JP2001051419A - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents

感放射線性樹脂組成物

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JP2001051419A
JP2001051419A JP11224315A JP22431599A JP2001051419A JP 2001051419 A JP2001051419 A JP 2001051419A JP 11224315 A JP11224315 A JP 11224315A JP 22431599 A JP22431599 A JP 22431599A JP 2001051419 A JP2001051419 A JP 2001051419A
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mol
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dimethylphenol
resin
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JP11224315A
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Masahiro Akiyama
将宏 秋山
Kimiyasu Sano
公康 佐野
Shinichiro Iwanaga
伸一郎 岩永
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Original Assignee
JSR Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】C/Hパターン形成時に、良好なサイドローブ
マージンを備えた、スカムの発生が効果的に抑制された
ポジ型レジストとして好適な組成物を提供する。 【解決手段】(A)アルカリ可溶性ノボラック樹脂、
(B)フェノール性低分子化合物、及び(C)下記式: 【化1】 で表されるフェノール化合物のキノンジアジドスルホン
酸エステル化合物を少なくとも1種、を含有することを
特徴とする感放射線性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ可溶性樹
脂を含有する感放射線性樹脂組成物に関する。さらに詳
しくはg線、i線等の紫外線、KrFエキシマレーザー
等の遠紫外線、シンクロトロン放射線等のX線、電子線
等の荷電粒子線の如き各種放射線、特に紫外線、遠紫外
線に感応する高集積回路作製用レジストとして好適な感
放射線性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポジ型レジストは、集積回路の製造にお
いて多く用いられ、近年における集積回路の高集積化に
伴って、より解像度の向上したレジストパターンを形成
できるポジ型レジストが望まれている。
【0003】一般にポジ型レジストの解像度を向上させ
る方法として、キノンジアジド化合物の添加量を増やす
ことがある。しかしながら、キノンジアジド化合物の添
加量を増やすと現像性が悪化することになる。他方、プ
ロセス改良による解像度の向上としてステッパーの開口
係数(NA)を大きくする方法があるが、この場合には
焦点深度(フォーカス許容性)が狭くなる問題が生じ
る。
【0004】また、ラインアンドスペース(L/S)パ
ターンと異なって、コンタクトホール(C/H)パター
ンを形成する場合、集積度を高めるために超解像技術の
1種であるハーフトーン露光を採用することがある。こ
の場合、光の干渉を利用しているため、従来のレジスト
を用いると光の漏れにより本来パターンが形成されない
部分にパターンが形成されてしまう“サイドローブ”と
呼ばれるパターン欠陥が発生し、レジスト被膜の特性を
低下させ、ひいてはデバイスの歩留り低下を招く恐れが
ある。また、C/Hパターンを形成する場合には、スカ
ムが発生しやすいという問題がある。そのため、このハ
ーフトーン露光に適応したサイドローブマージン(サイ
ドローブが発生する時の露光量を適正露光量で割った
値)の大きい、スカムの発生が少ないC/Hパターン形
成に適したポジ型レジストが望まれている。
【0005】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、C/Hパタ
ーンでの良好サイドローブマージンを備えたポジ型レジ
ストとして好適な組成物を提供することにある。また、
スカムの発生が効果的に抑制されたポジ型レジストとし
て好適な組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記の
目的は、(A)アルカリ可溶性ノボラック樹脂、(B)
フェノール性低分子化合物、及び(C)下記式(1):
【0007】
【化2】 (1)で表されるフェノール化合物のキノンジアジドス
ルホン酸エステル化合物を少なくとも1種、を含有する
ことを特徴とする感放射線性樹脂組成物により達成する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。(A)アルカリ可溶性樹脂 本発明において用いられるアルカリ可溶性樹脂(以下、
「樹脂(A)」という。)の代表的な例としては、アル
カリ可溶性ノボラック樹脂が挙げられる。アルカリ可溶
性ノボラック樹脂としては、フェノール類とアルデヒド
類とを酸性触媒存在下で縮合して得られる樹脂であれば
特に制限されない。
【0009】この際使用されるフェノール類としては、
例えばフェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、
p−クレゾール、2,3−ジメチルフェノール、2,4
−ジメチルフェノール、2,5−ジメチルフェノール、
3,4−ジメチルフェノール、3,5−ジメチルフェノ
ール、2,3,5−トリメチルフェノール、3,4,5
−トリメチルフェノール、レゾルシノール、2−メチル
レゾルシノール、4−エチルレゾルシノール、ハイドロ
キノン、メチルハイドロキノン、カテコール、4−メチ
ル−カテコール、ピロガロール、フロログルシノール、
チモール、イソチモール等を挙げることができる。上記
例示のうち、好ましいフェノール類としては、フェノー
ル、m−クレゾール、p−クレゾール、2,3−ジメチ
ルフェノール、2,4−ジメチルフェノール、2,5−
ジメチルフェノール、3,4−ジメチルフェノール、
3,5−ジメチルフェノールおよび2,3,5−トリメ
チルフェノールが好ましい。これらのフェノール類は、
単独でまたは2種以上組み合わせて用いることもでき
る。
【0010】2種以上を組み合わせて用いる場合の好ま
しい組み合わせとしては、例えば、m−クレゾール/
2,3−ジメチルフェノール、m−クレゾール/2,4
−ジメチルフェノール、m−クレゾール/2,5−ジメ
チルフェノール、m−クレゾール/2,3,5−トリメ
チルフェノール、m−クレゾール/2,3−ジメチルフ
ェノール/2,4−ジメチルフェノール、m−クレゾー
ル/2,3−ジメチルフェノール/3,4−ジメチルフ
ェノール、m−クレゾール/2,4−ジメチルフェノー
ル/2,5−ジメチルフェノール、m−クレゾール/
2,5−ジメチルフェノール/3,4−ジメチルフェノ
ール、m−クレゾール/2,3−ジメチルフェノール/
2,3,5−トリメチルフェノール、m−クレゾール/
p−クレゾール/2,3−ジメチルフェノール、m−ク
レゾール/p−クレゾール/2,4−ジメチルフェノー
ル、m−クレゾール/p−クレゾール/2,5−ジメチ
ルフェノール、m−クレゾール/p−クレゾール/2,
3,5−トリメチルフェノール等を挙げることができ
る。
【0011】また、縮合させるアルデヒド類としては、
例えばホルムアルデヒド、トリオキサン、パラホルムア
ルデヒド、ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、プロ
ピルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、α−フェ
ニルプロピルアルデヒド、β−フェニルプロピルアルデ
ヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、m−ヒドロキ
シベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒ
ド、o−メチルベンズアルデヒド、m−メチルベンズア
ルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド、フルフラー
ル、グリオキサール、グルタルアルデヒド、テレフタル
アルデヒド、イソフタルアルデヒド等を挙げることがで
きる。これらのうち、特に、ホルムアルデヒド、o−ヒ
ドロキシベンズアルデヒドを好適に用いることができ
る。これらのアルデヒド類も単独でまたは2種以上を組
み合わせて用いることができる。このアルデヒド類の使
用量は、フェノール類1モルに対し、0.4〜2.0モ
ルが好ましく、より好ましくは0.6〜1.5モルであ
る。
【0012】フェノール類とアルデヒド類との縮合反応
には、通常、酸性触媒が使用される。この酸性触媒とし
ては、例えば塩酸、硝酸、硫酸、ギ酸、シュウ酸、酢
酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等を挙
げることができる。これらの酸性触媒の使用量は、通
常、フェノール類1モルに対し、1×10-5〜5×10
-1モルである。縮合反応は、無溶媒または、溶媒中で行
われる。溶媒としては、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール、プロピレングリコール
モノメチルエーテル等のアルコール類、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等の環状エーテル類、エチルメチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、2−ヘプタノン等のケ
トン類が挙げられる。これらの反応媒質の使用量は、通
常、反応原料100重量部当り、20〜1,000重量
部であり、好ましくは50〜800重量部である。縮合
反応の温度は、原料の反応性に応じて適宜調整すること
ができるが、通常10〜200℃である。反応方法とし
ては、フェノール類、アルデヒド類、酸性触媒等を反応
容器に一括して仕込む方法、反応容器に予め酸性触媒を
仕込んでおきその存在下にフェノール類、アルデヒド類
等を反応の進行とともに加えていく方法等を適宜採用す
ることができる。
【0013】縮合反応終了後のノボラック樹脂の回収
は、系内に存在する未反応原料、酸性触媒、反応媒質等
を除去するために反応温度を130℃〜230℃に上昇
させ、減圧下で揮発分を除去し、ノボラック樹脂を回収
する方法、生成したノボラック樹脂をエチレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート、3−メトキシプロピ
オン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、メ
チルイソブチルケトン、2−ヘプタノン、ジオキサン、
メタノール、酢酸エチル等の良溶媒に溶解した後、水、
n−ヘキサン、n−ヘプタン等の貧溶媒を混合して析出
させ、ついで析出した樹脂溶液層を分離し、ノボラック
樹脂の高分子量フラクションを回収する方法等がある。
【0014】また、本発明において使用するノボラック
樹脂のポリスチレン換算重量平均分子量(以下、「M
w」という。)は、本発明の組成物を基材へ塗布する際
の作業性、レジストとして使用する際の現像性、感度お
よび耐熱性の点から、2,000〜20,000であるこ
とが好ましく、3,000〜15,000であることが特
に好ましい。
【0015】なお、特にMwの高いノボラック樹脂を得
るためには、前記の方法等により得られたノボラック樹
脂を、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、3-メトキシプロピオン酸メチル、メチルイソブチ
ルケトン、2−ヘプタノン、ジオキサン、メタノール、
酢酸エチル等の良溶媒に溶解したのち、水、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン等の貧溶媒を混合し、次いで、析出す
る樹脂溶液層を分離し、高分子量のノボラック樹脂を回
収すればよい。(B)フェノール性低分子化合物 本発明において、前記ノボラック樹脂(A)のアルカリ
溶解性を促進する目的で、低分子量のフェノール化合物
を添加する。この低分子量のフェノール化合物として
は、ベンゼン環数が2〜5のフェノール化合物が好適で
あり、例えば下記式(2−1)〜(2−9)で表される
化合物を例示することができる。
【0016】
【化3】 [式(2−1)〜(2−3)中、 aおよびbは独立に
0〜3の整数であり(但し、aとbは同時に0ではな
い)、xおよびyは独立に0〜3の整数であり、そして
a+x≦5で、b+y≦5である。]
【0017】
【化4】 [式(2−4)および(2−5)中、 a、bおよびc
は独立に0〜3の整数であり(但し、同時に0ではな
い)、x、yおよびzは独立に0〜3の整数であり、そ
してa+x≦5、b+y≦4、c+z≦5である。]
【0018】
【化5】 [式(2−6)〜(2−8)中、 a、bおよびcは独
立に0〜3の整数であり(但し、同時に0ではない)、
x、yおよびzは独立に0〜3の整数であり、そしてa
+x≦5、b+y≦5、c+z≦5である。]
【0019】
【化6】 [式(2−9)中、 a、b、cおよびdは独立に0〜
3の整数であり(但し、同時に0ではない)、p,q,
rおよびsは独立に0〜3の整数であり、そしてa+p
≦5、b+q≦5、c+r≦5、 d+s≦5であ
る。]
【0020】該化合物のうち特に好ましくは、1,1−
ビス(2,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ア
セトン、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)アセトン、4,6−ビス[1−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−1−メチルエチル]−1,3−ジ
ヒドロキシベンゼン、4,6−ビス[1−(4−ヒドロ
キシフェニル)−1−メチルエチル]−1,3−ジヒド
ロキシ−2−メチルベンゼン、1,3−ビス[1−
(2,4−ジヒドロキシフェニル)−1−メチルエチ
ル]ベンゼン、1,4−ビス[1−(2,4−ジヒドロ
キシフェニル)−1−メチルエチル]ベンゼン、ビス
(2,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−
ヒドロキシフェニルメタン、ビス(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−
フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−[4−{1−(4−ヒドロキシフェニル)−
1−メチルエチル}フェニル]エタンである。かかる
(B)成分の配合量は、通常、樹脂(A)100重量部
当り、50重量部以下、好ましくは10〜35重量部で
ある。
【0021】(C)キノンジアジドスルホン酸エステル
化合物 本発明に使用されるキノンジアジドスルホン酸エステル
化合物(以下、キノンジアジド化合物(C)という)
は、式(1):
【0022】
【化7】 (1)で表されるフェノール化合物のキノンジアジドス
ルホン酸エステル化合物である。
【0023】上記式(1)で表されるフェノール化合物
は、ピロガロールとα−メチルスチレンとを酸性触媒を
用いて縮合させることにより合成することができる。こ
の場合、両反応原料は、通常1:2〜1:10のモル比
で用いられ、より好ましくは、1:2.2〜1:4のモ
ル比である。酸性触媒としては、塩酸、硫酸等の無機
酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸が挙
げられ、特に塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸が好
ましい。酸性触媒は、ピロガロールに対し、通常1当量
以下、好ましくは0.1〜0.5当量の範囲で用いられ
る。
【0024】この反応は、一般に溶媒中で行われる。反
応溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール等のアルコール類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等の環状エーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族溶媒、水等が挙げられ、メタノ
ール、ジオキサン、トルエンが特に好ましい。これらの
反応溶媒の使用量は、通常、反応原料100重量部当た
り、50〜500重量部であり、好ましくは100〜3
00重量部である。反応は、通常10℃〜沸点までの範
囲、特に40℃〜60℃の範囲の温度で行うことが好ま
しい。
【0025】キノンジアジド化合物(C)としては、例
えば、式(1)のフェノール化合物の1,2−ベンゾキ
ノンジアジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフ
トキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、1,2−
ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステルおよび
1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホン酸エステ
ルなどが挙げられ、特に、1,2−ナフトキノンジアジ
ド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸エステルが好ましい。
【0026】該キノンジアジド化合物(C)は、式
(1)のフェノール化合物とキノンジアジドスルホニル
クロリドとを塩基性触媒の存在下で反応させることによ
り得られる。通常、該エステル化反応は、サイドローブ
欠陥発生及び得られる組成物の感度低下を抑制する上
で、式(1)のフェノール化合物1モル当り通常0.8
〜1.0モル量のキノンジアジドスルホニルクロリドを
用いて行うことが好ましく、より好ましくは0.95〜
1.0モル量のキノンジアジドスルホニルクロリドを用
いて行う。キノンジアジド化合物(C)は、樹脂(A)
100重量部当たり、3〜30重量部、特に5〜15重
量部の割合で使用することが好ましい。
【0027】その他の配合剤 本願の組成物にはキノンジアジド化合物(C)以外のキ
ノンジアジドスルホン酸エステル化合物を配合すること
ができる。このようなその他のキノンジアジド化合物は
特に限定されるものではないが、具体例として下記式に
示すポリヒドロキシ化合物のキノンジアジドスルホン酸
エステル化合物が挙げられる。
【0028】
【化8】 [式中、Z1〜Z15は、独立に、水素原子、C1〜C4のア
ルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、または水酸基であ
る。但し、Z1〜Z5およびZ6〜Z10の各群において少
なくとも1つは水酸基である。また、A1は、水素原子
またはC1〜C4のアルキル基である]
【0029】
【化9】 [式中、Z16〜Z30は、前記Z1〜Z15に関して定義した
通りである。但し、Z16〜Z20、Z21〜Z25およびZ26
〜Z30の各群において少なくとも1つは水酸基である。
また、A2〜A4は、独立に、水素原子またはC1〜C4
アルキル基である]
【0030】
【化10】 [式中、Z31〜Z44は、前記Z1〜Z15に関して定義した
通りである。。但し、Z 31〜Z35およびZ36〜Z39の各
群において少なくとも1つは水酸基である。また、A5
〜A8は、独立に水素原子またはC1〜C4のアルキル基
である]
【0031】
【化11】 [式中、Z45〜Z58は、独立に、水素原子、ハロゲン原
子、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、
または水酸基である。但し、Z45〜Z48およびZ 54〜Z
58の各群において少なくとも1つは水酸基である。ま
た、A9およびA10は、独立に水素原子、C1〜C4のア
ルキル基である]
【0032】
【化12】 [式中、Z59〜Z80は、前記Z1〜Z15に関して定義した
通りである。但し、Z59〜Z63、Z64〜Z67、Z72〜Z
75およびZ76〜Z80の各群において少なくとも1つは水
酸基である。また、A11〜A18は、独立に水素原子また
はC1〜C4のアルキル基である]
【0033】
【化13】 [式中、Z81〜Z85は、前記Z1〜Z15に関して定義した
通りである。但し、Z81〜Z85、Z86〜Z89、Z90〜Z
93およびZ94〜Z98の各群において少なくとも1つは水
酸基である。また、A19〜A24は、独立に水素原子また
はC1〜C4のアルキル基である]
【0034】
【化14】 [式中、Z99〜Z121は、前記Z1〜Z15に関して定義し
た通りである。但し、Z9 9〜Z103、Z104〜Z108、Z
112〜Z116およびZ117〜Z121の各群において少なくと
も1つは水酸基である]
【0035】上記の任意的なキノンジアジドスルホン酸
を使用するか否かにかかわらず、本発明の組成物中に占
める1,2−キノンジアジドスルホニル残基の総重量
は、組成物の全固形分に対する割合として、好ましくは
5〜50重量%、より好ましくは10〜30重量%とな
るように調節される。
【0036】本発明の組成物には、必要に応じ、界面活
性剤等の添加剤を配合することができる。界面活性剤
は、組成物の塗布性や現像性を改良するために配合され
るものである。このような界面活性剤としては、例えば
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコールジラウ
リエート、ポリエチレングリコールジステアレート、メ
ガファックスF171、F172、F173、F47
1、R−07、R−08(商品名、大日本インキ社
製)、フロラードFC430、FC431(商品名、住
友スリーエム社製)、アサヒガードAG710、サーフ
ロンS−382、SC−101、SC−102、SC−
103、SC−104、SC−105、SC−106
(商品名、旭硝子社製)、KP341(商品名、信越化
学工業社製)、ポリフロー No.75、No.95(商
品名、共栄社油脂化学工業社製)、NBX−7、NBX
−8、NBX−15(商品名、ネオス社製)等が挙げら
れる。これらの界面活性剤の配合量は、各種配合剤を除
いた組成物の固形分100重量部当たり、好ましくは界
面活性剤の有効成分が2重量部以下である。
【0037】さらに本発明の組成物には、レジストの放
射線照射部の潜像を可視化させ、放射線照射時のハレー
ションの影響を少なくするために、染料や顔料を配合す
ることができ、また接着性を改善するために接着助剤を
配合することもできる。さらに必要に応じて保存安定
剤、消泡剤等も配合することもできる。
【0038】溶剤 本発明の組成物は、前述した樹脂(A)等の固形分を、
例えば固形分濃度が20〜40重量%となるように溶剤
に溶解し、孔径0.2μm程度のフィルターで濾過する
ことによって調製される。
【0039】この際に用いられる溶剤としては、例えば
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテ
ート、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、2−
ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロ
ヘキサノン、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−
ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、エトキシ
酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−
3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸
メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキ
シプロピオン酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピル
ビン酸メチル、ピルビン酸エチル等を挙げることができ
る。さらに、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチ
ルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ベンジルエ
チルエーテル、ジヘキシルエーテル、アセトニルアセト
ン、イソホロン、カプロン酸、カプリル酸、1−オクタ
ノール、1−ノナノール、ベンジルアルコール、酢酸ベ
ンジル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン
酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸
プロピレン、エチレングリコールモノフェニルエーテル
アセテート等の高沸点溶剤を添加することもできる。こ
れらの溶剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使
用される。
【0040】レジスト被膜の形成 溶液として調製された本発明の組成物は、これを回転塗
布、流延塗布、ロール塗布等によって、例えばシリコン
ウエハーまたはアルミニウム等が被覆されたウエハーに
塗布される。次いでこれをプレベークすることによりレ
ジスト被膜を形成し、所望のレジストパターンを形成す
るようにレジスト被膜に放射線を照射し、現像液で現像
することによりパターンの形成が行われる。この際用い
られる放射線としては、g線、i線等の紫外線が好まし
く用いられるが、エキシマレーザー等の遠紫外線、シン
クロトロン放射線等のX線、電子線等の荷電粒子線の如
き各種放射線を用いることもできる。
【0041】また本発明の組成物は、レジスト被膜を形
成し、プレベークおよび放射線照射を行った後、70〜
140℃で加熱する操作(以下、「ポストエクスポージ
ャーベーク(PEB)」という。)を行い、その後に現
像することによって、本発明の効果をさらに向上させる
こともできる。
【0042】上記レジスト被膜に対し使用する現像液と
しては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、硅酸ナトリウム、メタ硅酸ナトリウム、
アンモニア水、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジ
エチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルア
ミン、メチルジエチルアミン、ジメチルエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ド、コリン、ピロール、ピペリジン、1,8−ジアザビ
シクロ−(5,4,0)−7−ウンデセン、1,5−ジ
アザビシクロ−(4,3,0)−5−ノナン等のアルカ
リ性化合物を、濃度が、例えば1〜10重量%となるよ
うに水に溶解してなるアルカリ性水溶液が使用される。
【0043】また、前記現像液には、水溶性有機溶媒、
例えばメタノール、エタノール等のアルコール類や界面
活性剤を適量添加して使用することもできる。なお、こ
のようなアルカリ性水溶液からなる現像液を使用した場
合は、一般的には、現像後、水で洗浄する。
【0044】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例によって、なんら制約され
るものではない。なお、実施例中のMwの測定およびレ
ジストの評価は、以下の方法により行った。Mw :東ソー社製GPCカラム(G2000HXL:2
本、G3000HXL:1本、G4000HXL:1本)を
用い、流量:1.0ml/分、溶出溶媒:テトラヒドロ
フラン、カラム温度:40℃の分析条件で、単分散ポリ
スチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマトグ
ラフ法により測定した。感度 :透過率8%のハーフトーン型位相シフトマスクを
介して露光し、ピッチ1:2の0.35μmのマスクを
用いて、0.30μmのC/Hパターンを解像するとき
の露光量(適正露光量)を感度とした。現像性 :組成物のレジスト被膜を形成し、0.30μm
のC/Hパターン形成後のスカムや現像残りの程度を走
査型電子顕微鏡を用いて調べた。フォーカス許容性 :走査型電子顕微鏡を用い、適正露光
量において、解像される0.30μmのC/Hパターン
の寸法が、マスクの設計寸法の±10%以内となる場合
のフォーカスの振れ幅をフォーカスレンジとした。露光マージン :適正露光量(Eop)を0.30μmのC
/Hパターンが解像し始めるときの露光量(Ec)で割
った値を露光マージンとした。その値が大きいことは、
良好な露光マージンを有していることを意味する。サイドローブマージン :0.35μmのマスクを用い
て、ハーフトーン露光し、C/Hパターンを形成した
際、そのパターンの周辺にサイドローブが発生する時の
露光量(Elim)をEopで割った値をサイドローブマー
ジンとした。その値が大きいことは、良好なサイドロー
ブマージンを有していることを意味する。
【0045】〈樹脂(A)の合成〉合成例1 冷却管と攪拌装置を装着した2Lのセパラブルフラスコ
に、m−クレゾール172.8g(1.6モル)、2,
3−ジメチルフェノール 36.6g(0.3モル)、
3,4−ジメチルフェノール 12.2g(0.1モ
ル)、37重量%ホルムアルデヒド水溶液 121.6
g(ホルムアルデヒド:1.5モル)、シュウ酸2水和
物 12.6g(0.1モル)およびメチルイソブチル
ケトン554gを仕込み、内温を90〜100℃に保持
して攪拌しながら8時間縮合を行った。得られた反応溶
液をイオン交換水554gで3回水洗し、n−ヘプタン
554gを加え、30分攪拌した後、1時間静置した。
2層に分離した上層をデカンテーションによって除去
し、2−ヒドロキシプロピオン酸エチルを加え、残存メ
チルイソブチルケトン、n−ヘプタン、水を減圧濃縮に
よって除去し、ノボラック樹脂の2−ヒドロキシプロピ
オン酸エチル溶液を得た。得られたノボラック樹脂(樹
脂(A−1)という)のMwは、6,800であった。
【0046】合成例2 1Lのオートクレーブに、m−クレゾール 86.5g
(0.8モル)、2,3,5−トリメチルフェノール
27.2g(0.2モル)、37重量%ホルムアルデヒ
ド水溶液 64.9g(ホルムアルデヒド:0.80モ
ル)、シュウ酸2水和物 6.3g(0.05モル)お
よびジオキサン 284gを仕込み、油浴に浸し、反応
液の温度を130℃に保持して攪拌し、8時間縮合を行
なった。その後、室温まで冷却し、内容物をビーカーに
取り出して分離した下層(樹脂層)を分取した。得られ
た樹脂層を濃縮、脱水し、2−ヒドロキシプロピオン酸
エチルに溶解してノボラック樹脂の2−ヒドロキシプロ
ピオン酸エチル溶液を得た。得られたノボラック樹脂
(樹脂(A−2)という)のMwは6,600であっ
た。
【0047】合成例3 1Lのオートクレーブに、m−クレゾール 75.7g
(0.7モル)、2,4−ジメチルフェノール 36.
6g(0.3モル)、37重量%ホルムアルデヒド水溶
液 60.8g(ホルムアルデヒド:0.75モル)、
p−トルエンスルホン酸1水和物 5.7g(0.03
モル)およびメチルイソブチルケトン 280gを仕込
み、油浴に浸し、反応液の温度を130℃に保持して攪
拌し、6時間縮合を行なった。その後、室温まで冷却
し、イオン交換水 280gで3回水洗し、n−ヘプタ
ン 280gを加えて30分攪拌した。1時間静置した
後、2分離した上層をデカンテーションによって除去
し、2−ヒドロキシプロピオン酸エチルを加え、残存メ
チルイソブチルケトン、n−ヘプタン、水を減圧濃縮に
よって除去し、ノボラック樹脂の2−ヒドロキシプロピ
オン酸エチル溶液を得た。得られたノボラック樹脂(樹
脂(A−3)という)のMwは7,600であった。
【0048】合成例4 1Lのオートクレーブに、m−クレゾール 43.3g
(0.4モル)、p−クレゾール 21.6g(0.2
モル)、2,3−ジメチルフェノール 48.8g
(0.4モル)、37重量%ホルムアルデヒド水溶液
60.0g(ホルムアルデヒド:0.74モル)、p−
トルエンスルホン酸1水和物 5.7g(0.03モ
ル)およびメチルイソブチルケトン 284gを仕込
み、油浴に浸し、反応液の温度を130℃に保持して攪
拌し、6時間縮合を行なった。その後、室温まで冷却
し、イオン交換水 284gで3回水洗し、n−ヘプタ
ン 284gを加えて30分攪拌した。1時間静置した
後、2分離した上層をデカンテーションによって除去
し、2−ヘプタノンを加え、残存メチルイソブチルケト
ン、n−ヘプタン、水を減圧濃縮によって除去し、ノボ
ラック樹脂の2−ヘプタノン溶液を得た。得られたノボ
ラック樹脂(樹脂(A−4)という)のMwは7,60
0であった。
【0049】〈式(1)で表されるフェノール化合物の
合成〉合成例5 冷却管と攪拌装置を装着した3Lのセパラブルフラスコ
に、ピロガロール 252.2g(2.0モル)、α−
メチルスチレン 590.9g(5.0モル)、メタノ
ール1686gを仕込み、30℃で攪拌し均一溶液とし
た。そこへ、p−トルエンスルホン酸1水和物 38g
(0.2モル)を加え55℃で8時間攪拌した。反応溶
液を室温まで冷却した後、反応液を15Lの純水に投入
し、析出した結晶を濾過により回収した。回収した結晶
を酢酸エチル1.5Lに再溶解し、500mLの純水で
3回水洗した後、濃縮し、濃縮にn−ヘキサン1.5
Lを加えて、攪拌しながら20℃に冷却し、スラリー状
にした。該スラリーを濾過し、濾別した結晶をn−ヘキ
サンで洗浄し、得られた結晶を45℃で一昼夜減圧乾燥
して式(1)で表されるのフェノール化合物を550g
得た。
【0050】〈キノンジアジド化合物(C)の合成〉合成例6 遮光下で、攪拌機、滴下ロートおよび温度計を備えたフ
ラスコに、合成例5で合成したフェノール 36.2g
(0.1モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸クロリド 26.6g(0.099モル)お
よびジオキサン377gを仕込み、攪拌しながら溶解さ
せた。ついで、フラスコを30℃にコントロールされた
水浴中に浸し、内温が30℃一定となった時点で、フラ
スコ内の溶液にトリエチルアミン 11.0g(0.1
1モル)を内温が35℃を越えないように滴下ロートを
用いて加え、同温度で2時間反応させた。その後、析出
したトリエチルアミン塩酸塩をろ過により取り除き、得
られた濾液を大量の希塩酸水溶液中に注ぎ込んで反応生
成物を析出させた。ついで析出物を濾過し、回収し、真
空乾燥器中、40℃で一昼夜乾燥してキノンジアジド化
合物(B−1)を得た。
【0051】〈(C)成分以外のキノンジアジド化合物
の合成〉合成例7 仕込み材料を下記式で表される化合物 42.4g(0.
1モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホ
ン酸クロリド 67.1g(0.25モル)、ジオキサン
658gおよびトリエチルアミン28.3g(0.2
8モル)に変えた以外は、合成例6と同様の操作によ
り、キノンジアジド化合物(b−1)を得た。
【0052】
【化15】
【0053】合成例8 仕込み材料を下記式で表される化合物 56.0g
(0.1モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸クロリド 67.2g(0.25モル)、ジ
オキサン 739g、およびトリエチルアミン27.8
g(0.28モル)に変えた以外は、合成例6と同様の
操作により、キノンジアジド化合物(b−2)を得た。
【0054】
【化16】
【0055】合成例9 仕込み材料を下記式で表される化合物 36.4g
(0.1モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸クロリド 80.5g(0.3モル)および
ジオキサン 702gおよびトリエチルアミン36.4
g(0.36モル)に変えた以外は、合成例6と同様の
操作により、キノンジアジド化合物(b−3)を得た。
【0056】
【化17】
【0057】合成例10 仕込み材料を下記式で表される化合物 64.6g
(0.1モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸クロリド 40.2g(0.15モル)、ジ
オキサン 504g、N,N−ジメチルホルムアミド
126gおよびトリエチルアミン18.2g(0.18
モル)に変えた以外は、合成例6と同様の操作により、
キノンジアジド化合物(b−4)を得た。
【0058】
【化18】
【0059】合成例11 仕込み材料を下記式で表される化合物 49.7g
(0.1モル)、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸クロリド 53.7g(0.2モル)、ジオ
キサン 620gおよびトリエチルアミン24.3g
(0.24モル)に変えた以外は、合成例6と同様の操
作により、キノンジアジド化合物(b−5)を得た。
【0060】
【化19】
【0061】実施例1〜8、比較例1〜3 表1に示す組成割合で(但し、部は重量部である)、樹
脂(A)、低分子フェノール化合物、キノンジアジド化
合物、および溶剤を混合して、均一溶液としたのち、孔
径0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、組成物
の溶液を調製した。得られた溶液を、シリコン酸化膜を
有するシリコンウエハー上にスピンナーを用いて塗布し
たのち、ホットプレート上で90℃にて2分間プレベー
クして厚さ0.81μmのレジスト被膜を形成した。つ
いで、透過率8%のハーフトーン型位相シフトマスクを
介して、(株)ニコン社製NSR−2205i12D縮
小投影露光機(レンズ開口数=0.57)で波長365
nm(i線)を用いて露光し、次いでホットプレート上
で110℃にて1分間ポストベークをした。その後2.
38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶
液により現像し、超純水でリンスし、乾燥し、レジスト
パターンの形成を行った。得られたレジストパターンを
調べ、各実施例の組成物のレジストパターンとしての特
性を評価した。結果を表2に示す。
【0062】表1において、低分子量フェノール化合
物、および溶剤の種類は、次の通りである。 低分子量フェノール化合物 α:1,1−ビス(2,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)アセトン β:4,6−ビス[1−(4−ヒドロキシフェニル)−
1−メチルエチル]−1,3−ジヒドロキシベンゼン γ:4,6−ビス[1−(4−ヒドロキシフェニル)−
1−メチルエチル]−1,3−ジヒドロキシ−2−メチ
ルベンゼン 溶剤 S1:2−ヒドロキシプロピオン酸エチル S2:3−エトキシプロピオン酸エチル S3:2−ヘプタノン
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】本発明の感放射線性樹脂組成物は、C/
Hパターン形成時にサイドローブの発生が少なく、現像
性に優れ、良好な露光マージンを備えている。そのた
め、本感放射線性樹脂組成物は高集積度の集積回路作製
用レジストとして好適に使用できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 502R (72)発明者 岩永 伸一郎 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA02 AA03 AA04 AB16 AC03 AC04 AC08 AD03 BE01 CB29 CC20 4J002 CC031 CC041 CC051 CC061 EJ016 EJ036 EJ046 EV247 GP03 GQ05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アルカリ可溶性ノボラック樹脂、
    (B)フェノール性低分子化合物、及び(C)下記式
    (1): 【化1】 (1)で表されるフェノール化合物のキノンジアジドス
    ルホン酸エステル化合物の少なくとも1種、を含有する
    ことを特徴とする感放射線性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記キノンジアジドスルホン酸エステル化
    合物が、式(1)のフェノール化合物の1,2−ベンゾ
    キノンジアジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナ
    フトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、1,2
    −ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステルおよ
    び1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホン酸エス
    テルからなる群から選ばれる、請求項1記載の組成物。
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