JP2000066541A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2000066541A
JP2000066541A JP10235378A JP23537898A JP2000066541A JP 2000066541 A JP2000066541 A JP 2000066541A JP 10235378 A JP10235378 A JP 10235378A JP 23537898 A JP23537898 A JP 23537898A JP 2000066541 A JP2000066541 A JP 2000066541A
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Japan
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belt
fixing device
fixing
unit
common unit
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JP10235378A
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Masamichi Yamada
正道 山田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、寿命の短い構成部品を1つの共通
ユニットとして構成し、この共通ユニットを交換ユニッ
トとすることで定着装置の耐久性やメンテナンス性の向
上とともにコスト低減を図ることを目的としている。 【解決手段】 トナー画像11を形成された記録材6を
定着ベルト14に押圧する加圧ローラ18を本体20に
設け、定着ベルト14、このベルトを走行可能に支持す
る複数のベルト搬送ローラ15,16、記録材6上のト
ナー画像に熱を付加する熱源17を本体に対して着脱可
能なカバー21に設けて共通ユニット26として構成
し、この共通ユニット26を本体20に対して着脱可能
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材に転写され
たトナー画像を加熱加圧して定着させる定着装置及びそ
の定着装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタ、デジタル複写
機、普通紙ファックス等に代表される画像形成装置に
は、記録材に転写されたトナー画像を定着する定着装置
が設けられている。この定着装置には、加圧ローラと定
着ローラとで記録材を挟持搬送しながら加熱加圧するも
のや、複数のベルト搬送ローラに掛けられた無端状の定
着ベルトを加圧ローラと対向配置して、両者で記録材を
挟持搬送しながら加熱加圧するものとがある。これら定
着装置では、加圧ローラや定着ローラ、あるいは加圧ロ
ーラや複数のベルト搬送ローラ等を一体的に組み付けて
1つのユニットとして構成し、定着装置自体を交換ユニ
ットとして構成して画像形成装置に着脱可能に設けてい
る場合が一般的である。定着装置には、定着ベルトや定
着ローラの離型性を確保するのに、定着ローラや定着ベ
ルトの表面に離型剤を塗布する離型剤塗布手段や、定着
ベルトや定着ローラの表面を清掃するクリーニング手段
が一体的に設けられている。
【0003】実開平4−60916号公報には、複数の
ローラに走行可能に巻きかけられたベルトの幅方向への
蛇行移動を防止するベルト寄り防止機構が提案されてい
る。この機構は、ベルトを巻きかけた複数のベルト搬送
ローラの内の1つのローラの一端側に、ベルト寄り検出
部材がベルトと摺接可能に回転自在に支持され、この一
端側を所定方向に付勢部材で変位させるとともに、ベル
ト寄り検出部材とベルトとの摺接時の摩擦力によってベ
ルト寄り検出部材に回転トルクが作用したときに、ロー
ラ端部変位手段によってベルト寄り検出部材の回転運動
を直線運動に変換して一端側を反所定方向に変位させて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境問題への対
策として資源のリサイクルが提唱されており、画像形成
装置や定着装置の分野においても、どのように対応して
いくのか課題となっている。このような中、従来の定着
装置は、定着装置自体が交換ユニットとされているの
で、一部の部品の消耗や破損等であっても定着装置全体
をユニット交換しなければならず、資源のリサイクルと
いう点では乏しく、また交換コストも高くなってしまう
傾向にある。定着装置の構成部品の中で、寿命が短いの
は主に定着ベルトや消耗品である離型剤塗布手段やクリ
ーニング手段であり、これらの寿命で定着装置全体の寿
命が決まってしまうという課題がある。定着装置の各構
成要素をそれぞれ個別に着脱可能とすることも考えられ
るが、全ての構成要素を着脱可能とすると、部品交換や
調整等のメインテナンスの点で専門的な知識や技術が必
要となり、装置使用者が容易に交換作業を行うのが難し
くなってしまう。このことは、装置使用者による交換作
業を妨げ、専門家に依頼する結果となり交換コストの上
昇を招いてしまう。
【0005】定着ベルトを用いた定着装置では、定着ベ
ルトやそれを巻き掛けるローラの製造時のバラツキ、摩
耗、組付誤差等の様々な要因で、定着ベルトが幅方向に
蛇行移動してしまうことがある。このように現象は、定
着時に記録材のシワの発生原因となったり、定着画像が
乱れるおそれがある。このため、実開平4−60916
号公報に記載のベルト寄り防止機構を定着装置に適用す
れば、定着ベルトの蛇行移動が防止され、画像の乱れや
記録材のシワの発生を抑えることを期待できるが、新た
な課題がある。この機構の構成要素であるベルト寄り検
出部材は、定着ベルトと摺動するため、ベルト寄り検出
部材の強度(硬さ)が定着ベルトよりも高いと、但でさ
え寿命の短い定着ベルトの劣化が激しくなって交換時期
を早めることになり、これを回避するのに特別なベルト
を用いなければならなくなって定着装置の耐久性やコス
ト高を招いてしまう。定着ベルトの強度よりもベルト寄
り検出部材の強度を低くすると、ベルト寄り検出部材が
摩耗してその寿命が短くなってしまい交換作業を要する
ことになる。しかし、従来の定着装置にベルト寄り防止
機構を適用すると、ベルト寄り検出部材やその他の部品
を含めて定着装置全体が1ユニット化されてしまうた
め、ベルト寄り検出部材の寿命によって定着装置の寿命
が決まってしまうことになる。さらに、ベルト寄り防止
機構を備えるため、このような機構を装備しない一般の
定着装置に比べて組立性の点でもやや複雑となり、装置
のメンテナンス性で課題を残すことになる。
【0006】本発明は、寿命の短い構成部品を1つの共
通ユニットとして構成し、この共通ユニットを交換ユニ
ットとすることで定着装置や画像形成装置の耐久性やメ
ンテナンス性を向上させるとともにコスト低減を図るこ
とを目的としている。本発明は、耐久性やメンテナンス
性の向上、コスト低減を図りながら、定着時の記録材の
シワや定着画像の乱れを極めて少なくできる定着装置や
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を設定するた
め、請求項1記載の発明では、無端状の定着ベルトと、
この定着ベルトを走行可能に支持する複数のベルト搬送
ローラと、記録材上のトナーに熱を付加する熱源と、弾
性を有し記録材を定着ベルトに押圧する加圧ローラとを
備えた定着装置において、加圧ローラを設ける本体と、
この本体に対して着脱可能なカバーとを備え、複数のベ
ルト搬送ローラと定着ベルトと熱源とをカバーに設けて
共通ユニットとして構成しているので、寿命の短い構成
部品となる定着ベルトを備えた共通ユニットを本体から
離脱して、新たな共通ユニットを本体に装着するだけで
部品交換でき、定着装置全てを交換しなくて済む。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
定着装置において、熱源を複数のベルト搬送ローラの少
なくとも1つに配設しており、新たな共通ユニットを本
体に装着するだけで部品交換でき、定着装置全てを交換
しなくて済むとともに、熱源からの熱がベルト搬送ロー
ラから定着ベルトに伝わり、加圧ローラと定着ベルトと
で記録材を挟持するときにトナー画像に伝達されるた
め、熱源の占有スペースを低減しながら効率的に定着を
行える。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の定着装置において、複数のベルト搬送ローラの
少なくとも1つのローラの一端側に回転自在に支持され
て定着ベルトと摺接可能に設けられたベルト寄り検出部
材と、一端側を所定方向に変位させる付勢手段と、ベル
ト寄り検出部材と定着ベルトとの摺接時の摩擦力によっ
てベルト寄り検出部材に回転トルクが作用したときに、
同ベルト寄り検出部材の回転運動を直線運動に変換して
一端側を反所定方向に変位させるローラ端部変位手段と
を有するベルト寄り防止機構を共通ユニットに設けたの
で、新たな共通ユニットを本体に装着するだけで、面倒
なベルト寄り検出部材の交換作業をしなくて済むと共
に、共通ユニット交換するだけで良く定着装置全てを交
換しなくて済む。また、定着ベルトが蛇行移動してベル
ト寄り検出部材に摺接すると、両者の摩擦力によりベル
ト寄り検出部材に回転トルクが作用してベルト寄り検出
部材か回転する。ベルト寄り検出部材の回転運動は、ロ
ーラ端部変位手段によってローラの一端側を所定方向に
変位させる運動に変換されるため、定着ベルトの蛇行移
動が少なくなる方向に移動される。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項1、2ま
たは3記載の定着装置において、共通ユニットに、定着
ベルトの表面に離型剤を塗布する離形剤塗布手段を設け
たので、寿命の短い構成部品となる定着ベルトや離形剤
塗布手段を備えた共通ユニットを本体から離脱して新た
な共通ユニットを本体に装着するだけで部品交換でき、
定着装置全てを交換しなくて済む。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
定着装置において、離形剤塗布手段を共通ユニットに着
脱可能に設けているので、離形剤塗布手段だけを共通ユ
ニットから離脱して新たなものと交換することができ
る。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項1乃至5
の何れか1つに記載の定着装置において、共通ユニット
に、定着ベルトの表面を清掃するクリーニング手段を設
けたので、寿命の短い構成部品となる定着ベルトやクリ
ーニング手段あるいは離形剤塗布手段も一緒に備えた共
通ユニットを本体から離脱して、新たな共通ユニットを
本体に装着するだけで部品交換でき、定着装置全てを交
換しなくて済む。
【0013】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
定着装置において、クリーニング手段を共通ユニットに
着脱可能に設けているので、クリーニング手段単独、あ
るいは離形剤塗布手段が併設された場合には、クリーニ
ング手段と離形剤塗布手段の双方を共通ユニットから離
脱して新しいものと交換することができる。
【0014】請求項8記載の発明では、請求項1乃至7
の何れか1つに記載の定着装置が、装置本体に着脱可能
に設けられているので、各定着ベルトやベルト寄せ防止
機構、離形剤塗布手段、クリーニング手段を単独あるい
は併設された共通ユニットを本体から離脱して新たな共
通ユニットを本体に装着するだけで部品交換でき、定着
装置全てを交換しなくて済むとともに、ベルト寄せ防止
機構を設けた共通ユニットを備えたものにおいては、定
着ベルトの蛇行移動が抑えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1は本発明を適用した画像形成装置の一
例であるカラープリンタを示す。カラープリンタは、装
置本体5内に、像担持体としてのドラム状の感光体1
A,1B,1C,1D、各感光体に接離可能に設けられ
た転写材担持体としての転写ベルト2、各感光体の表面
にそれぞれ静電潜像を書き込む書き込みユニット3A,
3B,3C,3D、各感光体の静電潜像を現像する現像
ユニット4A,4B,4C,4D、記録材となる用紙6
を積載され装置本体5に挿脱可能に設けられた給紙トレ
イ7、給紙ローラ8及び、装置本体5に着脱可能に設け
られた定着装置9を備えている。
【0016】カラープリンタは、図示しない情報入力機
器となるパーソナルコンピュータとシリアルあるいはパ
ラレルケーブルを介して接続されており、パーソナルコ
ンピュータから出力された情報を、各書き込みユニット
でイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの光画像として
各感光体に照射するようになっている。各現像ユニット
は、それぞれイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックのト
ナーを内蔵していて、おのおの対応する感光体にトナー
を供給して各色に応じて形成された静電潜像を現像して
いる。転写ベルト2は、駆動ローラ2aと従動ローラ2
bとに巻き掛けられていて、図示しない駆動機構によっ
て反時計回り方向に回転移動するように構成されてい
る。
【0017】用紙6は、給紙ローラ8で1枚づつレジス
トローラ対10に向かって給紙され、このレジストロー
ラ10によって、各感光体と転写ベルト2とが摺接する
転写部に画像先端と用紙先端とが一致する所定のタイミ
ングで送り出され、各転写部を通過することで各色のト
ナー画像11を転写される。転写後の用紙6は、定着装
置9でトナー画像11を定着された後、装置本体5の上
部に形成された排紙口12から排紙部13へと排紙され
る。なお、詳細は割愛するが、各感光体の周部近傍に
は、感光体表面を清掃する周知のクリーニング手段と、
感光体表面を所定の電荷に帯電させる周知の帯電手段と
がそれぞれ配置されている。この形態において、クリー
ニング手段にはブレード、帯電手段には電源と接続した
帯電ローラを用いているがこれらに限定されるものでは
ない。
【0018】定着装置9は、図2、図3、図4に示すよ
うに、本体20と、本体20に着脱可能に設けられたカ
バー21とを備えている。カバー21には、無端状の定
着ベルト14、定着ベルト14を巻きかけて走行可能に
支持する複数のベルト搬送ローラ15,16、用紙6上
のトナー画像11に熱を付加するための熱源となるハロ
ゲンヒータ17、ベルト寄せ防止機構19が配備されて
おり、これらによって共通ユニット26を構成してい
る。本体20には、用紙6を定着ベルト14に押圧する
加圧ローラ18が設けられている。
【0019】定着ベルト14は、熱伝導性に優れたニッ
ケル材で形成されていて、その表面を離型剤で被覆され
ており、用紙6やトナー、紙粉等が付着しにくくなって
いる。定着ベルト14は、ボリイミド材で形成してもよ
い。
【0020】ベルト搬送ローラ15,16は、それぞれ
軸22,23に圧入固定されている。軸22,23は、
カバー21の両側面に軸受24,25を介して回転自在
に支持されており、ベルト搬送ローラ15をベルト搬送
ローラ16よりも低く、かつ排紙側に配置している。軸
22の端部には、歯車27が固定されている。この歯車
27は、カバー21の外部に配置されていて、定着装置
を装置本体5に装着した際に、装置本体5側に配置した
図示しない駆動機構で回転駆動される駆動歯車と噛合す
るようになっている。軸23は、金属製の中空軸であ
り、その内部にハロゲンヒータ17を内蔵している。ハ
ロゲンヒータ17の基部は、カバー21に固定されてい
る。ベルト搬送ローラ16は金属ローラであって、ハロ
ゲンヒータ17によって加熱されて加熱ローラとして機
能する。カバー21の両側面には、一対の位置決めピン
28がローラの軸方向に突設されている。
【0021】加圧ローラ18は、軸受29に回転自在に
支持された軸30に圧入されていて、ベルト搬送ローラ
15と対向する部位に配置されている。軸受29は、本
体20に付勢部材となるコイルバネ31を介して装着さ
れている。加圧ローラ18は、このコイルバネ31によ
ってベルト搬送ローラ15に向かって付勢されていて、
本体20と共通ユニット26との装着時に定着ベルト1
4に押圧されるように構成されている。軸22の端部に
は、歯車32が固定されている。この歯車32は、本体
20内に配置されていて、本体20に形成された開口部
20aから本体外部に臨んでおり、本体20と共通ユニ
ット26との装着時に歯車27と噛合して回転するよう
になっている。
【0022】本体20には、図3,図4に示すように、
U字状の一対の保持部33がその開口33aを排紙側に
向けて設けられている。保持部33は、開口33aの上
部を連結されていて、その位置ずれ防止と剛性を確保さ
れている。保持部33は、本体20と共通ユニット26
との装着時に各軸受24とそれぞれ嵌合するようになっ
ている。
【0023】本体20の両側面には、本体20と共通ユ
ニット26との装着時に、各位置決めピン28と係合し
て各位置決めピン28を一対のストッパ34まで案内す
る案内溝35がそれぞれ形成されている。各ストッパ3
4は、本体20に形成された用紙6の侵入口36側に設
けられた軸受37と、本体20の両側面に設けられた図
示しない軸受で回動自在に支持された軸38の両端に、
それぞれの基端を固定されている。軸38の両先端は、
本体20を軸方向に貫通していて、この貫通部にロック
解除レバー39が固定されている。各ストッパ34の中
央には、本体20と共通ユニット26との装着時に、位
置決めピン28を係止する凹部34aがそれぞれ形成さ
れている。
【0024】軸38には図4に示すように、一端を本体
20に係止され、他端をストッパ34に係止されたねじ
りバネ40が巻装されていて、各ストッパ34に矢印C
で示すロック方向(以下、「ロック方向C」と記す)へ
の回動習性を与えている。本体20には、図4に実線で
示すように、各ストッパ34の先端に形成した傾斜面3
4bと位置決めピン28とがそれぞれ当接可能であり、
かつ各凹部34a内に位置決めピン28をそれぞれ保持
できるロック位置に各ストッパ34を保持するリブ41
が形成されている。
【0025】侵入口36内には、搬送されて来る用紙6
を、加圧ローラ18と定着ベルト14とが接触して形成
される定着部に案内する傾斜面42aを備えた用紙案内
板42が固定されている。侵入口36と対向する排紙側
に位置する本体20とカバー21には、定着部を通過し
た用紙6を定着装置9から排出する排出口43を構成す
る凹部43a,43bがそれぞれ形成されている。
【0026】ベルト寄せ防止機構19は、図5,図6に
示すように、ベルト搬送ローラ16の一端16a側に位
置する軸23に、ベルト搬送ローラ16と個別に回転自
在に支持されて定着ベルト14の側縁14aと摺接可能
に設けられたベルト寄り検出部材45と、一端16a側
を矢印Aで示す所定方向(以下「所定方向A」と記す)
に変位させる付勢手段となる引っ張りコイルバネ46、
ベルト寄り検出部材45と定着ベルト14との摺接時の
摩擦力によってベルト寄り検出部材45に回転トルクが
作用したとき、同ベルト寄り検出部材45の回転運動を
直線運動に変換して一端16a側を矢印Bで示す反所定
方向(以下「反所定方向B」と記す)に変位させるロー
ラ端部変位手段となる制御ワイヤ47と巻取部48を備
えている。
【0027】引っ張りコイルバネ46は、両端をカバー
21に係止されていて、軸受25の外周面に巻き掛けら
れている。この引っ張りコイルバネ46が巻きかけられ
た軸受25は、所定方向Aと反所定方向Bとに延びてカ
バー21に形成された図示しない長孔に挿入されてい
て、所定方向Aと反所定方向Bに移動可能に支持されて
いる。このような構成によりベルト搬送ローラ16は、
その一端16a側が他端16b側よりも幾分所定方向A
に上がっていて、定着ベルト14がベルト寄り検出部材
45側に移動し易く構成されている。
【0028】巻取部48は、図6に示すように、ベルト
寄り検出部材45と一体に設けられている。制御ワイヤ
47は、巻取部48の外周面に掛けられていて、その一
端がベルト寄り検出部材45に係止され、他端がカバー
21に固定されており、ベルト寄り検出部材45に回転
トルクが伝達されて回転すると、巻取部48に巻き取ら
れるようになっている。ベルト寄り検出部材45は、定
着ベルト14よりもやわらかい材料で形成されていて、
側縁14aとの摺接時に定着ベルト14よりも摩耗し易
く構成されている。
【0029】このようなベルト寄せ防止機構19の構成
から、歯車27が回転されたて定着ベルト14が走行す
ると、定着ベルト14が一端16a側に移動しベルト寄
り検出部材45と摺接してベルト寄り検出部材45と巻
取部48とが一体で定着ベルト14と同一方向に回転す
るので制御ワイヤ47が巻き取られる。この作用により
ベルト搬送ローラ16が反所定方向Bに引っ張られて、
ベルト搬送ローラ16の傾きが補正される。このため、
定着ベルト14を一端16a側に移動させていた力がな
くなり、定着ベルト14がその幅方向に移動しなくな
る。
【0030】ベルト寄り検出部材45が回転して制御ワ
イヤ47を巻き取り過ぎると、反所定方向Bに一端16
a側が下がるため、定着ベルト14が他端16b側に移
動する。このため、ベルト寄り検出部材45と縁部14
aとの摺接が解除される。このため、制御ワイヤ47に
かかる巻取力がなくなって、引っ張りコイルバネ46の
作用によって一端16aが所定方向Aに引っ張られ、ベ
ルト搬送ローラ16の傾きが補正される。このため、定
着ベルト14を他端16側に移動させていた力がなくな
り、定着ベルト14がその幅方向に移動しなくなる。
【0031】定着装置9の着脱動作について説明する。
共通ユニット26を本体20に装着するには、軸受24
をそれぞれ保持部33に嵌めこんで共通ユニット26を
図4において矢印Eで示す装着方向(以下「装着方向
E」と記す)に滑らす。すると、共通ユニット26の位
置決めピン28が案内溝35にそれぞれ案内されて傾斜
部34bと当接し、ストッパ34を持ち上げる。そして
共通ユニット26がある程度装着方向Eに移動して位置
決めピン28が傾斜部34bを通過すると、各ストッパ
34がねじりバネ40の付勢力によってロック方向Cに
移動して、位置決めピン28が凹部34aにそれぞれ係
止される。これにより、共通ユニット26は本体20か
ら離脱不能とされて両者が一体化する。
【0032】共通ユニット26を本体20から離脱する
には、ロック解除レバー39を解除方向Dに移動して軸
38を回転させる。すると各ストッパ34が解除方向D
に移動して位置決めピン28と凹部34aとの係止状態
が解除されるので、共通ユニット26を図4において矢
印Fで示す離脱方向(以下「離脱方向F」と記す)に滑
らし、保持部33から軸受24を外すことで共通ユニッ
ト26が本体20から離脱する。
【0033】このように定着装置9の中でも寿命の短い
定着ベルト14やその周部の部品、あるいはベルト寄せ
防止機構19の消耗部品となるベルト寄り検出部材45
を共通ユニット26として構成し、それを交換ユニット
としているので、定着装置9自体の寿命が長くなってコ
ストも安くなり、かつ、面倒な部品交換作業がなくなり
メンテナンス性も向上する。また、制御ワイヤ47の巻
込力と引っ張りコイルバネ46の付勢力とのバランスが
取られることで、定着ベルト14の幅方向への蛇行移動
を抑えられるため、定着ベルト14の蛇行移動による画
像乱れや用紙6のシワの発生が極めて少なくなる。
【0034】図7に示す定着装置9は、離形剤塗布手段
となる離形剤塗布ユニット50を備えた共通ユニット5
6を備えている。共通ユニット56は、上述の共通ユニ
ット26と同様、本体20に着脱可能にとなっていて、
基本構成は略同一である。したがって、共通ユニット2
6と同一の構成部や部材には同一符号を付し、その説明
は簡略化する。
【0035】離形剤塗布ユニット50は、カバー21に
設けた開口部21aからカバー21内に挿入され、開口
部21a近傍に設けた取付部49に、フレーム51を複
数のツマミネジ53で着脱可能に取り付けられる。定着
ベルト14の表面14bには、予め離形剤が被覆されて
いが、装置の使用により剥がれてくるため、この形態で
は離形剤を補給できようようになっている。また、離形
剤塗布ユニット50を装着するので、離形剤の被覆され
ていないベルトを定着ベルトとして用いても良い。
【0036】フレーム51の側面には、図8に示すよう
に離形剤塗布部材となる塗布ローラ52が軸54を介し
て回転自在に支持されている。軸54は、図9にも示す
ように、フレーム51に形成した開口部51b内にホル
ダ55を介して挿入されていて、ホルダ55と開口部5
1bとの間に介装されるコイルスプリング56によって
定着ベルト14の表面14bに向かって付勢されてい
る。このため離形剤塗布ユニット50を本体21に装着
すると、塗布ローラ52が表面14bに圧接するように
なっている。塗布ローラ52は、スポンジあるいはそれ
に類似する含浸性を有する部材で構成されたローラであ
って、離形剤が含浸されている。離形剤には、ここでは
シリコンオイルを用いているが、これに限定されるもの
でない。このように離形剤塗布部材には、シリコンオイ
ルが含浸された塗布ローラ52を用いているため、シリ
コンオイルが使用に伴い減少し、またローラの材質特性
により定着ベルト14よりも摩耗し易く、離形剤塗布ユ
ニットの中での消耗部品となっている。
【0037】このような離形剤塗布ユニット50を備え
た定着装置9においては、離形剤塗布ユニット50を共
通ユニット56に対して着脱可能に設けているので、消
耗部品となる塗布ローラ52が使用限界に達したら、ツ
マミネジ53を緩めてフレーム51に形成した把手部5
1aを持って離形剤塗布ユニット50を開口部21aか
ら引き抜くことで共通ユニット56から離脱できる。そ
して新たな離形剤塗布ユニット50を開口部21aに挿
入してツマミネジ53で締め込むば離形剤塗布ユニット
50を共通ユニット56に装着できる。
【0038】このように塗布ローラ52が使用限界とな
ったら離形剤塗布ユニット50を単独で交換するだけで
良いので、塗布ローラ52の寿命によって共通ユニット
56や定着装置9の寿命が損なわれなくなり、共通ユニ
ット56や定着装置9を全て交換しなくて良く、性耐久
が向上し低コスト化を図れる。また、離形剤塗布ユニッ
ト50の交換に際しては、ツマミネジ53の回すだけで
容易に交換できるため、特別な知識や技術を必要とせず
メンテナンス性が非常によくなって更なる低コスト化を
図れ、かつ装置の使い勝手が向上する。
【0039】図10に示す定着装置9は、離形剤塗布ユ
ニット50とクリーニング手段となるクリーニングユニ
ット70とを共通ユニット76を備えているめ。共通ユ
ニット76は、上述の共通ユニット56に、クリーニン
グユニット70を併設したものであるので、重複する構
成部や部材には同一符号を付し、その説明は簡略化す
る。
【0040】クリーニングユニット70は、フレーム7
1に軸72を介してクリーニング部材となるクリーニン
グローラ72、クリーニングローラ72に接触するスク
レーパ74を備えている。クリーニングユニット70
は、カバー21に設けた開口部21bからカバー21内
に挿入され、図11に示すように、カバー21内部に設
けた取付板82に装着される。
【0041】フレーム71の両端には、孔の空いた取付
け部71aがそれぞれ形成されていて、取付板82に立
設したピン83を孔に挿通することでカバー21に支持
される。クリーニングローラ72は、クリーニングユニ
ット70をカバー21に装着した際に、塗布ローラ52
よりも定着ベルト14の走行方向の下流側で、表面14
bに当接するように配置されている。クリーニングロー
ラ72はステンレス材からなり、定着ベルト14の表面
14bに付着したトナーや紙粉等の異物を吸着するよう
になっている。
【0042】スクレーパ74は、断面コの字状であっ
て、クリーニングローラ73の軸方向に延出形成されて
おり、その背面74a側が定着ベルト14の走行方向側
に、開口74bが塗布ローラ52側に来るように配置さ
れている。スクレーパ74は、取付孔79,80を有
し、この取付孔79,80にフレーム71に形成された
突起78,78を係合させることによってフレーム71
に支持され、ねじ81でフレーム71に着脱可能に取り
付けられる。スクレーパ74はフレーム71に装着され
た際に、クリーニングローラ73のが外周面73aに接
触され、クリーニングローラ73に付着した異物を、そ
の底面72cに蓄積するようになっている。スクレーパ
74には、クリーニングユニット70が共通ユニット7
6に装着された際に、開口部21bからカバー21の外
部に臨む掴み部84が形成されている。
【0043】軸72の一端には、小径歯車75が固定さ
れている。軸23には、共通ユニット76にクリーニン
グユニット70を装着した際に小径歯車75と噛合する
大径歯車85が固定されている。各歯車75,85は、
カバー21内に位置するように各軸上に配置されてい
る。クリーニングローラ73は、軸23が回転すると増
速回転して定着ベルト14の表面14bに摺接するよう
に構成されている。クリーニングローラ73は、スクレ
ーパ74とも摺接することになるので、その表面が摩耗
し易く、汚れるのでクリーニングユニット70の消耗部
品とされている。
【0044】このように離形剤塗布ユニット50とクリ
ーニングユニット70とを備えた定着装置9において
は、離形剤塗布ユニット50とクリーニングユニット7
0とを共通ユニット76に対して着脱可能に設けている
ので、消耗部品となる塗布ローラ52やクリーニングロ
ーラ73が使用限界に達したら、離形剤塗布ユニット5
0やクリーニングユニット70を共通ユニット76から
単独で交換するだけで良いので、塗布ローラ52やクリ
ーニングローラ73の寿命によって共通ユニット56や
定着装置9の寿命が損なわれなくなる。このため共通ユ
ニット56や定着装置9を全て交換しなくて良く、性耐
久が向上し低コスト化を図れる。離形剤塗布ユニット5
0の交換に際しては、ツマミネジ53の回すだけでよ
く、また、クリーニングユニット70の交換に際して
は、ピン83に対して取付け部71aを持ち上げたり落
とし込めば良いので、容易に交換でき、特別な知識や技
術を必要とせずメンテナンス性が非常によくなって更な
る低コスト化を図れ、かつ装置の使い勝手が向上する。
【0045】上述した各形態では、共通ユニット26,
56,76にベルト寄せ機構19を装備しているが、こ
の機構を備えない構成であってもよい。ハロゲンヒータ
17をベルト搬送ローラ16側に設けているが、この場
所に限定されるものではなく、例えば、ベルト搬送ロー
ラ15,16の間で定着ベルト14の内側に配置する構
成であっても構わない。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、寿命の短
い構成部品となる定着ベルトを備えた共通ユニットを本
体から離脱して、新たな共通ユニットを本体に装着する
だけで部品交換できるので、定着装置全てを交換しなく
て済み、特別な知識や技術も不要となるので、定着装置
の耐久性やメンテナンス性が向上し、同時に低コスト化
を図れる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、共通ユニッ
トを本体に着脱するだけで部品交換できるので、特別な
知識や技術も不要となり、定着装置の耐久性やメンテナ
ンス性が向上するとともに低コスト化を図りながら、熱
源を複数のベルト搬送ローラの少なくとも1つに配設す
るので熱源の占有スペースを低減できる、装置の小型化
を図れる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、ベルト寄り
防止機構を共通ユニットに設けたので、新たな共通ユニ
ットを本体に装着するだけで、面倒なベルト寄り検出部
材の交換作業をしなくて済むと共に、共通ユニット交換
するだけで良く定着装置全てを交換しなくて済み、特別
な知識や技術も不要となって定着装置の耐久性やメンテ
ナンス性が向上し、同時に低コスト化を図れる。また、
定着ベルトの蛇行移動がベルト寄り防止機構しで抑えら
れるので、定着時における記録材のシワの発生や定着画
像の乱れが低減でき、良質な複写物を得られる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、寿命の短い
構成部品となる定着ベルトや離形剤塗布手段を備えた共
通ユニットを本体から離脱して、新たな共通ユニットを
本体に装着するだけで部品交換できるので、定着装置全
てを交換しなくて済み、特別な知識や技術も不要とな
り、定着装置の耐久性やメンテナンス性が向上し、同時
に低コスト化を図れる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、離形剤塗布
手段を共通ユニットに着脱可能に設けるこどて、離形剤
塗布手段だけを共通ユニットから独立に離脱して新たな
ものと交換することができ、請求項4かかる発明の効果
に加えて、共通ユニットそのものの耐久性を向上では、
より低コスト化を図れる。
【0051】請求項6記載の発明によれば、寿命の短い
構成部品となる定着ベルトやクリーニング手段あるいは
離形剤塗布手段も一緒に備えた共通ユニットを本体から
離脱して、新たな共通ユニットを本体に装着するだけで
部品交換できるので、定着装置全てを交換しなくて済
み、特別な知識や技術も不要となり、定着装置の耐久性
やメンテナンス性が向上し、より低コスト化を図れる。
【0052】請求項7記載の発明によれば、クリーニン
グ手段単独、あるいは離形剤塗布手段が併設された場合
には、クリーニング手段と離形剤塗布手段の双方を共通
ユニットから離脱して新しいものと交換することができ
るので、共通ユニットそのものの耐久性がより一層向上
して、さらなる低コスト化を図れる。
【0053】請求項8記載の発明によれば、画像形成装
置本体より耐久性に乏しい定着装置を、装置本体に着脱
可能に設けることで、各定着ベルトやベルト寄せ防止機
構、離形剤塗布手段、クリーニング手段を単独あるいは
併設された共通ユニットを本体から離脱して新たな共通
ユニットを本体に装着するだけで部品交換できるので、
定着装置全てを交換しなくて済み、特別な知識や技術も
不要となり、画像形成装置の耐久性やメンテナンス性が
向上し、低コスト化を図れる。ベルト寄せ防止機構を設
けた共通ユニットを備えたものにおいては、定着ベルト
の蛇行移動が抑えられるので、定着時における記録材の
シワの発生や定着画像の乱れが低減でき、良質な複写物
を得られる。さらに、クリーニング手段単独や離形剤塗
布手段が共通ユニットに着脱自在なものにおいては、各
手段をそれぞれ共通ユニットから離脱して新しいものと
交換することができるので、共通ユニットそのものの耐
久性がより向上して、さらなる画像形成装置の低コスト
化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す画像形成装置の概
略構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す定着装置の概略構
成を示す組立て斜視図である。
【図3】図2に示す定着装置を本体と共通ユニットに分
割した状態を示す斜視図である。
【図4】本体と共通ユニットの内部概略構成と両者の着
脱動作を示す断面図である。
【図5】定着ベルトの巻き掛け状態と、ベルト寄せ防止
機構の概略構成を示す斜視図である。
【図6】ベルト寄せ防止機構の構成を示す側面図であ
る。
【図7】離形剤塗布手段を備えた定着装置を、本体と共
通ユニットと離形剤塗布手段とに分割した状態を示す斜
視図である。
【図8】離形剤塗布手段の構成と取付け状態を示す拡大
断面図である。
【図9】離形剤塗布部材の支持部の構成を示す拡大図で
ある。
【図10】離形剤塗布手段とクリーニング手段を備えた
定着装置における、本体と共通ユニットとクリーニング
手段とに分割した状態を示す斜視図である。
【図11】クリーニング手段の構成と取付け状態を示す
拡大断面図である。
【符号の説明】
5 装置本体 6 記録材 11 トナー画像 14 定着ベルト 14b 定着ベルトの表面 15,16 複数のベルト搬送ローラ 16a ローラ一端 17 熱源 18 加圧ローラ 19 ベルト寄り防止機構 20 本体 21 カバー 26,56,76 共通ユニット 46 付勢部材 45 ベルト寄り検出部材 47 ローラ端部変位手段 50 離形剤塗布手段 70 クリーニング手段 A 所定方向 B 反所定方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 550 B41J 29/00 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状の定着ベルトと、この定着ベルトを
    走行可能に支持する複数のベルト搬送ローラと、記録材
    上のトナー画像に熱を付加する熱源と、弾性を有し上記
    記録材を上記定着ベルトに押圧する加圧ローラとを備え
    た定着装置において、 上記加圧ローラを設ける本体と、上記本体に対して着脱
    可能なカバーとを備え、上記複数のベルト搬送ローラと
    上記定着ベルトと上記熱源とを上記カバーに設けて共通
    ユニットとして構成したことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の定着装置において、上記熱
    源を上記複数のベルト搬送ローラの少なくとも1つに配
    設したことを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の定着装置におい
    て、 上記複数のベルト搬送ローラの少なくとも1つのローラ
    の一端側に回転自在に支持されて上記定着ベルトと摺接
    可能に設けられたベルト寄り検出部材と、上記一端側を
    所定方向に変位させる付勢手段と、上記ベルト寄り検出
    部材と上記定着ベルトとの摺接時の摩擦力によって上記
    ベルト寄り検出部材に回転トルクが作用したとき、同ベ
    ルト寄り検出部材の回転運動を直線運動に変換して上記
    一端側を反所定方向に変位させるローラ端部変位手段と
    を有するベルト寄り防止機構を、上記共通ユニットに設
    けたことを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の定着装置にお
    いて、上記共通ユニットに、上記定着ベルトの表面に離
    型剤を塗布する離形剤塗布手段を設けたことを特徴とす
    る定着装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の定着装置において、上記離
    形剤塗布手段を上記共通ユニットに着脱可能に設けたこ
    とを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れか1つに記載の定着
    装置において、上記共通ユニットに、上記定着ベルトの
    表面を清掃するクリーニング手段を設けたことを特徴と
    する定着装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の定着装置において、上記ク
    リーニング手段を上記共通ユニットに着脱可能に設けた
    ことを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7の何れか1つに記載の定着
    装置が装置本体に着脱可能に設けられていることを特徴
    とする画像形成装置。
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