、や
はり不図示の隔壁やシール機構により封止されている。
【0036】かかる構成により、カソード電極パネル1
0に形成された電子放出素子のカーボン膜から放出され
た電子は、制御手段によりカソード電極ライン15とア
ノード電極ライン22間に印加された電圧により加速さ
れて螢光ストライプに入射し、可視光に変換される。こ
の可視光はアノード電極ラインやパネル基板を介して観
察される。なおカラーディスプレイ装置の場合は、アノ
ード電極ラインおよび螢光ストライプを、R,G,Bの
各色に対応して分割配置する。
【0037】つぎに図1〜図3に示す電子放出素子の製
造方法につき説明する。ガラス等の基板11上に、Nb
等の金属膜をスパッタリング法により200nm程度の
厚さに形成する。この後レジスト膜を塗布形成し、露光
および現像により所定のラインアンドスペースパターン
状のレジストマスクを形成する。このレジストマスクを
エッチングマスクとして、RIE (Reactive Ion Etchi
ng) により金属膜をパターニングしてカソード電極ライ
ン13を得る。エッチングガスは例えばCl2 とO2
混合ガスを用いることにより、下地の基板11とのエッ
チング選択比を確保する。
【0038】レジストマスクを剥離後、SiO2 をCV
D法により例えば1μmの厚さに形成し、絶縁層14と
する。
【0039】さらに絶縁層14上にNb等の金属膜をス
パッタリング法により100nm程度の厚さに形成し、
カソード電極ラインと同様にパターニングしてカソード
電極ラインと直交するラインアンドスペースパターン状
のゲート電極ライン15を得る。なおカソード電極ライ
ンおよびゲート電極ラインのそれぞれの幅および間隔
は、ディスプレイ装置のパネルサイズや解像度により決
定される。
【0040】レジストマスクを剥離後、あらたにレジス
ト膜を形成し、ゲート電極ライン15との交叉領域に複
数の円形開口パターンを有するレジストマスクとする。
これをエッチングマスクとし、ゲート電極ライン15、
絶縁層14およびカソード電極ライン13の厚さ方向の
一部をRIEによりパターニングし、複数の円形の開口
17を得る。カソード電極ライン13は、全厚の約半
分、100nm程度エッチングして開口17の底面とす
る。この開口17の底面は、カソード電極ライン13の
表面と平行な平面となるようにパターニングする。開口
17のRIEは、異なる材料の積層膜のエッチングであ
るので、エッチングガスを切り換えて開口を完成する。
絶縁層14は例えばCHF3 とCH2 2との混合ガス
によりパターニングすればよい。なおゲート電極ライン
15への開口17の上部のパターニングは、ゲート電極
ライン15のストライプ状パターニング時に同時におこ
なってもよい。
【0041】レジストマスクを剥離後、カーボン膜を5
0nm以下、例えば40nmの厚さに形成する。この結
果、開口17の底面にはカーボン膜18が形成される。
カーボン膜18表面はカソード電極ライン13表面より
基板11側に位置する。カーボン膜18は、例えばフラ
ーレンを圧縮成形したターゲットをレーザアブレーショ
ンすることにより形成される。
【0042】カーボン膜は、ゲート電極ライン15表面
にも形成される。しかしながら、レーザアブレーション
法あるいは蒸着法の成膜特性として、指向性が鋭いので
開口17の側面にはカーボン膜はほとんど付着しない。
また仮に付着したとしても、開口17底部等の平面部で
の膜厚が50nm以下と薄く、開口17の側面への付着
はさらに薄く不連続膜となるので、ゲート電極ライン1
5とカソード電極ライン13とが短絡する虞はない。ゲ
ート電極ライン15表面に形成されたカーボン膜(不図
示)は除去する必要はなく、そのままゲート電極ライン
15の一部として用いてよい。以上で実施形態例1の電
子放出素子が完成する。
【0043】本実施形態例の電子放出素子は、カーボン
膜18の表面がカソード電極ライン13の表面より基板
11側に凹んで位置している。この構造のため、開口1
7底面の最端部から離れた位置に最大の電界がかかり、
微細突起を有するカーボン膜18から放出された電子は
効率よく開口17から引き出される。さらに開口17底
部近傍の等電位面は、カソード電極ライン13表面と平
行であり、放出された電子はカーボン膜18表面に対し
垂直方向に揃って飛行する。したがって、開口17の側
面やゲート電極ライン15に電子が入射する虞はなく、
異常放電等の事故は発生しない。
【0044】なお本実施形態例では開口17の平面形状
は円形であったが、楕円形、正方形、長方形、多角形あ
るいはスリット形状等であってもよい。スリット形状を
採用する場合には、カソード電極ラインとゲート電極ラ
インとの交叉領域の単位面積あたり、多数の開口を形成
することができる。
【0045】〔実施形態例2〕本実施形態例の電子放出
素子は、カソード電極ライン13を、材料あるいは膜質
の異なる2層で形成したものであり、このカソード電極
ライン13以外の構造は前実施形態例1に準じた構造を
有する。したがって、本実施形態例の特徴部分のみを説
明し、重複する説明は省略する。
【0046】図5は実施形態例2の電子放出素子の単位
素子の概略断面図を示す。図5において、カソード電極
ライン13は上層カソード電極ライン131と下層カソ
ード電極ライン132の2層で構成されている。各層の
厚さは、ともに100nm程度である。開口17は、ゲ
ート電極ライン15、絶縁層14および上層カソード電
極ライン131を穿って形成されている。したがって、
カーボン膜18は下層カソード電極ライン132表面に
形成されており、その表面は上層カソード電極ライン1
31の表面より基板11側に位置する。
【0047】積層カソード電極ライン材料の組み合わせ
としては、エッチング特性の異なる組み合わせが好まし
い。すなわち、異種の金属材料、例えばNbとCrとの
組み合わせや、金属材料とその化合物の組み合わせ、例
えばWとWN、WとWSi2 等が可能である。また膜質
の異なる材料の組み合わせとしては、多結晶膜と非晶質
膜の組み合わせ、あるいは多孔質膜の採用等が可能であ
る。
【0048】かかる電子放出素子構造により、上層カソ
ード電極ライン131への開口形成を、下層カソード電
極ライン132に対し、選択比の良いエッチングを施す
ことが可能となる。したがって、カソード電極ライン1
3とカーボン膜18表面との段差を、広いカソード電極
パネルの全面に渡り均一に制御することができる。
【0049】したがって、カソード電極パネルの広い範
囲に渡り均一な電界強度をカーボン膜18表面近傍に形
成することができ、均一な放出電流密度を得ることがで
きる。その他の構成や効果は前実施形態例1と同様であ
る。なお本実施形態例において、カソード電極ライン1
3を3層以上の積層膜に形成してもよい。
【0050】〔実施形態例3〕本実施形態例は単位画素
領域のカソード電極ラインを格子状に形成した例であ
る。このカソード電極ライン13周辺以外の構造は前実
施形態例1に準じた構造を有する。したがって、本実施
形態例でも特徴部分のみを説明し、重複する説明は省略
する。
【0051】図6は実施形態例3の電子放出素子の単位
画素領域の概略平面図を示す。また図7は、図6の単位
格子部分の概略断面図、すなわちA−A断面図である。
図6および図7に示すように、カソード電極ライン13
とゲート電極ライン15との交叉領域においてカソード
電極ライン13は複数の格子状に分割されている。単位
格子の平面形状は任意の形状でよいが、好ましくは正方
形あるいは長方形が選ばれる。カソード電極ライン13
の材料は、同じくNb、Mo、WあるいはCr等の金属
でよい。
【0052】格子状のカソード電極ライン13上には薄
膜13aが形成され、電気的に同電位となってカソード
電極ライン13aの一部を構成している。単位格子内に
は、1個あるいは複数の開口17が形成されている。し
たがって、開口17はゲート電極ライン15、絶縁層1
4および薄膜13aの厚さ方向の一部を穿って形成され
ている。開口17の底面にはカーボン膜18が形成され
ており、その表面は薄膜13aの表面より基板11側に
位置する。
【0053】薄膜13aの材料は金属あるいは半導体、
例えばAl系金属や不純物をドープしたSiやGe等が
選ばれる。
【0054】実施形態例3の電子放出素子構造によれ
ば、格子状のカソード電極ライン13と開口17との距
離を充分にとることができる。したがって、開口17内
に導体粒子等のごみが入り込んでカソード電極ライン1
5とゲート電極ライン13が短絡しても、カーボン膜1
8や薄膜13aの放電破壊あるいは絶縁破壊を防止する
ことができる。これは薄膜13aを高抵抗材料で構成し
た場合に特に有利に得られる効果である。その他の構成
や効果は前実施形態例1と同様である。なお、カソード
電極ライン13は薄膜13aの上に接して格子状に形成
してもよい。
【0055】〔実施形態例4〕本実施形態例の電子放出
素子は、前実施形態例3における薄膜13aを、材料あ
るいは膜質の異なる2層で形成したものであり、この薄
膜13a以外の構造は前実施形態例3に準じた構造を有
する。すなわちカソード電極ライン13は格子状に形成
されている。したがって、本実施形態例の特徴部分のみ
を説明し、重複する説明は省略する。
【0056】図8は実施形態例4の電子放出素子の単位
格子部分の概略断面図を示す。図8において、カソード
電極ライン13は、ゲート電極ライン15との交叉領域
において前実施形態例3と同様に格子状に分割されてい
る。格子状のカソード電極ライン13上には、薄膜13
1aおよび薄膜132aの積層からなる薄膜13aが形
成され、電気的に同電位となってカソード電極ライン1
3の一部を構成している。単位格子内には、1個あるい
は複数の開口17が形成されている。開口17はゲート
電極ライン15、絶縁層14および薄膜131aを穿っ
て形成されている。開口17の底面にはカーボン膜18
が形成されており、その表面は薄膜131aの表面より
基板11側に位置する。
【0057】薄膜13aの材料は金属あるいは半導体、
例えばAl系金属や不純物をドープしたSiやGe等が
選ばれる。特に薄膜131aおよび薄膜132aの材料
を、SiとGe、あるいは不純物濃度の異なるSi等、
いずれも高抵抗材料で構成した場合には、前実施形態例
3と同様な絶縁破壊あるいは放電破壊防止効果が得られ
る。
【0058】また薄膜131aおよび薄膜132aをエ
ッチング特性の異なる異種の材料で構成すれば、開口1
7を形成する場合に、エッチング選択比の違いによるエ
ッチングストップ効果を利用して、開口17の深さ精度
をカソード電極パネル全面で均一に形成することができ
る。
【0059】したがって、カソード電極パネルの広い範
囲に渡り均一な電界強度をカーボン膜18表面近傍に形
成することができ、均一な放出電流密度を得ることがで
きる。その他の構成や効果は前実施形態例1と同様であ
る。なお本実施形態例においても、格子状のカソード電
極ライン13を薄膜13aの上に接して形成してもよ
く、薄膜131aと薄膜132aの間に形成してもよ
い。また薄膜13aを3層以上に形成してもよい。
【0060】以上本発明を詳細に説明したが、電子放出
素子の各構成部分の材料、形成方法等は適宜変更が可能
である。特にカーボン膜の形成方法はフラーレンのレー
ザアブレーション法の他に、グラファイトのレーザアブ
レーション法や、グラファイトやフラーレンを含む炭素
材料の蒸着法を採用することができる。すなわち、カー
ボン膜表面に微小突起を有する形成方法であれば本発明
に採用することができる。これらの成膜方法はプラズマ
あるいはイオン照射を伴わないので、形成されるカーボ
ン膜にダメージが入る虞がない。
【0061】カーボン膜を形成するにあたり、カーボン
粒子の直進性の強いレーザアブレーション法や蒸着法を
用いること、およびその膜厚が充分に薄いことにより、
ゲート電極ライン上にも形成されるカーボン膜と開口底
部に形成されるカーボン膜とは分断される。したがっ
て、カソード電極ラインとゲート電極ライン間の電気的
絶縁性を確保することができる。この電気的絶縁性の確
保を一層確実なものとするためには、ゲート電極ライン
上にリフトオフスペーサを形成しておき、この状態でカ
ーボン膜を形成し、ゲート電極ライン上にも形成された
カーボン膜をリフトオフすればよい。リフトオフスペー
サは、開口エッチング用のレジストマスクをそのまま用
いてもよい。またゲート電極ラインをエッチング選択比
の異なる積層で構成しておき、下層をオーバハング状に
アンダカットするようにエッチングすれば、このオーバ
ハング部分でカーボン膜を確実に分断することができ
る。この他に、絶縁層の側面にサイドエッチングを入れ
てこの部分でカーボン膜を分断してもよい。
【0062】本発明の電子放出素子は、ディスプレイ装
置の他に、微小な増幅素子や整流素子、あるいは電子線
を用いる通信装置、記録装置、画像処理装置等、各種電
子装置に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、駆動電圧が低く、放出される電子量が均一で
あるとともに電子ビームの拡がりが少なく、しかも長寿
命であり、短絡の虞の少ない電子放出素子およびその製
造方法を提供することができる。
【0064】また本発明によれば、かかる電子放出素子
およびその製造方法を用いた、低電圧駆動で、画面の輝
度が均一であるとともに高精彩であり、製造歩留りが高
く、寿命も長いディスプレイ装置を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子放出素子の基本構成の要部を示
し、単位素子の概略断面図である。
【図2】本発明の電子放出素子の基本構成の要部を示
し、単位画素領域の概略断面図である。
【図3】本発明の電子放出素子の基本構成の要部を示
し、単位画素領域の概略平面図である。
【図4】本発明のディスプレイ装置の部分斜視図であ
る。
【図5】本発明の他の電子放出素子の要部を示し、単位
素子の概略断面図である。
【図6】本発明のさらに他の電子放出素子の要部を示
し、単位画素領域の概略平面図である。
【図7】図6の電子放出素子の単位格子部分の概略断面
図である。
【図8】本発明のまたさらに他の電子放出素子の要部を
示し、単位格子部分の概略断面図である。
【図9】従来の電子放出素子の概略断面図である。
【図10】従来の他の電子放出素子の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
10…カソード電極パネル、11…基板、13…カソー
ド電極ライン、13a…薄膜、14…絶縁層、15…ゲ
ート電極ライン、17…開口、18…カーボン膜、19
…制御手段、20…アノード電極パネル、21…透明基
板、22…アノード電極ライン、31…マイクロチッ
プ、32…低仕事関数物質層、33…導電接触層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、カソード電極ラインと、絶縁
    層と、該カソード電極ラインと交叉するゲート電極ライ
    ンとを、この順に有するとともに、 前記カソード電極ラインと前記ゲート電極ラインの交叉
    領域において、該ゲート電極ライン、前記絶縁層および
    該カソード電極ラインの厚さ方向の一部には、該カソー
    ド電極ラインに臨む開口を有する電子放出素子であっ
    て、 前記開口の底面は前記ゲート電極ライン表面と平行な平
    面をなし、 前記開口の底面にはカーボン膜を有し、 前記カーボン膜表面は、複数の微細突起を有するととも
    に、 前記カーボン膜表面は、前記カソード電極ライン表面よ
    り前記基板側に位置することを特徴とする電子放出素
    子。
  2. 【請求項2】 前記カーボン膜の膜厚は50nm以下で
    あることを特徴とする請求項1記載の電子放出素子。
  3. 【請求項3】 前記開口の平面形状は、円形、楕円形、
    多角形およびスリット形状のうちのいずれか1種の形状
    をなすことを特徴とする請求項1記載の電子放出素子。
  4. 【請求項4】 前記カソード電極ラインと前記ゲート電
    極ラインの少なくとも交叉領域における該カソード電極
    ラインは、複数の層を有することを特徴とする請求項1
    記載の電子放出素子。
  5. 【請求項5】 前記カソード電極ラインと前記ゲート電
    極ラインの少なくとも交叉領域における該カソード電極
    ラインは、 格子状の平面形状をなし、 該格子状のカソード電極ラインとカーボン膜との間に、
    抵抗層を有することを特徴とする請求項1記載の電子放
    出素子。
  6. 【請求項6】 基板上に、カソード電極ラインと、絶縁
    層と、該カソード電極ラインと交叉するゲート電極ライ
    ンとを、この順に形成する工程と、 前記カソード電極ラインと前記ゲート電極ラインの交叉
    領域において、該ゲート電極ライン、前記絶縁層および
    該カソード電極ラインの厚さ方向の一部に、該カソード
    電極ラインに臨む開口を形成する工程を有する電子放出
    素子の製造方法であって、 前記開口の形成工程は、該開口の底面を前記ゲート電極
    ライン表面と平行な平面に形成するものであり、 さらに、前記開口底部にカーボン膜を形成する工程を有
    し、 前記カーボン膜表面は、複数の微細突起を有するととも
    に、 前記カーボン膜表面は、前記カソード電極ライン表面よ
    り前記基板側に位置することを特徴とする電子放出素子
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記カーボン膜の膜厚は50nm以下で
    あることを特徴とする請求項6記載の電子放出素子の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記カーボン膜の形成工程は、 蒸着法によることを特徴とする請求項6記載の電子放出
    素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記カーボン膜の形成工程は、 レーザアブレーション法によることを特徴とする請求項
    6記載の電子放出素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記レーザアブレーション法における
    ターゲットは、 グラファイトおよびフラーレンのいずれか一方を含むこ
    とを特徴とする請求項9記載の電子放出素子の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の電子放出素子をマトリ
    クス状に構成したことを特徴とするディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】 請求項6記載の電子放出素子の製造方
    法により製造された電子放出素子をマトリクス状に構成
    したことを特徴とするディスプレイ装置。
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