JP4593085B2 - 炭素繊維膜を備える電子素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーボンナノチューブ等の炭素繊維膜を備える電子素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カーボンナノチューブは、炭素からなるナノメートルのオーダーの直径を有する円筒形チューブであり、炭素繊維膜として、水素吸蔵材料、燃料電池の触媒担体、電界放出ディスプレイ(FED)のエミッタ電極材料等の電子素子等の用途が検討されている。前記カーボンナノチューブからなる炭素繊維膜を電極等の電子素子として用いるには、該炭素繊維膜を導電性材料上に積層する必要がある。
ところが、一般に炭素材料は前記導電性材料等の他の材料に対する親和性に乏しく、複合化が困難である。そこで、従来、前記導電性材料にカーボンナノチューブからなる炭素繊維膜を積層した積層体として、カーボンナノチューブを分散したスラリーをスクリーン印刷等で該導電性材料の表面に塗布した後、乾燥したものが知られている。前記積層体は、前記乾燥後、さらに熱処理を施すことにより、導電性が確保される。
【0003】
また、前記導電性材料にカーボンナノチューブからなる炭素繊維膜を積層した積層体として、カーボンナノチューブを導電ペースト等を介して前記導電性材料の表面に固定したものも知られている。
【0004】
しかし、前記従来の積層体では、カーボンナノチューブ自体の他の材料に対する親和性を改善するための修飾を行うプロセスを必要とする他、カーボンナノチューブを化合物化して固着させるために必要とする温度が高いこと等の問題がある。仮に、高温でカーボンナノチューブを化合物化しても、確実な接合は期待できない上、高温のためにプロセスに適用できる基板等の材料が著しく制限される。また、十分な耐久性を備える適切な導電ペーストの選定も困難である。この結果、前記従来の積層体では、いずれも前記カーボンナノチューブからなる炭素繊維膜と導電性材料との接合界面での電気抵抗が大きくなるとの問題がある。
【0005】
一方、前記カーボンナノチューブからなる炭素繊維膜を備える積層体として、結晶シリコン基板と、該基板表面に形成された前記炭素繊維膜とからなるものが知られている。前記積層体は、Feからなる触媒金属層を形成したシリコン基板に対して、該シリコン基板を675〜750℃に加熱し、アセチレンを原料とする常圧CVDを行う方法によって製造される。前記方法によれば、前記カーボンナノチューブが前記シリコン基板に対してほぼ垂直に配向した前記炭素繊維膜が形成される(例えば特許文献1参照)。
【0006】
前記積層体において、前記結晶シリコン基板に代えて導電性材料を用いることにより、前記導電性材料の表面にカーボンナノチューブからなる炭素繊維膜が形成された積層体とすることが考えられる。
【0007】
しかしながら、前記導電性材料の表面にカーボンナノチューブからなる炭素繊維膜が単純に形成された積層体においても、該炭素繊維膜と導電性材料との接合界面での電気抵抗が大きくなることを避けることができないとの不都合がある。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−220674号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる不都合を解消して、導電性材料の表面に設けられた炭素繊維膜と該導電性材料との接合部での電気抵抗の小さい電子素子を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の電子素子は、全重量の100ppm以上の珪素を含む導電性材料と、加熱により該電性材料に含まれる珪素から形成されると共に、炭素繊維膜生成のための触媒金属粒子を含み、該導電性材料の表面に接合されたアモルファス珪素層と、該アモルファス珪素層を介して該電性材料に接合されていることにより、該導電性材料にオーミック接合されている炭素繊維膜とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の電子素子によれば、前記導電性材料を加熱することにより、該導電性材料上に、該導電性材料に含まれる珪素からアモルファス珪素層が形成される。
前記導電性材料は、全重量の100ppm以上の範囲の珪素を含む。前記導電性材料は、前記範囲の珪素を含むことにより、前記アモルファス珪素層との接合を良好にすることができる。一方、前記導電性材料に含まれる珪素が全重量の100ppm未満であるときには、該導電性材料と前記アモルファス珪素層との間で良好な接合が得られないことがある。
本発明の電子素子において、前記炭素繊維膜は、前記導電性材料の表面に接合されたアモルファス珪素層を介して該導電性材料に接合されていることにより、オーミック接合(Ohmic Contact)とすることができる。
本発明の電子素子によれば、導電性材料と炭素繊維膜とがオーミック接合が取れているため、また接合が導体表面全体で確実に行われるため、両者の間における電子の流れに障壁が無い。従って、前記導電性材料の表面に設けられた前記炭素繊維膜と該導電性材料との接合部での電気抵抗を小さくすることができる。
【0014】
前記アモルファス珪素層は、前記炭素繊維膜の生成のための触媒金属粒子を含む。本発明の電子素子では、前記アモルファス珪素層が該触媒金属粒子を含むことにより、該炭素繊維膜と該アモルファス珪素層との接合を良好にすることができる。
【0015】
本発明の電子素子において、前記炭素繊維膜は、例えばカーボンナノチューブからなるものを挙げることができる。尚、本明細書では、前記カーボンナノチューブが前記導電性材料に対してほぼ垂直に配向して形成されている状態を「炭素繊維膜」という。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本発明の電子素子の構成を示す説明的断面図、図2は本発明の一実施形態の電子素子の製造工程を示す説明的断面図、図3は本発明の他の実施形態の電子素子の製造工程を示す説明的断面図、図4,5は本発明の電子素子を用いる電界放出ディスプレー用電極の製造工程を示す説明的断面図、図6は図5に示す電極の電流電圧特性を示すグラフである。
【0017】
図1に示すように、本発明の電子素子1は、導電性材料2と、導電性材料2の表面に設けられたアモルファス珪素層3と、アモルファス珪素層3の表面に設けられた炭素繊維膜4とを備える。炭素繊維膜4は、アモルファス珪素層3を介して導電性材料2に接合されることにより、導電性材料2との間でオーミック接合を形成している。
【0018】
導電性材料2は、Au、Al、Mo等の金属、金属間化合物等を用いることができるが、アモルファス珪素層3との接合を良好にするために、全重量の100ppm以上の範囲の珪素を含むことが好ましい。
【0019】
アモルファス珪素層3は、炭素繊維膜4との接合を良好にするために、炭素繊維膜4を生成する触媒金属粒子5を含むことが好ましい。炭素繊維膜4がカーボンナノチューブ6から形成されている場合、触媒金属粒子5としては、Fe、Ni、Co等の単体の金属または合金を挙げることができる。前記金属または合金はPt、Ru、W、Mo、Si、C等の不純物を含んでいてもよい。
【0020】
触媒金属粒子5は、0.2〜50nmの範囲の粒子径を備えていることが好ましい。触媒金属粒子5は、前記粒子径を0.2nm未満にするには多大なコストを要する。一方、前記粒子径が50nmを超えると触媒能力を失う。
【0021】
アモルファス珪素層3は、1〜50nmの範囲の厚さを備えていることが好ましい。アモルファス珪素層3の厚さは、1nm未満とすることは工業的に制御が難しく、50nmを超えると十分な導電性を得ることが難しくなる。
【0022】
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施形態の電子素子の製造方法について説明する。
【0023】
本実施形態では、まず、図2(a)に示すシリコン基板11を洗浄後、フッ酸で処理する。
【0024】
次に、図2(b)に示すように、シリコン基板11上にTiN層12、AuSiからなる導電性材料2、Fe層13を積層し、電子素子材料14を形成する。本実施形態では、TiN層12はスパッタリングによりシリコン基板11上に400nmの厚さに形成し、AuSiからなる導電性材料2はスパッタリングによりTiN層12上に1μmの厚さに形成した。また、Fe層13は、電子ビーム蒸着により導電性材料2上に3nmの厚さに形成した後、それ自体公知のフォトプロセスにより所定のパターンにパターニングした。
【0025】
次に、図2(c)に示すように、ヒーター15を備える管状炉16内に電子素子材料14を設置し、CVDを行う。本実施形態では、前記CVDは、まず、管状炉16内にヘリウムを流通して炉内雰囲気を置換した後、昇温し、炉内温度を750℃に維持した。次に、炉内温度が安定したならば、管状炉16内にヘリウムをキャリアガスとしてアセチレンを流通して所定時間CVDを行った。そして、所定時間後、再び管状炉16内にヘリウムを流通して炉内雰囲気を置換し、炉冷した。
【0026】
前記CVDによれば、処理に伴う熱により、図2(d)に示すように、導電性材料2に含まれるSiから、導電性材料2上にアモルファス珪素層3が形成される一方、Fe層14は微粒子化して触媒金属粒子5を形成してアモルファス珪素層3内に分散する。そして、シリコン基板11上にTiN層12、AuSiからなる導電性材料2、アモルファス珪素層3が積層され、アモルファス珪素層3上に前記アセチレンからカーボンナノチューブ6が形成される。
【0027】
この結果、導電性材料2の表面にアモルファス珪素層3を備え、アモルファス珪素層3の表面に、アモルファス珪素層3に対してほぼ垂直に配向したカーボンナノチューブ6からなる炭素繊維膜4が形成された電子素子17が得られる。尚、電子素子17では、炭素繊維膜4は、アモルファス珪素層3を介して導電性材料2に接合されることにより、導電性材料2との間でオーミック接合を形成している。また、AuSiからなる導電性材料2は、全重量の6.7%の珪素を含んでいる。
【0028】
尚、カーボンナノチューブ6の生成反応は気相で行われており、接合の形成を目的とする表面全体で、カーボンナノチューブ6の成長が行われる。このため、導電性材料2とカーボンナノチューブ6との界面は完全な面で構成され、所謂点接触にはならないので、接触抵抗を小さくすることができる。
【0029】
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施形態の電子素子の製造方法について説明する。
【0030】
本実施形態では、まず、図3(a)に示すアルミニウムシート21をアルカリ脱脂処理する。
【0031】
次に、図3(b)に示すように、アルミニウムシート21上にAlSiからなる導電性材料2、Fe層22を積層し、電子素子材料23を形成する。本実施形態では、AlSiからなる導電性材料2はスパッタリングによりアルミニウムシート21上に400nmの厚さに形成した。また、Fe層22は、電子ビーム蒸着により導電性材料2上に3nmの厚さに形成した後、それ自体公知のフォトプロセスにより所定のパターンにパターニングした。
【0032】
次に、図2(c)に示す管状炉16内に電子素子材料23を設置し、CVDを行う。本実施形態では、炉内温度を665℃に維持した以外は、第1の実施形態と全く同一にしてCVDを行った。
【0033】
前記CVDによれば、処理に伴う熱により、図3(c)に示すように、導電性材料2に含まれるSiから、導電性材料2上にアモルファス珪素層3が形成される一方、Fe層22は微粒子化して触媒金属粒子5を形成してアモルファス珪素層3内に分散する。そして、アルミニウムシート21上にAlSiからなる導電性材料2、アモルファス珪素層3が積層され、アモルファス珪素層3上に前記アセチレンからカーボンナノチューブ6が形成される。
【0034】
この結果、導電性材料2の表面にアモルファス珪素層3を備え、アモルファス珪素層3の表面に、アモルファス珪素層3に対してほぼ垂直に配向したカーボンナノチューブ6からなる炭素繊維膜4が形成された電子素子24が得られる。尚、電子素子24では、炭素繊維膜4は、アモルファス珪素層3を介して導電性材料2に接合されることにより、導電性材料2との間でオーミック接合を形成している。また、AlSiからなる導電性材料2は、全重量の67.5%の珪素を含んでいる。
【0035】
本発明の電子素子は、例えば、電界放出ディスプレイのエミッタ電極として用いることができる。そこで、次に図4,5を参照して、前記電界放出ディスプレイに用いられるエミッタ電極素子の製造方法について説明する。
【0036】
前記エミッタ電極素子を製造するときには、まず、図4(a)に示すシリコン基板31を洗浄後、フッ酸で処理する。
【0037】
次に、図4(b)に示すように、シリコン基板31上にSiOからなる第1の絶縁層32、MoSiからなる導電性材料2を積層する。絶縁層32は例えば熱酸化により200nmの厚さに形成する。また、導電性材料2は例えばスパッタリングにより2μmの厚さに形成した後、フォトプロセス、反応性イオンエッチング等により所定のパターンにパターニングする。
【0038】
次に、図4(c)に示すように、絶縁層32と導電性材料2との上に、Fe層33を形成する。Fe層33は例えば電子ビーム蒸着により2.5nmの厚さに形成した後、それ自体公知のフォトプロセスにより所定のパターンに形成する。
【0039】
次に、図4(d)に示すように、絶縁層32とFe層33が形成された導電性材料2との上に、SiOからなる第2の絶縁層34、引き出し電極のためのNi層35を積層する。絶縁層34は例えばプラズマCVD法により1μmの厚さに形成する。また、Ni層35は例えばスパッタリングにより1μmの厚さに形成する。
【0040】
次に、図5(a)に示すように、それ自体公知のフォトプロセスによりエッチングして、Ni層35の導電性材料2の上方に位置する部分を除去し、この部分で絶縁層34が露出されたパターン35aを形成する。
【0041】
次に、図5(b)に示すように、パターン35aにより露出された部分の絶縁層34を反応性イオンエッチングにより除去して、この部分でFe層33が形成された導電性材料2が露出された電極窓36を形成し、電子素子材料37とする。
【0042】
次に、図2(c)に示す管状炉16内に電子素子材料37を設置し、第1の実施形態と全く同一にしてCVDを行う。前記CVDによれば、処理に伴う熱により、導電性材料2に含まれるSiから、導電性材料2上に図示しないアモルファス珪素層が形成される一方、Fe層33は5〜10nmの範囲の粒子径になるように微粒子化して図示しない触媒金属粒子を形成して前記アモルファス珪素層内に分散する。
【0043】
そして、図5(c)に示すように、導電性材料2上に前記アモルファス珪素層を介してカーボンナノチューブからなる炭素繊維膜4が形成されたエミッタ電極素子38が得られる。尚、前記カーボンナノチューブは、前記CVDの原料のアセチレンから形成されるものである。
【0044】
図5(c)に示すエミッタ電極素子38によれば炭素繊維膜4がエミッタ電極として作用するので、前方に蛍光体を配設しておけば、該エミッタ電極から放出される電子が該蛍光体に衝突して発光する電界放出ディスプレイを構成することができる。
【0045】
次に、図5(c)に示すエミッタ電極素子38のエミッタ電極(炭素繊維膜4)の電流電圧特性を図6に示す。図6から、前記エミッタ電極では、電流と電圧との関係がオームの法則に従っており、炭素繊維膜4と導電性材料2との間でオーミック接合が形成されていることが明らかである。
【0046】
また、図6から、前記エミッタ電極における炭素繊維膜4と導電性材料2との間の電気抵抗は、2.3×10−3Ωcmとなっている。これに対して、カーボンナノチューブを分散したスラリーをスクリーン印刷等で導電性材料の表面に塗布した後、乾燥したり、カーボンナノチューブを導電ペースト等を介して導電性材料の表面に固定した従来の積層体では、カーボンナノチューブと導電性材料との間の電気抵抗は、2〜20×10−2Ωcm程度である。
【0047】
従って、本発明に従う前記エミッタ電極における炭素繊維膜4と導電性材料2との間の電気抵抗は、前記従来の積層体に比較して格段に小さくなっていることが明らかである。
【0048】
尚、前記実施形態では電子素子の例としてエミッタ電極を挙げているが、本発明は、導電性材料とカーボンナノチューブとの接触抵抗を低減する必要がある分野であればどのような分野にも適用することができ、前記電子素子として例えば燃料電池、キャパシタ等の電気化学セルの電極等を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子素子の構成を示す説明的断面図。
【図2】本発明の一実施形態の電子素子の製造工程を示す説明的断面図。
【図3】本発明の他の実施形態の電子素子の製造工程を示す説明的断面図。
【図4】本発明の電子素子を用いる電界放出ディスプレー用電極の製造工程を示す説明的断面図。
【図5】本発明の電子素子を用いる電界放出ディスプレー用電極の製造工程を示す説明的断面図。
【図6】図5に示す電極の電流電圧特性を示すグラフ。
【符号の説明】
1…電子素子、 2…導電性材料、 3…アモルファス珪素層、 4…炭素繊維膜、 5…触媒金属粒子、 6…カーボンナノチューブ。

Claims (2)

  1. 全重量の100ppm以上の珪素を含む導電性材料と、
    加熱により該電性材料に含まれる珪素から形成されると共に、炭素繊維膜生成のための触媒金属粒子を含み、該導電性材料の表面に接合されたアモルファス珪素層と、
    該アモルファス珪素層を介して該電性材料に接合されていることにより、該導電性材料にオーミック接合されている炭素繊維膜とを備えることを特徴とする電子素子。
  2. 前記炭素繊維膜は、カーボンナノチューブからなることを特徴とする請求項1記載の電子素子。
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