JP2000067126A - スケジュール情報処理装置および表示情報処理装置ならびにスケジュールおよび表示情報処理制御プログラムを記憶した媒体 - Google Patents

スケジュール情報処理装置および表示情報処理装置ならびにスケジュールおよび表示情報処理制御プログラムを記憶した媒体

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JP2000067126A
JP2000067126A JP23776198A JP23776198A JP2000067126A JP 2000067126 A JP2000067126 A JP 2000067126A JP 23776198 A JP23776198 A JP 23776198A JP 23776198 A JP23776198 A JP 23776198A JP 2000067126 A JP2000067126 A JP 2000067126A
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JP23776198A
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Yoshinori Nagata
義典 永田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象期間内のスケジュールに関連する情報を
自動的に検索する。 【解決手段】 スケジュール情報処理装置1は、複数の
スケジュール情報を記憶するスケジュールDBと、複数
の被検索情報の特徴および本体データをそれぞれ記憶す
る情報特徴DBおよび情報本体DBを含む。装置1にお
いて、対象期間が指定された場合、スケジュールDB1
7から該対象期間内のスケジュールを示すスケジュール
情報が検索され、該スケジュール情報からキーワードが
抽出される。抽出後、前記キーワードを含む1または複
数の被検索情報の特徴データが情報特徴DB19から検
索され、該特徴データを予め定める表示形態で表示する
ためのインデックスドキュメンドが生成されて、表示さ
れる。表示後に前記特徴データのうちの少なくとも1つ
が指定された場合、装置1は、該特徴データを含む被検
索情報の本体データを、情報本体DB20から読出し表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不特定多数の情報
を記憶するメモリを操作者のスケジュールに基づいて検
索するためのスケジュール情報処理装置およびスケジュ
ール情報処理プログラムを記憶した媒体、ならびに、表
示対象の情報を予め定める表示形態で表示させるための
表示情報処理装置および表示情報処理制御プログラムを
記憶した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるデータベースは、多数の
情報にそれぞれ相当する多数のデータファイルを組織的
に統合して記憶したものである。前記データベースを備
えた情報処理装置は、データベース内の多数の情報のう
ちから、該操作者が必要とする情報、たとえば操作者の
当日のスケジュールに関連する情報を検索するために、
キーワードを用いた検索処理を行う。キーワードを用い
た一般的なデータベースの検索処理は、以下の通りであ
る。最初に、利用者が、必要とする情報に関連するキー
ワードを定め、該キーワードを前記情報処理装置に入力
する。キーワード入力後、前記情報処理装置は、入力さ
れたキーワードを含む情報を前記データベースから検索
し、検索された情報を抽出する。
【0003】特開平1−241674号公報は、前記デ
ータベースの検索に関する技術を開示する。前記公報の
拡張文書管理装置は、前記情報として、複数の電子化文
書を蓄積した文書格納装置を検索するためのものであ
り、該電子化文書の検索処理において参照とするため
に、文書集合に関する情報を記憶する。前記文書集合
は、過去に行われた検索処理において検索された複数の
電子化文書の集合である。前記拡張文書管理装置は、操
作者によっていずれか1つの電子化文書が検索手掛かり
として指定された場合、前記文書集合に関する情報を参
照し、指定された電子化文書と共に過去に検索された他
の電子化文書を検索する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の情報処理装置が
行う一般的な検索処理において、キーワードは操作者に
よって指定される。ゆえに操作者は、必要とする情報、
たとえば操作者のスケジュールに関連する情報を確実に
検索させるために、該スケジュールに関する適切なキー
ワードを設定しなければならない。前記適切なキーワー
ドが1回で設定されない場合、操作者はキーワードを手
作業で変更しつつ、前記情報処理装置に検索処理を複数
回繰返させなければならない。これらの結果、前記デー
タベース内の情報の数が増大するほど、前記検索処理の
ための操作者の手間が増加する。前記公報の拡張文書管
理装置の検索処理において、前記検索手掛かりは操作者
によって指定される。ゆえに一般的な検索処理と同じ理
由に基づき、文書格納装置内の電子化文書の数が増加す
るほど、操作者の手間が増加する。
【0005】上述の検索処理終了後、検索された情報
は、前記情報処理装置から他の情報処理装置、たとえば
携帯型の情報処理装置に与えられることがある。この場
合、情報の供給先である前記他の情報処理装置は、該装
置内の記憶部の記憶容量以上の情報を記憶することは困
難である。ゆえに情報の供給元である前記情報処理装置
から出力される情報の最大量は、該記憶部の記憶容量に
よって制約を受けるため、供給元の情報処理装置は、検
索された全ての情報を供給先の情報処理装置に与えるこ
とが難しくなる。このため操作者は、検索された全ての
情報のうちから、供給先の情報処理装置に供給するべき
情報を選択する必要がある。これらのことに基づき、前
記検索された情報を前記他の情報処理装置に与える場
合、検索された情報が多いほど、操作者の手間が増加す
る。
【0006】前記情報供給後、前記供給先の情報処理装
置は、供給元の情報処理装置から離れた場所で持出され
て使用されることがある。このような状況において、前
記検索された情報のうちの供給先の情報処理装置に与え
られていない情報が必要になることがある。この場合、
供給先の情報処理装置の操作者が、前記離れた場所か
ら、供給元の情報処理装置のデータベースに対して、必
要になった情報を要求することは、非常に困難である。
さらに前記情報供給後、供給先の情報処理装置におい
て、供給された情報を見易く表示するためには、操作者
が供給先の情報処理装置の表示に関する構成に合わせ
て、供給された情報の書式を、データベースにおける記
憶および検索に適したものから、表示に適したものに、
変更する必要がある。書式の変更は一般的に操作者が手
作業で行うので、供給された情報を見易く表示するため
には手間がかかる。
【0007】本発明の目的は、データベースを検索する
際の操作者の手間を簡略化し、かつ該操作者のスケジュ
ールに基づき該操作者が必要な情報を、確実にデータベ
ースから検索するためのスケジュール情報処理装置およ
びスケジュール情報処理制御プログラムを記憶した媒体
を提供することであり、さらに、検索された情報を見易
く表示するための表示情報処理制御装置および表示情報
処理制御プログラムを記憶する媒体を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、少なくと
も日または1日内の時刻を示す時間データと、該時間デ
ータに対応するスケジュール内容を示すスケジュール内
容データとをそれぞれ含む複数のスケジュール情報を記
憶するスケジュールメモリと、予め定める複数の被検索
情報を記憶する被検索情報メモリと、前記全てのスケジ
ュール情報のうちの少なくとも1つを指定するスケジュ
ール指定手段と、前記スケジュール指定手段の指定結果
に応答し、指定されたスケジュール情報に関連する1ま
たは複数の各被検索情報の少なくとも一部分である1ま
たは複数の事項情報を、前記被検索情報メモリからそれ
ぞれ検索する情報検索手段とを含むことを特徴とするス
ケジュール情報処理装置である。
【0009】第1の発明に従えば、前記スケジュール情
報処理装置は、前記指定されたスケジュール情報の少な
くとも一部分に基づき、前記被検索情報メモリから前記
事項情報を検索する。これによって操作者は、前記事項
情報を検索させるために、検索の基準、たとえばキーワ
ードを、前記スケジュール情報処理装置に指定する必要
がなくなる。したがって操作者は、前記スケジュール情
報処理装置に、指定されたスケジュール情報に関連する
情報の少なくとも一部分を、容易かつ確実に検索させる
ことができる。前記各事項情報が各被検索情報全体であ
る場合、全ての事項情報の集合は前記指定されたスケジ
ュール情報に関連する被検索情報自体の集合であり、前
記各事項情報が前記各被検索情報のそれぞれ一部分であ
る場合、全ての事項情報の集合は、前記関連する被検索
情報の一覧、すなわち目次に相当する。すなわち前記ス
ケジュール情報処理装置は、前記関連する被検索情報の
集合またはその一覧を、容易かつ確実に得ることができ
る。
【0010】第2の発明のスケジュール情報処理装置
は、1日未満の時間帯または1日以上の期間を指定する
時間指定手段をさらに含み、前記スケジュール指定手段
は、指定された前記時間帯内の時刻または指定された前
記期間内の日を少なくとも示す時間データを含むスケジ
ュール情報を、指定することを特徴とする。
【0011】第2の発明に従えば、前記スケジュール情
報処理装置は、前記第1の発明のスケジュール情報処理
装置に加えて前記時間指定手段をさらに含み、前記スケ
ジュール指定手段が上述のように動作する。これによっ
て前記第2の発明のスケジュール情報処理装置が所望の
期間内のスケジュールに関連する被検索情報を検索する
ためには、該所望の期間だけが該スケジュール情報処理
装置に対して指定されればよい。したがって前記スケジ
ュール情報処理装置の操作が簡単になる。また前記時間
指定手段は、1日間の期間だけでなく、1日未満の時間
帯または2日以上の期間を指定することができる。ゆえ
に前記スケジュール情報処理装置は、たとえば長期出張
中のスケジュールに関連する全ての情報の集合、または
旅行中のスケジュールに関連する全ての情報の集合、あ
るいは該全ての情報の一覧を、簡単に生成することがで
きる。
【0012】第3の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記時間指定手段は、予め定める指定基準期間おき
に起動し、起動した時点から予め定める長さの時間帯ま
たは該時点から予め定める長さの期間を、指定すること
を特徴とする。
【0013】第3の発明に従えば、前記スケジュール情
報処理装置は、前記第2の発明のスケジュール情報処理
装置において、前記時間指定手段が上述のように動作す
る。この結果前記第3の発明のスケジュール情報処理装
置は、前記指定基準期間おきに、前記被検索情報メモリ
から前記事項情報を自動的に検索する。これによって操
作者が前記スケジュール情報処理装置を操作する手間
が、簡略化される。
【0014】第4の発明のスケジュール情報処理装置
は、スケジュール情報の解析のために予め設定される文
字列である複数のキーワードのうちから、前記指定され
たスケジュール情報の少なくとも一部分と一致するキー
ワードを抽出するキーワード抽出手段をさらに含み、前
記情報検索手段は、前記指定されたスケジュール情報に
関連する被検索情報として、抽出されたキーワードを含
む被検索情報を検索することを特徴とする。
【0015】第4の発明に従えば、前記スケジュール情
報処理装置は、前記第1の発明のスケジュール情報処理
装置に加えて前記キーワード抽出手段を含み、前記情報
検索手段が上述のように動作する。これによって前記第
4の発明のスケジュール情報処理装置は、キーワードを
用いた一般的な検索エンジンを用いて、前記被検索情報
メモリから前記事項情報を検索することができる。
【0016】第5の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記被検索情報の少なくとも一部を表示可能な表示
手段と、前記全ての事項情報のうちの少なくとも1つ
を、前記表示手段に表示させる事項情報表示制御手段
と、前記全ての事項情報のうちの少なくとも1つを選択
する事項情報選択手段と、選択された事項情報を含む被
検索情報内の少なくとも一部分を、前記被検索情報メモ
リから取得する情報取得手段とをさらに含むことを特徴
とする。
【0017】第5の発明に従えば、前記スケジュール情
報処理装置は、前記第1の発明のスケジュール情報処理
装置に加えて、前記指定されたスケジュール情報に関連
する被検索情報全体の取得に関する上述の手段を含む。
これによって第5の発明の情報処理装置は、操作者に、
前記事項情報の集合に基づき、全体を取得するべき被検
索情報を、容易に選択させることができる。
【0018】第6の発明のスケジュール情報処理装置
は、被検索情報が記憶可能な一時記憶手段と、前記全て
の事項情報をそれぞれ含む全ての被検索情報を、前記一
時記憶手段に記憶させる被検索情報記憶制御手段とをさ
らに含み、前記情報取得手段は、前記被検索情報の少な
くとも一部分を、前記一時記憶手段から取得することを
特徴とする。
【0019】第6の発明に従えば、前記スケジュール情
報処理装置は、前記第5の発明のスケジュール情報処理
装置に加えて前記スケジュール情報に関連する被検索情
報を一時記憶するための上記手段を含み、前記情報取得
手段が上述のように動作する。この結果第6の発明のス
ケジュール情報処理装置は、前記被検索メモリから被検
索情報が取得される場合よりも、被検索情報を容易に取
得することができる。
【0020】第7の発明のスケジュール情報処理装置
は、スケジュール情報の解析のために予め設定される文
字列である複数のキーワードのうちから、前記指定され
たスケジュール情報の少なくとも一部分と一致するキー
ワードを抽出するキーワード抽出手段と、前記各事項情
報を含む各被検索情報内の前記抽出されたキーワードの
出現回数である該各被検索情報の関連度をそれぞれ求め
る関連度算出手段とをさらに含み、前記事項情報表示制
御手段は、前記各事項情報を、該各事項情報を含む被検
索情報の関連度に基づいて前記表示手段に表示させるこ
とを特徴とする。
【0021】第7の発明に従えば、前記スケジュール情
報処理装置は、前記第5の発明のスケジュール情報処理
装置に加えて、前記被検索情報の関連度の算出に関する
上述の構成を含む。前記被検索情報の関連度が多いほ
ど、該被検索情報と前記指定されたスケジュール情報と
の関連が深い。この結果前第7の発明のスケジュール情
報処理装置は、前記関連度に基づき、前記指定されたス
ケジュール情報と関連のある全ての被検索情報のうちか
ら、重要であると予想されるものを、操作者が素早く見
付けられるように、事項情報を表示することができる。
【0022】第8の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記事項情報表示制御手段は、前記全ての事項情報
のうちの少なくとも2つを、該各事項情報を含む被検索
情報の関連度の順に、前記表示手段に表示させることを
特徴とする。
【0023】第8の発明に従えば、前記スケジュール情
報処理装置は、前記第7の発明のスケジュール情報処理
装置において、前記事項情報表示制御手段が上述のよう
に動作する。この結果第8の発明のスケジュール情報処
理装置は、前記事項情報の並べ順に基づき、前記指定さ
れたスケジュール情報と関連のある全ての被検索情報の
うちから、重要であると予想される情報を、操作者に極
めて容易にかつ素早く見付けさせることができる。
【0024】第9の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記事項情報表示制御手段は、前記全ての事項情報
の中の、該事項情報をそれぞれ含む全ての被検索情報の
うちの関連度が最も高い被検索情報から関連度の順に予
め定める数の被検索情報にそれぞれ含まれる事項情報だ
けを、表示させることを特徴とする。
【0025】第9の発明に従えば、前記スケジュール情
報処理装置は、前記第7の発明のスケジュール情報処理
装置において、前記事項情報表示制御手段が上述のよう
に動作する。この結果全ての事項情報のうちから、関連
度が低いほうの情報、すなわち前記指定されたスケジュ
ール情報との関連の浅いほうの情報が、除外される。こ
れによって第9の発明のスケジュール情報処理装置は、
前記事項情報が多数得られた場合、表示するべき事項情
報を関連度に基づき絞込むことができる。
【0026】第10の発明のスケジュール情報処理装置
は、被検索情報が記憶可能な一時記憶手段と、前記全て
の事項情報をそれぞれ含む複数の被検索情報のうちのい
ずれか1つを前記被検索情報メモリから取得して前記一
時記憶手段に記憶させる記憶制御動作を、前記一時記憶
手段内の全ての被検索情報のデータ量の総和が予め定め
る基準データ量未満である間、前記いずれか1つの被検
索情報を関連度が高い順に選んで繰返す被検索情報記憶
制御手段をさらに含み、前記情報取得手段は、前記被検
索情報の少なくとも一部分を、前記一時記憶手段から取
得することを特徴とする。
【0027】第10の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記第7の発明のスケジュール情報処
理装置に加えて、前記指定されたスケジュール情報に関
連する被検索情報を一時記憶するための上述の手段を含
み、前記情報取得手段が上述のように動作する。この結
果前記一時記憶手段は、前記スケジュール情報に関連す
る全ての被検索情報のうち、関連が深いほうの情報を記
憶する。これによって第10の発明のスケジュール情報
処理装置は、前記全ての被検索情報のうち、操作者によ
って選択される可能性が高いほうの被検索情報を、前記
一時記憶手段に効率良く記憶させることができる。
【0028】第11の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記各被検索情報は、該各被検索情報の内容を示す
本体データと、該各被検索情報の内容の特徴を示す特徴
データとを含み、前記情報検索手段は、前記指定された
スケジュール情報に関連する被検索情報の少なくとも一
部分として、該被検索情報の特徴データを検索すること
を特徴とする。
【0029】第11の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記第1の発明のスケジュール情報処
理装置において、前記被検索情報が上述の構成になって
いる。この結果第11の発明のスケジュール情報処理装
置は、前記事項情報の集合として、前記指定されたスケ
ジュール情報に関連する被検索情報の特徴データを、出
力することができる。この結果前記事項情報の集合に基
づき、前記関連する各被検索情報の特徴が把握しやすく
なる。
【0030】第12の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記各被検索情報の特徴データは、前記各被検索情
報の内容の特徴を示す文字列であることを特徴とする。
【0031】第12の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記第11の発明のスケジュール情報
処理装置において、前記特徴データが前記文字列、すな
わちいわゆる被検索情報のタイトルになっている。この
結果第12の発明のスケジュール情報処理装置は、前記
事項情報の集合として、前記指定されたスケジュール情
報に関連する被検索情報のタイトルを出力するので、事
項情報の集合をテキストデータファイルにすることがで
きる。この結果事項情報の集合の情報量を抑えることが
できる。
【0032】第13の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記各被検索情報の特徴データは、前記各被検索情
報の内容の要約を示すデータまたは該各被検索情報の本
体データを縮小したデータであることを特徴とする。
【0033】第13の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記第11の発明のスケジュール情報
処理装置において、前記特徴データが上述のデータにな
っている。前記要約を示すデータまたは本体データの縮
小データは、前記被検索情報の内容の特徴を示すもので
あればよく、該被検索情報のタイトルと異なり文字列に
限定されない。この結果第12の発明のスケジュール情
報処理装置は、前記事項情報の集合として、前記指定さ
れたスケジュール情報に関連する被検索情報の特徴を示
す上記データ、たとえば要約またはサムネイルを、出力
することができる。前記要約またはサムネイルは、前記
タイトルよりも、被検索情報の内容を把握しやすい。こ
れによって前記スケジュール情報処理装置は、前記関連
する被検索情報の一覧を、操作者により分かり易く生成
することができる。
【0034】第14の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記被検索情報メモリは、前記各被検索情報の本体
データを記憶する本体データ記憶手段、および前記各被
検索情報の特徴データと前記本体データ記憶手段内の該
各被検索情報の本体データが記憶された位置を示すポイ
ンタとを相互に対応付けて記憶する特徴データ記憶手段
を含み、前記情報検索手段は、前記検索された特徴デー
タに対応するポインタを、さらに検索することを特徴と
する。
【0035】第14の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記第11の発明のスケジュール情報
処理装置において、被検索情報メモリが上述の構成にな
っており、前記情報検索手段が上述のように動作する。
この結果前記第14の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記指定されたスケジュール情報に関連する被検索
情報の特徴データに加えて、該被検索情報の本体データ
のポインタを出力する。ゆえに前記スケジュール情報処
理装置は、前記ポインタに基づき、前記被検索情報の本
体データを、容易に取得することができる。
【0036】第15の発明のスケジュール情報処理装置
は、少なくともスケジュールメモリ、スケジュール指定
手段、事項情報記憶手段、事項情報表示手段、事項情報
選択手段、および情報取得手段は、携帯可能な装置を構
成することを特徴とする。
【0037】第15の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記第5の発明のスケジュール情報処
理装置が上述の構成になっている。この結果前記第15
の発明のスケジュール情報処理装置のうち、スケジュー
ル情報の指定と、事項情報の選択と、指定されたスケジ
ュール情報に関連する被検索情報の取得とに関する構成
が、携帯可能になる。
【0038】第16の発明は、予め定める複数の被検索
情報を記憶する外部被検索情報メモリ、および前記外部
被検索情報メモリを検索するための外部情報検索手段を
含む外部情報処理装置と、予め定める通信回線を介して
相互に情報を送受可能なスケジュール情報処理装置であ
って、少なくとも日または1日内の時刻を示す時間デー
タと、該時間データに対応するスケジュール内容を示す
スケジュール内容データとをそれぞれ含む複数のスケジ
ュール情報を記憶するスケジュールメモリと、前記全て
のスケジュール情報のうちの少なくとも1つを指定する
スケジュール指定手段と、指定されたスケジュール情報
それぞれの少なくとも一部分を、前記通信回線を介して
前記外部情報検索手段に与える検索制御手段とを含み、
前記外部情報検索手段は、与えられた前記スケジュール
情報の少なくとも一部分に関連する1または複数の被検
索情報の少なくとも一部分である事項情報を、前記外部
被検索情報メモリから検索し、検索された事項情報を前
記通信回線を介して前記検索制御手段に返送することを
特徴とするスケジュール情報処理装置である。
【0039】第16の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記外部情報処理装置内の被検索情報
メモリを、指定されたスケジュール情報に基づいて検索
させる。これによって前記スケジュール情報処理装置
は、指定されたスケジュール情報に関連する情報の少な
くとも一部分を、容易かつ確実に得ることができる。ま
た前記スケジュール情報処理装置は、公共の被検索情報
メモリ、たとえばコンピュータネットワーク上にある公
共の情報データベースを、検索対象とすることができ
る。
【0040】第17の発明のスケジュール情報処理装置
は、スケジュール情報の解析のために予め設定される文
字列である複数のキーワードのうちから、前記指定され
たスケジュール情報の少なくとも一部分と一致するキー
ワードを抽出するキーワード抽出手段をさらに含み、前
記検索制御手段は、指定された各スケジュール情報の一
部分として、該各スケジュール情報から抽出されたキー
ワードを、前記外部情報検索手段に与え、前記外部情報
検索手段は、前記事項情報として、最新の前記キーワー
ドに関連する被検索情報の少なくとも一部分を、前記外
部被検索情報記憶手段から検索することを特徴とする。
【0041】第17の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記第16の発明のスケジュール情報
処理装置に加えて前記キーワード抽出手段をさらに含
み、前記検索制御手段が上述のように動作する。これに
よって、前記第17の発明のスケジュール情報処理装置
から前記外部情報処理装置に与えられる情報の情報量
が、キーワードを用いない場合よりも減少するので、両
情報処理装置間の通信の負担を減少させることができ
る。
【0042】第18の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記外部情報処理装置から返送された前記事項情報
を記憶する返送事項情報記憶手段と、前記返送事項情報
記憶手段を検索するための内部情報検索手段と、過去に
抽出されたキーワードを記憶するキーワード記憶手段と
をさらに含み、前記検索制御手段は、前記キーワード抽
出手段が抽出した最新のキーワードと前記キーワード記
憶手段内の過去のキーワードとを比較し、2つの前記キ
ーワードが異なる場合、該最新のキーワードを前記通信
回線を介して前記外部情報検索手段に与え、2つの前記
キーワードが一致する場合、該最新のキーワードを前記
内部情報検索手段に与え、前記内部情報検索手段は、前
記最新のキーワードに関連する事項情報を、前記返送事
項情報記憶手段から検索することを特徴とする。
【0043】第18の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記第17の発明のスケジュール情報
処理装置に加えて、キーワードの選別に関する上述の構
成をさらに含む。これによって第18の発明のスケジュ
ール情報処理装置は、最新の前記指定されたスケジュー
ル情報に関連する被検索情報が、前記外部情報処理装置
から過去に返送された事項情報を含むものである場合、
該外部情報処理装置を検索する代わりに前記返送事項情
報記憶手段を検索する。この結果前記スケジュール情報
処理装置は、外部情報処理装置との通信の回数を、抽出
されたキーワードを無条件で外部情報処理装置に与える
場合よりも、減少させることができる。
【0044】第19の発明のスケジュール情報処理装置
は、前記外部情報処理装置は、前記外部被検索情報メモ
リ内の被検索情報の少なくとも一部を取得するための外
部情報取得手段をさらに含み、前記スケジュール情報処
理装置は、前記事項情報を表示可能な表示手段と、前記
返送された事項情報を表示手段に表示させる事項情報表
示制御手段と、前記返送された全ての事項情報のうちの
少なくとも1つを選択する事項情報選択手段と、前記選
択された事項情報を含む被検索情報の取得の指示を、前
記通信回線を介して前記外部情報取得手段に与える取得
制御手段とをさらに含み、前記外部情報取得手段は、指
示された被検索情報内の少なくとも一部分を、前記外部
被検索情報メモリから取得し、前記取得制御手段に返送
することを特徴とする。
【0045】第19の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記第16の発明のスケジュール情報
処理装置に加えて、前記指定されたスケジュール情報に
関連する被検索情報全体の取得に関する上述の手段を含
む。これによって第19の発明のスケジュール情報処理
装置は、操作者に、前記事項情報の集合に基づき、全体
を取得するべき被検索情報を容易に選択させることがで
きる。さらに前記スケジュール情報処理装置は、該装置
内に記憶されていない被検索情報を、前記外部情報処理
装置から、容易に取得することができる。
【0046】第20の発明は、情報を表示可能な表示手
段を含む端末装置との間で、通信回線を介して相互に情
報を送受可能なスケジュール情報処理装置であって、少
なくとも日または1日内の時刻を示す時間データと、該
時間データに対応するスケジュール内容を示すスケジュ
ール内容データとをそれぞれ含む複数のスケジュール情
報を記憶するスケジュールメモリと、予め定める複数の
被検索情報を記憶する被検索情報メモリと、前記全ての
スケジュール情報のうちの少なくとも1つを指定するス
ケジュール指定手段と、前記指定されたスケジュール情
報に関連する1または複数の被検索情報それぞれの少な
くとも一部分である1または複数の事項情報を、前記被
検索情報メモリからそれぞれ検索する情報検索手段と、
前記検索された事項情報を、前記通信回線を介して前記
端末装置の前記表示手段に与え、表示させる事項情報表
示制御手段とを含むことを特徴とするスケジュール情報
処理装置である。
【0047】第20の発明に従えば、前記スケジュール
情報処理装置は、前記事項情報を前記被検索情報メモリ
から検索し、通信回線を介して前記端末装置に与える。
これによって前記スケジュール情報処理装置は、前記指
定されたスケジュール情報に関連する情報の少なくとも
一部分を容易かつ確実に得て、被検索情報メモリを持た
ない前記端末装置に容易に提供することができる。
【0048】第21の発明は、少なくとも1つの予め定
める被検索情報それぞれの少なくとも一部分である1ま
たは複数の事項情報を入力する情報入力手段と、予め定
める表示態様で事項情報を表示するための予め定める基
準書式に基づき、入力された事項情報に該事項情報の表
示態様を制御するための表示制御情報を付加し、該事項
情報を表示するための表示情報を生成する表示情報生成
手段とを含むことを特徴とする表示情報処理装置であ
る。
【0049】第21の発明に従えば、前記表示情報処理
装置は、入力された事項情報に前記表示制御情報を付加
して表示情報を生成する。これによって前記表示情報処
理装置は、表示情報を自動的に生成することができる。
したがって前記表示情報処理装置は、前記事項情報の集
合、すなわち前記被検索情報の集合または該被検索情報
の一覧を、前記表示態様で操作者に提示することができ
る。また前記表示情報の基準書式は常に等しいので、た
とえば前記基準書式がいわゆるHTML(HyperText Ma
rkup Langage)である場合、前記事項情報の一覧を、い
わゆるインターネット上のハイパーテキストを閲覧する
ための既存の装置によって表示させることができる。こ
のように前記基準書式を、データファイルを閲覧するた
めの既存の装置で用いられるものにすれば、前記事項情
報の一覧を、既存の装置で見易く表示させることができ
る。
【0050】第22の発明の表示情報処理装置は、複数
の前記被検索情報を記憶する被検索情報メモリと、被検
索情報の検索基準となるべき文字列であるキーワードを
入力するキーワード入力手段をさらに含み、前記情報入
力手段は、前記被検索情報メモリから、前記キーワード
を含む被検索情報の少なくとも一部分を検索して、入力
することを特徴とする。
【0051】第22の発明に従えば、前記表示情報処理
装置は、第21の発明の表示情報処理装置に加えて前記
キーワード入力手段および被検索情報メモリをさらに含
み、前記情報入力手段が上述のように動作する。これに
よって前記第22の発明の表示情報処理装置は、前記被
検索情報の検索結果を、前記事項情報として、前記表示
態様で自動的に表示することができる。すなわち前記表
示情報処理装置は、操作者が関心のあるキーワードに関
する被検索情報の少なくとも一部分を、前記表示様態で
表示して、操作者に閲覧させることができる。
【0052】第23の発明の表示情報処理装置は、複数
の前記被検索情報を記憶する被検索情報メモリと、被検
索情報が記憶可能な一時記憶手段と、前記各事項情報を
それぞれ含む被検索情報の少なくとも一部分を、前記被
検索メモリからそれぞれ取得して、前記一時記憶手段に
記憶させる情報取得手段とをさらに含むことを特徴とす
る。
【0053】第23の発明に従えば、前記表示情報処理
装置は、前記第21の発明の表示情報処理装置に加え
て、前記事項情報を含む被検索情報の取得に関する上述
の構成を含む。これによって前記第23の発明の表示情
報処理装置は、表示情報の自動生成と共に、前記事項情
報を含む全ての被検索情報を自動的に抽出することがで
きる。ゆえに前記表示情報処理装置は、前記事項情報を
前記表示態様で操作者に提示することができ、かつ、前
記被検索情報を抽出する際の手間を簡略化することがで
きる。ゆえにたとえば前記基準書式がいわゆるHTML
である場合、前記表示情報処理装置は、前記表示情報と
アンカーによって関連付けられる可能性が高い被検索情
報を、前記被検索情報メモリから自動的に抽出すること
ができる。
【0054】第24の発明の表示情報処理装置は、前記
情報入力手段は、前記各事項情報を含む各被検索情報内
の予め定めるキーワードの出現回数である該各被検索情
報の関連度を、該各事項情報に対応付けてさらに入力
し、前記表示情報生成手段は、前記基準書式に基づき、
前記事項情報に、該事項情報の関連度をそれぞれさらに
対応づけることを特徴とする。
【0055】第24の発明に従えば、前記表示情報処理
装置は、前記第21の発明の表示情報処理装置に加え
て、前記関連度の付加に関する上述の構成を含む。この
結果前記第24の発明のスケジュール情報処理装置は、
前記全ての事項情報を、前記対応する関連度に基づい
て、表示させることができる。これによって操作者は、
表示後の前記表示情報に基づき、前記入力された全ての
事項情報のうちから、前記キーワードに拘わりに深い被
検索情報の事項情報を、重要であると予想して、素早く
見付けることができる。
【0056】第25の発明の表示情報処理装置は、前記
表示情報生成手段は、前記全ての事項情報が、対応付け
られる関連度が高い順に並べて表示されるように、前記
表示制御情報を定めることを特徴とする。
【0057】第25の発明に従えば、前記表示情報処理
装置は、前記第24の発明の表示情報処理装置におい
て、前記表示情報生成手段が上述のように動作する。こ
の結果第25の発明の表示情報処理装置は、表示後の表
示情報に基づき、前記入力された全ての事項情報のうち
から、重要であると予想される被検索情報の事項情報
を、操作者に極めて容易にかつ素早く見付けさせること
ができる。
【0058】第26の発明の表示情報処理装置は、前記
表示情報生成手段は、前記全ての事項情報のうち、対応
付けられる関連度が最大の事項情報から関連度が高い順
に予め定める数の事項情報だけを、前記表示情報に含め
ることを特徴とする。
【0059】第26の発明に従えば、前記表示情報処理
装置は、前記第24の発明の表示情報処理装置におい
て、前記表示情報生成手段が上述のように動作する。こ
の結果全ての事項情報のうちから、関連度が低いほうの
情報、すなわち前記キーワードとの関連の浅いほうの情
報が除外される。これによって第26の発明の表示情報
処理装置は、前記事項情報が多数得られた場合、表示す
るべき事項情報を関連度に基づき絞込むことができる。
【0060】第27の発明の表示情報処理装置は、複数
の前記被検索情報を記憶する被検索情報メモリと、被検
索情報が記憶可能な一時記憶手段と、前記全ての事項情
報のうちのいずれか1つを含む被検索情報を前記被検索
情報メモリから取得して前記一時記憶手段に記憶させる
記憶制御動作を、前記一時記憶手段内の全ての被検索情
報のデータ量の総和が予め定める基準データ量未満であ
る間、前記いずれか1つの事項情報を対応する関連度が
高い順に選んで繰返す情報取得手段とをさらに含むこと
を特徴とする。
【0061】第27の発明に従えば、前記表示情報処理
装置は、前記第24の発明のスケジュール情報処理装置
に加えて、前記事項情報を含む被検索情報を一時記憶す
るための上述の手段を含み、前記情報取得手段が上述の
ように動作する。これによって第27の発明の表示情報
処理装置は、前記一時記憶手段に、前記事項情報を含む
全ての被検索情報のうち、操作者によって選択される可
能性が高いほうの被検索情報を、効率良く記憶させるこ
とができる。
【0062】第28の発明は、少なくとも日または1日
内の時刻を示す時間データ、および該時間データに対応
するスケジュール内容を示すスケジュール内容データを
それぞれ含む複数のスケジュール情報を記憶するスケジ
ュールメモリ、ならびに予め定める複数の被検索情報を
記憶する被検索情報メモリから、情報を読出し可能なコ
ンピュータの動作を制御するためのスケジュール情報処
理制御プログラムを記憶したコンピュータ読出し可能な
媒体であって、前記スケジュール情報処理制御プログラ
ムは、コンピュータに、前記全てのスケジュール情報の
うちの少なくとも1つを指定させ、前記指定されたスケ
ジュール情報に関連する1または複数の被検索情報それ
ぞれの少なくとも一部分である1または複数の事項情報
を、前記被検索情報メモリからそれぞれ検索させること
を特徴とするスケジュール情報処理制御プログラムを記
憶した媒体である。
【0063】第28の発明に従えば、前記媒体に記憶さ
れたプログラムは、前記被検索情報メモリから、コンピ
ュータネットワークを介してまたは直接に、被検索情報
を読出し可能なコンピュータにインストールされる。こ
の結果前記コンピュータは、前記第1の発明のスケジュ
ール情報処理装置として動作するので、操作者によって
指定されたスケジュール情報に関連する被検索情報の集
合、または該被検索情報の一覧を、容易に生成すること
ができる。このように前記媒体内のプログラムは、汎用
のコンピュータを用いて、前記第1の発明のスケジュー
ル情報処理装置を容易に実現させることができる。
【0064】第29の発明は、予め定める被検索情報の
少なくとも一部分である事項情報を入力可能なコンピュ
ータの動作を制御するための表示情報処理制御プログラ
ムを記憶したコンピュータ読出し可能な媒体であって、
前記表示情報処理制御プログラムは、コンピュータに、
前記少なくとも1つの事項情報を入力させ、予め定める
表示態様で事項情報を表示するための予め定める基準書
式に基づき、入力された事項情報に該事項情報の表示態
様を制御するための表示制御情報を付加し、該事項情報
を表示するための表示情報を生成させることを特徴とす
る表示情報処理制御プログラムを記憶した媒体である。
【0065】第29の発明に従えば、前記媒体に記憶さ
れたプログラムは、前記事項情報が入力可能なコンピュ
ータにインストールされる。この結果前記コンピュータ
は、前記第21の発明の表示情報処理装置として動作す
るので、前記事項情報の集合を前記表示態様で表示する
ための表示情報を、自動的に生成することができる。こ
のように前記媒体内のプログラムは、汎用のコンピュー
タを用いて、前記第21の発明の表示情報処理装置を容
易に実現させることができる。
【0066】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態であるスケジュール情報処理装置(以後、「第1情報
処理装置」と略称する)1の電気的および機能的構成を
示すブロック図である。第1情報処理装置1は、機能的
には、データベース記憶部3、期間入力部5、スケジュ
ールデータベース検索部6、キーワード抽出部7、情報
特徴データベース検索部8、インデックスドキュメント
生成部9、インデックスドキュメント表示制御部10、
表示部11、指示部12、情報選択部13、情報本体デ
ータベース検索部14、本体表示制御部15、および抽
出情報記憶部16を含む。データベース記憶部3は、少
なくともスケジュールデータベース17および被検索情
報データベース18を記憶する。3つのデータベース検
索部6,8,14、キーワード抽出部7、およびインデ
ックスドキュメント生成部9は、バッファ21〜25を
それぞれ備える。以後、データベースを「DB」と略称
し、インデックスドキュメントを「ID」と略称する。
なお以下の説明において、「データ」は基本的にはいわ
ゆるデータ要素またはデータファイルに相当し、「情
報」は1つの前記データまたは複数の前記データの集合
であるとする。
【0067】スケジュールDB17は、複数のスケジュ
ール情報の集合である。前記各スケジュール情報は、た
とえば第1情報処理装置1の操作者のスケジュールをそ
れぞれ示す。単一のスケジュール情報は、少なくとも日
付または時刻を示す時間データと、時間データが示す日
時または該日時によって規定される期間におけるスケジ
ュール内容を示すスケジュール内容データとを含む。時
間データは、具体的には、前記時間帯または期間の開始
日時および終了日時、前記期間の開始日時だけ、および
該期間の開始日時および該期間の長さの3通りの記載形
式のうちのいずれかによって、前記スケジュールに対応
する時間帯または期間を示す。本実施の形態では、前記
スケジュール内容データは、前記スケジュール内容を示
す文字列であるとする。
【0068】被検索情報DB18は、複数の被検索情報
の集合である。前記各被検索情報は、任意の実在物に対
する概念または事実を示すものであり、被検索情報の内
容自体は限定されていない。単一の被検索情報は、該被
検索情報が示す内容を示す本体データと、該内容の特徴
を示す特徴データとを含む。被検索情報DB18は、具
体的には、情報特徴DB19と情報本体DB20とを含
む。
【0069】情報本体DB20は、全ての前記被検索情
報の本体データだけを記憶する。本実施の形態では、本
体データはコンピュータのファイルに相当するものとす
る。たとえば本体データは、具体的には、文字列または
文書を示すテキストデータファイル、画像を示すグラフ
ィックデータファイル、および音響を示す音響データフ
ァイルのうちのいずれかである。情報本体DB20は、
たとえばWWW(World Wide web)のDB、すなわちコ
ンピュータネットワーク上で公開されているDBであ
る。
【0070】情報特徴DB19は、前記全ての被検索情
報の特徴データと、全ての被検索情報の本体データのポ
インタと、全ての被検索情報の本体データのキーワード
群とを、相互に対応付けて記憶する。単一の本体データ
のポインタは第1情報処理装置1内の該本体データが記
憶されている場所を示すものである。本実施の形態で
は、本体データのポインタは、情報本体DB20内の該
本体データのアドレス、または該本体データのURL
(Uniform Resource Locator)であるとする。単一の本
体データのキーワード群は、該本体データ内に含まれる
全てのキーワードを示す。キーワードとは、後述の形態
素解析処理において用いられる文字列であり、予め定め
られている。また本実施の形態では、前記特徴データ
は、前記被検索情報が示す内容の特徴を示す文字列、す
なわちタイトルであるとする。
【0071】情報特徴DB19は、情報本体DB20に
基づいて生成される。この際、前記特徴データは、前記
被検索情報の内容に合わせて情報特徴DB19の作成者
が設定してもよく、前記被検索情報内の本体データに基
づいて第1情報処理装置1自体が自動的に設定してもよ
い。たとえば被検索情報内の本体データの一部分が自動
的に読出され、該一部分がタイトルとして情報特徴DB
19に記憶される。また任意の被検索情報の特徴データ
が生成された際、該被検索情報の本体データに予め定め
る形態素解析処理を施し、その結果得られる少なくとも
1つのキーワードを、該被検索情報の本体データのキー
ワード群として、情報特徴DB19に特徴データと関連
付けて記憶させる。前記形態素解析処理の基本的な処理
は、後述するキーワード抽出部で行われるものと等し
い。
【0072】期間入力部5は、処理対象となる対象期間
を、スケジュールDB検索部6に入力する。前記対象期
間は、1日未満の時間帯でもよく、1日以上の期間であ
っても良い。期間入力部5は、操作者が指定した期間を
対象期間としてもよく、対象期間を自動的に設定しても
よい。前者の場合、第1情報処理装置1はさらに操作部
を備え、操作者は自分が関心のある期間の入力のために
操作部を操作し、期間入力部5は操作部の操作結果に応
答し、入力された期間を前記対象期間とする。後者の場
合、第1情報処理装置1はさらにタイマを備え、該タイ
マは予め定める指定基準期間おきに期間入力部5を起動
させ、起動後の期間入力部5は、起動した時点から、該
時点から予め設定されている基準時間経過後の時点まで
の期間を、前記対象期間とする。本実施の形態では、対
象期間の長さが1日であり、該対象期間は日付によって
指定されるとする。また本実施の形態では、期間入力部
5が自動的に対象期間を設定する場合、該対象期間は期
間入力部5の起動時点の日付であるとする。
【0073】スケジュールDB検索部6は、スケジュー
ルDB17から、前記対象期間に関連する全てのスケジ
ュール情報を検索する。検索された全てのスケジュール
情報は、スケジュールDB検索部6内のバッファ21に
記憶され、かつ、キーワード抽出部7に与えられる。
【0074】キーワード抽出部7は、多数のキーワード
の集合であるキーワード辞書を、予め記憶している。キ
ーワード抽出部7は、前記検索された各スケジュール情
報の形態素解析を行い、かつ、該各スケジュール情報か
ら少なくとも1つのキーワードをそれぞれ抽出する。1
つのスケジュール情報から抽出された全てのキーワード
の集合を、該スケジュール情報のキーワード群と称す
る。前記検索された各スケジュール情報のキーワード群
は、キーワード抽出部7内のバッファ22に記憶され、
かつ、情報特徴DB検索部8に与えられる。
【0075】情報特徴DB検索部8は、概略的には、被
検索情報DB18から、前記検索された各スケジュール
情報毎に、該スケジュール情報に関連のある被検索情報
の少なくとも一部分を、該各スケジュール情報の事項情
報として、それぞれ検索する。単一のスケジュール情報
のキーワード群のうちの少なくとも1つのキーワードが
単一の被検索情報に含まれる場合、該スケジュール情報
と該被検索情報とは関連があると見なされ、さらに、該
被検索情報内の該キーワードの出現回数が多いほど、2
つの前記情報の関連が深いと見なされる。検索された全
ての事項情報は、該各事項情報と前記検索された各スケ
ジュール情報との関係を示すデータと共に、情報特徴D
B検索部8内のバッファ23に記憶され、かつ、ID生
成部9に与えられる。
【0076】ID生成部9は、与えられた全ての事項情
報を予め定める表示形態で表示装置に表示するための表
示情報であるインデックスドキュメント(ID)を、予
め定める基準書式に基づいて生成する。以後の説明で
は、基準書式はHTML(HyperText Markup Langage)
であるとする。生成されたIDは、ID生成部9内のバ
ッファ24に記憶され、かつ、ID表示制御部10に与
えられる。またID生成部9は、スケジュールDB検索
部6から、検索された全てのスケジュール情報を取得
し、該スケジュール情報をID内に組入れてもよい。
【0077】ID表示制御部10は、与えられたIDを
表示部11に表示させ、かつ、IDの表示結果を情報選
択部13に与える。操作者は、表示されたIDに基づ
き、全ての事項情報のうち、取得を望む被検索情報の一
部分である事項情報を、指示部12を用いて指定する。
指示部12の指示結果は情報選択部13に与えられる。
情報選択部13は、IDの表示結果と指示部12の指示
結果とに基づき、全ての事項情報のうちから、指定され
た事項情報を選択し、該事項情報を含む被検索情報の取
得を、情報本体DB検索部に指示する。情報本体DB検
索部14は、情報本体DB20から取得が指示された被
検索情報の少なくとも一部分を、抽出情報として読出
す。読出された抽出情報は、情報本体DB検索部14内
のバッファ25に記憶され、かつ、本体表示制御部15
に与えられる。本体表示制御部15は、与えられた抽出
情報をを表示部11に表示させる。また本体表示制御部
15は、与えられた抽出情報を、抽出情報記憶部16に
記憶させる。以上が第1情報処理装置1の機能的構成の
概略的な説明である。
【0078】第1情報処理装置1は、電気的には、予め
定めるスケジュール情報処理プログラムがインストール
された汎用のコンピュータで実現される。前記コンピュ
ータは、前述の表示部11および指示部12の他に、媒
体読出し部27と中央演算処理回路28と記憶部29と
を含む。媒体読出し部27と中央演算処理回路28と
は、導線を介して直接接続されていてもよく、コンピュ
ータネットワークを介して接続されていてもよい。前記
スケジュール情報処理プログラム(以後、「プログラ
ム」と略称する)のインストールのために、少なくとも
前記プログラムを記憶した媒体30が、媒体読出し部2
7に装着される。媒体30は、たとえばCD−ROM、
ハードディスク装置またはフロッピーディスクで実現さ
れる。
【0079】前記インストールが行われる場合、媒体読
出し部27は、媒体30から前記プログラムを読出し、
中央演算処理回路28に与える。前述の3つのDB1
7,19,20は、それぞれ記憶部29に予め記憶され
ていてもよく、プログラムのインストール後に該コンピ
ュータによって作成されてもよい。また情報特徴DB1
9は、前記プログラムと共に媒体30に予め記憶されて
いてインストール時に記憶部29に記憶されてもよい。
前記プログラムのインストール後、媒体30は媒体読出
し部27から取外されてもよい。この結果記憶部29の
一部分が、前記DB記憶部3となる。
【0080】前記プログラムのインストール後、中央演
算処理回路28が前記プログラムが実行することによっ
て、該汎用のコンピュータが第1情報処理装置1として
動作する。具体的には、前記3つのDB17,19,2
0が記憶部29に記憶された状態で、中央演算処理回路
28は前記プログラムを実行する。この結果中央演算処
理回路28は、前記プログラムの進行に応じて前述の各
部5〜10、13〜15としてそれぞれ動作する。中央
演算処理回路28は、動作中に、記憶部29の一部を前
述のバッファ21〜25および抽出情報記憶部16とし
て用いる。以上の手順によって、汎用のコンピュータを
用い、第1情報処理装置1を実現することができる。前
記汎用のコンピュータは、携帯可能なもの、たとえばい
わゆるノート型パーソナルコンピュータであることが好
ましい。これによって操作者は、外出時に前記コンピュ
ータを持歩くならば、外出先で、操作者の関心のある対
象期間内のスケジュールに関連する被検索情報、たとえ
ば外出当日のスケジュールに関する被検索情報を、容易
に得ることができる。
【0081】図2は、第1情報処理装置1のスケジュー
ルDB検索部6の検索処理を具体的に説明するためのフ
ローチャートである。なお図2の説明の間、スケジュー
ルDB検索部6を、「検索部6」と略称する。
【0082】期間入力部5が前記対象期間を決定した時
点で、ステップA1からステップA2に進む。検索部6
は、ステップA2で、期間入力部5から前記対象期間を
指定するための対象日付を示す日付情報を読出し、ステ
ップA3で、検索された全てのスケジュールを記憶する
ためのバッファ21内の記憶領域であるスケジュール集
合Sを初期化して、空集合にする。
【0083】検索部6は、ステップA4で、スケジュー
ルDBから、時間データが示す期間が前記日付情報が示
す対象日付を含み、かつ、スケジュール集合S内にない
スケジュール情報を、スケジュールDB17から読出
し、ステップA5で、読出された該スケジュール情報を
スケジュール集合Sに加える。検索部6は、ステップA
6で、前記対象日付を含む期間のスケジュールを示すも
のである読出し対象の全てのスケジュール情報の中でス
ケジュール集合S内に無いものが、スケジュールDB1
7内に含まれているか否かを判断する。含まれている場
合、ステップA4からステップA6に戻る。
【0084】この結果ステップA4〜A6の処理は、ス
ケジュールDB17内の全てのスケジュール情報のう
ち、前記読出し対象の全てのスケジュール情報が、スケ
ジュール集合Sに加えられるまで、繰返される。前記読
出し対象の全てのスケジュール情報がスケジュール集合
Sに加えられた場合、ステップA6からステップA7に
進む。検索部6は、ステップA7で、スケジュール集合
S内の全てのスケジュール情報を出力し、ステップA8
で当該フローチャートの処理を終了する。以上の処理に
よって、検索部6は、対象期間の長さが1日である場
合、該対象期間に拘わる全てのスケジュール情報を、前
記対象日付に基づき、スケジュールDB17から容易に
検索することができる。以上が検索部6の検索処理の説
明である。
【0085】キーワード抽出部7が行う形態素解析処理
およびキーワード抽出処理を以下に説明する。形態素解
析処理は、キーワードの抽出処理と並行して行われ、基
本的には、処理対象の文字列中の語句を、活用に起因し
て語尾変化した形からたとえば語幹である標準形に戻す
ための形状変換処理と、該文字列を単語単位で分割する
ための単語分割処理とを含む。単語分割処理は、形状変
換処理後の文字列を処理対象として、いわゆる最小一致
法が用いられる。
【0086】単語分割処理に最小一致法が用いられる場
合、処理対象の文字列は、先頭から順に走査される。キ
ーワード抽出部7は、まず処理対象の文字列の先頭の文
字を始点として、前記キーワード辞書内のいずれか1つ
のキーワードと、処理対象の文字列の始点から該キーワ
ードと同じ文字数の部分とを比較する比較処理を、該キ
ーワードと前記部分とが一致するまで、キーワードを変
更しつつ繰返す。前記いずれか1つのキーワードは、キ
ーワードの文字数が多いものから順に選ばれる。前記部
分とキーワードとが一致した場合、前記部分の次の文字
を始点にして上記比較処理が再び行われる。以上の比較
処理は、処理対象の文字列の末尾の文字が前記部分の始
点となるまで、順次繰返される。
【0087】形態素解析処理を実際に行う場合、前記最
小一致法に、字種切り法、文節数最小法、またはCYK
法を併用してもよい。字種切り法は、処理対象の文字列
を、該文字列内の字種に基づいて区分する手法である。
たとえば日本語には、前記字種として、区切り符号、漢
字、片仮名、英字、数字、および平仮名があるので、処
理対象の文字列が、該文字列内のこれらの配置に基づい
て区分される。区切り符号とは、たとえば句読点であ
る。文節数最小法は、処理対象の文字列を、文節数が最
小となるように区分する手法である。文節とは、たとえ
ば名詞および助詞の組合わせ、または動詞である。CY
K法は、単語を構成可能な文字の組合わせが多数記憶さ
れる単語辞書と、接続可能な単語の組合わせまたは接続
可能な品詞の組合わせを示す接続表とを用いる。概略的
にはCYK法では、最初に単語辞書を参照して処理対象
の文字列内に含まれ得る単語を把握し、次いで接続表を
参照して把握された全ての単語のうちで文章を構成可能
な組合わせを選択する。
【0088】キーワード抽出部7は、具体的には、前記
処理対象の文字列として、検索された各スケジュール情
報をそれぞれ用いる。検索された全てのスケジュール情
報それぞれに形状変換処理および単語分割処理が施され
た後、キーワード抽出部7は、該各スケジュール情報内
の部分と一致した全てのキーワードを、該各スケジュー
ル情報のキーワード群として、バッファ22にそれぞれ
記憶させ、かつ、情報特徴DB検索部8に与える。以上
が、キーワード抽出部7の処理の説明である。
【0089】情報特徴DB検索部8の検索処理を、以下
に説明する。情報特徴DB検索部8は、具体的には、情
報特徴DB19内の全てのキーワード群を参照し、全て
の特徴データおよびポインタのうちから、前記検索され
た任意の1つのスケジュール情報のキーワード群内の少
なくとも1つのキーワードを含むキーワード群に対応す
る特徴データおよび該特徴データに対応するポインタ
を、該スケジュール情報の事項情報として、情報特徴D
B19からそれぞれ検索する。この結果前記事項情報を
含む被検索情報の本体データは、抽出された全てのキー
ワードのうちの少なくとも1つを含む。また情報特徴D
B検索部8は、前記検索された任意の1つのスケジュー
ル情報に関連のある全ての被検索情報のうち、該スケジ
ュール情報と関連が深いほうのもの、すなわち該スケジ
ュール情報のキーワード群内のキーワードの出現回数が
予め定める数以上のものだけを、検索してもよい。
【0090】図3は、第1情報処理装置1のID生成部
9のIDの生成処理のアルゴリズムを具体的に説明する
ためのフローチャートである。図3の説明では、任意の
1つの事項情報が特徴データと本体データのポインタと
を含み、前記特徴データが被検索情報の内容のタイトル
であるとする。図3の説明の間、ID生成部9を「生成
部9」と略称する。
【0091】検索された全てのタイトルおよびポインタ
が情報特徴DB検索部8から与えられた時点で、ステッ
プB1からステップB2に進む。前記検索された全ての
タイトルおよびポインタは、たとえばバッファ24内に
リスト形式で記憶される。生成部9は、ステップBで、
IDの予め定めるヘッダを、バッファ24に記憶させ
る。生成部9は、ステップB3で、バッファ24内の事
項情報のリストが空であるか否かを判断する。前記リス
トが空ではない場合、ステップB3からステップB4に
進む。生成部9は、ステップB4で、いずれか1つの事
項情報、すなわちタイトルおよび該タイトルを含む被検
索情報内の本体データのポインタを、前記リストからそ
れぞれ抜出す。抜出された事項情報は前記リストから消
去される。
【0092】生成部9は、ステップB5で、前記基準書
式に基づき、抜出された事項情報が予め定める表示態様
で表示可能となるように、該事項情報に予め定める表示
制御データを付加し、付加後の該事項情報をバッファ2
4に記憶させる。具体的には、生成部9は、抜出された
事項情報内のタイトルに、前記表示制御データを付加す
る。前記基準書式がHTMLである場合、前記表示制御
データは、HTMLの各種のエレメントのうち、事項情
報の表示態様に応じて予め指定されているものである。
また前記場合に、前記本体データとIDとをいわゆるア
ンカーによって関連づけると規定されているならば、生
成部9は、抜出されたポインタにHTMLのアンカーエ
レメントを付加して構成される文字列を、前記表示制御
データの付加後のタイトルにさらに付加してから、バッ
ファ24に記憶させる。表示制御データ付加後の事項情
報の出力後、ステップB5からステップB3に戻る。こ
の結果、前記リストが空になるまで、すなわち検索され
た全ての事項情報に前記表示制御データが付加されてバ
ッファ24に記憶されるまで、ステップB3〜B5の処
理が繰返される。前記リストが空になった時点で、ステ
ップB3からステップB6に進む。
【0093】生成部9は、ステップB6で、IDの予め
定めるフッダをバッファ24に記憶させる。前記ヘッダ
およびフッダは、IDの前記基準書式において、付加後
の全ての事項情報の前および後に挿入するべきデータを
示す。フッダ出力後、ステップB7で、当該フローチャ
ートの処理を終了する。
【0094】この結果バッファ24内に、IDが記憶さ
れる。また検索された全てのスケジュール情報がIDに
組入れられる場合、該スケジュール情報を前記リストに
加え、該各スケジュール情報を前記特徴データと同列に
扱う。またこの場合、スケジュール情報と特徴データと
の表示態様が相互に異なるように、表示制御データを調
整することが好ましい。生成部9は、生成されたID
を、ID表示制御部10に与える。以上が、ID生成部
9の動作の説明である。
【0095】図4は、表示部11に表示された状態のI
Dを示す模式図である。なお図4では、前記基準書式が
HTMLであり、事項情報がタイトルおよび本体データ
のポインタを含むとする。ID内において、検索された
各スケジュール情報31の下に、各スケジュール情報3
1のキーワード群に基づいて検索された特徴データ32
が並べられ、かつ、該特徴データを含む被検索情報の本
体データが該IDにアンカーによって接続されているこ
とを示す図形33が、各特徴データ32に関連して配置
されている。またIDの見出し34を表示するためのデ
ータは、たとえばID内の前記ヘッダ内に含まれる。以
上が、表示された状態のIDに関する説明である。
【0096】ID表示制御部10および情報選択部13
の動作を、以下に詳細に説明する。なお以下の説明で
は、ID内に検索された全てのスケジュール情報が含ま
れ、事項情報は、該事項情報を含む被検索情報の本体デ
ータのポインタおよび特徴データを含むものとする。
【0097】ID表示制御部10は、ID生成部9から
IDが与えられた後、該ID内の各スケジュール情報を
表示し、さらに、該各スケジュール情報31のキーワー
ド群に基づいて検索された事項情報の特徴データを、該
各スケジュール情報に関連付けて表示する。この結果I
Dは、たとえば図4に示す状態で表示される。ID表示
後、ID表示制御部10は、ID内の各事項情報と、表
示部11内の表示面内の該各事項情報が表示されている
矩形領域の対応関係を、情報選択部13に与える。たと
えば図4において最も上に表示されるタイトル33を例
とすると、該タイトル33に対応するポインタと、該タ
イトル33を示す文字列を含む矩形領域35の表示面内
の位置に関するデータとが対応付けられて、該タイトル
を含む事項情報の前記対応関係を示す関係データとし
て、情報選択部13に与えられる。
【0098】操作者が前記ID内のいずれか1つの事項
情報を含む被検索情報の少なくとも一部分の取得を望む
場合、操作者は、表示面内の該事項情報を含む矩形領域
を指定する。このために操作者は、たとえば第1情報処
理装置1に指示部12として備えられるマウスまたはタ
ッチパネルを用い、前記矩形領域内の点を指定する。情
報選択部13は、指示部12から指示された表示面内の
点と、ID表示制御部9から与えられている前記関係デ
ータとを用い、指示された点が表示面内のいずれかの矩
形領域内にあるか否かを判断する。前記点がいずれか1
つの矩形領域内にある場合、情報選択部13は、前記矩
形領域内に表示される特徴データが指定されたと見な
し、該特徴データを含む事項情報内のポインタを、取得
すべき本体データのポインタとして、情報本体DB検索
部14に与える。この結果情報本体DB検索部14は、
情報本体DB20内の与えられたポインタが示す位置か
ら、本体データを読出す。以上の手順によって、操作者
は、IDを参照して、容易に取得すべき本体データを指
定することができる。以上が、ID表示制御部10およ
び情報選択部13の説明である。
【0099】以上の結果第1情報処理装置1は、指定さ
れたスケジュール情報に基づき、該スケジュール情報に
関連する被検索情報の事項情報を、被検索情報DB18
から検索することができる。また第1情報処理装置1
は、検索された全ての事項情報を含むIDを自動的に生
成するので、該全ての事項情報を常に同じ表示形態で表
示することができる。さらに第1情報処理装置は、前記
指定されたスケジュール情報の関連する被検索情報のう
ち、操作者が必要とするものを、被検索情報メモリから
容易に抽出することができる。また第1情報処理装置
は、前記対象期間を期間入力部5が自動的に設定する場
合、操作者が第1情報処理装置を操作するか否かに拘わ
らず、IDを生成することができる。
【0100】第1情報処理装置1は、被検索情報を提供
するための提供装置と、提供された被検索情報を操作者
に提示するための端末装置とに分けられても良い。この
場合、前記提供装置は、3つのDB17,19,20、
期間入力部5、3つのDB検索部6,8,14、キーワ
ード抽出部7、およびID生成部9を少なくとも含み、
前記端末装置は、少なくとも抽出情報記憶部16を含
む。2つの表示制御部10,15、情報選択部13、表
示部11、および指示部12は、提供装置および端末装
置のどちらに含まれても良く、端末装置に含まれること
が好ましい。端末装置と提供装置とは、通信回線を介し
たデータの送受を相互に可能にしておく。前記通信回線
は、たとえば赤外線通信で実現される。
【0101】たとえば端末装置の操作者は、提供装置と
端末装置とを接続して、提供装置に対象期間を指定し、
さらに、提供装置から提供されたIDに基づいて必要な
被検索情報を選び、該被検索情報の取得を指示する。こ
の結果、前記提供装置は、操作者が指定した対象期間内
のスケジュールに関する全ての被検索情報のうちの操作
者によって指定されたものの抽出情報を、端末装置内の
抽出情報記憶部16に記憶させる。この結果、前記対象
期間内のスケジュールに関連しかつ操作者が必要とする
被検索情報の少なくとも一部分を、極めて容易な手順で
端末装置に記憶させることができる。第1情報処理装置
1が提供装置と端末装置とに分離可能である場合、少な
くとも端末装置は携帯可能であることが好ましい。
【0102】本発明の第2〜第9の実施の形態であるス
ケジュール情報処理装置(以後、「第2〜第9情報処理
装置」と称する)について、以下にそれぞれ説明する。
第2〜第9情報処理装置の電気的構成は第1情報処理装
置1と等しい。第2〜第9情報処理装置は、それぞれ第
1情報処理装置1と同じ動作を行う部分を含む。ゆえに
各実施の形態の説明において、各情報処理装置の構造お
よび動作のうち、第1〜第9情報処理装置のうちの該各
情報処理装置以外の残余の情報処理装置と等しい部分の
説明は、それぞれ省略する。第2〜第9情報処理装置の
機能的構成のうち、前記残余の情報処理装置と同じ動作
を行う部には同じ参照符を付す。なお第2〜第9情報処
理装置の機能的構成のうち、前記残余の情報処理装置内
の一部分と類似の動作を行う部分は、該情報処理装置内
の前記一部分と同じ名称を付し、参照符だけを変更して
いる。
【0103】本発明の第2の実施の形態であるスケジュ
ール情報処理装置について、以下に説明する。第2情報
処理装置は、第1情報処理装置1と比較して、期間入力
部5およびスケジュールDB検索部6の詳細な動作が異
なり、他は等しい。
【0104】第2の実施の形態の期間入力部5aは、日
付で規定され長さが1日の期間だけでなく、1日未満の
時間帯および2日以上の期間を、対象期間として設定す
る。このためにたとえば前記対象期間を操作者が入力す
る場合、たとえば操作者は、自分が関心のある期間の開
始および終了日時、または該期間の開始日時および該期
間の長さを入力し、期間入力部5aは、入力された日時
および期間の長さに基づいて前記対象期間を設定する。
【0105】図5は、前記第2の実施の形態のスケジュ
ールDB検索部6aの検索処理を具体的に説明するため
のフローチャートである。なお図5の説明の間、スケジ
ュールDB検索部6aを、「検索部6a」と略称する。
図5のフローチャートのステップC1〜C8の処理は、
基本的には図2のフローチャートのステップA1〜A8
と等しく、対象期間が1日未満の時間帯または1日以上
の期間であることだけが異なるので、詳細な説明は省略
する。
【0106】期間入力部5aが前記対象期間を決定した
時点で、ステップC1からステップC2に進む。検索部
6aは、ステップC2で、期間入力部5aから前記対象
期間を示す期間情報を読出し、ステップC3で、スケジ
ュール集合変数Sを空集合にする。検索部6aは、ステ
ップC4で、読出し対象の全てのスケジュール情報のう
ちでスケジュール集合S内に無いものを、スケジュール
DB17から読出し、ステップC5で、読出された該ス
ケジュール情報をスケジュール集合Sに加える。読出し
対象のスケジュール情報は、時間データが示す期間の少
なくとも一部分が前記対象期間内に含まれるスケジュー
ル情報である。検索部6aは、ステップC6で、読出し
対象のスケジュール情報のうちのスケジュール集合S内
に無いものがスケジュールDB17内に含まれているか
否かを判断する。含まれている場合、ステップC4から
ステップC6に戻る。
【0107】この結果ステップC4〜C6の処理は、前
記読出し対象の全てのスケジュール情報が、スケジュー
ル集合Sに加えられるまで、繰返される。前記読出し対
象の全てのスケジュール情報がスケジュール集合Sに加
えられた場合、ステップC6からステップC7に進む。
検索部6aは、ステップC7で、スケジュール集合S内
の全てのスケジュール情報を出力し、ステップC8で当
該フローチャートの処理を終了する。以上が第2の実施
の形態における検索部6aの検索処理の説明である。
【0108】以上の処理によってスケジュールDB検索
部6aは、対象期間の長さが1日である場合に限らず、
対象期間が1日未満の時間帯または2日以上にわたる期
間である場合も、該対象期間に拘わる全てのスケジュー
ル情報を、スケジュールDB17から容易に検索するこ
とができる。ゆえに前記第2情報処理装置は、たとえば
長期出張中または旅行中の操作者のスケジュールに関す
る全ての被検索情報の事項情報を含むIDを、容易に生
成することができる。
【0109】本発明の第3の実施の形態であるスケジュ
ール情報処理装置について、以下に説明する。第3情報
処理装置は、第1情報処理装置1と比較して、情報特徴
DB17のデータ構成および前記特徴データを取扱う部
8〜10,13の動作が異なり、他は等しい。
【0110】第3の実施の形態の情報特徴DB17a
は、被検索情報の特徴データとして、被検索情報のタイ
トルに代わって、該被検索情報のサブデータを記憶す
る。被検索情報のサブデータは、該被検索情報の内容の
要約を示すデータまたは該被検索情報の本体データを縮
小したデータ、いわゆるサムネイルを示すデータであ
り、文字列に限定されない。たとえば被検索情報の本体
データがテキストデータである場合、該被検索情報のサ
ブデータは該テキストデータが示す文書の要約文を示
す。たとえば被検索情報の本体データがグラフィックデ
ータである場合、該被検索情報のサブデータは、該グラ
フィックデータが示す画像を縮小した画像を示す。第3
の実施の形態の情報特徴DB検索部8a、ID表示制御
部10aおよび情報選択部13aの動作は、取扱う前記
特徴データが具体的にはサブデータになっている点に関
する構成が異なり、他は等しいので説明は省略する。
【0111】図6は、第3の実施の形態のID生成部9
aのIDの生成処理のアルゴリズムを具体的に説明する
ためのフローチャートである。図6の説明では、任意の
1つの事項情報が特徴データと本体データのポインタと
を含み、前記特徴データが被検索情報のサブデータであ
るとする。図6の説明では、ID生成部9aを「生成部
9a」と略称する。図6のフローチャートのステップD
1〜D7の処理は、基本的には図3のフローチャートの
ステップB1〜B7と等しく、特徴データがサブデータ
であることだけが異なるので、詳細な説明は省略する。
【0112】情報特徴DB検索部8aから、検索された
全ての事項情報が与えられた時点で、ステップD1から
ステップD2に進む。生成部9aは、ステップD2で、
IDの予め定めるヘッダを、バッファ24に記憶させ
る。生成部9aは、ステップD3で、バッファ24内の
事項情報のリストが空であるか否かを判断する。前記リ
ストが空ではない場合、ステップD3からステップD4
に進む。生成部9aは、ステップD4で、いずれか1つ
の事項情報、すなわちサブデータおよび該タイトルを含
む被検索情報内の本体データのポインタを、前記リスト
からそれぞれ抜出す。抜出された事項情報は、前記リス
トから消去される。
【0113】生成部9aは、ステップD5で、前記基準
書式に基づき、抜出された事項情報が予め定める表示態
様で表示可能となるように、該事項情報に予め定める表
示制御データを付加し、付加後の該事項情報をバッファ
24に記憶させる。事項情報の出力後、ステップD5か
らステップD3に戻る。この結果、前記リストが空にな
るまで、ステップD3〜B5の処理が繰返され、前記リ
ストが空になった時点で、ステップD3からステップD
6に進む。生成部9aは、ステップD6で、IDの予め
定めるフッダをバッファ24に記憶させ、ステップD7
で、当該フローチャートの処理を終了する。この結果バ
ッファ24内に、IDが記憶される。以上が第3の実施
の形態のID生成部9aの動作の説明である。
【0114】一般的に操作者は、被検索情報のタイトル
だけが提示される場合よりも、該被検索情報の要約また
はサムネイルが提示される場合のほうが、該被検索情報
の内容を把握しやすい。ゆえに被検索情報の特徴データ
としてサブデータを用いる場合、操作者がIDを目視し
た際に、事項情報が示す被検索情報の内容が分かり易く
なる。
【0115】図7は、本発明の第4の実施の形態である
スケジュール情報処理装置41の電気的および機能的な
構成を示すブロック図である。第4情報処理装置41
は、機能的には、第1情報処理装置1に抜粋情報記憶部
42が追加され、かつ、第1の実施の形態のID生成部
9および情報本体DB検索部14が第4の実施の形態の
ID生成部43および情報本体検索部44に置換えられ
て、構成される。
【0116】第4情報処理装置41のID生成部43
は、第1の実施の形態で説明したIDの生成動作と平行
して、被検索情報の抜粋処理を行う。前記抜粋処理は、
概略的には、前記事項情報をそれぞれ含む複数の被検索
情報内のそれぞれ少なくとも一部分を抜粋情報として、
被検索情報DB18から読出し、抜粋情報記憶部42に
記憶させる処理である。任意の1つの被検索情報の抜粋
情報は、たとえば、操作者が該被検索情報の抽出を指示
した場合に、前記抽出情報として読出されるべき被検索
情報の一部分である。本実施の形態では、任意の1つの
被検索情報の抜粋情報は、該被検索情報の本体データで
あるとする。本体情報DB検索部44は、操作者が任意
の1つの被検索情報の抽出を指示した場合、本体情報D
B検索部14は、被検索情報DB18に代わって、抜粋
情報記憶部42から、該被検索情報の少なくとも一部分
を検索し、抽出情報として出力する。抽出情報の具体的
な検出手順は、第1の実施の形態の本体情報検索部14
の検索手順と等しい。
【0117】図8は、第4情報処理装置41のID生成
部43のIDの生成処理のアルゴリズムを具体的に説明
するためのフローチャートである。図8の説明では、任
意の1つの事項情報が特徴データと本体データのポイン
タとを含み、前記特徴データが被検索情報のタイトルで
あるとする。
【0118】検索された全ての事項情報が情報特徴DB
検索部8から与えられた時点で、ステップE1からステ
ップE2に進む。図6のフローチャートのステップE1
〜E5の処理は、図3のフローチャートのステップB1
〜B5と等しいので、説明は省略する。表示制御データ
付加後の事項情報出力後、ステップB5からステップB
6に進む。
【0119】ID生成43は、ステップE6,E7で、
前記被検索情報の抜粋処理を行うための抜粋部として動
作する。概略的にはID生成部43は、ステップE6
で、ステップE4でリストから抜出された事項情報を含
む被検索情報の少なくとも一部分を、情報本体DB20
から読出し、ステップE7で、該被検索情報の少なくと
も一部分を、該被検索情報の抜粋情報として、抜粋情報
記憶部42に記憶させる。具体的には、ID生成部43
は、ステップE6で、前記事項情報内のポインタが示す
情報本体DB内の位置にある本体データを読出してい
る。ステップE7の処理終了後、ステップE7からステ
ップE3に戻る。この結果、前記リストが空になるま
で、ステップE3〜E7の処理が繰返される。
【0120】前記リストが空になった時点で、ステップ
E3からステップE8に進む。ID生成部43は、ステ
ップE8で、ステップB6と同様に、IDの予め定める
フッダをバッファ24に記憶させ、ステップE9で、当
該フローチャートの処理を終了する。この結果IDがバ
ッファ24内に記憶され、かつ、全ての事項情報をそれ
ぞれ含む被検索情報の抜粋情報が、抜粋情報記憶部42
に記憶される。以上が、第4情報処理装置のID生成部
9の動作の説明である。
【0121】このように抜粋情報記憶部42は、ID内
の事項情報をそれぞれ含む全ての被検索情報の抜粋情報
を記憶する。抜粋情報記憶部42内の全ての抜粋情報の
数は情報本体DB20内の全ての被検索情報の数以下で
ある。この結果情報本体DB検索部44が抽出情報を得
るための処理が、第1の実施の形態の情報本体DB検索
部14の該処理よりも容易になる。
【0122】また第4情報処理装置41が提供装置と端
末装置とに分離される場合、抜粋情報記憶部42は端末
装置に含まれることが好ましい。これによって、IDの
生成処理終了後に操作者が端末装置だけを持歩く状況下
で、IDを用いて被検索情報の取得が指示された場合、
端末装置と提供装置とが再び接続されなくても、端末装
置単体で、該被検索情報を提示することができる。この
結果端末装置が携帯しやすくなる。
【0123】本発明の第5の実施の形態であるスケジュ
ール情報処理装置(以後、「第5情報処理装置」と称す
る)について、以下に説明する。第5情報処理装置は、
第1情報処理装置1と比較して、キーワード抽出部7、
情報特徴DB検索部8,およびID生成部9の動作が異
なり、他は等しい。
【0124】第5の実施の形態のキーワード抽出部7e
は、前述のキーワードの抽出処理と並行して、被検索情
報の関連度の算出処理を行う。任意のキーワードに対す
る被検索情報の関連度は、該被検索情報と該キーワード
との関連の深さを数値化したものであり、基本的には該
被検索情報内の該キーワードの出現回数と等しい。任意
のキーワードに対する被検索情報の関連度が大きいほ
ど、該キーワードを含むスケジュール情報と該被検索情
報との関連が深い。キーワードの出現回数は被検索情報
が示す文字列が長くなるほど長くなるので、キーワード
に対する被検索情報の関連度は、基本的には、前記被検
索情報のデータ長に対する前記出現回数の比率とするこ
とが好ましい。本実施の形態の関連度は、前記出現回数
を、全ての被検索情報の集合である母集団に基づいて正
規化したものになっている。この結果、任意の1つのキ
ーワードKに対する任意の1つの被検索情報Fの関連度
は、以下の式1で示される。AFKは、前記被検索情報F
における前記キーワードKの出現回数であり、CFは母
集団を構成する被検索情報の数であり、CFKは、前記母
集団を構成する全ての被検索情報のうちのキーワードK
が出現する被検索情報の数である。
【0125】 WKF = AKF×log2(CF÷CFK) …(1) 図9および図10は、キーワード抽出部7eにおいて、
単一のキーワードに対する全ての処理対象のファイルの
関連度を算出するための一般的な算出処理を説明するた
めのフローチャートである。前記算出処理を行う間、キ
ーボード抽出部7eは、関連度算出部として動作する。
図9および10の説明の間、キーワード抽出部7eを
「抽出部7e」と略称する。なお以下の説明では、前記
全てのファイルは、テキストファイルであり、記憶部2
9に記憶されているとする。
【0126】処理対象の1つのキーワード、すなわち入
力キーワードが与えられたことに応答して、ステップF
1からステップF2に進む。抽出部7eはステップF2
で、前記全ての処理対象のファイルの総数である全ファ
イル数CFを計数するための変数と、前記全てのファイ
ルのうちの前記キーワードが出現するファイルの数であ
る出現ファイル数CFKを計数するための変数とに、0を
代入して初期化する。
【0127】抽出部7eは、ステップF3で、処理対象
の全てのファイルを読取ったか否か、すなわち前記全て
のファイルに対してステップF4〜F10の第1の計数
処理が施されたか否かを判断する。全てのファイルが読
取られていない場合、抽出部7eは、前記全てのファイ
ルの中の未だ読取られていないファイルのうちのいずれ
か1つのファイルを選択して、記憶部29から該ファイ
ルを読取り、全ファイル数CFを計数する変数の現在の
値に1を加算して更新し、ステップF5でファイルポイ
ンタに0を代入して初期化する。前記ファイルポインタ
は、選択されたファイル内の注目するべき部分の位置で
ある注目位置を示すものである。ファイルポインタの値
が0である場合、前記選択されたファイルの先頭部分が
注目されている。抽出部7eは、ステップF6で、現在
のファイルポインタが示す注目位置が、前記選択された
ファイルの末尾であるか否かを判断する。注目位置がフ
ァイルの末尾以外の位置である場合、ステップF6から
ステップF7に進む。
【0128】抽出部7eは、ステップF7で、前記選択
されたファイル内の被比較部分と入力キーワードとを比
較し、両者が一致するか否かを判断する。前記被比較部
分は、前記選択されたファイル内の前記注目位置を先頭
とした一部分であり、かつ、該部分のデータ長は前記入
力キーワードのデータ長と等しい。前記被比較部分と前
記入力キーワードとが一致しない場合、ステップF7か
らステップF8に進み、一致した場合、ステップF7か
らステップF9に進む。抽出部7eは、ステップF8
で、ファイルポインタの現在の値に、文字1つ分のデー
タ長に相当する数値を加算して更新し、ステップF8か
らステップF6に戻る。また抽出部7eは、ステップF
9で出現ファイル数CFKを計数するための変数の現在の
値に1を加算して更新し、ステップF9からステップF
3に戻る。
【0129】この結果前記注目位置は、前記被比較部分
と前記入力キーワードとが一致しない間 前記選択され
たファイルの先頭の文字から末尾の文字に向かって、1
文字ずつ移動する。前記被比較部分と前記入力キーワー
ドとが一致した場合、前記選択されたファイルの前記被
比較部分に入力キーワードが出現している。ステップF
6〜F8の処理は、前記注目位置が前記選択されたファ
イルの末尾になるまで、または被比較部分が該ファイル
内の前記入力キーワードの最初の出現箇所と一致するま
で、繰返される。
【0130】前記被比較部分と前記入力キーワードとが
一致した場合、ステップF7からステップF9に進み、
抽出部7eは出現ファイル数CFKの変数の現在の値に1
を加算して更新し、ステップF9からステップF3に戻
る。またステップF6で前記注目位置が前記選択された
ファイルの末尾になったと判断された場合、ステップF
6からステップF3に戻る。この結果前記第1の計数処
理が、全てのファイルに対して、それぞれ行われる。ス
テップF3で、全てのファイルに前記第1の計数処理が
施されたと判断された時点において、全ファイル数CF
および出現ファイル数CFKの計数が終了している。ゆえ
に前記時点で、ステップF3からステップF10に進
む。
【0131】抽出部7eは、ステップF10で、ステッ
プF11〜F20の第2の計数処理のために処理対象の
全てのファイルを読取ったか否か、すなわち前記全ての
ファイルに対して前記第2の計数処理が施されたか否か
を判断する。全てのファイルが読取られていない場合、
ステップF10からステップF11に進む。抽出部7e
は、ステップF11で、1つのファイル内の前記キーワ
ードの出現回数である単語数AFKを計数するための変数
に0を代入して初期化し、ステップF12で前記全ての
ファイルの中の未だ読取られていないファイルのうち、
いずれか1つのファイルを選択して、記憶部29から該
ファイルを読取り、ステップF13でファイルポインタ
に0を代入して初期化する。
【0132】抽出部7eは、ステップF14〜F18
で、前記選択されたファイルにおける単語数AFKを計数
する処理を行う。ステップF14〜F16の処理は、ス
テップF6〜F8の処理と等しいので、説明は省略す
る。ステップF15で最新の被比較部分と前記入力キー
ワードとが一致した場合、前記選択されたファイルの前
記被比較部分に入力キーワードが出現しているので、ス
テップF15からステップF17に進む。抽出部7e
は、ステップF17で単語数AFKを計数するための変数
の現在の値に1を加算して更新し、ステップF18で、
ファイルポインタの現在の値に、前記入力キーワードの
全ての文字の分のデータ長に相当する数値を加算して更
新し、ステップF18からステップF14に戻る。
【0133】この結果前記注目位置は、前記被比較部分
と前記キーワードとが一致しない間前記選択されたファ
イルの先頭の文字から末尾の文字に向かって、1文字ず
つ移動し、前記被比較部分と前記入力キーワードとが一
致した場合に、該被比較部分の末尾の次の文字に移動す
る。ステップF14〜F18の処理は、前記注目位置が
前記選択されたファイルの末尾になるまで、選択的に繰
返される。ステップF14で、前記注目位置が前記選択
されたファイルの末尾になった時点で、ステップF4か
らステップF19に戻る。前記時点において、前記選択
されたファイルにおける単語数AFKの計数が終了してい
る。
【0134】抽出部7eは、ステップF19で、前記選
択されたファイルを識別するためのデータ、たとえばフ
ァイルの名称を出力し、ステップF20で、全ファイル
数CKと出現ファイル数CFKと単語数AFKと式2とに基
づき、関連度WFKを算出して、出力する。関連度出力
後、ステップF21からステップF11に戻る。この結
果第2の計数処理は、全てのファイルの関連度が出力さ
れるまで、選択されるファイルを変更しつつ繰返され
る。ステップF11で、全てのファイルに前記第2の計
数処理が施されたと判断された時点で、ステップF11
からステップF22に進み、当該フローチャートの処理
動作を終了する。
【0135】
【数1】
【0136】全ての被検索情報の本体データが第5情報
処理装置内に含まれている場合、抽出部7eは、概略的
には、スケジュール情報から少なくとも1つのキーワー
ドを抽出した後、全ての被検索情報の本体データを前記
処理対象のファイルとして用い、抽出した全てのキーワ
ードそれぞれについて、各キーワードをそれぞれ前記入
力キーワードとして、図9,10の算出処理を行なう。
この結果抽出部7eは、抽出した全てのキーワードそれ
ぞれについて、該キーワードに対する全ての被検索情報
の関連度を得る。
【0137】また第5情報処理装置において、全ての被
検索情報の本体データが第5情報処理装置内にあるか否
かに拘わらず、情報特徴DB19は全ての被検索情報の
特徴データおよび本体データのキーワード群とをそれぞ
れ記憶している。ゆえに抽出部7eは、前記ファイルを
情報特徴DB19内の被検索情報の本体データのキーワ
ード集合として、前記関連度を計算してもよい。この
際、情報特徴DB19は、各被検索情報毎に、前記キー
ワード群内の各キーワードの本体データ内における出現
回数を、さらに記憶しているとする。この場合抽出部7
eは、ステップF6〜F8の処理およびF14〜F16
の処理にそれぞれ代わって、以下の処理を行う。ステッ
プF6〜F8の処理に代わって、選択されたいずれか1
つのキーワード群内に入力キーワードがあるか否かが判
断され、ある場合にステップF9の処理を行った後にス
テップF3に戻り、ない場合にそのままステップF3に
戻る。またステップF14〜F18に代わって、前記選
択されたキーワード群に対応する被検索情報の本体デー
タにおける入力キーワードの出現回数を情報本体DB1
9から読取り、該出現回数を単語数AFKとして、ステッ
プF19,20の処理を行ってさらにステップF3に戻
る。
【0138】このように抽出部7eは、抽出した全ての
キーワードそれぞれについて、該キーワードに対する全
ての被検索情報の関連度を得る。抽出部7eは、スケジ
ュール情報のキーワード群と共に、該キーワード群内の
各キーワードに対する全ての被検索情報の関連度を、情
報特徴DB検索部8に与える。以上が、キーワード抽出
部7eに関する説明である。
【0139】情報特徴DB検索部8eは、情報特徴DB
19から、前記検索されたスケジュール情報に関連する
被検索情報の一部分として、特徴データを検索する。特
徴データの検索手法は、第1の実施の形態で説明したも
のと等しい。さらに情報特徴DB検索部8eは、特徴デ
ータ検索後、検索された特徴データと、該特徴データに
対応するポインタと、該特徴データに対応する本体デー
タのキーワード群と前記スケジュール情報のキーワード
群との両方に含まれる少なくとも1つのキーワードの関
連度とを、事項情報として出力する。前記本体データお
よびスケジュール情報のキーワード群に含まれるキーワ
ードが1つである場合、該キーワードに対する該本体デ
ータを含む被検索情報の関連度が、該スケジュール情報
と該被検索情報との関連度に相当する。
【0140】図11は、第5の実施の形態のID生成部
9eのIDの生成処理のアルゴリズムを具体的に説明す
るためのフローチャートである。図11の説明では、任
意の1つの事項情報が特徴データと本体データのポイン
タと関連度とを含み、前記特徴データが被検索情報の内
容のタイトルであると仮定する。図11のフローチャー
トの各ステップG1〜G3,G5〜G7の処理は、図3
のフローチャートのステップB1〜B3,B5〜B7と
等しいので、詳細な説明は省略する。
【0141】検索された全ての事項情報が情報特徴DB
検索部8eから、与えられた時点で、ステップG1から
ステップG2に進む。前記検索された事項情報は、たと
えばバッファ24内にリスト形式で記憶される。ID生
成部9eは、ステップG2で、IDの予め定めるヘッダ
をバッファ24に記憶させる。
【0142】ID生成部9eは、ステップG3で、バッ
ファ24内の事項情報のリストが空であるか否かを判断
する。前記リストが空ではない場合、ステップG3から
ステップG4に進む。ID生成部9eは、ステップG4
で、現時点のリスト内の全ての事項情報のうち、含まれ
る関連度が最も高いいずれか1つの事項情報を、前記リ
ストから抜出す。抜出された事項情報は、前記リストか
ら消去される。
【0143】ID生成部9eは、ステップG5で、図3
のステップB5と同じ手順で、前記基準書式に基づき、
抜出された事項情報に予め定める表示制御データを付加
し、付加後の該事項情報をバッファ24に記憶させる。
表示制御データ付加後の事項情報の出力後、ステップG
5からステップG3に戻る。この結果、前記リストが空
になるまで、全ての事項情報が関連度の順に1つずつ抜
き出されつつ、ステップG3〜G5の処理が繰返され
る。またこの際、バッファ24内において、表示制御デ
ータ付加後の事項データは、バッファ24の内容が表示
部11に表示された際に、前記全ての事項情報が関連度
の順に並ぶように、配列される。前記リストが空になっ
た時点で、ステップG3からステップG6に進む。ID
生成部9eは、ステップG6でIDの予め定めるフッダ
をバッファ24に記憶させ、ステップG7で当該フロー
チャートの処理を終了する。この結果バッファ24内
に、IDが記憶される。ID生成部9eは、生成された
IDを、ID表示制御部10に与える。以上が、ID生
成部9eの動作の説明である。
【0144】表示されたID内では、前記全ての事項情
報は前記関連度の順に並ぶ。この結果操作者は、前記全
ての事項情報の配列に基づき、前記指定された全てのス
ケジュール情報と関連のある全ての被検索情報のうちか
ら、重要であると予想される情報を、操作者に素早く見
付けさせることができる。またID内において、前記全
ての事項情報は、全ての事項情報の関連度の大小関係が
分かる手法であれば、該全ての事項情報を関連度の大小
順に並べることに限らず、他の手法で表示されてもよ
い。
【0145】本発明の第6の実施の形態であるスケジュ
ール情報処理装置について、以下に説明する。第6情報
処理装置は、第5情報処理装置と比較して、ID生成部
9の動作が異なり、他は等しい。
【0146】図12は、第6の実施の形態のID生成部
9fのIDの生成処理のアルゴリズムを具体的に説明す
るためのフローチャートである。図12の説明では、任
意の1つの事項情報が特徴データと本体データのポイン
タと関連度とを含み、前記特徴データが被検索情報の内
容のタイトルであると仮定する。図12のフローチャー
トのステップH1,H2,H4〜H7の処理は、図11
のフローチャートのステップG1,G2,G4〜G7と
等しいので、詳細な説明は省略する。
【0147】検索された全ての事項情報が情報特徴DB
検索部8eから与えられた時点で、ステップH1からス
テップH2に進む。前記検索された事項情報は、たとえ
ばバッファ24内にリスト形式で記憶される。ID生成
部9は、ステップH2で、IDの予め定めるヘッダをバ
ッファ24に記憶させる。
【0148】ID生成部9fは、ステップH3で、バッ
ファ24内の事項情報のリストが空であるか否か、また
はステップH3〜H5の処理が予め定める基準回数だけ
繰返されたか否かを判断する。後者の判断のために、I
D生成部9fは、ステップH3〜H5の繰返し回数を計
数するカウンタを備え、該カウンタのカウント数が前記
基準回数以上であるか否かを判断する。前記リストが空
ではなく、かつ、前記繰返し回数が基準回数未満である
場合、ステップH3からステップH4に進む。ステップ
H5,H6の処理は、図11のステップG5,G6と等
しいので、説明は省略する。前記リストが空になった時
点、または前記繰返し回数が前記基準回数以上になった
時点で、ステップH3からステップH6に進む。ID生
成部9fは、ステップH6でIDの予め定めるフッダを
バッファ24に記憶させ、ステップH7で当該フローチ
ャートの処理を終了する。この結果バッファ24内に、
前記基準回数未満の数の事項情報が前記関連度の大小順
に並べられて構成されたIDが記憶される。ID生成部
9は、生成されたIDを、ID表示制御部10に与え
る。以上が、ID生成部9の動作の説明である。
【0149】この結果IDは、全ての事項情報のうち、
関連度が高いほうの前記基準回数未満の数の事項情報、
すなわち前記検索されたスケジュール情報との関連の深
いほうの事項情報だけを含む。このようにID生成部9
fは、前記事項情報が多数得られた場合、表示するべき
事項情報を、関連度に基づき、操作者が指定する可能性
が高いほうのものだけに限定することができる。この結
果ID内の事項情報の数が常に前記基準回数未満になる
ので、操作者がID内から所望の被検索情報の事項情報
を選択しやすくなる。前記基準回数は、たとえば、20
程度である。またID内には全ての事項情報のうちの関
連度が大きいほうのものが残されるので、操作者が所望
する被検索情報の事項情報がID内にある確率が高い。
【0150】本発明の第7の実施の形態であるスケジュ
ール情報処理装置について、以下に説明する。第7情報
処理装置は、第5情報処理装置に第4の実施の形態の抜
粋情報記憶部42が追加された構成であり、かつ第5情
報処理装置と比較して、ID生成部9および情報本体D
B検索部14の動作が異なり、他は等しい。
【0151】第7の実施の形態のID生成部9gは、前
記IDの生成処理と並行して、抜粋情報の記憶制御処理
を行う。前記記憶制御処理において、ID生成部9g
は、前記被検索情報の関連度を参照しつつ、与えられた
全ての事項情報をそれぞれ含む全ての被検索情報のうち
の関連度が高いほうの少なくとも1つの抜粋情報を、情
報本体DB20から読出して抜粋情報記憶部42に記憶
させる。第7の実施の形態の情報本体DB記憶部14g
は、操作者によって選択された被検索情報の少なくとも
一部分を、抜粋情報記憶部42および情報本体DB20
のいずれか一方から検索する。
【0152】図13は、第7の実施の形態のID生成部
9gのIDの生成処理のアルゴリズムを具体的に説明す
るためのフローチャートである。図13の説明では、任
意の1つの事項情報が特徴データと本体データのポイン
タと関連度とを含み、前記特徴データが被検索情報の内
容のタイトルであり、任意の1つの被検索情報の抜粋情
報が該被検索情報の本体データであると仮定する。
【0153】情報特徴DB検索部8eから、検索された
全ての事項情報が与えられた時点で、ステップH1から
ステップH2に進む。ステップI2〜I5の処理は、図
11のフローチャートのステップG2〜G5と等しいの
で、説明は省略する。表示制御データ付加後の事項情報
出力後、ステップI5からステップI6に進む。
【0154】ID生成部9gは、ステップI6で、ID
の生成処理の開始時点から現時点までに、抜粋情報記憶
部42に記憶させた抜粋情報のデータ量の総和が、予め
定める基準データ量以上になっているか否かを判断す
る。このためにID生成部9gは、前期開始時点から現
時点までに出力した全ての抜粋情報のバイト数を計数す
るカウンタを備え、ステップI6の時点で該カウンタの
カウント数と前記基準データ量に相当するバイト数とを
比較して、該カウント数が該バイト数以上である場合、
前記抜粋情報のデータ量の総和が前記基準データ量以上
であると判断する。前記データ量の総和が前記基準デー
タ量未満である場合、ステップI6からステップI3に
戻り、前記データ量の総和が前記基準データ量以上であ
る場合、ステップI6からステップI7に進む。ステッ
プI7,I8の処理は、図8のフローチャートのステッ
プE6,E7の処理と等しい。ステップI8の処理終了
後、ステップI8からステップI3に戻る。前記リスト
が空になった時点で、ステップI3からステップI9に
進む。ID生成部9は、ステップI9で、IDの予め定
めるフッダをバッファ24に記憶させ、ステップI10
で、当該フローチャートの処理を終了する。
【0155】このようにID生成部9gは、ステップI
4,I5のIDの生成処理と並行して、ステップI6〜
I8の抜粋情報の記憶制御処理を行う。抜粋情報記憶部
42に記憶させるべき全ての抜粋情報は、該全ての抜粋
情報をそれぞれ含む全ての被検索情報の関連度が、抜粋
情報記憶部42に記憶されない残余の被検索情報の関連
度以上であり、かつ、該全ての抜粋情報のデータ量の総
和が、抜粋情報記憶部42の記憶容量未満でありかつ該
記憶容量に最も近接している。この結果抜粋情報記憶部
42は、全ての被検索情報のうち、スケジュールDB検
索部6によって検索されたスケジュール情報に関連の深
いほうのものの抜粋情報、すなわち操作者が読出しを指
定する可能性が高いほうの抜粋情報を記憶する。以上が
ID生成部9gの動作の説明である。
【0156】第7の実施の形態の情報本体DB検索部1
4gは、操作者からいずれか1つの被検索情報の少なく
とも一部分の読出しが指示された場合、該被検索情報の
抜粋情報が抜粋情報記憶部42に記憶されているなら
ば、該記憶部42から該抜粋情報を検索して読出し、該
被検索情報の抜粋情報が抜粋情報記憶部42に記憶され
ていないならば、情報本体DB20から該被検索情報の
少なくとも一部分を検索して読出す。前述したように抜
粋情報記憶部42は、操作者が読出しを指示する可能性
の高い被検索情報の抜粋情報を記憶しているので、指示
された被検索情報の抜粋情報を記憶していない可能性が
低い。ゆえに情報本体DB検索部14gが情報本体DB
20を検索にいく確率は低いと考えられるので、情報本
体DB検索部14gの検索の手間が簡略化される。
【0157】このように第7の実施の形態のID生成部
9gは、抜粋情報記憶部42に、操作者に読出しが指定
される可能性が高い抜粋情報を、効率的に記憶させるこ
とができる。ID生成部9gは、特に、抜粋情報記憶部
42の記憶容量が全ての事項情報をそれぞれ含む全ての
被検索情報の抜粋情報の総和未満である場合に、有効で
ある。
【0158】図14は、本発明の第8の実施の形態であ
るスケジュール情報処理装置(以後、「第8情報処理装
置」と称する)81の機能的構成を示すブロック図であ
る。第8情報処理装置81は、コンピュータネットワー
クまたは通信網を介して、1または複数の外部情報処理
装置82と、相互にデータを送受することができる。前
記ネットワークは、たとえばインターネットまたはLA
N(Local AreaNetwork)で実現される。第8情報処理
装置81と1または複数の外部情報処理装置82とが組
合わされて、スケジュール情報に基づき被検索情報を操
作者に提供するための情報提供装置83が構成される。
なお図14では、外部情報処理装置82を1つだけ記載
し、ネットワークおよび通信網の記載は省略する。
【0159】第8情報処理装置81は、機能的には、デ
ータベース記憶部85、期間入力部5、スケジュールD
B検索部6、事項情報検索制御部86、送受部87、特
徴データ蓄積部88、ID生成部9、ID表示制御部1
0、表示部11、指示部12、情報選択部13、情報本
体検索制御部89、本体表示制御部15、および抽出情
報記憶部16を含む。データベース記憶部3は、少なく
ともスケジュールDB17を記憶する。外部情報処理装
置82は、データベース記憶部91、送受部92、キー
ワード抽出部93、情報特徴DB検索部94、情報本体
DB検索部95を含む。外部情報処理装置82のデータ
ベース記憶部91は、少なくとも被検索情報DB96を
記憶する。被検索情報DB96は、情報特徴DB97
と、情報本体DB98とを含む。単一の外部情報処理装
置82は、単一の装置であってもよく、複数の装置の集
合体であってもよい。
【0160】第8および外部情報処理装置81,82の
送受部87は、第8情報処理装置81内の2つの検索制
御部86,89と、外部情報処理装置82内の各部93
〜95との間のデータの送受を制御する。外部情報処理
装置82内のキーワード抽出部93ならびに2つの検索
部94,95の構成および動作は、第1情報処理装置1
内のキーワード抽出部7ならびに2つの検索部8,14
とそれぞれ等しく、外部情報処理装置82内の被検索情
報DB96および該DB内の2つのDB97,98のデ
ータ構成は、第1情報処理装置1の被検索情報DB18
および該DB内の2つのDB19,20とそれぞれ等し
いので、これらの詳細な説明は省略する。この際、情報
特徴DB97内に記憶される任意の本体データのポイン
タは、情報本体DB98内の該本体データの位置と、該
本体データを記憶する情報本体DBを備える外部情報処
理装置82のネットワーク上の位置とを共に示すもの、
たとえばいわゆるURLになっている。
【0161】スケジュール情報検索部6によって検索さ
れた全てのスケジュール情報は、情報特徴検索制御部8
6に与えられる。情報特徴検索制御部86は、前記全て
のスケジュール情報と事項情報の検索の要求とを、送受
部87とネットワークまたは通信網と外部情報処理装置
82内の送受部92とを介して、キーワード抽出部93
に与える。キーワード抽出部93は、与えられた各スケ
ジュール情報から、該各スケジュール情報のキーワード
群をそれぞれ抽出する。情報特徴DB検索部94は、与
えられた各スケジュール情報毎に、該各スケジュール情
報のキーワード群に基づき、該各スケジュール情報に関
連のある1または複数の被検索情報それぞれの少なくと
も一部分を、該各スケジュール情報の事項情報として、
それぞれ検索する。検索された全ての事項情報は、該各
事項情報と前記与えられた各スケジュール情報との関係
を示すデータと共に、送受部92とネットワークまたは
通信網と第8情報処理装置81内の送受部87とを介し
て、情報特徴検索制御部86に与えられる。情報特徴検
索制御部86は、返送された前記全ての事項情報を、特
徴データ蓄積部88に記憶させ、かつ、ID生成部9に
与える。この結果ID生成部9は、外部情報処理装置8
2から返送された事項情報を用いてIDを生成する。
【0162】前記ID内の全ての事項情報のうちの少な
くとも1つが操作者によって指定された場合、情報選択
部13は、前記全ての事項情報のうちから該少なくとも
1つの事項情報を選択し、該選択された事項情報をそれ
ぞれ含む少なくとも1つの被検索情報の取得を、情報本
体検索制御部89に指示する。情報本体検索制御部89
は、前記被検索情報の取得の要求を、送受部87とネッ
トワークまたは通信網と外部情報処理装置82内の送受
部92とを介して、情報本体DB検索部95に与える。
情報本体DB検索部95は、与えられた要求に基づき、
取得対象の前記被検索情報それぞれの少なくとも一部分
を、抽出情報としてそれぞれ検索する。得られた全ての
抽出情報は、送受部92とネットワークまたは通信網と
第8情報処理装置81内の送受部87とを介して、情報
本体検索制御部89に与えられる。情報本体検索制御部
89は、返送された前記全ての抽出情報を、本体表示制
御部15に与える。この結果本体表示制御部15は、与
えられた抽出情報を表示部11に表示させ、さらに、抽
出情報記憶部16に記憶させる。
【0163】本実施の形態では事項情報が被検索情報の
本体データのポインタを含むので、事項情報選択後、情
報選択部13は、具体的には、前記取得の要求として、
選択された事項情報内のポインタを、情報本体検索制御
部89に与える。この結果情報本体検索制御部89は、
取得対象の被検索情報が、データの送受が可能な全ての
外部情報処理装置82のうちのどれが備える情報本体D
B98に記憶されているかを認識して、その外部情報処
理装置に該被検索情報の取得を要求する。ポインタがい
わゆるURLである場合、情報本体検索制御部89の動
作は、いわゆるURLのリクエストおよびレスポンスで
実現可能である。以上が第8情報処理装置8の機能的構
成の説明である。
【0164】この結果第8情報処理装置81は、操作者
によって指定されたスケジュール情報に関連する被検索
情報の少なくとも一部分、すなわち事項情報および抽出
情報を、外部情報処理装置82内の被検索情報DB96
から、容易かつ確実にそれぞれ得ることができる。すな
わち第8情報処理装置81は、たとえば前記コンピュー
タネットワーク上にある公共の被検索情報DB、たとえ
ば公共の情報データベースを、検索対象のDBとするこ
とができる。これによって第8情報処理装置81は、被
検索情報DB18を備えていなくても、前記スケジュー
ル情報に関連する被検索情報の少なくとも一部分を得る
ことができる。
【0165】また第8情報処理装置81は、情報特徴検
索制御部86に代わって、キーワード抽出部7と情報特
徴DB検索部8と外部情報処理装置82内の情報特徴D
B98とを備え、前記抽出情報だけを外部情報処理装置
82に検索させてもよい。さらにまた第8情報処理装置
81は、情報本体DB20と情報本体DB検索部14と
をさらに備え、該装置81内の情報特徴DB98に、外
部および第8情報処理装置81,82内の情報本体DB
20,97内の本体データに対応する特徴データを記憶
させておいてもよい。この場合情報本体検索制御部89
は、情報本体DB検索部14内に無い本体データの検索
だけを、外部情報処理装置に82に指示すればよい。こ
のように構成することによって、第8情報処理装置81
は、外部情報処理装置82との通信の回数を減少させる
ことができる。
【0166】図15は、本発明の第9の実施の形態であ
るスケジュール情報処理装置(以後、「第9情報処理装
置」と称する)101の電気的および機能的構成を示す
ブロック図である。第9情報処理装置101は、第8情
報処理装置81に、送信キーワード蓄積部103と事項
情報検索部105と、第1の実施の形態のキーワード抽
出部7とが追加され、かつ、情報特徴検索制御部が第9
の実施の形態の情報特徴検索制御部104に置換えられ
て、構成される。第9情報処理装置101は、前述のネ
ットワークまたは通信網を介して、1または複数の外部
情報処理装置102と、データを相互に送受することが
できる。単一の外部情報処理装置102は、第8の実施
の形態の外部情報処理装置82と比較して、キーワード
抽出部93が省略されている点だけが異なり、他は等し
い。第9情報処理装置101と1または複数の外部情報
処理装置102とが組合わされて、情報提供装置83が
構成される。なお図15では、外部情報処理装置102
を1つだけ記載し、ネットワークおよび通信網の記載は
省略する。
【0167】第9情報処理装置101における事項情報
の検索に関する動作を、以下に説明する。キーワード抽
出部7は、スケジュール情報検索部6によって検索され
た全てのスケジュール情報から、該スケジュール情報の
キーワード群をそれぞれ抽出し、情報特徴検索制御部8
6に与える。この際キーワード抽出部7内のバッファ2
2は、前記全てのスケジュール情報と、該全てのスケジ
ュール情報それぞれのキーワード群とを相互に対応付
け、表1に示すようなキーワード群リストとして、記憶
する。
【0168】
【表1】
【0169】情報特徴検索制御部104は、前記全ての
スケジュール情報のキーワード群内のキーワードのうち
から、送信キーワード蓄積部103に記憶されている送
信済のキーワードと同じものを除き、残余の全てのキー
ワードの集合である送信キーワードリストを生成する。
また1つのキーワードが2つ以上のキーワード群にそれ
ぞれ含まれる場合、該キーワードは1つだけ前記送信キ
ーワードリスト内に残す。作成後、情報特徴検索制御部
86は、前記送信キーワードリストと事項情報の検索の
要求とを、送受部87とネットワークまたは通信網と外
部情報処理装置82内の送受部92とを介して、外部情
報処理装置102内の情報特徴DB検索部94に与え
る。また情報特徴検索制御部104は、前記送信キーワ
ードリスト内のキーワードを、送信済のキーワードとし
て、送信キーワード蓄積部103に記憶させる。
【0170】情報特徴DB検索部94は、与えられた送
信キーワードリスト内の各キーワードに関連のある1ま
たは複数の被検索情報それぞれの少なくとも一部分、す
なわち各キーワードを含む1または複数の被検索情報そ
れぞれの少なくとも一部分を、該各キーワードに関連の
ある事項情報として、それぞれ検索する。検索後、情報
特徴DB検索部94は、前記送信キーワード内の各キー
ワードと、該各キーワードにそれぞれ関連する検索され
た全ての事項情報と対応付けて、表2に示すような事項
情報リストを生成する。該事項情報リストは、送受部9
2とネットワークまたは通信網と第9情報処理装置10
1内の送受部87とを介して、情報特徴検索制御部10
4に与えられる。返送された前記事項情報リスト内の全
ての事項情報は、特徴データ蓄積部88に記憶される。
【0171】
【表2】
【0172】また情報特徴検索制御部104は、前記前
記全てのスケジュール情報のキーワード群内のキーワー
ドのうちの、送信キーワード蓄積部103に記憶されて
いる送信済のキーワードと同じものを、事項情報検索部
105に与える。事項情報検索部105は、与えられた
全てのキーワードそれぞれに関連のある1または複数の
被検索情報それぞれの少なくとも一部分を、該キーワー
ドに関連する事項情報として、特徴データ蓄積部88か
らそれぞれ検索する。
【0173】情報特徴検索制御部86は、返送された前
記事項情報リストと、キーワード抽出部7内のバッファ
22内のキーワード群リストと、事項情報検索部105
の検索結果とに基づき、各スケジュール情報のキーワー
ド群内のキーワードに関連のある事項情報を、該各スケ
ジュール群に対応付けて、表3に示す検索結果リストを
生成する。この結果、前記検索された各スケジュール情
報に関連のある事項情報が、得られる。前記検索結果リ
ストは、ID生成部9に与える。以上が、第9情報処理
装置における事項情報の検索に関する動作の説明であ
る。
【0174】
【表3】
【0175】以上のようにキーワードリストを外部情報
処理装置に与えることによって、前記第9情報処理装置
から前記外部情報処理装置に与えられる情報のデータ量
が、スケジュール情報をそのまま与える場合よりも減少
する、この結果第9および外部情報処理装置間の通信の
負担を減少させることができる。また前記キーワードリ
ストから送信済のキーワードと同じものが除かれる。こ
の結果第9情報処理装置101は、事項情報の検索のた
めの外部情報処理装置102との通信の回数を、抽出さ
れたキーワードを無条件で外部情報処理装置102に与
える場合よりも、減少させることができる。また第9情
報処理装置101は、過去に外部情報処理装置102か
ら与えられた抽出情報を蓄積し、操作者から被検索情報
の取得が指示された場合、蓄積された抽出情報を検索す
るようにしてもよい。これによって、抽出情報の検索の
ための外部情報処理装置102の通信の回数を、抽出情
報が蓄積されていない場合よりも、減少させることがで
きる。
【0176】本発明のスケジュール情報処理装置は、第
1〜第9情報処理装置に限らず、第1〜第9の実施の形
態で説明した第1〜第9情報処理装置の特徴的な構成を
適宜組合わせたものであってもよい。また本発明のスケ
ジュール情報処理装置は、最低限、期間入力部5、スケ
ジュールDB検索部6、情報特徴DB検索部8、スケジ
ュールDB17および被検索情報DB18を含めば良
く、他の部7,9,10,13〜15は適宜省略しても
よい。またID生成部9は、少なくとも1つの任意のデ
ータを、予め定める表示形式で表示させるための表示情
報を生成するための装置として、独立して用いられても
良い。
【0177】第1〜第9の実施の形態の説明では、任意
の被検索情報の特徴データは、該被検索情報のタイトル
またはサブデータであるとしたが、特徴データは、これ
らに限らず、被検索情報の特徴を示すものであれば、他
のものでもよい。また被検索情報は、特徴データと本体
データとを含み、ID生成のために特徴データが用いら
れるとしたが、被検索情報が特徴データを含まない構成
であり、かつ、ID生成のために被検索情報の少なくと
も一部分が用いられる構成であってもよい。
【0178】第2〜第9情報処理装置は、第1情報処理
装置1と同様に、中央演算処理装置に第2〜第9情報処
理装置が行うべき処理を行わせるためのプログラムを汎
用のコンピュータにインストールし、かつ該コンピュー
タ内の中央演算処理装置に該プログラムを実行させるこ
とによって、実現することができる。
【0179】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、前記
スケジュール情報処理装置は、指定されたスケジュール
情報の少なくとも一部分に基づき、被検索情報メモリか
ら被検索情報の少なくとも一部分である事項情報を検索
する。これによって前記スケジュール情報処理装置は、
前記事項情報の検索のための検索キーを操作者自身が設
定することなく、指定されたスケジュール情報に関連す
る情報の少なくとも一部分を、容易かつ確実に得ること
ができる。
【0180】また第2の発明によれば、前記スケジュー
ル情報処理装置は、時間指定手段によって時間帯または
期間が指定された場合、予め記憶する複数のスケジュー
ル情報のうち、該時間帯または期間内のスケジュールを
示すものを、指定する。これによって、前記スケジュー
ル情報の指定のための操作が簡単になる。さらにまた第
3の発明によれば、前記時間指定手段は、予め定める期
間おきに起動し、起動した時点を基準に前記時間帯また
は期間を自動的に指定する。これによって操作者が前記
スケジュール情報処理装置を操作する手間がなくなる。
また第4の発明によれば、前記スケジュール情報処理装
置は、指定されたスケジュール情報抽出されたキーワー
ドを含む被検索情報の少なくとも一部分を、前記事項情
報として検索する。これによって前記スケジュール情報
処理装置は、キーワードを用いた一般的な検索エンジン
を用いて、前記事項情報を検索することができる。
【0181】さらにまた第5の発明によれば、前記スケ
ジュール情報処理装置は、検索された全ての事項情報を
表示し、該全ての事項情報のうちの少なくとも1つを選
択し、選択された事項情報を含む被検索情報の少なくと
も一部分を前記被検索情報メモリから検索する。これに
よって前記スケジュール情報処理装置は、前記事項情報
の集合に基づき、全体を取得するべき被検索情報を定め
ることができる。また第6の発明によれば、前記スケジ
ュール情報処理装置は、前記全ての事項情報をそれぞれ
含む全ての被検索情報を一時記憶手段に予め記憶させ、
前記少なくとも1つの事項情報が選択された場合、該一
時記憶手段から該選択された事項情報を含む被検索情報
を検索する。これによって前記スケジュール情報処理装
置は、被検索情報を容易に取得することができる。
【0182】さらにまた第7の発明によれば、前記スケ
ジュール情報処理装置は、前記事項情報の検索と並行し
て、該事項情報を含む被検索情報と指定されたスケジュ
ール情報との関連の深さを示す関連度を算出し、事項情
報に対応づけて記憶する。また第8の発明によれば、前
記スケジュール情報処理装置は、前記全ての事項情報
を、対応する関連度の順に並べて表示する。これら結果
前記スケジュール情報処理装置は、前記全ての事項情報
に対応する関連度に基づき、前記指定されたスケジュー
ル情報と関連のある全ての被検索情報のうちから、重要
であると予想されるものを、操作者に素早く見付けさせ
ることができる。
【0183】さらにまた第9の発明によれば、前記スケ
ジュール情報処理装置は、全ての事項情報のうち、関連
度が高いほうの予め定める数のものだけを、記憶し表示
させる。これによって前記スケジュール情報処理装置
は、前記事項情報が多数得られた場合、表示するべき事
項情報を関連度に基づき絞込むことができる。また第1
0の発明によれば、前記スケジュール情報処理装置は、
全ての事項情報のうち、関連度が高いほうの少なくとも
1つの事項情報を含む被検索情報を、一時記憶手段に予
め記憶させる。これによって前記スケジュール情報処理
装置は、前記全ての被検索情報のうち、操作者によって
選択される可能性が高いほうの被検索情報を、前記一時
記憶手段に効率良く記憶させることができる。
【0184】さらにまた第11の発明によれば、前記被
検索情報は、被検索情報の内容を示す本体データと、該
内容の特徴を示す特徴データとを含み、前記スケジュー
ル情報処理装置は、事項情報として特徴データを検索す
る。この結果、検索された事項情報の集合に基づき、前
記スケジュール情報と関連する被検索情報の特徴が把握
しやすくなる。また第12の発明によれば、前記特徴デ
ータは、前記内容の特徴を示す文字列である。この結果
事項情報の集合の情報量を抑えることができる。さらに
また第13の発明によれば、前記特徴データは、前記内
容の前記要約またはサムネイルである。これによって前
記スケジュール情報処理装置は、前記関連する被検索情
報の一覧を、操作者により分かり易く生成することがで
きる。
【0185】また第14の発明によれば、前記スケジュ
ール情報処理装置は、事項情報として検索された特徴デ
ータに、該特徴データを含む被検索情報の本体データの
ポインタを付加して出力する。ゆえに前記スケジュール
情報処理装置は、前記ポインタに基づき、前記被検索情
報の本体データを、容易に取得することができる。
【0186】さらにまた第15の発明によれば、前記ス
ケジュール情報処理装置は、少なくともスケジュール情
報の指定と、事項情報の選択と、指定されたスケジュー
ル情報に関連する被検索情報の取得とに関する構成が、
携帯可能な装置を構成する。これによってスケジュール
情報処理装置は、場所を選ばず、前記事項情報の集合お
よび操作者が指定する被検索情報を、操作者に提示する
ことができる。
【0187】第16の発明によれば、スケジュール情報
処理装置は、被検索情報メモリを備えた外部情報処理装
置と通信回線を介して接続され、該被検索情報メモリ
を、指定されたスケジュール情報に基づいて検索させ
る。これによって前記スケジュール情報処理装置は、公
共の被検索情報メモリを検索対象として、前記スケジュ
ール情報に関連する被検索情報を、容易かつ確実に得る
ことができる。
【0188】また第17の発明によれば、前記スケジュ
ール情報処理装置は、前記指定されたスケジュール情報
からキーワードを抽出し、該キーワードを前記外部情報
処理装置に、検索基準として与える。これによって両情
報処理装置間の通信の負担を減少させることができる。
さらにまた第18の発明によれば、前記スケジュール情
報処理装置は、外部情報処理装置から過去に返送された
事項情報を蓄積し、最新のキーワードが過去に外部情報
処理装置にあたえられているならば、蓄積された事項情
報のうちから該最新のキーワードを含む被検索情報の事
項情報を検索する。この結果前記スケジュール情報処理
装置は、外部情報処理装置との通信の回数を減少させる
ことができる。
【0189】また第19の発明によれば、前記スケジュ
ール情報処理装置は、検索された全ての事項情報を表示
し、該全ての事項情報のうちの少なくとも1つを選択
し、選択された事項情報を含む被検索情報の少なくとも
一部分を、外部情報処理装置の被検索情報メモリから検
索する。これによって前記スケジュール情報処理装置
は、該装置内に記憶されていない被検索情報を、前記外
部情報処理装置から、容易に取得することができる。
【0190】第20の発明によれば、スケジュール情報
処理装置は、指定されたスケジュール情報に関連する被
検索情報の一部分である事項情報を、被検索情報メモリ
から検索し、通信回線を介して端末装置に与えて表示さ
せる。これによって前記スケジュール情報処理装置は、
前記関連する被検索情報の少なくとも一部分を容易かつ
確実に得て、被検索情報メモリを持たない前記端末装置
に容易に提供することができる。
【0191】第21の発明によれば、前記表示情報処理
装置は、被検索情報の少なくとも一部分である事項情報
が入力された場合、該事項情報に予め定める書式および
表示態様に基づき表示制御情報を自動的に付加して、表
示情報を生成する。これによって前記表示情報処理装置
は、表示情報を自動的に生成することができる。
【0192】また第22の発明によれば、前記表示情報
処理装置は、複数の被検索情報を記憶する被検索情報を
備え、被検索情報の検索基準となるキーワードが入力さ
れた場合、該キーワードを含む被検索情報の少なくとも
一部分を検索する。これによって前記表示情報処理装置
は、前記検索結果、すなわち操作者が関心のあるキーワ
ードに関する被検索情報を、前記事項情報として、前記
表示態様で自動的に表示して、操作者に閲覧させること
ができる。さらにまた第23の発明によれば、前記表示
情報処理装置は、入力された前記事項情報を含む被検索
情報を被検索メモリから取得して、一時記憶手段に記憶
させる。これによって前記表示情報処理装置は、前記被
検索情報を抽出する際の手間を簡略化することができ
る。
【0193】また第24の発明によれば、前記表示情報
処理装置は、該事項情報を含む被検索情報と前記キーワ
ードとの関連の深さを示す関連度が入力された場合、表
示情報の生成時に該関連度を前記事項情報に対応づけ
る。この結果前記表示情報処理装置は、前記全ての事項
情報を、前記事項情報の関連度に基づいて、表示させる
ことができる。さらにまた第25の発明によれば、前記
表示情報処理装置は、前記全ての事項情報を、対応する
関連度の順に並べて表示する。この結果前記表示情報処
理装置は、表示後の表示情報に基づき、前記入力された
全ての事項情報のうちから、重要であると予想される被
検索情報の事項情報を、操作者に極めて容易にかつ素早
く見付けさせることができる。
【0194】また第26の発明によれば、前記表示情報
処理装置は、全ての事項情報のうち、関連度が高いほう
の予め定める数のものだけを、表示情報に含める。これ
によって前記表示情報処理装置は、前記事項情報が多数
得られた場合、表示するべき事項情報を関連度に基づき
絞込むことができる。さらにまた第27の発明によれ
ば、前記表示情報処理装置は、取得情報記憶手段を備
え、前記全ての事項情報をそれぞれ含む全ての被検索情
報のうち、関連度が高いほうのものを、データ量の総和
が前記取得情報記憶手段の容量未満になる数だけ、記憶
させる。これによって前記表示情報処理装置は、前記一
時記憶手段に、前記全ての被検索情報のうち、操作者に
よって選択される可能性が高いほうの被検索情報を、効
率良く記憶させることができる。
【0195】第28および29の発明によれば、前記媒
体に記憶されたプログラムをコンピュータにインストー
ルさせて実行させることによって、第1の発明のスケジ
ュール情報処理装置および第21の発明の表示情報処理
装置が、それぞれ実現される。この結果前記媒体内のプ
ログラムを用い、上記2つの情報処理装置を、それぞれ
容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるスケジュール
情報処理装置1の電気的および機能的構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1の実施の形態のスケジュール情報処理装置
1内のスケジュールDB検索部6の検索処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態のスケジュール情報処理装置
1内のID生成部9のIDの生成処理を説明するための
フローチャートである。
【図4】表示された状態のIDを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態であるスケジュール
情報処理装置内のスケジュールDB検索部6aの検索処
理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態であるスケジュール
情報処理装置内のID生成部9bのIDの生成処理を説
明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態であるスケジュール
情報処理装置41の電気的および機能的構成を示すブロ
ック図である。
【図8】第4の実施の形態のスケジュール情報処理装置
41内のID生成部43のIDの生成処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図9】本発明の第5の実施の形態であるスケジュール
情報処理装置内のキーワード抽出部7eにおける関連度
の算出処理を説明するためのフローチャートの前半部分
である。
【図10】第5の実施の形態のスケジュール情報処理装
置内のキーワード抽出部7eにおける関連度の算出処理
を説明するためのフローチャートの後半部分である。
【図11】第5の実施の形態のスケジュール情報処理装
置内のID生成部9eのIDの生成処理を説明するため
のフローチャートである。
【図12】本発明の第6の実施の形態であるスケジュー
ル情報処理装置内のID生成部9fのIDの生成処理を
説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の第7の実施の形態であるスケジュー
ル情報処理装置内のID生成部9gのIDの生成処理を
説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の第8の実施の形態であるスケジュー
ル情報処理装置81を含む情報提供装置83の機能的構
成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第9の実施の形態であるスケジュー
ル情報処理装置101を含む情報提供装置83の機能的
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,41,81,101 スケジュール情報処理装置 5 期間入力部 6,6a スケジュールDB検索部 7,7e キーワード抽出部 8,8e 情報特徴DB検索部 9,9a,9e,9f,9g インデックスドキュメン
ト生成部 10,10a,43 インデックスドキュメント表示制
御部 11 表示部 13,13a 情報選択部 14 情報本体DB検索部 17, スケジュールDB 18 被検索情報DB 19 情報特徴DB 20 情報本体DB 30 媒体 42 抜粋情報記憶部 82,102 外部情報処理装置

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも日または1日内の時刻を示す
    時間データと、該時間データに対応するスケジュール内
    容を示すスケジュール内容データとをそれぞれ含む複数
    のスケジュール情報を記憶するスケジュールメモリと、 予め定める複数の被検索情報を記憶する被検索情報メモ
    リと、 前記全てのスケジュール情報のうちの少なくとも1つを
    指定するスケジュール指定手段と、 前記スケジュール指定手段の指定結果に応答し、指定さ
    れたスケジュール情報に関連する1または複数の各被検
    索情報の少なくとも一部分である1または複数の事項情
    報を、前記被検索情報メモリからそれぞれ検索する情報
    検索手段とを含むことを特徴とするスケジュール情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 1日未満の時間帯または1日以上の期間
    を指定する時間指定手段をさらに含み、 前記スケジュール指定手段は、指定された前記時間帯内
    の時刻または指定された前記期間内の日を少なくとも示
    す時間データを含むスケジュール情報を、指定すること
    を特徴とする請求項1記載のスケジュール情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記時間指定手段は、予め定める指定基
    準期間おきに起動し、起動した時点から予め定める長さ
    の時間帯または該時点から予め定める長さの期間を、指
    定することを特徴とする請求項2記載のスケジュール情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】 スケジュール情報の解析のために予め設
    定される文字列である複数のキーワードのうちから、前
    記指定されたスケジュール情報の少なくとも一部分と一
    致するキーワードを抽出するキーワード抽出手段をさら
    に含み、 前記情報検索手段は、前記指定されたスケジュール情報
    に関連する被検索情報として、抽出されたキーワードを
    含む被検索情報を検索することを特徴とする請求項1記
    載のスケジュール情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記被検索情報の少なくとも一部を表示
    可能な表示手段と、 前記全ての事項情報のうちの少なくとも1つを、前記表
    示手段に表示させる事項情報表示制御手段と、 前記全ての事項情報のうちの少なくとも1つを選択する
    事項情報選択手段と、選択された事項情報を含む被検索
    情報内の少なくとも一部分を、前記被検索情報メモリか
    ら取得する情報取得手段とをさらに含むことを特徴とす
    る請求項1記載のスケジュール情報処理装置。
  6. 【請求項6】 被検索情報が記憶可能な一時記憶手段
    と、前記全ての事項情報をそれぞれ含む全ての被検索情
    報を、前記一時記憶手段に記憶させる被検索情報記憶制
    御手段とをさらに含み、前記情報取得手段は、前記被検
    索情報の少なくとも一部分を、前記一時記憶手段から取
    得することを特徴とする請求項5記載のスケジュール情
    報処理装置。
  7. 【請求項7】 スケジュール情報の解析のために予め設
    定される文字列である複数のキーワードのうちから、前
    記指定されたスケジュール情報の少なくとも一部分と一
    致するキーワードを抽出するキーワード抽出手段と、 前記各事項情報を含む各被検索情報内の前記抽出された
    キーワードの出現回数である該各被検索情報の関連度を
    それぞれ求める関連度算出手段とをさらに含み、 前記事項情報表示制御手段は、前記各事項情報を、該各
    事項情報を含む被検索情報の関連度に基づいて前記表示
    手段に表示させることを特徴とする請求項5記載のスケ
    ジュール情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記事項情報表示制御手段は、前記全て
    の事項情報のうちの少なくとも2つを、該各事項情報を
    含む被検索情報の関連度の順に、前記表示手段に表示さ
    せることを特徴とする請求項7記載のスケジュール情報
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記事項情報表示制御手段は、前記全て
    の事項情報の中の、該事項情報をそれぞれ含む全ての被
    検索情報のうちの関連度が最も高い被検索情報から関連
    度の順に予め定める数の被検索情報にそれぞれ含まれる
    事項情報だけを、表示させることを特徴とする請求項7
    記載のスケジュール情報処理装置。
  10. 【請求項10】 被検索情報が記憶可能な一時記憶手段
    と、 前記全ての事項情報をそれぞれ含む複数の被検索情報の
    うちのいずれか1つを前記被検索情報メモリから取得し
    て前記一時記憶手段に記憶させる記憶制御動作を、前記
    一時記憶手段内の全ての被検索情報のデータ量の総和が
    予め定める基準データ量未満である間、前記いずれか1
    つの被検索情報を関連度が高い順に選んで繰返す被検索
    情報記憶制御手段をさらに含み、 前記情報取得手段は、前記被検索情報の少なくとも一部
    分を、前記一時記憶手段から取得することを特徴とする
    請求項7記載のスケジュール情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記各被検索情報は、該各被検索情報
    の内容を示す本体データと、該各被検索情報の内容の特
    徴を示す特徴データとを含み、 前記情報検索手段は、前記指定されたスケジュール情報
    に関連する被検索情報の少なくとも一部分として、該被
    検索情報の特徴データを検索することを特徴とする請求
    項1記載のスケジュール情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記各被検索情報の特徴データは、前
    記各被検索情報の内容の特徴を示す文字列であることを
    特徴とする請求項11記載のスケジュール情報処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記各被検索情報の特徴データは、前
    記各被検索情報の内容の要約を示すデータまたは該各被
    検索情報の本体データを縮小したデータであることを特
    徴とする請求項11記載のスケジュール情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記被検索情報メモリは、前記各被検
    索情報の本体データを記憶する本体データ記憶手段、お
    よび前記各被検索情報の特徴データと前記本体データ記
    憶手段内の該各被検索情報の本体データが記憶された位
    置を示すポインタとを相互に対応付けて記憶する特徴デ
    ータ記憶手段を含み、 前記情報検索手段は、前記検索された特徴データに対応
    するポインタを、さらに検索することを特徴とする請求
    項11記載のスケジュール情報処理装置。
  15. 【請求項15】 少なくともスケジュールメモリ、スケ
    ジュール指定手段、事項情報記憶手段、事項情報表示手
    段、事項情報選択手段、および情報取得手段は、携帯可
    能な装置を構成することを特徴とする請求項5記載のス
    ケジュール情報処理装置。
  16. 【請求項16】 予め定める複数の被検索情報を記憶す
    る外部被検索情報メモリ、および前記外部被検索情報メ
    モリを検索するための外部情報検索手段を含む外部情報
    処理装置と、予め定める通信回線を介して相互に情報を
    送受可能なスケジュール情報処理装置であって、 少なくとも日または1日内の時刻を示す時間データと、
    該時間データに対応するスケジュール内容を示すスケジ
    ュール内容データとをそれぞれ含む複数のスケジュール
    情報を記憶するスケジュールメモリと、 前記全てのスケジュール情報のうちの少なくとも1つを
    指定するスケジュール指定手段と、 指定されたスケジュール情報それぞれの少なくとも一部
    分を、前記通信回線を介して前記外部情報検索手段に与
    える検索制御手段とを含み、 前記外部情報検索手段は、与えられた前記スケジュール
    情報の少なくとも一部分に関連する1または複数の被検
    索情報の少なくとも一部分である事項情報を、前記外部
    被検索情報メモリから検索し、検索された事項情報を前
    記通信回線を介して前記検索制御手段に返送することを
    特徴とするスケジュール情報処理装置。
  17. 【請求項17】 スケジュール情報の解析のために予め
    設定される文字列である複数のキーワードのうちから、
    前記指定されたスケジュール情報の少なくとも一部分と
    一致するキーワードを抽出するキーワード抽出手段をさ
    らに含み、 前記検索制御手段は、指定された各スケジュール情報の
    一部分として、該各スケジュール情報から抽出されたキ
    ーワードを、前記外部情報検索手段に与え、 前記外部情報検索手段は、前記事項情報として、最新の
    前記キーワードに関連する被検索情報の少なくとも一部
    分を、前記外部被検索情報記憶手段から検索することを
    特徴とする請求項16記載のスケジュール情報処理装
    置。
  18. 【請求項18】 前記外部情報処理装置から返送された
    前記事項情報を記憶する返送事項情報記憶手段と、 前記返送事項情報記憶手段を検索するための内部情報検
    索手段と、 過去に抽出されたキーワードを記憶するキーワード記憶
    手段とをさらに含み、前記検索制御手段は、前記キーワ
    ード抽出手段が抽出した最新のキーワードと前記キーワ
    ード記憶手段内の過去のキーワードとを比較し、2つの
    前記キーワードが異なる場合、該最新のキーワードを前
    記通信回線を介して前記外部情報検索手段に与え、2つ
    の前記キーワードが一致する場合、該最新のキーワード
    を前記内部情報検索手段に与え、 前記内部情報検索手段は、前記最新のキーワードに関連
    する事項情報を、前記返送事項情報記憶手段から検索す
    ることを特徴とする請求項17記載のスケジュール情報
    処理装置。
  19. 【請求項19】 前記外部情報処理装置は、前記外部被
    検索情報メモリ内の被検索情報の少なくとも一部を取得
    するための外部情報取得手段をさらに含み、 前記スケジュール情報処理装置は、 前記事項情報を表示可能な表示手段と、 前記返送された事項情報を表示手段に表示させる事項情
    報表示制御手段と、前記返送された全ての事項情報のう
    ちの少なくとも1つを選択する事項情報選択手段と、 前記選択された事項情報を含む被検索情報の取得の指示
    を、前記通信回線を介して前記外部情報取得手段に与え
    る取得制御手段とをさらに含み、 前記外部情報取得手段は、指示された被検索情報内の少
    なくとも一部分を、前記外部被検索情報メモリから取得
    し、前記取得制御手段に返送することを特徴とする請求
    項16記載のスケジュール情報処理装置。
  20. 【請求項20】 情報を表示可能な表示手段を含む端末
    装置との間で、通信回線を介して相互に情報を送受可能
    なスケジュール情報処理装置であって、 少なくとも日または1日内の時刻を示す時間データと、
    該時間データに対応するスケジュール内容を示すスケジ
    ュール内容データとをそれぞれ含む複数のスケジュール
    情報を記憶するスケジュールメモリと、 予め定める複数の被検索情報を記憶する被検索情報メモ
    リと、 前記全てのスケジュール情報のうちの少なくとも1つを
    指定するスケジュール指定手段と、 前記指定されたスケジュール情報に関連する1または複
    数の被検索情報それぞれの少なくとも一部分である1ま
    たは複数の事項情報を、前記被検索情報メモリからそれ
    ぞれ検索する情報検索手段と、 前記検索された事項情報を、前記通信回線を介して前記
    端末装置の前記表示手段に与え、表示させる事項情報表
    示制御手段とを含むことを特徴とするスケジュール情報
    処理装置。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの予め定める被検索情
    報それぞれの少なくとも一部分である1または複数の事
    項情報を入力する情報入力手段と、 予め定める表示態様で事項情報を表示するための予め定
    める基準書式に基づき、入力された事項情報に該事項情
    報の表示態様を制御するための表示制御情報を付加し、
    該事項情報を表示するための表示情報を生成する表示情
    報生成手段とを含むことを特徴とする表示情報処理装
    置。
  22. 【請求項22】 複数の前記被検索情報を記憶する被検
    索情報メモリと、 被検索情報の検索基準となるべき文字列であるキーワー
    ドを入力するキーワード入力手段をさらに含み、 前記情報入力手段は、前記被検索情報メモリから、前記
    キーワードを含む被検索情報の少なくとも一部分を検索
    して、入力することを特徴とする請求項21記載の表示
    情報処理装置。
  23. 【請求項23】 複数の前記被検索情報を記憶する被検
    索情報メモリと、 被検索情報が記憶可能な一時記憶手段と、 前記各事項情報をそれぞれ含む被検索情報の少なくとも
    一部分を、前記被検索メモリからそれぞれ取得して、前
    記一時記憶手段に記憶させる情報取得手段とをさらに含
    むことを特徴とする請求項21記載の表示情報処理装
    置。
  24. 【請求項24】 前記情報入力手段は、前記各事項情報
    を含む各被検索情報内の予め定めるキーワードの出現回
    数である該各被検索情報の関連度を、該各事項情報に対
    応付けてさらに入力し、 前記表示情報生成手段は、前記基準書式に基づき、前記
    事項情報に、該事項情報の関連度をそれぞれさらに対応
    づけることを特徴とする請求項21記載の表示情報処理
    装置。
  25. 【請求項25】 前記表示情報生成手段は、前記全ての
    事項情報が、対応付けられる関連度が高い順に並べて表
    示されるように、前記表示制御情報を定めることを特徴
    とする請求項24記載の表示情報処理装置。
  26. 【請求項26】 前記表示情報生成手段は、前記全ての
    事項情報のうち、対応付けられる関連度が最大の事項情
    報から関連度が高い順に予め定める数の事項情報だけ
    を、前記表示情報に含めることを特徴とする請求項24
    記載の表示情報処理装置。
  27. 【請求項27】 複数の前記被検索情報を記憶する被検
    索情報メモリと、 被検索情報が記憶可能な一時記憶手段と、 前記全ての事項情報のうちのいずれか1つを含む被検索
    情報を前記被検索情報メモリから取得して前記一時記憶
    手段に記憶させる記憶制御動作を、前記一時記憶手段内
    の全ての被検索情報のデータ量の総和が予め定める基準
    データ量未満である間、前記いずれか1つの事項情報を
    対応する関連度が高い順に選んで繰返す情報取得手段と
    をさらに含むことを特徴とする請求項24記載の表示情
    報処理装置。
  28. 【請求項28】 少なくとも日または1日内の時刻を示
    す時間データ、および該時間データに対応するスケジュ
    ール内容を示すスケジュール内容データをそれぞれ含む
    複数のスケジュール情報を記憶するスケジュールメモ
    リ、ならびに予め定める複数の被検索情報を記憶する被
    検索情報メモリから、情報を読出し可能なコンピュータ
    の動作を制御するためのスケジュール情報処理制御プロ
    グラムを記憶したコンピュータ読出し可能な媒体であっ
    て、 前記スケジュール情報処理制御プログラムは、コンピュ
    ータに、 前記全てのスケジュール情報のうちの少なくとも1つを
    指定させ、 前記指定されたスケジュール情報に関連する1または複
    数の被検索情報それぞれの少なくとも一部分である1ま
    たは複数の事項情報を、前記被検索情報メモリからそれ
    ぞれ検索させることを特徴とするスケジュール情報処理
    制御プログラムを記憶した媒体。
  29. 【請求項29】 予め定める被検索情報の少なくとも一
    部分である事項情報を入力可能なコンピュータの動作を
    制御するための表示情報処理制御プログラムを記憶した
    コンピュータ読出し可能な媒体であって、 前記表示情報処理制御プログラムは、コンピュータに、 前記少なくとも1つの事項情報を入力させ、 予め定める表示態様で事項情報を表示するための予め定
    める基準書式に基づき、入力された事項情報に該事項情
    報の表示態様を制御するための表示制御情報を付加し、
    該事項情報を表示するための表示情報を生成させること
    を特徴とする表示情報処理制御プログラムを記憶した媒
    体。
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