JP2000066388A - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents
感放射線性樹脂組成物Info
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Abstract
ともに、疎パターンと密パターンの寸法差が小さく、露
光マージンが良好なポジ型レジストとして好適な感放射
線性樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】(A)m−クレゾールおよび一般式(1)
で表されるフェノール化合物とアルデヒド化合物との反
応により得られたアルカリ可溶性ノボラック樹脂、およ
び(B)一般式(2)で表されるフェノール化合物およ
び一般式(3)で表されるフェノール化合物のナフトキ
ノンジアジドスルホン酸エステル、 【化1】 (1) [R1およびR2はアルキル基、シクロアルキル基、アル
コキシ基またはアリール基] 【化2】 (2) [X1およびX2は水素原子またはアルキル基;Pは1ま
たは2] 【化3】 (3) [X3は水素原子またはアルキル基;qは1または2]
Description
に関する。さらに詳しくはg線、i線等の紫外線、Kr
Fエキシマレーザー等の遠紫外線、シンクロトロン放射
線等のX線、電子線等の荷電粒子線の如き各種放射線、
特に紫外線、遠紫外線に感応する高集積回路作製用レジ
ストとして好適な感放射線性樹脂組成物に関する。
いて多く用いられているが、集積回路の高集積化に伴っ
て、スカムフリーで解像度、焦点深度に優れたレジスト
パターンを形成できるポジ型レジストが望まれている。
最近、このような高集積化による微細化に対応すること
を意図して開発された、ノボラック樹脂、低分子量フェ
ノール化合物、キノンジアジド化合物等の成分に特徴を
有するポジ型レジスト組成物が数多く提案されている。
例えば、特開平6−167805号公報には、解像度、
パターン断面形状(プロファイル)および焦点深度をバ
ランス改良する目的で、アルカリ可溶性樹脂と、特定の
分子構造を有するキノンジアジド系感光剤を含有するポ
ジ型レジスト組成物が記載されている。この組成物に使
用されるアルカリ可溶性樹脂は特に特定されておらず、
いずれのアルカリ性可溶性樹脂も使用することができる
と考えられる。しかし、該組成物は、疎パターンと密パ
ターンの寸法差が大きく(疎密依存性が大きい)、露光
マージンが不良であるという難点を有する。
好な解像度、パターン断面形状が得られるとともに、疎
パターンと密パターンの寸法差が小さく(疎密依存性が
小さい)、露光マージンが良好なポジ型レジストとして
好適な感放射線性樹脂組成物を提供することにある。本
発明者らは、鋭意検討した結果、アルカリ可溶性ノボラ
ック樹脂として特定のノボラック樹脂を採用することに
より、この目的を達成することができることを見出し
た。
(A)m−クレゾールおよび下記一般式(1)で表され
るフェノール化合物とアルデヒド化合物との反応により
得られたアルカリ可溶性ノボラック樹脂、および(B)
下記一般式(2)で表されるフェノール化合物および一
般式(3)で表されるフェノール化合物からなる群から
選ばれるフェノール化合物のナフトキノンジアジドスル
ホン酸エステル、を含有することを特徴とする感放射線
性樹脂組成物。
基、シクロアルキル基、アルコキシ基またはアリール基
である]
子またはアルキル基であり、Pは独立に1または2であ
る。]
あり、qは独立に1または2である。]
る。 (A)アルカリ可溶性ノボラック樹脂 本発明において用いられるアルカリ可溶性ノボラック樹
脂は、m−クレゾールと前記一般式(1)で表わされる
フェノール化合物(以下、「フェノール(a)」とい
う。)を必須のフェノール成分として合成されたアルカ
リ可溶性ノボラック樹脂(以下、「樹脂(A)」とい
う。)である。
としては、具体的には、2,4−ジメチルフェノール、
2−メチル−4−エチルフェノール、2−エチル−4−
メチルフェノール、2−メチル−4−t-ブチルフェノ
ール、2−t-ブチル−4−メチルフェノール、2,4
−ジt-ブチルフェノール、2−メチル−4−シクロヘ
キシルフェノール、2−シクロヘキシル−4−メチルフ
ェノール、2−メチル−4−メトキシフェノール、2−
メトキシ−4−メチルフェノール、2−メチル−4−フ
ェニルフェノール、2−フェニル−4−メチルフェノー
ルなどを挙げることができ、単独でまたは2種以上組み
合わせて用いることができる。上記例示のうち、好まし
いフェノール化合物としては、2,4−ジメチルフェノ
ール、2−メチル−4−t-ブチルフェノール、2−t-
ブチル−4−メチルフェノールを挙げることができる。
(a)以外のフェノール化合物(以下、「フェノール
(b)」という。)を必要に応じて用いることもでき
る。フェノール(b)としては、特に限定されないが、
例えばフェノール、o−クレゾール、p−クレゾール、
2,3−ジメチルフェノール、2,5−ジメチルフェノ
ール、3,4−ジメチルフェノール、3,5−ジメチル
フェノール、2,3,5−トリメチルフェノール、3,
4,5−トリメチルフェノール等を挙げることができ
る。なかでも、p−クレゾール、2,3−ジメチルフェ
ノール、2,5−ジメチルフェノール、3,4−ジメチ
ルフェノール、3,5−ジメチルフェノールおよび2,
3,5−トリメチルフェノールが好ましい。m−クレゾ
ールとフェノール(a)との組合わせ(場合によって
は、さらにフェノール(b)を含む組み合わせ)は特に
限定されず、フェノール(a)およびフェノール(b)は上記
の具体例の中から任意に選択できる。
ル/2,4−ジメチルフェノール、m−クレゾール/
2,4−ジメチルフェノール/p−クレゾール、m−ク
レゾール/2,4−ジメチルフェノール/2,3−ジメ
チルフェノール、m−クレゾール/2,4−ジメチルフ
ェノール/2,5−ジメチルフェノール、m−クレゾー
ル/2,4−ジメチルフェノール/3,4−ジメチルフ
ェノール、m−クレゾール /2,4−ジメチルフェノ
ール/2,3,5−トリメチルフェノール、m−クレゾ
ール/2−メチル−4−t-ブチルフェノール、m−ク
レゾール/2−メチル−4−t-ブチルフェノール/
2,3−ジメチルフェノール、m−クレゾール/2−メ
チル−4−t-ブチルフェノール/2,5−ジメチルフ
ェノール、m−クレゾール/2−t-ブチル−4−メチ
ルフェノール、m−クレゾール/2−t-ブチル−4−
メチルフェノール/2,3−ジメチルフェノール、m−
クレゾール/2−t-ブチル−4−メチルフェノール/
2,5−ジメチルフェノールなどを挙げることができ、
中でも、m−クレゾール/2,4−ジメチルフェノー
ル、m−クレゾール/2,4−ジメチルフェノール/p
−クレゾール、m−クレゾール/2,4−ジメチルフェ
ノール/2,3−ジメチルフェノール、m−クレゾール
/2,4−ジメチルフェノール/2,5−ジメチルフェ
ノール、m−クレゾール/2,4−ジメチルフェノール
/3,4−ジメチルフェノール、m−クレゾール/2,
4−ジメチルフェノール/2,3,5−トリメチルフェ
ノール、m−クレゾール/2−メチル−4−t-ブチル
フェノールなどの組み合わせが好ましい。
反応において使用されるフェノール化合物の総量を10
0重量部としたとき、5重量部以上50重量部未満が好
ましく、10〜40重量部の範囲がより好ましい。フェ
ノール(a)が少なすぎると解像度が低下し、多すぎると
得られる組成物の感度が著しく低下し、レジストとして
使用した場合に得られるパターン断面形状が劣るものと
なる。
例えばホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、ベン
ズアルデヒド、アセトアルデヒド、o−ヒドロキシベン
ズアルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−
ヒドロキシベンズアルデヒド、グリオキサール、グルタ
ルアルデヒド、テレフタルアルデヒド、イソフタルアル
デヒド等を挙げることができる。これらのうち、特に、
ホルムアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒドを
好適に用いることができる。これらのアルデヒド化合物
も単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。このアルデヒド化合物の使用量は、フェノール化
合物1モルに対し、0.4〜1.5モルが好ましく、より
好ましくは0.6〜1.0モルである。
縮合反応には、通常、酸性触媒が使用される。この酸性
触媒としては、例えば塩酸、硝酸、硫酸、ギ酸、シュウ
酸、酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸
等を挙げることができる。これらの酸性触媒の使用量
は、通常、フェノール化合物1モルに対し、5×10-4
〜1×10-1モルである。
ノール化合物が可溶な各種溶媒を使用することができ
る。これらの溶媒としては、例えばメタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル等のアルコール類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等の環状エーテル類、エチルメチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、2−ヘプタノン等の
ケトン類が挙げられる。これらの反応媒質の使用量は、
通常、反応原料100重量部当り、50〜1,000重
量部である。縮合反応の温度は、原料の反応性に応じて
適宜調整することができるが、通常30〜200℃であ
る。反応方法としては、フェノール化合物、アルデヒド
化合物、酸性触媒等を一括して反応容器に仕込む方法、
反応容器に予め酸性触媒を反応媒質とともに入れてお
き、該触媒の存在下にフェノール化合物およびアルデヒ
ド化合物を反応の進行とともに加えていく方法等を適宜
採用することができる。
応原料、酸性触媒、反応媒質等を除去するために、反応
混合物の温度を130℃〜230℃に上昇させ、減圧下
で揮発分を除去し、ノボラック樹脂を回収する方法、縮
合反応終了後に生成したノボラック樹脂を含む反応溶液
を、例えばエチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、3-メトキシプロピオン酸メチル、メチルイソ
ブチルケトン、ジオキサン、メタノール、酢酸エチル等
の良溶媒に溶解したのち、得られた溶液に水、n−ヘキ
サン、n−ヘプタン等の貧溶媒を混合してノボラック樹
脂を良溶媒溶液層として分離させ、分離した樹脂溶液層
を回収し、次いで減圧下で溶媒を留去することにより高
分子量画分からなるノボラック樹脂を得る方法もある。
樹脂の、ゲルパーミエイションクロマトグラフィ(GP
C)で測定されるポリスチレン換算重量平均分子量(以
下、「Mw」という)は、本発明の組成物を基材へ塗布
する際の作業性、レジストとして使用した際の現像性、
感度および耐熱性の点から、2,000〜20,000で
あることが好ましく、3,000〜15,000であるこ
とが特に好ましい。
エステル化合物 本発明に(B)成分として使用されるナフトキノンジアジ
ドスルホン酸エステル化合物(以下、ナフトキノンジア
ジド化合物(B)という)としては、前記一般式(2)で
表されるフェノール化合物および/または一般式(3)
で表されるフェノール化合物の1,2−ナフトキノンジ
アジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキノ
ンジアジド−5−スルホン酸エステルが好ましい。該キ
ノンジアジド化合物(B)は、例えば、一般式(2)また
は一般式(3)で表されるフェノール化合物と1,2−ナ
フトキノンジアジド−4−スルホニルクロリドまたは
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロリ
ドとを塩基性触媒の存在下で反応させることにより得ら
れる。得られたナフトキノンジアジド化合物(B)にお
ける全水酸基のエステル化の割合(平均エステル化率)
は、20%以上100%以下であり、好ましくは40%
以上95%以下である。平均エステル化率が低すぎる
と、パターン形成が難しく、高すぎると感度の低下、現
像性の悪化を招くことがある。ここで、用いられる一般
式(2)または/および一般式(3)で表されるフェノ
ール化合物としては、特に限定されるものではないが、
具体例として下記式に示す化合物が挙げられる。一般式
(2)で表されるフェノール化合物:
アジド化合物(B)以外の1,2−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸エステル(以下、「感光剤(C)」という)を
任意で用いることもできる。感光剤(C)としては、特
に限定されないが、具体的には下記に示すフェノール化
合物の1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステ
ルが挙げられる。
ルキル基、C1〜C4のアルコキシ基または水酸基であ
る。但し、a1〜a5、a6〜a10およびa11〜a15の各
群において少なくとも1つは水酸基である。]
通りである。但し、a16〜a20およびa21〜a23の各群
において少なくとも1つは水酸基である。また、b1〜
b4は、独立に水素原子またはC1〜C4のアルキル基で
ある]
アルキル基または水酸基である。但し、a29〜a32、a
33〜a37およびa38〜a42の各群において少なくとも1
つは水酸基である。]
通りである。但し、a42〜a47、a48〜a50、a51〜a
53およびa54〜a58の各群において少なくとも1つは水
酸基である。また、b5〜b8は、独立に水素原子または
C1〜C4のアルキル基である]
た通りである。但し、a59〜a63、 a64〜a68、a69
〜a73およびa74〜a78の各群において少なくとも1つ
は水酸基である。]
ジアジド化合物(B)は、樹脂(A)100重量部当た
り、5〜60重量部、特に10〜50重量部の割合で使
用することが好ましい。また、ナフトキノンジアジド化
合物(B)以外の1,2−ナフトキノンジアジドスルホ
ン酸エステルの配合量は、本発明の効果を損なわない限
り特に制限されない。また、本発明の組成物中に占める
1,2−キノンジアジドスルホニル残基の総重量は、組
成物の全固形分に対する割合として、好ましくは5〜5
0重量%、より好ましくは10〜30重量%となるよう
に調節される。
以外の成分を配合することができる。前記のナフトキノ
ンジアジド化合物(B)以外の1,2−ナフトキノンジア
ジドスルホン酸エステルもその一種であるが、他に次の
ようなものが例示できる。 溶解促進剤:本発明において、前記樹脂(A)のアルカ
リ溶解性を促進する目的で、溶解促進剤として低分子量
のフェノール化合物を添加する。この低分子量フェノー
ル化合物としては、ベンゼン環数が2または3でそれぞ
れのベンゼン環に少なくとも1つ以上の水酸基を有する
ものが適し、例えば下記式で表される化合物を例示する
ことができる。
重量部当り、50重量部以下であり、好ましくは10重
量部以上40重量部未満である。配合量が少なすぎると
感度、解像度が低下し、多すぎると得られるパターン断
面形状が低下する。
性や現像性を改良するために配合される。界面活性剤の
配合量は、樹脂(A)とナフトキノンジアジド化合物
(B)の合計量100重量部当たり、好ましくは2重量
部以下である。
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル
アセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルア
セテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレン
グリコールモノプロピルエーテルアセテート、トルエ
ン、キシレン、メチルエチルケトン、2−ヘプタノン、
3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノン、
2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−
2−メチルプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、
ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブ
タン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−
エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン
酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチ
ル、ピルビン酸エチル等を挙げることができる。さら
に、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルアセト
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピ
ロリドン、ジメチルスルホキシド、ベンジルエチルエー
テル、ジヘキシルエーテル、アセトニルアセトン、イソ
ホロン、カプロン酸、カプリル酸、1−オクタノール、
1−ノナノール、ベンジルアルコール、酢酸ベンジル、
安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチ
ル、γ−ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロピレ
ン、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテー
ト等の高沸点溶剤を添加することもできる。これらの溶
剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用され
る。
射線照射部の潜像を可視化させ、放射線照射時のハレー
ションの影響を少なくするために、染料や顔料を配合す
ることができ、また接着性を改善するために接着助剤を
配合することもできる。さらに必要に応じて保存安定
剤、消泡剤等も配合することもできる。
ジアジド化合物(B)および必要に応じて配合されるその
他の成分を、例えば固形分濃度が20〜40重量%とな
るように溶剤に溶解し、孔径0.2μm程度のフィルタ
ーで濾過することによって調製される。
に塗布して塗膜を形成し、この塗膜をプレベークしてレ
ジスト被膜を形成し、所望のレジストパターンを形成す
るように該レジスト被膜に選択的に放射線を照射し、次
に放射線を照射したレジスト被膜を現像液で現像する、
諸段階を有するレジストパターンの形成方法を提供す
る。
た本発明の組成物は、これを回転塗布、流延塗布、ロー
ル塗布等によって、例えばシリコンウエハーまたはアル
ミニウム等が被覆されたウエハーなどの基板に塗布され
る。次いでこれをプレベークすることによりレジスト被
膜を形成し、所望のレジストパターンを形成するように
レジスト被膜に放射線を照射し、現像液で現像すること
によりパターンの形成が行われる。この際用いられる放
射線としては、g線、i線等の紫外線が好ましく用いら
れるが、エキシマレーザー等の遠紫外線、シンクロトロ
ン放射線等のX線、電子線等の荷電粒子線の如き各種放
射線を用いることもできる。
成し、放射線照射を行った後、必要に応じて70〜14
0℃で加熱する操作(以下、「ポストベーク」とい
う。)を行い、その後に現像することによって、本発明
の効果をさらに向上させることもできる。
しては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、硅酸ナトリウム、メタ硅酸ナトリウム、
アンモニア水、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジ
エチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルア
ミン、メチルジエチルアミン、ジメチルエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ド、コリン、ピロール、ピペリジン、1,8−ジアザビ
シクロ−(5,4,0)−7−ウンデセン、1,5−ジ
アザビシクロ−(4,3,0)−5−ノナン等のアルカ
リ性化合物を、濃度が、例えば1〜10重量%となるよ
うに水に溶解してなるアルカリ性水溶液が使用される。
また、前記現像液には、水溶性有機溶媒、例えばメタノ
ール、エタノール等のアルコール類や界面活性剤を適量
添加して使用することもできる。なお、このようなアル
カリ性水溶液からなる現像液を使用した場合は、一般的
には、現像後、水で洗浄する。
が、本発明はこれらの実施例によって、なんら限定され
るものではない。なお、実施例中のMwの測定およびレ
ジストの評価は、以下の方法により行った。 Mw:東ソー社製GPCカラム(G2000HXL:2
本、G3000HXL:1本、G4000HXL:1本)を
用い、流量:1.0ml/分、溶出溶媒:テトラヒドロ
フラン、カラム温度:40℃の分析条件で、単分散ポリ
スチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマトグ
ラフ法により測定した。 解像度:0.35μmのラインアンドスペース(L/
S)パターンをラインとスペースの幅を1対1に解像す
るときの露光量(適正露光量)で、膜減りすることなく
ラインとスペースとを分離するライン・アンド・スペー
スパターンの最小寸法を走査型電子顕微鏡で測定した。 疎密依存性:適正露光量での0.35μmの1対10の
L/Sパターン(ラインの幅が0.35μmでスペース
の幅が3.5μmのパターン)のラインパターン寸法を
走査型電子顕微鏡で測定した。0.35μmに近い値ほ
ど疎密依存性が良好であることを意味する。 露光マージン:適正露光量(Eop)を0.35μmのラ
イン・アンド・スペースパターンが解像し始めるときの
露光量(Ec)で除して得られる値を露光マージンと
し、その値が大きいことは、良好な露光マージンを有し
ていることを意味する。 パターン断面形状:0.35μmのL/Sパターンの深
さ方向の断面形状を観察した。図1に示す形状を「矩
形」、図2に示す形状を「台形」とした。
に、m−クレゾール172.8g(1.6モル)、2,
4−ジメチルフェノール 48.8g(0.4モル)、
37重量%ホルムアルデヒド水溶液 121.6g(ホ
ルムアルデヒド:1.5モル)、シュウ酸2水和物 1
2.6g(0.1モル)およびメチルイソブチルケトン
554gを仕込み、内温を90〜100℃に保持して
攪拌しながら8時間縮合を行った。この樹脂溶液をイオ
ン交換水500gで2回水洗した。この樹脂のMwは、
4,600であった。得られたノボラック樹脂溶液 5
00gにn−ヘキサン600gを加え、30分間攪拌
し、1時間静置した。析出した樹脂層の上澄み液をデカ
ンデーションによって取り除き、下層の樹脂層を加熱減
圧下で残留メチルイソブチルケトンおよびn−ヘキサン
を留去し、ノボラック樹脂(樹脂(A−1)という)を
得た。このノボラック樹脂(A−1)のMwは、6,4
00 であった。
(1.4モル)、2,4−ジメチルフェノール 73.
2g(0.6モル)、37重量%ホルムアルデヒド水溶
液 121.6g(ホルムアルデヒド:1.5モル)、
p−トルエンスルホン酸1水和物 17.1g(0.09
モル)およびメチルイソブチルケトン561gに変えた
以外は合成例1と同様にしてノボラック樹脂(樹脂(A
−2)という)を得た。樹脂(A−2)のMwは7,4
00であった。
(1.0モル)、2,4−ジメチルフェノール 73.
2g(0.6モル)、2,3−ジメチルフェノール4
8.8g(0.4モル)、 37重量%ホルムアルデヒ
ド水溶液 145.9g(ホルムアルデヒド:1.8モ
ル)、p−トルエンスルホン酸1水和物 17.1g
(0.09モル)およびメチルイソブチルケトン 57
5gに変えた以外は合成例1と同様にしてノボラック樹
脂(樹脂(A−3)という)を得た。樹脂(A−3)の
Mwは7,600であった。
(1.4モル)、2,4−ジメチルフェノール 48.
8g(0.4モル)、p−クレゾール 21.6g
(0.2モル)、 37重量%ホルムアルデヒド水溶液
129.7g(ホルムアルデヒド:1.6モル)、p
−トルエンスルホン酸1水和物 17.1g(0.09モ
ル)およびメチルイソブチルケトン 556gに変えた
以外は合成例1と同様にしてノボラック樹脂(樹脂(A
−4)という)を得た。樹脂(A−4)のMwは7,9
00であった。
(1.0モル)、2,4−ジメチルフェノール 73.
2g(0.6モル)、2,5−ジメチルフェノール4
8.8g(0.4モル)、 37重量%ホルムアルデヒ
ド水溶液 145.9g(ホルムアルデヒド:1.8モ
ル)、p−トルエンスルホン酸1水和物 17.1g
(0.09モル)およびメチルイソブチルケトン 57
5gに変えた以外は合成例1と同様にしてノボラック樹
脂(樹脂(A−5)という)を得た。樹脂(A−5)の
Mwは7,900であった。
物の合成〉以下の合成において*を付したキノンジアジ
ドスルホン酸エステル化合物は本発明の条件を満たして
いないものである。合成例6 遮光下で、攪拌機、滴下ロートおよび温度計を備えたフ
ラスコに、式(2−3)で表される化合物 23.4g
(0.05モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5
−スルホン酸クロリド 33.5g(0.125モル)
およびジオキサン 353gを仕込み、攪拌しながら溶
解させた。ついで、フラスコを30℃にコントロールさ
れた水浴中に浸し、内温が30℃一定となった時点で、
フラスコ内の溶液にトリエチルアミン 14.1g
(0.14モル)を内温が35℃を越えないように滴下
ロートを用いて加え、同温度で2時間反応させた。その
後、析出したトリエチルアミン塩酸塩をろ過により取り
除き、濾液を大量の希塩酸水溶液中に注ぎ込んで反応生
成物を析出させ、ついで析出物を濾過し、回収し、真空
乾燥器中40℃で一昼夜乾燥してキノンジアジド化合物
(B−1)を得た。
8g(0.05モル)、1,2−ナフトキノンジアジド
−5−スルホン酸クロリド 33.5g(0.125モ
ル)、ジオキサン 350gおよびトリエチルアミン
14.1g(0.14モル)に変えた以外は、合成例6
と同様の操作によりキノンジアジド化合物(B−2)を
得た。
0g(0.05モル)、1,2−ナフトキノンジアジド
−5−スルホン酸クロリド 33.5g(0.125モ
ル)、ジオキサン 333gおよびトリエチルアミン
14.1g(0.14モル)に変えた以外は、合成例6
と同様の操作によりキノンジアジド化合物(B−3)を
得た。
(0.1モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸クロリド 67.1g(0.25モル)、ジ
オキサン 547gおよびトリエチルアミン 28.2
(0.28モル)に変えた以外は、合成例6と同様の操
作によりキノンジアジド化合物(b−1*)を得た。
(0.1モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸クロリド 40.2g(0.15モル)、ジ
オキサン 476gおよびトリエチルアミン 17.2
g(0.17モル)に変えた以外は、合成例6と同様の
操作によりキノンジアジド化合物(b−2*)を得た。
(0.1モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸クロリド 80.5g(0.3モル)、ジオ
キサン 701gおよびトリエチルアミン 33.3g
(0.33モル)に変えた以外は、合成例6と同様の操
作によりキノンジアジド化合物(b−3*)を得た。
(A)、溶解促進剤、キノンジアジド化合物および溶剤
を混合して、均一溶液としたのち、孔径0.2μmのメ
ンブランフィルターで濾過し、組成物の溶液を調製し
た。得られた溶液を、表面にシリコン酸化膜を有するシ
リコンウエハー上にスピンナーを用いて塗布して塗膜を
形成したのち、ホットプレート上で90℃にて2分間プ
レベークして厚さ0.86μmのレジスト被膜を形成し
た。ついで、レチクルを介して、(株)ニコン社製NS
R−2205i12D縮小投影露光機(レンズ開口数=
0.57)で波長365nm(i線)を用いて露光し、
2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド
水溶液により現像し、超純水でリンスし、乾燥し、レジ
ストパターンの形成を行った。得られたレジストパター
ンを調べ、各実施例の組成物のレジストパターンとして
の特性を評価した。結果を表2に示す。
ェノールをp−クレゾール 43.2gに変更した以外
は、合成例1と同様の操作を行って得られた、Mw6,
500のノボラック樹脂。 ・溶解促進剤:以下に示す構造のフェノール化合物。
なパターン断面形状が得られるとともに、解像度、疎密
依存性にも優れ、特に、露光マージンが改善される。そ
のため、本感放射線性樹脂組成物は高集積度の集積回路
作製用レジストとして好適に使用できる。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)m−クレゾールおよび下記一般式
(1)で表されるフェノール化合物とアルデヒド化合物
との反応により得られたアルカリ可溶性ノボラック樹
脂、および(B)下記一般式(2)で表されるフェノー
ル化合物および一般式(3)で表されるフェノール化合
物からなる群から選ばれるフェノール化合物のナフトキ
ノンジアジドスルホン酸エステル、を含有することを特
徴とする感放射線性樹脂組成物。 【化1】 (1)[式(1)中、R1およびR2は、独立に、アルキル
基、シクロアルキル基、アルコキシ基またはアリール基
である] 【化2】 (2)[式(2)中、X1およびX2は、独立に、水素原
子またはアルキル基であり、Pは独立に1または2であ
る。] 【化3】 (3)[式(3)中、X3は水素原子またはアルキル基で
あり、qは独立に1または2である。] - 【請求項2】請求項1の組成物であって、さらに(C)
ベンゼン環数が2または3で、各ベンゼン環に少なくと
も1つの水酸基を有する低分子量化合物を含有すること
を特徴とする感放射線性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24915698A JP3978885B2 (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 感放射線性樹脂組成物 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002244285A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-30 | Jsr Corp | 感放射線性樹脂組成物 |
KR100490763B1 (ko) * | 2001-05-09 | 2005-05-19 | 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 | 노볼락 수지, 그 제조방법 및 이것을 사용한 포지티브형포토레지스트 조성물 |
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KR100619520B1 (ko) | 2003-04-04 | 2006-09-12 | 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 | 토출 노즐식 도포법용 포지티브형 포토레지스트 조성물 및레지스트 패턴의 형성 방법 |
-
1998
- 1998-08-19 JP JP24915698A patent/JP3978885B2/ja not_active Expired - Lifetime
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