JP2001104638A - シミュレータ - Google Patents

シミュレータ

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JP2001104638A
JP2001104638A JP28691999A JP28691999A JP2001104638A JP 2001104638 A JP2001104638 A JP 2001104638A JP 28691999 A JP28691999 A JP 28691999A JP 28691999 A JP28691999 A JP 28691999A JP 2001104638 A JP2001104638 A JP 2001104638A
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JP
Japan
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base
ride
simulator
yawing
rolling
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JP28691999A
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Toru Obara
徹 小原
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Namco Ltd
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Namco Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースから足を離した状態で、ライド部を所
定の傾きで保持でき、中立への復帰を容易に行うことの
できる操作性の良い臨場感にあふれたシミュレータを提
供する。 【解決手段】 ベース12と、ベース12上に水平回転
可能に設けられたヨーイングベース14と、ヨーイング
ベース14上にローリング可能に設けられたライド部1
6と、ライド部16のローリング時の回転力を前記ヨー
イングベース14の水平回転力に変換する回転力変換機
構18とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シミュレータに関
し、特に、オペレータ等が乗るライド部を揺動させるシ
ミュレータに関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】オペレー
タ等が乗るライド部を揺動可能にしたシミュレータとし
ては、例えばオートバイゲーム等を行うゲーム装置等が
ある。
【0003】このオートバイゲーム等を行うシミュレー
タでは、床面に設置したベースにオートバイの形状を模
したライド部を左右に傾斜可能に支持し、このライド部
にハンドルを一体に設けるようにしたものが知られてい
る。
【0004】そして、プレーヤが両足をベースにつけた
状態でライド部に跨り、ハンドルの両端に設けられたス
ロットルレバーやブレーキを操作することにより、ディ
スプレイ上に表示されるオートバイの移動速度を制御
し、ライド部全体を左右に傾けることにより、ディスプ
レイ上のオートバイの進行方向を制御するようにしてい
る。
【0005】しかし、プレーヤが足をベースにつけた状
態でライド部を操作しなければならず、現実のオートバ
イの運転感覚とかけ離れ、ゲームの臨場感を損なうこと
となる。
【0006】また、ライド部を左右に傾斜させると、プ
レーヤの頭部もライド部の軸を中心に大きく傾斜し、デ
ィスプレイの中心から大きく外れて、ディスプレイが見
えにくくなってしまい、しかも、ライド部を単に左右に
傾斜させるだけの操作を行うことは、現実のオートバイ
の運転時の車体姿勢に比べて不自然で、違和感があり、
ゲームの臨場感を損ねることとなる。
【0007】さらに、ライド部に跨った状態で、ライド
部の軸を中心にライド部全体を左右に傾斜させるため、
オートバイの操作に大きな力が必要となるものである。
【0008】本発明の目的は、ベースから足を離した状
態で、ライド部を所定の傾きで保持でき、かつ、中立位
置への復帰も容易に行うことのできる、操作性のよい、
臨場感にあふれたシミュレータを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、ライド部を傾斜させ
た場合にも、オペレータの頭部が中立位置の状態から大
きく外れることなく、進行方向を見ながら臨場感にあふ
れた操作をすることができるシミュレータを提供するこ
とにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、ライド部の操
作に大きな力を要することなく、小さな力で操作でき、
しかも、臨場感にあふれた動きをオペレータに与えるこ
とができるシミュレータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ベースと、前記ベース上に水平
回転可能に設けられたヨーイングベースと、前記ヨーイ
ングベース上にローリング可能に設けられたライド部
と、前記ライド部のローリング時の回転力を前記ヨーイ
ングベースの水平回転力に変換する回転力変換機構とを
有することを特徴とする。
【0012】本発明によれば、オペレータがライド部に
乗った状態で、体重を左右方向に移動させることによ
り、ライド部をヨーイングベース上で左右にローリング
させることができ、姿勢を戻せばライド部を中立位置に
戻すことができる。
【0013】したがって、オペレータがベース上に足を
着けていない状態で容易にライド部の操作を行うことが
でき、操作性のよい臨場感にあふれたものとすることが
できる。
【0014】また、回転力変換機構によって、ライド部
のローリング時の回転力をヨーイングベースの水平回転
力に変換することで、ローリング動作と共に、ヨーイン
グ動作を行わせることができ、よりリアルな挙動を再現
することができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1において、前
記ヨーイングベースは、前記ライド部に乗ったオペレー
タの重心位置を通る垂線の近傍に配置されたヨーイング
軸を回転中心として回転可能にされていることを特徴と
する。
【0016】本発明によれば、請求項1の状態に加え、
オペレータの重心位置を通る垂線の近傍にヨーイング軸
を設けることで、ヨーイングベースの回転中心をオペレ
ータの重心位置近傍に設定して、小さな力でヨーイング
ベースを回転させることができ、より操作性を向上させ
ることができる。
【0017】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記ライド部は、前部側に前後方向にわたるロー
リング軸を有し、前記ローリング軸は、前方から後方に
かけて上昇傾斜して設けられ、そのローリング軸の延長
線が前記ライド部に乗ったオペレータの重心位置または
前記重心位置より上方を通ることを特徴とする。
【0018】本発明によれば、請求項1または2の状態
に加え、ローリング軸の延長線上またはこの延長線より
も下方位置にオペレータの重心位置がある状態となり、
ローリング軸を中心としたライド部の回転が容易で、し
かも、中立位置への復帰も容易に行える安定した操作状
態とすることができる。
【0019】請求項4の発明は、請求項3において、前
記回転力変換機構は、前記ベースの前端部より上方に傾
斜して突出して設けられたスライドレールと、前記スラ
イドレールに沿ってスライド可能にされたスライダと、
一端が前記スライダに球面軸受けを介して連結され、他
端が前記ライド部側に前後方向でのみ回転可能に連結さ
れた連結アームとを有することを特徴とする。
【0020】本発明によれば、請求項3の状態に加え、
ライド部の左右方向へのローリング時の回転が連結アー
ムを介してスライダに伝達され、スライダはスライドレ
ールによって左右方向の移動が規制されているため、そ
の反力によって、ライド部を介し、ヨーイングベースが
ローリング方向と逆方向に回転してヨーイング動作を行
うことができる。
【0021】このため、ライド部のローリングによる傾
斜に伴って、オペレータの体も同方向に傾斜するが、ラ
イド部の前部側がライド部の傾斜と反対方向に移動する
ので、オペレータの上半身は、ライド部前方の左右方向
中央側に移動することとなり、オペレータは、常にライ
ド部前方の左右方向中央側を見た状態で操作をすること
ができ、臨場感のある状態が得られる。
【0022】また、回転力変換機構を前述の構成とする
ことで、簡略な構造で回転力の変換ができ、しかもコス
ト削減に寄与することができる。
【0023】請求項5の発明は、請求項4において、前
記連結アームの他端は、前記ローリング軸の前端部に連
結されていることを特徴とする。
【0024】本発明によれば、請求項4の状態に加え、
連結アームの他端をローリング軸の前端に連結すること
で、ローリングの回転中心で回転力を抽出することがで
き、ライド部の振れ角に伴う移動量を吸収する手段を省
略することができ、より簡略な構造として、コスト削減
に寄与することができる。
【0025】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かにおいて、前記ライド部をローリング状態から中立状
態に復元させる復元手段を有することを特徴とする。
【0026】本発明によれば、請求項1〜5のいずれか
の状態に加え、復元手段によって、ライド部をローリン
グ状態から中立状態に容易に復元させることができる。
【0027】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かにおいて、前記ライド部の前方位置に、ゲームのシミ
ュレーション画像を表示する表示手段を配置したことを
特徴とする。
【0028】本発明によれば、請求項1〜6のいずれか
の状態に加え、ライド部の前方位置に配置した表示手段
によってゲームのシミュレーション画像を表示しながら
ライド部を操作してゲームを実行することができ、リア
リティのあるゲームを楽しむことができる。
【0029】請求項8の発明は、請求項7において、前
記ライド部は、バイクの形状を模して形成され、前記表
示手段は、ライド部に乗ったプレーヤにバイクゲームの
シミュレーション画像を表示することを特徴とする。
【0030】本発明によれば、請求項7の状態に加え、
プレーヤがバイクの形状を模したライド部に跨り、ライ
ド部を操作することで、表示手段に表示されているバイ
クゲームのシミュレーション画像を見ながら、実際にバ
イクを運転しているような感覚でゲームを楽しむことが
できる。
【0031】請求項9の発明は、請求項8において、前
記ライド部は、前記後部側上方に座席部を有し、この座
席部の下方側部にステップを有することを特徴とする。
【0032】本発明によれば、請求項8の状態に加え、
プレーヤが、座席部に座ってステップに足を載せた状態
で、ライド部を操作することにより、実際にバイクに乗
った感覚でライド部を操作することができ、リアリティ
に富んだものとすることができる。
【0033】請求項10の発明は、請求項8または9に
おいて、前記ライド部は、前部側にハンドルを有するこ
とを特徴とする。
【0034】本発明によれば、請求項8または9の状態
に加え、ライド部と一体にハンドルもローリング方向に
傾斜し、しかも、ヨーイング方向に移動するため、実際
にコーナーを曲がっているようなリアルな挙動を再現す
ることができ、臨場感のあるものとすることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0036】図1〜図6は、本発明の一実施の形態に係
るシミュレータを用いたオートバイゲーム装置を示す図
である。
【0037】このオートバイゲーム装置10は、図1お
よび図2に示すように、ベース12と、ベース12上に
設けられるヨーイングベース14と、プレーヤ15が乗
るためにヨーイングベース14上に設けられるライド部
16と、回転力変換機構18と、オートバイゲームをシ
ミュレーションした画像を表示する表示部20とを有す
る。
【0038】ベース12は、方形状のベースフレーム2
2と、このベースフレーム22の下面に設けられたプレ
ート24とを有し、床面上に設置、固定されるようにな
っている。
【0039】また、このベース12には、ヨーイングベ
ース14を水平回転させるためのヨーイング軸25が上
方に突出した状態で設けられている。
【0040】このヨーイング軸25は、ライド部16上
に乗ったプレーヤ15の重心位置Aを通る垂線Bの近傍
に配置されている。
【0041】このようにすることにより、プレーヤ15
がライド部16に乗った状態でヨーイングベース14の
水平回転を比較的小さな力で行わせることができる。
【0042】このヨーイング軸25の位置は、垂線Bに
できるだけ近い方がよく、垂線B上に配置されるのが最
も好ましい。
【0043】ヨーイングベース14は、ベースフレーム
22よりも若干小さく形成された方形状のヨーイングベ
ースフレーム26と、このヨーイングベースフレーム2
6の下面に設けられたプレート28とを有している。
【0044】プレート28には、ヨーイング軸25を貫
通させる位置に、ヨーイング軸受け30が設けられ、こ
のヨーイング軸受け30がヨーイング軸25に取り付け
られて、ヨーイングベース14がヨーイング軸25を中
心に水平回転可能にされている。
【0045】また、ヨーイングベース14のプレート2
8下面には、4つのローラ31がベース12のプレート
24上を転動可能に取り付けられており、これらローラ
31によってヨーイングベース14の水平回転をより容
易にしている。
【0046】さらに、ヨーイングベース14上には、前
部側にライド支持部32が斜め上方に突出して設けられ
ている。
【0047】このライド支持部32は、上面に前方から
後方にかけて上昇傾斜する斜めの支持面34を有し、こ
の支持面34の前後方向位置に一対のローリング軸受け
36が設けられている。
【0048】ライド部16は、オートバイの形状を模し
て形成されたもので、前部側上部にハンドル38が設け
られると共に、後部側上部にプレーヤ15が座る座席部
40が設けられ、この座席部40の下方側部にプレーヤ
15の足を載せるステップ42が側方に突出して設けら
れている。
【0049】そして、図2に示すように、プレーヤ15
がライド部16に跨り、座席部40に座って、ステップ
42に足をかけ、ハンドル38を握った状態で、ライド
部16を操作するようになっている。
【0050】また、このライド部14は、前部側下面4
4がライド支持部32の支持面34と対応して、前方か
ら後方にかけて上昇傾斜する状態に形成されており、こ
の前部側下面44に連結ブロック46を介してローリン
グ軸48が前後方向にわたって設けられている。
【0051】このローリング軸48は、ライド支持部3
2のローリング軸受け36に回転可能に支持されてい
る。
【0052】したがって、ローリング軸48は、前方か
ら後方にかけて上昇傾斜した状態となっており、このロ
ーリング軸48の延長線Cがライド部16に乗ったプレ
ーヤ15の重心位置を通るようにされている。
【0053】このようにすることで、ライド部16がロ
ーリングした状態から中立位置に容易に復元できる状態
となり、操作の安定性が向上することとなる。
【0054】また、ローリング軸48の延長線C上より
も下方位置にプレーヤ15の重心位置Aを配置すること
で、より一層安定性を向上させることもできる。
【0055】但し、この場合は、延長線C上に重心位置
Aがある場合に比し、若干操作が重くなるので、そのバ
ランスを考慮して適宜設定することが好ましい。
【0056】さらに、ローリング軸48の後端部には、
ゴムの圧縮反力を用いた復元手段50が設けられ、ライ
ド部16をローリング状態から中立状態に付勢すること
により、より一層復元を容易にしている。
【0057】回転力変換機構18は、レール支持部材5
2と、スライドレール54と、スライダ56と、連結ア
ーム58とを有する。
【0058】レール支持部材52は、ベース12のベー
スフレーム22前端部より上方に傾斜して突出して設け
られている。
【0059】スライドレール54は、レール支持部材5
2の側面に、レール支持部材52の長手方向に沿って取
り付けられている。
【0060】スライダ56は、スライドレール54に係
合し、このスライドレール54に沿ってスライド可能に
されている。
【0061】連結アーム58は、一端がスライダ56に
球面軸受け60を介して連結され、他端がローリング軸
48の前端部に前後方向でのみ回転可能に連結されてい
る。
【0062】このような構成とすることによって、ライ
ド部16の左右方向へのローリング時の回転が、ローリ
ング軸48から連結アーム58を介してスライダ56に
伝達され、スライダ56はスライドレール54によって
左右方向の移動が規制されているため、その反力によっ
て、ライド部16を介し、ヨーイングベース14がロー
リング方向と逆方向に回転してヨーイング動作を行うこ
とができる。
【0063】このため、ライド部16のローリングによ
る傾斜に伴って、プレーヤ15の体も同方向に傾斜する
が、ライド部16の前部側がライド部16の傾斜と反対
方向に移動するので、プレーヤ15の上半身は、ライド
部16前方の左右方向中央側に移動することとなり、プ
レーヤ15は、常にライド部16前方の表示部20を見
た状態で操作をすることができ、臨場感のある状態が得
られる。
【0064】また、回転力変換機構18を前述の構成と
することで、簡略な構造で回転力の変換ができ、しかも
コスト削減に寄与することができる。
【0065】さらに、連結アーム58の他端をローリン
グ軸48の前端部に連結することで、ローリングの回転
中心で回転力を抽出することができ、ライド部16の振
れ角に伴う移動量を吸収する手段を省略することがで
き、より簡略な構造として、コスト削減に寄与すること
ができる。
【0066】表示部20は、ライド部16の前方位置に
配設され、プレーヤ15がライド部16に乗った状態
で、前方の表示部20の画面に表示されるゲームのシミ
ュレーション画像を見ながらライド部16を操作してゲ
ームを実行することができるようになっている。
【0067】次に、このようなオートバイゲーム装置1
0の動作状態について説明する。
【0068】まず、プレーヤ15がライド部16に跨
り、座席部40に座って、ステップ42に足をかけ、ハ
ンドル38を握った状態で、ライド部16は、図1〜図
3に示すように、中立位置に位置しており、プレーヤ1
5の体は、表示部20の画面に対し正面を向いた状態と
なっている。
【0069】この状態で、オートバイゲーム装置10の
スイッチをオンにし、ゲームのシミュレーション画像を
表示部20の画面に表示させながら、ゲームの状況に応
じてライド部16を操作する。
【0070】この状態で、例えば、表示部20のシミュ
レーション画像が直線走行状態を表示している場合に
は、ライド部16の中立状態を維持しながら走行状態を
続ければよい。
【0071】次に、シミュレーション画像がコーナリン
グ、例えば左折状態を示している場合には、プレーヤ1
5が体重移動を行って左足に体重をかけプレーヤ15の
左足側のステップ42に体重をかけると、図4〜図6に
示すように、ライド部16がローリング軸48を中心に
左側に傾斜することとなる。
【0072】これに伴って、回転力変換機構18がヨー
イングベース14を回転させて、ヨーイングベース14
上のライド部16をヨーイング動作させることとなる。
【0073】即ち、ライド部16の左方向へのローリン
グ時の回転が、ローリング軸48から連結アーム58を
介してスライダ56に伝達される。
【0074】スライダ56は、スライドレール54によ
って左右方向の移動が規制され、上下方向でのみスライ
ドすることとなる。
【0075】そのため、その反力によって、ライド部1
6を介し、ヨーイングベース14がヨーイング軸25を
中心にローリング方向と逆方向、即ち右方向に回転して
ヨーイング動作を行う。
【0076】このため、ライド部16のローリングによ
る左側への傾斜に伴って、プレーヤ15の体も左方向に
傾斜するが、ライド部16の前部側がヨーイングベース
14によって右方向に移動するので、プレーヤ15の上
半身は、ライド部16前方の左右方向中央側に移動する
こととなる。
【0077】その結果、プレーヤ15は、常にライド部
16前方の表示部20を見た状態で操作をすることがで
き、表示部20の画面を見た状態のままコーナリングを
するような状況を再現でき、自然な操作感が得られるも
のである。
【0078】また、プレーヤ15の体は左に傾斜してい
るが、ヨーイング動作によってハンドル38が右側に移
動するため、ハンドル38が左に切れた感じを与えるこ
とができ、リアルな感じを再現できる。
【0079】さらに、ライド部16のローリング動作と
一体的にハンドル38も左に傾斜するため、実車に近い
感じを与えることができる。
【0080】また、この場合、ヨーイングベース14
は、プレーヤ15の重心位置Aを通る垂線Bの近傍に配
置されたヨーイング軸25を中心に回転するため、比較
的小さな力でヨーイング動作を行うこととなる。
【0081】また、このローリング状態からライド部1
6を中立位置に復元させるには、プレーヤ15が右方向
に体重移動をしてライド部16を中立位置まで戻せば、
ローリング軸48の延長線Cがプレーヤ15の重心位置
A上を通っているため、安定した操作で、容易に中立位
置に戻すことができる。
【0082】しかも、ローリング軸48に復元手段50
を設けているので、より一層容易に復元させることがで
きる。
【0083】そして、この中立状態から、右方向にロー
リングを行わせる場合には、プレーヤ15が右方向に体
重移動を行えば、前述と逆の動作により、右方向へのロ
ーリングと、左方向へのヨーイングが行えることとな
る。
【0084】本発明は、前記各実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の実
施の形態に変更可能である。
【0085】例えば、本実施の形態においては、オート
バイゲームに本発明のシミュレータを用いた場合を示し
たが、この例に限らず、自転車、水上バイク、ジェット
スキー等のゲームやシミュレーション等にも適用するこ
とが可能である。
【0086】また、前記実施の形態では、ローリング軸
および回転力変換機構をオートバイゲーム装置の前部側
に配置した状態を示したが、これに限らず、後部側に配
置することも可能である。
【0087】さらに、回転力変換機構として、回転力を
ローリング軸から抽出する場合について説明したが、ラ
イド部の振れ角を吸収できるようにすることで、ライド
部から直接抽出するようにすることも可能である。
【0088】また、回転力変換機構は、前記構成に限ら
ず、ベースとライド部を直接連結するものであってもよ
く、要は、ローリング時の回転力をヨーイングベースの
水平回転力に変換できるものであれば種々の構成を採用
することができる。
【0089】さらに、復元手段としては、ゴムを用いる
場合の他、ばねを用いるようなもの等を採用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るオートバイゲーム
装置の表示部を除いた状態を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態におけるライド部の中立位置にお
ける側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2の状態から左方向にローリングさせた状態
を示す概略側面図である。
【図5】図4のヨーイングベースの回転状態を示す概略
平面図である。
【図6】図4および図5の矢視VI方向の後部上方側か
らみた概略側面図である。
【符号の説明】
10 オートバイゲーム装置 12 ペース 14 ヨーイングベース 15 プレーヤ 16 ライド部 18 回転力変換機構 20 表示部 25 ヨーイング軸 38 ハンドル 40 座席部 42 ステップ 48 ローリング軸 50 復元手段 54 スライドレール 56 スライダ 58 連結アーム A 重心位置 B 垂線 C 延長線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、 前記ベース上に水平回転可能に設けられたヨーイングベ
    ースと、 前記ヨーイングベース上にローリング可能に設けられた
    ライド部と、 前記ライド部のローリング時の回転力を前記ヨーイング
    ベースの水平回転力に変換する回転力変換機構とを有す
    ることを特徴とするシミュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ヨーイングベースは、前記ライド部に乗ったオペレ
    ータの重心位置を通る垂線の近傍に配置されたヨーイン
    グ軸を回転中心として回転可能にされていることを特徴
    とするシミュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記ライド部は、前部側に前後方向にわたるローリング
    軸を有し、 前記ローリング軸は、前方から後方にかけて上昇傾斜し
    て設けられ、そのローリング軸の延長線が前記ライド部
    に乗ったオペレータの重心位置または前記重心位置より
    上方を通ることを特徴とするシミュレータ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記回転力変換機構は、前記ベースの前端部より上方に
    傾斜して突出して設けられたスライドレールと、前記ス
    ライドレールに沿ってスライド可能にされたスライダ
    と、一端が前記スライダに球面軸受けを介して連結さ
    れ、他端が前記ライド部側に前後方向でのみ回転可能に
    連結された連結アームとを有することを特徴とするシミ
    ュレータ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記連結アームの他端は、前記ローリング軸の前端部に
    連結されていることを特徴とするシミュレータ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記ライド部をローリング状態から中立状態に復元させ
    る復元手段を有することを特徴とするシミュレータ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記ライド部の前方位置に、ゲームのシミュレーション
    画像を表示する表示手段を配置したことを特徴とするシ
    ミュレータ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記ライド部は、バイクの形状を模して形成され、 前記表示手段は、ライド部に乗ったプレーヤにバイクゲ
    ームのシミュレーション画像を表示することを特徴とす
    るシミュレータ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記ライド部は、前記後部側上方に座席部を有し、この
    座席部の下方側部にステップを有することを特徴とする
    シミュレータ。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、 前記ライド部は、前部側にハンドルを有することを特徴
    とするシミュレータ。
JP28691999A 1999-10-07 1999-10-07 シミュレータ Withdrawn JP2001104638A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101151233B1 (ko) * 2008-10-23 2012-06-26 주식회사 셀라크로스 시뮬레이터
CN112154494A (zh) * 2018-05-30 2020-12-29 维格拉德股份有限公司 用于模拟驾驶摩托车的装置及相应方法

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CN112154494A (zh) * 2018-05-30 2020-12-29 维格拉德股份有限公司 用于模拟驾驶摩托车的装置及相应方法
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