JP2000066576A - シミュレータ - Google Patents

シミュレータ

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JP2000066576A
JP2000066576A JP10244429A JP24442998A JP2000066576A JP 2000066576 A JP2000066576 A JP 2000066576A JP 10244429 A JP10244429 A JP 10244429A JP 24442998 A JP24442998 A JP 24442998A JP 2000066576 A JP2000066576 A JP 2000066576A
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Japan
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ride
base
support shaft
simulator
interlocking mechanism
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JP10244429A
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Shinichiro Aiki
伸一郎 相木
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Namco Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースから足を離した状態で、ライド部を所
定の傾きで保持でき、中立への復帰を容易に行うことの
できる操作性の良い臨場感にあふれたシミュレータを提
供する。 【解決手段】 ベース12と、ベース上12に設けられ
たライド部14と、ライド部14に設けられたステップ
38と、ハンドル34とを有する。ライド部14は、1
2ベースに対し左右に傾斜可能に設けられる。ステップ
38は、ライド部14に対し左右に回転可能に設けら
れ、ハンドル34は、ライド部14に対し回転可能に設
けられる。ステップ38は、ステップ連動機構16によ
って、ライド部14の傾斜と連動して回転し、ステップ
38の踏み込み力にてライド部14の中立位置への復元
力および姿勢保持力を生じさせる。ハンドル34は、ス
テアリング連動機構18によって、ライド部14の傾斜
と連動して回転し、ハンドル34の回転操作力にてライ
ド部14の中立位置への復元力および姿勢保持力を生じ
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シミュレータに関
し、特に、オペレータ等が乗るライド部を傾斜させるシ
ミュレータに関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】オペレー
タ等が乗るライド部を揺動可能にしたシミュレータとし
ては、例えばオートバイゲーム等を行うゲーム装置等が
ある。
【0003】このオートバイゲーム等を行うシミュレー
タでは、床面に設置したベースにオートバイの形状を模
したライド部を左右に傾斜可能に支持し、このライド部
にハンドルを一体に設けるようにしたものが知られてい
る。
【0004】そして、プレーヤが両足をベースにつけた
状態でライド部に跨り、ハンドルの両端に設けられたス
ロットルレバーやブレーキを操作することにより、ディ
スプレイ上に表示されるオートバイの移動速度を制御
し、ライド部全体を左右に傾けることにより、ディスプ
レイ上のオートバイの進行方向を制御するようにしてい
る。
【0005】しかし、プレーヤが足をベースにつけた状
態でライド部を操作しなければならず、現実のオートバ
イの運転感覚とかけ離れ、ゲームの臨場感を損なうこと
となる。
【0006】また、ライド部を単に左右に傾斜させるだ
けの操作を行うことは、現実のオートバイの運転時の車
体姿勢に比べて不自然で、違和感があり、ゲームの臨場
感を損ねることとなる。
【0007】さらに、ライド部に跨った状態で、ライド
部の下方の軸を中心にライド部を左右に傾斜させるた
め、オートバイの操作が不安定で、オートバイを傾斜状
態から中立位置に復元させるためには、復元手段が不可
欠なものである。
【0008】本発明の目的は、ベースから足を離した状
態で、ライド部を所定の傾きで保持でき、かつ、中立位
置への復帰も容易に行うことのできる、操作性のよい、
臨場感にあふれたシミュレータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ベースと、前記ベース上に設け
られたライド部と、前記ライド部に設けられたステップ
とを有し、前記ライド部は、前記ベースに対し左右に傾
斜可能に設けられ、前記ステップは、前記ライド部に対
し左右に回転可能に設けられ、ステップ連動機構によっ
て、前記ライド部の傾斜と連動して回転し、前記ステッ
プの踏み込み力にて前記ライド部の中立位置への復元力
および姿勢保持力を生じさせることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、オペレータがライド部に
乗った状態で、体重を左右方向に移動させることによ
り、ライド部をベース上で左右に傾斜させることがで
き、姿勢を戻せばライド部を中立位置に戻すことができ
る。
【0011】したがって、オペレータがベース上に足を
着けていない状態で容易にライド部の操作を行うことが
でき、操作性のよい臨場感にあふれたものとすることが
できる。
【0012】また、オペレータの体重移動とステップへ
の踏み込み力を調節することにより、ライド部を任意の
傾斜状態で維持することができ、緩コーナーや急コーナ
ー等の種々の状況に応じた挙動を再現することができ、
興味深いものとすることができる。
【0013】請求項2の発明は、ベースと、前記ベース
上に設けられたライド部と、前記ライド部に設けられた
ステアリング操作部とを有し、前記ライド部は、前記ベ
ースに対し左右に傾斜可能に設けられ、ステアリング操
作部は、前記ライド部に対し回転可能に設けられ、ステ
アリング連動機構によって、前記ライド部の傾斜と連動
して回転し、前記ステアリング操作部への操作力にて前
記ライド部の中立位置への復元力および姿勢保持力を生
じさせることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、オペレータがライド部に
乗った状態で、体重を左右方向に移動させることによ
り、ライド部をベース上で左右に傾斜させることがで
き、姿勢を戻せばライド部を中立位置に戻すことができ
る。
【0015】したがって、オペレータがベース上に足を
着けていない状態で容易にライド部の操作を行うことが
でき、操作性のよい臨場感にあふれたものとすることが
できる。
【0016】また、オペレータの体重移動とステアリン
グ操作部への操作力を調節することにより、ライド部を
任意の傾斜状態で維持することができ、緩コーナーや急
コーナー等の種々の状況に応じた挙動を再現することが
でき、興味深いものとすることができる。
【0017】請求項3の発明は、請求項1において、前
記ベースは、前記ライド部を支持する支軸を前後方向に
わたって有し、前記ステップ連動機構は、一端が前記支
軸に回転可能に連結され、他端が前記ステップ側に回転
可能に連結された連結部材にて形成され、前記ライド部
の傾斜方向または傾斜方向と反対側のステップが上昇回
転することを特徴とする。
【0018】本発明によれば、請求項1の状態に加え、
ステップ連動機構を簡略な構成で形成することができ、
コスト削減に寄与することができる。
【0019】請求項4の発明は、請求項2において、前
記ステアリング操作部は、前記ステアリング連動機構に
よって、前記ライド部の傾斜に伴い、前記ライド部の傾
斜方向にライド部を旋回操舵可能に回転することを特徴
とする。
【0020】本発明によれば、請求項2の状態に加え、
ライド部の傾斜と共に、ライド部の傾斜方向にステアリ
ング操作部をコーナーのイン側に切れ込むように回転さ
せることができ、リアルな操作感を再現することができ
る。
【0021】請求項5の発明は、請求項4において、前
記ベースは、前記ライド部を支持する支軸を前後方向に
わたって有し、前記ステアリング連動機構は、前記支軸
の外周に設けられた固定ギアと、前記固定ギアに噛合す
る可動ギアと、一端が前記可動ギア側、他端が前記ステ
アリング操作部にそれぞれ回転可能に連結された連結部
材とを有することを特徴とする。
【0022】本発明によれば、請求項4の状態に加え、
ステアリング操作部を簡略な構成のステアリング連動機
構によって確実にコーナーのイン側に切れ込むように回
転させることができ、しかもコスト削減に寄与すること
ができる。
【0023】請求項6の発明は、請求項1または2にお
いて、前記ベースは、前記ライド部を支持する支軸を前
後方向にわたって有し、前記ライド部は、前記支軸より
下方に重心を配置して前記支軸に支持されていることを
特徴とする。
【0024】本発明によれば、請求項1または2の状態
に加え、ライド部を支持する支軸よりもライド部の重心
が下方に位置するため、ライド部を傾斜させた状態から
中立状態に容易に復元させることができ、操作性を一層
向上させることができる。
【0025】請求項7の発明は、請求項6において、前
記支軸は、前方から後方にかけて上昇傾斜して設けら
れ、その支軸の延長線上または前記延長線より下方に座
席部を有することを特徴とする。
【0026】本発明によれば、請求項6の状態に加え、
支軸の延長線上または前記延長線より下方に座席部を設
けることで、ライド部を安定して傾斜させることがで
き、より一層操作性を向上させることができ、しかも、
オペレータの重心が支軸の延長線付近あるいはそれより
下方に位置するため、より中立状態への復帰が容易とな
る。
【0027】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かにおいて、前記ライド部を傾斜状態から中立状態に復
元させる復元手段を有することを特徴とする。
【0028】本発明によれば、請求項1〜7のいずれか
状態に加え、復元手段によって、より一層ライド部を傾
斜状態から中立状態に容易に復元させることができる。
【0029】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かにおいて、前記ライド部の前方位置に、ゲームのシミ
ュレーション画像を表示する表示手段を配置したことを
特徴とする。
【0030】本発明によれば、請求項1〜8のいずれか
の状態に加え、ライド部の前方位置に配置した表示手段
によってゲームのシミュレーション画像を表示しながら
ライド部を操作してゲームを実行することができ、リア
リティのあるゲームを楽しむことができる。
【0031】請求項10の発明は、請求項9において、
前記ライド部は、バイクの形状を模して形成され、前記
表示手段は、ライド部に乗ったプレーヤにバイクゲーム
のシミュレーション画像を表示することを特徴とする。
【0032】本発明によれば、請求項9の状態に加え、
プレーヤがバイクの形状を模したライド部に跨り、ライ
ド部を操作することで、表示手段に表示されているバイ
クゲームのシミュレーション画像を見ながら、実際にバ
イクを運転しているような感覚でゲームを楽しむことが
できる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0034】図1〜図10は、本発明の一実施の形態に
係るシミュレータを用いたオートバイゲーム装置を示す
図である。
【0035】このオートバイゲーム装置10は、図2に
示すように、ベース12と、ベース12上に設けられる
ライド部14と、ステップ連動機構16と、ステアリン
グ連動機構18と、オートバイゲームをシミュレーショ
ンした画像を表示する表示部20とを有する。
【0036】ベース12は、床面上に設置されるもの
で、図1および図3に示すように、平面方形状を成し、
図2に示すように、下面に床面上を転動可能にする車輪
22が設けられると共に、ストッパ24によって所定位
置で固定可能にされている。
【0037】また、このベース12には、図1〜図4に
示すように、ライド部14を支持するための支軸26が
設けられている。
【0038】この支軸26は、ベース12の前部側に設
けた支持部材28、30を介し、前後方向にわたって配
設されると共に、前方から後方にかけて所定角度θで上
昇傾斜した状態で配設されている。
【0039】ライド部14は、オートバイの形状を模し
て形成されたもので、ボックス状のライド部本体32
と、ステアリング操作部としてのハンドル34と、座席
部36と、ステップ38とを有している。
【0040】ライド部本体32は、図5および図7にも
示すように、上部で支軸26を貫通させると共に、一対
の軸受け40を介して支軸26に対し左右に傾斜可能に
設けられている。
【0041】ライド部本体32をこのような支持状態と
することにより、ライド部本体32の重心が支軸26よ
りも下方に位置する状態となり、その結果、ライド部本
体32を左右に傾斜させると、ライド部本体32の自重
で、中立位置に復元することとなり、操作性が向上する
こととなる。
【0042】また、このライド部本体32は、支軸26
の傾斜に沿い、前方から後方にかけて上昇傾斜した状態
で設けられている。
【0043】ハンドル34は、ライド部本体32の前部
側上部斜め上方に突出させたハンドル支持部42の先端
部に、図9にも示すように、一対の軸受け44を介し
て、回転可能に設けられている。
【0044】したがって、ハンドル34は、ライド部本
体の左右方向への傾斜に伴って左右方向に傾斜すると共
に、軸受け44によって回転しうることとなる。
【0045】座席部36は、ライド部本体32の後部よ
り後方斜め上方に突出する座席支持部材46に取り付け
支持されている。
【0046】また、座席部36は、図2に示すように、
支軸26の延長線Aよりも若干下方位置に配置されてい
る。
【0047】この場合、座席部36を支軸29の延長線
Aよりも上方に位置させると、ライド部14の傾斜が不
安定となるため、ライド部14を安定させるためには、
支軸26の延長線A上または延長線Aより下方に座席部
36を設けることが好ましい。
【0048】但し、座席部36の位置が支軸Aの下方
で、支軸26から離れればそれだけ安定した状態となる
が、逆に操作が重くなるため、ライド部14の安定性と
操作性を考慮して座席部36の位置を適宜設定するのが
よい。
【0049】また、支軸26の延長線A上または延長線
Aより下方に座席部36を設けることで、座席部36に
座ったプレーヤ48の重心が支軸26の延長線A付近あ
るいはそれよりも下方に位置することとなるため、より
一層中立位置への復元が容易になり、操作性が向上する
こととなる。
【0050】ステップ38は、座席部36に座ったプレ
ーヤ48が足を載せるもので、座席部36の下方両側部
に突出した状態で配置される。
【0051】具体的には、図8にも示すように、ライド
部本体32内の下部に前後方向にわたりステップ回転軸
52が一対の軸受け50を介して回転可能に支持されて
おり、このステップ回転軸52の後端部がライド部本体
32の後端部から後方に突出している。
【0052】そして、このステップ回転軸52の後方突
出部分にステップ38が取り付け支持されて左右に回転
可能にされている。
【0053】ステップ連動機構16は、ライド部本体3
2の左右方向の傾斜と連動させて、ステップ38を回転
させ、ステップ38への踏み込み力にてライド部本体3
2の中立位置への復元力および姿勢保持力を生じさせる
ようになっている。
【0054】具体的には、図10に示すように、支軸2
6に水平に固定された第1の連結プレート54と、ステ
ップ回転軸52に水平に固定された第2の連結プレート
56と、これら第1の連結プレート54および第2の連
結プレート56の両端部にそれぞれ球面軸受け58を介
して連結された平行な一対のリンクロッド60とを有し
ている。
【0055】そして、ライド部本体32を支軸26を中
心に左右に傾斜させると、一対のリンクロッド60は平
行状態を維持したまま、第1の連結プレート54側を中
心に回転し、第2の連結プレート56は水平状態を維持
したまま左右に移動するようになっている。
【0056】したがって、ライド部本体32が左右に傾
斜した状態で、ステップ38は水平状態を維持している
ため、ライド部本体32が傾斜している側、即ちコーナ
ーのイン側のステップ38が相対的に上昇回転するよう
になっている。
【0057】このように、ステップ連動機構16を簡単
な構成として、コスト削減に寄与することができる。
【0058】また、ステップ回転軸52には、復元手段
としてゴムの圧縮反力でステップ回転軸52を復元方向
に付勢する復元装置62が設けられ、ステップ連動機構
16を介してライド部本体32を傾斜状態から中立位置
に復元させるようにしている。
【0059】これによって、ライド部本体32の中立位
置への復元が一層容易になる。
【0060】さらに、リンクロッドのステップ回転軸側
の取付け位置を左または右に変更することで、ライド部
本体の傾斜方向または傾斜方向と反対方向のステップを
上昇回転させるようにすることができ、しかも、支軸や
ステップ回転軸に対する取り付け距離を変えることで、
ステップの回転角度を種々に変更することもできる。
【0061】また、リンクロッドに代えて、チェーンや
ベルトを支軸とステップ回転軸に掛け渡すことによって
も同様の目的を達成することができる。
【0062】この場合、チェーンやベルトを交差させて
掛け渡せば、交差していない場合の上昇側のステップと
反対側のステップを上昇させることができ、しかも、支
軸とステップ回転軸の径を変えることで、ステップの回
転角度を種々に変更することもできる。
【0063】ステアリング連動機構18は、ライド部本
体32の左右方向の傾斜と連動させて、ハンドル34を
回転させ、ハンドル34の回転操作力にてライド部本体
32の中立位置への復元力および姿勢保持力を生じさせ
るようになっている。
【0064】具体的には、図2、図6および図7に示す
ように、固定ギア64と、可動ギア66と、連結部材と
しての一対の連結ロッド68とを有する。
【0065】固定ギア64は、ライド部本体32の前端
よりも若干前方位置の支軸26の外周に固定されてい
る。
【0066】可動ギア66は、ライド部本体32側の回
転軸70を介して回転可能に支持され、かつ、固定ギア
64と噛合されている。
【0067】回転軸70は、ライド部本体32内で、一
対の軸受け72を介して回転可能にされ、その前端部を
ライド部本体32の前方に突出させ、その突出端に可動
ギア66が取り付けられている。
【0068】また、回転軸70の後端部には、両端部が
左右方向に延びる回転アーム74が取り付けられてい
る。
【0069】連結ロッド68は、それぞれライド部本体
32の上面を貫通して、一端が回転アーム74の両端部
に連結され、他端がハンドルの左右両側部に球面軸受け
76に連結されている。
【0070】そして、ライド部本体32を支軸26を中
心に左右に傾斜させると、ライド部本体32側の可動ギ
ア66が、固定ギア64と噛合しながら、その周りを回
って、回転軸70が左右方向に回転する。
【0071】例えば、ライド部本体32を左方向に傾斜
させると、可動ギア66および回転軸70は左回りに回
転し、ライド部本体32を右方向に傾斜させると、可動
ギア66および回転軸70は右回りに回転する。
【0072】これに伴って、回転アーム74が左右に回
転し、連結ロッド68を介してハンドル34を左右に回
転させる。
【0073】例えば、回転アーム74が左に回転する
と、回転アーム74の左端部側が下方、右端部側が上方
に移動し、左側の連結ロッド68を引き寄せ、右側の連
結ロッド68を押し出して、ハンドル34を左側に回転
させ、逆に回転アーム74が右に回転すると、ハンドル
34を右側に回転させる。
【0074】したがって、ライド部本体32が左右に傾
斜した状態で、ハンドル34がライド部本体32の傾斜
方向に回転することとなる。
【0075】その結果、コーナーを曲がっている際に、
ハンドルがコーナーのイン側に切れるため、実際にコー
ナーを曲がっている状態を再現することができる。
【0076】このように、ステアリング連動機構18を
簡略な構成として、コスト削減に寄与することができ
る。
【0077】表示部20は、ライド部14の前方位置に
配設され、プレーヤ48がライド部14に乗った状態
で、前方の表示部20の画面に表示されるゲームのシミ
ュレーション画像を見ながらライド部14を操作してゲ
ームを実行することができるようになっている。
【0078】次に、このようなオートバイゲーム装置1
0の動作状態について説明する。
【0079】まず、プレーヤ48がライド部14に跨
り、座席部36に座って、ステップ38に足をかけ、ハ
ンドル34を握った状態で、ライド部14は、中立位置
に位置しており、プレーヤ48の体は、表示部20の画
面に対し正面を向いた状態となっている。
【0080】この状態で、オートバイゲーム装置10の
スイッチをオンにし、ゲームのシミュレーション画像を
表示部20の画面に表示させながら、ゲームの状況に応
じてライド部14を操作する。
【0081】この状態で、例えば、表示部20のシミュ
レーション画像が直線走行状態を表示している場合に
は、ライド部14の中立状態を維持しながら走行状態を
続ければよい。
【0082】次に、シミュレーション画像がコーナリン
グ、例えば左折状態を示している場合には、プレーヤ4
8が体重移動を行って左側に体重をかけると、ライド部
本体32が支軸26を中心に左側に傾斜することとな
る。
【0083】これに伴って、ステップ連動機構16が、
ライド部本体32の左方向への傾斜と連動して、相対的
に左側のステップ38を上昇させるように回転する。
【0084】また、ステアリング連動機構18が、ライ
ド部本体32の左方向への傾斜と連動して、ハンドル3
4を左側に回転させる。
【0085】このように、ライド部本体32の左方向へ
の傾斜に合わせて、ハンドルも左に回転するため、左コ
ーナーを走行中にイン側にハンドル34が切れ込んでい
く状態となり、しかも、ハンドル34はライド部本体3
2と一体に左方向に傾斜するためライド部本体32との
一体感があり、実車に近い状態となる。
【0086】また、この左方向への傾斜状態からライド
部14を中立位置に復元させるには、プレーヤ48が右
方向に体重移動をしてライド部本体32を中立位置まで
戻すか、上昇している左側のステップ38を下方に踏み
込むか、あるいは、左側に回転しているハンドル34を
中央位置まで回転操作するか、いずれかの動作、あるい
は、これらの適宜の組合せ動作を行うことで、容易に中
立位置に戻すことができる。
【0087】特に、支軸26の延長線Aよりも下方にラ
イド部本体32の重心が位置し、しかも、座席部36も
支軸26の延長線Aよりも下方に位置するため、ライド
部14の中立位置の復元は容易に行われ、操作性のよい
状態となる。
【0088】しかも、ステップ連動機構16の回転軸4
8に復元装置62を設けているので、ステップ連動機構
16を介してライド部本体32をより一層容易に復元さ
せることができる。
【0089】また、プレーヤ48の体重移動と、ステッ
プ38への踏み込み力と、ハンドル34への回転操作力
とを、適宜調節することで、復元力に加えて、ライド部
本体32の姿勢を任意の位置で維持する姿勢保持力を生
じさせることができ、緩コーナーから急コーナーまで幅
広いコーナリングを楽しむことができる。
【0090】そして、この中立状態から、右方向にライ
ド部14の傾斜を行わせる場合には、プレーヤ48が右
方向に体重移動を行えば、前述と逆の動作により、ライ
ド部本体32の右方向への傾斜と、右側のステップ38
の上昇と、ハンドル34の右側への回転とが行われるこ
ととなる。
【0091】本発明は、前記各実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の実
施の形態に変更可能である。
【0092】例えば、本実施の形態においては、オート
バイゲームに本発明のシミュレータを用いた場合を示し
たが、この例に限らず、自転車、水上バイク、ジェット
スキー等のゲームやシミュレーション等にも適用するこ
とが可能である。
【0093】また、前記実施の形態では、ステップ連動
機構とステアリング連動機構の双方を有するものについ
て説明したが、これらのうちいずれか一方のみとするこ
とも可能である。
【0094】さらに、復元手段としては、ゴムを用いる
場合の他、ばねを用いるようなもの等を採用することが
でき、しかも、ステップ連動機構に設ける場合に限ら
ず、ステアリング連動機構や、支軸とライド部本体との
間などに設けることも可能である。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るオートバイゲーム
装置の表示部を除いた状態を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態におけるライド部の中立位置にお
ける側面図である。
【図3】図2のベースの支軸の状態を示す平面図であ
る。
【図4】図3の拡大正面図である。
【図5】図2のライド部本体の状態を示す拡大正面図で
ある。
【図6】図5のVI-VI線に沿う断面図である。
【図7】図2のVII-VII線に沿う拡大断面図である。
【図8】図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。
【図9】図1のハンドル部分の拡大正面図である。
【図10】図2のステップ連動機構の拡大正面図であ
る。
【符号の説明】
10 オートバイゲーム装置 12 ペース 14 ライド部 16 ステップ連動機構 18 ステアリング連動機構 20 表示部 26 支軸 32 ライド部本体 34 ハンドル 36 座席部 38 ステップ 48 プレーヤ 60 リンクロッド 62 復元装置 64 固定ギア 66 可動ギア 68 連結ロッド A 支軸の延長線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、 前記ベース上に設けられたライド部と、 前記ライド部に設けられたステップとを有し、 前記ライド部は、前記ベースに対し左右に傾斜可能に設
    けられ、 前記ステップは、前記ライド部に対し左右に回転可能に
    設けられ、ステップ連動機構によって、前記ライド部の
    傾斜と連動して回転し、前記ステップの踏み込み力にて
    前記ライド部の中立位置への復元力および姿勢保持力を
    生じさせることを特徴とするシミュレータ。
  2. 【請求項2】 ベースと、 前記ベース上に設けられたライド部と、 前記ライド部に設けられたステアリング操作部とを有
    し、 前記ライド部は、前記ベースに対し左右に傾斜可能に設
    けられ、 ステアリング操作部は、前記ライド部に対し回転可能に
    設けられ、ステアリング連動機構によって、前記ライド
    部の傾斜と連動して回転し、前記ステアリング操作部へ
    の操作力にて前記ライド部の中立位置への復元力および
    姿勢保持力を生じさせることを特徴とするシミュレー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記ベースは、前記ライド部を支持する支軸を前後方向
    にわたって有し、 前記ステップ連動機構は、一端が前記支軸に回転可能に
    連結され、他端が前記ステップ側に回転可能に連結され
    た連結部材にて形成され、 前記ライド部の傾斜方向または傾斜方向と反対側のステ
    ップが上昇回転することを特徴とするシミュレータ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記ステアリング操作部は、前記ステアリング連動機構
    によって、前記ライド部の傾斜に伴い、前記ライド部の
    傾斜方向にライド部を旋回操舵可能に回転することを特
    徴とするシミュレータ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記ベースは、前記ライド部を支持する支軸を前後方向
    にわたって有し、 前記ステアリング連動機構は、前記支軸の外周に設けら
    れた固定ギアと、前記固定ギアに噛合する可動ギアと、
    一端が前記可動ギア側、他端が前記ステアリング操作部
    にそれぞれ回転可能に連結された連結部材とを有するこ
    とを特徴とするシミュレータ。
  6. 【請求項6】 請求項1または2において、 前記ベースは、前記ライド部を支持する支軸を前後方向
    にわたって有し、 前記ライド部は、前記支軸より下方に重心を配置して前
    記支軸に支持されていることを特徴とするシミュレー
    タ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記支軸は、前方から後方にかけて上昇傾斜して設けら
    れ、その支軸の延長線上または前記延長線より下方に座
    席部を有することを特徴とするシミュレータ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記ライド部を傾斜状態から中立状態に復元させる復元
    手段を有することを特徴とするシミュレータ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、 前記ライド部の前方位置に、ゲームのシミュレーション
    画像を表示する表示手段を配置したことを特徴とするシ
    ミュレータ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記ライド部は、バイクの形状を模して形成され、 前記表示手段は、ライド部に乗ったプレーヤにバイクゲ
    ームのシミュレーション画像を表示することを特徴とす
    るシミュレータ。
JP10244429A 1998-08-14 1998-08-14 シミュレータ Withdrawn JP2000066576A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012177762A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Honda Motor Co Ltd ライディングシミュレータ

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JP2012177762A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Honda Motor Co Ltd ライディングシミュレータ

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