JP2000066604A - ラベル固定手段 - Google Patents

ラベル固定手段

Info

Publication number
JP2000066604A
JP2000066604A JP10235433A JP23543398A JP2000066604A JP 2000066604 A JP2000066604 A JP 2000066604A JP 10235433 A JP10235433 A JP 10235433A JP 23543398 A JP23543398 A JP 23543398A JP 2000066604 A JP2000066604 A JP 2000066604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
striker
fitting
fitted
glove box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10235433A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kimura
貴男 木村
Tadahide Miyazawa
忠秀 宮沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP10235433A priority Critical patent/JP2000066604A/ja
Publication of JP2000066604A publication Critical patent/JP2000066604A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車両に一般的な装備として内蔵されているグロ
ーブボックスの構造を利用して、ラベルを取り付けるこ
とができるラベル固定手段を提供することを目的とす
る。 【解決手段】グローブボックス4の開閉扉が、ストライ
カー10とロック部材との係合によって閉状態を保持さ
れる構造であり、このストライカー10を利用してラベ
ルAを固定するラベル固定手段であって、ストライカー
10は二本の嵌合ロッド部10a,10bを備えてお
り、ラベルAには二本の嵌合ロッド部10a,10bが
それぞれ別に嵌まり込む二つの嵌合部11,12を形成
し、さらに、この各嵌合部11,12の少なくともどち
らか一方の形状を、嵌合ロッド部10a,10bが長手
方向に沿った各位置で嵌合固定可能となるスロット形状
としたことを特徴とするラベル固定手段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インストルメンタ
ルパネル(以下、インパネという)に内蔵されるグロー
ブボックスのストライカーに、注意喚起用のラベルを固
定する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】消費者保護を強化する立場から、我が国
でもPL法が施行された。そのため、各企業が消費者に
対して採るべき注意喚起手段、およびその方法につい
て、昨今、改めて見直されている。自動車業界において
も例外ではなく、運転者や同乗者等に注意喚起を促すた
め、様々な手段が講じられているが、その手段の一つと
してインパネ上に注意喚起を促すラベルを貼り付ける場
合がある。インパネ上のこの場所は、運転者や同乗者に
とって目につき易く、注意喚起効果が促進されて都合が
良い。この具体的な貼り付け場所および前記インパネに
備え付けられる一般的な装備を、図7に基づいて説明す
る。ちなみに、図7はインパネの斜視図であり、グロー
ブボックスが開いた状態にある。
【0003】図7中の符号2で示す箇所が、インパネで
あり、このインパネ2に各種計器類やスイッチ類等が装
備されている。ちなみに、この従来例では、インストル
メンタルパネルパッド2a上に注意喚起用のラベルPが
貼り付けられている。また、この図7では、符号4が、
小物等を収納する一般的なグローブボックスを指してい
る。グローブボックス4には、様々なタイプがあるが、
通常品として、どの車種にも装備されているのが通例で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、注意喚起を促す
ため、ラベルPを貼り付けるという従来の手段には、以
下の問題点があった。例えば、注意喚起を促す具体的な
文言や表示内容等を変更する必要が生じた場合には、ラ
ベルPをはがす必要がある。しかし、従来は、貼り付け
という方法で、ラベルPを固定しているため、はがした
後に、接着剤等のはがし残りが生じる場合があって具合
が悪かった。また、このはがし残りの除去は非常に面倒
であった。
【0005】また、前記インパネ2等は、フロントガラ
スを通して直射日光を浴び易い位置にあるため、はがし
た時に、ラベルPの形跡が残る場合があり、外観上具合
が悪かった。さらに、前記インパネ2の表皮には、様々
な材質が使用されているが、かかる使用材質によって
は、ラベルPがはがれ落ち易くなる場合もある。本発明
は、以上の問題を解決することを課題としており、車両
に一般的な装備として内蔵されているグローブボックス
4の構造を利用し、かつ、このグローブボックス4の各
種形態に対応しつつ簡単に、注意喚起用のラベルPを取
り付けることができるラベル固定手段を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、以上の目的
を達成するため、以下の手段とした。つまり、インパネ
に内蔵するグローブボックスの開閉扉が、ストライカー
とロック部材との係合によって閉状態を保持される構造
であり、このストライカーを利用してラベルを固定する
ラベル固定手段であって、前記ストライカーは二本の嵌
合ロッド部を備えており、前記ラベルには前記二本の嵌
合ロッド部がそれぞれ別に嵌まり込む二つの嵌合部を形
成し、さらに、この各嵌合部の少なくともどちらか一方
の形状を、前記嵌合ロッド部が長手方向に沿った各位置
で嵌合可能となるスロット形状とし、この各嵌合部を前
記二本の嵌合ロッド部にそれぞれ嵌め込んで前記ラベル
を固定し、かつ、前記開閉扉を閉じた時に、前記ラベル
の表示部を前記グローブボックスの外側に露出させるこ
とを特徴とするラベル固定手段とした。以上の手段によ
り、ラベルの取り替え等を行う必要を生じても、簡単
に、かつ、はがし残りを発生させずにラベルを取り替え
ることができる。また、前記各嵌合部をスリットにて連
結すると、例え前記ストライカーがU字型ストライカー
であり、かつ、前記嵌合部が穴形状であっても、この各
嵌合部を前記二本の嵌合ロッド部に嵌めこむことが可能
となる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を、図面を参照しながら具
体的に説明する。ちなみに、図1(a)は本発明に係る
ラベル固定手段により、ラベルを固定している状態を示
す概略斜視図であり、同図(b)はラベルが嵌合ロッド
に嵌め込まれている瞬間の状態を示す概略斜視図であ
る。また、図2は本発明に係るU字型ストライカー、お
よびラベルに形成する嵌合部の各種形状を示す平面図、
図3は本発明に係るU字型ストライカーとロック部材と
の係合状態を模式的に示す縦断面図、図4は本発明に係
り、ラベルを固定した後にグローブボックスの開閉扉を
閉じた状態を示すインパネの概略斜視図である。さら
に、図5は対向ロッド型ストライカーにロック部材が係
合する状態を示す概略斜視図、図6は対向ロッド型スト
ライカーにラベルが嵌め込まれている状態を示す概略斜
視図である。
【0008】まず、第1の実施の形態に係るラベル固定
手段1について説明する。このラベル固定手段1は、従
来技術にて説明したグローブボックス4の構造を利用し
たものである。グローブボックス4とは、図7の如く、
小物を収納するために車内に装備された箱型収納部を指
し、インパネ2の助手席側に内蔵されているのが通例で
ある。また、このグローブボックス4には、通常、ヒン
ジ部6を介して連結する開閉扉3が取り付けられてい
る。この開閉扉3の上部(開閉する先端側)には、ロッ
ク部材7が設けられており、このロック部材7が、グロ
ーブボックス4の天井面に設けられたU字型ストライカ
ー10と、開閉扉3が閉じた状態で係合する。つまり、
この係合によって、開閉扉3はロック状態となる。
【0009】まず、U字形状のU字型ストライカー10
を利用したラベル固定手段1の概略を、図1を参照しな
がら説明する。このU字型ストライカー10では、グロ
ーブボックス4の天井面に左右の支柱ロッド10a,1
0bの基端が固着されている。さらに、この各支柱ロッ
ド10a,10bの先端に係合ロッド10cが一体形成
され、各支柱ロッド10a,10bを連結している。ち
なみに、前記各支柱ロッド10a,10bが請求項1に
記載する嵌合ロッド部に相当する。
【0010】この支柱ロッド10a,10bに、下方か
らラベルAの各嵌合部11,12が嵌め込まれる(図1
(a)参照)。このラベルAは、合成樹脂等からなり、
嵌め込みに際して若干変形する程度の柔軟性があれば足
りる。したがって、ラベルAの各嵌合部11,12およ
びスリット9を、支柱ロッド10a,10bおよび係合
ロッド10cに押し当てると、まず図1(b)の如くス
リット9が押し広げられて係合ロッド10cが下方に抜
け、さらに、押し込んでいくと図1(a)の如く、嵌合
固定された状態となる。また、このラベルAの表面に
は、注意喚起を促す文言や表示等が記載された表示部B
が形成されている。
【0011】以下、支柱ロッド10a,10bに嵌め込
まれるラベルAの嵌合部11、12を、図2を参照しな
がら詳述する。ちなみに、図2(a)は、本実施の形態
に係るU字型ストライカーの平面図、同図(b)は、本
実施の形態に係るラベルの嵌合部の形状例であり、同図
(c)〜同図(e)は、後述する他の実施の形態に係る
嵌合部の形状例である。
【0012】本実施の形態では、U字型ストライカー1
0を形成する左右の支柱ロッド10a,10b、および
この各支柱ロッド10a,10bの先端と一体をなす係
合ロッド10cは、図2(a)の如く、全て同一線径d
1にて形成されている。一方、前記各支柱ロッド10
a,10bが嵌め込まれるラベルAの嵌合部11,12
は、スリット9によって連結され、図2(b)で示す所
定の形状にて形成されている。この図2(b)によれ
ば、嵌合部12(図2(b)における右側の嵌合部)
は、支柱ロッド10bの線径d1よりやや大きい直径d
2からなる丸穴である。つまり、支柱ロッド10bは、
嵌合部12と嵌合する際、比較的少ない抵抗状態で嵌め
込まれる。
【0013】また、他方の嵌合部11(図2(b)にお
ける左側の嵌合部)は、線径d1より小さな寸法の短径
d3を有し、かつ、この短径d3が長手方向に向けて一
定であるスロット形状の長穴となっている。つまり、こ
の嵌合部11に支柱ロッド10aが嵌め込まれると、嵌
合部11の周縁が撓み、嵌合部11と支柱ロッド10a
との間に摩擦抵抗が発生して嵌合固定され、抜け落ちが
防止される。ちなみに、前記短径d3は、ラベルAの材
質や大きさによって異なるが、ラベルAが嵌合部11の
周りで若干変形するものであり、嵌め込み可能な寸法に
て形成されていれば足りる。
【0014】また、この嵌合部11は、スロット形状で
あり、かつ、どの位置でも短径d3は確保されるので、
どの位置でも支柱ロッド10aと嵌合することができ
る。つまり、左右の支柱ロッド10a,10bの対向距
離d4(以下、スパンという)が、車種等によって異な
っても、適宜嵌め込むことができる。この適宜嵌め込ま
れた状態を、図2(b)の二点鎖線が示している。な
お、本実施の形態、つまり、図2(b)の実線で示すU
字型ストライカー10では、支柱ロッド10a等の線径
d1は、4.5mmであり、前記スパンd4は、35.
5mmである。また、このU字型ストライカー10が嵌
まり込む嵌合部11の短径d3は、4.0mmであり、
嵌合部12の直径d2は、5.5mmである。
【0015】本実施の形態では、前記各嵌合部11,1
2がスリット9を介して連結している。このスリット9
は、前述した如く、係合ロッド10cを下方へ抜けさせ
る作用をし、さらに、嵌合部11周りに生じる撓みの発
生を促がす作用をする(図1参照)。
【0016】次に、U字型ストライカー10を利用した
第2の実施の形態に係るラベル固定手段1について説明
する。ちなみに、この実施の形態を図2(c)に示して
おり、嵌合部11,12の形状を除いて、第1の実施の
形態と同一であるため、以下において、嵌合部11、1
2の形状を中心に説明する。本実施の形態では、嵌合部
11,12がそれぞれスロット形状であり、かつ、各嵌
合部11,12の任意の位置に前記支柱ロッド10a,
10bが嵌め込まれて嵌合固定される。また、本実施の
形態では、各嵌合部11,12の短径d5,d5は、嵌
め込まれる支柱ロッド10a,10bの線径d1より若
干小さな径としているが、一方のみが前記線径d1より
小さく、他方はこの線径d1より大きくしてもよい。ま
たここで、前記短径d5が、線径d1より小さくなる場
合、この短径d5の寸法は、前記第1の実施の形態で説
明したと同様、嵌め込みが可能な寸法であれば足りる。
【0017】以上、第1および第2の実施の形態に係る
ラベル固定手段1を説明した。そこで、これら各実施の
形態によってラベルAをU字型ストライカー10に嵌め
込んで固定した後に、グローブボックス4の開閉扉3を
閉じる場合の状態について、図3を参照しながら説明す
る。ちなみに、図3は開閉扉3を閉じる場合に、U字型
ストライカー10とロック部材7との係合状態を模式的
に表す縦断面図である。
【0018】ここで簡単にロック部材7を説明する。こ
のロック部材7は、開閉扉3の内面に取り付けられたケ
ース体7b、このケース体7bの上面から出没自在に備
え付けられた係合爪7a、この係合爪7aを上方に向け
て弾性保持する弾性部材(図示せず)、および、U字型
ストライカー10の係合ロッド10cと係合爪7aとの
係合状態を解除する係合解除手段(図示せず)からな
る。
【0019】開閉扉3が閉じていくと、ロック部材7の
係合爪7aがU字型ストライカー10の係合ロッド10
cと干渉し始め、最終的にロック状態を形成する。以下
に、この干渉からロック状態に至るまでを説明する。図
3中の二点鎖線(i)で示す位置では、まだ、係合爪7
aとストライカー10の係合ロッド10cとは、互いに
干渉し合っていない。同図中の実線で示す位置まで開閉
扉3を閉めると、係合爪7aが係合ロッド10cの干渉
を受け、前記弾性部材による弾性力に反発しながらケー
ス体7b内に潜り込む。さらに、開閉扉3を閉めて、上
端がグローブボックス4の周縁と当接する位置、つま
り、同図中の二点鎖線(ii)で示す位置まで達する
と、係合爪7aは、係合ロッド10cによる干渉を解か
れ、再びケース体7bから突き出る。すると、この係合
爪7aが係合ロッド10cと係合し、開閉扉3の閉状態
を保持するロック状態となる。ちなみに、このロック状
態は、図示しない係合解除手段により、係合爪7aを強
制的にケース体7b内に潜り込ませることによって解か
れる。
【0020】一方、ラベルAは、開閉扉3を閉じる時
に、表示部Bを上に向けた状態で開閉扉3とグローブボ
ックス4との隙間に通される。その結果、この表示部3
が外部に露出され、運転者等に注意を促す。なお、この
ラベルAは、図3中の一点鎖線より上方まで押し込まれ
て固定されている。この一点鎖線は、係合爪7aの頂点
部が、開閉扉3の開閉に伴って移動する軌跡であるが、
この一点鎖線より下方であると、ラベルAと係合爪7a
とが干渉し合い、損傷の原因となるからである。
【0021】以上の説明の如く、ラベルAをU字型スト
ライカー10に固定し、かつ、開閉扉3を閉じてロック
すると、図4で示す状態となる。ちなみに、この図4
は、グローブボックス4が閉じた状態にあるインパネ2
の概略斜視図である。図4で示す状態では、ラベルAの
表示部Bは、助手席前の非常に目につき易い場所に位置
するため、注意喚起効果も促進される。
【0022】続いて、前記U字型ストライカー10に代
わり、二本の支柱ロッド10a,10bのみからなる対
向ロッド型ストライカー15を利用したラベル固定手段
1を、図5および図6を参照しながら説明する。この対
向ロッド型ストライカー15は、グローブボックス4の
天井面に支柱ロッド15a,15bの基端を固設してお
り、先端からラベルAを嵌め込む。この対向ロッド型ス
トライカー15には、前記U字型ストライカー10の如
き係合ロッド10cは形成されていないため、前記各支
柱ロッド15a,15bが係合ロッド10cの代わりに
ロック部材8と係合する役割を果たす。従って、この各
支柱ロッド15a,15bとロック部材8との係合状態
を、図5を参照しながら簡単に説明する。ちなみに、図
5は各支柱ロッド15a,15bとロック部材8との係
合状態を示す概略斜視図であり、実線で示すロック部材
8は未だ係合していない状態を示し、二点鎖線で示すロ
ック部材8は係合が完了したロック状態を示す。
【0023】前記各支柱ロッド15a,15bと係合す
るロック部材8の係合爪8a,8aは、ケース体8bの
左右両側から出没自在、かつ、外方向に付勢された状態
で備え付けられている。また、ケース体8bは、開閉扉
3の内面に取り付けられており、さらに、横幅が前記各
支柱ロッド15a,15b間に収まる寸法にて形成され
ている。従って、開閉扉3が閉じると、このケース体8
bが、前記各支柱ロッド15a,15b間に嵌まり込
み、左右両側に備え付けられた係合爪8a,8aが前記
各支柱ロッド15a,15bと係合する。つまり、この
係合によって開閉扉3が、ロック状態となる。
【0024】図6には、前記第1の実施の形態で説明し
たラベルAを、前記対向ロッド型ストライカー15に嵌
め込んで固定している状態を示している。この場合、対
向ロッド型ストライカー15には、U字型ストライカー
10の如き係合ロッド10cが無いため、ラベルAが下
方へ抜け落ち易くなる恐れがあり、また、ラベルAとケ
ース体8bが干渉する恐れがある。したがって、支柱ロ
ッド15aと嵌合部11との摩擦抵抗を大きくして一層
抜け落ち難くしたり、また、ケース体8bが開閉時に移
動する軌跡を考慮してラベルAを嵌め込んで固定する必
要がある。
【0025】以上、前記第1の実施の形態で説明したラ
ベルAを対向ロッド型ストライカー15に嵌め込む場合
について説明した。しかし、対向ロッド型ストライカー
15の場合、実施可能な例として以下のような他の実施
の形態を考えることもできる。
【0026】まず、第3の実施の形態を図2(d)に基
づいて説明する。本実施の形態では、ラベルAに形成す
る各嵌合部11,12は前記スリット9(同図(b)参
照)にて連結されておらず、それぞれが独立に形成され
ている。対向ロッド型ストライカー15では、係合ロッ
ド10c(図1参照)を有しないため、この係合ロッド
10cが抜けるスリット9を形成する必要がないからで
ある。但し、嵌め込み時に嵌合部11,12が撓む柔軟
性を担保するため、各嵌合部11,12の外側にスリッ
ト13,14を形成している。
【0027】次に、第4の実施の形態を図2(e)に基
づいて説明する。本実施の形態も各嵌合部11,12を
連結する前記スリット9(同図(b)参照)は形成され
ていない。さらに、ここで示す各嵌合部11,12は、
穴状ではなく、両外側(同図(e)の左右側)からラベ
ルAを切り欠いて形成する溝状である。ただし、この溝
状の嵌合部11,12も前記各実施の形態で説明した各
嵌合部11,12と、その目的は異ならないため、支柱
ロッド15a,15b(図5参照)が、溝状の嵌合部1
1もしくは12の長手方向に沿った各位置で嵌合固定可
能とする必要がある。従って嵌合部11もしくは12の
両側縁部は、前記支柱ロッド15a,15bが嵌合固定
可能な寸法を有するスラット形状となる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、ラベルを接着剤等で貼
り付けていないため、ラベルを取り外した後に接着剤等
のはがし残りを生じない。また、ラベルを直接インパネ
等に貼り付けていないため、ラベルを取り外した後に貼
り付け跡等の形跡が残らない。さらに、インパネの材質
等によってはがれ易くなるという問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベル固定手段により、ラベルを
固定している状態を示す概略斜視図である。
【図2】本発明に係り、ラベルを固定した後にグローブ
ボックスの開閉扉を閉じた状態を示すインパネの概略斜
視図である。
【図3】本発明に係るU字型ストライカーとロック部材
との係合状態を模式的に示す縦断面図である。
【図4】本発明に係るU字型ストライカー、およびラベ
ルに形成する嵌合部の各種形状を示す平面図である。
【図5】本発明に係る対向ロッド型ストライカーにロッ
ク部材が係合する状態を示す概略斜視図である。
【図6】本発明に係る対向ロッド型ストライカーにラベ
ルが嵌め込まれている状態を示す概略斜視図である。
【図7】インパネの斜視図であり、グローブボックスが
開いた状態にある。
【符号の説明】
1:ラベル固定手段 2:インストルメンタルパネル 3:開閉扉 4:グローブボックス 6:ヒンジ部 7,8:ロック部材 9,13,14:スリット 10:U字型ストライカー 10a,10b:支柱ロッド 10c:係合ロッド 15:対向ロッド型ストライカー 15a,15b:支柱ロッド A:ラベル B:表示部 11,12:嵌合部 d1:線径 d2:直径(嵌合部) d3:短径(嵌合部) d4:対向距離(スパン)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメンタルパネルに内蔵するグロ
    ーブボックスの開閉扉が、ストライカーとロック部材と
    の係合によって閉状態を保持される構造であり、このス
    トライカーを利用してラベルを固定するラベル固定手段
    であって、 前記ストライカーは二本の嵌合ロッド部を備えており、 前記ラベルには前記二本の嵌合ロッド部がそれぞれ別に
    嵌まり込む二つの嵌合部を形成し、さらに、この各嵌合
    部の少なくともどちらか一方の形状を、前記嵌合ロッド
    部が長手方向に沿った各位置で嵌合固定可能となるスロ
    ット形状とし、 この各嵌合部を前記二本の嵌合ロッド部にそれぞれ嵌め
    込んで前記ラベルを固定し、かつ、前記開閉扉を閉じた
    時に、前記ラベルの表示部を前記グローブボックスの外
    側に露出させることを特徴とするラベル固定手段。
  2. 【請求項2】前記各嵌合部をスリットにて連結したこと
    を特徴とする請求項1に記載のラベル固定手段。
JP10235433A 1998-08-21 1998-08-21 ラベル固定手段 Pending JP2000066604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10235433A JP2000066604A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 ラベル固定手段

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10235433A JP2000066604A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 ラベル固定手段

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000066604A true JP2000066604A (ja) 2000-03-03

Family

ID=16986046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10235433A Pending JP2000066604A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 ラベル固定手段

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000066604A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023066128A (ja) * 2021-10-28 2023-05-15 本田技研工業株式会社 車両用内装部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023066128A (ja) * 2021-10-28 2023-05-15 本田技研工業株式会社 車両用内装部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3299230B2 (ja) ピラーガーニッシュの取り付け構造
EP1155918A2 (en) Molding fastening assembly
KR960040885A (ko) 차량 탑승자 보호 시스템의 에어백 덮개
JPH10230810A (ja) 車両用エアバッグ装置
JP2001010437A (ja) ガスバッグをその折り畳んだ位置に固定する装置
US6824201B2 (en) Pillar trim structure
JP3269009B2 (ja) ゴム製部品の取り付け構造
JP2011251591A (ja) ドアガーニッシュ
JP2000066604A (ja) ラベル固定手段
JP2001314012A (ja) 車両用電線保持部材
JP2004026060A (ja) 柔軟材の取付構造
JP2004224209A (ja) ピラートリムの取付構造
JP2007237894A (ja) サイドエアバッグ装置
JP4201420B2 (ja) 自動車用ドアバイザー
KR200206982Y1 (ko) 자동차 유리 성에방지커버
JP3706930B2 (ja) 自動車用バンパカバー
JPH08180934A (ja) オプション用コネクタのワイヤハーネスへの取付構造および留め具
JP2002178766A (ja) 車両用サンルーフの可撓性ブラインド取付構造
JPH05238337A (ja) 車両用バンパー端部の車体取付方法
JPH0782949A (ja) 開閉リッド用のヒンジ構造
JP3632426B2 (ja) クリップ
JP3402098B2 (ja) 自動車用電気接続箱の防塵装置
KR200143942Y1 (ko) 컨솔 마운팅 클럽
JPH0953756A (ja) クリップ
JPH0732202Y2 (ja) 自動車用サンバイザ